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取扱説明書 デジタル指示計 JIR-301-M
No. JIR31JE5 2022.10
このたびは,デジタル指示計 [JIR-301-M](以下,本器)をお買い上げ頂きましてまことにありがとうございました。
この取扱説明書(以下,本書)は,本器の設置方法,機能,操作方法を簡単に説明したものです。本書をよくお読み頂き,十分理解されてからご使用くださいますようお願い致します。
また,誤った取り扱いによる事故防止のため,本書は最終的に本器をお使いになる方のお手元に,確実に届けられるようお取り計らいください。
安全上のご注意(ご使用前に必ずお読みください。)
安全上のご注意では,安全注意事項のランクを「警告」,「注意」として区分しています。
警 告: 取扱いを誤った場合,危険な状況が起こりえて,人命や重大な障害にかかわ
る事故の起こる可能性が想定される場合。
注 意: 取扱いを誤った場合,危険な状況が起こりえて,中程度の障害や軽傷を受け
る可能性が想定される場合および機器損傷の発生が想定される場合。
・大容量の電磁開閉器や,大電流の流れている電線から離れているところ。
・水,油および薬品またはそれらの蒸気が直接あたる恐れのないところ。
・制御盤に設置する場合,制御盤の周囲温度ではなく,本器の周囲温度が 50 を超えない
ようにしてください。
本器の電子部品 (特に電解コンデンサ)の寿命を縮める恐れがあります。
配線上のご注意
・配線作業を行う場合,電線屑を本器の通風窓へ落とし込まないでください。
火災,故障,誤動作の原因となります。
・本器の端子に配線作業を行う場合,M3ねじに適合する絶縁スリーブ付圧着端子を使用し
てください。
・本器の端子台は,上側から配線する構造になっています。リード線は,必ず上側方向から
本器の端子へ挿入し,端子ねじで締付けてください。
・端子ねじを締め付ける場合,適正締め付けトルク以内で締め付けてください。
適正締め付けトルク以上で締め付けると,端子ねじの破損およびケースの変形が生じる恐れ
があります。(締め付けトルクは,0.63 N・mを指定してください。)
・配線作業時や配線後,端子部を基点としてリード線を引っ張ったり曲げたりしないでくださ
い。動作不良などの原因となる可能性があります。
・本器は電源スイッチ,遮断器およびヒューズを内蔵していません。
必ず本器の近くに電源スイッチ,遮断器およびヒューズを別途設けてください。
(推奨ヒューズ: 定格電圧250 V AC,定格電流: 2 Aのタイムラグヒューズ)
・接地線は,太い電線(1.25~2.0 mm2)を使用してください。
・電源が24 V AC/DCでDCの場合,極性を間違わないようにしてください。
・入力端子に接続されるセンサに,商用電源が接触または印加されないようにしてくださ
い。
・熱電対,補償導線は,本器のセンサ入力仕様に合ったものをご使用ください。
・測温抵抗体は,3導線式のもので本器のセンサ入力仕様に合ったものをご使用ください。
・リレー接点出力形については,内蔵リレー接点保護のため外部に負荷の容量に合ったリレ
ーのご使用をおすすめします。
・入力線(熱電対,測温抵抗体等)と電源線,負荷線は離して配線してください。
警 告
・感電および火災防止のため,弊社のサービスマン以外は本器内部に触れないでください。
・感電,火災事故および機器故障防止のため,部品の交換は弊社のサービスマン以外は行わない
でください。
安全に関するご注意
・正しく安全にお使いいただくため,ご使用の前には必ず本書をよくお読みください。
・本器は,産業機械・工作機械・計測機器に使用される事を意図しています。
代理店または弊社に使用目的をご提示の上,正しい使い方をご確認ください。(人命に
かかわる医療機器等には,ご使用にならないでください。)
・本器の故障や異常でシステムの重大な事故を引き起こす場合には,事故防止のため,
外部に過昇温防止装置などの適切な保護装置を設置してください。
また,定期的なメンテナンスを弊社に依頼(有償)してください。
・本書に記載のない条件・環境下では使用しないでください。本書に記載のない条件・
環境下で使用された場合,物的・人的損害が発生しても,弊社はその責任を負いかねま
すのでご了承ください。
取付け上のご注意
[本器は,次の環境仕様で使用されることを意図しています。(IEC61010-1)]
・過電圧カテゴリ ,汚染度2
[本器の使用は,下記のような場所でご使用ください。]
・塵埃が少なく,腐蝕性ガスのないところ。
・可燃性ガス,爆発性ガスのないところ。
・機械的振動や衝撃の少ないところ。
・直射日光があたらず,周囲温度が0~50 (32~122 )で急激な温度変化および氷結の
可能性がないところ。
・湿度が 35~85 %RH で,結露の可能性がないところ。
輸出貿易管理令に関するご注意
大量破壊兵器(軍事用途・軍事設備等)で使用される事がないよう,最終用途や最終客先を調
査してください。
尚,再販売についても不正に輸出されないよう,十分に注意してください。
100~240 V AC 50/60 Hz 許容変動範囲 85~264 V AC
24 V AC/DC 50/60 Hz 許容変動範囲 20~28 V AC/DC
直流電流 4~20 mA DC(負荷抵抗 最大 550 )
100~240 V AC 約8 VA(オプション最大付加時,約 10 VA)
応答時間 400 ms+入力サンプリング周期(0 %→90 %)
24 V AC 約6 VA(オプション最大付加時,約 9 VA)
リレー接点 1a: 制御容量 3 A 250 V AC(抵抗負荷)
24 V DC 約4 W(オプション最大付加時,約 7 W)
出力電圧 24 3 V DC(負荷電流 30 mA 時)
リップル電圧 200 mV DC 以内(負荷電流 30 mA 時)
熱電対: 各入力スパンの 0.2 % 1 デジット以内。ただし R,S
入力 0~200 (32~392 )は6 (12 )以内
出力電圧 5 0.5 V DC(負荷電流 30 mA 時)
B入力 0~300 (32~572 )は精度保証範囲外
リップル電圧 200 mV DC 以内(負荷電流 30 mA 時)
K,J,E,T,N入力 0 (32 )未満は,入力スパンの
出力電圧 24 3 V DC(負荷電流 30 mA 時)
測温抵抗体: 各入力スパンの 0.1 % 1 デジット以内または 1
リップル電圧 200 mV DC 以内(負荷電流 30 mA 時)
直流電流,直流電圧入力: 各入力スパンの 0.2 % 1 デジット以内
応答時間 400 ms+入力サンプリング周期(0 %→90 %)
直流電流 4~20 mA DC(負荷抵抗 最大 550 )
直流電圧 0~1 V DC(負荷抵抗 最小 100 k )
リレー接点 1a: 制御容量 3 A 250 V AC(抵抗負荷)
詳細な使用方法およびオプションについては JIR-301-M 取扱説明書(詳細版)を参照してください。JIR-301-M 取扱説明書(詳細版)は,下記弊社 Web サイトよりダウンロードしてください。
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For the English manual, see the reverse.