Bosch DLE 50 ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
00 DLE 50 表紙.doc 2007 6 12 日(火) 午前 10 22
このたびは、弊社デジタルレーザーメーターをお
買い求めいただき、誠にありがとうございます。
ご使用になる前に、この『取扱説明書』をよく
お読みになり、正しくお使いください。
お読みになった後は、この『取扱説明書』を大
切に保管してください。わからないことが起き
たときは、必ず読み返してください。
デジタル
レーザーメーター
DLE 50
00 DLE 50 表紙.doc 2007 6 12 日(火) 午前 10 22
00 DLE 50 表紙.doc 2007 6 12 日(火) 午前 10 52
1
安全上のご注意
警告表示の区分 ···································· 2
本製品について
用 途 ············································ 5
各部の名称 ········································ 5
仕 様 ············································ 7
標準付属品 ········································ 8
使い方
作業前の準備をする ································ 9
作業する ·········································· 11
メジャーリングツールの精度チェッ ················ 26
困ったときは
故障かな?と思ったら ······························ 27
修理を依頼するときは ······························ 29
お手入れと保管
廃棄 ·············································· 30
付録
ストラップの取り付けについて ······················ 31
01 DLE 50 安全編.doc 2007 6 12 日(火) 午前 10 27
2
ご使用前に、この『安全上のご注意』をすべてよくお読みのうえ、指示
に従って正しく使用してください。
お読みになった後は、ご使用になる方がいつでも見られる所に必ず保管
してください。
他の人に貸し出す場合は、いっしょに取扱説明書もお渡しください。
警告表示の区分
ご使用上の注意事項は
に区分していますが、それぞれ次の
意味を表わします。
誤った取扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負う
可能性が想定される内容のご注意。
誤った取扱いをしたときに、使用者が傷害を負う可能性が想
定される内容および物的損害のみの発生が想定される内
のご注意。
なお、
に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可
能性があります。いずれも安全に関する重要な内容を記載しているので、必ず
守ってください。
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3
警 告
1. レーザー光を直接のぞかないでください。
本機はレーザークラス 2(EN60825-1 準拠)のレーザー光を発光します。
レーザー光が目に入りますと視力に影響を及ぼす場合があります。
2. 取扱説明書に記載された使用方法に従って使用してください。
3. 取扱説明書およびボッシュ電動工具カタログに記載されてい
る付属品やアクセサリー以外は使用しないでください。
4. レーザーメガネを保護メガネとして使用しないでください。
レーザーメガネはレーザー光の視認を助けるものであり、レーザー光から
目を保護するものではありません。
5. ザーネをグラて使たり道路交通上で着
用したりしないでください。
レーザーメガネでは紫外線からの完全な保護はおこなえません。またレー
ザーメガネは色の認識力を低下させます。
6. 本機を分解・改造しないでください。
7. 測定を行う場合は安全な測定場所を確保してください。
8. レーザー光が他人や自分に向いていないことを確かめて、本機
を設置してください。
9. 誤って落としたり、ぶつけたりしたときは、本機に破損や亀裂、
変形がないことをよく確認してください。
10. 使用中に異常が疑われるときには、直ちに使用を中止し、お買
い求めの販売店またはボッシュ電動工具サービスセンターに
点検を依頼してください。
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4
注 意
1. 使用前に、本機に損傷がないか点検してください。
使用前に、本機に損傷がないか十分に点検し、正常に作動するかまた所
定機能を発揮するか確認してください。
2. 無理な姿勢で作業しないでください。
常に足元をしっかりさせ、バランスを保つようにしてください。
3. 子供を近づけないでください。
目の届かない場所で子供に本機を使用させないでください。
4. 使用しない場合は、きちんと保管してください。
子供や製品知識を持たない方の手の届かない安全な所、または鍵の掛かる
所に保管してください。
5. 点検は、必ずお買い求めの販売店、またはボッシュ電動工具サ
ービスセンターにお申し付けください。
点検の知識や技術のない方が点検しますと、十分な性能を発揮しないだけ
ではなく、事故やけがの原因になります。
この取扱説明書は、大切に保管してください。
02 DLE 50 本製品について.doc 2007 6 12 日(火) 午前 10 28
5
用 途
距離、面積、体積、辺(三平方の定理)の測定
各部の名称
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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6
