4
はじめに
1.1
1. はじめに
1.2
電池の使用と持ち時間
電池パックの充電
ProSeriesデジタル水質計には、電源として充電式のリチウムイオン (Li-Ion) 電池パックが使用されています。水質計は、この電池
が取り付けられた状態で出荷されており、充電状態は 50% 未満です。電池の寿命は、使用状態、有効化されるパラメーター、LCD
の 輝 度 、お よ び GPS の使用有無に応じて変化します。
新品の電池では、気温 25℃、サンプリングの設定が Auto (自動)、バ ッ ク ラ イ ト の 設 定 が Auto (自動)、そ し て GPS が有効化され
た状態で、持ち時間が下記の通りになると想定されます。
• ProDIGITAL 水質計のみ - 48 時間
• 4-ポートケーブルアセンブリに全負荷がかかり、LCD 輝度が 25% の状態の ProDSS - 20 時間
手動サンプリングモードを有効にすると、電池の使用可能時間を延長することができます (サンプリング)。 手 動 サンプリングモ ー
ドは、センサーの電源を入れて測定を実施してから電源を切り、消費電力を節約するモードです。
あらゆるリチウムイオン電池に言えることですが、電池の寿命は使用と経年劣化によって短くなります。この劣化は当然起こりえ
ます。少し使ってはまめに充電するよりも、残存量が少なくなってから充電するほうが、電池を良好な状態で長持ちさせることがで
きます。
この携帯機器には、計器の電池パックの充電と、計器とパソコンの
接続のための USB ケーブル が 付 属しています。 電池パックは 、AC
電源アダプターから、直接コンピューターの USB 接 続 か ら 、ま た は
外付けの携帯式 USB 電池パック (別 売り、アクセサリーを参照) か
らでも充 電できます。
USB コ ネクタをAC電源アダプター、コンピューターのUSBコ ネクタ、
または外付け USB 電池パックに接続してから、マイクロ USB コネク
タを水質計に接続します (図1)。
警告: 電池パックの充電は、可燃性の物質、液体、および表面から離れた場所で実施してください。電池パックが手を
触れられないほど高温になっている場合には、充電や使用は避けてください。安全上の警告や注意を守らな
いと負傷したり、保証でカバーされない計器の損傷を起こすおそれがあります。充電式リチウムイオン電池パ
ックの安全上の警告や注意をお 読 みくだ さい 。
AC 電源を使用していることを水質計が認識するには、水質計の電源が入った状態で充電を開始する必要があります。充電され
ていることを計器が認識すれば、電源を切って充電を終了させることができます。
図1 水質計を AC 電源に接続
AC 充電 DC 充電
9 時間 14 時間