Dell OpenManage Baseboard Management Controller Version 4.5 ユーザーガイド

  • こんにちは! Dell OpenManageベースボード管理コントローラユーティリティ4.5のユーザーズガイドについてご質問にお答えします。このガイドには、リモートでシステムを管理するための方法、IPMIシェルやSOLプロキシの使い方、各種設定手順などが詳しく解説されています。どのようなご質問でもお気軽にお尋ねください。
  • このユーティリティはどのようなシステムをサポートしていますか?
    BMCの設定方法は?
    IPMIシェルとは何ですか?
    SOLプロキシとは何ですか?
    このユーティリティのインストール方法は?
Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
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Dell OpenManage
ベースボード管理コントローラユーティリティ
4.5 ユーザーズガイド
はじめに
管理下システムの設定
BMC 管理ユーティリティの使用
既知の問題とよくあるお問い合わせ(FAQ
BMC 管理ユーティリティエラーコード
ターミナルモードのコマンド
エスケープキーシーケンス
シリアルポートコンソールリダイレクト
メモおよび注意
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: 手順に従わない場合は、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があることを示しています。
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
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本書で使用されている商標:Dell™DELL™ ロゴ、OpenManage™PowerVault™PowerConnect™、および PowerEdge™ は、Dell Inc. の商標で
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Hat® および Red Hat Enterprise Linux® は米国およびその他の国における Red Hat, Inc. の登録商標です。SUSE™ Novell, Inc. の登録商標です。Intel®
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商標または製品の権利を主張する事業体を表すためにその他の商標および社名が使用されていることがあります。それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に帰属するもの
ではありません。
2011 — 03
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はじめに
Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
最新情報
サポートされているシステムとオペレーティングシステム
BMC の設定と管理タスク
BMC 設定と管理ツール
その他の必要マニュアル
テクニカルサポートの利用法
Dell システムのベースボード管理コントローラ(BMC)は、システム基盤上のさまざまなセンサーと通信してシステムの重要なイベントを監
視し、特定のパラメータがプリセットしきい値を超えると、警告イベントやログイベントを送信します。BMC は業界標準の IPMI(インテリ
ジェントプラットフォーム管理インタフェース)仕様を採用しているため、システムをリモートで設定、監視、回復できます。BMC には以下
の機能があります。
システムのシリアルポートと統合 NIC によるアクセス
障害のログ記録と SNMP の警告
システムイベントログ(SEL)とセンサー状態へのアクセス
電源のオンとオフなどのシステム機能の制御
システムの電源や運用状況に依存しないサポート
システムセットアップ用のテキストコンソールリダイレクト、テキストベースのユーティリティ、オペレーティングシステムのコンソー
Linux Enterprise サーバーのシリアルコンソールインタフェースにシリアルオーバー LANSOL)でアクセス
デルでは、BMC にアクセスして管理操作を実行するための独自のユーティリティやプログラムを提供しています。以下の BMC インター
フェースを使用すると、システムの設定と管理を BMC から実行できます。
BMC 管理ユーティリティでは、リモートで帯域外 LAN やシリアルポートの電源制御、イベントログへのアクセス、コンソールリダイ
レクトなどができます。
x9xx システムのリモートアクセス設定ユーティリティを使用すると、プレオペレーティングシステム環境で BMC を設定できます。
Dell OpenManage Deployment Toolkit SYSCFG ユーティリティは、強力なコマンドライン設定ツールです。
Dell OpenManage Server Administrator では、リモートでイベントログ、電源制御、センサーのステータス情報などに帯域内でアク
セスして BMC を設定できます。
コマンドラインインタフェース(CLI)ツールは、センサーのステータス情報、システムイベントログ(SEL)アクセス、電源制御など
のコマンドラインツールを提供します。
さらに、標準的な市販のターミナルやターミナルエミュレータユーティリティから BMC にアクセスして、センサーのステータス情報の表示と
電源制御ができます。
最新情報
本リリースの BMC にアップデートはありません。
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サポートされているシステムとオペレーティングシステム
BMC 管理ユーティリティは、システムの電源を監視し、LCD 状態を表示、設定するための新しい IPMItool コマンドを実行して、対応
Microsoft Windows Linux システムが稼動する新しい Dell システムをサポートします。
対応システムおよびオペレーティングシステムのリストについては、ルートインストールフォルダの readme.txt ファイル、またはデルサ
ポートサイト support.jp.dell.com/manuals にある『 Dell システムソフトウェアサポートマトリックス』を参照してください。
メモ: この文書内の x9xx システムに関する説明は、PowerVault NX1950PowerVault 500PowerVault 600 の各システムにも
当てはまります。PowerEdge 840 システムに関する説明は、PowerVault 100 システムにも当てはまります。
メモ: 新しい電源モニタ機能は IPMIsh SOLProxy ではサポートされていません。
BMC の設定と管理タスク
以下の項では、BMC 管理ユーティリティを使用する前に管理下システムで BMC を設定するのに必要な基本タスクについて説明します。以下
の基本タスクがあります。
BMC の設定
BMC の管理
BMC の設定
プレブート環境で管理下システムに BMC を設定するには、次の方法を使用できます。
Dell Deployment ToolkitDTK
x9xx システムのリモートアクセス設定ユーティリティ
メモ: リモートアクセス設定ユーティリティは、 Dell PowerEdge x8xx システムでは BMC 設定モジュール、 xx0x システムでは
iDRAC 設定ユーティリティ xx1x システムでは iDRAC6 設定ユーティリティ と呼ばれています。
Dell Remote Access ControllerDRAC5 グラフィカルユーザーインタフェース(GUI
iDRAC6 Enterprise グラフィカルユーザーインタフェース(GUI
コマンドラインインタフェース(CLI
必要な設定タスクのスコープに応じて、管理ステーションからこれらを使用します。または、オペレーティングシステムが稼動する管理下シス
テムで Server Administrator ホームページの GUI または CLI を使用して BMC を設定することもできます。詳細については、ベースボード
管理コントローラの設定を参照してください。
BMC を使用したシステム管理
