D&B KSL8/KSL12 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
SL
KSL8/KSL12
マニュ 1.2 ja
!
!
概説
KSL8/KSL12 マニュ
バージョン 1.2 ja, 04/2020, D2732.JP .01
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本マニュルは 製品と共に保管するか常に参照でき
全な場所に保管してください
本説明書の最新版が発行されていないかd&b ウェブサ
トで定期的にチックされることをお 勧めします。
本製品を再販される場合には、製品と共に本マニュルを
販売先にお渡しください。
d&b 製品を販売される時は、お客様に対し 本マニュ
を使用前に十分読んでおくことを 喚起してください 。必
要なマニュルは 製品に同梱されています。もし追加の
マニュルが 必要な場合には、d&b に注文してください
d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
Eugen-Adol󲍵-Str. 134, D-71522 Backnang,
T +49-7191-9669-0, F +49-7191-95 00 00
1 安全上の注意........................................................................... 4
1.1 ラウドスピーカーを 使用す際の注意点...................... 4
1.2 d&bArrayCalc............................................................................. 5
2 KSL8/KSL12 ラウドスピーカー....................................... 6
2.1 使用用途................................................................................... 6
2.2 コネクター............................................................................... 7
2.3 使用............................................................................................ 7
2.3.1 コントローラーの設定...................................................... 8
2.4 指向特性................................................................................... 9
2.5 技術仕様................................................................................. 10
3 製造者宣言............................................................................ 12
3.1 ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークについ
て).......................................................................................... 12
3.1.1 WEEE 宣言(廃棄につい)........................................ 12
目 次
d&b KSL8/KSL12 マニュ 1.2 ja 3
1.1 ラウドスピーカーを使用す際の注意点
人体に傷害をもたら可能性があります。
大音量で駆動しているラウドスピーカーのすぐそばには
決し 近寄らないでください。業務用ラウドスピーカー
ムは 人間の健康に害を及ぼす音圧レベルまで到達
性能を持っています 。危険でないと思われる音量(約
95 dB の音圧レベル SPL から)であっても 、長時間さらさ
ていると難聴の原因となる恐れがあります。
ラウドスピーカーを 地面に積んだり、吊り下げたりす
業を行う時の事故を防ぐため、以下の事項に注意してくだ
さい。
ラウドスピーカーをスタックしたりスピーカータン
ドを設置す時は必ず硬い床面上に設置してくださ
い。複数のシムを 積み重ねる場合は、動かない
うにストラップで 固定してください
仮設設置やスピーカーの構成設置に使用すクセサ
リーは d&b が試験、認証している 物のみを使用します。
特に弊社「組立の説明書」または「フライングシ
ムおよびリギングマニュル 」に詳細が記載されてい
クセサリーの 正しい使用法および最大荷重量に注
意を払っ 行ってください
固定設備や可動設置使用で d&b 以外の付加的なハード
ェアを 使用し 固定、結束等を行う場合には、全て
の該当品が適切なサズか 、安全荷重係数を満たし
