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診断とトラブルシューティング: Dell™PowerVault™122TSDLT320オートローダ ユーザー ガイド
トラブルシューティング
引っかかったカートリッジを取り除く
オートローダのエラー コード
トラブルシューティング
設置の問題
オートローダ設置中の問題は、通常、不適切な SCSI バスの構成、アプリケーション ソフトウェアの構成エラー、または不適切に構成されたオペレーティング システムが原因で発生します。オートロー
ダの設置後、使用しているアプリケーション ソフトウェアがオートローダと通信しない場合は、次をチェックします。
l SCSI ID: オートローダは、2 つの SCSI ID を使用します。1 つはテープ ドライブ用で、もう 1 つはオートローダ ロボティックス用です。同じ SCSI バスに接続されたその他のデバイスとそ
の SCSI ID によっては、オートローダを使用する前に、オートローダとテープ ドライブのどちらかの SCSI ID を変更する必要があります。この場合、未使用の SCSI ID を選択します。SCSI
バスに接続されたほかのデバイスや使用中のオペレーティング システム用のマニュアルを参照して、現在使用している SCSI ID を確認します。オートローダがナロー(50 ピン)SCSI バスに
接続されている場合(推奨ではありません)、使用可能な SCSI ID は 0〜7 のみです(「SCSI ID の変更」を参照してください)。
l SCSI ケーブルの接続: すべての SCSI ケーブルが、両端に確実に接続されていることを確認します。SCSI ケーブル接続の長さと整合性をチェックします。SCSI バスに接続したすべての
ケーブル長の合計は、SCSI-1 シングル エンド(SE)バスでは 6 m(19 フィート)、Fast SCSI(ナローまたはワイド)または Ultra SCSI(ナローまたはワイド)SE バスでは 3 m(10 フィー
ト)、複数のデバイスが接続された低電圧ディファレンシャル(LVD)バスでは 12 m(40 フィート)、デバイスが 1 台接続された LVD バスでは 25 m(82 フィート)を超えないようにしてくださ
い。オートローダ内の内部 SCSI ケーブル長は、60 cm(2 フィート)です。この長さも、ケーブル長の合計に含まれます。ケーブルが不適切な場合は、良好なケーブルと交換してください。オー
トローダには、ナロー(50 ピン)またはSE SCSI バスを取り付けることもできますが、これによりパフォーマンスが制限されるので推奨できません。
l ターミネーション: オートローダが、選択した SCSI バス上にある、SCSI ホスト アダプタを除く唯一の SCSI デバイスである場合は、オートローダをターミネートさせます。同様に、オートロー
ダが SCSI バス上の物理的に最後の SCSI デバイスである場合も、オートローダをターミネートさせてください。ターミネートさせるのは、物理的に SCSI バスの始端と終端にあるデバイスのみ
です。SCSI バスに接続されたデバイス上のターミネーションの有効化と無効化に関しては、これらのデバイスに付属のマニュアルを参照してください。
オートローダをターミネートさせるには、オートローダの背面パネル上の 2 本の SCSI コネクタのどちらかに、付属品パッケージのターミネータを強く押し込みます。つまみネジをしっかり回して、
ターミネータを固定します。同梱されているターミネータは、「デュアル モード」であるので、LVD SCSI バスと SE SCSI バスの両方で動作します(SE は推奨ではありません)。ターミネータで緑
色の LED が点灯した場合は、LVD モードで実行されている SCSI バスに装置が接続されていることを示します。ターミネータで赤色の LED が点灯した場合は、SE モードで実行されている
SCSI バスに装置が接続されていることを示します。LED が点灯しない場合は、すべての SCSI および電源接続をチェックして、装置が有効な SCSI バスに接続されていることを確認してくださ
い。
l 互換性: オートローダとテープドライブに、使用する SCSI ホスト アダプタおよびバックアップ アプリケーションとの互換性があることを確認してください。SCSI アダプタおよびアプリケーション
ソフトウェアの互換性一覧については、使用している SCSI ホスト アダプタのメーカー、バックアップ アプリケーションのベンダー、または Dell のサポート Web サイト support.dell.com
から入手してください。
l SCSI ホスト アダプタのインストール: SCSI ホスト アダプタを適切にインストールしたことを確認します。設置およびトラブルシューティングの方法については、SCSI ホスト アダプタに付属
のマニュアルを参照してください。ホスト アダプタ上や新しいアダプタ上のさまざまなジャンパ/スイッチの設定、およびアダプタ用のセットアップ アプリケーションについての説明には、特に注意し
てください。ホスト アダプタがシステム ボード スロットに適切に設置され、オペレーティング システムによってホスト アダプタが適切に検知されることを確認します。SCSI ホスト アダプタ用の適
切なデバイス ドライバがインストールされていることを確認してください。
l バックアップ アプリケーションのインストール: 適切なインストールかどうかを確認する方法については、バックアップ アプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。バックアップ
ソフトウェア パッケージがオートローダ ロボティックスと通信するためには、通常、追加のモジュールが必要となります。
l デバイス ドライバのインストール: 該当する場合は、オートローダおよびテープ ドライバの両方に対して適切なデバイス ドライバがインストールされていることを確認してください(「デバイス
ドライバのインストール」を参照してください)。詳細については、「Dell のお問い合わせ先」も参照してください。
トラブルシューティング表