プレブート環境で BMC を管理したり、システムの BMC にアクセスしたりするには、BMC 管理ユーティリティを使用します。BMC 管理ユー
ティリティの使用を参照してください。オペレーティングシステムが稼動するシステムで BMC を設定したり、日常の BMC 管理タスクを実行
するには、Server Administrator ホームページの GUI を使用できます。Server Administrator を使用してシステムの BMC 機能を管理する
方法の詳細については、『 Server Administrator ユーザーズガイド』を参照してください。 1-1 BMC の設定マトリックスを示しま
す。
1-1 BMC 設定マトリクス
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イベント発生時の BMC の処置
イベント発生時にシステムの BMC を使用して処置を実行するには、 1-1 に記載した「イベント発生時の BMC 処置設定ガイドライン」に従
う必要があります。
1-1 イベント発生時の BMC 処置設定ガイドライン
機能 接続手
BMC 設定ツール 基本設定タスク 管理
ツール
システムリセット
システム電源オフ
システムパワーサ
イクル
LAN
Deployment Toolkit(プレオペレーティング
システム環境)
Server Administrator
プラットフォームイベントを
有効にする
警告処置を有効にする
該当な
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LAN 経由の基本的な BMC 警告
システムの BMC を使用して警告(プラットフォームイベントトラップ)を送信する場合は、 1-2 のリストに記載した BMC 設定ガイドライ
ンに従う必要があります。
メモ: LAN 共有は、NIC 選択設定オプションによって異なります。共有 および フェールオーバー のオプションが用意されていま
す。iDRAC6 Enterprise を使用している場合は、専用 の追加オプションも選択できます。共有、フェールオーバー、専用 の詳細につ
いては、リモートアクセス設定ユーティリティのオプションの表に記載した NIC 選択 オプションを参照してください。
1-2 BMC LAN 警告設定ガイドライン
機能 接続手段 BMC 設定ツール 基本設定タスク 管理ツール
プラットフォームイ
ベント警告(SNMP
トラップ)
LAN
x9xx システム上のリモートアクセ
ス設定ユーティリティ(プレオペ
レーティングシステム環境)
Deployment Toolkit(プレオペ
レーティングシステム環境)
Server Administrator
111 [NIC の選択] [共有][フェール
オーバー]、または [専用] に設定す
メモ: このオプションは Dell PowerEdge
x9xxxx0x、および xx1x システムのみで
使用可能です。
111 管理下システムで IP アドレス、サ
ブネットマスク、およびゲートウェ
イを設定する
111 VLAN を設定する(省略可)
111 警告を有効にする
111 警告の送信先 IP アドレスを設定す
111 ホスト名を設定する(省略可)
IT Assistant
LAN を経由の IPMI シェル
1-3 に、BMC 管理ユーティリティの IPMI シェル、または IPMItool を使用して LAN 上にあるシステムの BMC にアクセスする場合に実
行できる処置を示します。
1-3 BMC LAN アクセス設定ガイドライン
機能 接続手段 BMC 設定ツール 基本設定タスク 管理
ツー
リモー
SEL
アクセ
電源制
システ
ム識別
セン
サー情
LAN
x9xx システム上のリモートアクセス設定
ユーティリティ(プレオペレーティングシス
テム環境)
Deployment Toolkit(プレオペレーティン
グシステム環境)
Server Administrator
111 LAN 経由で管理下システムの IPMI を有効
にする
111 [NIC の選択] [共有][フェールオー
バー]、または [専用] に設定する
メモ: このオプションは Dell PowerEdge
x9xxxx0x、および xx1x システムのみで使用可
能です。
111 管理下システムで IP アドレス、サブネット
マスク、およびゲートウェイを設定する
111 IPMI 暗号化キーを設定する(省略可)
メモ: このオプションは Dell PowerEdge
x9xxxx0x、および xx1x システムのみで使用可
能です。
IPMI
シェ
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111 VLAN
を設定する(省略可)
111 BMC ユーザーを設定する
シリアルケーブル経由の IPMI シェル
BMC 管理ユーティリティの IPMI シェルを使用してシリアルケーブルでシステムの BMC にアクセスする場合は、 1-4 に記載した BMC
定ガイドラインに従う必要があります。
メモ: コンソールリダイレクトは、シリアルインタフェースを使用した場合には適用されません。
1-4 BMC シリアル設定ガイドライン
機能 接続手段 BMC 設定ツール 基本設定タスク 管理ツール
インタラ
クティブ
モード
リモート
SEL
クセス
電源制御
システム
識別
システム
情報
リモート
システム
BMC
へのアク
セス
ヌルモデムケーブルを
使用してシリアルチャ
ネルからアクセス
BIOS(プレオペレー
ティングシステム環
境)
Deployment
Toolkit(プレオペ
レーティングシステム
環境)
Server
AdministratorBMC
シリアルのみを有効に
する)
111 シリアルポート 1 BMC シリアル
に設定する
メモ: このオプションは Dell PowerEdge
x8xx システムでのみ使用可能です。
111 外部シリアルコネクタをリモートア
クセスに設定する
メモ: このオプションは Dell PowerEdge
x9xxxx0x、および xx1x システムのみ
で使用可能です。
IPMI シェル
(基本モー
ド)
ターミナルエ
ミュレーショ
ン(ターミナ
ルモードの
み)
システム
情報
リモート
システム
BMC
へのアク
セス
111 シリアルボーレートを管理ツールの
ボーレートと同じ値に設定する
111 BMC シリアル接続モードを IPMI
シェルの場合は [基本]、ターミナ
ルエミュレートの場合は [ターミナ
] に設定する
111 BMC ユーザーを設定する
LAN を介した SOL プロキシ
BMC 管理ユーティリティの SOL プロキシを使用して LAN でシステムのコンソールにアクセスする場合は、 1-5 に記載した BMC 設定ガイ
ドラインに従う必要があります。
1-5 BMC SOL 設定ガイドライン
機能 接続手段 BMC 設定ツール 基本設定タスク 管理ツール
テキストユーティリ
ティのコンソールリダ
イレクト
リモート BIOS 設定
Microsoft テキストの
コンソールリダイレク
LAN
BIOS(プレオペレーティング
システム環境)
x9xx システム上のリモートア
クセス設定ユーティリティ(プ
レオペレーティングシステム環
境)
Deployment Toolkit(プレオ
111 シリアルポート 1 [BMC
NIC] に設定する
メモ: このオプションは Dell
PowerEdge x8xx システムでのみ使用
可能です。
SOL
プロ
キシ
IPMI
シェ
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Linux テキストのコン
ソールリダイレクト
ペレーティングシステム環境)
Server Administrator
111 BIOS コンソールリダイレクトを
シリアルポート 1 に設定しま
す。
メモ: このオプションは Dell
PowerEdge x9xx システムでのみ使用
可能です。
111 コンソールリダイレクトを
[COM2 のコンソールリダイレク
トでオン] に設定する
メモ: このオプションは Dell
PowerEdge x9xxxx0x、および
xx1x システムのみで使用可能です。
リモートシステムで再
起動を強制し、コン
ソールリダイレクトを
アクティブ化
リモートシステムの
BMC へのアクセス
111 ボーレート、エミュレーションタ
イプなど、その他のコンソールリ
ダイレクトパラメータを設定しま
す。
111 LAN 経由で管理下システムの
IPMI を有効にする
