Roland JUPITER-80 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
* 5 1 0 0 0 2 4 0 8 0 - 0 2 *
取扱説明書の PDF の提供つい
本製品では、取扱説明書や資料の PDF ファイルを、弊社ホームページにて提供しています。
•JUPITER-80 取扱説明書(本書)
•パラメーター 一覧 *
•MIDI インプリメンテーション *
* 製品には付属しておりませんので、ダウンロードしてご利用ください。
下記の URL から「取扱説明書」を選び、機種名「JUPITER-80」で検索してください。
http://www.roland.co.jp/support/
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(取扱説明書 P.4)「使用上のご注意」(取
扱説明書 P.6)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよ
くお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
©2011ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
Roland、COSM、SuperNATURAL は、日本国およびその他の国における
ローランド株式会社の商標、または登録商標です。
4
警告
この機器を分解したり、改造したりし
ないでください。
修理/部品の交換などで、取扱説明書
に書かれていないことは、絶対にしな
いでください。必ずお買い上げ店また
はローランドお客様相談センターに相
談してください。
次のような場所に設置しないでくださ
い。
• 温度が極端に高い場所(直射日光の
当たる場所、暖房機器の近く、発熱
する機器の上など)
• 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れ
た床など)や湿度の高い場所
• 湯気や油煙が当たる場所
• 塩害の恐れがある場所
• 雨に濡れる場所
• ほこりや砂ぼこりの多い場所
• 振動や揺れの多い場所
この機器の設置には、ローランドが推
奨する KS-J8、KS-G8、KS-18Z を使
用してください(P.24)
この機器の設置に KS-J8、KS-G8、KS-
18Z を使用する場合、ぐらつくような
所や傾いた所に KS-J8、KS-G8、KS-
18Z を設置しないでください。安定し
た水平な所に設置してください。機器
を単独で設置する場合も、同様に安定
した水平な所に設置してください。
警告
電源プラグは、必ず交流(AC)100V
の電源コンセントに差し込んでくださ
い。
電源コードは、必ず付属のものを使用
してください。また、付属の電源コー
ドを他の製品に使用しないでください。
電源コードを無理に曲げたり、電源
コードの上に重いものを載せたりしな
いでください。電源コードに傷がつき、
ショートや断線の結果、火災や感電の
恐れがあります。
この機器を単独で、あるいはヘッドホ
ン、アンプ、スピーカーと組み合わせ
て使用した場合、設定によっては永久
的な難聴になる程度の音量になります。
大音量で、長時間使用しないでくださ
い。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、
直ちに使用をやめて専門の医師に相談
してください。
この機器に、異物(燃えやすいもの、
硬貨、針金など)や液体(水、ジュー
スなど)を絶対に入れないでください。
ショートや誤動作など、故障となるこ
とがあります。
警告
次のような場合は、直ちに電源を切っ
て電源コードをコンセントから外し、
お買い上げ店またはローランドお客様
相談センターに修理を依頼してくださ
い。
• 電源コードやプラグが破損したとき
• 煙が出たり、異臭がしたとき
• 異物が内部に入ったり、液体がこぼ
れたりしたとき
• 機器が(雨などで)濡れたとき
• 機器に異常や故障が生じたとき
お子様のいるご家庭で使用する場合、
お子様の取り扱いやいたずらに注意し
てください。必ず大人のかたが、監視
/指導してあげてください。
この機器を落としたり、この機器に強
い衝撃を与えないでください。
電源は、タコ足配線などの無理な配線
をしないでください。特に、電源タッ
プを使用している場合、電源タップの
容量(ワット/アンペア)を超えると
発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
外国で使用する場合は、お買い上げ店
またはローランドお客様相談センター
に相談してください。
CD-ROM を、一般のオーディオ CD
レーヤーで再生しないでください。大
音量によって耳を痛めたり、スピーカー
を破損する恐れがあります。
安全上のご注意
安全上のご注意
5
はじめに 音を鳴らす 音を作る さらに便利な使いかた 他の機器とつなぐ 資料
警告
電源コードのアースを確実に取り付け
てください。感電の恐れがあります
(P.22)
注意
この機器は、風通しのよい、正常な通
気が保たれている場所に設置して、使
用してください。
この機器は当社製のスタンド(KS-J8、
KS-G8、KS-18Z)のみ、組み合わせて
使用できるよう設計されています。他
のスタンドと組み合わせて使うと、不
安定な状態となって落下や転倒を引き
起こし、けがをするおそれがあります。
取扱説明書に記載の注意事項が守られ
ていても、取り扱いによってはスタン
ドから本製品が落下したりスタンドが
転倒したりする可能性があります。使
用にあたっては事前に安全を確認した
うえでお使いください。
電源コードを機器本体やコンセントに
抜き差しするときは、必ずプラグを持っ
てください。
定期的に電源プラグを抜き、乾いた布
でゴミやほこりを拭き取ってください。
また、長時間使用しないときは、電源
プラグをコンセントから外してくださ
い。電源プラグとコンセントの間にゴ
ミやほこりがたまると、絶縁不良を起
こして火災の原因になります。
接続したコードやケーブル類は、繁雑
にならないように配慮してください。
特に、コードやケーブル類は、お子様
の手が届かないように配慮してくださ
い。
この機器の上に乗ったり、機器の上に
重いものを置かないでください。
濡れた手で電源コードのプラグを持っ
て、機器本体やコンセントに抜き差し
しないでください。
この機器を移動するときは、電源プラ
グをコンセントから外し、外部機器と
の接続を外してください。
お手入れをするときには、電源を切っ
て電源プラグをコンセントから外して
ください(P.25)
落雷の恐れがあるときは、早めに電源
プラグをコンセントから外してくださ
い。
下記の部品はお子様が誤って飲み込ん
だりすることのないよう手の届かない
ところへ保管してください。
• 取り外しが可能な部品
USB メモリー・プロテクターを留め
るネジ(P.80)
6
使用上のご注意
電源ついて
• 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコン
などのインバーター制御の製品やモーターを
使った電気製品が接続されているコンセントと
同じコンセントに接続しないでください。電気
製品の使用状況によっては、電源ノイズにより
本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ
ります。電源コンセントを分けることが難しい
場合は、電源ノイズ・フィルターを取り付けて
ください。
• 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破
損を防ぐため、必ずすべての機器の電源を切っ
てください。
• 電源スイッチを切った後、本機上の LCD
LED などは消えますが、これは主電源から完
