Hilti TE 6-A36 取扱説明書

カテゴリー
パワーツール
タイプ
取扱説明書
オリジナル取扱説明書
TE 6-A36‑AVR 充電式ロータリーハンマードリル
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず工具と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、本体と取扱説明書
を一緒にお渡しください。
目次
1 一般的な注意 187
2 製品の説明 188
3 先端工具 189
4 製品仕様 190
5 安全上の注意 190
6 ご使用前に 193
7 ご使用方法 194
8 手入れと保守 195
9 故障かな? と思った時 196
10 廃棄 197
11 本体に関するメーカー保証 198
12 EU 規格の準拠証明 (原本) 198
1 この数字は該当図を示しています。 図は取扱説明書
の冒頭にあります。
この取扱説明書で 「本体」 と呼ばれる工具は、 常に
TE 6‑A36‑AVR(03) 充電式ロータリーハンマードリル
を指しています。
各部、 操作部/表示部名称 1
@
チャック
;
機能切替スイッチ
=
正回転/逆回転切り替えスイッチ
%
無段変速スイッチ
&
バッテリーリリースボタン (2 箇所)
(
バッテリーパック
)
TE DRS-6‑A(01) 集じんモジュール接続部
+
グリップ
§
デプスゲージ付きサイドハンドル
1 一般的な注意
1.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
1.2 記号の説明と注意事項
警告表示
一般警告
事項
電気に関す
る警告事項
腐食に関す
る警告事項
義務表示
保護メガネ
を着用して
ください
保護ヘル
メットを着
用してくだ
さい
耳栓を着
用してくだ
さい
保護手袋
を着用して
ください
粉じんの多
い作業にお
いては、
防じんマス
クを着用し
てください
ご使用
前に取扱説
明書をお
読みくだ
さい
ja
187
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 06Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 07
略号
リサイク
ル規制部品
です
回転のみ 回転 + 打撃 電圧
直流 無負荷回
転数
毎分回転数 直径
正逆回転
機能
機種名製造番号の表示箇所
機種名は銘板上、 また製造番号はモーターハウジング
の側面に表示されています。 当データを御自身の取扱
説明書にメモ書きしておき、 お問い合わせなどの必要
な場合に引用してください。
機種名
製品世代 03
製造番号
2 製品の説明
2.1 正しい使用
TE 6‑A36‑AVR(03) は、 ネジの取付け、 取外し および鋼材と木材ならびに石材への穿孔 (回転のみ)、お
コンクリートと石材への打撃穿孔用の手持ち使用の充電式ロータリーハンマードリルです。
本製品には、 Hilti B 36 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。
これらのバッテリーには、 必ずHilti C4⁄36 シリーズの充電器を使用してください。
本体は乾燥環境でのみ使用してください。
火災や爆発の恐れがあるような状況では、 本体を使用しないでください。
健康を損なう恐れのある母材 (アスベストなど) の加工は許されません。
本体はプロ仕様で製作されており、 本体の使用、 保守、 修理を行うのは、 認定、 訓練された人のみに限ります。
これらの人は、 遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。 本体および付属品の、 使用法を
知らない者による誤使用、 あるいは規定外使用は危険です。
作業区域としては、 建設現場、 工場での改修 改築 新築工事などが考えられます。
本体の加工や改造は許されません。
バッテリーを他の電気器具の電源用に使用しないでください。
けがの可能性を防ぐため、 必ずヒルティ純正の、 クセサリーや先端工具のみを使用してください。
取扱説明書に記述されている使用、 手入れ、 保守に関する事項に留意してご使用ください。
各国の労働安全衛生法に従ってください。
2.2 チャック
TE-C CLICK チャック
2.3 スイッチ
快適な穿孔を実現した無段変速スイッチ
機能切替スイッチ
正逆回転スイッチ
2.4 グリップ
デプスゲージ付き振動吸収調整サイドハンドル
振動吸収グリップ
ja
188
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 06Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 07
2.5 安全機構
トルクリミッター方式安全クラッチ
2.6 本体の電子回路の追加機能
本体は電子過負荷保護機構 (スピードレギュレーター) を装備しています。 負荷がかかり過ぎると、 本体は自動
的にオフになります。 コントロールスイッチを放してから再度押すことにより、 本体は再びフルパワーで動作しま
す。
このほか寿命を延ばすために、 本体の電子回路の温度がモニターされます。 スイッチを完全に押した状態であって
も、 電子回路が規定温度を超過しているとスピンドルは回転しません。 温度が許容範囲になると、 本体は直ちに再
び使用可能になります。
2.7 潤滑
グリス永久潤滑
2.8 本体標準セット構成品
1本
1 チャック TE‑C CLICK
1 デプスゲージ付きサイドハンドル
1 取扱説明書
1 本体ケース (オプション)