111 管理下システムで IP アドレス、
サブネットマスク、およびゲート
ウェイを設定する
111 IPMI 暗号化キーを設定する(省
略可)
メモ: このオプションは Dell
PowerEdge x9xxxx0x、および
xx1x システムのみで使用可能です。
111 VLAN を設定する(省略可)
111 BMC ユーザーを設定する
BMC 設定と管理ツール
x9xx システム上のリモートアクセス設定ユーティリティ
x9xx システム上のリモートアクセス設定ユーティリティは、システム起動中にアクセスできる基本的な BMC の設定と設定変更の機能を提供
します。リモートアクセス設定ユーティリティは BMC の初回セットアップと設定のみに使用してください。高度な設定タスクに
は、Deployment Toolkit SYSCFG ユーティリティまたは Server Administrator バージョン 2.0 以降を使用する必要があります。
メモ: リモートアクセス設定ユーティリティは、 Dell PowerEdge x8xx システムでは BMC 設定モジュール、 xx0x システムでは
iDRAC 設定ユーティリティ、 xx1x システムでは iDRAC6 設定ユーティリティと呼ばれています。
Deployment Toolkit の使用
Deployment ToolkitDTKSYSCFG ユーティリティは、システムの BMC を初期導入の一環としてローカルに設定するための強力な
Microsoft Windows プレインストール環境(PE)と Linux コマンドラインインタフェースを提供します。DTK SYSCFG ユーティリティを使
用して、サポートされているすべての BMC 機能を設定します。さらに、Deployment Toolkit ユーティリティを使用して、同様のシステムの
システム設定を取得し、レプリケートすることもできます。DTK SYSCFG ユーティリティのインストールと設定方法の詳細について
は、Deployment Toolkit ユーティリティを使った BMC の設定を参照してください。
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BMC 管理ユーティリティの使用
BMC 管理ユーティリティは、BMC 対応機能を管理するためのリモート管理ステーションへのコマンドラインインタフェースを提供しま
す。BMC 管理ユーティリティは、リモートの管理ステーションから BMC を管理する場合や、管理下システムの緊急用管理コンソールとして
使用できます。このユーティリティには、BMC へのアクセスと管理にコマンドラインインタフェース(IPMI シェル)を使用するか、SOL
ロキシを使用するかのオプションがあります。BMC 管理ユーティリティを使用するには、次のタスクを実行する必要があります。
x9xx システム上でのリモートアクセス設定ユーティリティ、DTK SYSCFG ユーティリティ、または Server Administartor を使用し
BMC を設定します。
管理ステーションに BMC 管理ユーティリティをインストールします。
BMC 管理ユーティリティを使用する準備として、管理システム上で BMC を設定する手順については、管理下システムの設定
を参照してくだ
さい。
Server Administrator の使用
Server Administrator は、対応オペレーティングシステムを実行しているシステムの BMC をリモートで設定 / 管理するための便利で使いや
すい GUI を提供しています。Server Administrator を使用すると、プラットフォームイベントフィルタ(PEF)のパラメータや警告の送信先
など、最も適した BMC の機能を設定できます。さらに、Server Administrator はコマンドラインインタフェースとしても使用できま
す。Server Administrator を使用するには、システムにオペレーティングシステムがインストールされて機能していることが必要です。この
ため、Server Administrator は日常の BMC 管理タスクに最適ですが、プレブート設定を実行したり緊急用管理コンソールとして BMC にア
クセスするためのオプションではありません。Server Administrator を使用するには、以下のタスクを実行する必要があります。
Server Administrator を管理下システムにインストールします。
管理ステーションの対応ブラウザからリモートまたはローカルで Server Administrator のホームページにアクセスします。
BMC は管理下システムにリモートで設定するか、ローカルで設定します。
Server Administrator を使用してシステム BMC を設定および管理する方法については、デルサポートサイト
support.jp.dell.com/manuals の『 Dell OpenManage Server Administrator ユーザーズガイド』と『 コマンドラインインタフェース
ユーザーズガイド』を参照してください。
その他の必要マニュアル
このユーザーズガイド以外にも、デルサポートサイト support.jp.dell.com/manuals から以下のガイドを入手できます。マニュアル ペー
ジで、ソフトウェア® システム管理 をクリックします。右側の製品リンクをクリックして、ドキュメントにアクセスします。
Dell OpenManage ソフトウェアクイックインストールガイド』は、管理ステーション(コンソール)と管理下システムにインス
トールできるアプリケーションの概要と、対応オペレーティングシステムを実行しているシステムにコンソールおよび 管理下システム
のアプリケーションをインストールする手順について説明しています。
Dell OpenManage Server Administrator ユーザーズガイド』は、Server Administrator を使用してシステムの BMC を管理する
方法を詳しく説明しています。
Dell OpenManage Deployment Toolkit ユーザーズガイド』には、DTK ユーティリティをインストールして使用する方法が詳しく
記載されています。
Dell OpenManage Deployment Toolkit コマンドラインインタフェースリファレンスガイド』には、有効な BMC 関連のコマンド
ラインオプション、サブオプション、引数の全リストが含まれています。
DellDell OpenManage IT Assistant ユーザーズガイド』は、構内ネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)上の多
数のクライアントやサーバーシステムを監視 / 管理する方法について説明しています。
Dell Remote Access Controller 5 ユーザーズガイド』は、DRAC 5 コントローラのインストールと設定方法、および DRAC 5
使用して作動不能システムにアクセスする方法について詳しい情報を提供しています。
Dell システムソフトウェアサポートマトリックス』では、各種の Dell システム、各システムでサポートされているオペレーティン
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グシステム、各システムにインストールできる Dell OpenManage コンポーネントについて説明しています。
Dell システムの『 ユーザーズガイド』は、セットアップユーティリティを使用して BIOS を設定する方法と、システムにコンソールリ
ダイレクトを設定する方法について補足情報を提供しています。
『ブレードサーバー用 Integrated Dell Remote Access Controller 6 (iDRAC6) Enterprise ユーザーガイド』は、ブレードサーバー
用に iDRAC6 を設定して使用し、ネットワーク経由でリモートからお使いのシステムとその共有リソースを管理・監視する方法につい
て記載しています。
Integrated Dell Remote Access Controller 6 (iDRAC6) ユーザーガイド』では、タワー型およびラックサーバー用用に iDRAC6
を設定して使用し、ネットワーク経由でリモートからお使いのシステムとその共有リソースを管理・監視する方法について説明していま
す。
DRAC6 および CMC 向けコマンドラインリファレンスガイド 』では、iDRAC6 および CMC RACADM サブコマンド、対応イン
