PowerVault 124T

Dell PowerVault 124T ユーザーガイド

  • こんにちは!Dell PowerVault 124T DLT VS160およびLTO-3オートローダのユーザーズガイドの内容を理解しています。このデバイスの設置、操作、トラブルシューティングなど、ご不明な点がございましたら、お気軽にご質問ください。例えば、接続方法や対応テープの種類など、様々な情報を網羅しています。
  • オートローダはどのタイプのテープドライブに対応していますか?
    オートローダに収納できるテープカートリッジの数は?
    オートローダの接続方法は?
    オートローダの設置場所に関する注意点は?
目次:Dell PowerVault 124T DLT VS160 オートローダ ユーザーズ ガイド
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Dell™ PowerVault™ 124T DLT VS160 オートローダユーザーズガイド
はじめに
オートローダのインストール
オートローダの操作
リモート管理ユニット
オートローダ管理
診断
トラブルシューティング
技術仕様
ヘルプの概要
デルへのお問い合わせ
注、通知、注意
注:システムを活用する上で重要な情報を表します。
通知:ハードウェアの損傷かデータ消失のいずれかの可能性があることを表し、問題を防ぐ方法を示します。
警告: 「警告」とは物的損害、ケガまたは死亡事故の可能性を表します。
本ドキュメントに記載されている情報は予告なしに変更されることがあります。
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ることがあります。Dell Inc. は弊社の商標および商号以外の所有権に対する権利を放棄します。
初版発行:2005 6 15
改訂:2007 2
はじめに:Dell PowerVault 124T DLT VS160 オートローダユーザーズガイド
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はじめに:Dell™ PowerVault™ 124T DLT VS160 オートローダユーザーズガイド
概要
データのバックアップは交換が効かない情報を守る上で極めて重要です。磁気テープへデータをバックアップしておくのは手軽でコスト効率の
よい手段であるため、多くの中小企業が利用しています。しかし大企業の場合、ほとんどが一本のバックアップ テープには納まらないほど大量
にデータを持ち、その情報を多数のテープに拡散せざるをえないのが現状です。テープを手動で交換する必要がないように、多くのテープ バッ
クアップ ソリューションには、PowerVault 124T DLT VS160 オートローダが組み込まれています。
オートローダは、1 つのロボット 1 つのテープ ドライブ、およびテープ カートリッジ用の 1 つまたは 2 つのマガジンで構成されるデバイスで
す。ユーザーのアプリケーションは、データ バックアップまたはデータ取得のため必要に応じて自動的にテープ カートリッジをロード / アン
ロードすることができます。Dell PowerVault 124T DLT VS160 オートローダは、コンパクトで大容量でありながら、低コストで手軽な無人デー
タバックアップ手段となります。
PowerVault 124T DLT VS160 には、Quantum DLT VS160 テープ ドライブおよび 1 つまたは 2 つのマガジンが内蔵されていて、各マガジンには、
最大 8 個のカートリッジを収納できます。ユーザーは、パスワードで保護されたメディア ドア (メールスロット) から単体のカートリッジを直接
挿入できます。ユーザーは、メディア ドア (メールスロット) からテープ ドライブまたはマガジン スロットにカートリッジを挿入することがで
きます (前者はドライブ内、後者はスロット内にカートリッジがすでに挿入されていない場合)
オートローダの前面パネルには、LCD (Liquid Crystal Display) スクリーンと四つの機能キーがあります。ユーザーは、LCD スクリーン上のスク
ロール メニューを使用して、オートローダからの情報取得やコマンド入力を行うことができます。前面パネルには、LED (Light Emitting Diodes)
2 台あり、オートローダの準備完了ステータスやエラー ステータスが示されます。
PowerVault 124T DLT VS160 をユーザーのホスト サーバーに SCSI 接続すると、ホストから自動的にデータやコマンドを送信することができま
す。また、ユニットをイーサネットに接続すると、管理機能やシステム更新のダウンロードを実行することもできます。
オートローダは、SCSI-3 に対応し、シングル SCSI ID/2 LUN データ ストレージ デバイスとして機能して、2560 GB の圧縮容量、および 28.8
GB/時間 (ネイティブ) または最高 57.6 GB/時間 (2:1 の圧縮比) の継続データ転送速度を提供します。
オートローダは、ほとんどのオペレーティング システムと Ultra 160 SCSI または Ultra 320 SCSI LVD インターフェイスをサポートする環境に互
換性を持ちますが、多くの機能を完全に利用するにはオペレーティング システムからの直接サポートか、互換のあるバックアップ アプリケー
ションが必要です。
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オートローダのインストール:Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
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オートローダのインストール:Dell™ PowerVault™ 124T LTO-3 オートローダ
ユーザーズガイド
インストールの概要 オートローダの開梱
インストールの準備 製品コンポーネントの確認
SCSI バスの要件 SCSI および電源ケーブルの接続
付属品 ホストの準備とその接続の検証
場所の選択 デバイス ドライバのインストール
UL 要件 Linux 上で LUN サポートを有効にする
バーコードリーダー Netware 上で LUN サポートを有効にする
製品の概要
インストールの概要
オートローダのインストールは次の手順からなります。詳細については、後ほどこのセクションで説明いたします。
111 新しい Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダのインストールの準備をします (
インストールの準備」を参照)
111 適切な SCSI バスの種類を識別します (
SCSI バス要件」を参照)
111 オートローダの付属品を確認しておきます (
付属品」を参照)
111 オートローダをホスト サーバー付近のコンピュータ ラックに取り付けます。ラック マウント ユニットに取り付ける場合は、ラックの
『インストール ガイド』をご参照ください。
111 サーバーおよびサーバーに接続しているすべてのデバイスをシャットダウンするか電源を切ります (
SCSI と電源ケーブルの接続」を参
)
111 SCSI ケーブルをオートローダとサーバーの SCSI ホストアダプタに接続します (
SCSI と電源ケーブルの接続」を参照)
111 電源ケーブルをオートローダに接続し、電源ケーブルを近くの電源コンセントにつなぎます (
SCSI と電源ケーブルの接続」を参照)
オートローダの電源をオンにし、電源投入時の自己診断テスト (POST) にパスすることを確認します。
111 オートローダの SCSI ID を設定します (
SCSI ID の設定」を参照)
111 ホストをセットアップし、接続を確認します (
ホストの準備と接続の確認」を参照)
インストールの準備
Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダを設置するときは、その前に本体を梱包から慎重に取り出し、運送中に損傷などを受けていないか確
認します。パッケージに添付される『スタートアップ ガイド』には、オートローダを正しく開梱して点検するために必要な情報が記載されてい
ます。『スタートアップ ガイド』の手順に従ってください。
作業を行うときは、その場所から静電気放電 (ESD) の要因となる条件をすべて取り除いておいてください。身体の静電気については、コン
オートローダのインストール:Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
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ピュータの金属製シャーシなど、接地が確認されている面に触れて放電しておいてください。
SCSI バスの要件
Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダを以下の SCSI バスの 1 つに接続する必要があります。
Ultra 160 SCSI、低電圧ディファレンシャル (LVD)
Ultra 320 SCSI、低電圧ディファレンシャル (LVD)
シングルエンド (SE) SCSI バス
注:Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダは高電圧ディファレンシャル (HVD) SCSI バスとの互換性はありません。
SCSI ホスト アダプタ カードは、このオートローダの接続に用いる SCSI バス種別にも対応していることが必要です。LVD SCSI バスの使用時
は、高密 (HD) 68 ピン ケーブル接続のあるホスト アダプタ カードを使用します。
注:シングルエンド (SE) SCSI バスを使用する場合は、テープドライブの性能は、このバスのデータ転送速度の最高に限定されます。
注:SCSI バス 1 つがサポートするオートローダ数は最大 2 台です。
注:RAID コントローラに接続すると、オートローダが複数の SCSI LUNS と連動しない可能性があります。オートローダを RAID コント
ローラとともに使用することは推奨できません。この問題が発生したら、オートローダをサーバー上の別の SCSI バス コントローラに取
り付けることをお勧めします。
付属品
Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダには以下のアクセサリが同梱されています。
『スタートアップ ガイド』
SCSI ホスト ケーブル
SCSI ターミネータ
オートローダ ラック マウント用の金具 (オートローダ レール付属、ラック レールはオプション)
マガジンブランク 1
電源ケーブル
Adobe® PDF (Portable Document Format) 形式文書 (全種) と添付デバイス ドライバが入った文書 CD
バーコードラベル
TORX L-key ドライバ (T8 および T10)
緊急マガジン取り外しツール
場所の選択
以下の基準を満たす場所を選びます (技術仕様」を参照)
通知:オートローダを横向きや逆さに置かないでください。オートローダの上には物を置かないでください。
注:オートローダの近くにある AC コンセントを使用します。AC 電源ケーブルは、製品本体から切り離される主要 AC デバイスです。常
にすぐ手の届く場所に保管してください。
ラッ
クの
要件
2U 間隔の標準 19 インチ ラック
オートローダのインストール:Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
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室温 10 35 ºC
電源 AC 電圧:100 127 VAC 用:200 240 VAC
回線周波数:50 60 Hz
重量 14.1 kg (31 ポンド) 本体のみ
17.2 kg (38 ポンド) (マガジン 2 台とカートリッジ 16 )
空気
の清
浄性
微粒子などの汚染要因を最小限に抑えること。ドアの開け閉めや人通りの多い場所、エアコン空気の出口や排気口、ほこりがたまり
易い物品の保管場所、プリンタ、煙が充満する場所、これらの付近は避けること。床上やその付近、またはカーペットの部屋には置
かないでください。
通知:埃や屑が多い場所では、テープやテープドライブが損傷を負う可能性があります。
湿度 20 80 % RH (結露がないこと)
間隔 背面:43.2 cm (17 インチ) 以上
前面:68.6 cm (27 インチ) 以上
側面:5.08 cm (2 インチ) 以上
UL 要件
運転環境
温度の上
密封型またはマルチユニットラックアセンブリに取り付けている場合、ラック内の運転環境温度が室温以上になる可能性があ
ります。機器を設置する際は、その環境が製造元の推奨環境温度の限度に適合しているかどうかを考慮に入れる必要がありま
す。
換気状態
の劣化
ラックに機器を設置する際は、その機器が安全に作動するために充分な換気が行われていることが必要です。
機械的
ロード
ラックへ機器の取り付けるときは、均等でない機械的ロードによって危険な状態を起こさないように行う必要があります。
回路過負
機器の接続においては、供給回路への機器の接続および過電流保護や供給配線に回路過負荷がかかったときの影響に注意が必
要です。この問題に対応するためには、機器の銘板の定格について適切に考慮する必要があります。
確実な
アース
(接地)
ラックマウント機器については確実なアース取り付けが必要です。電源コードの使用など、分岐回路への直接接続以外の供給
接続には特に注意を要します。
バーコードリーダー
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オートローダにはバーコード リーダーが装備されています。バーコード リーダーは、オートローダ本体内に格納されていて、電源投入時、リ
セット後、インポートまたはエクスポート後、または re-inventory コマンドの発行時 (
インベントリの実行) に、マガジン内の各カートリッ
ジを自動的にスキャンします。各ラベルの情報はメモリに格納され、コンピュータのオペレーティングシステムやバックアップアプリケーショ
ンの要求時に SCSI およびリモート管理ユニットを通して使用できます。バーコード リーダーはオペレータ コントロール パネルまたは Web
ユーザー インターフェイスを使って無効にできます。この機能を使うと、カートリッジにバーコード ラベル以外のものが使用されていたり、
ラベルが使用されていない場合に、初期化を短縮できます。
バーコードリーダーを利用する場合は、バーコードラベルを各カートリッジの前面にあるスロットに挿入する必要があります。 このラベルは
ANSI/AIM BC1 -1995 Uniform Symbology Specification Code 39 に適合する必要があります。 バーコードラベルのセットはあらかじめオートロー
ダに含まれています。 バーコードラベルの入手については、
www.dell.com を参照してください。
製品の概要
前面パネルのコントロール
1
電源スイッチ
2
メディア ドア (メールスロット)
3
前面パネルの LED
4
前面パネルの LCD スクリーン
5
機能キー
6
左マガジン
7
右側マガジン (またはブランク)
後方パネルの概要
1
68 ピン HD SCSI コネクタ
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2
ファン通気孔
3
電源コネクタ
4
イーサネットコネクタ
5
電源スイッチ
注:カバーを外す必要がある場合は、取り外すネジが 26 本、レール ボルトが 6 本あります。カバーの取り外しは、資格を持ったデル
サービス プロバイダのみが行ってください。
オートローダの開梱