1 ウエス (オプション)
1 グリス (オプション)
2.9 Li‑Ion バッテリーパックの充電状
LED 点灯
LED 点滅 充電状態 C
LED1、2、3、4
-
C≧75%
LED1、2、3
-
50 % C < 75 %
LED 1 2
-
25 % C < 50 %
LED 1
-
10 % C < 25 %
-
LED 1
C<10%
注意事項
作業中および作業直後は、 充電状態の読み取りは行えません。 バッテリーの充電状態を表示する LED が点滅してい
る場合は、 9 「故障かな? と思った時」 の注意事項を確認してください。
3 先端工具
名称 製品の説明
ハンマードリルビット
∅516mm
アンカー打設工具
C ネクションエンド
木材および鉄工用ドリルビット用キーレスチャッ
シャンク形状が円、 六角
キータイプチャック
シャンク形状が円、 六角
木工用ドリルビット
∅320mm
木工用ドリルビット (木工用ビット)
∅Max.14mm
鉄工用ドリルビット (スチール製)
∅310mm
ja
189
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 06Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 07
4 製品仕様
技術データは予告なく変更されることがあります。
本体
TE 6‑A36‑AVR(03
定格電圧 (直流電圧)
36 V
重量 (EPTA プロシージャ 01/2003 に準拠)
4.0 kg
本体寸法 (長 x x 高)
344 mm x 94 mm x 215 mm
回転のみ (打撃なし) の全負荷回転数
1,010/min
打撃穿孔時の全負荷回転数
940/min
打撃穿孔時の無負荷回転数
1,040/min
1 回当たりの打撃力 (EPTA プロシージャ 05/2009
に準拠)
2.0 J
注意事項
本説明書に記載されている振動レベルは、 EN 60745 に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。 電動工具
を比較するのにご使用いただけます 振動負荷の暫定的な予測にも適しています。 記載されている振動レベルは、
電動工具の主要な使用方法に対する値です。 電動工具を他の用途で使用したり、 異なる先端工具を取り付けて使
用したり、 手入れや保守が十分でないまま使用した場合には 振動レベルが異なることがあります。 このような相
違により、 作業時間全体で振動負荷が著しく高くなる可能性があります。 振動負荷を正確に予測するためには、
体のスイッチをオフにしている時間や、 本体が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりま
せん。 このような相違により、 作業時間全体で振動負荷が著しく低くなる可能性があります。 作業者を振動によ
る作用から保護するために、 にも安全対策を立ててください (例電動工具およびの先端工具の手入れや保守、
手を冷やさないようにする、 作業手順の編成)
騒音/振動について (EN 60745‑2‑6 に準拠)
サウンドパワーレベル
99 dB (A)
サウンドプレッシャーレベル。
88 dB (A)
定格騒音レベルに対する不確実性
3dB(A)
3 軸の振動値 (振動ベクトル合計)
EN 60745‑2‑6 に準拠
コンクリートへの打撃穿孔、 a
h, HD
9m/s²
金属への穿孔、 a
h, D
<2.5m/s²
3 軸の振動値の不確実性 (K
1.5 m/s²
技術情報
チャック
TE‑C CLICK
5 安全上の注意
注意事項
5.1 に記載された安全上の注意事項は、 電動工具に関す
る全ての基本的な安全情報を含んでおり、 準拠する規
格に応じた注意事項がこの取扱説明書に記載されてい
ます。 したがって、 この取扱説明書で説明する機器に
は関係のない注意事項が含まれていることもあります。
5.1 電動工具の一般安全注意事項
a)
警告事項
安全上の注意および指示事項をすべてお読みくだ
さい。 安全上の注意および指示事項に従わない場
合、 感電、 火災、 重度のけがをまねく恐れがあり
ます。 安全上の注意および指示事項が書かれた説明
書はすべて大切に保管してください。 安全上の注意
で使用する用語 「電動工具」 とは、 お手持ちの
動ツール (電源コード使用) およびバッテリーツー
(コードレス を指します。
5.1.1 作業環境に関する安全
a) 作業場はきれいに保ち、 十分に明るくしてくださ
い。 ちらかった暗い場所での作業は事故を起こす
恐れがあります。
b) 爆発の危険性のある環境 (可燃性液体、 ガスおよび
粉じんのある場所) では電動工具を使用しないで
ださい。 電動工具から火花が飛散し、 粉じんや揮
発性ガスに引火する恐れがあります。
ja
190
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 06Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 07
c) 電動工具の使用中、 子供や無関係者を作業場へ近づ
けないでください。 作業中に気がそらされると、
体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
5.1.2 電気に関する安全注意事項
a) 電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちん
と適合しなければなりません。 プラグは絶対に変
更しないでください。 アースした電動工具と一緒に
アダプタープラグを使用しないでください。 オリジ