タフェース、プロパティデータベースグループ、およびオブジェクト定義に関する情報が記載されています。
用語集 は、本書で使用される用語についての情報を提供しています。
さらに、Dell OpenManage readme.txt ファイルには、BMC からシステムを管理するためのプログラムやユーティリティのインストールと
操作に関する最新情報が記載されています。readme は、『 Dell Systems Management Tools and Documentation DVD 』またはデルの
サポートサイト support.jp.dell.com/manuals から入手できます。
テクニカルサポートの利用法
このガイドに記載された手順がよくわからない場合や、お使いの製品が予想通りに実行されない場合は、ヘルプツールを使用してください。こ
れらのヘルプツールの詳細については、システムの『 インストールおよびトラブルシューティングガイド』の「困ったときは」または『ハード
ウェアオーナーズマニュアル』を参照してください。
さらに、Dell エンタープライズのトレーニングと検定もご利用いただけます。詳細については、www.dell.com/training を参照してくだ
さい。このサービスが提供されていない地域もあります。
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管理下システムの設定: Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
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管理下システムの設定
Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
BIOS の設定
ベースボード管理コントローラの設定
Deployment Toolkit ユーティリティを使った BMC の設定
Server Administrator を使った BMC の設定
BMC 管理ユーティリティを使い始める前に、実行する機能に必要なシステム BIOS、ネットワーク、Intelligent Platform Management
InterfaceIPMI)暗号化キー、シリアル接続設定などを設定して、BMC へのアクセスを有効にする必要があります。
メモ: IPMI 暗号化キーは、ファームウェアとアプリケーションの間で使用する暗号化キーを生成するための公開キーです。
また、BMC 管理ユーティリティ IPMI シリアル機能を使用するには、管理ステーションとターゲット BMC の該当するシリアル I/O ポートと
の間にヌルモデムケーブルを使用した正常な接続を確立しておく必要があります。
ここでは、BMC 管理ユーティリティを使用して BMC へのアクセスと管理を行うための準備に必要な手順を説明します。次の手順が説明され
ています。
BIOS の設定
ベースボード管理コントローラの設定
Dell OpenManage Deployment ToolKitDTKSYSCFG ユーティリティでの BMC の設定
Dell OpenManage Server Administrator での BMC の設定
BIOS の設定
ほとんどの設定では、BMC 管理ユーティリティを使用する前に、システム BOIS でシリアルポート設定とコンソールリダイレクトを設定する
必要があります。必要なシステム BIOS を設定するには、BIOS プログラムを使用する必要があります。BIOS 設定も Deployment Toolkit
または Server Administrator を使用して設定できます。
メモ: BIOS 設定方法の詳細については、お使いのシステムのユーザーズガイドを参照してください。
Dell PowerEdge x8xx/x9xx システムでのシステム BIOS の設定
111 システムの電源を入れるか、再起動します。
111 次のメッセージが表示された直後に <F2> を押します。
<F2> = Setup
システム設定 画面が表示されます。
メモ: <F2> を押す前にオペレーティングシステムのロードが開始した場合は、システムの起動が完了するのを待ってから、も
う一度システムを再起動し、この手順を実行してください。
111 上矢印または下矢印キーを使用して オンボードデバイス フィールドに移動し、<Enter> を押します。
111 上矢印または下矢印キーを使用して シリアルポート 1 フィールドに移動し、<Enter> を押します。
111 スペースバーを使用して、シリアルポートオプションを選択します。
管理下システムの設定: Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
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オプションは COM1COM3BMC シリアル、BMC NIC、オフ、および RAC(オプションで RAC がシステムにインストールされ
ている場合)です。
BMC を使用するには、シリアルポート 1 COM1 アドレスを使用し、通信はシリアルポートでも内蔵の共有 NIC でも行うことがで
きます。RAC 制御では COM1 アドレスだけが使用されます。コンソールリダイレクトがシリアルポート 1 を使用するように設定され
ている場合は、オフ COM3 は使用できません
111 シリアルケーブル接続を使用して BMC にアクセスする場合は、BMC シリアル を選択します。
111 SOL プロキシを使用している場合に共有 LAN BMC にアクセスするには、BMC NIC を選択します。
111 <Enter> を押すと、システム設定 画面に戻ります。
111 上矢印または下矢印キーを使用して コンソールリダイレクト フィー ルドに移動し、<Enter> を押します。
111 上矢印または下矢印キーを使用して コンソールリダイレクト オプ ションに移動し、スペースバーを使用してコンソールリダイレクト
機能を シリアルポート 1 に設定します。または、起動後にリダイレ クト を有効にすることもできます。
111 上矢印または下矢印キーを使用して フェールセーフボーレート オプ ションに移動し、スペースバーを使用して、必要に応じてコンソー
ルのフェールセーフボーレートを設定します。
11
11 上矢印または下矢印キーを使用して リモートターミナルの種類 オプ ションに移動し、必要に応じてスペースバーを使用して VT
100/VT 200 または ANSI を選択します。
11
11 <Enter> を押すと、システム設定 画面に戻ります。
11
11 <Esc> を押すと、BIOS プログラムが終了します。終了 画面には次のオプションが表示されます。
Save Changes and Exit (変更を保存して終了)
Discard Changes and Exit (変更を破棄して終了)
Return to Setup (セットアップへ戻る)
11
11 適切なオプションを選択し、システム設定を終了します。
Dell PowerEdge x9xx システムと xx0x システムでのシステム BIOS の設定
111 システムをオンにして再起動します。
111 次のメッセージが表示された直後に <F2> を押します。
<F2> = Setup
システム設定 画面が表示されます。
メモ: <F2> を押す前にオペレーティングシステムのロードが開始した場合は、システムの起動が完了するのを待ってから、も
う一度システムを再起動し、この手順を実行してください。
111 上矢印または下矢印キーを使用して シリアル通信 フィールドに移動し、<Enter> を押します。
111 適切なシリアル通信オプションを選択するには、スペースバーを押します。
111 コンソールリダイレクトに適したオプションを選択するには、<Enter> を押してします。次のオプションがあります。
コンソールリダイレクトなしでオン:COM1 COM2 が有効になり、オペレーティングシステムまたはアプリケーションで使用可能に
なります。コンソールリダイレクトが無効になります。これはデフォルトオプションです。
COM1 のコンソールリダイレクトでオン:COM1 を通して BIOS コンソールリダイレクトが有効になった場合、 COM1 ポートはオペ
管理下システムの設定: Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
