CKD ESC3シリーズユーザーマニュアル

2022-10-13 SM-A70547

ESC3 シリーズ

電動アクチュエータ用コントローラ

取扱説明書

製品をご使用になる前に本取扱説明書を必ずお読みください。

特に安全に関する記述は注意深くお読みください。

本取扱説明書はいつでも使用できるように大切に保管してください。

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はじめに

このたびは、当社の電動アクチュエータ用コントローラ「ESC3 シリーズ」をお買求めいただきまして、誠

にありがとうございます。

本取扱説明書は本製品の性能を十分に発揮させるために、本製品の取扱いに関する基本的な事

項を記載したものです。よくお読みいただき、正しくご使用ください。

なお、本取扱説明書は紛失しないように、大切に保管してください。

本取扱説明書に記載の仕様、外観は、将来予告なく変更することがあります｡

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安全にご使用いただくために

本製品を使用した装置を設計、製作する場合は、安全な装置を製作する義務があります。そのた

めには、装置の機械機構とこれを電気制御するシステムの安全性が確保できることを確認してくださ

い。

装置の設計、管理などに関する安全性については、団体規格、法規などを必ずお守りください。

当社製品を安全にご使用いただくためには、製品の選定、使用、取扱い、保全管理を適切に行うこ

とが重要です。

装置の安全性確保のために、本取扱説明書に記載の警告、注意事項を必ずお守りください。

本製品にはさまざまな安全策を実施していますが、本取扱説明書に記載されていない取扱いによっ

て事故につながる場合があります。必ず本取扱説明書を熟読し、内容を十分に理解したうえでご使

用ください。

注意事項は危害、損害の大きさと発生の可能性の程度を明示するために、「危険」「警告」「注意」

の3つに区分されています。

危険

誤った取扱いをすると、人が死亡する、または重傷を負う危険が差迫って

発生することが想定されるもの。

警告

誤った取扱いをすると、人が死亡する、または重傷を負う可能性が想定さ

れるもの。

注意

誤った取扱いをすると、人が傷害を負う、または物的損害が発生する可

能性が想定されるもの。

なお、「注意」に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結付く可能性があります。

いずれも重要な内容を記載しているため、必ずお守りください。

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＜警告記号の種類＞

禁止(やってはいけない)行為を示す

汎用マークです。

機器に触る行為を禁止するマークで

す。

指を入れる行為を禁止するマークで

す。

感電や火傷などの危険性を知らせる

汎用マークです。

自動機器を起動したときに発生する

危険性を知らせるマークです。

必ず行っていただく内容を指示する汎

用マークです。

取扱説明書の熟読を指示するマー

クです。

アース線の接続を指示するマークで

す。

その他、一般的な注意事項、使用上のヒント、または技術情報や用語解説を以下のアイコンで記

載しています。

⚫ 一般的な注意事項、補足や参考情報など役に立つ内容を記載しています。

⚫ 詳細な情報や応用的な使い方のヒントについて記載しています。

⚫ 機能を使ううえで知っておきたい技術情報、用語解説を記載しています。

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製品に関する注意事項

危険

本製品を以下の用途に使用しない。

 人命や身体の維持、管理などに関わる医療器具

 人の移動や搬送を目的とする機構、機械装置

 機械装置の重要保安部品

警告

製品の改造や追加工は絶対に行わない。

 改造や追加工を行うと、火災や感電などの危険があるだけでなく、本取扱説明書な

どに記載された仕様を満たさないおそれがあります。

安全を確認するまでは、本製品の取扱い、機器の取付け、取外しを絶対に行わな

い。

 機械、装置の点検や整備は、本製品が関わるすべてのシステムの安全が確保されて

いることを確認してから行ってください。また、装置の電源や該当する設備の電源を

OFF にし、感電しないように注意してください。

 運転停止後も、高温部や充電部が存在する可能性があるため、本製品の取扱い、

機器の取付け、取外しは注意して行ってください。

取扱いは十分な知識と経験を持った人が行う。

 本製品は、一般産業機械用装置・部品として設計、製造された物であり、取扱いに

は注意してください。

製品の仕様範囲内での使用を守る。

 製品固有の仕様外での使用はできません。

 本製品は一般産業機械用装置・部品での使用を適用範囲としているため、以下に

示すような条件環境で使用する場合には適用外とします。ご採用に際し当社にご相

談いただき、当社製品の仕様をご了解いただいた場合は適用になります。ただし、そ

の場合でも、万一の故障に備えて危険を回避する安全対策を実施してください。

◎ 明記されている仕様以外の条件や環境、屋外での使用。

◎ 原子力や鉄道、航空、船舶、車両、医療機械、飲料・食品などに直接触れる

機器や用途での使用。

◎ 娯楽機器や緊急遮断回路、プレス機械、ブレーキ回路、安全対策用など、安

全性が要求される用途での使用。

◎ 人や財産への大きな影響が予想され、特に安全が要求される用途での使用。

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目次 
はじめに ............................................................................................ 2 
安全にご使用いただくために ...................................................................... 3 
製品に関する注意事項 ........................................................................................... 5 
目次 ................................................................................................ 6 
1. 製品概要 ...................................................................................... 8 
 システム構成 ................................................................................................ 8 
   
 本製品に関する取扱説明書 ............................................................................ 11 
 各部の名称 ............................................................................................... 12 
   
 形番表示 .................................................................................................. 14 
   