ナルのプラグと適切なコンセントを使用することに
より、 電の危険を小さくすることができます。
b) パイプ ラジエーター、 電子レンジ、 冷蔵庫など
のアースされた面に体の一部が触れないようにして
ください。 体が触れると感電の危険が大きくなりま
す。
c) 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工
具に水が浸入すると、 感電の危険が大きくなりま
す。
d) 電動工具を持ち運んだり、 吊り下げたり、 コンセ
ントからプラグを抜いたりするときは、 必ず本体を
持ち、 電源コードを持ったり引っ張ったりしないで
ください。 電源コードを火気、 オイル、 鋭利な刃
物、 本体の可動部等に触れる場所に置かないでく
ださい。 コードが損傷したり絡まったりしている
と、 感電の危険が大きくなります。
e) 屋外工事の場合には、 屋外専用の延長コードのみ
を使用してください。 屋外専用の延長コードを使
用すると、 感電の危険が小さくなります。
f) 湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合
は、 漏電遮断機を使用してください。 漏電遮断機
を使用すると、 感電の危険が小さくなります。
5.1.3 作業者に関する安全
a) 電動工具を使用の際には、 油断せずに十分注意し、
常識をもった作業をおこなってください。 疲れてい
る場合、 薬物、 医薬品服用およびアルコール飲用に
よる影響下にある場合には電動工具を使用しないで
ください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷
の原因となることがあります。
b) 作業保護具および保護メガネを常に着用してくださ
い。 けがに備え、 電動工具使用状況に応じた粉じ
んマスク、 耐滑性の安全靴、 ヘルメット、 耳栓な
どの作業保護具を使用してください。
c) 電動工具の不意な始動は避けてください。 電動工具
を電源および/またはバッテリーに接続する前や本
体を持ち上げたり運んだりする前に、 本体がオフに
なっていることを必ず確認してください。 オン/オ
フスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチ
に指を掛けたまま運んだり、 源に接続したりする
と、 事故の原因となる恐れがあります。
d) 電動工具のスイッチを入れる前に、 必ず調節キーや
レンチを取り外してください。 調節キーやレンチ
が本体の回転部に装着されたままでは、 けがの原
因となる恐れがあります。
e) 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元
を安定させ、 常にバランスを保つようにしてくださ
い。 これにより、 万一電動工具が異常状況に陥っ
た場合にも、 適切な対応が可能となります。
f) 作業に適した作業着を着用してください だぶだ
ぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、
衣服、 手袋を本体の可動部に近づけないでくださ
い。 だぶだぶの衣服、 装身具、 長い髪が可動部に
巻き込まれる恐れがあります。
g) 吸じんシステムの接続が可能な場合には、 これらの
システムが適切に接続、 使用されていることを確
認してください。 吸じんシステムを利用すること
より、 粉じん公害を防げます。
5.1.4 電動工具の使用および取扱
a) 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適し
た電動工具を使用してください。 適切な電動工具
の使用により、 能率よく、 スムーズかつ安全な作業
が行えます。
b) スイッチに支障がある場合には、 電動工具を使用し
ないでください。 スイッチで始動および停止操作
できない電動工具は危険ですので、 修理が必要で
す。
c) 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体
を保管する前には電源プラグをコンセントから抜く
か、 バッテリーを取り外してください。 この安全
処置により、 電動工具の不意の始動を防止するこ
ができます。
d) 電動工具をご使用にならない場合には 子供の手
届かない場所に保管してください。 電動工具に関す
る知識のない方、 本説明書をお読みでない方によ
る本体のご使用はお避けください。 未経験者によ
る電動工具の使用は危険です。
e) 電動工具は慎重に手入れしてください 可動部分が
引っ掛かりなく正常に作動しているか、 電動工具
の運転に影響を及ぼす各部分が破損損傷してい
ないかを確認してください。 電動工具を再度ご使
用になる前に、 損傷部分の修理を依頼してくださ
い。 発生事故の多くは保守管理の不十分な電動工
具の使用が原因となっています。
f) 先端工具をきれいに保ってください。 お手入れのゆ
きとどいた先端工具を使用すると、 作業が簡単か
つ、 スムーズになります。
g) 電動工具、 アクセサリー、 先端工具などは本説明書
内の指示に従って使用してください。 この際、作業
環境および用途に関してもよくご注意ください。
定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状
況をまねく恐れがあります。
5.1.5 バッテリーの使用および取扱い
a) バッテリーを充電する場合は、 必ずメーカー推奨
の充電器を使用してください 定タイプのバッテ
リー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、