作業を始める前に、オートローダの開梱が行えるよう、机やテーブルの上からものをなくします。オートローダをホスト制御するサーバー付近
に、2U コンピュータ ラックのために空いている場所を選択しておく必要があります。
通知:作業場の温度が、オートローダの出荷場所や保管場所と 15°C (30°F) 以上の差がある場合は、箱を開く前に少なくとも 12 時間オー
トローダを放置して周りの環境になじませてください。
オートローダを開梱し、輸送中に損傷などを受けていないかどうか以下の要領で点検します。
111 テーブルや机の上のものをなくして、オートローダを開梱するためのスペースを設けます。
111 輸送用の箱に損傷がないかどうか点検します。何か損傷を見つけたら、すぐに運送業者へ連絡します。
111 輸送用の箱を開け、付属品のパッケージを取り出します。付属品パッケージはひとまず横に置いておきます。
111 オートローダと梱包材を持ち上げながら箱から取り出し、上部が上を向くようにして作業場所に置きます。オートローダの後部や側面が
作業面に付くような置き方はしないこと。
111 オートローダの前後の輸送用梱包材を慎重に取り外します。オートローダにかけられた袋を取り外します。梱包材料は将来オートローダ
の移動や輸送が必要となったときのために保管しておきます。箱のフラップの図には、梱包材料の正しい配置が示してあります。
製品コンポーネントの確認
付属品
オートローダのインストール:Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
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1
SCSI ケーブル
2
SCSI ターミネータ
3
電源ケーブル
4
『スタートアップ ガイド』
5
CD (ドライバと文書)
6
マガジン ブランク
7
バーコードラベル
8
TORX L-key ドライバ (T8 および T10)
9
緊急マガジン取り外しツール
SCSI および電源ケーブルの接続
SCSI および電源ケーブルをオートローダに接続するときは、次の手順に従います。
111 選択したサーバーをシャット ダウンし、電源を切ります。プリンタやその他の SCSI デバイスなど、取り付けられた付属デバイスの電源
をすべて切ります。
111 SCSI ケーブル (付属品キットに含まれる) の一方の端をオートローダの後方パネルのコネクタの 1 つに取り付けます。
111 SCSI ケーブルの反対側の端を SCSI ホスト アダプタのコネクタか、その SCSI バス上に以前からあるデバイスのコネクタに取り付けま
す。
添付の SCSI ケーブルが SCSI ホスト アダプタのコネクタにささらない場合、その SCSI ホスト アダプタが非互換のものであるか、また
は別途ケーブル アダプタを購入する必要があります。詳細については、サービス担当員か、ご使用の SCSI ホスト アダプタの製造元ま
でお問い合わせください。
1
イーサネットケーブル
2
SCSI ケーブル
3
SCSI ターミネータ
111 オートローダ後方パネルにある残りの SCSI コネクタにターミネータを取り付けます (このオートローダが終端である場合、または SCSI
バス上で唯一のデバイスである場合)。それ以外の場合は、ケーブルを SCSI バス上の次のデバイスに取り付けます。SCSI バス上の最後
のデバイスには必ず終端処理を行ってください。
111 電源ケーブルのメスコネクタをオートローダ後方パネルの電源コネクタに取り付けます。
111 電源ケーブルを最寄りの適切なアース付きコンセントに差し込みます。
111 ホストサーバーまたはワークステーションおよび以前から取り付けられていたデバイスをすべてつなぎます。
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111
オートローダ背面パネルの電源スイッチを
On (
オン
)
に設定して電源を入れます。電源を切っていたその他のデバイスすべてに電源を入
れます。LCD スクリーンをチェックして、オートローダが電源供給を受けていることを確認します。電源が来ていなかったら、電源の
接続とその供給元を確認します。
電源投入時の自己診断テスト (POST) 中、両方の LED が数秒間点灯してから、Ready/Activity (使用可能 / アクティブ) LED が点滅し始め
ます。初期化シーケンスが完了すると、LCD スクリーンがHome (ホーム)スクリーンを表示します。
111 サーバーをオンにします。
ホストの準備とその接続の検証
必要に応じて、SCSI ホスト アダプタ、ソフトウェア、互換ドライバをインストールします。ホスト コンピュータおよび SCSI ホスト アダプタ
の詳細な説明は、各マニュアルを参照してください。また、次の一般ガイドラインにしたがいます。
ホストサーバーの電源をオンにしたら、オートローダと互換性のあるソフトウェアやドライバをインストールします (デバイスドライ
バのインストール」を参照) 。ソフトウェアの互換性については、support.dell.com を参照してください。バックアップ ソフトウェア
パッケージは、そのほとんどがオートローダ ロボティックスと通信するためのモジュールを別途必要とします。
ホスト サーバーがネットワークに接続されている場合、システム管理者に確認をとってから電源オフにします。
静電気放電 (ESD) 防止のための適切な手続きをとります。内部コンポーネントを取り扱う際は、帯電防止用リスト ストラップおよび帯
電防止用マットを使用します。
ホスト サーバーの拡張スロットの空きがあることを確認します。
バックアップ アプリケーションが SCSI ホスト アダプタをサポートしていることを確認します。
サーバー構成によっては、オートローダの SCSI ID の変更が必要な場合があります (SCSI ID の設定」を参照)
オートローダの終端処理が正しく行われていることを確認します。SCSI ホストアダプタを除き、選択した SCSI バス上で唯一の SCSI
バイスがオートローダの場合は、終端処理を行う必要があります。同様に、このオートローダが SCSI バス上で物理的に最後の SCSI
バイスである場合も、終端処理が必要です。SCSI バス上で物理的に先頭と最後のデバイスのみが終端処理を必要とします。ホストが
SCSI バスの先頭に位置する場合、そのホストにはすでにターミネータが取り付けられているはずです。
Microsoft® Windows® 2000Microsoft Windows XPWindows Server® 2003 Settings (設定)>Control Panel (コントロール パネ
)>System (システム)>Hardware (ハードウェア)>Device Manager (デバイス マネージャ)>Tape Drive (テープ ドライブ) / Media Changer
(メディア チェンジャ) で、オートローダとホストとの接続を検証します。SCSI デバイス接続の検証の詳細については、そのオペレー
ティング システムの文書を参照してください。
デバイス ドライバのインストール
Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダに関係するデバイスドライバは 2 つあります。一つはオートローダ自体のため、もう一つはオート
ローダに搭載される LTO-3 テープドライブのためのものです。
注:Microsoft Windows のネイティブ バックアップ アプリケーションを使用する場合は、『Dell PowerVault 124T LTO-3 Autoloader User's
Manual and Drivers CD』に含まれるデバイス ドライバが必要です。市販のバックアップ アプリケーションからは必要とするデバイス ドラ
イバのサポートがすべて提供されています。互換性のあるバックアップアプリケーションについては、
support.dell.com のリストを参照し
てください。