2. 取付け........................................................................................ 18 
 設置環境 .................................................................................................. 25 
 開梱 ....................................................................................................... 26 
 配線方法 .................................................................................................. 27 
   
3. 使用方法 .................................................................................... 40 
 設定 ....................................................................................................... 43 
   
 運転とタイムチャート ..................................................................................... 54 
   
4. 保守点検 .................................................................................... 63 
 廃棄に関する注意事項 .................................................................................. 64 
5. トラブルシューティング ....................................................................... 65

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 トラブルの原因と処置方法 .............................................................................. 65 
   
 アラーム表示と対策 ...................................................................................... 69 
   
6. 保証規定 .................................................................................... 70 
 保証条件 .................................................................................................. 70 
 保証期間 .................................................................................................. 70 
7. 参考情報 .................................................................................... 71 
 仕様 ....................................................................................................... 71 
   
 外形寸法 .................................................................................................. 72 
索引 .............................................................................................. 73 
用語集 ........................................................................................... 74 
   

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1. 製品概要

システム構成

システムの構成

◼ ESC3 シリーズ

※ 接続可能アクチュエータに対応するコントローラ形番については、「1.4 形番表示」を参照してください。

DSSD2

DSTK

DSTL

DMSDG

DLSH

DCKW

DSTG

DSTS

接続可能アクチュエータ

コントローラ ESC3 シリーズ

PLC

サージプロテクタ

電源用

ノイズ

フィルタ

DC 電源

I/O ケーブル

スイッチ中継ケーブル

モータ中継ケーブル

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システム構成の中で当社より購入可能な物は下記のとおりです。

構成部品

製品名、形番

本製品

コントローラ

ESC3 シリーズ

付属品

電源コネクタ

MC 1,5/ 4-ST-3,81

(PHOENIX CONTACT)

別売り

アクチュエータ

スプリングドライブ方式

スクリュードライブ方式

DSSD2 シリーズ

DSTK シリーズ

DSTG シリーズ

DSTS シリーズ

DSTL シリーズ

DMSDG シリーズ

DLSH シリーズ

DCKW シリーズ

モータ中継ケーブル

ESC3-M2-□

スイッチ中継ケーブル

ESC3-S2-□

I/O ケーブル

ESC3-NP2-□

DC24V 電源

EA-PWR-KHNA240F-24

ノイズフィルタ

AX-NSF-NF2015A-OD

⚫ 「サージプロテクタ」とは、雷などの過渡的な異常高電圧から機器や通信機器などを保護

する装置です。

⚫ 「ノイズフィルタ」とは、ノイズを取除くための電気回路や電子回路、それを含んだ装置のこ

とです。

⚫ 本製品は居住地域での使用を意図しておりません。また、同環境において無線受信装

置への十分な保護を提供できない可能性があります。

⚫ 本製品を居住環境で使用した場合、他の機器に干渉を及ぼすおそれがあります。

⚫ ラジオやテレビ放送の受信状況に干渉を起こさないようにお客様が電磁放射妨害を減

らす対策を行う場合を除き、居住環境で本製品を使用しないでください。

⚫ サージプロテクタ・ノイズフィルタは入力機器の近くに設置し、最短距離で配線する必要

があります。

10 2022-10-13 SM-A70547

作業の流れ

注意

アクチュエータに対応したコントローラを接続する。

 対応していないコントローラで作動させた場合、アクチュエータの予期せぬ作動を引起

こします。周囲の人のけがやアクチュエータの故障の原因になります。

以下の手順に従って、コントローラの配線と設定を行い、PLC からの操作が可能な状態にしてくださ

い。

1.