火災の恐れがあります。
b) 指定されたバッテリーのみを電動工具に使用してく
ださい。 指定以外のバッテリーを使用すると、
傷や火災の恐れがあります。
c) 使用しないバッテリーの近くに、 事務用クリップ、
硬貨、 キー、 釘、 ネジ、 その他の小さな金属片を
置かないでください。 電気接点の短絡が起こるこ
があります。 バッテリーの電気接点間が短絡する
と、 火傷や火災が発生する危険があります。
d) バッテリーが正常でないと、 液漏れが発生すること
があります。 その場合、 漏れた液には触れないで
ください。 もしも触れてしまった場合は、 水で洗
い流してください。 液体が眼に入った場合は、
で洗い流してから医師の診察を受けてください。
ja
191
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 06Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 07
出したバッテリー液により、 皮膚が刺激を受けた
り火傷を負う恐れがあります。
5.1.6 サービス
a) 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申
し付けください。 また、必ず純正部品を使用してく
ださい。 これにより電動工具の安全性が確実に維
持されます。
5.2 ハンマーに関する安全上の注意
a) 耳栓を着用してください。 騒音により、 聴覚に悪
影響が出る恐れがあります。
b) 本体に付属の補助ハンドルを使用してください。
れ以外のハンドルを使用すると、 コントロールを
失ってけがをする恐れがあります。
c) 作業の実施に伴い先端工具が隠れている電線に接
触する可能性がある場合は、 本体を絶縁されたグ
リップ面で保持するようにしてください。 通電し
ているケーブルと接触すると、 本体の金属部分に
も電圧がかかり、 感電の危険があります。
5.3 その他の安全上の注意
5.3.1 作業者に関する安全
a) 本体は必ず両手でグリップを掴んで確実に保持し
ください。 グリップ表面は乾燥させ、清潔に保ち、
オイルやグリスで汚さないようにしてください。
b) 本体に集じん装置を取り付けないで作業をする場
合、 業される方は防じんマスクを着用しなければ
なりません。
c) 休憩を取って緊張をほぐし、 指を動かして血の巡り
を良くするように心がけてください。
d) 回転部分には手を触れないでください。 本体の電
源は必ず作業場で入れてください。 回転部分、
に回転している先端工具は負傷の原因となります。
e) 本体を保管および搬送する際は、 スイッチオンロッ
クを作動させてください (正逆回転スイッチを中立
の位置にします)
f) 電子過負荷保護機構により本体がオフになった後に
再び本体を作動させる場合、 本体は必ず両手でグ
リップを掴んで確実に保持してください。
g) 本体で遊んではいけないことを子供に伝えてくださ
い。
h) 本体は、 子供や体の弱い人が指示を受けずに使用す
るには向いていません。
i) 含鉛塗料、 特定の種類の木材、 鉱物、 金属など
の母材から生じた粉じんは、 健康を害する恐れがあ
ります。 作業者や近くにいる人々が粉じんに触れた
り吸い込んだりすると、 アレルギー反応や呼吸器疾
患を起こす可能性があります。 カシやブナ材など
の特定の粉じんは、 特に木材処理用の添加剤 (ク
ロム塩酸、 木材保護剤) が使用されている場合、
発ガン性があるとされています。 アスベストが含ま
れる母材は、 必ず専門家が処理を行うようにしてく
ださい。 できるだけ集じん装置を使用してくださ
い。 集じん効果を高めるには、 当電動工具に適し
たヒルティ推奨の木材 / 鉱物粉じん用移動式集じ
ん機を使用してください。 作業場の換気に十分配
慮してください。 フィルタークラス P2 の防じん
マスクの着用をお勧めします。 処理する母材につい
て、 各国で効力を持つ規定を遵守してください。
5.3.2 電動工具の慎重な取扱いおよび使用
a) 作業材料を固定します。 作業材料を締め付ける時
は、 クランプあるいは万力を使用してください。
この方が手で押さえるよりも確実であり、 本体を両
手で自由に操作することができます。
b) 使用する先端工具がチャック機構に適合し、 チャ
ク内にしっかりと固定されていることを確認してく
ださい。
5.3.3 バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
a) バッテリーを装着する前に、 本体のスイッチがオフ
になっていることを確認してください。 スイッチ
がオンになっている電動工具にバッテリーを装着す
ると、 事故が発生する恐れがあります。
b) Li‑Ion バッテリーの搬送 保管、 作動には特別規
定を守ってください。
c) バッテリーは高温と火気を避けて保管してくださ
い。 爆発の恐れがあります
d) バッテリを分解したり、 挟んだり、 80 °C 以上に加
熱したり、 燃やしたりしないでください。
これを
守らないと、 火災、 爆発、 腐食の危険があります。
e) 必ず本体用に許可されたバッテリーのみを使用して
ください。 許可されていないバッテリーを使用し
たり、 許可されていない用途にバッテリーを使用す
ると、 火災や爆発の危険があります。
f) 損傷したバッテリー (例えば亀裂や破損箇所があっ
たり、 電気接点が曲がっていたり、 押し戻されてい
たり、引き抜かれているバッテリー)は、充電す
ことも、 そのまま使用を続けることもできません。
g) バッテリーの端子を短絡させないでください。 バッ
テリーを本体に挿入する前に、 バッテリーの接点
