Hilti TE 6-A22 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
164 日本語
1 文書について
1.1 本書について
ご使用前に本書をすべてお読みください。 このことは、 安全な作業と問題のない取扱いのための前提
条件となります。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
取扱説明書は常に製品とともに保管し、 他の人が使用する場合には、 製品と取扱説明書を一緒にお渡し
ください。
1.2 記号の説明
1.2.1 警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。 記号と組み合わせて以下の注意喚起語
が使用されています
危険! この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使わ
れます。
警告事項! この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すために
使われます。
注意! この表記は、 軽傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。
1.2.2 本書の記号
本書では、 以下の記号が使用されています
使用前に取扱説明書をお読みください
本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
1.2.3 図中の記号
図中では以下の記号が使用されています
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています。
付番は図中の作業手順の順序に対応していて、 本文の作業手順とは一致しない場合があります。
概要図には項目番号が付されていて、 製品概要セクションの凡例の番号に対応しています。
この記号は、 製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています
1.3 製品により異なる記
1.3.1 記号
以下の記号が使用されています
回転のみ
回転+打撃(打撃穿孔)
ハツリ作業
チゼル角度調整
正逆回転機能
無負荷回転数
1.4 製品情報
Hilti の製品はプロ仕様で製作されており、 本体の使用、 保守、 修理を行うのは、 認定を受けトレーニング
された人のみに限ります これらの人は、 遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりませ
ん。 製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、 あるいは規定外の使用は危険です。
Printed: 29.08.2017 | Doc-Nr: PUB / 5371376 / 000 / 00
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機種名および製造番号は銘板に表示されています。
製造番号を以下の表に書き写しておいてください。 ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせ
の際には、 製品データが必要になります。
製品データ
ロータリーハンマードリル TE 6A22
製品世代 04
製造番号
1.5 適合宣言
当社は、 単独の責任において本書で説明している製品が有効な基準と標準規格に適合していることを宣言
します。 適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
2 安全
2.1 電動工具の一般安全注意事項
警告事項! 安全上の注意および指示事項をすべてお読みください。 これらを守らないと、 感電、 火災
および/または重傷事故の危険があります
安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
作業環境に関する安
作業場はきれいに保ち、 十分に明るくしてください。 ちらかった暗い場所での作業は事故を起こす恐
れがあります。
爆発の危険性のある環境(可燃性液体、 ガスおよび粉じんのある場所) では電動工具を使用しないでく
ださい。 電動工具から火花が飛散し 粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
電動工具の使用中、 子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。 作業中に気がそらされると、
本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
電気に関する安全注意事項
電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工具に水が浸入すると、 感電の危険が大きくなりま
す。
パイプ、 ラジエーター、 電子レンジ、 冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにして
ください。 体が触れると感電の危険が大きくなります。
作業者に関する安全
電動工具を使用の際には、 油断せずに十分注意し、 常識をもった作業をおこなってください。 疲れて
いる場合、 薬物、 医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しない
でください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元を安定させ、 常にバランスを保つようにしてくだ
さい。 これにより、 万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、 適切な対応が可能となります。