テープ ドライブ デバイス ドライバ
Microsoft Windows 2000
111 ホスト サーバーに管理者特権でログオン済みであることを確認します。
111 Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and Drivers CD』をホストコンピュータの CD ドライブに挿入します。
オートローダのインストール:Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
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111 デバイス マネージャを開きます (手順は使用する OS の文書をご覧ください)。たとえば、Windows デスクトップの My Computer (マイ
コンピュータ) アイコンをクリックし、Manage (管理) をクリックしてから Device Manager (デバイス マネージャ) をクリックします。
LTO-3 ドライブは ? LTO-3 ドライブは ? Other Devices (その他のデバイス) アイテムに IBM ULTRIUM-TD3 SCSI Sequential Device (IBM
ULTRIUM-TD3 SCSI 順次デバイス) として一覧表示されます。
111 IBM ULTRIUM 3 SCSI Sequential Device (IBM ULTRIUM 3 SCSI 順次デバイス) の一覧を右クリックし、Properties (プロパティ) をク
リックします。
111 Driver (ドライバ) タブを選択します。
111 Update Driver (ドライバのアップデート) をクリックします。
111 [デバイスドライバのアップグレードウィザード] が表示されたら、Next (次へ) をクリックします。
111 Display a list.. (このデバイスの既知のドライバを表示して、その一覧から選択する) をクリックしてから Next (次へ)をクリックします。
111 スクロール ダウンして Tape Drive (テープドライブ) をクリックしてから Next (次へ) をクリックします。
1111 Have Disk (ディスク使用) をクリックし、D:¥Drivers¥Drive と入力します。d: は『Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and
Drivers CD』を挿入した CD ドライブのドライブ文字に置き換えます。入力した後に OK をクリックします。
1111 IBM ULTRIUM III TAPE DRIVE (IBM UL TRIUM テープ ドライブ) エントリをクリックし、Next (次へ) をクリックします。
1111 Next (次へ) をクリックしてドライバをインストールします。
1111 Finish (完了) をクリックします。
1111 Device Properties (デバイスのプロパティ) ダイアログ ボックスをクリックします。
Device Manager (デバイス マネージャ) Tape Drive (テープ ドライブ) IBM ULTRIUM III Tape Drive (IBM ULTRIUM III テープ
ライブ) としてドライブが表示され、ドライブを使用する準備が整います。
Microsoft Windows Server 2003
111 ホスト サーバーに管理者特権でログオン済みであることを確認します。
111 Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and Drivers CD』をホストコンピュータの CD ドライブに挿入します。
111 デバイス マネージャを開きます (手順は使用する OS の文書をご覧ください)。たとえば、Windows デスクトップで My Computer (マイコ
ンピュータ) アイコンを右クリックし、Properties (プロパティ) をクリックしてから Device Manager (デバイス マネージャ) をクリックす
るか、Control Panel (コントロールパネル) から System (システム) を開きます。Hardware (ハードウェア) を選択し、Device Manager (
バイス マネージャ) をクリックします。
LTO-3 ドライブは ? LTO-3 ドライブは ? Other Devices (その他のデバイス) アイテムに IBM ULTRIUM-TD3 SCSI Sequential Device (IBM
ULTRIUM-TD3 SCSI 順次デバイス) として一覧表示されます。
111 IBM ULTRIUM-TD3 SCSI Sequential Device (IBM ULTRIUM-TD3 SCSI 順次デバイス) 一覧を右クリックし、Properties (プロパティ)
クリックします。
111 Driver (ドライバ) タブを選択します。
111 Update Driver (ドライバのアップデート) をクリックします。
111 [デバイスドライバのアップグレードウィザード] が表示されたら、Next (次へ) をクリックします。
111 Display a list... (このデバイスの既知のドライバを表示して、その一覧から選択する) をクリックしてから Next (次へ) をクリックします。
111 スクロール ダウンして Tape Drive (テープドライブ) をクリックしてから Next (次へ) をクリックします。
1111 Have Disk (ディスク使用) をクリックし、D:¥Drivers¥Drive と入力します。d: は『Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and
Drivers CD』を挿入した CD ドライブのドライブ文字に置き換えます。入力した後に OK をクリックします。
1111 IBM ULTRIUM III TAPE DRIVE (IBM UL TRIUM テープ ドライブ) エントリをクリックし、Next (次へ) をクリックします。
オートローダのインストール:Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/stor-sys/124T/ja/124t_vs160/install.html[12/5/2012 10:34:24 AM]
1111 Next (次へ) をクリックしてドライバをインストールします。
1111 Finish (完了) をクリックします。
1111 Device Properties (デバイスのプロパティ) ダイアログ ボックスをクリックします。
Device Manager (デバイス マネージャ) Tape Drive (テープ ドライブ) IBM ULTRIUM III Tape Drive ( IBM ULTRIUM III テープ
ライブ) としてドライブが表示され、ドライブを使用する準備が整います。
オートローダのデバイス ドライバ
Microsoft Windows 2000
111 ホスト サーバーに管理者特権でログオン済みであることを確認します。
111 Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and Drivers CD』をホスト サーバーの CD ドライブに挿入します。
111 Windows デスクトップの My Computer (マイ コンピュータ) アイコンをクリックし、Manage (管理) をクリックしてから Device Manager
(デバイス マネージャ) をクリックします。
オートローダは Medium Changers (メディアチェンジャ) の下に Unknown Medium Changer Device (不明なメディア チェンジャ デバイ
) として示されるはずです。
