FH-KM

STIHL FH-KM ユーザーマニュアル

  • こんにちは!STIHL FH-KM ヘッジトリマーの取扱説明書を精読しました。角度調整可能なカッターバーや安全なハーネスシステムなどの機能について、ご質問にお答えできます。お気軽にご質問ください!
  • FH-KMの刃の目立てはどうすればよいですか?
    FH-KMのギアボックスの注油頻度は?
    FH-KMの保管方法は?
    FH-KMを使用する際の安全上の注意点は?
    FH-KMはどんな種類の生垣に適していますか?
STIHL FH-KM
取扱説明書
元の取扱説明書無塩素漂白紙使用
印刷インクには植物油が使用され、紙はリサイクル可能です。
© ANDREAS STIHL AG & Co. KG, 2020
0458-476-4321-B. VA2.E20.
0000007459_006_J
FH-KM
日本語
1
この取扱説明書は、著作権によって保護されています。全権留保。特に複製、翻訳および電子システムを使用した処理に対
して保護されています。
目次
お客様各位
この度は STIHL 社の製品をお買上げい
ただきまして誠に有難うございます。
この製品は、最新の製造技術と入念な
品質保証処置を施して製造されまし
た。私共は、お客様がこの製品を支障
なく使用され、その性能に満足してい
ただくために最善の努力を尽くす所存
でおります。
本製品に関してご不明な点がありまし
たら、お買上げの販売店または当社カ
スタマーサービスにお問い合わせくだ
さい。
敬具
Dr. Nikolas Stihl
コンビツール 2
はじめに 2
使用上の注意および作業方法 2
本機の使い方 6
承認されたコンビエンジン 7
コンビツールの取付け 7
運転準備 7
カッター バーの調整 8
ハーネスの取付け 10
エンジンの始動と停止 11
ギヤーボックスの注油 12
機械の保管 12
整備表 13
目立ての注意事項 13
磨耗の低減と損傷の回避 13
主要構成部品 15
技術仕様 16
整備と修理 16
廃棄 17
EC 適合証明書 17
FH-KM
日本語
2
STIHL コンビシステムでは、パワーツ
ールとしてさまざまなコンビエンジン
やコンビツールを組み合わせることが
できます。本取扱説明書では、コンビ
エンジンコンビツールで構成される
本体一式をパワーツールと呼びます。
そのため、パワーツールにはコンビエ
ンジン用とコンビツール用の各取扱説
明書が必要です。
必ず両方の取扱説明書を読み、内容を
理解してからパワーツールの使用を開
始し、取扱説明書は以後の参照用に安
全な場所に保管してください。
シンボル マークについて
マシンに表示されているシンボルマー
クは、本取扱説明書で説明されていま
す。
段落の前に付いたシンボルや数字
警告
人に及ぼす事故やケガ、更に重大な物
的損傷に対する警告。
注記
本機本体あるいは構成部位の損傷に対
する警告。
技術改良
当社の信条として、常に自社製品の改
良を心がけております。この理由か
ら、製品の設計、技術、外観が定期的
に改良される場合があります。
そして、変更、修正、改良の種類によ
っては、本取扱説明書に記載されてい
ない場合があります。
パワーツールは、このモデルとその操
作を熟知している人にだけ貸し出し、
その場合は、必ずコンビエンジンとコ
ンビツールの取扱説明書を一緒に手渡
してください。
グランドヘッジャーは、芝草、茂み、
低木、やぶや同様の材質の物を切断す
るときにのみ使用してください。
事故が生じる危険が増すため、パワー
ツールを他の用途に使用しないでくだ
さい。
STIHL 社が本パワーツールに使用する
ことを明確に承認したか、仕様が同等
のカッティングブレードとアクセサリ
ーだけを使用してください。ご不明な
点は、サービス店にお問い合わせくだ
さい。
コンビツール はじめに 使用上の注意および作業方法
グランドヘッジャーは切
断速度が速く、取り付け
られたカッティングブレ
ードが非常に鋭利で、届
く範囲が長いため、作業
中は特別な安全上の注意
事項を遵守する必要があ
ります。
常に両方の取扱説明書 (
コンビエンジンとコンビ
ツール) をお読みにな
り、内容をよく理解して
から機械の使用を開始し
てください。取扱説明書
は、必要なときに参照で
きるよう安全な場所に保
管してください。安全上
の注意事項を遵守しない
と、重傷または致命傷さ
えも負うことがありま
す。
