d&b audiotechnik Vi8/Vi12 取扱説明書

  • d&b audiotechnik VシリーズラインアレイスピーカーVi8とVi12のマニュアルの内容を理解しました。指向特性、接続方法、設定方法、そして様々なオプションについて詳しく説明されています。Vi8とVi12それぞれの仕様、そしてそれらを組み合わせたシステム構築に関するご質問にお答えします。
  • Vi8とVi12の違いは何ですか?
    使用可能なd&bアンプは何ですか?
    屋外で使用する場合、どのようなオプションがありますか?
    CPL機能とは何ですか?
    HFC機能とは何ですか?
VVi8/Vi12
マニュ 1.4 ja
!
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概説
Vi8/Vi12 マニュ
バージョン 1.4 ja, 06/2023, D2706.JP .01
Copyright © 2023 by d&b audiotechnik GmbH & Co. KG; all
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本マニュルは 製品と共に保管するか常に参照でき
全な場所に保管してください
本説明書の最新版が発行されていないかd&b ウェブサ
トで定期的にチックされることをお 勧めします。
本製品を再販される場合には、製品と共に本マニュルを
販売先にお渡しください。
d&b 製品を販売される時は、お客様に対し 本マニュ
を使用前に十分読んでおくことを 喚起してください 。必
要なマニュルは 製品に同梱されています。もし追加の
マニュルが 必要な場合には、d&b に注文してください
d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
Eugen-Adol󲍵-Str. 134, D-71522 Backnang, Germany
T +49-7191-9669-0, F +49-7191-95 00 00
1 安全上の注意........................................................................... 4
2 Vi8/Vi12 ラウドスピーカー.............................................. 5
2.1 製品説明................................................................................... 5
2.2 コネクター............................................................................... 6
2.3 使用............................................................................................ 7
2.3.1 コントローラーの設定...................................................... 8
2.4 指向特性................................................................................. 10
2.5 技術仕様................................................................................. 11
3 製造者宣言............................................................................ 12
3.1 ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークについ
て).......................................................................................... 12
3.2 WEEE 宣言(廃棄につい)........................................... 12
目 次
d&b Vi8/Vi12 マニュ 1.4 ja 3
人体に傷害をもたら可能性があります。
大音量で駆動しているラウドスピーカーのすぐそばには
決して 近寄らないでください。業務用ラウドスピーカー
ムは 、人間の健康に害を及ぼす音圧レベルま到達
性能を持っています 。危険でないと思われる音量(約
95 dB の音圧レベル SPL から)であっても 、長時間さらさ
ていると難聴の原因となる恐れがあります。
ラウドスピーカーを地面に積んだり、吊り下げたりする 作
業を行う時の事故を防ぐため、以下の事項に注意してくだ
さい。
▪ ラウドスピーカーをスタックしたりスピーカータン
ドを設置す時は必ず硬い床面上に設置してくださ
い。複数のシムを 積み重ねる場合は、動かないよ
うにストラップで 固定してください 。
▪ 仮設設置やスピーカーの構成設置に使用すクセサ
リーは d&b が試験、認証している 物のみを使用します。
特に弊社「組立の説明書」または「フライングシ
ムおよびリギングマニュル 」に詳細が記載されてい
クセサリーの 正しい使用法および最大荷重量に注
