D&B Y8/Y12 取扱説明書

  • d&b audiotechnik Y8/Y12ラインアレイラウドスピーカーのマニュアルの内容を理解しました。このデバイスの仕様、接続方法、使用方法、安全上の注意事項などについてご質問にお答えします。例えば、CUTモード、CPL機能、HFC回路などについて詳しく説明できます。
  • Y8とY12の違いは何ですか?
    使用可能なd&bアンプは何ですか?
    CUTモードとは何ですか?
    CPL機能とは何ですか?
    HFC回路とは何ですか?
Y
Y8/Y12
マニュ 1.2 ja
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概説
Y8/Y12 マニュ
バージョン 1.2 ja, 10/2016, D2712.JP .01
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本マニュルは 製品と共に保管するか常に参照でき
全な場所に保管してください
本説明書の最新版が発行されていないかd&b ウェブサ
トで定期的にチックされることをお 勧めします。
本製品を再販される場合には、製品と共に本マニュルを
販売先にお渡しください。
d&b 製品を販売される時は、お客様に対し 本マニュ
を使用前に十分読んでおくことを 喚起してください。必
要なマニュルは 製品に同梱されています。もし追加の
マニュルが 必要な場合には、d&b に注文してください
d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
Eugen-Adol󲍵-Str. 134, D-71522 Backnang,
T +49-7191-9669-0, F +49-7191-95 00 00
1 安全上の注意........................................................................... 4
2 Y8/Y12 ラウドスピーカー................................................. 5
2.1 製品説明................................................................................... 5
2.2 接続............................................................................................ 6
2.3 使用............................................................................................ 6
2.3.1 コントローラーの設定...................................................... 7
2.4 指向特性................................................................................... 8
2.5 技術仕様................................................................................... 9
3 製造者宣言............................................................................ 10
3.1 ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークについ
て).......................................................................................... 10
3.1.1 WEEE 宣言(廃棄につい)........................................ 10
目 次
d&b Y8/Y12 マニュ 1.2 ja 3
人体に傷害をもたら可能性があります。
大音量で駆動しているラウドスピーカーのすぐそばには
決し 近寄らないでください。業務用ラウドスピーカー
ムは 人間の健康に害を及ぼす音圧レベルま到達
性能を持っています 。危険でないと思われる音量(約
95 dB の音圧レベル SPL から)であっても 、長時間さらさ
ていると難聴の原因となる恐れがあります。
ラウドスピーカーを 地面に積んだり、吊り下げたりす
業を行う時の事故を防ぐため、以下の事項に注意してくだ
さい。
ラウドスピーカーをスタックしたりスピーカータン
ドを設置す時は必ず硬い床面上に設置してくださ
い。複数のシムを 積み重ねる場合は、動かない
うにストラップで 固定してください
仮設設置やスピーカーの構成設置に使用すクセサ
リーは d&b が試験、認証している 物のみを使用します。
特に弊社「組立の説明書」または「フライングシ
ムおよびリギングマニュル 」に詳細が記載されてい
クセサリーの 正しい使用法および最大荷重量に注
意を払っ 行ってください
固定設備や可動設置使用で d&b 以外の付加的なハード
ェアを 使用し 固定、結束等を行う場合には、全て
の該当品が適切なサズか 、安全荷重係数を満たし