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レーティングシステムを通してアプリケーションから使用できなくなります。
COM2 のコンソールリダイレクトでオン:COM2 を通して BIOS コンソールリダイレクトが有効になった場合、 COM2 ポートはオペ
レーティングシステムを通してアプリケーションから使用できなくなります。
オフ:COM1 COM2 は両方無効になり、オペレーティングシステムでもアプリケーションでも使用できなくなります。BIOS コン
ソールリダイレクトは無効になります。
メモ: SQL でコンソールリダイレクトを使用するには、COM2 のコンソールリダイレクトでオン を選択します。
111 上矢印または下矢印キーを使用して 外部シリアル通信 フィールドに移動し、<Enter> を押します。
111 スペースバーを使用して、適切な外部シリアル通信オプションを選択します。
使用可能なオプションは COM1COM2、および リモートアクセス です。デフォルトオプションは COM1 です。
メモ: リモートアクセス を使用して、シリアルケーブル接続から BMC にアクセスします。SOL を使用する場合と、LAN
BMC にアクセスする場合は、このオプションをどの値に設定してもかまいません。
111 <Enter> を押して選択します。
111 必要な場合は、スペースバーを使って起動後のリダイレクト の設定に移動して変更できます。
11
11 上矢印または下矢印キーを使用して フェールセーフボーレート オプションに移動し、必要に応じてスペースバーを使用し、コンソール
のフェールセーフボーレートを設定します。
11
11 上矢印または下矢印キーを使用して リモートターミナルの種類 オプションに移動し、必要に応じてスペースバーで VT 100/VT 200
または ANSI を選択します。
11
11 <Enter> を押すと、システム設定 画面に戻ります。
11
11 <Esc> を押すと、BIOS プログラムが終了します。終了 画面には次のオプションが表示されます。
Save Changes and Exit (変更を保存して終了)
Discard Changes and Exit (変更を破棄して終了)
Return to Setup (セットアップへ戻る)
メモ: ほとんどのオプションでは、加えた変更はすべて記録されますが、変更はシステムを再起動するまで有効になりません。
メモ: <F1> を押すと、システムセットアッププログラムのヘルプファイルが表示されます。
Dell PowerEdge xx1x システムでのシステム BIOS の設定
111 システムをオンにして再起動します。
111 次のメッセージが表示された直後に <F2> を押します。
<F2> = Setup
システム設定 画面が表示されます。
メモ: <F2> を押す前にオペレーティングシステムのロードが開始した場合は、システムの起動が完了するのを待ってから、も
う一度システムを再起動し、この手順を実行してください。
111 上矢印または下矢印キーを使用して シリアル通信 フィールドに移動し、<Enter> を押します。
111 適切なシリアル通信オプションを選択するには、スペースバーを押します。
111
コンソールリダイレクトに適したオプションを選択するには、
<Enter>
を押してします。次のオプションがあります。
管理下システムの設定: Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/SOFTWARE/smbmcmu/BMCMU_4_5/ja/ug/bmcugc0b.htm[10/26/2012 10:23:42 AM]
コンソールリダイレクトなしでオン:COM1 COM2 が有効になり、オペレーティングシステムまたはアプリケーションで使用可能に
なります。コンソールリダイレクトが無効になります。これはデフォルトオプションです。
COM1 のコンソールリダイレクトでオン:COM1 を通して BIOS コンソールリダイレクトが有効になった場合、 COM1 ポートはオペ
レーティングシステムを通してアプリケーションから使用できなくなります。
COM2 のコンソールリダイレクトでオン:COM2 を通して BIOS コンソールリダイレクトが有効になった場合、 COM2 ポートはオペ
レーティングシステムを通してアプリケーションから使用できなくなります。
オフ:COM1 COM2 は両方無効になり、オペレーティングシステムでもアプリケーションでも使用できなくなります。BIOS コン
ソールリダイレクトは無効になります。
メモ: SQL でコンソールリダイレクトを使用するには、COM2 のコンソールリダイレクトでオン を選択します。
111 上矢印または下矢印キーを使用して シリアルポートアドレスの選択 フィールドに移動し、COM1 または COM2 を選択します。
111 上矢印または下矢印キーを使用して適切な 外部シリアルコネクタ オプションに移動します。
使用可能なオプションは SerialDevice1SerialDevice2、および リモートアクセス です。
メモ: SOL には SerialDevice2 のみを使用します。
111 上矢印または下矢印キーを使用して フェールセーフボーレート オプションに移動し、必要に応じてスペースバーを使用し、コンソール
のフェールセーフボーレートを設定します。
111 上矢印または下矢印キーを使用して リモートターミナルの種類 オプションに移動し、必要に応じてスペースバーを使用して VT
100/VT 220 または ANSI を選択します。
11
11 上矢印または下矢印キーを使用して 起動後のリダイレクト の設定に移動し、変更します。
11
11 <Enter> を押すと、システム設定 画面に戻ります。
11
11 <Esc> を押すと、BIOS プログラムが終了します。終了 画面には次のオプションが表示されます。
Save Changes and Exit (変更を保存して終了)
Discard Changes and Exit (変更を破棄して終了)
Return to Setup (セットアップへ戻る)
メモ: ほとんどのオプションでは、加えた変更はすべて記録されますが、変更はシステムを再起動するまで有効になりません
メモ: <F1> を押すと、システムセットアッププログラムのヘルプファイルが表示されます。
SOL プロキシでの BIOS コンソールリダイレクトの使用
コンソールリダイレクトを使用すると、キーボードの入力と出力をシリアルポート経由でリダイレクトすることで、リモートからシステムをメ
ンテナンスできます。これで、コンソールベースのどの機能でも、どのオペレーティングシステムでも使用してサーバーにアクセスできるよう
になります。たとえば、DR-DOSLinuxinit 3)、Windows Special Administrative ConsoleSAC)などのオペレーティングシステム
やコンソールを使用してサーバーにアクセスできます。
デフォルトにより、Windows Server 2003 などの一部のオペレーティングシステムでは、BIOS にテキストコンソール出力を送信するように
自動的に設定されます。起動後にリダイレクト 機能をシステム BIOS で手動設定すると、オペレーティングシステムに見えない場合がありま
す。そのため、オペレーティングシステムの機能と BIOS リダイレクト機能の両方が有効になります。オペレーティングシステムとその設定に
よって、結果が異なる可能性があります。デルでは、以下の手順を推奨しています。
DR-DOS DR-DOS にはシリアルコンソール出力を設定しないでください。起動後にシステム BIOS でコンソールリダイレクトを有効にし
ます。
Windows Special Administrative ConsoleSAC): Windows SAC にはシリアルコンソールリダイレクトを設定しないでくださ
管理下システムの設定: Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/SOFTWARE/smbmcmu/BMCMU_4_5/ja/ug/bmcugc0b.htm[10/26/2012 10:23:42 AM]
い。起動後にシステム BIOS でコンソールリダイレクトを有効にします。
Linux:システム BIOS の再起動後にコンソールリダイレクトを設定しないでください。Linux にコンソールリダイレクトを設定するに
は、Linux オペレーティングシステム用インストールとセットアップに記載されているタスクを実行します。
