D&B B22-SUB 取扱説明書

  • d&b audiotechnik B22-SUBサブウーファーのマニュアルの内容を理解しました。このパワフルなサブウーファーの機能、接続方法、そしてINFRAやCSAモードといった高度な音響調整機能に関するご質問にお答えできます。お気軽にご質問ください。
  • B22-SUBの接続方法を教えてください。
    どのようなd&bアンプと使用できますか?
    INFRAモードとCSAモードの違いは何ですか?
B
B22-SUB
マニュアル 1.2 ja
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概説
B22-SUB マニュアル
バージョン 1.2 ja, 03/2016, D2729.JP .01
Copyright © 2016 by d&b audiotechnik GmbH; all rights
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本マニュアルは製品と共に保管するか、常に参照できる安
全な場所に保管してください。
本製品を再販される場合には、製品と共に本マニュアルを
販売先にお渡しください。
d&b 製品を販売される時は、お客様に対して本マニュアル
を使用前に十分読んでおくことを喚起してください。必
要なマニュアルは製品に同梱されています。もし追加の
マニュアルが必要な場合には、d&b に注文してください。
d&b audiotechnik GmbH
Eugen-Adolff-Strasse 134, D-71522 Backnang,
T +49-7191-9669-0, F +49-7191-95 00 00
[email protected], www.dbaudio.com
1. 安全上の注意....................................................................... 4
1.1. ラウドスピーカーを使用する際の注意点.................. 4
2. B22-SUB ラウドスピーカー............................................ 5
2.1. 製品説明................................................................................ 5
2.2. 接続......................................................................................... 5
2.3. 使用......................................................................................... 6
2.3.1. コントローラーの設定.................................................. 6
2.4. 技術仕様................................................................................ 7
3. 製造者宣言........................................................................... 8
3.1.
ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークにつ
いて)....................................................................................... 8
3.1.1. WEEE 宣言(廃棄について)....................................... 8
目 次
d&b B22-SUB マニュアル 1.2 ja 3
1.1. ラウドスピーカーを使用する際の注意点
人体に傷害をもたらす可能性があります。
大音量で駆動しているラウドスピーカーのすぐそばには
決して近寄らないでください。業務用ラウドスピーカー
システムは、人間の健康に害を及ぼす音圧レベルまで到達
する性能を持っています。危険でないと思われる音量(約
95 dB SPL 以下)であっても、長時間さらされていると難
聴の原因となる恐れがあります。
ラウドスピーカーを地面に積んだり、吊り下げたりする作
業を行う時の事項に注意してください。
ラウドスピーカーをスタックしたりスピーカースタ
ンドを設置する時は必ず硬い床面上に設置してくだ
さい。複数のシステムを積み重ねる場合は、動かない
ようにストラップで固定してください。
仮設設置やスピーカーの構成設置に使用するアクセ
サリーは d&b が試験、認証している物のみを使用しま
す。特に弊社アクセサリーに関連する機種に対応し
「使用説明書」「フライング、リギングマニュア
ル」に記載されているアクセサリーの正しい使用方法
と最大荷重量に注意してください。
固定設備や可動設置使用で d&b 以外の付加的なハー
ドウェアを使用して固定、結束等を行う場合には、
ての該当品が適切なサイズか、安全荷重係数を満たし
ているかを確認してください。ご使用になる製品の
製造者からの取り扱い説明書や安全に関わるガイド
ラインを必ず参照してください。
ラウドスピーカーの外観やアクセサリーは、目につく
磨耗や破損の兆候がないかを定期的に点検し、必要で
あれば交換してください。
機器の荷重を支持するボルトは定期的に点検を行っ
てください。
機器の故障を引き起こす恐れがあります。
ラウドスピーカーは使用していない時でも静的電磁場を
常に発生します。従って、これらを設置したり、運搬した
りする時にはこの磁場によって、損傷や障害を生じる恐れ
のあるものが機器の近くに無いことを確認してください。
一般的には磁気データ媒体(フロッピーディスク、オーデ
ィオおよびビデオテープ、キャッシュカードなど)から
0.5 m (1.5 ft) の間隔があれば十分です。コンピューターや
ビデオモニターでは、 1 m (3 ft) 以上の間隔が必要な場合
もあ ります。
1. 安全上の注意
d&b B22-SUB マニュアル 1.2 ja4
2.1. 製品説明
B22-SUB は、ネオディミウム磁性体を用いた高偏位量の
18 インチ低域ドライバー 2 台をバンドパスホーンキャビ
ネットに搭載したアクティブ駆動のサブウーファーです。
周波数特性は 32 Hz から 90 Hz です。
キャビネットは船舶用合板製で耐衝撃塗装仕上げとなっ
ています。ラウドスピーカーキャビネットの前面は、音響