個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。 けがに備え、 電動工具の使用状況に応じた
粉じんマスク、 耐滑性の安全靴、 ヘルメット 耳栓などの個人用保護具を着用してください。
作業に適した作業着を着用してください。 だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、
服、 手袋を本体の可動部に近づけないでください。 だぶだぶの衣服、 装身具、 長い髪が可動部に巻き
込まれる恐れがあります。
電動工具の不意な始動は避けてください。 電動工具をバッテリーに接続する前や持ち上げたり運んだり
する前に、電動工具がオフになっていることを確認してください。 動工具のスイッチに指を掛けたま
ま運んだり、 スイッチオンになっている本体を電源に接続すると、 事故の原因となる恐れがあります。
電動工具のスイッチを入れる前に、 必ず調節キーやレンチを取り外してください。 調節キーやレンチ
が本体の回転部に装着されたままでは、 けがの原因となる恐れがあります。
吸じんシステムの接続が可能な場合には、 これらのシステムが適切に接続、 使用されていることを確認
してください。 吸じんシステムを利用することにより、 粉じん公害を防げます。
電動工具の使用および取扱い
無理のある使用を避けてください。 作業用途に適した電動工具を使用してください。 適切な電動工具
の使用により、 能率よく、 スムーズかつ安全な作業が行えます。
スイッチに支障がある場合には、 電動工具を使用しないでください スイッチで始動および停止操作
のできない電動工具は危険ですので、 修理が必要です。
本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には バッテリーを取り外してくだ
い。 この安全処置により、 電動工具の不意の始動を防止することができます。
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電動工具をご使用にならない場合には 子供の手の届かない場所に保管してください。 電動工具に関
する知識のない方、 本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください 未経験者に
る電動工具の使用は危険です。
電動工具は慎重に手入れしてください 可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか 電動工具
の運転に影響を及ぼす各部分が破損損傷していないかを確認してください 電動工具を再度ご使用
になる前に 損傷部分の修理を依頼してください。 発生事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の
使用が原因となっています。
先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。 お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、
作業が簡単かつ、 スムーズになります。
バッテリー工具の使用および取扱い
動工には 必ず定さたバッテーを使用しくだい。 定以のバテリを使する
と、 負傷や火災の恐れがあります。
バッテリーを充電する場合は、 必ずメーカー推奨の充電器を使用してください 特定タイプのバッテ
リー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、 火災の恐れがあります。
使用しないバッテリーの近くに、 事務用クリップ 硬貨、 キー、 釘、 ネジ、 その他の小さな金属片を
置かないでください。 電気接点の短絡が起こることがあります バッテリーの電気接点間が短絡す
と、 火傷や火災が発生する危険があります。
バッテリーを正しく使用しないと、 液漏れが発生することがあります。 その場合、 漏れた液には触れ
ないでください。 流出したバッテリー液により、 皮膚が刺激を受けたり火傷を負う恐れがあります。
誤ってバッテリー液に触れてしまった場合は 水で洗い流してください。 バッテリー液が眼に入った
場合は、 水で洗い流して医師の診断を受けてください。
2.2 ハンマーに関する安全上の注意
耳栓を着用してください。 騒音により、 聴覚に悪影響が出る恐れがあります。
本体には一緒に納品された補助ハンドルを使用してください。 これ以外のハンドルを使用するとコン
トロールを失ってけがをする恐れがあります。
先端工具が隠れた電線に接触する可能性のある作業を行う場合は、 必ず本体の絶縁されたグリップ
持ってください 通電しているケーブルと接触すると、 本体の金属部分にも電圧がかかり、 感電の危
険があります。
2.3 ロータリーハンマードリルに関するその他の安全上の注意
作業者に関する安全
本製品は、 必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
本体は決して加工や改造を加えないでください。
本体には一緒に納品された補助ハンドルを使用してください。 これ以外のハンドルを使用するとコン
トロールを失ってけがをする恐れがあります。
剥がし作業の場合には、 作業側と反対の領域を保護してください。 剥がれた部分が脱落、 落下して他
の人を負傷させる危険があります。
本体は、 常に両手でグリップを掴んでしっかりと保持してください。 グリップは乾燥した清潔な状態
を保ってください。
先端工具が隠れた電線に接触する可能性のある作業を行う場合は、 必ず本体の絶縁されたグリップ
持ってください。 通電しているケーブルと接触すると、 本体の金属部分にも電圧がかかり、 感電の危
険があります。
回転部品に触れないでください - 負傷の危険!