意を払って 行ってください 。
固定設備や可動設置使用で d&b 以外の付加的なハード
ェアを 使用して 固定、結束等を行う場合には、全て
の該当品が適切なサズか 、安全荷重係数を満たし
いるかを確認してください 。ご使用になる製品の製造
者からの取り扱い説明書や安全に関わるガイドライン
を必ず参照してください 。
▪ ラウドスピーカーの外観やアクセサリーは、目につく
磨耗や破損の兆候がないかを定期的に点検し、必要で
あれば交換してください 。
▪ 機器の荷重を支持するボルトは定期的に点検を行っ
ください。
機器の故障を引き起こ恐れがあります。
ラウドスピーカーは 使用していない 時で静的電磁場を
常に発生します。従って 、これらを設置した運搬した
りす時にはこの磁場によって 、損傷や障害を生じる恐れ
のあるものが機器の近くに無いことを確認してください 。
従ってラウドスピーカーを 組立てた移動したりすると
きは、外部の磁場によ欠陥や損の生じるおそれのあるも
のが、装置や器物の近くにないことを確認します。一般的
には磁気データ媒体(フロッピーディスク 、オーディオお
よびビデオテー 、キャッシュカードなど)から 0.5 m
(1.5 ft) の間隔があれば十分です。コンピューターやビデ
オモニターでは、 1 m (3 ft) 以上の間隔が必要な場合もあ
ります。
1 安全上の注意
d&b Vi8/Vi12 マニュ 1.4 ja4
2.1 製品説明
Vi8 は、広範囲におよぶサウンドリインフォースメントシ
ムを 構成できるラインアレイラウドスピーカーです
V フライングフレームを 使用す場合、水平方向に対し
80°の定指向拡散パターンを生み出す最大 24 台のキャビ
ットで 垂直コラムを 構成することが可能です。
Vi12 ラインアレイラウドスピーカーはVi8 と音響的にも
機械的にも互換性を持っており 、120°の水平拡散を可能
としています 。
Vi8 キャビネットは 2 x 10 インチネオジミウ LF ドライ
バー、1 個の 8 インチホーンローデッド MF ドライバー
2 個の 1.4 インチスロート径 HF コンプレッションドライ
バー(ダイアフラムは 2.5 インが専用のウェーブガ
ドに取り付けられ、全てパッシブクロスオーバーネットワ
ークで制御されている 3 ウェイッシブ 設計です。それ
ぞれのキャビネットの 波形セグメントは、ギャップを生じ
ることなくコヒーレントに連結されます。隣接するキャ
ビネット 間のスプレイアンルは 0° ~ 14°(1°単位)
間で調節可能です。
全てのコンポーネントは 完全に対称な指向パターン
るようにキャビネットの 中心軸を基点に対称となるよう
に設計されています。このセットアップによって 、隣接す
る周波数帯域のオーバーラップを明確に定義したクロス
オーバー設計が可能となり非常に一貫した正確な水平分
散が実現します。低域ドライバーを 双極状に配置してい
ることから、およそ 250 Hz までの水平分散コントロール
が維持されます。
周波数特性は 67 Hz~ 18 kHz です。
ラウドスピーカーキャビネットは 船舶用合板製で、耐衝
耐天候仕上げ(ポリウレアキャビネット 保護)が施さ
ています。ラウドスピーカーキャビネットの 前面は、
響透過性のある発泡フォームを 裏側に貼りつけた頑丈な
メタルグリルで保護されています。埋め込み式の 2 つの
追加グリップがキャビネットの 下部後方に備えられてい
ます。
Vi8/Vi12 ラウドスピーカー
2 Vi8/Vi12 ラウドスピーカー
d&b Vi8/Vi12 マニュ 1.4 ja 5
Vi リギングコンポーネントとアレイ
Vi アレイは、Vi8 と Vi12 ラウドスピーカーおよび(また
は) Vi-SUB カーディオイドサブウーファーと 組み合わせ
ることができます。
キャビネットは 、必要な時に引き出して 使用するキャビネ
ット前部両側にあるリギン金具とキャビネット 背面の
中央にある金具で機械的に連結することができます。必
要となるリギングコンポーネントは 全てキャビネットに
内蔵されており使用時に開いまたは引き出して 使用
します。
メモ: Vi-TOP キャビネットのスプレイリンクは 、左の図
に示すように、ドリル穴の直線リンクとして 設計され
ています。 外観上の理由から、アレイ最下部のキャビ
ットのスプレイリンクは 簡単に取り外すことができ
ます。
Vi リギングコンポーネントについの 詳細は、 Z5387xxx
マウントフムに 付属されている Vi リギングマニュ
ルに記載されています
V-Series アレイの設計およびプラニングについの 詳細
は、V Flying frame に付属されている技術情報「TI 385 d&b
Line array design, d&b ArrayCalc」に記載されています
d&b ArrayCalc シミュレーョンソフトウェア d&b のウ
ェブサイトwww.dbaudio.com でダウンロード可能です。
2.2 コネクター
キャビネットには NLT4 F/M コネクターが取り付けられ
ています。双方のコネクターの全 4 本のピンは並列に接
続されています。キャビネットは 1+/1–のピン配列を使
用します。2+/2–ピンはアクティブサブウーファー 用で
す。片方のコネクターをインプットとして 使用すれば、
う片方のコネクターと第 2 キャビネットを 直接接続す
ことができます。
NL4 M 1+ 1– 2+ 2–
WR オプション (耐天候仕様)
注意!
