d&b audiotechnik KSL-SUB/KSL-GSUB 取扱説明書

  • d&b audiotechnik SL-Series KSL-SUB/KSL-GSUBサブウーファーのマニュアルの内容を理解しました。カーディオイド特性、INFRAモード、Coupling機能などについてご質問があれば、お気軽にお尋ねください。
  • KSL-SUBとKSL-GSUBの違いは何ですか?
    INFRAモードとは何ですか?
    Coupling機能とは何ですか?
    推奨されるd&bアンプは何ですか?
    KSL-SUB/KSL-GSUBの最大音圧レベルは?
SLKSL-SUB/KSL-GSUB
マニュ 1.3 ja
!
!
ドキュメントバージョンに関す注記
これをも このドキュメントのすべての 旧バージョン
は無効となります
バージョン 1。3:
「Coupling 機能」の説明が追加されました
Þ "Coupling 機能" ....ペー 8 を参照してください
概説
KSL-SUB/KSL-GSUB マニュ
バージョン 1.3 ja, 08/2023, D2733.JP .01
Copyright © 2023 by d&b audiotechnik GmbH & Co. KG; all
rights reserved.
本マニュルは 製品と共に保管するか常に参照でき
全な場所に保管してください
本説明書の最新版が発行されていないかd&b ウェブサ
トで定期的にチックされることをお 勧めします。
本製品を再販される場合には、製品と共に本マニュルを
販売先にお渡しください。
d&b 製品を販売される時は、お客様に対し 本マニュ
を使用前に十分読んでおくことを 喚起してください 。必
要なマニュルは 製品に同梱されています。もし追加の
マニュルが 必要な場合には、d&b に注文してください
d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
Eugen-Adol󲍵-Str. 134, D-71522 Backnang, Germany
T +49-7191-9669-0, F +49-7191-95 00 00
1 安全上の注意........................................................................... 4
1.1 d&b ArrayCalc............................................................................ 5
2 KSL-SUB/KSL-GSUB ラウドスピーカー........................ 6
2.1 使用用途................................................................................... 6
2.2 コネクター............................................................................... 7
2.3 使用............................................................................................ 7
2.3.1 コントローラーの設定...................................................... 8
2.4 技術仕様................................................................................... 9
3 製造者宣言............................................................................ 10
3.1 ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークについ
て).......................................................................................... 10
3.2 WEEE 宣言(廃棄につい)........................................... 10
目 次
d&b KSL-SUB/KSL-GSUB マニュ 1.3 ja 3
人体に傷害をもたら可能性があります。
大音量で駆動しているラウドスピーカーのすぐそばには
決して 近寄らないでください。業務用ラウドスピーカー
ムは 、人間の健康に害を及ぼす音圧レベルま到達
性能を持っています 。危険でないと思われる音量(約
95 dB の音圧レベル SPL から)であっても 、長時間さらさ
ていると難聴の原因となる恐れがあります。
ラウドスピーカーを 地面に積んだり、吊り下げたりする 作
業を行う時の事故を防ぐため、以下の事項に注意してくだ