本体の使用中は、 適切な保護メガネ、 保護ヘルメット、 耳栓、 保護手袋および防じんマスクを着用し
てください。
保護手袋は先端工具の交換時にも着用してください。 先端工具に触れると、 切創事故や火傷の原因と
なることがあります
アイシールドを着用してください。 破片が身体の一部、 眼などを傷つけることもあります。
作業開始前に、 作業場で発生する粉じんの危険有害度を調査してください。 公的に承認された保護等
級および地域の粉じんに関する規定を満たした工業用集じん機を使用してください。 含鉛塗料、 特定
の種類の木材、 コンクリート/石材、 石英を含む岩石、 鉱物および金属などの母材から生じた粉じん
は、 健康を害する恐れがあります。
作業場の良好な換気に注意し、 必要に応じてそれぞれの粉じんに適した防じんマスクを着用してくださ
い。 作業者や近くにいる人が粉じんに触れたり吸い込んだりすると、 アレルギー反応や呼吸器疾患を
起こす可能性があります。 カシやブナ材などの特定の粉じんは 特に木材処理用の添加クロム
酸、 木材保護剤) が使用されている場合、 発ガン性があるとされています。 アスベストが含まれる母
材は、 必ず専門家が取り扱うようにしてください。
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休憩を取って 指を動かして血行を良くするように心がけてください。 長時間作業の際には、 振動に
より指、 手あるいは手首の関節の血管あるいは神経系に障害が発生する可能性があります。
電気に関する安全注意事項
業を開始する前に 作業領域に埋設された電線 ガス管や水管がないかを調査してください
誤って電線を損傷すると、 本体外側の金属部分により感電事故が発生する可能性があります。
電動工具の慎重な取扱いおよび使用
先端工具がブロックしたら直ちに電動工具をオフにします。 本体は側方へとずらすことができます。
電動工具は停止するまで置かないでください。
2.4 集じんモジュールに関する安全上の注意
本書および本体に記載されている安全上の注意を遵守してください。
穿孔作業時およびサービス作業時に発生する残留粉じんから顔および気管を保護するため、 防じんマス
クを使用してください。
集じんモジュールを取り付けていても、 必ずHilti ロータリーハンマードリルのサイドハンドルを使用し
てください。
2.5 バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
LiIon バッテリーの搬送、 保管、 作動については特別規定を守ってください。
バッテリーは高温、 直射日光および火気を避けて保管してください
バッテリーを分解したり、 挟んだり、 80 °C 以上に加熱したり、 燃やしたりしないでください
損傷しているバッテリーは、 充電することもそのまま使用し続けることもできません。
バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。
を監視可能な火気のない場所に可燃性の資材から十分に距離をとって置き、 冷ましてください。 バッ
テリーを冷ました後 Hilti サービスセンターにご連絡ください。
3 製品の説明
3.1 製品概要 1
@
防じんカバー
;
チャック
=
先端工具ロック解除
%
デプスゲージ
&
機能切り替えスイッ
(
正回転/逆回転切り替えスイッスイ
チオンロック付き)
)
無段変速スイッチ
+
グリップ
§
バッテリーリリースボタン
/
充電状態および故障インジケーター(Li-Ion
バッテリー)
:
バッテリー
TE DRS-6-A(02) 集じんモジュール接続部
$
サイドハンドル
£
作業用照明
3.2 正しい使用
本書で説明している製品は、 充電式式ロータリーハンマードリルです。 本製品は 鋼材、 木材および石
への穿孔(回転のみ) コンクリートおよび石材への打撃穿孔、 ならびにネジの取付け、 取外し用の工具で
す。 さらに、 本製品は石材への軽度のハツリ作業、 およびコンクリートへの再加工作業に使用できます。
本製品には、 必ずHilti B 22 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。
本製品には、 必ずHilti B22 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。
3.3 Li-Ion バッテリーのインジケーター
Li-Ion バッテリーの充電状態および本体の不具合は Li-Ion バッテリーのインジケーターにより表示されま
す。 Li-Ion バッテリーの充電状態は、 2 つのバッテリーリリースボタンのいずれかを押すと表示されます。
状態 意味
4 個の LED が点灯。 充電状態75 %...100 %
3 個の LED が点灯。 充電状態50 %...75 %
2 個の LED が点灯。 充電状態25 %...50 %
1 個の LED が点灯。 充電状態 10 %...25 %
1 個の LED が点滅。 充電状態 < 10 %
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注意事項
コントロールスイッチの操作中、 およびこのスイッチから指を放してから 5 秒が経過するまでの間
は、 充電状態を確認することはできません。 バッテリーのインジケーターの LED が点滅している
合は、「故障時のヒント」 の章の注意事項を確認してください
