Tsubaki Torque Keeper ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
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トルクキーパー取扱説明書
この度はトルクキーパーをお買上げいただき誠にありがとうございます。まず、ご注文の商品と間違いないか、
部品が全て揃っているかご確認ください。
万一商品が間違っていたり、部品が足りない場合は、お買上げいただいた販売店までお申し出ください。
なお、この商品説明書が最終のお客様まで届くようご配慮ください。また、ご使用前に必ずお読みいただき、
正しくご使用されるようご配慮願います。
注 意
(全  般
使用しないでくさいのおがあます
傷した使用しないでください。けがのおそがあり
・銘 板くださ
のクラッチ&ブレーキで分、水分A Fンジに貼りさせないでくさいこれらが に付着しますと
数が変化し、定のルクが得られず械の走などがおこけがのおそれがあますまた、へのも製
な いしてくい 。
(荷受け時の開梱)
梱 包 の 場 合 はに 注 意して 開 梱してください 。け が のそ れ がありま す。
(追加工)
は軸穴加工、溝加工、ブ穴加工以外の追加工や改造い。追加工場合は、専門家取扱説
意 事 項 に 従 って 行ってくださ い 。
( トル 定 )
調整場合は機械を停電源完全確認作業始め機械の停に機械が動き
に 回 止 め 置 をしてくい 。 に 動 き 始 め るけ が の お そ れ が あま す。 時 は 止 め 置 を 取 り除 いてくい 。
のクラッチ&ブレーキですので、150℃以温にるおそがあますルク調は十部まで下がいる認し
てから行っさいのおがあ
(運  搬
運搬時は落下転倒す危険です十分注意
・製 は 手 で 持 つ と腰 な どを 痛 め ると がま す の で アイボ ルト利 用 しホ イスを 使 ってくさ い 。た だ し 、 後 は アイボ ル
を取り外しさい
めに品を吊り上げる際量を認し吊り具使用しさい吊り下、けがのおがあ
ります。
(取  付)
及び手でさわらないでくさいけがのおそれがあ
(運  転
転中に手や体をふれないい。けがのおそれがあます
異常がた場は直ちに運転を停止い。けが、のおそれがあます
・点
業に適た服装、切な保を着用さい。
二次災害を引き起いよに、周辺を整理し全な状態でい。
労働安全衛生規則第二編第章第節一般基準を遵
製品の取付状態(取付精度等)が取吸説明書の許容値以を維いるか定期的に確認い。
クがご使中にる可能があますので、的に認し要なら再調整しさい。
異 常が 発生した場 合 はを 究明し対 策 処は 絶 対運 転いでください
(環  境
本 品破 棄 場 合 は、 一 般 産 業 廃 棄 物として処 理してください 。
(全  般
がある雰使用しないでくさいクラッチ&ブレーキでので、150温になるおそれがあり
・ト ル A F ラ ン 寿 A F ラ ン ジ と ー ト 。引 火 ・ 爆
のあるガス雰などでは使用しないでください。
全カバーを必ず置しさい。あるため品に手指を触れるけがの原になりますのためないよ必ず
全カバーを設置しい。た、カバーを開けた時には回が急停止すに安構などを設けてい。
搬、設置、作、点検業は識と技能を持った人が施しさい。が、置破損のおそれがあます
人員輪送用装置使れる合には、装置側に全のための安全装置を設け暴走落下に人身事故装置破損のそれが
降装置に使用る場合には、装置側に落下防止のための安全装置けてい。昇降体落下に人身事故装置破損のそれが
(運  搬
のために吊り上げた際品の立ちとは、しなでくさい。下によ故のおそれがあます
(据  付)
製品取付けしの際には業に適した服装、適切な保(安袋、を着用い。
切り、またにスイッチ入らないようにしください
ト類 け、めは行っさい
トの け具によってはするなどに危 なります。必ず さい
(運  転
予めめられたのもとに選いたので、その条えた転をしないでくさい。し、を損傷しからだにけが
発 生 すれ がありす。
近または触しないでくさい巻き込まれのおそがあます
・点
おいては近または触しないでくさい巻き込まれのおそがあます
に点する 前に必ず 切り、またにスイが入らないようさいまた めを
くださ