耐天候仕様の WR オプションの場合、周辺環境の変化
が多い環境でラウドスピーカーを使用することが可能に
なりますが、屋外で何も保護が無い環境で継続して 使用す
ることを保証するものではありまん 。
▪ ラウドスピーカーにさらにカバーを取り付けてくださ
い。
キャビネットは 水平方向または下に傾けた位置で設置
します。
コネクターの結線
d&b Vi8/Vi12 マニュ 1.4 ja6
d&b ラウドスピーカーの多くには、異なる設置状況や環境
の影響に対応でき様々なオプションがご用意されてい
ます。Vi8/Vi12 ラウドスピーカーには以下のオプション
が用意されています
▪ 耐天候(WR)屋外での使用に適したオプションです
キャビネットは 、黒の PCP(ポリウレアキャビネットプ
ロテクション )による耐衝撃・耐天候塗装仕上げが施
されています
特別バージョン スタジアム (SVS)屋外、特にスタジ
での 使用に適したオプションです。個のキャビネ
ットは該当す用途のために特別設計された金属製の
ラケットでサポートされています
▪ 耐海水(SWR)屋外、特に湿度の高い、酸や塩分を含
む外気環境での使用に適したオプションです
WR キャビネットの 窪みにはファストンコネク
(2 x 6.3 mm, メス)にも対応するコネクタパネルが 装備され
ています。カバープレートは 、画像に示されているよう
に、シンルまたはデュ PG ケールグランド(ケー
直径 6 - 12 ㎜の PG13.5 タイプ)を受けることができ
ます。
以下の要領で先バラ接続ケールを 取り付けてください。
必要工具:ドライバー (#T20)
メモ: ケールの 極性を確認します。
茶色(+)/青(
1. 接続ケールを PG のネジ切り部分に挿入し、オスコ
ネクタをメスコネクタに 接続します。
2. カバープレートがしっかりとはまるまで 、コネクター
パネルの方向へ押します。
3. 4 個の皿ねじを使用してコネクターパネルにカバー
レートを固定します。
d&b LoadMatch
D80 アンププラットフォーム 以降では、LoadMatch 機能に
よって 、使用されるスピーカーケールの 特性を電気的に
補填することができます。そのための追加導線は必要あ
りま。このため、LoadMatch は使用するコネクターの
種類に関係なく使用することが可能です。
2.3 使用
注意!
d&b ラウドスピーカーには、正しく設定された d&b アン
プのみをご使用ください。他の使用法ではラウドスピ
カーのコンポーネントに損傷を与え恐れがあります。
使用可能な d&b アンプ:
40D|30D.
用途 設定 チャンネル/キャ
ビネット
Vi8 V8 Line/V8 Arc 2
Vi12 V12 Line/V12 Arc 2
ファストンコネクター 、オス、シン PG (スタンード ), デュ
PG (オプション)
d&b Vi8/Vi12 マニュ 1.4 ja 7
本機種に対応す d&b アンプでは Vi8 および Vi12 ラウド
スピーカー用とし 2 種類のセットアップ「Arc」または
「Line」を活用できます。これらのアンプには Dual Channel
または Mix TOP/SUB モードがあります。
"Arc" と "Line" の設定
アレイの曲率に応じて、"Arc"または"Line"を選択します。い
ずれの設定も 1 つのアレイ内で使用することができま
す。
"Arc"設定は、カーブアレイで 使用されるラインアレイラウ
ドスピーカーに使用します。
"Line"設定は、0°、1°、2°のスプレイアンルが 3 つまた
はそれ以上連続するスプレイ設定によるロングスロー
レイセクションに使用します。"Arc"設定と組み合わせ
によって 、中高域を低減させることでニアフィールドの
大に対応することができます
アレイ内における"Line" から "Arc" への設定変更はスプレ
イの連続に従って 行なわれますが、実際の結線に応じて最
大 2 台までのキャビネットに 対す誤差は許容範囲内と
なります。
2.3.1 コントローラーの設定
音響調整には CUT、CPL、HFC の各機能を選択できます。
CUT モード
CUT 設定では、キャビネットの 低域レベルが減少され、
Vi8/Vi12 アレイは、d&b Vi-SUB または J-SUB サブウーファ
ーと組み合わせて使えるように設定されます。
CPL 機能
CPL(カップリン: Coupling)機能は、アレイ内のキャ
ビネット 間のカップリングによる影響を補正します。CPL
はおよそ 2 kHz から徐々に減衰が始まり、100 Hz 以下で
最大の減衰がかかります。カップリン効果はラインア
レイの長さに応じて強くなります。CPL 機能は 0 から –9
の間の dB 単位の減衰値に設定することができます。減
衰値が高くなると、ィルターのコーナー 周波数が低くな
ります。