開梱する

製品を箱から出します。詳細は「2.2 開梱」を参照してください。

2.

電源を接続する

コントローラと電源を接続します。詳細は「2.3.1 電源との配線」を参照してください。

3.

アクチュエータを接続する

コントローラとアクチュエータを接続します。詳細は「2.3.2 アクチュエータとの配線」を参照してく

ださい。

4.

PLC を接続する

コントローラと PLC を接続します。詳細は「2.3.3 I/O ケーブルとの配線」を参照してください。

11 2022-10-13 SM-A70547

5.

動作条件を設定する

コントローラに接続しているアクチュエータの速度と押付力、把持力をロータリスイッチで設定しま

す。詳細は「3.1 設定」を参照してください。

6.

作動させる

PLC を使用してアクチュエータを作動させます。詳細は「3.2 運転とタイムチャート」を参照して

ください。

⚫ 手順 3～5の作業は順不同です。お客様の状況に応じた順番で実施してください。

本製品に関する取扱説明書

本取扱説明書は「SM-A70547」です。

本製品に関連する取扱説明書は下記のとおりです。

DSSD2 シリーズ

DSTK シリーズ

DSTG シリーズ

DSTS シリーズ

DSTL シリーズ

SM-A69055

電動アクチュエータ

DMSDG シリーズ

DLSH シリーズ

DCKW シリーズ

SM-A69064

ESC3 シリーズ

SM-A70547(本取扱説明書)

電動アクチュエータ用コントローラ

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各部の名称

＜上面＞

＜正面＞

V2、V3：制御モード切替スイッチ

PNP

(正面)

(背面)

V2 V3

PWR、ALM：表示灯

SW2：ロータリスイッチ 2

SW1：ロータリスイッチ 1

I/O：IF コネクタ

SENS：スイッチコネクタ

MOT：モータコネクタ

C24V、C0V、

M24V、M0V：電源コネクタ

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記号

名称

内容

V2、V3

制御モード

切替スイッチ

制御モードを切替えるスイッチです。

V2 は電磁弁モードダブル 2位置タイプ、V3 は電磁弁モードダブル 3位置タイ

プを表します。

制御モードについては、「3.1.1 制御モードの設定」を参照してください。

PWR、ALM

表示灯

PWR はサーボランプ、ALM はアラームランプを表します。

LED 表示については、「1.3.1 LED 表示」を参照してください。

C24V、C０V、

M24V、M0V

電源

コネクタ

コントローラに電源を接続するコネクタです。

配線方法については、「2.3.1 電源との配線」を参照してください。

MOT

モータ

コネクタ

モータ中継ケーブルを接続するコネクタです。

接続ケーブル形番：ESC3-M2-□

接続ケーブルについては、「2.3.2 アクチュエータとの配線」を参照してください。

SENS

スイッチ

コネクタ

スイッチ中継ケーブルを接続するコネクタです。

接続ケーブル形番：ESC3-S2-□

接続ケーブルについては、「2.3.2 アクチュエータとの配線」を参照してください。

I/O

IF コネクタ

上位機器と接続するコネクタです。

接続ケーブル形番：ESC3-NP2-□

接続ケーブルについては、「2.3.3 I/O ケーブルとの配線」を参照してください。

SW1

ロータリ

スイッチ 1

注 1

機種グループ：

DSSD2、DSTK、

DSTG、DSTS、DSTL

機種グループ：

DMSDG

機種グループ：

DLSH、DCKW

PULL 速度を設定する

スイッチです。

PUSH 速度、

PULL速度を

設定するスイッチです。

開閉速度を設定する

スイッチです。

SW2

ロータリ

スイッチ 2

注 1

機種グループ：

DSSD2、DSTK、

DSTG、DSTS、DSTL

機種グループ：

DMSDG

機種グループ：

DLSH、DCKW

PUSH 速度を設定する

スイッチです。

押付力を設定する

スイッチです。

把持力を設定する

スイッチです。

注 1：詳細については「3.1.3 速度の設定」および「3.1.4 押付力、把持力の設定」を参照してください。

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LED 表示

◼ サーボランプとアラームランプ

コントローラの状態

サーボランプ(緑)

アラームランプ(赤)

制御電源 OFF

消灯

正常時

モータ通電状態

点灯

消灯

モータ非通電状態

点滅

(1 秒に 1回点灯)

アラーム発生時

動作アラーム発生時

消灯

点滅

(1 秒に 1回点灯)