FH-KM
日本語
3
事故が生じたり、本機が損傷したりす
る危険を防止するために、高品質のツ
ールとアクセサリーのみを使用してく
ださい。
STIHL 社では、STIHL 純正ツールとア
クセサリーの使用をお勧めしていま
す。そうした純正品は製品に適合し、
お客様の性能要件を満たすように特別
に設計されています。
いかなる方法であれ、絶対に本機を改
造しないでください。負傷する危険性
が高まるおそれがあります。STIHL 社
は、承認されていないアタッチメント
を使用した際のケガや物的損害に対し
て一切法的責任を負いません。
パワーツールの清掃に高圧洗浄機を使
用しないでください。強力な水の噴流
でパワーツールの部品が損傷するおそ
れがあります。
衣服と装備
適切な防護服と装備を身に付けてくだ
さい。
枝、藪、機械の可動部に引っ掛かる衣
服は避けてください。スカーフ、ネク
タイ、装身具は身に付けないでくださ
い。長髪は肩にかからないようまとめ
てください。
警告
イヤープロテクター ( 耳栓やイヤーマ
フ ) を着用してください。
間伐作業や高い茂みで作業を行うとき
や、落下物で頭部を負傷する危険があ
るときは、安全ヘルメットを着用して
ください。
STIHL 社では、さまざまな防護服と防
護装備を取り揃えております。
パワーツールの運搬
必ずエンジンを切ってください。
たとえ短距離であっても、機械を持ち
運ぶときは常にブレードガード ( 鞘 )
装着してください。
カッターバーを持ち運び位置に合わ
せ、適切にロックされたことを確認し
ます。
パワーツールはドライブチューブ ( 竿
部 ) でバランスを取って運搬してくだ
さい - カッティングブレードを後ろ側
に向けてください。
重度の火傷を負わないよう、ギアボッ
クスハウジング等の本機の熱くなった
部分に触れないよう注意してくださ
い。
車両輸送:転倒、燃料漏れ、損傷を防
ぐためにパワーツールは適切に固定し
てください。
始動前
パワーツールが適切に組み立てられ、
正常な状態になっているか点検します -
コンビエンジンとコンビツールの取扱
説明書の関連項目を参照してくださ
い。
カッティングブレード:適切に組
み立てられ、確実に取り付けら
れ、正常な ( 汚れが付着せず、自
由に動き、反っていない ) 状態に
保たれ、適正に目立てされ、
STIHL 樹脂溶剤 ( 潤滑剤 ) が十分に
吹き付けられているか確認しま
す。
持ち運び位置 ( カッターバーをドラ
イブチューブ側に折り曲げた状態 )
では、絶対に機械の始動を試みな
いでください。
絶対に操作部や安全装置を改造し
ないでください。
丈夫な素材で、身体の動
きを一切制限しない衣服
を着用してください。作
業用のコートではなく、
身体にぴったりしたオー
バーオールと上着を組み
合わせた安全作業服を着
用してください。
靴底が滑らない、爪先に
鋼板の入った安全靴を履
いてください。
目を負傷する危険を低減
するために、European
Standard(欧州基準) EN
166 に準拠した、確実に
フィットする保護メガネ
を着用してください。保
護メガネが快適にぴった
りとフィットしているこ
とを確認してください。
耐性素材 (革等) ででき
た、丈夫な保護手袋を着
用してください。
FH-KM
日本語
4
パワーツールを安全に操作するた
めに、ハンドルは乾いた清潔な状
態 - オイルや汚れのない状態 - に保
ちます。
肩掛けベルトとハンドルを自分の
背丈や手の長さに合わせて調整し
ます。「ハーネスの取り付け」の
項を参照してください。
事故が生じる危険を低減するために、
損傷したパワーツールや適切に組み立
てられていないパワーツールを使用し
ないでください。
肩掛けベルトまたはフルハーネスを使
用する場合:非常時に備えて、機械を
外して地面に降ろす練習をしてくださ
い。この練習中に本機を地面に投げ下
ろし、損傷させないよう注意してくだ
さい。
パワーツールの保持とコントロール
必ず両手でパワーツールのハンドルを
しっかりと保持します。
足場が堅固で、安定しているか確認
し、必ずカッティングブレードが身体
から離れるようにパワーツールを保持
します。
一部の機種では、作業者の腕に掛かる
荷重を軽減するために、ハーネスを使
用できます。
ループハンドルを装備した機種
コントロールハンドルを右手で持ち、
ドライブチューブのループハンドルを
左手で持ちます。左利きの場合も同様
です。ハンドルをすべての指でしっか