メモ: シリアルターミナルからの BIOS 設定操作に使用するキー操作については、エスケープキーシーケンスのリストを参照してくだ
さい
ベースボード管理コントローラの設定
システムの起動中に x9xx システムでリモートアクセス設定ユーティリティを使用して、BMC の基本的な設定を実行できます。 2-1 を参照
してください。高度な設定オプションについては、『Deployment Toolkit ユーザーズガイド』の DTK SYSCFG ユーティリティの説明を参照
してください
メモ: Dell PowerEdge x9xx システムのリモートアクセス設定ユーティリティは、 x8xx システムでは BMC 設定モジュール、 xx0x
システムでは iDRAC 設定ユーティリティ、xx1x システムでは iDRAC6 設定ユーティリティと呼ばれます。iDRAC 設定ユーティリ
ティの詳細については、デルサポートサイト support.jp.dell.com/manuals にある『Integrated Dell Remote Access
Controller ユーザーズガイド』を参照してください。
2-1 x9xx システムのリモートアクセス設定ユーティリティ
x9xx システムのリモートアクセス設定ユーティリティの起動
111 システムの電源を入れるか、再起動します。
111 POST 後、プロンプトが表示されたときに、<Ctrl-E> を押します。
<Crtl-E> を押す前にオペレーティングシステムのロードが開始された場合は、システムの起動が完了するのを待ってから、もう一度
システムを再起動し、この手順を実行してください
リモートアクセス設定ユーティリティのオプション
2-1 に、リモートアクセス設定ユーティリティのオプション一覧と、管理下システムで BMC を設定する方法を示します。設定をすべて入力
したら、<Esc> を押して次のいずれかを選択してください。
変更を保存して終了する - リモートアクセス設定ユーティリティで入力したエントリを保存します。
変更を破棄して終了する - リモートアクセス設定ユーティリティで入力したエントリをすべて元に戻します。
管理下システムの設定: Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/SOFTWARE/smbmcmu/BMCMU_4_5/ja/ug/bmcugc0b.htm[10/26/2012 10:23:42 AM]
セットアップへ戻る - リモートアクセス設定ユーティリティを使用して続けます。
2-1 x9xx システムのリモートアクセス設定ユーティリティ
オプション 説明
iDRAC6 LAN
メモ: このオプション
Dell PowerEdge
xx1x システム上の
iDRAC6 設定ユーティ
リティで使用可能で
す。
iDRAC6 LAN を有効 / 無効にします。LAN は、ウェブインタフェース、SM-CLP コマンドラインインタフェー
スへの Telnet/SSH アクセス、コンソールリダイレクト、仮想メディアなど iDRAC6 アイテムの使用を許可するた
めに有効にする必要があります。
IPMI オーバー LAN 共有ネットワークコントローラへの帯域外 LAN チャネルのアクセスを有効または無効にします。
メモ: オフを選択すると、iDRAC Dell PowerEdge xx1x システム上の LAN インタフェース経由で到着する
IPMI メッセージを受け入れません
NIC の選択
メモ: このオプション
Dell PowerEdge
x9xxxx0xxx1x
システムのみで使用可
能です。
設定オプションを表示します。
共有
ネットワークインタフェースをホストオペレーティングシステムと共有するには、このオプションを選択し
ます。リモートアクセスデバイスのネットワークインタフェースは、ホストオペレーティングシステムに
NIC チームを設定すると完全に機能します。
リモートアクセスデバイスは、データの受信は NIC 1 NIC 2 で行いますが、データの送信は NIC 1 から
のみ行います。
NIC 1 が故障すると、リモートアクセスデバイスにアクセスできなくなります。
メモ: NIC 2 PowerEdge 1900 システムでは使用できません
フェイルオーバー
ネットワークインタフェースをホストオペレーティングシステムと共有するには、このオプションを選択し
ます。リモートアクセスデバイスのネットワークインタフェースは、ホストオペレーティングシステムに
NIC チームを設定すると完全に機能します。
リモートアクセスデバイスは NIC 1 NIC 2 からデータを受信しますが、データの送信は NIC 1 からのみ
行います。 NIC 1 が故障した場合、リモートアクセスデバイスはデータ伝送のすべてを NIC 2 にフェール
オーバーします。
リモートアクセスデバイスはデータの送信に NIC 2 を引き続き使用します。NIC 2 が故障した場合、リ
モートアクセスデバイスはデータ伝送のすべてをまた NIC 1 にフェールオーバーします。
メモ: このオプションは PowerEdge 1900 システムでは選択できません
専用
このオプションは、リモートアクセスデバイスから iDRAC6 Enterprise 上の専用ネットワークインタ
フェースを使用できるようにする場合に選択します。このインタフェースはホストオペレーティングシステ
ムとは共有されず、管理トラフィックを別の物理ネットワークに転送するため、アプリケーションのトラ
フィックから分離できます。
メモ: このオプションは iDRAC6 Enterprise でのみ使用可能です。
LAN パラメータ
RMCP+ 暗号キー
メモ: このオプションは PowerEdge x9xxxx0x、および xx1x システムのみで使用可能です。
管理下システムの設定: Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/SOFTWARE/smbmcmu/BMCMU_4_5/ja/ug/bmcugc0b.htm[10/26/2012 10:23:42 AM]
キーは IPMI セッションの暗号化に使用されます。暗号化キーは最大 20 組の 20 バイトを表す ASCII 16 進数
として入力されます。
例: 01FA3BA6C812855DA001FA3BA6C812855DA0A0A0
IP アドレスソース ネットワークコントローラに 静的 IP アドレスを割り当てるか DHCP アドレスを割り当てるかを表示します。
Ethernet IP アドレス BMC の静的 IP アドレス。このフィールドの最大値は 255.255.255.255 に制限されています。
次の IPv4 ルールが適用されます。
IP アドレスに 127.xxx.xxx.xxx は設定できない(xxx 0 255 間の数字)
最初のオクテットは 1 223 (たとえば、143.xxx.xxx.xxx)でなければなりません
メモ: BMC DHCP サーバーに接続できない場合、169.254.0.2 IP アドレスと 255.255.0.0 のサブネット
マスクが必要になります。
MAC アドレス このフィールドは読み取り専用です。
ネットワークコントローラの BMC MAC アドレスを表示します。
サブネットマスク 静的 IP アドレスのサブネットマスク
メモ: BMC DHCP サーバーに接続できない場合、169.254.0.2 IP アドレスと 255.255.0.0 のサブネット
マスクが必要になります。
デフォルトゲートウェ
静的 IP アドレスの IP ゲートウェイ。
VLAN 有効 仮想 LAN ID を有効または無効にします。
VLAN ID
[VLAN 有効] [オフ] に設定されている場合は、このフィールドは読み取り専用です。
値を入力するには、別のフィールドから VLAN ID フィールドに移動します。
仮想 LAN ID の有効値は 1 4094 の数字です。
メモ: 指定の範囲(1 4094)外の値を入力した場合、最も近い有効範囲の数が使用されます。
VLAN
[VLAN 有効] [オフ] に設定されている場合は、このフィールドは読み取り専用です。
VLAN の優先順位を指定します。有効な値の範囲は優先順位 0 優先順位 7 です。
iDRAC6 名の登録
メモ: このオプション
Dell PowerEdge
xx1x システム上の
iDRAC6 設定ユーティ
リティで使用可能で
す。
オン を選択すると、DNS サービスに iDRAC6 名を登録できます。DNS でユーザーが iDRAC6 を見つけられない