システムアラーム発生時

点灯

※ アラーム内容の対応については、「5.2 アラーム表示と対策」を参照してください。

形番表示

注 1：機種グループの 06(DMSDG)、07(DLSH)、08(DCKW)を選択時は、「無し」を選択してください。

注 2：機種グループの 07(DLSH)、08(DCKW)を選択時は、「無し」を選択してください。

アクチュエータ

ストローク注2

NNN

無し

010

10mm

020

20mm

025

25mm

030

30mm

050

50mm

075

75mm

100

100mm

150

150mm

200

200mm

コントローラ取付方法

D

DIN レール取付

P

パネル取付

機種グループ

01

DSSD2

02

DSTK

03

DSTG

04

DSTS

05

DSTL

06

DMSDG

07

DLSH

08

DCKW

アクチュエータ

サイズ

08

8

16

20

25

32

50

ESC3-S2-11-

01

20

D

06

100

-

アクチュエータ

リード注1

NN

無し

06

6mm

09

9mm

12

12mm

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アクチュエータ形番とコントローラ形番の組合せ

◼ スクリュードライブ方式

アクチュエータ

アクチュエータ形番

コントローラ形番

機種グループ

サイズ

リード

DSSD2

20

06

DSSD2-20SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0120-

06***

09

DSSD2-20SE-09***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0120-

09***

32

06

DSSD2-32SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0132-

06***

12

DSSD2-32SE-12***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0132-

12***

50

06

DSSD2-50SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0150-

06***

12

DSSD2-50SE-12***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0150-

12***

DSTK

20

06

DSTK-M-20SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0220-

06***

09

DSTK-M-20SE-09***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0220-

09***

32

06

DSTK-M-32SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0232-

06***

12

DSTK-M-32SE-12***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0232-

12***

50

06

DSTK-M-50SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0250-

06***

12

DSTK-M-50SE-12***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0250-

12***

DSTG

20

06

DSTG-M-20SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0320-

06***

09

DSTG-M-20SE-09***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0320-

09***

32

06

DSTG-M-32SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0332-

06***

12

DSTG-M-32SE-12***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0332-

12***

50

06

DSTG-M-50SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0350-

06***

12

DSTG-M-50SE-12***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0350-

12***

※ アクチュエータ形番は、ストレートタイプスイッチ、ケーブル無し、オプション無しの場合です。

※ コントローラ形番は、DIN レール取付の場合です。

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アクチュエータ

アクチュエータ形番

コントローラ形番

機種グループ

サイズ

リード

DSTS

20

06

DSTS-M-20SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0420-

06***

09

DSTS-M-20SE-09***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0420-

09***

32

06

DSTS-M-32SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0432-

06***

12

DSTS-M-32SE-12***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0432-

12***

50

06

DSTS-M-50SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0450-

06***

12

DSTS-M-50SE-12***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0450-

12***

DSTL

20

06

DSTL-M-20SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0520-

06***

09

DSTL-M-20SE-09***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0520-