透過性のある発泡フォームを裏側に貼りつけた頑丈なメ
タルグリルで保護されています。両側のパネルには 4 個
のハンドルが、背面パネルには 4 個の堅牢なキャスター
が取り付けられています。エンクロージャーの底面部に
は 2 箇所にランナー(脚)が設けられているためキャビ
ネットを擦り傷から保護します。B22-SUB の上面部には
ランナーに対応する凹みが設けられており、スタック時の
キャビネットのずれを抑制します。
2.2. 接続
キャビネットには NLT4 F/M コネクターが取り付けられ
ています。双方のコネクターの全 4 本のピンは並列に接
続されています。B22-SUB は 2+/2–のピン配列を使用し
ます。1+/1–ピンは TOP キャビネット用です。Mix
TOP/SUB モードでは、1 つのコネクターをインプットとし
て使用すると、もう片方のコネクターと TOP キャビネッ
トを直接接続(リンク)することができます。
メモ: B22-SUB は、必ず 1 台のみの接続となるように
してください。2 個目のコネクターから他の B22-SUB
への接続は絶対に行わないようにしてください。
同キャビネットは、オプションで EP5 コネクターを選択す
ることも可能です。
各コネクターのピン配列は下の表に示しています。
NLT4 F/M
1+ 1– 2+ 2– なし
EP5 1 2 3 4 5 (SenseDrive)
d&b SenseDrive
D12 アンプに搭載されている SenseDrive 機能により、使用
されるラウドスピーカーケーブルの特性を補正できるよ
うになります。SenseDrive では追加の導線が必要です。こ
のため、SenseDrive を使用するためには対象のラウドスピ
ーカーを EP5 コネクターと 5 芯ケーブルの接続が必要と
なります。
メモ: D12 を"Mix TOP/SUB モード"で使用すると、
SenseDrive 機能は出力 コネクター B でのみ使用できま
す。
d&b LoadMatch
D80 アンププラットフォーム以降では、LoadMatch 機能に
よってアンプが使用されるスピーカーケーブルの特性を
電気的に補填されるので追加導線が必要ではありません。
このため、LoadMatch は使用するコネクターの種類に関係
なく使用することが可能です。
NLT4 F/M および EP5 コネクターの接続
2. B22-SUB ラウドスピーカー
d&b B22-SUB マニュアル 1.2 ja 5
2.3. 使用
注意!
d&b ラウドスピーカーは、正しく設定された d&b アンプ
のみをご使用ください。他の使用法ではラウドスピーカ
ーのコンポーネントに損傷を与える恐れがあります。
使用可能な d&b アンプ:
D80/D20/D12/30D.
用途 設定 チャンネル/キャ
ビネット
B22-SUB B22-SUB 1
設定が可能な d&b アンプでは、Dual Channel または Mix
TOP/SUB モードのコントローラーセットアップが適切で
す。
2.3.1. コントローラーの設定
音響調整には、 INFRA と CSA 機能が選択できます。
INFRA 回路
INFRA スイッチを選択した場合、周波数特性が狭い 32 Hz
– 68 Hz 範囲 (–5 dB)に制限されます。これによって、
B22-SUB がインフラベースシステムへと変身します。
CSA 回路
CSA (Cardioid Subwoofer Array) モードによって、3 つのサブ
ウーファーキャビネットのうち 3 つまたは 3 の倍数単位
のキャビネットをアレイに組み合わせ、優れた低周波指向
コントロールを作ることができます。
物理的にリア方向に向けられたアレイの中央サブウーフ
ァー用アンプチャンネルは CSA を選択します。前方を向
いたキャビネットを駆動するアンプチャンネルは標準モ
ードに設定します。その結果、アレイ上に生じるカーディ
オイド特性によって、リア方向へのエネルギー放出が大幅
に削減されます。
より詳細な情報は、弊社ウェブサイト
www.dbaudio.com
「d&b TI 330 Cardioid Subwoofer Array」がダウンロードで
きます。
CSA スタック(例)
d&b B22-SUB マニュアル 1.2 ja6
2.4. 技術仕様
B22-SUB システムデータ
周波数特性(–5 dB スタンダード) 37 Hz - 90 Hz
周波数特性(–5 dB INFRA モード) 32 Hz - 68 Hz
最大音圧レベル(1 m、無響音場)
D12/D20/30D 140 dB
D80 143 dB
(最大 SPL ピーク、テスト信号 CF4 のピンクノイズ)
B22-SUB ラウドスピーカー
公称インピーダンス
4 Ω
許容入力 (RMS/ピーク 10 ms) 1000/4000 W
コンポー
ネント
ネオジミウム磁性体構造 2 x 18 インチドライバ
接続 2 x NLT4 F/M
2 x EP5(オプション)
ピン配列 NLT4 F/M:2+/2–
EP5:3:+ / 4:–
重量 106 kg (234 lb)
B22-SUB キャビネット寸法 mm [インチ]
B22-SUB 周波数特性 標準、INFRA モード
d&b B22-SUB マニュアル 1.2 ja 7
3.1. ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークについて)
この宣言は、以下の製品に適用されます。
d&b B22-SUB ラウドスピーカー、Z0057
製造者 d&b audiotechnik GmbH.
この番号で始まる製品バージョンの全てが初期仕様に一
致していますが、後に設計または電気技術的変更が行われ
ないことを前提としています。
弊社は、本製品が全て関係条項の EC 指令条項に準拠して
いることを宣言いたします。
この宣言に関わる詳細な情報は、 d&b に注文頂くかウェ
ブサイト
www.dbaudio.com からダウンロードすることも
できます。 .
3.1.1. WEEE 宣言(廃棄について)
電気及び電子機器を廃棄する際は、必ず他のゴミと分別し
てください。
本機器を廃棄する時には、お住まいの国の関連する法律や
条例に従ってください。廃棄の際に不明な点がある時は、
お買い上げの販売店、または d&b audiotechnik までお問い
合わせください。
3. 製造者宣言
d&b B22-SUB マニュアル 1.2 ja8
D2729.JP .01, 03/2016 © d&b audiotechnik GmbH
www.dbaudio.com
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