3.4 本体標準セット構成
ロータリーハンマードリル、 サイドハンドル、 デプスゲージ、 取扱説明書。
その他の本製品用に許可されたシステム製品については、 弊社営業担当またはHilti センターにお問い合わ
せいただくか、 あるいはwww.hilti.com でご確認ください。
4 製品仕様
4.1 ロータリーハンマードリル
TE 6A22
定格電圧
21.6 V
重量(EPTA プロシージャ 01 に準拠)
3.7 kg
無負荷回転数
1,050/min
コンクリート/石材への穿孔(ハンマードリルビット)
5 mm 20 mm
木材への穿孔(木工用ドリルビット)
3 mm 20 mm
金属への穿孔(鉄工用ドリルビット)
3 mm 13 mm
4.2 騒音および振動値について(EN 60745 に準拠)
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、 規格に準拠した測定方法に基づいて
測定したものです。 電動工具を比較するのにご使用いただけます。 曝露値の暫定的な予測にも適していま
す。 記載されているデータは、 電動工具の主要な使用方法に対する値です。 電動工具を他の用途で使用し
たり、 異なる先端工具を取り付けて使用したり、 手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、 デー
タが異なることがあります。 このような相違により、 作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があ
ります。 曝露値を正確に予測するためには、 本体のスイッチをオフにしている時間や、 本体が作動してい
ても実際には使用していない時間も考慮しなければなりません。 このような相違により、 作業時間全体で
曝露値が著しく低くなる可能性があります。 作業者を騒音および/または振動による影響から保護するた
めに、 他にも安全対策を立ててください(例 電動工具および先端工具の手入れや保守、 手を冷やさない
ようにする、 作業手順の編成)
騒音値
サウンドパワーレベ (L
WA
)
100 dB(A)
サウンドパワーレベルの不確実性 (K
WA
)
3 dB(A)
排出サウンドプレッシャーレベル (L
pA
)
89 dB(A)
サウンドプレッシャーレベルの不確実性 (K
pA
)
3 dB(A)
振動値
コンクリートへの打撃穿孔 (a
h, HD
)
13.4 m/s²
金属への穿孔 (a
h, D
)
2.1 m/s²
ハツリ作業 (a
h, CHeq
)
6.3 m/s²
不確実性 (K)
1.5 m/s²
5 ご使用方法
5.1 作業準備
注意
負傷の危険! 製品は意図せず作動することがあります
本体の設定、 またはアクセサリーの交換の前にバッテリーを取り外してください。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
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5.2 バッテリーを装着す 2
注意
負傷の危険! ロータリーハンマードリルは意図せず作動することがあります。
バッテリーを装着する前に、 ロータリーハンマードリルのスイッチがオフになっていて正回転/
逆回転切り替えスイッチが中立の位(スイッチオンロック) になっていることを確認してくだ
さい。
1. ロックの音が聞こえるまでバッテリーを本体ホルダーに装着します。
2. バッテリーがしっかりと装着されていることを確認してください。
5.3 バッテリーを取り外 3
1. バッテリーのロック解除ボタンを押します。
2. バッテリーを後方へ引き抜きます。
5.4 サイドハンドルを取り付ける 4
注意
負傷の危険! ロータリーハンマードリルのコントロールの喪失。
サイドハンドルが正しく取り付けられ、 しっかりと固定されていることを確認してください
クランピングバンドが本体の専用の溝にはまっていることを確認してください。
1. グリップを回してサイドハンドルのクランピングバンドを緩めます。
2. デプスゲージを前方から取付け用の 2 個のガイド穴に通します。
3. グリップを回してサイドハンドルのクランピングバンドを張ります。
5.5 デプスゲージを取り付ける/調整する 5
必要に応じてデプスゲージを取り付けて調整します。
5.6 チャックを取り付ける/取り外す 6
注意
負傷の危険! 取り付けてあるが使用してはいないデプスゲージにより作業者の作業が妨げられる危
険があります。
本体からデプスゲージを取り外します。
チャックを取り付け/取り外します。
5.7 先端工具を装着する 7
1. 先端工具のコネクションエンドにグリスを軽く塗布します
必ずHilti の純正グリスを使用してください。 不適切なグリスを使用すると本体損傷の原因となるこ
とがあります。
2. 先端工具をチャックのストップ位置まで差し込み、 ロックさせます。
3. 装着後に先端工具を引っ張り、 ロックされているか確認します。
製品は作動可能状態です。
5.8 先端工具を取り外す 8
チャックロックスリーブをストップ位置まで引き戻し 先端工具を取り外します。
5.9 頭上作業 9
頭上作業用の DCD 集じんリングを取り付けます
5.10 チゼル角度調整 10
機能切り替えスイッチを の位置にします。
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6 作業
注意! 損傷の危険!