09***

32

06

DSTL-M-32SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0532-

06***

12

DSTL-M-32SE-12***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0532-

12***

50

06

DSTL-M-50SE-06***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0550-

06***

12

DSTL-M-50SE-12***-

T3PHN0DN

ESC3-S2-11-D-0550-

12***

※ アクチュエータ形番は、ストレートタイプスイッチ、ケーブル無し、オプション無しの場合です。

※ コントローラ形番は、DIN レール取付の場合です。

17 2022-10-13 SM-A70547

◼ スプリングドライブ方式

アクチュエータ

アクチュエータ形番

コントローラ形番

機種グループ

サイズ

リード

DMSDG

08

3.3

DMSDG-08SH3**

F3PH-TN0DN

ESC3-S2-11-D-0608-

NN***

16

5.1

DMSDG-16SH5**

F3PH-TN0DN

ESC3-S2-11-D-0616-

NN***

DLSH

20

4.2

DLSH-20SH410NN

F3PH-FN0DN

ESC3-S2-11-D-0720-

NNNNN

32

6

DLSH-32SH622NN

F3PH-FN0DN

ESC3-S2-11-D-0732-

NNNNN

DCKW

20

4.2

DCKW-20SH410NN

F3PH-FN0DN

ESC3-S2-11-D-0820-

NNNNN

32

6

DCKW-32SH608NN

F3PH-FN0DN

ESC3-S2-11-D-0832-

NNNNN

※ アクチュエータ形番は、ストレートタイプスイッチ、コネクタ取出方向：上面または正面、ケーブル無しの場合です。

※ コントローラ形番は、DIN レール取付の場合です。

18 2022-10-13 SM-A70547

2. 取付け

危険

発火物や引火物、爆発物などの危険物が存在する場所では使用しない。

 発火や引火、爆発の原因になります。

濡れた手で作業しない。

 感電するおそれがあります。

製品に水や油などが掛からないようにする。

 火災や漏電、故障の原因になります。油滴、オイルミストも使用しないでください。

製品を取付けるときは製品とワークを確実に保持しながら、ワークを固定する。

 製品の転倒や落下、異常作動などにより、けがをするおそれがあります。

コントローラ用電源(制御電源、動力電源)、入出力回路用電源には、容量に余裕

がある DC 安定化電源(DC24V±10%)を使用する。

 AC 電源に直接接続すると、火災や破裂、破損などの原因になります。

配線の一次側電源には、『JIS B 9960-1:2019(IEC 60204-1:2016)機械

類の安全性－機械の電気装置－第 1部：一般要求事項』に従って、過電流保護

機器(配線用遮断器またはサーキットプロテクタなど)を設置する。

参考：JIS B 9960-1:2019「7.2.1 一般事項」より抜粋

回路電流が，構成品の定格値又は導体の許容電流のいずれか小さい方を超える可能性がある場

合には，過電流保護を備えなければならない。選定する定格値又は設定値の詳細は，7.2.10 に

規定する。

19 2022-10-13 SM-A70547

警告

製品は、可燃物に取付けない。

 可燃物または可燃物近くへ取付けると、火災の原因になります。

ケーブルに重い物を載せたり、挟込んだりしない。

 ケーブルの被覆が破れたり、無理なストレスが掛かったりすることで導通不良、絶縁劣

化の原因になります。

本製品に使用する通信用コネクタは他の機器に接続しない。

 故障、破損の原因になります。

強い電磁波や放射線がある場所で使用、保存しない。

 誤作動、故障の原因になります。

精密機器が内蔵されているため、運搬中に横倒しにしたり、振動や衝撃を与えたりし

ない。

 部品破損の原因になります。

本取扱説明書で指示されていない製品の分解や改造を行わない。

 けがや事故、誤作動、故障などの原因になるだけでなく、本取扱説明書などの仕様

を満たさないおそれがあります。

アクチュエータの作動領域への立入りができないように、安全防護柵を設ける。

使用しない配線は、絶縁処理を施す。

 誤作動、故障、感電の原因になります。

非常停止、異常停止後に再起動するときは、アクチュエータが作動しても安全であ

ることを確認する。

20 2022-10-13 SM-A70547

警告

非常停止、停電などシステムの異常時に機械が停止する場合、装置の破損、人身

事故などが発生しないように、安全回路または安全装置を設計する。

製品の配線は、本取扱説明書または関連する取扱説明書で確認して、配線の間

違いやコネクタの緩みがないように確実に行う。

 異常作動や過電流の流れ込みのおそれがあります。過電流が流れ込むと、異常作

動、破損、火災の原因になります。

配線が絶縁していることを確認する。

 異常作動や過電流の流れ込みのおそれがあります。過電流が流れ込むと、異常作

動、破損、火災の原因になります。

他の回路との接触、地絡、端子間絶縁不良がないようにする。

 異常作動や過電流の流れ込みのおそれがあります。過電流が流れ込むと、異常作

動、破損、火災の原因になります。

非常停止ボタンは、操作しやすい場所に設置する。

 非常停止ボタンは自動的に復帰できない構造、また人が不用意に復帰させることが

できない構造にしてください。

 アクチュエータの移動時の速度や搭載負荷によっては、非常停止を行ってからアクチュ

エータが停止するまでに数秒掛かる場合があります。

モータや動力源が故障する可能性を考慮する。

 モータや動力源に故障が発生した場合でも、人体傷害や装置故障を引起こさない

ように対策を施してください。

アクチュエータを始動位置にリセットする必要がある場合には、安全な制御装置を設

計する。

室内では湿気の少ない場所に取付ける。

 水が掛かる場所や、湿気の多い場所(湿度 80%以上、結露のある場所)では、漏

電や火災事故の原因になります。

アクチュエータを水平方向の設置以外で使用する場合は、外部ストッパ、保持機構

(ブレーキなど)を使用する。

 サーボ OFF(非常停止、アラームを含む)時、電源 OFF 時、モータ脱調時に可動部

の落下によりけが、ワークの破損の原因になります。

製品は、D種接地工事(接地抵抗 100Ω 以下)を行う。

 漏電した場合、火災、感電や誤作動の原因になります。

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