いるかを確認してください 。ご使用になる製品の製造
者からの取り扱い説明書や安全に関わるガイドライン
を必ず参照してください 。ご使用になる製品の製造者
からの取り扱い説明書や安全に関わるガイドラインを
必ず参照してください
ラウドスピーカーの外観やアクセサリーは 、目につく
磨耗や破損の兆候がないかを定期的に点検し、必要で
あれば交換してください
機器の荷重を支持するボルトは定期的に点検を行っ
ください。
機器の故障を引き起こ恐れがあります。
ラウドスピーカーは 使用していない 時で静的電磁場を
常に発生します。従っ これらを設置した運搬した
りす時にはこの磁場によっ 損傷や障害を生じる恐れ
のあるものが機器の近くに無いことを確認してください
従ってラウドスピーカーを 組立てた移動したりすると
きは、外部の磁場によ欠陥や損の生じるおそれのあるも
のが、装置や器物の近くにないことを確認します。一般的
には磁気データ媒体(フロッピーディスク 、オーディオお
よびビデオテー 、キャッシュカードなど)から 0.5 m
(1.5 ft) の間隔があれば十分です。コンピューターやビデ
オモニターでは、 1 m (3 ft) 以上の間隔が必要な場合もあ
ります。
1 安全上の注意
d&b Y8/Y12 マニュ 1.2 ja4
2.1 製品説明
Y8 ラインアレイモジュールは 、小規模または中規模のサ
ウンドリインフォースメントアプリケーョンです 。Y
フライングフレームを 使用す場合には、水平方向に対し
て 80°の定指向拡散パターンを生み出す 24 キャビネット
の垂直コラムを 構成することが可能です。
Y12 ラインアレイモジュールは 、Y8 と音響的にも機械的
にも互換性を持っており 、120°の水平拡散を可能とし
います。
Y8/Y12 キャビネットは 2 x 8 インネオジミウ LF ドラ
バー 、3 インスロート径の 1.4 インスロート HF コ
ンプレッションドライバー 1 個が専用のウェーブガイド
に取り付けられ、全てパッシブクロスオーバーネットワー
クで制御されている 2 ウェイッシブデザインです
それぞれのキャビネットの 波形セグメントはギャップを
生じることなくコヒーレントに 連結されます。隣接す
キャビネット 間のスプレイアンルは 0° ~ 14°の間で調
節可能です(1°単位)
双極状に配置された 2 つの LF ドライバーによっ 、公称
水平指向角で 500 Hz までの低い周波数における優れた
指向制御が行なえます。
周波数特性は 54 Hz から 19 kHz です。
キャビネットは 船舶用合板製で、耐衝撃耐天候塗装仕上
げが施されており、ハンドル 2 個が取り付けられていま
す。キャビネットの 前面は、音響透過性のある発泡フォー
ムを裏側に貼りつけた頑丈なメタルグリルで保護され
います。両側のパネルにはハンドルが 1 個ずつ、後方に
は 2 個のグリップが装備されています
Y シリーズのリギングコンポーネントとアレイ
Y シリーズは 、Y8 と Y12 ラウドスピーカーまたは Y-SUB
カーディオイドサブウーファーと 組み合わせることがで
きます。
キャビネットは 必要な時に引き出し 使用するキャビネ
ット前部両側にあるリギン金具とキャビネット 背面の
中央にある金具で機械的に連結することができます。必
要となるリギングコンポーネントは 全てキャビネットに
内蔵されており使用時に開いまたは引き出し 使用
します。
Y シリーズのリギングコンポーネントについ 詳細は、
Y フライングフレームに 付属されている Y シリーズリギ
グマニュルに 記載されています
Y アレイの設計および計画につい 詳細は、Y フライン
グフムに 同じく付属されている技術情報「TI 385 d&b
Line array design, d&b ArrayCalc」に記載されています
d&b ArrayCalc シミュレーョンソフトウェア
www.dbaudio.com の d&b ウェブサイトでダウンロード 可
能です。
2 Y8/Y12 ラウドスピーカー
d&b Y8/Y12 マニュ 1.2 ja 5
2.2 接続
キャビネットには 一対の NLT4 F/M コネクターが取り付
けられています。双方のコネクターの全 4 本のピンは並
列に接続されています。Y8 と Y12 ラウドスピーカーは
1+/1–のピン配列を使用します。2+/2–ピンはアクティブ
サブウーファー 用です。オス型コネクターをインプット
とし 使用すれば、メス型コネクターと第 2 キャビネ
トを直接接続することができます
同キャビネットは 、オプションで NL4 M または EP5 コネ
ターを選択することも可能です。
コネクターオプションのピン 配列は下の表に示していま
す。
NLT4 F/M
NL4 M
1+ 1– 2+ 2– なし
EP5 1 2 3 4 5
d&b LoadMatch
D80 アンププラットフォー 以降では、LoadMatch 機能に
よってアンプが 使用されるスピーカーケールの 特性を
電気的に補填されるので追加導線が必要ではありま
このため、LoadMatch は使用するコネクターの 種類に関係
なく使用することが可能です。
2.3 使用
注意!
d&b ラウドスピーカーは 、正しく設定された d&b アンプ
のみをご使用ください。他の使用法ではラウドスピーカ
ーのコンポーネントに損傷を与え 恐れがあります。
使用可能な d&b アンプ:
D80/D20/D12/D6/10D/30D.