作動中に回転方向および/または機能選択のスイッチを操作すると、 本体を損傷する可能性があ
ります。
作動中はこれらのスイッチを操作しないでください。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
6.1 機能切り替えスイッ 10
機能切り替えスイッチを希望の作業位置にします。
作動中に機能切り替えスイッチを操作しないでください。 損傷の危険!
6.2 正逆回転機能 11
正回転/逆回転切り替えスイッチを希望の回転方向に設定します。
6.3 回転のみ
機能切り替えスイッチを の位置にします。
6.4 回転 + 打撃
機能切り替えスイッチを の位置にします。
6.5 ハツリ作業
機能切り替えスイッチを の位置にします。
モーターの冷却を最適なものとするには、 正回(穿孔回転方向) を選択してください。
7 手入れと保守
7.1 バッテリー装置の手入れと保守
警告
感電による危険! バッテリーを装着した状態で手入れや保守作業を行うと、 重傷事故や火災の原因
となることがあります。
手入れや保守作業の前に必ずバッテリーを取り外してください!
本体の手入れ
強固に付着した汚れは慎重に除去してください。
通気溝を乾いたブラシで入念に清掃してください。
ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してください。 シリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品
をいためる可能性があるので使用しないでください。
Li-Ion バッテリーの手入れ
バッテリーは清潔に保ち、 オイルやグリスで汚さないようにしてください。
ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してください。 シリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品
をいためる可能性があるので使用しないでください。
湿気が入り込まないようにしてください。
保守
目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、 操作エレメントについては問題なく機能すること
を定期的に点検してください。
損傷および/または機能に問題のある場合は、 バッテリー装置を使用しないでください 直ちにHilti
サービスセンターに修理を依頼してください。
手入れおよび保守作業の後は、 すべての安全機構を取り付けて機能を点検してください。
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注意事項
安全な作動のために、 必ず純正のスペアパーツと消耗品を使用してください。 本製品向けに弊社が
承認したスペアパーツ、 消耗品およびアクセサリーは、 弊社営業担当またはHilti センターにお問い
合わせいただくか、 あるいはwww.hilti.com でご確認ください。
7.2 防じんカバーの清掃
チャックの防じんカバーは、 清潔な乾いた布で定期的に清掃してください。
シーリングリップをていねいに拭き、 Hilti グリスを薄く塗布します。
シーリングリップに損傷がある場合は、 防じんカバーを必ず交換してください。
8 搬送および保管
8.1 バッテリー装置の搬送および保管
搬送
注意
搬送時の予期しない始動。 バッテリーが装着されていると、 搬送時に本体が誤って作動して損傷す
る可能性があります
本体は常にバッテリーを装着していない状態で搬送してください。
バッテリーを取り外します。
本体とバッテリーは個別に梱包して搬送してください
バッテリーは決して梱包しない状態で搬送しないでください。
本体とバッテリーを長距離にわたって搬送した後には 使用の前に損傷がないかチェックしてくだ
い。
保管上の注意事項
注意
故障したバッテリーによる予期しない損傷。 バッテリーから流れ出た液体で、 本体に損傷を与える
可能性があります。
本体は常にバッテリーを装着していない状態で保管してください。
本体とバッテリーは、 できるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。
バッテリーを太陽の直射下、 ラジエーターの上、 窓際等で保管しないでください。
本体とバッテリーは、 子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
本体とバッテリーを長期間にわたって保管した後には 使用の前に損傷がないかチェックしてくだ
い。
9 故障時のヒント
この表に記載されていない、 あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、 弊社営
