GLM 30

Bosch GLM 30 ユーザーマニュアル

  • ボッシュ GLM30 レーザー距離計の取扱説明書の内容を理解しました。このデバイスの測定範囲、精度、使用方法、お手入れ方法、故障時の対処法などについてご質問にお答えできます。お気軽にご質問ください!
  • レーザー距離計の精度はどのくらいですか?
    測定可能な範囲は?
    電池寿命はどのくらいですか?
    エラー表示が出た場合はどうすれば良いですか?
    使用温度範囲は?
● 本取扱説明書に記載されている、 日本仕様の能力 型番などは、 外
国語の印刷物とは異なる場合があります。
● 本製品は改良のため、予告なく仕様等を変更する場合があります。
● 製品のカタログ請求、 その他ご不明な点がありましたら、 お買い求め
になった販売店または弊社までお問い合わせください。
レーザー距離計
GLM 30
このたびは、 弊社レーザー距離計をお買い求め
いただき、誠にありがとうございます。
● ご使用になる前に、 この『取扱説明書』をよ
くお読みになり、正しくお使いください。
● お読みになった後は、 この『取扱説明書』
大切に保管してください。わからないことが
起きたときは、必ず読み返してください。
取扱説明書(保証書)
(土・日・祝日を除く、午前 9 00~午後 5 30)
* 携帯電話からお掛けのお客様は、 TEL. 03-5485-6161
をご利用ください。コールセンターフリーコールのご利用
はできませんのでご了承ください。
ホームページ:http://www.bosch.co.jp
〒150-8360 東京都渋谷区渋谷3-6-7
電動工具事業部
コールセンターフリーコール
1 619 M00 T0T (2018.02)
1 619 M00 T0T
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
安全上のご注意
警告表示の区分.................................................. 2
本製品について
用途................................................................................8
仕様................................................................................8
各部の名称...........................................................10
使
作業前の準備をする .....................................12
作業する..................................................................16
レーザー距離計の精度チェック .............24
故障かな?と思ったら....................................25
修理を依頼するとき .................................27
お手入れと保管
お手入れと保管................................................29
廃棄.............................................................................30
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
ご使用前に、この『安全上のご注意』をす
べてよくお読みのうえ、指示に従って正し
く使用してください。
お読みになった後は、ご使用になる方が
いつでも見られる所に必ず保管してくだ
さい。
他の人に貸し出す場合は、一緒に取扱説
明書もお渡しください。
警告表示の区分
ご使用上の注意事項は
区分していますが、それぞれ次の意味を表わし
ます。
誤った取り扱いをしたときに、使用
者が死亡または重傷を負う可能
性が想定される内容のご注意。
誤った取り扱いをしたときに、使用
者が傷害を負う可能性が想定さ
れる内容および物的損害のみの
発生が想定される内容のご注
意。
- 3 -
01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
なお、
に記載した事項でも、状況によ
っては重大な結果に結び付く可能性がありま
す。いずれも安全に関する重要な内容を記載
していますので、必ず守ってください。
1. レーザー光を人や動物に向けたり、直
接のぞいたりしないでください。
遠くからでものぞき込まないでくださ
い。
2EN60825-1
拠)のレーザー光を発光します。レーザー
光が目に入ると視力に影響を及ぼす場
合があります。
2. 取扱説明書に記載された使用方法に
従って使用してください。
使用方法に従って使用しないと、故障す
る恐れがあります。
3. ディスプレイに表示された警告表示を
無視しないでください。
- 4 -
01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
4. 取扱説明書およびボッシュ電動工具
カタログに記載されている付属品やア
クセサリー以外は使用しないでくださ
い。
5. レーザーメガネを保護メガネとして使
用しないでください。
レーザーメガネはレーザー光の視認を助
けるものであり、レーザー光から目を保護
するものではありません。
6. 使
用したり、道路交通上で着用したりし
ないでください。
レーザーメガネでは紫外線からの完全な