と本体の接点に異物が付いていないか確認してくだ
さい。 バッテリーの電気接点が短絡すると、 火災
や爆発、 腐食の恐れがあります。
h) 湿気が入らないようにしてください。 水が浸入する
と短絡を引き起こしたり、 火傷や火災が発生する
能性があります。
i) バッテリーがつかむことのできないほどに熱くなっ
ている場合は、故障している可能性があります。
体を監視可能な火気のない場所に可燃性の資材か
ら十分に距離をとって置き、 冷ましてください。
バッテリーを冷ました後、 ヒルティサービスセン
ターにご連絡ください。
5.3.4 電気に関する安全注意事項
作業を開始する前に、 作業場に埋設された電線、 ガス
管や水道管がないかを金属探知機などで調査してくださ
い。 例えば、 作業中に誤って先端工具が電線に触れる
と、 体の金属部分とケーブルが通電する可能性があり
ます。 この場合、 感電による重大な事故が発生する危
険があります。
5.3.5 作業場の安全確保
a) 作業場の採光に十分配慮してください。
b) 作業場の換気に十分配慮してください。 作業場
の換気が十分でないと、 粉じんによる汚染で健康
害される恐れがあります。
c) 剥がし作業の場合には、 作業側と反対の領域を保
護してください 剥がれた部分が脱落、落下して他
人を傷つける危険があります。
ja
192
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 06Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 07
5.3.6 個人保護用具
本体使用中、 作業者および現場で直近に居合わせる人々
は保護メガネ、 保護ヘルメット、 耳栓、 保護手袋およ
び防じんマスクを着用しなければなりません。
6 ご使用前に
6.1 バッテリーパックの慎重な取扱い
注意事項
低温ではバッテリーパックの力が低下します。 バッテ
リーの充電量が少なくなった場合は、 本体が完全に停
止するまで作業を続けないでください。 予備のバッテ
リーと交換してください。 効率が落ちたバッテリーパッ
クは、 交換後速やかに充電してください。
バッテリーパックを使用しない場合は、 できるだけ涼し
くて乾燥した場所に保管してください。 バッテリーパッ
クを太陽の直射下、ラジエーターの上、窓際等で保管し
ないでください。 寿命となったバッテリーの廃棄は、
リサイクル規制により定められた方法で確実に行ってく
ださい。
6.2 バッテリーパックの充電
危険
必ず指定されたヒルティバッテリーパックと、「アクセ
サリー」 の項に記載のヒルティ充電器を使用してくださ
い。
6.2.1 バッテリーパックの初充電
はじめてお使いになる前にはバッテリーパックをフル充
電してください。
6.2.2 使用されたバッテリーパックの充電
バッテリーパックを充電器にセットする前に、 バッテ
リーパックの表面の汚れを落とし、 乾かしてください。
充電方法については、 充電器の取扱説明書および本取扱
説明書の 2.10「Li‑Ion バッテリーパックの充電状態」
を参照してください。
Li‑Ion バッテリーパックは、 部分的にしか充電されてい
ない状態であっても常に挿入することができます。
電の進行状況は LED で表示されます (充電器の取扱説
明書を参照)
6.3 バッテリーパックの装着 2
注意
バッテリーパックを装着する前に、 本体のスイッチがオ
フになっていてスイッチオンロックが作動していること
(正逆回転スイッチを中立の位置にします) を確認して
ください。
1. バッテリーを工具の後部にあてがいながら、
チッカチッと音がするまで挿入します。
2. 注意バッテリーが落下してご自身あるいは他の方
が怪我をする恐れがあります。
バッテリーパックが本体にしっかりと固定されてい
ることを確認してください。
6.4 バッテリーパックの取外し 3
1. バッテリーの両サイドにあるリリースボタンを押し
ます。
2. バッテリーパックを本体から後ろへ引き抜きます。
6.5 バッテリーの搬送および保管
バッテリーを引いて、 ロック位置 (作業位置) から最
初のロック位置 (トランスポートロック位置) へ動か
します。
バッテリーを輸送 (トラック、 鉄道、 船舶あるいは航
空機による輸送)る際は、輸送に関する各国および国
際的な規定に注意してください。
6.6 サイドハンドルの取付け 4
1. 正逆回転スイッチを中立位置にするか、 または
バッテリーパックを本体から取り外します。
2. サイドハンドルのグリップを反時計方向に回して、
サイドハンドルのクランピングバンドを緩めます。
3. 事故を防止するため、 デプスゲージをサイドハン
ドルから外してください。
ja
193
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 06Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 07
4. サイドハンド (クランピングバンド) をチャッ
クに通し、 ハウジングにはめ込みます。
5. サイドハンドルをご希望の位置に回します。
6. デプスゲージを取り付けて、 グリップを回してサ
イドハンドルが回転しないように固定します
7 ご使用方法
注意
ドリルビットが噛むと、 本体は側方に振られます。
体を使用する時には必ずサイドハンドルを握ってくださ
い。 本体を両手でしっかりと保持することで、 ドリル
ビットが噛んだ場合に逆モーメントを発生させ、 スリッ
プクラッチを作動させることができます。 緩んだ機械
部品を締め付ける時はクランプあるいは万力を使用して
ください。
7.1 準備