プ後、製品は内部摩擦熱で高温になていとがますを触れる火傷のおそれがますので製品内部ま十分度が下がっている
てから点検行っさい
なお、 に記 載した事てはつく がありいずれも重 を記載しいますのでさい
た品質管理には万全を期していますが、万一の事故に備、安策にはさい。
お 、 この 取 扱 説 明 書 は必 要な 時 に取り出して 読 めるよう 切 に保 管 するととも必 ず 最 終 需 要 家 まで お届 けくようお願 い 申し上げま す
製 品 のご 使 用に 際しては 、 の 取 説 明 書 をくお 読 み いた だ共 に 、 安 全 に 対して十 分 に 注 意 をて 正し い 取 扱 いをして いくようお 願 い い
ます。この取扱説明書では、安全注意事項の告」「注意」とて区別
扱いを誤った場合、使傷を負性が想定れる場
警 告
安全上のご注意
警 告
取扱場合使者が障害危険が想場合び物的損害のの発生場合
注 意
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1.構造と部品構成
2.取扱上の注意
81 245763
9
トルク目盛
TFK20
TFK25
TFK35
TFK50
TFK70
①ハブ
②AFフランジ
③すべり軸受
④プレート
⑤皿バネ
⑥調節ナット
⑦ワッシャ
⑧穴付止ネジ
⑨ロックスクリュー
①ハブ
②AFフランジ
③すべり軸受
④プレート
⑤皿バネ
パイロットプレート
⑦調節ナット
⑧調節ボルト
⑨穴付止ネジ
ロックスクリュー
※⑩ロックスクリューは1個で付属出荷しております。※⑨ロックスクリューは1個で付属出荷しております。
1.ハブの軸穴加工を行う場合は、分解後に行ってください。
2.トルクキーパーを分解する場合は、部品が入れ替わらないようにご注意ください。
3.ハブの軸穴加工はチャッキングの心出しに注意して行ってください。
4.マ面に、油脂等が侵入が低下、安定が得んのご注意い。
5.機械装置へ取り付ける場合は調節ナットに衝撃を与えないようにご注意ください。
6.歯付ベルト、ローラチェーンなどの巻掛伝動でご使用になる場合は、それらを張り過ぎないようにご注意ください。必要以上
にテンションが作用すると安定したスリップトルクが得られないことや寿命が短くなることがあります。
詳しくは各項目を参照してください。
3.分 解 
TFK202535 の調節ナットは分解しやすいようにゆるめて出荷しています。
0ポイントについては 8 項をご参照ください。
4.軸穴加工及びキー溝加工
1.軸穴加工
ハブの外周部を図 2 のようにチャッキングして心出しをして加工してください。
心出しが悪いとマサツ面の異常な振れ等により安定したスリップトルクが得られない場合があり
ますのでご注意ください。
2.キー溝加工
キー溝加工はボス部の穴付止ネジの下に行ってください。
図1
TFK202535
TFK5070
トルクキーパーを分解する場合は、部品が入れ替わらないよ
うにご注意ください。部品が入れ替わるとトルクカーブと実
際のスリップトルクが一致しなくなります。
1.TFK20・25・35(図1参照)
調節ナットを市販の引掛スパナで
ゆるめ、ハブから全部品を取り外
してください。引掛スパナは右表
のものをご使用ください。
2.TFK50・70(図1参照)
調 ルトをくだし 0 ポイン
るた調ナットから完取り外さなださい
調整ナットを取り外してから、ハブから全部品を取り外して
ください。
図2
9 1 2 4 56 73 8
トルク目盛
10
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5.組 立
軸穴加工後の組立は必ず出荷時と同じ部品で組み立ててく
ださい。各部品に油脂、ほこり等がない事を確認して図3
(TFK20・25・35)、図4(TFK50・70)
手順で組み立ててください。
マサツ面に油脂、ほこり等が付着したまま組み立てるとトル
クが低下し、安定したスリップトルクが得られませんのでご
注意ください。
組立手順
1.TFK20・25・35
①ハブにすべり軸受、AF フランジ、プレート、皿バネを
組み込みます。
 注)プレートは研削面がマサツ面になるように組み込ん
でください。
②ワッシャ(トルク目盛)を組み込みます。
注)トルク目盛0とハブの穴付止ネジが同じ位置になる
ように組み込んでください。(図3参照)