ようにするには、オフ を選択します。
iDRAC6
メモ: このオプション
Dell PowerEdge
xx1x システム上の
iDRAC6 設定ユーティ
リティで使用可能で
す。
iDRAC6 名の登録 オン に設定すると、<Enter> キーを押して 現在の DNS iDRAC6 テキストフィールド
を編集できます。iDRAC6 名の編集が終了したら <Enter> キーを押します。前のメニューに戻るには、<Esc>
キーを押します。iDRAC6 名は有効な DNS ホスト名でなければなりません
LAN 警告を有効にする LAN 警告を有効または無効にします。
警告ポリシーエントリ
1
最初の警告の送信先を有効または無効にします。
警告送信先 1 [LAN 警告を有効にする] [オフ] に設定されている場合は、このフィールドは読み取り専用です。
管理下システムの設定: Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/SOFTWARE/smbmcmu/BMCMU_4_5/ja/ug/bmcugc0b.htm[10/26/2012 10:23:42 AM]
最初の警告送信先の IP アドレスを入力します。左右の矢印キーを使って各オクテットに移動します。テンキーを
使って各オクテットを入力します。
次の IPv4 ルールが適用されます。
IP アドレスに 127.xxx.xxx.xxx は設定できない(xxx 0 255 間の数字)
最初のオクテットは 1 223 でなければならない(すなわち 143.xxx.xxx.xxx
最後のオクテットは 0 または 255 でなければならない
xxx.xxx.xxx.0 または xxx.xxx.xxx.255
ホスト名文字列 プラットフォームイベントトラップを発信元のシステムと関連付けるために使用する管理下システムホスト名を指定
します。
英数字を使用します。ただし、「-」以外の記号やスペースは不可
スマートカードのログ
オン
スマートカードのログオンを有効にするには 有効 を選択します。スマートカードのログオンを有効にすると、CLI
帯域外インタフェースがすべて無効になります。スマートカードのログオンを無効にするには 無効 を選択して、ス
マートカードのログオンを無効にします。コマンドライン帯域外インタフェースがすべてデフォルト状態に設定され
ます。RACADM と共に有効にする を選択して、スマートカードログオンとリモート RACADM を有効にします。
その他の CLI 帯域外インタフェースがすべて無効になります。
メモ: このオプションは xx0x xx1x システムのみで使用可能です。
IPv6 の設定 IPv6 LAN 設定を指定します。
メモ: このオプションは xx1x システム上の iDRAC6 設定ユーティリティで使用可能です。詳細については、デル
サポートサイト support.jp.dell.com/manuals にある『Integrated Dell Remote Access Controller ユー
ザーズガイド』を参照してください
LAN 詳細パラメータ
メモ: このオプションは、システムに DRAC カードがインストールされている場合にのみ使用可能です。
専用 NIC 設定オプション
NIC
NIC を有効または無効にします。
オートネゴシエート LAN 速度のオートネゴシエーションを有効または無効にします。
LAN の速度設定 [オートネゴシエート] [有効] に設定されている場合は、このフィールドは読み取り専用です。
LAN 速度設定を 10 または 100 Mbps に設定します。
LAN の二重設定 [オートネゴシエート] [有効] に設定されている場合は、このフィールドは読み取り専用です。
LAN 通信方法を半二重または全二重に設定します。
DNS 設定オプション
DHCP からの DNS
サーバー
オン = DNS サーバーの IP アドレスが DHCP によって割り当てられます。
オフ = DNS サーバーの IP アドレスが手動で設定されます。
DNS サーバー 1 [DHCP からの DNS サーバー] [オン] に設定されている場合は、このフィールドは読み取り専用です。
DNS サーバー 1 IP アドレスを入力します。
次の IPv4 ルールが適用されます。
IP アドレスに 127.xxx.xxx.xxx は設定できない(xxx 0 255 間の数字)
最初のオクテットは 1 223 でなければならない(すなわち 143.xxx.xxx.xxx
最後のオクテットは 0 または 255 でなければならない
xxx.xxx.xxx.0 または xxx.xxx.xxx.255
DNS サーバー 2 [DHCP からの DNS サーバー] [オン] に設定されている場合は、このフィールドは読み取り専用です。
DNS サーバー 2 IP アドレスを入力します。
次の IPv4 ルールが適用されます。
管理下システムの設定: Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/SOFTWARE/smbmcmu/BMCMU_4_5/ja/ug/bmcugc0b.htm[10/26/2012 10:23:42 AM]
IP アドレスに 127.xxx.xxx.xxx は設定できない(xxx 0 255 間の数字)
最初のオクテットは 1 223 でなければならない(すなわち 143.xxx.xxx.xxx
最後のオクテットは 0 または 255 でなければならない
xxx.xxx.xxx.0 または xxx.xxx.xxx.255
RAC 名の登録 オン = 現在の DNS RAC 名を入力できます。
RAC 名の登録 [RAC 名の登録] [オフ] に設定されている場合、このフィールドは読み取り専用です。
1 32 までの英数字、スペース、および記号を使って、現在の DNS RAC 名を入力します。<Enter> を押すと、
値が保存されます。<Esc> を押すと、フィールドが保存されずに終了します。
DHCP からのドメイン
ドメイン名をオン / オフに切り替えます。
ドメイン名 [DHCP からの DNS サーバー] [オン] に設定されている場合は、このフィールドは読み取り専用です。
1 64 までの英数字、スペース、および記号を使って、ドメイン名を入力します。<Enter> を押すと、値が保存
されます。<Esc> を押すと、フィールドが保存されずに終了します。
仮想メディアの設定
メモ: このオプションは、システムに DRAC カードがインストールされている場合にのみ使用可能です。
仮想メディア 仮想メディアドライブを連結または分離します。
仮想フラッシュ 仮想フラッシュメモリを有効または無効にします。
LCD の設定 LCD 上で仮想キーボードビデオマウス(vKVM)のセッション状態と LCD へのアクセスレベルを設定します。
LCD ユーザー定義文字
システム LCD 上のユーザー定義テキストラインを設定します。
LCD システム電力単位 システム電力の単位を設定します。
LCD 周辺温度単位 周辺温度の単位を設定します。
LCD エラー表示 エラー表示フィールドを設定します。
LCD フロントパネルア
クセス
LCD 上でデータの表示、表示と変更、またはロックを許可します。
LCD のリモート KVM
表示
LCD vKVM セッションのステータスを有効または無効にします。
LAN ユーザー設定 ユーザー ID=2 のユーザー名、ユーザーパスワード、ユーザー特権を設定でき、ユーザーアクセスを有効にしま
す。
アカウントアクセス アカウント特権を有効または無効にします。
アカウント権限 アカウントを次のように設定します。
システム管理者、ユーザー、オペレータ、アクセスなし
アカウントユーザー名 アカウントユーザー名を設定します。
パスワードの入力 このアカウントユーザーのパスワードを入力します。NULL 以外の文字を 1 文字以上入力する必要があります。
パスワードの確認 入力したパスワードを確認します。
デフォルトにリセット BMC 設定をクリアして BMC 設定をデフォルトにリセットします。
注意:工場出荷時のデフォルトにリセットすると、リモートの非揮発性設定が復元されます。
システムイベントログ
メニュー
システムイベントログ(SEL)の表示とクリアができます。SEL が読み込み中であることがポップアップボックス
に示されます。
システムイベントログ
の合計エントリ数
SEL のレコード数を表示します。
システムイベントログ
の表示
SEL 内のレコードを表示します(最新のレコードから順に表示)。エントリを表示 フィールドを使って、表示する
