D&B T10 取扱説明書

  • d&b audiotechnik T10 ラウドスピーカーのマニュアルの内容を読み込みました。このデバイスに関するご質問にお答えできます。指向性切り替え、接続方法、使用上の注意など、マニュアルに記載されている情報に基づいて的確な回答を提供します。
  • T10の指向特性はどのように変更できますか?
    T10で使用可能なd&bアンプは何ですか?
    ラインアレイで使用する場合、最大何台まで接続できますか?
    T10の周波数特性はどうなりますか?
T10
マニュアル 1.1 jp
機器に表示されているマーク
操作マニュアルの情報を参照してください。
WARNING!
高電圧危険!
目 次
安全上の注意.........................................................................3
ラウドスピーカーを使用する際の説明.................................................3
T10.....................................................................................4
T シリーズ リギングコンポーネントとアレイ......................................4
接続...........................................................................................................5
使用...........................................................................................................5
指向特性...................................................................................................7
HF ホーンの指向性変更..........................................................................7
技術仕様...................................................................................................8
製造者宣言............................................................................9
ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークについて)....................9
WEEE 宣言(廃棄について).................................................................9
概説
T10 マニュアル
バージョン 1.1 jp, 03/2016, D2600.JP .01
Copyright © 2016 by d&b audiotechnik GmbH; all rights reserved.
本マニュアルは製品と共に保管するか、常に参照できる安全な場所に保管し
ください。
本製品を再販される場合には、製品と共に本マニュアルを販売先にお渡しく
さい。
d&b 製品を販売される時は、お客様に対して本マニュアルを使用前に十分読ん
す。もし追加のマニュアルが必要な場合にはd&b に注文してください
d&b audiotechnik GmbH
Eugen-Adolff-Strasse 134, D-71522 Backnang, Germany
Telephone +49-7191-9669-0, Fax +49-7191-95 00 00
E-mail: docadm[email protected], Internet: www.dbaudio.com
安全上の注意
ラウドスピーカーを使用する際の説明
警 告!
大音量で駆動しているラウドスピーカーのすぐそばは決して近寄らないで
ださい業務用ラウドスピーカーシステムは、人間の健康に害を及ぼす音圧
ベルとなる可能性があります。危険でないと思われる音量(約 95 dB の音圧レ
ベルから)であっても、長期間さらされていると難の原因となる恐れがあり
ます。
ラウドスピーカーを地面に配置するか、吊り下げている時の事故を防ぐため
以下の事項に注意してください。
ラウドスピーカーまたはラウドスピーカースタンドのセットアップは、必ず
い床面で行います。複数のシステムを積み重ねる場合は、動かないようにス
ラップで固定してください
組立てや移動式配置のためのアクセサリーは、d&b でテストされ承認されたも
ののみを使用します。特に弊社「組立の説明書」または「ライングシステ
およびリギングマニュアル」に詳が記載さているようアクセサリーの正し
い使用法および最大積載量に注意を払って行ってください。
すべて追加ハードウェア、据付または移動配置用の固定および留め具が適
なサイズであること安全積載係数を確かめますご使用になる製品の各メー
カーの取扱指示書および関連の安全ガイドラインを確認してください。
ラウドスピーカーの観やクセサリーは、目にく磨耗や破損の兆候がな
かを定期的に点検し、必要であれば交換してください。
定期的に、取付装置の全ての荷重支持ボルトを点検してください。
注 意 !