りと握ります。
ハンドルホース付き機械
コントロールハンドルを右手で持ち、
ドライブチューブのハンドルホースを
左手で持ちます。左利きの場合も同様
です。ハンドルをすべての指でしっか
りと握ります。
作業中
差し迫った危険や緊急の場合、スライ
ドコントロール / 停止スイッチ / ボタン
0 または STOP に動かし、直ちにエ
ンジンを切ります。
物的損害が生じる危険を低減するため
他の物体 ( 車両、窓 ) からも上記の
距離を維持してください。
アイドリング回転数の設定が正しいか
確認します。スロットルトリガーを放
したエンジンのアイドリング中は、カ
ッティングブレードは停止していなけ
ればなりません。アイドリング回転数
の設定は定期的に点検し、修正してく
ださい。エンジンのアイドリング中に
カッティングブレードが依然として回
転する場合は、STIHL サービス店で点
検を受け、調整または修理を依頼して
ください - コンビエンジンの取扱説明
書を参照してください。
常にカッティングブレードに注意し、
やぶや茂みの見えない部分は切断しな
いでください。
高い茂みややぶを刈り込むときは細心
の注意を払い、反対側に見物人がいな
いか頻繁に確認してください。
0000-GXX-1677-A0
0000-GXX-1678-A0
このパワーツールには、
感電を防止するための絶
縁機能は搭載されていま
せん。感電の危険を軽減
するために、電線に触れ
る可能性のある範囲内で
は絶対に作業しないでく
ださい。
作動中のブレード
や切断物の落下に
よりケガをする危
険を低減するため
、見物人を半径 5
m 以内に立ち入ら
せないでください。
5m (17ft)
FH-KM
日本語
5
滑りやすい場所 ( 氷、水、雪で覆われ
た面 ) - 斜面や不均一な地面では、特に
注意してください。
作業エリアから落下した枝、低木、切
りくず等を取り除いてください。
障害物に注意してください:木の根や
切り株でつまずくおそれがあります
バランスと安定した足場を確保してく
ださい。
高所で作業する場合は、次の点を遵守
してください:
常にリフトバケットから作業しま
す。
絶対にはしごや木に登って作業し
ないでください。
絶対に足場が不安定な場所で作業
しないでください。
パワーツールは絶対に片手で操作
しないでください。
イヤープロテクターを着用している場
合は、危険を告げる声 ( 叫び声、警笛
) が聞こえにくくなるため、通常よ
りもさらに注意が必要です。
事故が生じる危険を低減するために
疲労が蓄積しないよう適切な時期に休
憩をとってください。
日中に十分な視界のある場所で、冷静
かつ慎重に作業を行ってください。他
人に危険が及ばないよう注意を怠らな
いでください。
茂みや作業領域にカッティングブレー
ドを損傷させるものがないか確認しま
す:
石、岩、金属片等の固い障害物を
取り除きます。
地面近くで作業をするときは、
砂、砂利、石等がブレードの間に
挟まらないよう注意してくださ
い。
鉄条網の近くや鉄条網に向かって
茂みややぶを切断するときは、特
に慎重に作業を進めてください。
感電の危険を避けるため、電線に触れ
ないでください - 絶対に電線を切断し
ないでください。
カッティングブレードが固着したまま
スロットルを開くと、負荷が増し、エ
ンジン回転数が低下します。クラッチ
が滑り続けるため、重要部品 ( クラッ
チ、ポリマーハウジング部品等 ) が過
熱して損傷します - さらに、エンジン
のアイドリング中にカッティングブレ
ードが作動してケガをする危険が高ま
ります
パワーツールに設計強度を超える異常
な負荷が加わった ( 強い衝撃が加わる
か、落下した ) 場合、必ずパワーツー
ルが正常かどうか点検してから作業を
続けてください ( 「作業開始前」を参
照 )。安全装置が支障なく作動すること
を確認します。パワーツールが損傷し
ている場合は、作業を続けないでくだ
さい。不確かな場合は、サービス店に
お問い合わせください。
茂みの埃や汚れが激しい場合は、時
々、カッティングブレードに STIHL 樹
脂溶剤を吹き付けながら切断作業を行
ってください。これにより、樹液や蓄
積された粉塵による悪影響およびブレ
ードの摩擦を大幅に軽減することがで
きます。
作業中はカッティングブレードを定期
的かつ頻繁に点検し、切断動作に目立
った変化が生じたときは直ちに点検し
ます:
エンジンを切ります。