7.1.1 先端工具の装着 5
注意
先端工具の交換時には、 保護手袋を着用してください。
1. 正逆回転スイッチを中立位置にするか、 または
バッテリーパックを本体から取外します。
2. 先端工具のコネクションエンドが汚れていないか、
グリスが塗布されているか確認します。 必要であ
れば、 コネクションエンドの汚れを取り除き、
グリスを薄く塗ってください。
3. 防じんカバーのシーリングリップが汚れていない
か確認します。 必要であれば、 防じんカバーの
汚れを落とし、 シーリングに損傷がある場合は
防じんカバーを交換してください 「手入れと保
守」 を参照)
4. 先端工具をチャックに挿入し、 軽く押し付けなが
らガイド溝に収まるまで回します。
5. カチッと噛み合う音がするまで奥に差し込みます。
6. 先端工具を引っ張り、 しっかりと固定されている
か確認します。
7.1.2 デプスゲージ/サイドハンドルの調整 6
1. サイドハンドルのグリップを反時計方向に回して、
サイドハンドルのクランピングバンドを緩めます
2. サイドハンドルをご希望の位置に回します。
3. デプスゲージをご希望の位置にセットします。
4. サイドハンドルのグリップを時計方向に回して、
しっかりと固定すると、 同時にデプスゲージも固
定されます。
7.1.3 先端工具の取外し 7
注意
先端工具は使用することで熱くなるので、 先端工具の交
換時には保護手袋を着用してください。
1. 正逆回転スイッチを中立位置にするか、 または
バッテリーパックを本体から取り外します。
2. チャックロックスリーブを引き戻して、 チャック
を開いてください。
3. 先端工具をチャックから引き抜いてください。
7.1.4 チャックの取外し 8
注意
事故を防止するため、 デプスゲージをサイドハンドルか
ら外し、 端工具をチャックから取り出してください。
1. 正逆回転スイッチを中立位置にするか、 または
バッテリーパックを本体から取り外します。
2. チャックのスリーブを前方へ引いて保持します。
3. チャックを前方へ引いて外します。
7.1.5 チャックの取付け 9
注意
事故を防止するため、 デプスゲージをサイドハンドルか
ら外し、 端工具をチャックから取り出してください。
1. 正逆回転スイッチを中立位置にするか、 または
バッテリーパックを本体から取外します。
2. チャックのスリーブをつかみ、 前方へ引いて保
持します。
3. チャックを前からガイドチューブまで移動させ
スリーブを放します。
4. チャックを回して、 カチッと噛み合わせます。
7.2 作動
注意
母材の加工作業で、 母材の破砕片が生ずる場合があ
ります。 保護メガネ、 保護手袋、 および集じん装置
を使用していない場合は防じんマスクを着用してくださ
い。 破片が身体の一部、 眼などを傷つけることもあり
ます。
注意
作業工程で騒音が発生します。 耳栓を着用してくださ
い。 過剰な騒音で聴力の低下を招く場合もあります。
7.2.1 低温での作業
注意事項
打撃機構を作動させるためには、 本体温度が最低運転温
度に達している必要があります。
ja
194
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 06Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 07
最低運転温度まで上げるには、 本体先端を直接サポート
面に当てて本体をアイドル回転させます。 必要であれ
ば、 打撃機構が始動するまでこの動作を繰り返します
7.2.2 正逆回転機能
注意事項
正逆回転スイッチを使用することにより、 先端工具スピ
ンドルの回転方向 (正回転、 逆回転) を選択すること
ができます。 モーター回転中はロック機能により、
イッチの切替ができなくなります。 中立の位置では、
コントロールスイッチはブロックされます。
正回転にするには、 本体の側面にある正逆回転スイッチ
を押し、 矢印をチャック方向に向けます。
逆回転にするには、 本体の側面にある正逆回転スイッチ
を押し、 矢印をグリップ方向に向けます。
正逆回転スイッチをご希望の位置にずらします
7.2.3 回転のみ 
1. 穿孔を行う前に正逆回転スイッチを 「右」 の位
置にします。
2. 機能切替スイッチを 「回転のみ」 の位置へ回し
て、 きちっと止めます。 作動中に機能切替スイッ
チを操作しないでください。
3. サイドハンドルをご希望の位置に回し、 正しく、
しっかりと固定されていることを確認します。
4. バッテリーパックを装着します。
5. ビット先端をご希望の穴明け位置に当てます。
6. コントロールスイッチをゆっくりと握り込みます
(ドリルビットが穴のセンターをとらえるまで低速
穿孔)
7. その後コントロールスイッチを一杯に握り込んで、
フルパワーで穿孔します。
8. 適度な力で母材を押し付けてください。 れによ
り最適な穿孔を行えます。
7.2.4 回転 + 打撃 
1. 穿孔を行う前に正逆回転スイッチを 「右」 の位
置にします。
2. 機能切替スイッチを 回転+打撃」 の位置へ回し
て、 きちっと止めます。 作動中に機能切替スイッ
チを操作しないでください。
3. サイドハンドルをご希望の位置に回し 正しく、
しっかりと固定されていることを確認します
4. バッテリーパックを装着します。
5. ビット先端をご希望の穴明け位置に当てます。
6. コントロールスイッチをゆっくりと握り込みます
(ドリルビットが穴のセンターをとらえるまで低
穿孔)
7. その後コントロールスイッチを一杯に握り込んで、
フルパワーで穿孔します。
8. 適度な力で母材を押し付けてください。 これによ
り最適な穿孔を行えます。