いるかを確認してください 。ご使用になる製品の製造
者からの取り扱い説明書や安全に関わるガイドライン
を必ず参照してください 。ご使用になる製品の製造者
からの取り扱い説明書や安全に関わるガイドラインを
必ず参照してください
ラウドスピーカーの外観やアクセサリーは 、目につく
磨耗や破損の兆候がないかを定期的に点検し、必要で
あれば交換してください
機器の荷重を支持するボルトは定期的に点検を行っ
ください。
機器の故障を引き起こ恐れがあります。
ラウドスピーカーは 使用していない 時で静的電磁場を
常に発生します。従っ これらを設置した運搬した
りす時にはこの磁場によっ 損傷や障害を生じる恐れ
のあるものが機器の近くに無いことを確認してください
従ってラウドスピーカーを 組立てた移動したりすると
きは、外部の磁場によ欠陥や損の生じるおそれのあるも
のが、装置や器物の近くにないことを確認します。一般的
には磁気データ媒体(フロッピーディスク 、オーディオお
よびビデオテー 、キャッシュカードなど )から 0.5 m
(1.5 ft) の間隔があれば十分です。コンピューターやビデ
オモニターでは、 1 m (3 ft) 以上の間隔が必要な場合もあ
ります。
1 安全上の注意
d&b KSL8/KSL12 マニュ 1.2 ja4
1.2 d&bArrayCalc
安全性と音響の理由から d&b ラインアレイの設計には
d&b ArrayCalc と textvar object does not exist を使用してくだ
さい。このソフトウェア 、Microsoft Windows と Mac OS
X に対応するスタンドアローン ・アプリケーョンとし
て、www.dbaudio.com りダウンロード可能です。
ArrayCalc に関す詳細情報および使用方法は、ソフトウ
ェアに含まれているヘルプシムをご 覧ください。ヘ
プシムへのアクセスには 、F1 を押すか、
ArrayCalc ツールバーのヘルプボタン ()を押し
てください。これによっ HelpViewer が開き、ここでプロ
グラムの 概要を確認した検索機能やダイレクトアクセ
スによっ 関連情報にアクセスすることができます 。
さらに、ArrayCalc では許容負荷範囲内での標準的なアレ
イ構成に関す情報、および機械的な負荷条件や負荷制限
に関す情報を提供しています
TI 385
ラインアレイ設計に関す詳細情報は、"TI 385 d&b Line
array design, ArrayCalc"をご覧ください。TI はソフトウェア
と一緒に提供されているか
www.dbaudio.com の d&b ウ
ブサイトでダウンロード可能です。
d&b セミナー
また当社では、本社にて定期的に開催している d&b ライ
ンアレイトレーニングセミナーに参加されることをお勧
めしています 。d&b セミナーに関す詳細情報およびセ
ミナーのケジュールに 関し 、d&b ウェブサイト
(
www.dbaudio.com)でもご覧いただけます。
d&b チュートリアルビデオ
また、d&b は d&b のウェブサイト
www.dbaudio.com に関連
指導動画をご用意しています
d&bArrayCalc
d&b KSL8/KSL12 マニュ 1.2 ja 5
2.1 使用用途
注意!
d&b SL ラウドスピーカーには 正しく設定された d&b アン
プのみをご使用ください。他の使用法では、ラウドスピ
カーのコンポーネントに損傷を与え 恐れがあり、
ムの持つ指向特性を充分に発揮できま
使用でき d&b アンプ: D80
製品説明
KSL8 は、広範囲におよぶサウンドリインフォースメント
ムを 構成できるラインアレイラウドスピーカー
す。 GSL シムのフィルおよび /またはディレイの
的にパートナーとし 活用することもできます
KSL フライングフレームを 使用す場合、水平方向に対し
て 80°の定指向拡散パターンを生み出す最大 24KSL8 台の
キャビネットで 垂直コラムを 構成することが可能です。
KSL12 ラインアレイラウドスピーカーは KSL8 と音響的に
も機械的にも互換性を持っており 、120°の水平拡散を可
能としています
KSL8/KSL12 キャビネットは 3 ウェイ設計となっており 、
いずれもフロントに 2 x 10 イン ネオジミウ LF ドラ
バー 、サイドに 2 x 8 イン ネオジミウ LF ドライ
ー 、8 インチホーンローデッド MF ドライバー 、および
2 つの 1.4 インチスロート径の 3 イン HF コンプレッシ
ョンドライバーが 専用のウェーブガイドに 取り付けられ
ています。それぞれのキャビネットから 生成される円筒
形の波形セグメントはギャップを生じることなくコヒ
レントに連結されます。隣接するキャビネット 間のスプ
レイアンルは 0°~10°の間で調節可能です(1°刻み)
KSL キャビネットは 適切に設定された d&b アンプの 2 チ
ャンネルを使用し 駆動されます。これによりフロント
の LF、イド LF と MF/HF セクションがそれぞれパッシブ
駆動される専用の制御機能が提供されます。
全てのコンポーネントは完全に対称な指向パターン
るようにキャビネットの 中心軸を基点に対称となるよう