カッティングブレードが完全に停
止するまで待ちます。
状態と締め付け具合を点検し、亀
裂の有無を確認します。
目立て状況を確認します。
作業後
作業終了後または本機から離れる前
に:エンジンを切ります。
必ず機械から粉塵や泥を取り除いてく
ださい - その際は、グリース溶剤を使
用しないでください。
ブレードに STIHL 樹脂溶剤を吹き付け
てください。エンジンを短時間作動さ
せると、溶剤が均等に行き渡ります。
整備と修理
定期的に本機を整備してください。コ
ンビツールおよびコンビエンジンの取
扱説明書に書かれている整備や修理だ
作業中はギアボックスが
高温になります。火傷を
負う危険を低減するため
、ギアボックスハウジ
ングに触れないでくださ
い。
エンジンの作動中は、カ
ッティングブレードに触
れないでください。カッ
ティングブレードに物が
挟まったときは、直ちに
エンジンを切ってから障
害物の除去を試みてくだ
さい - そうしないと、ケ
ガをする危険がありま
す。
FH-KM
日本語
6
けを行ってください。その他すべての
作業はスチール サービス店に依頼して
ください。
当社では整備や修理を、認定を受けた
スチール サービス店のみに依頼される
ことをお勧めします。スチール サービ
ス店には定期的にトレーニングを受け
る機会が与えられ、必要な技術情報の
提供を受けています。
高品質の交換部品のみを使用して、事
故および本機の損傷を回避してくださ
い。これに関して不明な点がある場合
は、スチール サービス店へお問い合わ
せください。
当社ではスチール純正交換部品のご使
用をお勧めします。これらは、お客様
の機種およびご使用になる性能要件に
合わせて、特別に設計されています。
ケガの危険を回避するため、本機の保
守、修理、または掃除を実行する前
に、エンジンを必ず切ってください
他の人が休憩しているときに、グラン
ド ヘッジャーを使用しないでくださ
い。
グランド ヘッジャーは地面と同じレベ
ルで使用します。 ブレードは芝刈機の
バーと同様に作動し、本機は低木、や
ぶ、茂み、雑草、潅木の切断に適して
います。 グランド ヘッジャーは、切断
物がブレードにはさまったり、飛散し
ないので、特に人の行き来が多い道路
の安全地帯や公園などで使用するのに
最適です。
廃棄
切断した草木は、家庭用ゴミ箱に一緒
に捨てないでください - 堆肥にするこ
とができます。
準備
N カッター バーを必要な角度に設定
します。
N ブレード鞘 ( カバー ) を取り外しま
す。
N エンジンを始動します。
N 肩掛けベルトを着用します。
N 機械への肩掛けベルトの取り付け
作業方法
作業位置と方法は刈払機と同じです。
カッター バーを地面のすぐ上を左右に
弧を描くように移動します。
本機の使い方
225BA007 KN
FH-KM
日本語
7
コンビエンジン
STIHL 社が供給するか、STIHL 社がコ
ンビツールとの使用を明示的に承認し
たコンビエンジンだけを使用してくだ
さい。
このコンビツールは、次のコンビエン
ジンとの組み合せのみで使用できま
す:
KM 56 R、KM 85 R
1)
、KM 94 R、
KM 111 R、KM 131、KM 131 R、
KMA 130 R
分離ドライブチューブ付き刈払機
このコンビツールは、分離ドライブチ
ューブ付きの STIHL 刈払機 ( 基本パワ
ーツール、T モデル ) にも装着できま
す。
そのため、このコンビツールは次のパ
ワーツールモデルでも使用が許可され
ています:
STIHL FR 131 T
警告
バリアバーの使用法については、パワ
ーツールの取扱説明書を参照してくだ
さい。
N ドライブ チューブの突出部 (1) を
カップリング スリーブのスロッ
ト (2) に、止まるまで押し込みま
す。
適切に取り付けると、赤線 (3) ( 矢印で
示した部分 ) がカップリング スリーブ
の端とぴったり重なります。
N スター ノブ (4) をしっかり締め付
けます。
コンビツールの取外し
N ドライブ チューブを取外すには、
上記と逆の手順を行います。
プロテクトキャップの取り外し
コンビツールまたは基本パワーツール
のドライブチューブの端にキャップが
取り付けられている場合:
N ドライブチューブの端からプロテ
クトキャップを引き外し、安全な
場所に保管してください。
キャップを引き外すときに、ドライブ
チューブからプラグが外れた場合:
N プラグをドライブチューブに止ま
るまで押し込みます。
承認されたコンビエンジン
1)
EU 以外のみ
コンビツールの取付け
1
002BA326 KN
2
3
002BA327 KN
4
運転準備
413BA014 KN
002BA248 KN
FH-KM
日本語
8
ギアボックスの取り付け
N クランプスクリュー (10) を緩めま
す。
N ギアボックス (11) を押し、ドライ
ブチューブ (5) に挿入します。その
際は、必要に応じてギアボックス
(11) を左右に回します。
ドライブチューブの端をクランプのス
ロット (12) を超える位置まで差し込ん
だら:
N ギアボックス (11) を止まるまで完
全に押し込みます。
N クランプスクリューを緩く締めま
す。
N ギアボックス (11) をパワーヘッド
に合わせます。
N クランプスクリューを確実に締め
付けます。
角度アジャスター - 145°
カッターバーの角度は、上方向では 0°
( まっすぐ ) から 55° までの間で 4 段
階、下方向では 0° から 90° ( 下側垂直
位置 ) までの間で 7 段階に調整するこ
とができます。そのため 12 段階の作動
位置を選択することができます。
警告
ケガの危険を低減するために、この調
整は、カッティングブレードが停止し
ているとき ( エンジンがアイドリング
回転中 ) だけ行ってください
11
10
10
5
0000-GXX-1681-A0
11
12
0000-GXX-1682-A0
カッター バーの調整
0000-GXX-1683-A0
145°
FH-KM
日本語
9
警告
作業中はギアボックスが熱くなりま
す。火傷の危険を低減するために、ギ
アボックスに触れないでください。
警告
ケガの危険を低減するために、調整中
は絶対にブレードに触れないでくださ
い。
N スライディングスリーブ (1) を引き
戻し、レバー (2) を使用してジョイ
ントを穴 1 つまたは数個分だけ調
整します。
N スライディングスリーブ (1) を放
し、ロックピンがクオドラント (3)
にかみあっていることを確認しま
す。
持ち運び位置
カッターバーは、ドライブチューブに
対して平たく折り畳め、所定の位置に
ロックでき、コンパクトに持ち運べま
す。
警告
ケガの危険を低減するために、必ず停
止スイッチを押してエンジンを切り、
ブレード鞘を取り付けてから、カッタ
ーバーを持ち運び位置に移動させる
か、持ち運び位置から通常作動位置に
移動させます。
警告
作業中はギアボックスが熱くなりま
す。火傷の危険を低減するために、ギ
アボックスに触れないでください。
N エンジンを停止します。
N ブレード鞘を取り付けます。
N スライディングスリーブ (1) を引き
戻し、レバー (2) を使用してジョイ
ントを上側 ( ドライブチューブの
方向 ) に回転させ、カッターバー
をドライブチューブに沿わせま
す。
N スライディングスリーブ (1) を放
し、ロックピンがクオドラント (3)
にかみあっていることを確認しま
す。
0000-GXX-1684-A0
3
2
1
0000-GXX-1685-A0
0000-GXX-1686-A0
1
2
3
FH-KM
日本語
10
ハーネスとカラビナ ( スプリングフッ
) のタイプとスタイルは、市場によ
って異なります。
肩掛けベルト
N 肩掛けベルト (1) を肩に掛けます。
N カラビナ (2) が右腰から手幅分下が
った位置に来るようにベルトの長
さを調整します。
フルハーネス
N フルハーネス (1) を着用します。
N カラビナ (2) が右腰から手幅分下が
った位置に来るようにベルトの長
さを調整します。
N ロッキングプレート (3) を閉じま
す。
機械のハーネスへの取り付け
N カラビナ (1) をドライブチューブの
吊り下げ用リング (2) に掛けます -
吊り下げ用リングをしっかりと保
持します。
機械のハーネスからの取り外し
N カラビナ (1) のバーを押して、吊り
下げ用リング (2) をカラビナから引
き抜きます。
緊急時の機械の取り外し
警告
差し迫った危険の場合、機械を素早く
取り外す必要があります。非常時に備
えて、機械を外して地面に降ろす練習
をしてください。この練習中に本機を
地面に投げ下ろして損傷しないように
してください。
ハーネスの取付け
1
002BA374 KN
2
1
002BA307 KN
2
3
1