(180 ゜逆になるとトルクカーブと実際のスリップトルク
が一致しなくなりますのでご注意ください。
③調節ナットを組み込みます。
2.TFK50・70
①ハブにすべり軸受AF フランジ、プレート、皿バネ
パイロットプレートを組み込みます。
注)プレートは研削面がマサツ面になるように組み込ん
でください。
②調節ナットの合マークを上にして組み込み、手で締め付
けてハブの合マークと合わせてください。(図4参照)
図3
穴付止ネジ トルク目盛0 トルク目盛0
図4
ハブの合マーク
調節ナットの合マーク
6.プーリ・トルクアーム等の取付
.歯付ベルトプーリ、スプロケット等の取り付けはAF
フランジの外径部をインローにしてボルトでしっかりと
取り付けてください。(取付例1)
インロ部公差は H7 又は H8 をお奨めします。
2.トルクアームを取り付ける場合も AF フランジにボルト
でしっかりと取り付けてください。またトルクアームの
先端は回転方向にのみ支持し、軸方向には充分自由度を
とってください。(取付例2)
取付例1 取付例2
エンドプレート
AFラウンジ
トルクアーム
クリアランス
ストッパ
AFラウンジ
歯付ベルトプーリ
7.機械装置への取付
トルクキーパーを軸に取り付けるときはハブの端面をソフト
ハンマーでたたいてはめ込み、ボス部の穴付止ネジをしっか
りと締め付けてください。
調節ナットに衝撃を与えるとマサツ面の平行度のくるい等の
発生のために、安定したトルクが得られない場合があります
のでご注意ください。
スリップトルクの設定及びならし運転
トルクキーパーは各形番とも設定トルク範囲の最大の 50%の
値でトルク設定を行い、一品毎にそのトルクカーブを添付し
て出荷しています。この 50%トルクを0ポイントといい、調
節ナット(ボルト)のトルク目盛(角度表示)0の位置に合
マークを付けています。(写真1及び写真2参照)スリップト
ルクの設定は、この0ポイントを基準にして行います。
また、より安定したスリップトルクを得るために、ならし運
転の実施をお奨めします。
ならし運転の実施後、下記の様に調節ナットの回り止めをし
てください。
〈ロックスクリューの取扱い〉
調節ナットを回して最適のトルクを設定してからロックスク
リュー1個を下記締付トルクで締付けてください。締付トル
ク以下で締付けた場合は緩む可能性があり、締付トルク以上
で締付けた場合はロックスクリューの先端部が著しく変形し
て抜けなくなる可能性があります。なお、ロックスクリュー
を締付ける位置は2ヵ所ありますのでハブの切り欠きに掛か
る場合はもう一方の切り欠きに掛からない方に締付けてくだ
さい。
なお、運転中の振動などでロックスクリューが緩むおそれの
ある場合は、ロックタイト242または相当品を塗布して緩
み止めをしてください。
締付けトルク  
 ロックスクリューM5・・・3.8 N ・ m {38.7kgf・cm}
注意点
一旦取り付けたロックスクリューを取り外し、再度締付け
る際には下記2点をチェックしてください。
1. 先端のプラグ部が外れていないことを確認してください。
先端のプラグ部が外れたロックスクリューを使用すると
ハブのねじ山を破損したりハブの切り欠きにかみ込むこ
とがあります。
2. 先端のプラグ部が著しく変形していないことを確認して
ください。先端のプラグ部が著しく変形したロックスク
リューを使用するとハブのねじ山を破損することがあり
ます。
1.2. の場合またはそのおそれのある場合は新品と交換し
てください。
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1.TFK20・25・35(写真1参照)
(1)使用するトルクが
0ポイントより低い場合。
①ならし運転
調節ナットを手で締め付け、さ
らに0ポイントまで引掛スパナ
で締め付けてください。この状
態で2〜3分間のならし運転を
行ってください。
②スリップトルクの設定
トルクカーブに従って調節ナットをトルク目盛の必要な
角度以上にゆるめた後に、再度必要な角度まで増締めし
てください。
(例)トルク目盛りの− 30 ゜に設定する場合。
調節ナットを0ポイントから− 60 ゜までゆるめた後に
− 30 ゜まで増締めします。
(2)使用するトルクが0ポイントより高い場合。
①ならし運転
調節ナットを手で締め付け、さらに0ポイントまで引掛