に設計されています。このセットアップによっ 隣接す
る周波数帯域のオーバーラップを明確に定義した非常に
スムーズなクロスオーバー 設計が可能となり非常に一貫
した正確な水平分散が実現します。
前向きと横向き LF ドライバーの 配置構成と制御機能に
よっ 周波数帯域全域におい指向制御が可能となっ
います。
周波特性は 54 Hz~18 kHz です。
キャビネットエンクロージャーは 船舶用合板製で、耐衝
耐天候仕上げ(ポリウレアキャビネット 保護)が施さ
ています。キャビネットのフロントパネルとサイドパ
ネルは、音響透過性と撥水生地が取り付けられた頑丈なメ
ルグリルで保護されています。両側のパネルにはハ
ドルが 1 個ずつ、後方には 2 個の追加ハンドルが装備さ
ています
2 KSL8/KSL12 ラウドスピーカー
d&b KSL8/KSL12 マニュ 1.2 ja6
SL シリーズのリギングコンポーネントとアレイ
キャビネットは 必要な時に引き出し 使用するキャビネ
ット前部両側にあるリギン金具とキャビネット 背面の
中央にある金具で機械的に連結することができます。必
要となるリギングコンポーネントは 全てキャビネットに
内蔵されており使用時に開いまたは引き出し 使用
します。
SL シリーズのリギングコンポーネントについ 詳細
は、SL シリーズリギングマニュルに 記載されています
2.2 コネクター
キャビネットには NLT4 F/M コネクターが取り付けられ
ています。双方のコネクターの全 4 本のピンは、以下の
ピン配列で並列に接続されています
ピン 1+/1– は前面 LF ドライバーの 供給用。
ピン 2+/2– はパッシブクロスオーバーネットワークへ
接続、イド LF ドライバーと MF/HF ドライバーセクシ
ョンの供給用。
d&b LoadMatch
d&b の 4 チャンネルアンププラットフォーでは
LoadMatch 機能によってアンプが 使用されるスピーカー
ケールの 特性を電気的に補填するため追加導線は必要
ありま。このため、LoadMatch は使用するコネクター
の種類に関係なく使用することが可能です。
2.3 使用
アンプのアウトプットモード 2-Way Active
用途 設定 アンプチャンネ
ルペアによるキ
ャビネット
KSL8 KSL8 Line
KSL8 Arc
KSL8 AP
2
2
1
KSL12 KSL12 Line
KSL12 Arc
KSL12 AP
2
2
1
Line と Arc の設定
アレイの曲率に応じて、Line または Arc を選択します。い
ずれの設定も 1 つのアレイ内で使用することができま
す。
Line 設定は、0°、1°、2°のスプレイ角が 3 つまたはそれ
以上連続するスプレイ設定によるロングスローアレイセ
クションに使用します。Arc 設定と比べて、Line 設定では、
アレイの直線部および曲線部の間に生まれるキャビネ
トの様々な相互作用による影響を考慮します。
ArrayProcessing の演算はこれら全て要素を考慮し 計算
します。
Arc 設定は、カーブアレイで 使用されるラインアレイラウ
ドスピーカーに 使用します。
NLT4 F/M コネクターの結線
キャビネット 内のドライバー 結線
d&b KSL8/KSL12 マニュ 1.2 ja 7
AP セットアップ
d&b ArrayProcessing (AP)を接続した場合、AP セットアッ
プには、ArrayCalc シミュレーョンソフトウェアによっ
て生成され、R1 を用い d&b リモートネットワーク
(OCA/AES70)を介し 使用可能なアンプに転送される AP
データが含まれます。
データがアンプに送信されるとぐに 、AP セットアップ
が自動的にアクティブになります
2.3.1 コントローラーの設定
音響特性を調整するためには CUT、CPL、HFC 機能を選択
できます。
CUT モード
CUT 設定では、キャビネットの 低域レベルが減少され、
KSL8/KSL12 アレイは、アクティブ 駆動の d&b SL-SUB また
は SL-GSUB キャビネットと 組み合わせて使えるように
定されます。
CPL 機能
CPL(Coupling)機能は低域および中低域レベルを下げる
ことで、キャビネット 間のカップリングエフクトを 補正
します。
SL-Series セットアップには 2 段階 (Low/Mid) のフィルター
があり、低域のレスポンスと低中域のレスポンスを個別に
形成することができます
CPL 機能の特性は図に示されています。標準設定(0)は
デフォルトのアレイレスポンスを 維持します。CPL は +5
~ –5 (Low) および 0 ~ –8 (Mid) の範囲で 0.5 単位で設定
ることができます
メモ: アレイ内のすべてのキャビネットは 、同じ CPL
設定で使用されることが重要です。
従来の方法で (Line/Arc)処理される場合、アレイが大き
ければ大きいほど自然なレスポンスを得るためには
CPL による減衰を強くす必要があります。
ArrayProcessing (AP)で使用すると、図に示されてい
るようなシムターゲットレスポンスが 自動的に
アレイに備わります。アレイの長さと形状によっ
生じるカップリン効果はすべて AP データで考慮さ