さい。
▪ ラウドスピーカーをスタックしたりスピーカータン
ドを設置す時は必ず硬い床面上に設置してくださ
い。複数のシムを 積み重ねる場合は、動かない
うにストラップで 固定してください 。
▪ 仮設設置やスピーカーの 構成設置に使用すクセサ
リーは d&b が試験、認証している 物のみを使用します。
特に弊社「組立の説明書」または「フライングシ
ムおよびリギングマニュル 」に詳細が記載されてい
クセサリーの 正しい使用法および最大荷重量に注
意を払って 行ってください 。
固定設備や可動設置使用で d&b 以外の付加的なハード
ェアを 使用して 固定、結束等を行う場合には、全て
の該当品が適切なサズか 、安全荷重係数を満たし
いるかを確認してください 。ご使用になる製品の製造
者からの取り扱い説明書や安全に関わるガイドライン
を必ず参照してください 。
▪ ラウドスピーカーの 外観やアクセサリーは 、目につく
磨耗や破損の兆候がないかを定期的に点検し、必要で
あれば交換してください 。
▪ 機器の荷重を支持するボルトは定期的に点検を行っ
ください。
機器の故障を引き起こ恐れがあります。
ラウドスピーカーは 使用していない 時で静的電磁場を
常に発生します。従って 、これらを設置した運搬した
りす時にはこの磁場によって 、損傷や障害を生じる恐れ
のあるものが機器の近くに無いことを確認してください 。
従ってラウドスピーカーを 組立てた移動したりすると
きは、外部の磁場によ欠陥や損の生じるおそれのあるも
のが、装置や器物の近くにないことを確認します。一般的
には磁気データ媒体(フロッピーディスク 、オーディオお
よびビデオテー 、キャッシュカードなど )から 0.5 m
(1.5 ft) の間隔があれば十分です。コンピューターやビデ
オモニターでは、 1 m (3 ft) 以上の間隔が必要な場合もあ
ります。
1 安全上の注意
d&b KSL-SUB/KSL-GSUB マニュ 1.3 ja4
1.1 d&b ArrayCalc
安全性と音響的な理由から、d&b ラインアレイの設計には
必ず d&b ArrayCalc シミュレーョンソフトウェアをご 使
用ください。このソフトウェア 、Microsoft Windows と
Mac OS X に対応するスタンドアローン ・アプリケー
として 、www.dbaudio.com りダウンロード可能です。
ArrayCalc に関す詳細情報および使用方法は、ソフトウ
ェアに含まれているヘルプシムをご 覧ください。ヘ
プシムへのアクセスには 、F1 を押すか、 ArrayCalc
ツールバーのヘルプボタン ( )を押してくださ
い。これによっ HelpViewer が開き、ここでプログラムの
概要を確認した検索機能やダイレクトアクセスによっ
て関連情報にアクセスすることができます 。
さらに、ArrayCalc では許容負荷範囲内での標準的なアレ
イ構成に関す情報、および機械的な負荷条件や負荷制限
に関す情報を提供しています 。
d&bTI 385
ラインアレイ設計に関す詳細情報は、" TI 385 d&b Line
array design, ArrayCalc "をご覧ください。TI はソフトウ
と 一緒に提供されているかwww.dbaudio.com の d&b ウ
ェブサイトでダウンロード可能です。
d&b セミナー
また当社では、本社にて定期的に開催している d&b ライ
ンアレイトレーニングセミナーに参加されることをお勧
めしています 。d&b セミナーに関す詳細情報およびセ
ミナーのケジュールに 関しは 、d&b ェブサイト
(www.dbaudio.com)でもご覧いただけます。
d&b チュートリアルビデオ
また、d&b は d&b のウェブサイト www.dbaudio.com に関連
指導動画をご、用意しています 。
d&bArrayCalc
d&b KSL-SUB/KSL-GSUB マニュ 1.3 ja 5
2.1 使用用途
注意!
d&b SL-Series ラウドスピーカーには正しく設定された d&b
アンプのみをご使用ください。他の使用法では、ラウドス
ーカーのコンポーネントに 損傷を与え恐れがあり、
ムの 持つ指向特性を充分に発揮できませ
使用可能な d&b アンプ: D40 | D80
製品説明
KSL-SUB と KSL-GSUB は、KSL シ 向けカーディオイド
サブウーファーです 。これは、KSL8 および KSL12 キャビ
ットの 補完用とし 、フライン (KSL-SUB) およびグラ
ンドスタック (KSL-GSUB)の両方で使用できます。
Z5742 フライングフレームセットを 使用す場合、 KSL-
SUB キャビネットは 追加の Z5747 KSL-SUB アダプター
レームを使用し 、個別の SUB カラムとし 、または
KSL-TOP キャビネットと 一緒に混合アレイでフライングで
きます。
両キャビネットともにアクティブ 駆動の、2 ウェイバスレ
レックス 設計で、ロングエクスカーョン 15 インチネ
オジウムドライバーが 3 つ搭載されています。2 つのド