ラウドスピーカには、接続されていない場合や、使用されていない場合で
静的電磁場が発生していますってラウドスピーカを組立てたり、移動
たりするときは、外部の磁場により欠陥や損傷の生じるおそれのあるものが
ロッピーディスク、オーディオおよびビデオテープ、キャッシュカードなど
から 0.5 m 1.5 ft)の間隔があれば十分です。コンピューターやビデオモ
ターでは、1 m 3 ft)以上の間隔が必要な場合もあります
T10 マニュアル (1.1 jp) 安全上の注意 - 1
T10
図 1: T10 ラウドスピーカー
図 2: T10 ラインソースセットアップのホーンとレン
図 3: T10 ポイントソースセットアップのホーンとレ
ンズ
T10 は非常にコンパクトで、ラインアレイとしても、超指向性ポイントソー
使
す。T10 キャビネットは、これらのアプリケーションの 2 種類の指向性設定を
工具なしに切り換えることができます。
本デザインの中核は、回転可能なウェーブガイドおよびホーンと音響レンズ
ユニークな組み合わせです。ホーンは従来的な 90°の水平指向性を持つ垂直
インソースを提供します。フロントグリルの一部のレンズはラインアレイモ
ドでの HF 指向性を 105°に拡張します。ポイントソースとして縦方向で使用す
る場にはレンがランソスのーブロンを湾させ 90°x 35°
の指向性パターンを提供します。
T10 は、2 ウェイ設計で 2 つの 6.5 インチドライバー、1.4 インチスロート径ド
ライバーおよびパッシブクロスオーバー・ネットワーク内蔵しいます。低
域ドライバーはイポーラー上に配置さ、低周波に向かって()優れ
68 Hz か 18 kHz 以
す。
T10 エンクロージャーは、黒耐衝撃および耐候性塗装仕上げの施された
一体化ポリウレタンハードフォーム構造となっています。キャビネットは、
ステムをシングルユニットとして縦方向、またはラインアレイとしてユーザ
の定めた垂直方向の設定で配置できる形になっています。ラウドスピーカー
キャビネットのフロント部は、音響透過性発泡フォームの前にある、堅い金
性グリルで保護されています。
T シリーズ リギングコンポーネントとアレイ
T10 にはイントソケー Z5371 T フ
ケット、Z5372 T ホリゾンタルブラケット、Z5354 E8/E12 フライングアダ
ターまたは Z5020/25 ライングアダプター 02/03 よう異なるリギング
アクセサリーの取り付け用に 6 つのねじ穴が備えられています。
ラインアレイとして使用される時のキャビネットは、フロント両側のリギン
ストランドと後部の中央ストランドにより機械的に接続します。すべての必
なリギングコンポーネントはキャビネットに内蔵されており、必要に応じて
納したり、引き出して使用します。隣接するキャビネット間のスプレイ角度
0°から 15°の範囲で設定できます。
T シ Z5370 T
レームとともに提供される T シリーズリギングマニュアルを参照ください。
最大 3 台までの T10 キャビネットによるラインアレイは、Z5373 T クラスター
ブラケットで支えることができます。これにより吊り下げた時でもハイスタン
ドに取り付けた時でもアレイのエイミングが容易に設定可能になります。
Tシリーズアレイのプランおよびデザインの詳細な説明は、同じくTフライング
フレームとともに提供される「TI 385 Line array design, ArrayCalc」技術文書に
記載されています。 www.dbaudio.com.からダウンロードできます
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接続
1
2
3
4
5
1
2
3
4
5
passive
crossover
図 4: コネクターの接続
T10 のキャビネットには、一対の EP5 コネクターが取り付られています。
方のコネクターの全 5 のピンは並列に接続されています。T10 、1/2 のピ
ン配列を使用します。ピン 3/4 5 はアクティブサブウーファー用ですが、ピ
5 は SenseDrive に用いられます(D12 アンプと 5 ワイヤーケーブル使用の場
使
ターと追加ラウドスピーカーを直接接続することができます。
T10 は、オプションで NL4 コネクターを選択することも可能です。
対応する EP5 のピンおよび NL4 コネクターは下の表に示しています。
EP5
1 2 3 4 5
NL4
1+ 1– 2+ 2– なし
使用
注意!
d&b ラウドスピーカーは、正しく設定された d&b アンプのみをご使用くださ
い。他の使用法ではラウドスピーカーのコンポーネントに損害を与える恐れが
あります。
使用可能な d&b アンプ:
D80/D20/D12/D6/10D/30D.