業担当またはHilti サービスセンターにご連絡ください。
9.1 ロータリーハンマードリルは作動不能状
故障 考えられる原因 解決策
バッーの LED なに
表示しない。
バッテリが完に装着さてい
ない。
バッテリーを「カチッカチッ」
と音がするまでロックする。
バッテリーが放電している。 バッテリーを交換し、 空のバッ
テリーを充電する。
または低すぎる。
テリます ある
いはバッテリーを室内温度にす
る。
バッテリー 1 個の LED
点滅。
バッテリーが放電している。 バッテリーを交換し、 空のバッ
テリーを充電する。
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故障 考えられる原因 解決策
バッテリー 1 個の LED
点滅。
または低すぎる。
テリ冷ま ある
いはバッテリーを室内温度にす
る。
バッテリー 4 個の LED
点滅。
ロータリハンードリル短時
間の過負荷。
コントロールスイッチから指を
放し めてトロ
イッチを操作する。
9.2 ロータリーハンマードリルは作動可能状
故障 考えられる原因 解決策
打撃がない。 ータリーンマドリルの
が低すぎる。
ロータリーハンマードリルを母
材に接触させて、 アイドリング
回転る。 機構
するまでこれを繰り返す。
能切
み」 に設定されている。
「回
+ 打撃」 にする。
コントロールスイッチが押せ
ない、 あるいは動かない。
正回転/回転り替えスッチ
が中立位置。
正回転/逆回転切り替えスイッ
チを右または左へ押す。
い。
ロータリハンードリル電子
回路の作温度許容範囲越え
ている。
本体を冷ます。
バッテリーが放電している。 バッテリーを交換し、 空のバッ
テリーを充電する。
されいな また「ハリ作
業」 ゼル調整
の位置になっている
機能切り替えスイッチを「回転
「回 +
撃」 の位置にする。
ロータリーハンマードリル
自動的にオフになる
負荷
レーター) が作動している。
コントロールスイッチから指を
放す ータハン
リルす。 コンロー
スイを改作す
負荷を低減する。
バッテリーの消耗が通常よ
も早い。
周囲温度が低すぎる バッテリーをゆっくり室温まで
暖める。
バッテリーがカチッカチッ
と音がするまでロックされ
い。
バッテリのロクノッチ汚れ
ている。
ロックノッチを清掃してバッテ
リーを改めてロックする。
ロータリーハンマードリル
る。
電気的故障。 ロータリーハンマードリルを直
ちににす バッ
を取してる。
テリーをます Hilti サー
スセンターに連絡する。
ロータリハンードリル過負
荷。
より出力の大きな装置を選択す
る。
先端工具をロックから取り
せない。
チャック完全引き戻さてい
ない。
トップ位置まで引き戻し、 先端
工具を取り外す。
先端工具が切削しない。 ロータリハンードリル逆回
転になっている。
正回転/逆回転切り替えスイッ
チを正回転にする。
能切
み」 に設定されている。
「回
+ 打撃」 にする。
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日本語 173
10 オプションのアクセサリー
10.1 DCD 集じんリング
DCD 集じんリングはHilti ロータリーハンマードリルのアクセサリーとして使用するものです。 これは頭上
作業で発生する粉じんの大部分を集め 迅速かつ簡単にロータリーハンマードリルに固定することができ
ます。
10.2 TE DRS-6-A / TE DRS-6-A OSHA 集じんモジュール
TE DRS6A 集じんモジュールは、 Hilti のTE 6A22 ロータリーハンマードリル用のアクセサリーとして使
用するものです。 この集じんモジュールは発生する粉じんの大部分を集め、 迅速かつ簡単にロータリーハ
ンマードリルに固定することができます 集じんモジュールにはサクションファンが内蔵されています。
このサクションファンは専用モーターから動力を得ます。 ロータリーハンマードリルをオンにすると、
ジュールはロータリーハンマードリルのバッテリーから動力のための電流を得ます
この集じんモジュールは、 金属や木材への作業には適していません。
条件: TE DRS-6-A OSHA
TE DRS-6-A OSHA はOSHA 1926.1153 基準を満たしています(Table 1) フィルター清掃メカニズム
を装備しています。
10.2.1 集じんモジュールを取り付ける 12
注意事項
取付けの前に 固定ポイントおよびロータリーハンマードリルと集じんモジュールの電気接続部に埃
がなく、 スムースに動くことを確認してください。
1. 集じんモジュールに損傷がないか点検してください。