002BA308 KN
2
1
2
1
002BA310 KN
2
1
2
FH-KM
日本語
11
「機械のハーネスからの取り外し」の
解説に従い、パワーツールをカラビナ
から取り外す練習をしてください。
肩掛けベルトを使用している場合:ス
トラップを肩から外す練習をしてくだ
さい。
フルハーネスを使用している場合:ロ
ッキングプレートをすばやく開き、肩
からハーネスストラップを外す練習を
してください。
エンジンの始動
必ずコンビエンジンと基本パワーツー
ルの取扱説明書に従ってください。
N 機械を地面に置き、エンジンサポ
ートとギアボックスを地面に確実
に接触させます。
N 調整型カッターバー付き機種の場
合:カッターバーをまっすぐにな
る位置 (0°) に合わせます。
N ブレード鞘を取り外します。
事故が生じる危険を低減するために
カッティングアタッチメントが地面あ
るいはその他の物体と接触していない
ことを確認します。
N 必要に応じてギアボックスを高め
の支持台 ( 盛り土、煉瓦等 ) に載せ
ます。
N 立つか、かがむか、ひざまずい
て、安定した足場を確保します。
N 機械を左手で押さえ、確実に押し
下げます - コントロールハンドル
の操作部には触れないでください -
コンビエンジンまたは基本パワー
ツールの取扱説明書を参照してく
ださい。
注記
ドライブチューブ上に足を載せたり、
ひざまずいたりしないでください。
警告
エンジンが始動するとすぐに、カッテ
ィングアタッチメントが動き始めるこ
とがあります。そのため、始動後はス
ロットルを軽く引きます - エンジンが
アイドリング回転に戻ります。
使用中のコンビエンジンまたは基本パ
ワーツールの取扱説明書に記載されて
いる始動手順に従って、適正に始動し
てください。
エンジンの停止
N コンビエンジンまたは基本パワー
ツールの取扱説明書を参照してく
ださい。
エンジンの始動と停止
002BA038 KN
002BA072 KN
FH-KM
日本語
12
ブレードドライブギア
ブレードドライブギアにヘッジトリマ
ー用 STIHL ギアグリースを塗布します
- 「特殊アクセサリー」を参照。
N 潤滑油量を定期的に (作業時間が約
25 時間に達する毎に ) 点検してく
ださい。スクリュープラグ (1) を外
します - スクリュープラグの内側
にグリースが見えなくなったら、
グリースチューブを注入口にねじ
込みます。
N 最大 10 g (2/5 oz) のグリースをギ
アボックスに注入します。
注記
ギアボックスいっぱいにグリースを入
れないでください。
N グリースチューブを注入口から外
します。
N スクリュープラグを取り付け、し
っかりと締め付けます。
角度調整ギアヘッド
角度調整ギアヘッドに刈払機用 STIHL
ギアグリース ( 「特殊アクセサリー」)
を塗布します。
N 潤滑油量を定期的に (作業時間が約
25 時間に達する毎に ) 点検してく
ださい。スクリュープラグ (2) を外
します - スクリュープラグの内側
にグリースが見えなくなったら、
グリースチューブを注入口にねじ
込みます。
N 最大 5 g (1/5 oz) のグリースをギア
ボックスに注入します。
注記
ギアボックスいっぱいにグリースを入
れないでください。
N グリースチューブを注入口から外
します。
N スクリュープラグを取り付け、し
っかりと締め付けます。
約 3 ヵ月以上使用しない場合 :
N カッティングブレードを清掃し、
状態を点検し、STIHL 樹脂溶剤を
吹き付けます。
N ブレード鞘 ( カバー ) を取り付けま
す。
N コンビツールをコンビエンジンか
ら取り外して個別に保管する場
合:埃や汚れが付着しないよう、
ドライブチューブにプロテクトキ
ャップを被せます。
N 機械を乾いた安全な場所に保管し
てください。子どもや他の無断使
用者の手の届かない場所に保管し
てください。
ギヤーボックスの注油
1
0000-GXX-1688-A0
0000-GXX-1689-A0
2
機械の保管
FH-KM
日本語
13
以下の整備周期は通常の作業条件を対
象としていることに注意してくださ
い。毎日の作業時間が長い場合、ある
いは作業条件が悪い場合 ( 非常にほこ
りの多い場所など ) は、それに応じて、
提示された間隔よりも短くしてくださ
い。
すべてのスクリューとナット
N 点検し、必要に応じて締め直しま
す ( カッティング ブレードのスク