操作盤
ディスプレイ
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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7
仕 様
型 番 DLE 50
測定可能範囲
*1
0.05~50 m
測定精度
±1.5 mm(標準測定時)
±3 mm
(測定時の対象物周囲の測定状況に影響を受ける場合)
測定時間
*2
0.5 秒未満(標準測定時)
4
(測定時の対象物周囲の測定状況に影響を受ける場合)
最小測定単位 1 mm
使用温度範囲 -10~+50℃
保管温度範囲 -20~+70℃
最大相対湿度 90%
レーザークラス 2
レーザーの種類 635 nm、 <1 mW
レーザー光径 6 mm(測定距離 10 m 時)
(周辺温度 25℃の場合) 30 mm(測定距離 50 m 時)
防じん・防水構造 IP54(電池収納部を除く)
質 量 175 g(電池を含む)
電 源 4 形アルカリ乾電池 4
電池寿命 30000 回(アルカリ乾電池使用時)
自動電源オフ(測定を行なわなかった場合)
レーザー光 20
本 体 5
*1 測定可能範囲は、測定対象表面からのレーザー光の反射特性や、使用周囲の明るさに
より異なります。測定対象表面からの拡散反射(鏡反射ではない)が確保され、レー
ザー光と周囲との明るさの差が大きい、屋内、暗い場所などでその測定能力を発揮し
ます。強い直射日光が当たるなど、測定に不利な環境で使用する場合は、必要に応じ
てターゲットパネルを使用してください。
*2 測定時間は測定距離、周囲の明るさ、測定対象表面からの反射特性により異なります。
お客様のメジャーリングツールのシリアルナンバーは、銘板に記載されています。
(5 ページ「各部の名称」参照)
02 DLE 50 本製品について.doc 2007 6 12 日(火) 午前 10 28
8
標準付属品
キャリングバック
ストラップ
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
03 DLE 50 使い方.doc 2007 6 12 日(火) 午前 10 28
9
作業前の準備をする
電池を取り付ける・取り外す
取り付け
1. 電池収納カバーロック⑥を矢印
の方向に押し、電池収納カバー⑦
を取り外します。
2. 電池収納部内の表示に従い、電池の向きに注意して電池を取り付けま
す。
アルカリ乾電池を使用してください。
電池を交換するときは、常に新しい電池を 4 本セットで交換してくださ
い。この際、メーカーおよび容量の異なる電池を使用しないでください。
付属されている電池は作動テスト用です。
3. 電池収納カバー⑦のツメを本体
の凹部に差し込み、上から押し込
んで取り付けます。
長時間にわたって本機をご使用にならない場合は、本体から電池を取り外して
ください。長時間にわたって放置すると、電池の腐食および自然放電につなが
ります。
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10
取り外し
1. 電池収納カバーロック⑥を押して、電池収納カバー⑦を取り外します。
2. 電池を取り外します。
3. 電池収納カバー⑦のツメを本体の凹部に差し込み、電池収納カバー⑦
を上から押し込んで取り付けます。
三脚を取り付ける(三脚を使用して測定するときのみ)
1. ハウジング下部に装備された
1/4"ネジ穴⑪を使用して、市販
の写真撮影用三脚に本体を取り
付けます。(15 ページ「1/4"ネ
ジ穴」参照)
2. 三脚を使用して測定する基準点
を選択します。
この場合の基準点はネジ穴とな
ります。
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11
作業する
レーザー光を直接のぞかないでください。
レーザー光が他人や自分に向いていないことを確かめて、本機
を設置してください。
本機を水分や直射日光から保護してください。
極度に温度の高いまたは低い環境、極度に温度変化のある場所
では使用しないでください。
測定するときは、受光レンズ⑩およびレーザー出力部⑨に何も被さっていない
ことを確認してください。
測定中はメジャーリングツールを動かさないでください。(連続モードは除く)
このため、メジャーリングツールはできるだけ測定点上にあてるようにしてく
ださい。
測定はレーザ-光の中心が対象になります。これは対象物に対して斜めに照準
された場合も同様です。
測定範囲は、使用環境の明暗度および照準対象面からの反射特性により異なり
ます。日光照射の強い屋外で作業を行なう際には、レーザーメガネおよびター
ゲットパネルを使用するか、照準対象面に影をあてるとレーザー光が見やすく
なります。
透明な表面(ガラス、水面など)および鏡表面を対象物にして測定を行なった
場合、正しく測定されないことがあります。
同様に穴があいている表面や、凹凸のある表面、温度差のある空気層、間接的
な反射光の受光などが測定誤差の原因となることがあります。これらの現象は
物理的原因によるものであり、本機でのお取り扱いによりこれらの問題を解消
することはできません。
03 DLE 50 使い方.doc 2007 6 12 日(火) 午前 10 28
12
電源を入れる
スイッチの ON/OFF
スイッチ ON :「電源ボタン⑰ 」または「測定スタートボタン⑫」を押す。
電源を入れた時点では、まだレーザー光は照射されません。
スイッチ OFF:「電源ボタン⑰
」を押す。
測定後5分経過すると、自動的に電源が OFF になります。
測定モードを選択する
測定モードは、“距離測定モード”“面積測定モード”“容積体積測定モード”
“辺測定モード”“連続測定モード” 5 つから選択できます。
電源を入れた直後は、“距離測定モード”が選択されています。
一度任意の測定モードに設定した後は、モードを変更するか電源を切らない