CPL 値をプラス数値(0 ~ +5 dB) にすると低域を盛り上
げることができます。この数値は、ムをサブウー
ァーを使用しないフルレンジモードで使用す際に設定
できます。
メモ: ラインアレイ上のキャビネットの 全てが同じ CPL
設定で使用されていることが大切です。
CPL 機能の補正周波数特性
d&b Vi8/Vi12 マニュ 1.4 ja8
HFC 機能
HFC(高域補正:High Frequency Compensation)機能は、遠
距離にある客席をカバーするためにラウドスピーカーを
使用す場合、空気吸収される高域エネルギーの損失を補
います。
HFC 機能には、キャビネットがカバーしなければならない
距離によ 2 つの設定(HF1、HF2 )があります。HFC1
は 30 m (100 ft)以上、HFC2 は 60 m (200 ft)以上の距離をカ
バーするキャビネットに 使用します。それぞれの選択に
合わせて設定を行ってください 。
この補正は、標準的な相対湿度 40 %に合わせて調整され
ています。これよ低い湿度では空気による吸収が増加
るため、それぞれの HFC 設定の補正距離は、上記の距
離よ短くなります。
HFC 機能を使用すると近距離および遠距離の聴衆に正し
い音響バランスを提供すると同時に、アレイを駆動するす
べてのアンプに同じ信号を送ることが可能になります。
HFC 機能の補正周波数特性
d&b Vi8/Vi12 マニュ 1.4 ja 9
2.4 指向特性
下のグラフに周波数における水平指向角度を–6 dB およ
び–12 dB の音圧を線に置き換えた等圧線(アイソバー
で表示しています 。公称指向角度は 600 Hz 以上で維持さ
れると同時に、便利な水平指向制御が 250 Hz 以下で実現
されます。
イソバー Vi12、水平
イソバー Vi8、水平
d&b Vi8/Vi12 マニュ 1.4 ja10
2.5 技術仕様
ムデータ
周波数特性(–5 dB スタンード 67 Hz - 18 kHz
周波数特性(–5 dB CUT モード) 100 Hz - 18 kHz
最大音圧レベル(1 m、無響音場)
30D 139 dB
40D 142 dB
(最大 SPL ピーク 、テス 信号 CF4 のピンノイ
ラウドスピーカーデータ
公称インピーダン8 Ω
許容入力(RMS/ピーク 10 ms) 500/2000 W
公称指向角度(水平) Vi8 80°
公称指向角度(水平)Vi12 120°
スプレイアンル 設定 0°...14°
1°刻み
コンポーネント 2 x 10“ ドライバー
1 x 8“ ドライバー
2 x 1.4” スロートコンプレッションドライバー
ッシブクロスオーバーネットワーク
コネクター 2 x NL4 M
WR のオプション:ファストンコネクタ (2 x 6.3 ㎜)、メス
ピン配列 NL4 M:1+/1–
WR オプション: 茶色 + / 青 –
重量 34 kg (75 lb)
Vi8/Vi12 キャビネット 寸法 mm [インチ]
Vi8 周波数特性 標準、CUT 設定
Vi12 周波数特性 標準、CUT 設定
d&b Vi8/Vi12 マニュ 1.4 ja 11
3.1 ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークについ
この宣言は、以下の製品に適用されます。
d&b Z0535 Vi8 ラウドスピーカー
d&b Z0536 Vi12 ラウドスピーカー
製造者 d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
この番号で始まる製品バージョンの全てが初期仕様に一
致していますが 、後に設計または電気技術的変更が行われ
ないことを前提としています 。
弊社は、本製品が全て関係条項の EC 指令条項に準拠し
いることを宣言いたします。
この宣言に関わる詳細な情報は、 d&b に注文頂くかウ
ブサイト www.dbaudio.com からダウンロードすることも
できます。 .
3.2 WEEE 宣言(廃棄につい
電気及び電子機器を廃棄す際は、必ず他のゴミと分別し
てください。
本機器を廃棄す時には、お住まいの国や地域の関連す
法律や条例に従ってください 。廃棄の際に不明な点があ
る時は、お買い上げの販売店、または d&b audiotechnik ま
でお問い合わせください。
WEEE-Reg.-Nr. DE: 13421928
3 製造者宣言
d&b Vi8/Vi12 マニュ 1.4 ja12
D2706.JP .01, 06/2023 © d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
www.dbaudio.com
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