保護はできません。またレーザーメガネは
色の認識力を低下させます。
7. 本機を分解・改造しないでください。
8. 測定を行う場合は安全な測定場所を
確保してください。爆発の危険性のあ
る環境(可燃性液体、ガスおよび粉じ
んのある場所)では使用しないでくだ
さい。
本機から火花が発生し、粉じんや蒸気に
引火する恐れがあります。
- 5 -
01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
9. レーザー光が他人や動物、自分に向
いていないことを確かめて、本機を設
置してください。
レーザー光が目に入ると視力に影響を及
ぼす場合があります。
10. レーザー光が自分の目に当たったとき
は、すぐに目を閉じ、レーザー光から顔
を背けてください。
レーザー光が目に入ると視力に影響を及
ぼす場合があります。
11. 電源を“入”にしたまま放置しないでく
ださい。
レーザー光が目に入ると視力に影響を及
ぼす場合があります。
12. 誤って落としたり、ぶつけたりしたとき
は、本機に破損や亀裂、変形がないこ
とをよく確認してください。
13. 使用中に異常が疑われるときには、直
ちに使用を中止し、お買い求めの販売
店またはボッシュ電動工具サービスセ
ンターに点検を依頼してください。
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
14. 子供を近づけないでください。
目の届かない場所で子供に本機を使
用させないでください。
自分や動物、他人の目にレーザー光が入
ると、視力に影響を及ぼす場合がありま
す。
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
1. 使用前に、本機に損傷がないか点検
してください。
使用前に、本機に損傷がないか十分に
点検し、正常に作動るか、また所定機
能を発揮するか確認してください。
2. 無理な姿勢で作業しないでください。
常に足元をしっかりさせ、バランスを保つ
ようにしてください。
3. 使用しない場合は、きちんと保管して
ください。
子供や製品知識を持たない方の手の届
かない安全な所、または鍵の掛かる所に
保管してください。
4. 点検は、必ずお買い求めの販売店、ま
たはボッシュ電動工具サービスセンタ
ーにお申し付けください。
点検の知識や技術のない方が点検しま
すと、十分な性能を発揮しないだけでは
なく、事故やけがの原因になります。
この取扱説明書は、大切に保管してくださ
い。
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
離測定、長さ測定、高さ測定、すき間測定
※室内での測定に適しています。
GLM30
測定可能範囲 0.15~30m(標準測定時)
*1
20m(不利な環境下)
*2
測定精度 ±2.0mm(標準測定時)
*1
±3.0mm(不利な環境下)
*2
最小測定単位 1mm
使用可能温度範囲 -10~+45℃
保管可能温度範囲 -20~+70℃
最大相対湿度 90%
レーザークラス クラス2
レーザーの種類 635nm、<1mW
レーザー光径(周辺温度25℃の場合)
約9mm(測定距離10m時)
*3
約27mm(測定距離30m時)
*3
防じん・防水構造
IP54(電池収納部を除く)
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
質量 0.09kg(電池を含む)
寸法(長さ×幅×高さ) 105×41×24mm
音の設定
電源 単4形アルカリ乾電池2本
電池寿命
約5000回(アルカリ乾電池使用時)
自動電源オフ(測定を行わなかった場合)
20
5
標準付属品 三脚取り付け用アダプター
*1
弱い逆光、使用温度25℃で反射率の高い
対象物(白塗りの壁など)を測定する場合。
偏差は、±0.05mm/mを増減します。
*2
強い逆光、使用温度-10℃~+45℃で反
射率の低い対象物(黒い箱など)を測定す
る場合。偏差は、±0.15mm/mを増減しま
す。
*3
レーザー光の幅は、対象物の表面や環境条
件によって変わります。
お客様のレーザー距離計のシリアル番号は、銘
板に記載されています。
(10ページ「各部の名称」参照)
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
各部の名称
①測定ボタン
②ディスプレイ
③電池収納カバーロック
④電池収納カバー
⑤シリアル番号
⑥レーザー警告ラベル
⑦受光レンズ
⑧レーザー出力部
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
自動算出値
前の測定値
現在の測定値
温度警告表示
電池残量表示
長さ測定
g レーザー光照射表示
h エラー表示
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
作業前の準備をする
電池を取り付ける・取り外す
取り付け
1. 電池収納カバーロック③
を矢印の方向に押し、電
池収納カバー④を取り
外します。
2. 電池収納部内の表示に従い、電池の向き
に注意して電池を取り付けます。
アルカリ乾電池を使用してください。
電池を交換するときは、常に新しい電
池を2本セットで交換してください。こ
の際、メーカーおよび容量の異なる電
池を使用しないでください。
付属されている電池は作動テスト用で
す。
3. 電池収納カバー④のツメを本体の凹部に
差し込み、電池収納カバー④を上から押し
込んで取り付けます。
“カチッ”と音がするまで押し込んでくださ
い。
- 13 -