111 Unknown Medium Changer Device (不明なメディア チェンジャ デバイス) のリストを右クリックしてから Properties (プロパティ) をク
リックします。
111 Driver (ドライバ) タブを選択します。
111 [デバイスドライバのアップグレードウィザード] が表示されたら、Next (次へ) をクリックします。
111 Display a list... (このデバイスの既知のドライバを表示して、その一覧から選択する) をクリックしてから Next (次へ) をクリックします。
111 Have Disk (ディスク使用) をクリックし、d:¥Drivers¥Autoloader と入力します。d: は『Dell PowerVault 124T Autoloader User's
Manual and Drivers CD』を挿入した CD ドライブ文字に置き換えます。入力した後に OK をクリックします。
111 Dell (tm) PowerVault (tm) 124T Autoloader (Dell (tm) PowerVault (tm) 124T オートローダ) エントリをクリックし、Next (次へ) をクリッ
クします。
1111 Next (次へ) を再度クリックしてドライバをインストールします。
1111 Finish (完了) をクリックします。
1111 Device Properties (デバイスのプロパティ) ダイアログ ボックスを閉じます。
オートローダが Medium Changers (メディアチェンジャー) の下の Device Manager (デバイスマネージャ) Dell (tm) PowerVault (tm)
124T Autoloader (Dell (tm) PowerVault (tm) 124T オートローダ) として表示され、使用する準備ができました。
Microsoft Windows Server 2003
111 ホスト サーバーに管理者特権でログオン済みであることを確認します。
111 Dell PowerVault 124T Autoloader User's Manual and Drivers CD』をホスト サーバーの CD ドライブに挿入します。
111 Windows デスクトップの My Computer (マイ コンピュータ) アイコンをクリックし、Manage (管理) をクリックしてから Device Manager
(デバイス マネージャ) をクリックします。
オートローダは Medium Changers (メディアチェンジャ) の下に Unknown Medium Changer Device (不明なメディア チェンジャ デバイ
) として示されるはずです。
111 Unknown Medium Changer Device (不明なメディア チェンジャ デバイス) のリストを右クリックしてから Properties (プロパティ) をク
リックします。
111 Driver (ドライバ) タブを選択します。
オートローダのインストール:Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/stor-sys/124T/ja/124t_vs160/install.html[12/5/2012 10:34:24 AM]
111 [デバイスドライバのアップグレードウィザード] が表示されたら、Next (次へ) をクリックします。
111 Display a list... (このデバイスの既知のドライバを表示して、その一覧から選択する) をクリックしてから Next (次へ) をクリックします。
111 Have Disk (ディスク使用) をクリックし、d:¥Drivers¥Autoloader と入力します。d: は『Dell PowerVault 124T Autoloader User's
Manual and Drivers CD』を挿入した CD ドライブ文字に置き換えます。入力した後に OK をクリックします。
111 Dell (tm) PowerVault (tm) 124T Autoloader (Dell (tm) PowerVault (tm) 124T オートローダ) エントリをクリックし、Next (次へ) をクリッ
クします。
1111 Next (次へ) を再度クリックしてドライバをインストールします。
1111 Finish (完了) をクリックします。
1111 Device Properties (デバイスのプロパティ) ダイアログ ボックスを閉じます。
オートローダが Medium Changers (メディアチェンジャー) の下の Device Manager (デバイスマネージャ) Dell (tm) PowerVault (tm)
124T Autoloader (Dell (tm) PowerVault (tm) 124T オートローダ) として表示され、使用する準備ができました。
Linux 上で LUN サポートを有効にする
テープ ドライブが検出されたことを確認するには、管理者が /proc/scsi/scsi 内のエントリをチェックする必要があります。現在のバージョンの
Linux では、各デバイスの論理ストレージ ユニット(LUN) ID がスキャンされない場合があります。このため、一部の PowerVault デバイスが認
識されないことや /proc/scsi/scsi 出力に表示されない場合があります。管理者は、以下の手順に従って、これらのデバイスのサポートを
有効にできます。
111 cat/proc/scsi/scsi」と入力します。 以下に示すような情報が表示されます。
Attached devices:
Host: scsi3 Channel: 00 Id: 00 Lun: 00
Vendor: IBM Model: ULTRIUM-TD3 Rev: 5BG2
Type: Sequential-Access ANSI SCSI revision: 03
111 設定するデバイスの最初の LUN のホスト アダプタ (Host)、チャンネル番号 (Channel)、ターゲット ID 番号 (Id)、および LUN 番号 (Lun)
を確認します。この例では、Certance Ultrium 2 (PowerVault 124T 内のドライブ) 、アドレス (ネクサス) 3 0 0 0 (ホスト アダプタ 3
チャンネル番号 0ID 番号 0、および LUN 0) に表示されています。 PowerVault 124T では、テープ ドライブは LUN 0 に、ロボットは
LUN 1 にそれぞれ常に割り当てられています。
111 Linux で検出する必要があるそれぞれの LUN に対して、以下のコマンドを実行します。
echo "scsi-add-single-device H C I L">/proc/scsi/scsi
ここで、「H C I L」は
手順 2 に説明されているネクサスです。したがって、LUN 1 PowerVault 124T ロボットの場合は、次のように
入力します。
echo "scsi-add-single-device 3 0 0 1">/proc/scsi/scsi
echo コマンドにより、指定したネクサスの各デバイスが強制的にスキャンされます。
111 もう一度「cat /proc/scsi/scsi」と入力し、すべてのデバイスが一覧に表示されていることを確認します。以下に示すような情報
が表示されます。
Attached devices:
Host: scsi3 Channel: 00 Id: 00 Lun: 00
Vendor: IBM Model: ULTRIUM-TD3 Rev: 5BG2
Type: Sequential-Access ANSI SCSI revision: 03
Attached devices:
Host: scsi3 Channel: 00 Id: 00 Lun: 01
Vendor: DELL Model: PV-124T Rev: V31