レコード番号を入力します。左右の矢印キーで SEL を上下にスクロールします。
管理下システムの設定: Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
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システムイベントログ
のクリア
SEL のレコードをすべてクリアします。
メモ: 最初の統合ネットワークインタフェースコントローラ(NIC 1)をイーサチャネルチームまたはリンク集合チームで使用した場
合、BMC 管理トラフィックは PowerEdge x8xx システムで動作しません。NIC チームオプションは、PowerEdge x9xxxx0x、お
よび xx1x システムでサポートされています。ネットワークチームの詳細については、ネットワークインターフェイスコントローラのマ
ニュアルを参照してください
Deployment Toolkit ユーティリティを使った BMC の設定
Dell OpenManage Deployment Toolkit SYSCFG ユーティリティには、Dell システムの設定と導入に使用する Microsoft Windows PE
よび Linux ベースのユーティリティセットが含まれています。Deployment ToolKitDTKSYSCFG ユーティリティは、強力で包括的なコ
マンドラインインタフェースを使用し、特に BMC に必要な設定タスクのすべてを処理できるように設計されています。このユーティリティ
は、PowerEdge 1435SC と、サポートされているすべての PowerEdge x7xxx8xxx9xx xx0x、および xx1x システムで実行できま
す。
BMC 管理ユーティリティを使用するには、次のタスクを実行して、SYSCFG ユーティリティで管理下システムを設定します。
デルサポートサイト(support.jp.dell.com)から最新バージョンの DTK を入手します。
ブータブルイメージと SYSCFG ユーティリティが入っている BMC 設定 CD を作成します。
BMC ユーザーを設定します。
BMC SOL アクセスを設定します。
BMC IPMI シリアルアクセスを設定します。
Microsoft Windows PE オペレーティングシステムのインストールとセットアップ
メモ: ユーティリティのインストールと使用法の詳細については、『Deployment Toolkit ユーザーズガイド』を参照してくださ
い。SYSCFG.EXE を使用した BMC の設定と管理のための有効なオプション、サブオプション、引数については、『Deployment
Toolkit コマンドラインインタフェースリファレンスガイド』のリストを参照してください。
DTK のコンポーネントは、デルのサポートウェブサイト(support.jp.dell.com)から自己解凍型の Zip ファイルとして提供されていま
す。自己解凍型ファイルは、MicrosoftWindowsオペレーティングシステムが稼動するシステムで開くか、PKUNZIP.EXE ユーティリティ
Deployment Toolkit には付属していません)を使用して Windows コマンドプロンプト(cmd.exe)で解凍できます。デフォルトで
は、dtk-2.X-winpe-AXX.exe ファイルはローカルハードドライブのルートディレクトリ(たとえば C:)に解凍されます。この場所は、
ファイルの解凍時に別のパスを指定すると変更できます。DTK コンポーネントを Windows 環境のワークステーションで解凍するには、次の
手順に従ってください。
111 デルのサポートサイト support.jp.dell.com から DTK ファイル dtk-2.X- winpe-AXX.exe をダウンロードし、対応 Windows
オペレーティング システムを実行しているシステムに保存します。
111 Zip ファイルをダウンロードし、ファイルをダブルクリックします。
111 OK をクリックします。
111 解凍 をクリックします。
デフォルトでは、DTK ファイルは C:¥. に展開されます。SYSCFG.EXE ユーティリティは C:¥Dell¥Toolkit¥Tools ディレクトリ
に入っています。デル提供のドライバは C:¥Dell¥drivers フォルダに入っています。
Windows PE 2005 ISO ブータブルイメージの作成
メモ: Windows PE 2.0 の起動 CD を作成する方法の詳細については、Windows PE 2.0 ISO ブータブルイメージの作成を参照して
管理下システムの設定: Dell OpenManage ベースボード管理コントローラユーティリティ 4.5 ユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/SOFTWARE/smbmcmu/BMCMU_4_5/ja/ug/bmcugc0b.htm[10/26/2012 10:23:42 AM]
ください
Windows PE ビルドでの DTK ディレクトリ構造の統合
このタスクは以下の 5 つの手順のプロセスから構成されています。
111 TDK ツールとスクリプトを統合する:Dell 提供の Zip ファイルから解凍した ¥Dell フォルダを DellWinPEBuild にコピーするか、
Dell 供のファイルを Windows PE ビルドに直接解凍します。
111 必要なドライバを Windows PE にインストールする:必ず次の 2 つの引数を使用して ¥Dell¥Drivers¥DRIVERINST.BAT を実行
します。
DellWinPEBuild へのパス
Dell 提供ドライバがある場所のパス。これらのドライバは ¥Dell¥drivers フォルダの DTK Zip ファイル内にあります。
111 マスストレージドライバを Windows PE に追加する
メモ: この手順を実行して、マスストレージドライバが Windows PE にインストールされていることを確認する必要がありま
す。
winpeoem.sif ファイル(Windows PE ディレクトリの I386¥SYSTEM32)で、次のテキストを編集して Oem Driver Params
セクションからセミコロンを削除し、Dellマスストレージドライバのディレクトリ名を追加します。
OemDriverRoot=""
OemDriverRoot=""OemDriverDirs=MRAID, PERC4IM, PERC5, SAS5
メモ: 参考までに、サンプルファイル winpeoem.sif ¥Dell¥Toolkit¥template¥Configs にあります。
111 必要なサービスを起動する:RAID が機能するには、mr2kserv サービスをインストールして起動する必要があります。RACADM
機能するには、racsvc サービスをインストールして起動する必要がありま す。必要なサービスの起動方法の詳細については、 ¥Dell
¥Toolkit¥template¥Configs のサンプルファイル winbom.ini を参照してください。
メモ: ターゲットシステムを起動する場合は、RAC mr2kserv サービスが実行されていることを確認してください。
111 次のファイルを Windows Server 2003 製品 CD から ¥Dell¥Toolkit¥Tools に展開します。
rpcns4.dll
rpcrt4.dll
rpcss.dll
メモ: ディレクトリ名にスペースは使用できません
これで、要件に従って Windows PE をカスタマイズできます。
ブータブル CD の作成
管理下システムで BMC を設定するときに使用するブータブルメディアを以下の手順で作成します。
111 ハードドライブに WinPE_OPKTools ディレクトリを作成します。
111 CD ドライブに『Windows OEM Preinstallation KitOPKCD』を挿入します。
111 CD の全ファイルを Windows PE ディレクトリから WinPE_OPKTools ディレクトリにコピーします。
111 factory.exe netcfg.exe CD ドライブの ¥tools¥x86 ディレクトリから WinPE_OPKTools ディレクトリにコピーします。
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