01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
長時間にわたって本機をご使用にならな
い場合は、本体から電池を取り外してくだ
さい。長時間にわたって放置すると、電池
の腐食および自然放電につながります。
電池残量表示eが点灯開始してから、約
100回の測定ができます。
電池残量表示eが点滅したら、電池を交
換してください。
取り外し
1. 電池収納カバーロック③
を矢印の方向に押し、電
池収納カバー④を取り
外します。
2. 電池を取り外します。
3. 電池収納カバー④のツメを本体の凹部に
差し込み、電池収納カバー④を上から押し
込んで取り付けます。
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
操作音(シグナル音)を設定する
ボタンを押したときや測定完了時などに鳴る
音を“入/切”することができます。
初期の設定は音が鳴る状態になっています。
鳴らない状態にしたいときは、下記の手順で設
定してください。
1. 電源が“切”になっていることを確認します。
“切”になっていないときは、“切”にしてくだ
さい。
2. ディスプレイ②に“Sound
OFF”
で、「測定ボタン①
を長押しします。
Sound OFF”
れたら、「測定ボタン①
」から指を離します。
「測定ボタン① 」から指を離すと、音が鳴
らない状態で、自動的に電源が“入”になり
ます。
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
再度音が鳴る状態にし
たいときは、一度電源を
“切”にし、ディスプレイ②
に“Sound On”が表示さ
れるまで、「測定ボタン
」を長押しします。
“Sound On”が表示され
たら、「測定ボタン①
から指を離します。
「測定ボタン① 」から指を離すと、音が鳴
る状態で、自動的に電源が“入”になりま
す。
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
作業する
レーザー光を直接のぞかないでく
ださい。
遠くからでものぞき込まないでく
ださい。
レーザー光が他人や動物、自分に
向いていないことを確かめて、本
機を設置してください。
電源を“入”にしたまま、放置しな
いでください。
本機を水分や直射日光から保護
してください。
極度に温度の高いまたは低い環
境、極度に温度変化のある場所
では使用しないでください。
車の中などに長時間放置しない
でください。周囲温度が急激に変
化した場合、本機を周囲温度に順
応させてから電源を入れてくださ
い。極度に高いまたは低い温度、
または極度な温度変化は精度を
低下させることがあります。
本機に強度な衝撃を与えたり、落
下させたりしないでください。
精度を低下させることがありま
す。
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
測定するときは、受光レンズ⑦およびレー
ザー出力部⑧に何も被さっていないこと
を確認してください。
測定中はレーザー距離計を動かさないで
ください。
このため、レーザー距離計はできるだけ測
定点上にあてるようにしてください。
測定はレーザー光の中心が対象になり
す。これは対象物に対して斜めに照準さ
れた場合も同様です。
測定範囲は、使用環境の明暗度および
照準対象面からの反射特性により異なり
ます。日光照射の強い屋外で作業を行う
際には、レーザーメガネおよびターゲットパ
ネルを使用するか、照準対象面に影をあ
てるとレーザー光が見やすくなります。
透明な表面(ガラス、水面など)および鏡
表面(磨かれた金属、ガラスなど)を対象
物にして測定を行った場合、正しく測定さ
れないことがあります。
同様に穴があいている表面や、凹凸のあ
る表面、温度差のある空気層、間接的な
反射光の受光などが測定誤差の原因と
なることがあります。これらの現象は物
理的原因によるものであり、本機でのお
取り扱いによりこれらの問題を解消する
ことはできません。
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
本機に強度な衝撃を与えてしまったとき
は、精度チェックを行うことをお勧めしま
す。
電源の入/切
「測定ボタン① 」を押します。
レーザー光が照射され、ディスプレイ②のレ
ーザー光照射表示gが点滅表示されます。
「測定ボタン① 」を長押しします。
測定後約5分経過すると、自動的に電源
が“切”になります。
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01 GLM30 本文
2018/2/7 10:15:15 AM
測定する
レーザー出力部⑧が他人や動物、
自分に向いていないことを確かめ
てから、レーザー光を照射させてく
ださい。
測定基準点は、本体の“後方端部”です。
測定モードは“長さ測定モード”です。
測定値は通常0.5秒以内に表示されます。
ただし、測定に不利な環境下では最大4
秒掛かります。
電池の消耗を防ぐため、最後の測定から
10秒以上操作しないと、ディスプレイ②
の表示が薄暗くなります。その後30秒以
上操作しないと、ディスプレイ②は消灯し
ます。
「測定ボタン①
」を押すと、ディスプレイ
②は点灯します。
照射後、約20秒以上測定を行わないと、
レーザー光は自動的に切れます。
切れてしまったときは、再度「測定ボタン
」を押すと照射されます。
測定後約5分経過すると、自動的に電源
が“切”になります。
切れてしまったときは、再度「測定ボタン
」を押すと“入”になります。
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