Type: Sequential-Access ANSI SCSI revision: 03
管理者は、echo コマンドを Linux のブート スクリプトに追加する必要があります。これは、echo コマンドを Linux のブート スクリプト
オートローダのインストール:Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
file:///T¦/htdocs/stor-sys/124T/ja/124t_vs160/install.html[12/5/2012 10:34:24 AM]
に追加しないとデバイス情報が永続しないので、システムを起動するたびに、これらの情報を作成する必要が生じるためです。このコマ
ンドの保存に使用するファイルの例には、/etc/rc.local があります。サーバーまたはストレージ エリア ネットワーク (SAN) 上に追加のデ
バイスを設定すると、デバイスが並べ替えられることがあります。この場合、管理者がコマンドを変更する必要があります。Fibre
Channel アダプタが永続バインディングまたは同等の機能をサポートしている場合、それらの機能を有効にすると、検出時にデバイスが
並べ替えられる可能性を減少させることができます。
注:この手順は、サーバーを起動するごとに実行する必要があります。また、バックアップ アプリケーション サービスが実行中の場合
(OS の起動時にそれらのサービスが自動的に開始する場合など)、これらのサービスを無効にして、上記の手順を終了した後で再び有効に
する必要があります。
これ以外に LUN サポートを有効にする方法としては、カーネルを再コンパイルして Adaptec ドライバ内で LUN スキャンを有効にする方法があ
りますが、Linux の専門知識を必要とするので、ここでは説明しません。しかし、この方法を使用すると、サーバーの起動時にデバイスが自動
的に常時検出されます。
Netware 上で LUN サポートを有効にする
111 システム コンソールから list storage adapters コマンドを使用して、LUN デバイスが検出されなかったことを確認します。
次に、テープ ドライブのみが認識された場合の典型的な出力を示します。
0x08 [V321-A3] Adaptec SCSI Card 39160/3960D - Ultra160 SCSI [slot 201]
0x15 [V321-A3-D5:0] IBM ULTRIUM-TD3 5BG2
0x09 [V321-A4] Adaptec SCSI Card 39160/3960D - Ultra160 SCSI [slot 202]
111 システム コンソールで「nwconfig」と入力します。
111 Configuration Options (設定オプション) 画面で NCF files Options (NCF ファイル オプション) を選択します。
111 Available NCF Files Options (使用可能な NCF ファイル オプション) 画面で Edit STARTUP.NCF (STARTUP.NCF の編集) を選択します。
111 適切な SCSI ドライバのロード行に /LUNS スイッチを追加します。 デュアル チャンネル カードが搭載されていて、LUN デバイスが割
り当てられているチャンネルがわからない場合は、両方の行を編集します。
LOAD ADPT160M.HAM SLOT=201 /LUNS
LOAD ADPT160M.HAM SLOT=202 /LUNS
111 STARTUP.NCF ファイルを編集した後、ファイルを保存してサーバーをリブートすると、新しい STARTUP.NCF がアクティブ化されま
す。
111 リブート後にシステム コンソールに移動して、「scan all」と入力します。各アダプタ上にあるすべての LUN デバイスのスキャンが
開始します。
111 スキャンが完了したら、list storage adapters コマンドを使用して LUN デバイスが検出されたことを確認します。
次に、テープ ドライブとローダが検出されたときの典型的な出力を示します。
0x08 [V321-A3] Adaptec SCSI Card 39160/3960D - Ultra160 SCSI [slot 201]
0x16 [V321-A3-D5:1] DELL PV-124T 0031
0x15 [V321-A3-D5:0] IBM ULTRIUM-TD3 5BG2
0x09 [V321-A4] Adaptec SCSI Card 39160/3960D - Ultra160 SCSI [slot 202]
Netware では unbound device (バインドされていないデバイス) が表示される場合があります。これは、バックアップ ソフトウェアのド
ライバがロードされない限り、ドライバがローダにバインドされないことを意味します。その場合でも、バックアップ アプリケーショ
ンによる LUN の検出、および適切なドライバのバインドが妨げられることはありません。
注:ユーザーは、OS が起動するたびに、コマンド scan all を入力する必要があります。OS の起動時にバックアップ ソフトウェアのサー
ビスが自動的に開始する場合、サービスを無効にして scan all コマンドを実行し、サービスを再び有効にします。
注:Netware では unbound device (バインドされていないデバイス) が表示される場合があります。これは、バックアップ ソフトウェアの
ドライバがロードされない限り、ドライバがローダにバインドされないことを意味します。その場合でも、バックアップ アプリケーショ
ンによる LUN の検出、および適切なドライバのバインドが妨げられることはありません。
オートローダのインストール:Dell PowerVault 124T LTO-3 オートローダユーザーズガイド
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オートローダの操作:Dell PowerVault 124T DLT VS160 オートローダ ユーザーズ ガイド
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オートローダの操作:Dell™ PowerVault™ 124T DLT VS160 オートローダ ユー
ザーズ ガイド
操作パネル機能
カートリッジの使用
マガジンおよびマガジン ブランクの使用
ステータス情報の参照
インベントリの実行
データ圧縮
操作パネル機能
注:セキュリティが有効になっているときに、パスワードを入力しないでコマンドを実行しようとすると、パスワードを入力するま
で、Enter Password (パスワードの入力) 画面が表示されたままになります。パスワードが入力されると、オートローダはパスワード入力
を行う前のコマンド画面に戻ります。
操作パネルの構成は、LED 2 台、ボタン 5 個、16 文字 LCD スクリーン 2 行です。操作パネルには、オートローダ ステータスの監視およびその
全機能の制御に必要なすべてが提供されています。
1
電源スイッチ
2
前面パネルの LCD スクリーン
3
前面パネルの LED
4
スクロール アップ ボタン
5
スクロール ダウン ボタン
6 Escape
7 Enter
スクロール メニューからアクセスされる全機能にはパスワード保護がかけられています。メニューには二種類のセキュリティ レベルが組み込
オートローダの操作:Dell PowerVault 124T DLT VS160 オートローダ ユーザーズ ガイド
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まれています。低位レベルのセキュリティはオペレータ レベル、高位レベルのセキュリティは管理者レベルです。各レベルに一つずつパスワー
ドがあります。
管理者パスワードでは利用可能な機能のすべてにアクセスできます。オペレータ パスワードでは、Command (コマンド) および Status (ステー