9. 貫通直前には穿孔速度を落とし、 母材裏面が剥
離するのを防止してください。
7.2.5 Li‑Ion バッテリーパックの充電状態インジケー
ターの読み取り 
注意事項
作業中は充電状態の読み取りは行えません。 バッテリー
パックが完全に放電しているか、 あるいは高温になりす
ぎていると、 LED 1 が点滅します。 この場合は、 バッ
テリーパックを充電器にセットしてください。 LED
4 つすべて点滅することにより、 本体に過負荷がかかっ
ているか過熱しているかが示されます。
Li‑Ion バッテリーパックは充電状態インジケーター
備えています。 充電中は、 バッテリーパックのインジ
ケーターで充電状態が示されます (充電器の取扱説明書
を参照) 停止状態のときにバッテリーパックのロック
ボタンを押す、 あるいはバッテリーパックを本体にセッ
トすると、 充電状態が 4 個の LED 3 秒間示されま
す。
以下の章を参照してください2.9 Li‑Ion バッテリー
パックの充電状態
8 手入れと保守
注意
本体が不意に始動することがないよう、 清掃作業を始め
る前にバッテリーを取り外してください。
8.1 先端工具の手入れ
先端工具のコネクションエンドが汚れていないか、 グリ
スが塗布されているか確認します。 必要であれば、
コネクションエンドの汚れを取り除き、 グリスを薄く
塗ってください。
8.2 本体の手入れ
注意
本体、特にグリップ表面を乾燥させ、清潔に保ち、オイ
ルやグリスが付着していないようにしてください。
剤、 磨き粉等のシリコンを含んだ清掃用具は使用しない
でください。
通気溝が覆われた状態で本体を使用しないでくださ
い。 通気溝を乾いたブラシを使用して注意深く掃除し
てください。 本体内部に異物が入らないようにしてく
ださい。 定期的に、 少し湿した布で本体表面を拭いて
ください。 スプレーやスチームあるいは流水などによ
る清掃は避けてください。 電気上の安全面に悪影響が
出る可能性があります。
8.3 防じんカバーの清掃と交換
チャックの防じんカバーは、 清潔な乾いた布で定期的
に清掃してください。 シーリングリップをていねいに
拭き、 ヒルティグリスを薄く塗布します。 シーリング
リップが損傷している場合は、 必ず防じんカバーを交
換してください。 防じんカバーの下に横からドライバー
を差し込み、 前に押し出します。 接触面を清掃し、
ja
195
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 06Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 07
新しい防じんカバーを取り付けます。 カバーがロック
されるまで強く押してください。
8.4 Li-Ion バッテリーの手入れ
湿気が入らないようにしてください。
はじめてお使いになる前にはバッテリーをフル充電して
ください。
バッテリーを最大寿命で使用できるように、 バッテリー
のパワーが著しく低下したら直ちに放電を中止してくだ
さい。
注意事項
作動を続けると、 セルの損傷を防ぐために放電が自動的
に終了します。
バッテリーは Li‑Ion バッテリー用に許可されたヒル
ティ充電器で充電してください。
注意事項
- NiCd または NiMH バッテリーの場合のようなバッテ
リーのコンディショニングは必要ありません。
- 充電を中断しても、 バッテリーの寿命に影響はありま
せん。
- バッテリーの寿命に影響を及ぼすことなく いつ
でも充電を開始することができます。 NiCd または
NiMH バッテリーの場合のようなメモリー効果はあり
ません。
- バッテリーはフル充電した状態でできるだけ涼しく
て乾燥した場所に保管するのが最適です。 周囲温度
が高い場所 (窓際) にバッテリーを保管すると、
バッテリーの寿命に影響が出て、 セルの自己放電率
が上昇します。
- バッテリーがフル充電できなくなった場合は、 劣化
や過負荷で容量が低下しています。 このようなバッ
テリーを使用して作業することはできます。 しか
し、 このようなバッテリーは早期に新しいバッテリー
に交換する必要があります。
8.5 保守
警告事項
本体の電気系統部分の修理は訓練された修理スペシャリ
ストのみができます。
本体の全ての表面パーツに損傷がないか、 また全ての装
置が支障なく作動するか確認してください。 パーツが損
傷していたり、 装置が正しく作動しない場合は、 本体
を使用しないでください。 修理が必要な際は、 弊社営
業担当またはヒルティ代理店販売店にご連絡くださ
い。
8.6 手入れと保守を行った後の点検
手入れ、 保守の作業を済ませた後は、 ての安全機構
が装着され、 正常に作動していることを確認しなければ
なりません。
9 故障かな? と思った時
症状 考えられる原因
処置
本体が始動しない。
バッテリーが正しくロックされていな
いか、 あるいはバッテリーが空。
バッテリーをカチッカチッとロック
音がするまで挿入するか、 あるいは
バッテリーを充電する。
電気的故障。
本体からバッテリーを取り外し、ヒル
ティサービスセンターに連絡する。
バッテリーの温度が高すぎる、 また
は低すぎる。
バッテリーを推奨運転温度まで冷やす
/暖める。
本体が作動せず、 LED 1 が点
滅する。
バッテリーが放電している。 バッテリーを交換し、空のバッテリー
を充電する。
バッテリーの温度が高すぎる、 また
は低すぎる。
バッテリーを推奨運転温度まで冷やす
/暖める。
本体が作動せず、 4 個すべての
LED が点滅。
本体に短期的に過負荷がかかってい
る。
コントロールスイッチを放して、
し直す。
打撃がない。