全に遮断されているわけではありません。完全
に電源を切る必要があるときは、この機器の電
源スイッチを切った後、コンセントからプラグ
を抜いてください。そのため、電源コードのプ
ラグを差し込むコンセントは、この機器にでき
るだけ近い、すぐ手の届くところのものを使用
してください。
設置ついて
• この機器の近くにパワー・アンプなどの大型ト
ランスを持つ機器があると、ハム(うなり)を
誘導することがあります。この場合は、この機
器との間隔や方向を変えてください。
• テレビやラジオの近くでこの機器を動作させる
と、テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオから
雑音が出ることがあります。この場合は、この
機器を遠ざけて使用してください。
• 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用す
ると、着信時や発信時、通話時に本機から雑音
が出ることがあります。この場合は、それらの
機器を本機から遠ざけるか、もしくは電源を
切ってください。
• 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、
閉め切った車内などに放置しないでください。
変形、変色することがあります。
• 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に
水滴がつく(結露)ことがあります。そのまま
使用すると故障の原因になりますので、数時間
放置し、結露がなくなってから使用してくださ
い。
• 鍵盤の上に物を置いたままにしないでくださ
い。発音しなくなるなどの故障の原因になりま
す。
• 設置条件(設置面の材質、温度など)によって
は本機のゴム足が、設置した台などの表面を変
色または変質させることがあります。ゴム足の
下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお使
いいただけます。この場合、本機が滑って動い
たりしないことを確認してからお使いくださ
い。
• 本機の上に水の入った容器、殺虫剤、香水、ア
ルコール類、マニキュア、スプレー缶などを置
かないでください。また、表面に付着した液体
は、すみやかに乾いた柔らかい布で拭き取って
ください。
お手入れついて
• 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、
堅く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚
れが激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れ
を拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてく
ださい。
• 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーお
よびアルコール類は、使用しないでください。
修理ついて
• お客様がこの機器を分解、改造された場合、以
後の性能について保証できなくなります。また、
修理をお断りする場合もあります。
• 修理に出される場合、記憶した内容が失われる
ことがあります。大切な記憶内容は、USB
モリーに保存するか、記憶内容をメモしておい
てください。修理するときには記憶内容の保存
に細心の注意を払っておりますが、メモリー部
の故障などで記憶内容が復元できない場合もあ
ります。失われた記録内容の修復に関しまして
は、補償も含めご容赦願います。
• 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の
機能を維持するために必要な部品)を、製造打
切後 6 年間保有しています。この部品保有期
間を修理可能の期間とさせていただきます。な
お、保有期間が経過した後も、故障箇所によっ
ては修理可能の場合がありますので、お買い上
げ店、またはローランドお客様相談センターに
ご相談ください。
その他の注意について
• 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作など
により、失われることがあります。失っても困
らないように、大切な記憶内容はバックアップ
として USB メモリーに保存しておいてくださ
い。
• 本体メモリーと USB メモリーの失われた記憶
内容の修復に関しましては、補償を含めご容赦
願います。
• 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、
入出力端子などに過度の力を加えないでくださ
い。
• ディスプレイを強く押したり、叩いたりしない
でください。
• ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐ
ため、プラグを持ってください。
• この機器は多少発熱することがありますが、故
障ではありません。
• 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がか
からないように、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみ
いただけます。
• 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っ
ていたダンボール箱と緩衝材、または同等品で
梱包してください。
• この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄す
る場合、各地域のゴミの分別基準に従って行っ
てください。
• エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のも
の(別売:EV-5)をお使いください。他社製
品を接続すると、本体の故障の原因になる場合
があります。
• 接続ケーブルには抵抗が入ったものがありま
す。抵抗入りのケーブルを使用すると音が極端
に小さくなったり、まったく聞こえなくなる場
合があります。抵抗の入っていない接続ケーブ
ルをご使用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、
ケーブルの仕様につきましては、ケーブルの
メーカーにお問い合わせください。
• D ビーム・コントローラーの有効範囲は、強い
直射日光の下では極端に小さくなってしまいま
す。屋外でDビーム・コントローラーを使用す
るときはご注意ください。
• D ビーム・コントローラーは周辺の明るさに
よって感度が変化します。期待どおりの動作
をしないときは感度を調節し直してください
(P.86)
外部ーの取扱い
• USB メモリーは、確実に奥まで差し込んでく
ださい。
• USB メモリーの端子の部分に触れたり、汚し
たりしないでください。
• USB メモリーは精密な電子部品で作られてい
ますので、取り扱いについては次の点に注意し
てください。
•静電気による破損を防ぐため、取り扱う前
に身体に帯電している静電気を放電してお
く。
•端子部に手や金属で触れない。
•曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えた
りしない。
•直射日光の当たる場所や、閉め切った自動
車の中などに放置しない。
•水に濡らさない。
•分解や改造をしない。
CD DVD の取扱い
• ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつ
けたりしないでください。データの読み出しが
うまくいかないことがあります。ディスクの汚
れは、市販の専用クリーナーでクリーニングし
てください。
著作権ついて
• 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、