用途 セットアップ チャンネル/キャ
ビネット
T10 Line source
T10 Arc / T10 Line 4
T10 Point source
T10 PS 4
ここ使用能なンプとしは、Dual Channel および Mix TOP/SUB モー
ドのコントローラー設定が適切です。
「T10 Arc」 および「T10 Line」 セットアップ
これらのセットアップはT10 ラウドスピーカーラインソースとして使用
るときに選択します。この選択はアレイの曲率に左右されます。 両セットアッ
プは1つのアレイ内で混在して使用することもできます。
「Arc」セットアップは、曲線状のアレイセクションで使用される T10 ラウドス
ピーカーに用います。
「Line」セットアップは、スプレイ角度設定 0°、 1°または 2°が 3 箇所以上
続するアレイのロングスローセクションに用います。「Arc」セットアップと比
較する拡張されたニアフィールドを補正するため中域の上限が減少さ
す。
アレイ内での「Line」から「Arc」 へ設定の移行は、スプレイ角度の進行により
決定しますが、結線の理由によって生じる最大 4 台までキャビネットグルー
プのずれがあっても構いません。
「T10 PS」 セットアッ
T10
(されてい)る時か、ホーンをラインアレイに設定し、シングルキャビネッ
として使用する時に選択します。(例:フロントフィルやシーリング取り付
時)
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コントローラーの設定
音響調整には、CUT、 HFA、HFC および CPL 機能が選択できます。
CUT 回路
CUT に設定すると、T10 低周波数レベルが低減します。これにより T10 は T-
SUB または他の d&b アクティブ・サブウーファーと使用する設定となります。
HFA 回路 (T10 PS セットアップのみ
-5
0
5
10
-10
-15
-20
-25
-30
20
100 1k 10k
20k
5: HFA 回路の周波数特性の補正
HFA (高域減衰)モードは、T10 ステムの高周波数特性は、ロールオフ
ます。HFA 回路は、ラウドスピーカー聴衆に近接したニアフィールドに設置
される時やディレイ用途の場合、自然で均一な周波数特性を提供します。
高域の減衰は 1 kHz から徐に始まり10 kHz およそ 3 dB 減衰します。
のロールオフは、典型的な残響の多い空間やホールにおいて遠く離れた所で
音を聴く場合、実際耳にする周波数特性の減少に良く似ています。
HFC 回路 (T10 Arc/Line セットアップのみ)
6: HFC 回路の周波数特性の補正
HFC(高域)回を選るとラウスピカー遠くた聴点を
カバーるために使る時の空気の吸収にる高域エネルギーの損失を補正
します。
HFC 回路には、キャビネットがカバーしなければならない距離の範囲により 2
(HF1, HF2 それぞれ HF1 は 25 m
80 ft HF2 は 50 m (160 ft)
ネットのみに使用します。
この補正は、標準的な相対湿度 40 %に合わせて調整されています。従ってこれ
より低い湿度では空気による吸収が増加するため、それぞれの HFC 設定の補正
距離は、上記の距離より短くなります。
HFC 機能を使用すれば、近距離および遠距離の聴衆に正しい音響バランスを提
供する同時に、アレイを駆するすべてのアンプに同じ信号を送るこが可
能です。
CPL 回路
7: CPL 回路の周波数特性の補正
CPL(カップリング)回路はキャビネット間のカップリング効果を補正します。
このレイするしま CPL は 1 kHz
から徐々に減衰が始ま、400 Hz 以下で最大の減衰がかかります。これを使用
することにより T10 キャビネットを 4 台またはそれ以上の台数をアレイ状に
使CPL 回
は、のグフのうに-9 から 0 の間の dB の減衰値たは 65 Hz
(0 から+5 dB)ブーストするプラスの値に設定できます
注意:
ラインアレイ内のすべてのキャビネットが、同一の CPL 設定で作動
していることを確認します。
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指向特性
下のグラフに単独の T10 キャビネットの周波数における指向角度を–6 dB
び–12 dB の音圧を線に置き換えた等圧線(アイソバー)で表示しています。
8: アイソバー、T10 ラインソース、水平 9: アイソバー、T10 ラインソース、垂直
10: アイソバー、T10 ポイントソース、水平 11: アイソバー、T10 ポイントソース、垂直
HF ホーンの指向性変更
12: ホーンの回転
(分かりやすいようにフロントグリルなしで表示)
ポイントおよびラインソース間のセットアップの変換はホーンを 90°回転する
だけで容易に行うことができます。ホーンは、キャビネットの外側から簡単
アクセスでき、工具を使用したり、フロントグリルを外したりすることなし
回転できます。
これはキャビネット両側の開口部から、ラインおよびポイントソース位置を
更するメカニズムによって行われます。
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技術仕様
13: T10 周波数特性、ラインソース、シングルキャ
ビネット、標準および CUT 設定
14: T10 周波数特性、ポイントソース、標準および
CUT 設定
T10 システムデータ
周波数特性 (–5 dB 標準)............................................................68 Hz ... 18 kHz
周波数特性 (–5 dB CUT モード)..............................................120 Hz ... 18 kHz
最大音圧 (Arc/Line セットアップ 1 m, 無響音場).................................................
および D6/10D...............................................................................................129 dB