リューとナットを除く )
カッティング ブレード
N 作業開始前の目視検査
N 必要に応じて目立てします
N 損傷している場合は交換します
ギヤーボックスの潤滑
N 作業開始前の点検
N 必要に応じて補充します
安全ラベル
N 判読できない安全ラベルを交換し
ます
切れ味や切れ具合が悪くなって、ブレ
ードが頻繁に枝に挟まる場合:カッテ
ィングブレードを再目立てします。
カッティングブレードは、整備工場の
目立て器を使用してサービス店で目立
てされることをお勧めします。スチー
ルではスチール サービス店をお勧めし
ます。
注記
切れ味が悪いカッティング ブレードや
傷んでいるカッティング ブレードが装
着されている機械で、作業しないでく
ださい。機械の過負荷の原因となり、
切断状態も十分でなくなることがあり
ます。
本取扱説明書とコンビエンジンの取扱
説明書の記述を遵守して使用すると、
パワーツールの過度の磨耗や損傷が回
避されます。
パワーツールの使用、整備並びに保管
は、これらの取扱説明書の記述に従っ
て十分な注意をはらって行ってくださ
い。
特に以下の場合のように、安全に関す
る注意事項、取扱説明書の記述内容お
よび警告事項に従わずに使用したこと
に起因する全ての損傷については、ユ
ーザーが責任を負います:
スチールが許可していない製品の
改造。
当製品への適用が承認されていな
い、適していない、または低品質
のツールやアクセサリーの使用。
指定外の目的に当製品を使用。
スポーツ或いは競技等の催し物に
当製品を使用。
損傷部品を装備したままで当製品
を使用したことから生じる派生的
損傷。
整備作業
「整備表」の章に列記されている作業
は、必ず全て定期的に行ってくださ
い。整備作業を使用者が自ら行えない
場合は、サービス店に依頼してくださ
い。
当社では整備や修理を、認定を受けた
スチール サービス店のみに依頼される
ことをお勧めします。スチール サービ
整備表 目立ての注意事項 磨耗の低減と損傷の回避
FH-KM
日本語
14
ス店には定期的にトレーニングを受け
る機会が与えられ、必要な技術情報の
提供を受けています。
上記整備作業を怠ったことが原因で生
じた以下のような損傷に対しては、上
記の例として、以下の部品が挙げられ
ます :
不適切な保管に起因する腐食およ
びその他の派生的損傷。
低品質の交換部品を使用したこと
による当製品の損傷。
磨耗部品
カッティングブレードなどのパワーツ
ール部品によっては、規定通りに使用
しても通常の磨耗は避けられません。
これらの部品は、使用の種類や期間に
合わせて適時に交換してください。
FH-KM
日本語
15
1 ブレードドライブギア
2 角度調整ギアヘッド
3 スライディングスリーブ
4 ドライブチューブ
5 クオドラント
6 調整レバー
7 ブレードガード ( )
8 キャップ
主要構成部品
0000-GXX-1865-A0
3
1
5
2
6
7
4
8
4
FH-KM
日本語
16
カッティングブレード
重量
音圧・騒音・振動数値
FH-KM コンビツール付きパワーツール
の音圧・音響・振動数値には、同じ暴
露時間でのアイドリングおよび最高定
格回転が含まれます。
振動に関する指令 2002/44/EC の遵守
の詳細については、www.stihl.com/vib
をご覧ください。
ISO 22868 に準拠した音圧レベル L
p
ISO 22868 に準拠した音響出力レベル
L
w
ISO 22867 に準拠した振動加速度
a
hv,eq
指令 2006/42/EC に準拠した K
-
係数
は、音圧レベルおよび音響出力レベル
ついて 2.0 dB(A) です。指
令 2006/42/EC に準拠した K
-
係数は、
振動加速度について 2.0 m/s
2
です。
REACH
REACH は EC の規定で、化学物質
(CHemical substances) の登録
(Registration)、評価 (Evaluation)、認可
(Authorisation)、規制を意味します。
REACH 規定 (EC) No. 1907/2006 の遵
守の詳細については
www.stihl.com/reach をご覧ください。
本機を使用する方が実施できる保守お
よび整備作業は、本取扱説明書に記述
されていることだけです。それ以外の
修理はすべてサービス店に依頼してく
ださい。
当社では整備や修理を、認定を受けた
スチール サービス店のみに依頼される