ライバーは 前方を向き、1 つのドライバーはキャビネット
後方に向いています
フロントドライバーとリアドライバーは 、別個のアンプチ
ャンネルで駆動され、独立したバスレフレックャンバ
ーの中で動作します。カーディオイドの 拡散によって 、
ム 後方への不必要なエネルギーを抑制することで
域の残響音場を減少し、低域再生の正確性を劇的に向上す
ることができます。周波数特性は 36 Hz~105 Hz(33 Hz
~ 75 Hz - INFRA モード)です。
キャビネットエンクロージャーは 船舶用合板製で、耐衝
耐天候仕上げ(ポリウレアキャビネット 保護)が施さ
ています。キャビネットの 前面と後面は、頑丈な金属製
グリルで保護されています。各サイドパネルには 4 つの
ンドルが組み込まれ、リアパネルには頑丈なホイールが
4 個取り付けられています
2 本のランナーが各キャビネットの 背面からフロントパ
ネルま延びており、底面パネルを傷から守っています 。
各キャビネットの 上面パネルに設けられている凹部にこ
れら 2 つのランナーが入ることから、KSL-GSUB または
KSL-SUB をスタックする 時にもキャビネットがずれま
ん。
KSL-SUB キャビネットには 、フロントおよびリア用リギン
グ金具が含まれていますが、KSL-GSUB はグランドスタッ
ク用のため、リギングコンポーネントは含まれていま
ん。
SL-Series のリギングコンポーネントとアレイ
キャビネットは 、キャビネット 前部両側にある金具と、
ャビネット 背面の中央にある金具で連結することができ
ます。それらの金具は全てキャビネットに 内蔵されてお
り、使用時に開い、または引き出して 使用します。
リギングコンポーネントについの 詳細は、各リギングマ
ニュルに 記載されています
2 KSL-SUB/KSL-GSUB ラウドスピーカー
d&b KSL-SUB/KSL-GSUB マニュ 1.3 ja6
カーディオイド拡散
カーディオイドの 拡散によって 、 後方への不必要
なエネルギーを抑制することで低域の残響音場における
反射を減少し、低域再生の正確性を劇的に向上することが
できます。サブウーファーは 単独での使用はもちろん
タックや複数のキャビネットを 並べた側壁近くに設置
ることも可能です。(キャビネット 間、側壁と距離を
最小間隔: 60 cm (2 ft) 以上開けてください。キャビネット
を壁の前に設置するときは背面のキャスターによって 最
小間隔が確保されます。
2.2 コネクター
キャビネットには フロントドライバー 用ピン配列 1+/1–
と、リアドライバー 用ピン配列 2+/2– を使用した NLT4 F
コネクターが 1 個取り付けられています
d&b LoadMatch
d&b の 4 チャンネルアンプでは、LoadMatch 機能によっ
て、使用されるスピーカーケールの 特性を電気的に補填
ることができます。そのための追加導線は必要ありま
。このため、LoadMatch は使用するコネクターの 種類
に関係なく使用することが可能です。
2.3 使用
アンプのアウトプットモード 2-Way Active
用途 設定 チャンネル/キャ
ビネット
KSL-SUB KSL-SUB
KSL-SUB AP
KLS-SUB Fln
1
1
1
KSL-GSUB KSL-SUB
KSL-SUB AP
1
1
KSL-SUB/KSL-GSUB を標準モードで使用す場合、CUT モー
ドで作動す d&b ラウドスピーカー 用のサブウ
ファーとし 使用することができます。シム 上の
2 つのチャンネルがカーディオイド 拡散パターンを作り
出すようにチューニングされ 、これによってリア 方向に対
て 最高のリジクションが 提供されます。また、各キャ
ビネットの 隣接するコラム 間を 60 cm ( 2ft)以上とるフ
ライングまたはスタックを 組み合わせて使用することも
可能です。
AP のセットアップ
d&b ArrayProcessing(AP)に関連し 、 AP のセットアップ
は、 ArrayCalc データが含まれ、R1 を使用し d&b リモー
トネットワーク (OCA/AES70)を経由し 該当すアン
プに 転送されます。
データがアンプに送信されるとぐに 、AP セットアップ
が自動的にアクティブになります 。
カーディオイドの拡散パターン
NLT4 F コネクターの結線
d&b KSL-SUB/KSL-GSUB マニュ 1.3 ja 7
Fln 設定
KSL-SUBs の「Fln」設定(フライン設定)は、フライン
された KSL-SUB アレイの低周波拡張として 作動するよう
に設計されており混合アレイの一部、または KSL-TOP ア
レイの隣または後方にある純粋な SUB コラムとること
ができます。
したがって 、この設定は、広いオーバーラップ領域で
位相調整が改善された、高いカットオフ周波数に基づ
きます。
この設定では、以下の構成が可能です:
1. TOP に CUT、SUB は標準
2. TOP は標準、SUB に 100 Hz
この設定には Coupling 機能も含まれておりこれによっ