限り、設定したモードのままで測定されます。
距離測定モード
距離を測定したいときに選択します
ディスプレイ②に距離測定マーク
__ が表示されるまで「距離測定/
連続測定ボタン
」を繰り返し押し
ます。
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13
面積測定モード
面積を測定したいときに選択します
ディスプレイ②に面積測定マーク
が表示されるまで、「測定モー
ド選択ボタン⑳
」を繰り返し押しま
す。
容積・体積測定モード
容積、体積を測定したいときに選択しま
す。
ディスプレイ②に容積体積測定マーク
”が表示されるまで、「測定モ
ード選択ボタン⑳
」を繰り返し押し
ます。
辺測定モード
障害物にレーザー光が遮られて直接測
定ができない場合や、反射に適した対象
物がない場合に選択します。
ディスプレイ②に辺測定マーク
が表示されるまで、「測定モード選択ボ
タン⑳
」を繰り返し押します。
連続測定モード
照準点を基準に、距離を測定したいとき
に選択します。
ディスプレイ②に連続測定マーク
表示されるまで、「距離測定
/連続測定ボタン
を繰り返し押し
ます。
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14
基準点を選択する
基準点は“本体の前方端部”“本体の後方端部”“ストッパーピンの後方端部”
“1/4″ネジ穴”の4個所で設定できます。
電源を入れた直後は、後方端部が基準点になっています。
一度任意の基準点に設定した後は、基準点を変更するか電源を切らない限り
同じ基準点で測定されます。
本体の前方端部(テーブルの角から測定する場合など)
ディスプレイ②に
が表示される
まで、「測定基準点選択ボタン⑬
」を
繰り返し押します。
本体の後方端部(壁に当てる場合など)
ディスプレイ②に“ ”が表示され
るまで、「測定基準点選択ボタン⑬
を繰り返し押します。
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15
ストッパーピン④の後方端部(空間の隅から測定する場合など)
ディスプレイ②に“ ”が表示され
るまで、「測定基準点選択ボタン⑬
を繰り返し押します。
ストッパーピン④の使用は、空間の隅か
ら測定する場合(室内の対角線)や測定
が困難な場所(シャッターレールなど)
での測定に適しています。
ストッパーピン④はストッパーピンロック⑤を横にずらすと、ピンが立ちま
す。
ストッパーピン④を収納するときは、ストッパーピン④を本体側に倒して、
元の位置に戻すと、ストッパーピンロック⑤で固定されます。
1/4″ネジ穴⑪(三脚を使用して測定する場合など)
ディスプレイ②に
が表示される
まで、「測定基準点選択ボタン⑬
」を
繰り返し押します。
基準点はネジ穴になります。
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16
測定する
レーザー出力部⑨が他人や自分に向いていないことを確かめて
から、レーザー光を照射させてください。
照射後、約 20 秒以上測定を行わないと、レーザー光は自動的に切れます。
切れてしまったときは、再度「測定スタートボタン⑫」を押すと照射されます。
ガイドライン③を使用した照準
ガイドライン③を使用すると、遠距離の
照準が行いやすくなります。
本機上部のガイドライン③に沿って対
象物を見るようにすると、レーザー光と
視線が平行に照準されます。
距離を測定する
1. 「測定スタートボタン⑫」を押して、レーザー光を照射させます。
レーザーが照射されると、ディスプレイ②に“LASER”が点滅表示され
ます。
2. レーザー光を目標面に当てます。
3. 「測定スタートボタン⑫」を押して測定します。
測定が完了すると、レーザー光は自動的に切れます。
測定が完了すると“カチッ”と音
が鳴り、測定値がディスプレイ②
に表示されます。
03 DLE 50 使い方.doc 2007 6 12 日(火) 午前 10 28
17
面積を測定する
長さと幅を測定して面積を求めます
1. 「測定スタートボタン⑫」を押して、レーザー光を照射させます。
レーザーが照射されると、ディスプレイ②に“LASER”が点滅表示され
ます。
2. レーザー光を長さの目標面に当てます。
3. 「測定スタートボタン⑫」を押して長さを測定します。
測定が完了すると“カチッ”と音
が鳴り、測定値がディスプレイ②
に表示されます。
4. 続けて、レーザー光を幅の目標面に当てます。
長さの測定が終わっても、レーザーは照射されたままになっています。
測定基準点の変更が必要な場合は、「測定基準点選択ボタン⑬ 」を
して、変更してください。
5. 「測定スタートボタン⑫」を押して幅を測定します。
測定が完了すると、レーザー光は自動的に切れます。
測定が完了すると“カチッ”と音
が鳴り、測定値がディスプレイ②
に表示されます。
03 DLE 50 使い方.doc 2007 6 12 日(火) 午前 10 28
18
容積・体積を測定する
長さ、幅、高さを測定して、容積・体積を求めます。
1. 「測定スタートボタン⑫」を押して、レーザー光を照射させます。
レーザーが照射されると、ディスプレイ②に“LASER”が点滅表示され
ます。
2. レーザー光を長さの目標面に当てます。
3. 「測定スタートボタン⑫」を押して長さを測定します。
測定が完了すると“カチッ”と音
が鳴り、測定値がディスプレイ②
に表示されます。
4. 続けて、レーザー光を幅の目標面に当てます。
長さの測定が終わっても、レーザーは照射されたままになっています。
測定基準点の変更が必要な場合は、「測定基準点選択ボタン⑬ 」を
して、変更してください。
5. 「測定スタートボタン⑫」を押して幅を測定します。
測定が完了すると“カチッ”と音
が鳴り、測定値がディスプレイ②
に表示されます。
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