ことをお勧めします。スチール サービ
ス店には定期的にトレーニングを受け
る機会が与えられ、必要な技術情報の
提供を受けています。
修理時には、当社が本機への使用を承
認した、または技術的に同等な交換部
品だけをご使用ください。高品質の交
換部品のみを使用して、事故および本
機の損傷を回避してください。
当社ではスチール オリジナルの交換部
品のご使用をお勧めします。
スチール純正部品には、スチール部品
番号、 { ロゴマークおよびス
チール部品シンボル マーク K が刻印
されています。( 小さな部品では、シン
ボルマークだけが刻印されているもの
もあります。)
技術仕様
タイプ: 双方向切断用ダ
ブルエッジブレ
ード
切断長: 250 mm
歯間スペース: 34 mm
歯の高さ: 22 mm
目立て角度: 水平方向に対し
て45°
FH-KM: 2.1 kg
KM 56 R: 92 dB(A)
KM 85 R: 96 dB(A)
KM 94 R: 92 dB(A)
KM 111 R: 96 dB(A)
KM 131: 97 dB(A)
KM 131 R: 97 dB(A)
KMA 130 R: 79 dB(A)
FR 131 T: 97 dB(A)
KM 56 R: 105 dB(A)
KM 85 R: 110 dB(A)
KM 94 R: 107 dB(A)
KM 111 R: 108 dB(A)
KM 131: 110 dB(A)
KM 131 R: 110 dB(A)
KMA 130 R: 94 dB(A)
FR 131 T: 110 dB(A)
左ハンド
右ハンド
KM 56 R: 5.6 m/s
2
5.8 m/s
2
KM 85 R: 3.5 m/s
2
4.2 m/s
2
KM 94 R: 3.1 m/s
2
3.9 m/s
2
KM 111 R: 4.4 m/s
2
2.7 m/s
2
KM 131: 2.3 m/s
2
2.9 m/s
2
KM 131 R: 4.7 m/s
2
3.3 m/s
2
KMA 130 R: 2.5 m/s
2
2.2 m/s
2
FR 131 T: 1.8 m/s
2
1.7 m/s
2
整備と修理
FH-KM
日本語
17
国別の廃棄の規則および規制を順守し
てください。
スチール製品は、家庭用ごみ入れに廃
棄しないでください。 製品、アクセサ
リー、包装は、環境に配慮してリサイ
クルを行うため、認可された廃棄場に
持ち込んでください。
廃棄物処理の最新情報については、ス
チール サービス店へお問い合わせくだ
さい。
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
Badstr. 115
D-71336 Waiblingen
Germany ( ドイツ )
は、独占的な責任下で下記の製品が
指令 2006/42/EC の関連する条項に適
合しており、製造の時点で有効であっ
た次の規格のバージョンに準拠して開
発および製造されたことを保証いたし
ます:
EN ISO 12100、EN ISO 11806-1 ( 指定
された KM モデルに関連して )。
EN ISO 12100、EN 60745-1、EN
60745-2-15 ( 指定された KMA モデルに
関連して )。
EN ISO 12100、EN ISO 11806-1 ( 指定
された FR モデルに関連して )。
技術資料の保管場所:
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
Produktzulassung (Product Licensing)
製造年は、パワーツールに記載されて
います。
Waiblingen にて発行、2020 年 02 月 03
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
Dr. Jürgen Hoffmann
Head of Product Data, Regulations and
Licensing ( 製品データ・規制・認可部
長)
廃棄
000BA073 KN
EC 適合証明書
製品名: グランドヘッジャ
ーコンビツール
メーカー名: STIHL
型式: FH-KM
シリーズ番号: 4243
www.stihl.com
*04584764321B*
0458-476-4321-B
0458-476-4321-B
japanisch
J
/