1 つのコントロールグ 内での TOP と SUB の構成が
可能になります。
INFRA モードではこの使用用途には適応できないため、Fly
設定では使用できま
2.3.1 コントローラーの設定
音響調整には、INFRA モードと Coupling 機能が選択できま
す。
INFRA モード
INFRA モードが選択されている場合には、ムの 周波
数特性が 33 Hz から 75 Hz に拡がります。
これによって 、KSL-SUB/KSL-GSUB をフルレンジモードで
作している d&b ラウドスピーカームの 補完とし
利用できます。
Coupling 機能
Coupling 機能は低域および中低域レベルを下げることで、
キャビネット 間のカップリングエフクトを 補正します。
SL-Series の CPL には 2 段階 (Low/Mid) のフィルターがあ
り、低域のレスポンスと中低域のレスポンスを個別に形成
ることができます
Coupling 機能の特性は図に示されています。標準設定(0)
はデフォルトのアレイレスポンスを 維持します。Coupling
は +5 ~ –5 (Low) および 0 ~ –8 (Mid) の範囲で 0.5 単位で
設定することができます
メモ: アレイ内のすべてのキャビネットは 、同じ
Coupling 設定で使用してください 。
従来の方法(Line/Arc)で処理した場合、アレイが長け
れば長いほど、自然なレスポンスを得るためには、
Coupling による減衰を強くす必要があります。
ArrayProcessing (AP)で使用すると、図に示されている
ようなシムターゲットレスポンスが 自動的にアレ
イに備わります。アレイの長さと形状によって 生じる
カップリン効果はすべて AP データで考慮されます。
Coupling 機能は、空間特性またはメインスピーカーとア
ウトフィルの 間のカップリン効果などの追加補正の
ためにも使用することが可能です。
低域および中低域の Coupling 機能の
周波数応答補正*
*ケマティックイアグラ
d&b KSL-SUB/KSL-GSUB マニュ 1.3 ja8
2.4 技術仕様
ムデータ
周波数特性(–5 dB 標準) 36 Hz - 105 Hz
周波数特性(–5 dB INFRA) 33 Hz - 75 Hz
最大音圧レベル( m、無響音場) - D40/D80 を使用 139 dB
(SPLmax: ブロードバンド信号 IEC 60268)
ラウドスピーカーデータ
公称インピーダス  フロント/リア 4/8 Ω
許容入力 フロント(RMS/ピーク 10 ms) 900/3500 W
許容入力 リア(RMS/peak 10 ms) 500/2000 W
コンポーネント 3 x 15 インチドライバー
コネクター 1 x NLT4 F
ピン配列
1+: フロント+/1–:フロント– /2+:リア+/2–:リア–
オプションのフロントスプレイ(KSL-SUB) 0° または 2°
重量 KSL-SUB 82 kg (181 lb)
重量 KSL-GSUB 78 kg (172 lb)
KSL-SUB キャビネット寸法 mm [イン]*
*同じ寸法が KSL-GSUB にも適用されます。
KSL-SUB 周波数特性 標準、INFRA モード
d&b KSL-SUB/KSL-GSUB マニュ 1.3 ja 9
3.1 ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークについ
この宣言は、以下の製品に適用されます。
d&b Z0785 KSL-SUB ラウドスピーカー
d&b Z0786 KSL-GSUB ラウドスピーカー
製造者 d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
この番号で始まる製品バージョンの全てが初期仕様に一
致していますが 、後に設計または電気技術的変更が行われ
ないことを前提としています 。
弊社は、本製品が全て関係条項の EC 指令条項に準拠し
いることを宣言いたします。
この宣言に関わる詳細な情報は、 d&b に注文頂くかウ
ブサイト www.dbaudio.com からダウンロードすることも
できます。 .
3.2 WEEE 宣言(廃棄につい
電気及び電子機器を廃棄す際は、必ず他のゴミと分別し
てください。
本機器を廃棄す時には、お住まいの国や地域の関連す
法律や条例に従ってください 。廃棄の際に不明な点があ
る時は、お買い上げの販売店、または d&b audiotechnik ま
でお問い合わせください。
WEEE-Reg.-Nr. DE: 13421928
3 製造者宣言
d&b KSL-SUB/KSL-GSUB マニュ 1.3 ja10
D2733.JP .01, 08/2023 © d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
www.dbaudio.com
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