実演、その他)の一部または全部を、権利者に
無断で録音、録画、複製あるいは改変し、配布、
販売、貸与、上演、放送などを行うことは法律
で禁じられています。
• 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、
本製品を使用しないでください。お客様が本製
品を用いて他者の著作権を侵害しても、当社は
一切責任を負いません。
• 製品に内蔵、付属されたコンテンツ(音色波形
データ、スタイルデータ、伴奏パターン、フレー
ズデータ、オーディオループ、画像データなど)
の著作権は当社および/またはアトリエビジョ
ン株式会社が保有しています。
• 製品に内蔵、付属されたコンテンツを素材とし
て、お客様が新たな作品を制作、演奏、録音、
配布をすることに関しては、当社および/また
はアトリエビジョン株式会社の許諾を必要とし
ません。
• 製品に内蔵、付属されたコンテンツを、そのま
ま、もしくは酷似した形態で取り出し、別の記
録媒体に固定して配布したり、コンピュータ
ネットワークを通じて公開したりすることはで
きません。
使用上のご注意
7
はじめに 音を鳴らす 音を作る さらに便利な使いかた 他の機器とつなぐ 資料
ス/商標ついて
• MMP(MooreMicroprocessorPortfolio)
はマイクロプロセッサーのアーキテクチャー
に関する TPL(TechnologyProperties
Limited)社の特許ポートフォリオです。当社
は、TPL 社よりライセンスを得ています。
• MPEGLayer-3 オーディオ圧縮技術は、
FraunhoferIIS 社と THOMSONmultimedia
社よりライセンスを得ています。
• MatrixQuest は東電ユークエストの登録商標
です。本製品の USB 機能は東電ユークエスト
株式会社のミドルウェア MatrixQuest を使用
しています。
• JUPITER はセイコーホールディングス株式会
社の日本国における登録商標です。本製品では
許諾を得て使用しています。
• Cakewalk は、米国 Cakewalk,Inc. の米国に
おける登録商標です。
• SONAR は、米国 Cakewalk,Inc. の商標です。
• 文中記載の会社名及び製品名は、各社の登録商
標または商標です。
• MIDI は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)
の登録商標です。
8
安全上のご注意                                    4
使用上のご注意                                    6
はじめに
11
主な特長                                        12
JUPITER-80 の概要                                14
音源部の構成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
トーン. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
ライブ・セット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
パート. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
レジストレーション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
メモリーの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
一時的なメモリー(テンポラリー・エリア). . . . . . . 18
書き換えができるメモリー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
書き換えができないメモリー. . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
USB メモリー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
USB メモリー・ソング・プレーヤー/レコーダー. . . . . . . 19
再生可能なオーディオ・ファイル. . . . . . . . . . . . . . . 19
録音されるオーディオ・ファイル. . . . . . . . . . . . . . . 19
各部の名称とはたらき                              20
トップ・パネル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
リア・パネル(機器をつなぐ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22
スタンドに設置する                                24
電源を入れる/切る                                25
電源を入れる. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25
基本操作                                        26
カーソルの移動. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26
値の変更. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
タッチ・パネルの基本操作. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
[SHIFT]ボタンのはたらき. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30
[MENU]ボタンのはたらき. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
名前を付ける. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
画面遷移図                                      32
Registration 画面. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
RegistrationPart 画面. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33
LiveSet 画面. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 34
LiveSetE󰮏ectsRouting 画面. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 35
SynthToneEdit(OSC/FILTER/AMP)画面 . . . . . . . . . 35
ToneBlender 画面. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36
KeyRangeView 画面. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36
MENU 画面. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36
Song 画面. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36