れます。CPL 機能は、空間特性またはメインハグと
ウトフィルの 間のカップリン効果などの追加補
正のためにも使用することが可能です。
低域および中低域レベル用 CPL 機能の周波数応答補正*
*概要図
d&b KSL8/KSL12 マニュ 1.2 ja8
HFC 機能(Line/Arc セットアップのみ)
HFC(高域補正:High Frequency Compensation)機能は、遠
距離にある客席をカバーするためにラウドスピーカーを
使用す場合、空気吸収される高域エネルギーの損失を補
います。
HFC 機能には、キャビネットがカバーしなければならない
距離によ 2 つの設定(HF1、HF2 )があります。HFC1
は基準位置からの追加距離 40 m (131 ft)を補正し、HFC2 は
80 m (262.5 ft)を補正しますので、それぞれの設定を選択
てください
この補正は、22 °C での標準的な相対湿度 50 %に合わせ
て調整されています。これよ低い湿度では空気による
吸収が増加するためそれぞれの HFC 設定の補正距離は、
上記の距離よ短くなります。
HFC 機能を使用すると近距離および遠距離の聴衆に正し
い音響バランスを提供すると同時に、アレイを駆動するす
べてのアンプに同じ信号を送ることが可能になります。
2.4 指向特性
下のグラフは、周波数における水平指向角度を、–6 dB
と–12 dB の音圧を線に置き換えた等圧線(アイソバー
で表示しています 。80°/120°の公称水平指向角度は、カ
ーディオイド 拡散を最低周波数に融合させながら、150 Hz
以上で維持されます。
KSL12 アイソバー 、水平
HFC 機能の周波数応答補正*
*概要図
KSL8 アイソバー 、水平
d&b KSL8/KSL12 マニュ 1.2 ja 9
2.5 技術仕様
ムデータ
周波数特性(–5 dB スタンード 54 Hz - 18 kHz
周波数特性(–5 dB CUT モード) 75 Hz - 18 kHz
最大音圧レベル(1 m、無響音場)
KSL8 145 dB
KSL12 144 dB
(SPLmax: ブロードバンド信号 IEC 60268)
ラウドスピーカーデータ
公称インピーダス  フロント LF
8 Ω
公称インピーダス  サイド LF/MF/HF 8 Ω
許容入力 フロント LF (RMS/ピーク 10 ms)
450/1800 W
許容入力 サイド LF/MF/HF (RMS/ピーク 10 ms)
250/1000 W
公称指向角度(水平)KSL8/KSL12 80/120°
スプレイアン 設定 0 ... 10° (1°刻み)
コンポーネント 2 x 10 イン フロント LF ドライバー
2 x 8 インイド LF ドライバー
1 x 8 イン MF ドライバー
2 x スロート径 1.4 インチコンプレッションドライバー 3 イン
チコイ付き
ッシブクロスオーバーネットワーク
コネクター NLT4 F/M
ピン配列 : 1+: フロント LF+/1–: フロント LF–
2+: サイド LF/MF/HF+/2–: サイド LF/MF/HF–
重量 58 kg (128 lb)
KSL8: 周波数特性*、標準および CUT 設定
*アレイ内の単体キャビネット
KSL12: 周波数特性*、標準および CUT 設定
*アレイ内の単体キャビネット
d&b KSL8/KSL12 マニュ 1.2 ja10
KSL8/KSL12 キャビネット 寸法 mm [イン]
d&b KSL8/KSL12 マニュ 1.2 ja 11
3.1 ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークについ
この宣言は、以下の製品に適用されます。
d&b Z0780 KSL8 ラウドスピーカー
d&b Z0781 KSL12 ラウドスピーカー
製造者 d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
この番号で始まる製品バージョンの全てが初期仕様に一
致していますが 後に設計または電気技術的変更が行われ
ないことを前提としています
弊社は、本製品が全て関係条項の EC 指令条項に準拠し
いることを宣言いたします。
この宣言に関わる詳細な情報は、 d&b に注文頂くかウ
ブサイト www.dbaudio.com からダウンロードすることも
できます。 .
3.1.1 WEEE 宣言(廃棄につい
電気及び電子機器を廃棄す際は、必ず他のゴミと分別し
てください。
本機器を廃棄す時には、お住まいの国や地域の関連す
法律や条例に従ってください 。廃棄の際に不明な点があ
る時は、お買い上げの販売店、または d&b audiotechnik ま
でお問い合わせください。
WEEE-Reg.-Nr. DE: 13421928
3 製造者宣言
d&b KSL8/KSL12 マニュ 1.2 ja12
D2732.JP .01, 04/2020 © d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
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D&B KSL8/KSL12 取扱説明書

タイプ
取扱説明書