2. テレスコープがスムースに動くか点検してください。
3. ロータリーハンマードリルの正回転/逆回転切り替えスイッチを中立の位置にします。
4. デプスゲージをサイドハンドルから取り外します。
5. 集じんモジュールを、 ロックされるまで前方から本体へとスライドさせます。
6. 取付けの後、 集じんモジュールが正しくロックされていることをチェックしてください。
10.2.2 集じんモジュールを使用しての穿孔作
1. 集じんモジュールを始動させるには、 ロータリーハンマードリルの制御ボタンを押します
2. 吸引能力が最大になるまで、 制御ボタンを押し続けてください。
3. サクションヘッドを母材に垂直に接触させます。
4. 穴を穿孔し、 できるだけ多くの粉じんを吸引するよう製品をゆっくり穿孔穴から引き抜きます
10.2.3 ダストコンテナを空にする 13
注意事項
ダストコンテナが満杯、 あるいはフィルターが目詰まりしていると、 粉じんの発生が増える原因と
なるので、 ダストコンテナを定期的に空にする必要があります。
8...10 個の穿孔穴(16 mm x 50 mm、 5/8 インチ x 2 インチ) を加工した後は、 ダストコンテナを空
にしてください。
粉じんの発生を最少に抑えるため、 粉じんは密閉された容器に集めてください。
1. 本体を水平に保ち、 短時間作動させます。
これで集じんモジュールに溜まっていた粉じんの残りがダストコンテナに吸引されます。
2. ダストコンテナのロック解除ボタンを押して、 押した状態を保ちます。
3. ダストコンテナを集じんモジュールから下方へ引き抜きます。
4. ダストコンテナを空にします。
フィルターが汚れている。
フィルターを交換してください
フィルターは汚れていない。
5. 空のダストコンテナを下方から集じんモジュールにはめ込み、 ロックします。
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174 日本語
10.2.4 TE-DRS-OSHA フィルターを清掃する 14
注意事項
5 個の穿孔穴(16 mm x 50 mm、 1/2 インチ x 3 インチ) を加工した後は、 フィルターを清掃してく
ださい。
吸引能力が低下したなら その都度清掃メカニズムをクリック音が聞こえるまで 5 回前後に押してく
ださい。
10.2.5 集じんモジュールを取り外す 15
1. ロータリーハンマードリルの正回転/逆回転切り替えスイッチを中立の位置にします。
2. DRS ロック解除ボタンを押して、 押した状態を保ちます。
3. 集じんモジュールを本体から前方へ引き抜きます。
11 廃棄
警告
負傷の危険。 誤った廃棄による危険があります。
機器を不適切に廃棄すると 以下のような問題が発生する恐れがありますプラスチック部品を
燃やすと毒性のガスが発生し、 人体に悪影響を及ぼすことがあります 電池は損傷したりあるい
は激しく加熱されると爆発し、 毒害、 火傷、 腐食または環境汚染の危険があります。 廃棄につ
いて十分な注意を払わないと、 権限のない者が装備を誤った方法で使用する可能性があります。
このような場合、 ご自身または第三者が重傷を負ったり環境を汚染する危険があります。
故障したバッテリーはただちに廃棄してください。 廃棄したバッテリーは子供の手の届かない所
に置いてください。 バッテリーを分解したり、 燃やしたりしないでください。
バッテリーは各国の法律規制に従って廃棄するか、 使わなくなったバッテリーはHilti へ返送して
ください。
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。 リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収され
ければなりません 多くの国Hilti は、 古い電動工具をリサイクルのために回収しています。 詳細につい
ては弊社営業担当またはHilti 代理店 販売店にお尋ねください。
本体を一般ゴミとして廃棄してはなりません。
12 中国版 RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン)
下記のリンクより、 有害物質を記載した表を確認できます qr.hilti.com/r4695。
本書の最終ページに RoHS 表にリンクした QR コードがあります。
13 メーカー保証
保証条件に関するご質問は、 最寄りのHilti 代理店販売店までお問い合わせください。
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Hilti TE 6-A22 取扱説明書

タイプ
取扱説明書