スパナで締め付けてください。
そしてトルクカーブに従って調節ナットをトルク目盛の
必要な角度まで増締めしてください。この状態で2〜3
分間のならし運転を行ってください。
②スリップトルクの設定
調節ナットを0ポイントまでゆるめた後に、再度必要な
角度まで増締めしてください。
2.TFK50・70(写真2参照)
(1)使用するトルクが
0ポイントよ
①ならし運転
3本の調節ボルトを手で
締め付け、さらに0ポイ
ントまで、スパナ、モン
キーレンチ等で締め付け
てください。この状態で
2〜3分間のならし運転
を行ってください。
②スリップトルクの設定 
トルクカーブに従って3本の調節ボルトをトルク目盛の
必要な角度以上にゆるめた後に、再度必要な角度まで増
締めしてください。
(例)トルク目盛りの− 60 ゜に設定する場合
調節ナットを0ポイントから− 90 ゜までゆるめた後に
− 60 ゜まで増締めします。
(2)使用するトルクが0ポイントより高い場合。
①ならし運転
3本の調節ボルトを手で締め付け、さらに0ポイントま
でスパナ、モンキーレンチ等で締め付けてください。
そして、トルクカーブに従い必要な角度まで増締めして
ください。
この状態で2〜3分間のならし運転を行ってください。
②スリップトルクの設定
3本の調節ボルトを0ポイントまでゆるめた後に、再度
必要な角度まで増締めしてください。
写真2
写真1
保 証
1. 無償保証期間
工場出荷後18ヶ月間または使用開始後(お客様の装置への当社製品の組込み完了時から起
算します)12ヶ月間のいずれか短い方をもって、当社の無償による保証期間と致します。
2. 保証範囲
無償保証期間中に、お客様側にて取扱説明書に準拠する正しい据付・使用方法・保守管理
が行われていた場合において、当社製品に生じました故障は、当社製品を当社に返却いた
だくことにより、その故障部分の交換または修理を無償で行います。
但し、無償保証の対象は、あくまでお客様にお納めした当社製品単体についてのみであり、
以下の費用は保証範囲外とさせて頂きます。
(1) お客様の装置から当社製品を交換又は修理のために、取り外したり取り付けたりする
ために要する費用及びこれらに付帯する工事費用。
(2) お客様の装置をお客様の修理工場などへ輸送するために要する費用。
(3) 故障や修理に伴うお客様の逸失利益ならびにその他の拡大損害額。
3. 有償保証
無償保証期間にもかかわらず、以下の項目が原因で当社製品に故障が発生しました場合は、
有償にて調査・修理を承ります。
(1) お客様が、取扱説明書通りに当社製品を正しく据付けられなかった場合。
(2) お客様の保守管理が不充分であり、正しい取扱が行われていない場合。
(3) 当社製品と他の装置との連結に不具合があり故障した場合。
(4) お客様側で改造を加えるなど、当社製品の構造を変更された場合。
(5) 当社または当社指定工場以外で修理された場合。
(6) 取扱説明書による正しい運転環境以外で当社製品をご使用になった場合。
(7) 災害などの不可抗力や第三者の不法行為によって故障した場合。
(8) お客様の装置の不具合が原因で、当社製品に二次的に故障が発生した場合。
(9) お客様から支給を受けて組み込んだ部品や、お客様のご指定により使用した部品など
が原因で故障した場合。
(10)お客様側での配線不具合やパラメータの設定間違いにより故障した場合。
(11)使用条件によって正常な製品寿命に達した場合。
(12)その他当社の責任以外で損害が発生した場合。
4. 当社技術者の派遣
当社製品の調査、調整、試運転時等の技術者派遣などのサービス費用は別途申し受けます。
取扱説明書全般に関するお問合せは、お客様お問合せ窓口をご利用ください。
お客様お問合せ窓口 TEL(0480)22-7423 FAX(0480)22-7424
久喜工場 〒 346-0028 埼玉県久喜市河原井町 11
弊社営業所・出張所の住所および電話番号につきましてはホームページをご参照ください。
https://www.tsubakimoto.jp
ホームページアドレス
2022年06月01日発行 Bulletin No.05K00TS008 ©ツバキ山久チエイン 株式会社
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