本体温度が低すぎる。
本体を短時間母材に当てて空転させ
て、 本体を作動温度にする。
機能切替スイッチが「回転のみ」に設
定されている。
機能切替スイッチを 「回転+打撃」
に設定する。
本体が逆回転にセットされている。
本体を正回転に切り換える。
コントロールスイッチが押せな
い、 あるいは動かない。
正逆回転スイッチは中立位置 (トラ
ンスポートロック位置)
正逆回転スイッチを左または右へ押
す。
本体スピンドルが回転しない。 本体の電子回路の作動温度が許容範囲
を越えている。
本体を冷やす。
バッテリーの作動温度が許容範囲を
越えている。
バッテリーを推奨運転温度まで冷やす
/暖める。
ja
196
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 06Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 07
症状 考えられる原因 処置
本体スピンドルが回転しない。 バッテリーが放電している。 バッテリーを交換し、空のバッテリー
を充電する。
本体が自動的にオフになる。
過負荷保護機構(スピードレギュレー
ター) が作動している。
コントロールスイッチを放し、 新た
に作動して、本体にかかる負荷を減ら
す。
バッテリーの消耗が通常よりも
早い。
周囲温度が低すぎる。 ッテリー
る。
バッテリーが 「カチッカチッ」
と音がするまでロックされな
い。
バッテリーのロックノッチが汚れてい
る。
ロックノッチを清掃して、バッテリー
をロックする。 問題が再発する場
は、 ヒルティサービスセンターに連
絡する。
本体あるいはバッテリが熱くな
る。
電気的故障。
本体の電源を直ちに切ってバッテリー
を取り外し、 ヒルティサービスセン
ターに連絡する。
本体に負荷がかかり過ぎている (適
用基準を超えている)
用途に合った工具を選択する。
先端工具をチャックから取り
出せない。
チャックが完全に開いていない。
チャックロックスリーブを後ろに十分
引きながら先端工具を抜く。
先端工具が切削しない。 本体が逆回転にセットされている。
本体を正回転に切り換える。
10 廃棄
注意
装備を誤った方法で廃棄すると、 次のような危険があります プラスチック部分の燃焼時には人体に有害な有毒ガ
スが発生します。 電池は損傷したりあるいは激しく加熱されると爆発し、 毒害、 傷、 腐食または環境汚染の危
険があります。 廃棄について十分な注意を払わないと、 権限のない者が装備を誤った方法で使用する可能性があり
ます。 このような場合、 ご自身または第三者が重傷を負ったり環境を汚染する危険があります。
注意
故障したバッテリーはただちに廃棄してください。 バッテリーは子供の手の届かない所に置いてください。 バッテ
リーを分解したり、 燃やしたりしないでください。
注意
バッテリーは各国の技術法規に従って廃棄するか、 ルティへ返送してください。
本体の大部分の部品はリサイクル可能です。 リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりませ
ん。 多くの国でヒルティは、 古い電動工具をリサイクルのために回収しています。 詳細については弊社営業担当ま
たはヒルティ代理店 販売店にお尋ねください。
EU 諸国のみ
本体を一般ゴミとして廃棄してはなりません。
古い電気および電子工具の廃棄に関するヨーロッパ基準と各国の法律に基づき、 使用済みの電気工具
は一般ゴミとは別にして、 環境保護のためリサイクル規制部品として廃棄してください。
ja
197
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 06Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 07
11 本体に関するメーカー保証
保証条件に関するご質問は、 最寄りのヒルティ代理店
販売店までお問い合わせください。
12 EU 規格の準拠証明(原本)
名称
充電式ロータリーハン
マードリル
機種名
TE 6-A36‑AVR
製品世代
03
設計年
2009
この製品は以下の基準と標準規格に適合しているこ
とを保証します2006/42/EG、 2006/66/EG、 2016
4 19 2004/108/EG 2016 4
20 日以降2014/30/EU、 2011/65/EU、 EN 60745‑1、
EN 60745‑2‑6、 EN ISO 12100.
Hilti Corporation Feldkircherstrasse 100
FL‑9494 Schaan
Paolo Luccini Tassilo Deinzer
Head of BA Quality and Process
Management
Executive Vice President
Business Area Electric Tools &
Accessories
Business Unit Power
Tools & Accessories
05/2015 05/2015
技術資料
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH
Zulassung Elektrowerkzeuge
Hiltistrasse 6
86916 Kaufering
Deutschland
ja
198
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 06Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071090 / 000 / 07
1 / 1