用途 設定 ャンネル/キャ
ビネット
Y8 Y8 Arc/Y8 Line 2
Y12 Y12 Arc/Y12 Line 2
ここ使用可能な d&b アンプでは Y8 および Y12 ラウドス
ーカー 用とし 2 種類のセットアップ("Arc" または
"Line")を使用できます。これらのアンプには Dual Channel
または Mix TOP/SUB モードがあります。
Arc と Line の設定
アレイの曲率に応じて、Arc または Line を選択します。い
ずれの設定も 1 つのアレイ内で使用することができま
す。
Arc 設定は、カーブアレイで 使用されるラインアレイラウ
ドスピーカーに 使用します。
コネクターの接続
d&b Y8/Y12 マニュ 1.2 ja6
Line 設定は、0°、1°、2°のスプレイ角が 3 つまたはそれ
以上連続するスプレイ設定によるロングスローアレイセ
クションに使用します。Arc 設定と組み合わせによっ
て、中高域を低減させることでニアフィールドの 拡大に対
応することができます
アレイ内における Line から Arc への設定変更はスプレイ
の連続に従っ 行なわれますが、実際の結線に応じて最大
2 台までのキャビネットに 対す誤差は許容範囲内と
ります。
2.3.1 コントローラーの設定
音響調整には CUT、CPL および HFC 機能が選択できます。
CUT モード
CUT に設定すると、キャビネットの 低域レベルが減少さ
れ、Y8/Y12 アレイは、d&b Y-SUB または J-SUB サブウー
ァーと組み合わせて使えるように 設定されます。
CPL 機能
CPL(カップリン: Coupling)機能は、アレイ内のキャ
ビネット 間のカップリングによる影響を補正します。CPL
はおよそ 2 kHz から徐々に減衰が始まり、100 Hz 以下で
最大の減衰がかかります。カップリン効果はラインア
レイの長さに応じて強くなります。CPL 機能は 0 から
––9 の間の dB 単位の減衰値に設定することができます
減衰値が高くなると、ィルターのコーナー 周波数が低く
なります。
CPL 値をプラス数値(0 ~ ++5 dB) にすると、低域を盛り
上げることができます。この数値は、ムをサブウー
ファーを使用しないフルレンジモードで使用す際に設
定できます。
メモ: ラインアレイ上のキャビネットの 全てが同じ CPL
設定で使用されていることが大切です。
HFC 回路
HFC(高域補正:High Frequency Compensation)回路は、遠
距離にある客席をカバーするためにラウドスピーカーを
使用す場合、空気吸収のため、高域エネルギーの損失を
補います。
HFC 回路には、キャビネットがカバーしなければならない
距離の範囲によ 2 つの設定(HFC1 および HFC2)があ
ります。これらの設定は、HFC1 は 25 m (82 ft)以上、 HFC2
は 50 m (164 ft)以上の距離をカバーするキャビネットのみ
に使用します。
この補正は、標準的な相対湿度 40 %に合わせて調整され
ています。従ってこれよ 低い湿度では空気による吸収
が増加するため、それぞれの HFC 設定の補正距離は、上
記の距離よ短くなります。
HFC 機能を使用すれば近距離および遠距離の聴衆に正し
い音響バランスを提供すると同時に、アレイを駆動するす
べてのアンプに同じ信号を送ることが可能です。
CPL 機能の補正周波数特性
HFC 回路の補正周波数特性
d&b Y8/Y12 マニュ 1.2 ja 7
2.4 指向特性
下のグラフに周波数における水平指向角度を–6 dB およ
び–12 dB の音圧を線に置き換えた等圧線(アイソバー
で表示しています 。公称指向角度は 600 Hz 以上で維持さ
れると同時に、便利な水平指向制御が 500 Hz 以下で実現
されます。
イソバー 、Y12 水平
イソバー Y8、水平
d&b Y8/Y12 マニュ 1.2 ja8
2.5 技術仕様
Y8/Y12 シムデータ
周波数特性(–5 dB スタンード 54 Hz - 19 kHz
周波数特性(–5 dB CUT モード) 100 Hz - 19 kHz
最大音圧レベル(1 m、無響音場)
および D6/10D 134 dB
および D12/30D 137 dB
および D80 139 dB
(最大 SPL ピーク、テス 信号 CF4 のピンノイ
Y8/Y12 ラウドスピーカー
公称インピーダ
8 Ω
許容入力 (RMS/ピーク 10 ms) 400/1600 W
公称指向角度(水平)Y8 80°
公称指向角度(水平)Y12 120°
スプレイアン 設定 0° ...14°
1° インクリメント
コンポーネント 2 x 8 インチドライバー
1 x 1.4 イン スロートコンプレッションドライバー
ッシブクロスオーバーネットワーク
接続 2 x NLT4 F/M
2 x NL4 M または EP5(オプション
ピン配列 NLT4 F/M および NL4 M:1+/1–
EP5:1: + / 2: –
重量 20 kg (44 lb)
Y8/Y12 キャビネット 寸法 mm [イン]
Y8 周波数特性 標準、CUT 設定
Y12 周波数特性 標準、CUT 設定
d&b Y8/Y12 マニュ 1.2 ja 9
3.1 ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークについ
この宣言は、以下の製品に適用されます。
d&b Z0707 Y8 ラウドスピーカー
d&b Z0708 Y12 ラウドスピーカー
製造者 d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
この番号で始まる製品バージョンの全てが初期仕様に一
致していますが 後に設計または電気技術的変更が行われ
ないことを前提としています
弊社は、本製品が全て関係条項の EC 指令条項に準拠し
いることを宣言いたします。
この宣言に関わる詳細な情報は、 d&b に注文頂くかウ
ブサイト www.dbaudio.com からダウンロードすることも
できます。 .
3.1.1 WEEE 宣言(廃棄につい
電気及び電子機器を廃棄す際は、必ず他のゴミと分別し
てください。
本機器を廃棄す時には、お住まいの国や地域の関連す
法律や条例に従ってください 。廃棄の際に不明な点があ
る時は、お買い上げの販売店、または d&b audiotechnik ま
でお問い合わせください。
WEEE-Reg.-Nr. DE: 13421928
3 製造者宣言
d&b Y8/Y12 マニュ 1.2 ja10
D2712.JP .01, 10/2016 © d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
www.dbaudio.com
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