2.1 製品説明
Y8 ラインアレイモジュールは 、小規模または中規模のサ
ウンドリインフォースメントアプリケーションです 。Y
フライングフレームを 使用する場合には、水平方向に対し
て 80°の定指向拡散パターンを生み出す 24 キャビネット
の垂直コラムを 構成することが可能です。
Y12 ラインアレイモジュールは 、Y8 と音響的にも機械的
にも互換性を持っており 、120°の水平拡散を可能として
います。
Y8/Y12 キャビネットは 、2 x 8 インチネオジミウム LF ドラ
イバー 、3 インチスロート径の 1.4 インチスロート HF コ
ンプレッションドライバー 1 個が専用のウェーブガイド
に取り付けられ、全てパッシブクロスオーバーネットワー
クで制御されている 2 ウェイパッシブデザインです 。
それぞれのキャビネットの 波形セグメントはギャップを
生じることなく、コヒーレントに 連結されます。隣接する
キャビネット 間のスプレイアングルは 0° ~ 14°の間で調
節可能です(1°単位)。
双極状に配置された 2 つの LF ドライバーによって 、公称
水平指向角でも 500 Hz までの低い周波数における優れた
指向制御が行なえます。
周波数特性は 54 Hz から 19 kHz です。
キャビネットは 船舶用合板製で、耐衝撃・耐天候塗装仕上
げが施されており、ハンドル 2 個が取り付けられていま
す。キャビネットの 前面は、音響透過性のある発泡フォー
ムを裏側に貼りつけた頑丈なメタルグリルで保護されて
います。両側のパネルにはハンドルが 1 個ずつ、後方に
は 2 個のグリップが装備されています。
Y シリーズのリギングコンポーネントとアレイ
Y シリーズは 、Y8 と Y12 ラウドスピーカーまたは Y-SUB
カーディオイドサブウーファーと 組み合わせることがで
きます。
キャビネットは 、必要な時に引き出して 使用するキャビネ
ット前部両側にあるリギング金具とキャビネット 背面の
中央にある金具で機械的に連結することができます。必
要となるリギングコンポーネントは 全てキャビネットに
内蔵されており、使用時に開いて、または引き出して 使用
します。
Y シリーズのリギングコンポーネントについての 詳細は、
Y フライングフレームに 付属されている Y シリーズリギ
ングマニュアルに 記載されています。
Y アレイの設計および計画についての 詳細は、Y フライン
グフレームに 同じく付属されている技術情報「TI 385 d&b
Line array design, d&b ArrayCalc」に記載されています。
d&b ArrayCalc シミュレーションソフトウェアは 、
www.dbaudio.com の d&b ウェブサイトでダウンロード 可
能です。
2 Y8/Y12 ラウドスピーカー
d&b Y8/Y12 マニュアル 1.2 ja 5