タス) サブメニューの全機能にアクセスできます。
パスワードの入力
オートローダの多くの機能はデータ保全のためパスワード保護をかけられます。これらの機能の実行に必要なメニュー項目にアクセスするに
は、まずパスワードの入力が必要です (
パスワードの設定」を参照)。パスワードはすべて数字 6 桁です。これらのパスワードは前面パネル固
有のもので、リモート管理ユニット (RMU) のパスワードとは異なります。
パスワードを入力すると、ログアウトするまでパスワード保護がかけられた機能のすべてが使用可能になります (
ログアウト」を参照)。ある
一定時間、前面パネルを使用しないでいると、LCD にメイン画面が再表示されます。メイン画面が再表示されると、オートローダはユーザーは
自動的にログアウトされます。メニュー機能を再度アクセスするには、パスワードの再入力が必要となります。
ログアウト
オートローダからログアウトするときは、次の手続きを行います。
111 メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
111 Commands (コマンド)サブメニューから Log out (ログアウト) までスクロールし、Enter を押します。Session Complete (セッショ
ン完了) LCD に表示されます。
注:Escape を押してもログアウトできます。一定の間 Escape を押し続けているとメイン画面が表示されます。
カートリッジの使用
初めてオートローダをインストールするときは通常、マガジンにカートリッジをロードしてから、そのマガジンをオートローダにロードしま
す。ただし、メディア ドア (メールスロット) を使用してカートリッジを個別に挿入したり取り出したり、マガジンを取り出したり、手動でカー
トリッジをロードまたはアンロードしてから、そのマガジンをオートローダにロードし直すことも可能です。オートローダはマガジン スロット
内から自動的にカートリッジの存在を検出します。
注:前面パネルのメニューに Enter または Eject (取り出し) が表示されているときは、テープがメディア ドア (メールスロット) を通じて
オートローダに出入りしていることを示します。Load (ロード) または Unload (アンロード) が表示されているときは、テープがテープ
ライブにロードまたはアンロードされていることを意味します。
何か不正な操作を行おうとすると、オートローダはその操作を拒否します。たとえば、メディア ドア (メールスロット) からドライブにカート
リッジをロードしようとしたとき、そのドライブにすでにカートリッジがあると、ロックは解除されずエラー メッセージが表示されます。オー
トローダがテープに書き込みを行っている最中に、そのドライブのカートリッジをアンロードしようとすると、そのコマンドは前の書き込みコ
マンドが完了するまで起動されません。
単一カートリッジの挿入
単一のカートリッジをオートローダにロードする場合は、メディア ドア (メールスロット) を使用できます。ただし、セキュリティ オプション
がオンになっている場合は、このカートリッジをロードする前に、正しいパスワードを入力してメディア ドア (メールスロット) のロックを解除
しておく必要があります。メディア ドア (メールスロット) からカートリッジを挿入すると、それをテープ ドライブにロードするか、マガジン
内に格納しておくことができます。
テープ ドライブへのカートリッジ挿入方法:
オートローダの操作:Dell PowerVault 124T DLT VS160 オートローダ ユーザーズ ガイド
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111 メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
111 Commands (コマンド) サブメニューから Enter-Mailslot (Enter-メールスロット) までスクロールし、Enter を押します。
111 Enter-Mailslot (Enter-メールスロット) サブメニューから To Drive (移動先ドライブ) までスクロールし、Enter を押します。
注:Insert Tape, Push Until Prompted (テープが突き当たるまで挿入します) LCD に表示されると、40 秒以内にメディ
ドア (メールスロット) からカートリッジをロードしないと再ロックされ「User Aborted (ユーザーにより中止されました)」とオ
ペレータ コントロール パネルに表示されます。
注:PowerVault 124T の場合は、カートリッジが突き当たるまで挿入します。カートリッジはメディア ドア (メールスロット) の中
5.0 cm ほど入り、カートリッジの後方だけがメディア ドア (メールスロット) から見える状態になります。
111 カートリッジが挿入されると、Enter to Continue (続行するときは Enter を押してください) が表示されます。5 秒以内に
Enter を押して応答しないと、オートローダは自動的にカートリッジをロードします。
注:カートリッジの挿入に失敗すると、カートリッジが排出され、手順 3 4 をやり直さなければなりません。「Missed Tape
(テープがありません)」というエラー メッセージがオペレータ コントロール パネルに表示されます。
マガジンスロットへのカートリッジの挿入方法:
111 メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
111 Commands (コマンド) サブメニューから Enter までスクロールし、Enter を押します。
111 Enter サブメニューからTo Location (移動先の場所) までスクロールし、Enter を押します。
マガジン スロット内をスクロールし、該当するスロットが見つかるまでそのステータスを見ていきます。データ カートリッジが占有し
ているスロットはアスタリスク (*) 表示されます。クリーニング カートリッジにより割り当てられ占有されているスロットにはアット
マーク (@) が表示されます。クリーニング カートリッジに割り当てられた空のスロットには感嘆符 (!) が表示されます。
111 カートリッジを格納するスロットまでスクロールし、Enter を押します。
Load cartridge (カートリッジをロードしてください) LCD に表示されたら、再ロックされるまで 40 秒以内にメディア ドア (メー
ルスロット) からカートリッジをロードします。オートローダは自動的に選択されたスロットの中にカートリッジをロードします。
注:カートリッジの挿入に失敗すると、カートリッジが排出され、手順 3 4 をやり直さなければなりません。
111 カートリッジが挿入されると、Enter to Continue (続行するときは Enter を押してください) が表示されます。5 秒以内に
Enter を押して応答しないと、オートローダは自動的にカートリッジをロードします。
単一カートリッジの移動
オートローダ内のある場所から他の場所への単一カートリッジの移動は簡単に行うことができます。
111 メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
111 Commands (コマンド)サブメニューから Move (移動) までスクロールし、Enter を押します。
Move (移動) 画面が From: (移動元) の下に表示されます。移動するカートリッジの現在の場所までスクロールします。データ カートリッ
ジが占有しているスロットはアスタリスク (*) 表示されます。
111 To: (移動先) から、カートリッジを移動する場所までスクロールします。データ カートリッジが占有しているスロットはアスタリスク
(*) 表示されます。Enter を押します。