および D80/D20/D12/30D..........................................................................132 dB
最大音圧 (PS セットアップ 1 m, 無響音場)...........................................................
および D6/10D...............................................................................................127 dB
および D80/D20/D12/30D..........................................................................130 dB
(最大 SPL ピーク、テスト信号クレストファクター 4 のピンクノイズ)
入力レベル (100 dB-SPL/1 m).................................................................–13 dBu
T10 ラウドスピーカー
公称インピーダンス ..........................................................................................16 Ω
許容入力 (RMS / ピーク 10 ms).......................................................200/800 W
公称指向角度 (ポイントソース、水平 x 垂直)....................................90° x 35°
公称指向角度 (ラインアレイ、水平 )...........................................................105°
スプレイ角度設定......................................................................0...15° (1° 刻み)
コンポーネント............................. ネオウジム磁性体型 2 x 6.5 インチドライバー
..................回転可能なウェーブガイド上の 1.4 インチスロートコンプレッション
....................................................................................................................ドライバー
...................................................................パッシブクロスオーバー・ネットワー
接続..................................................................................................................2 x EP5
.....................................................................................................オプション 2 x NL4
ピン配列........................................................................................................EP5: 1/2
..................................................................................................................NL4: 1+/1–
重量.........................................................................................................11 kg (24 lb)
15: T10 キャビネットの寸法:単位 mm〔インチ〕
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製造者宣言
ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークについて)
この宣言は、以下の製品に適用されます。
T10 ラウドスピーカー, Z0550
製造者 d&b audiotechnik GmbH.
この番号で始まる製品バージョンの全てが初期仕様に一致していますが、後に
設計または電気技術的変更が行われないことを前提としています。
弊社は、本製品が全て関係条項の EC 指令条項に準拠していることを宣言いたし
ます。
の 宣 言 に 関 わ る 詳 細 な 情 報 は 、 d&b 注 文 頂 く か ウ ェ ブ サ イ
www.dbaudio.com からダウンロードすることもできます。
WEEE 宣言(廃棄について)
電気及び電子機器を廃棄する際は、必ず他のゴミと分別してください。
本機器を廃棄する時には、お住まいの国の関連する法律や条例に従ってくださ
い。廃棄の際に不明な点がある時は、お買い上げの販売店、または d&b
audiotechnik までお問い合わせください
D2600.JP .01, 03/2016 © d&b audiotechnik GmbH
d&b audiotechnik GmbH, Eugen-Adolff-Str. 134, D-71522 Backnang, Germany, Phone +49-7191-9669-0, Fax +49-7191-95 00 00_______
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