111 Enter を押します。
空の場所を選択すると、LCD No Source Tape (ソース テープなし) と表示されます。別の場所を選択します。
すでに占有されている場所を選択すると、Destination Full (出力先フル) LCD に表示されます。別の場所を選択しま
す。
オートローダの操作:Dell PowerVault 124T DLT VS160 オートローダ ユーザーズ ガイド
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単一カートリッジの取り出し
オートローダから単一のカートリッジを取り外すときは、必要とするカートリッジをバー コードまたは場所で指定するか、テープ ドライブに
現在あるカートリッジを選択することができます。
カートリッジをバーコードで取り出す方法:
注:この機能はバーコード リーダーが有効な場合にのみ使用できます。
111 メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
111 Commands (コマンド) サブメニューから Eject (取り出し) までスクロールし、Enter を押します。
111 Eject (取り出し) サブメニューから Tape (テープ)Mailslot (メールスロット) までスクロールし、Enter を押します。
111 By Barcode (バーコード使用) までスクロールします。
バー コード ラベルが表示されます。
111 取り出すカートリッジに該当するラベルまでスクロールしてます。 Enter を押します。
カートリッジを場所指定で取り出す方法:
111 メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
111 Commands (コマンド) サブメニューから Eject (取り出し) までスクロールし、Enter を押します。
111 Eject (取り出し) サブメニューから Tape (テープ)Mailslot (メールスロット) までスクロールし、Enter を押します。
111 By Location (場所指定) までスクロールします。
データ カートリッジが占有しているスロットはアスタリスク (*) 表示されます。クリーニング カートリッジにより割り当てられ占有さ
れているスロットにはアットマーク (@) が表示されます。クリーニング カートリッジに割り当てられた空のスロットには感嘆符 (!) が表
示されます。取り出したいカートリッジの入っているスロットにスクロールします。
111 Enter を押します。
指定したカートリッジがメディア ドア (メールスロット) から取り出されます。
テープ ドライブからのカートリッジの取り出し方法:
111 メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
111 Commands (コマンド) サブメニューから Eject (取り出し) までスクロールし、Enter を押します。
111 Eject (取り出し) サブメニューから Tape (テープ)Mailslot (メールスロット) までスクロールし、Enter を押します。
111 From Drive (移動元ドライブ) までスクロールし、Enter を押します。
指定したカートリッジがメディア ドア (メールスロット) から取り出されます。
マガジンおよびマガジン ブランクの使用
マガジンの内側
オートローダの操作:Dell PowerVault 124T DLT VS160 オートローダ ユーザーズ ガイド
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マガジンの外側
オートローダは両方のマガジン ベイにマガジンまたはマガジン ブランクが正しく入っていない限りは作動しません。この開口部を閉じる唯一
の方法はマガジンを 2 個使うことです。マガジンが 1 個だけの場合は、もう一つのマガジンの開口部にマガジンブランクを入れてユニットが作
動できるようにします。
注:異なる種類のドライブ間でマガジンを交換することはできません。これらの品目を交換する際は、正しいパーツ番号でご注文くださ
い。
オートローダの操作:Dell PowerVault 124T DLT VS160 オートローダ ユーザーズ ガイド
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マガジンの取り出し
複数のカートリッジを同時に取り外す際は、まずマガジンを取り出します。
マガジンの取り出し方法:
111 メインメニューから Commands (コマンド) へスクロールし、Enter を押します。
111 Commands (コマンド) サブメニューから Eject (取り出し) までスクロールし、Enter を押します。
111 Eject (取り出し) サブメニューから Right Magazine (右マガジン) または Left Magazine (左マガジン)までスクロールし、Enter を押しま
す。
該当するマガジンがオートローダから取り出されるときは、機械の外れる音がします。Left magazine has been ejected (左マ
ガジンが取り出されました) または Right magazine has been ejected (右マガジンが取り出されました) LCD に表示されま
す。
通知:オートローダまたはマガジンの損傷を防ぐため、オートローダからマガジンを取り外すときは、両手でマガジンの長方向の
両端を支えるようにして持ちます。
111 マガジンのハンドルを手でつかんで引っ張りながら、もう片方の手で底を支えます。
注:マガジンを取り出したら、それを完全に取り外すか、完全に挿入し直してから、オートローダの電源をオフにします。 マガジ
ンをオートローダへ戻すときは、その前にマガジンの各端にある白いサムホイールを 1 つ手で回します。楽に回せたら、カート
リッジは正しく納まっています。この車輪が楽に回らない場合は、カートリッジをチェックし、必要に応じて、取り付けし直しま
す。
ソフトウェアから Load/Unload (ロード / アンロード) コマンドを発行すると、右のマガジンが自動的に取り出されます。Load/Unload (ロード /
アンロード) コマンドを使って左のマガジンを取り出すには、次の手順を実行します。
111 右のマガジンを取り出す。
111 右のマガジンをマガジンブランクと取り替える。
111 Load/Unload (ロード / アンロード) コマンドを再度発行する。するとシステムは左のマガジンを取り出す。
111 右のベイにマガジンが必要な場合は、右のベイのマガジンブランクをカートリッジマガジンと交換する。
マガジンのインストール
マガジンをオートローダへインストールするときは、次の手順にしたがいます。
111 マガジンのハンドルを手でつかみ、もう片方の手で底を支えます。
111 カチッという音がするまで、マガジンをマガジン ベイに挿入します。
マガジンが正しい位置に納まっていることを確認します。マガジン ベイの中はスムーズにスライドするはずです。何か抵抗を感じるよ
うであれば、マガジンの方向を確認します。
カチッと適所に納まる感じがしてマガジンの前面が前面パネルと揃えば、正しく取り付けられています。Left Mag Inserted (左マ
ガジン挿入済み) または Right Mag Inserted (右マガジン挿入済み) LCD に表示されます。オートローダは自動的にインベント
リの実行を開始します。
通知:マガジンの一部がオートローダに入っているときは、マガジン側面のノブをオンにしないでください。これを行うと、マガ
ジンやオートローダにさまざまな損傷を引き起こす要因となります。
マガジンの手動操作
マガジンの各端には 2 つ白いサムホイールがあります。 これらの 2 つの白いサムホイールを回し、スロットがこの 2 つの開口部のうち 1 つと揃
/