VisualControl 画面. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36
音を鳴らす
37
パートの音色を選ぶ(ライブ・セット/トーンの選びかた)   38
パート音色ボタンでライブセットやソロパートのトー
ンを切り替える. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38
バリエーション音色を瞬時に切り替える(オルタ
ネート・ボタン). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39
各パートのオン/オフと音量調節. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39
ドラム音や効果音を鳴らす(パーカッション)             40
打楽器音やボイスフレーズを鳴らす(マニュアルパー
カッション). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40
鍵盤全体でドラム音を鳴らす(ドラム/ SFX). . . . . . . . . . 40
マニュアル・パーカッションやドラム/ SFX で鳴
らす音色を切り替える. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40
スプリット演奏をする                              41
スプリットをオンにする. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41
スプリットとパートの関係. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
スプリット・ポイントを変える. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
レジストレーションを切り替える                      43
バンクを切り替える. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
レジストレーション・セットを切り替える. . . . . . . . . . . . 44
レジストレーションを順番に切り替える. . . . . . . . . . . . . . 44
アルペジオ演奏をする                              45
アルペジオ機能をオンにする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 45
アルペジオ演奏のテンポを決める. . . . . . . . . . . . . . . 45
アルペジオ演奏を持続する(HOLD). . . . . . . . . . . . 45
アルペジオ機能に関する設定をする. . . . . . . . . . . . . . . . . 46
Arpeggio パラメーター. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46
MIDI ファイルからアルペジオ・スタイルを作成す
る(インポート). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47
ハーモニーを付けて演奏する                         48
ハーモニー・インテリジェンスの種類を変える. . . . . . . . . 48
演奏をコントロールする                             49
手をかざして音の高さや音量を変化させる(D ビーム・
コントローラー). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 49
音の高さを変える/ビブラートをかける
(ピッチ・ベンド
/モジュレーション・レバー). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .49
ボタンやつまみで音色を変化させる(
[S1][S2]ボタン/
[E1]〜[E4]つまみ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .50
ペダルを使う. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50
音を持続させる(ホールド・ペダル). . . . . . . . . . . . 50
演奏に抑揚を付ける(コントロール・ペダル). . . . . 50
ロータリー効果やリバーブをコントロールする            51
ロータリー効果をコントロールする. . . . . . . . . . . . . . . . . 51
リバーブをコントロールする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51
鍵盤の設定を変える                                52
音の高さをオクターブ単位で変える. . . . . . . . . . . . . . . . . 52
トランスポーズする. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 52
目次
目次
9
はじめに 音を鳴らす 音を作る さらに便利な使いかた 他の機器とつなぐ 資料
音を作る
53
レジストレーションをエディットする                   54
レジストレーション・エディットの基本操作. . . . . . . . . . . 54
レジストレーションを保存する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55
レジストレーションの保存をキャンセルする. . . . . . 55
レジストレーションを初期化する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 57
ライブ・セットをエディットする                      58
ライブ・セット・エディットの基本操作. . . . . . . . . . . . . . 58
ライブ・セットのトーンを切り替える. . . . . . . . . . . . . . . . 59
各レイヤーのオン/オフと音量調節. . . . . . . . . . . . . . . . . 60
MFX(マルチエフェクト)を切り替える . . . . . . . . . . . . . 60
MFX をオン/オフする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 61
エフェクトへのセンド・レベルやエフェクトの出力レベ
ルを設定する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 61
MFX をエディットする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 61
レイヤーに割り当てたトーンを調節する. . . . . . . . . . . . . . 62
複数のライブ・セット・パラメーターを同時に変更する
(ToneBlender). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 63
トーン・ブレンダー機能の便利な使いかた. . . . . . . . 64
ライブ・セットを保存する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 64
ライブ・セットの保存をキャンセルする. . . . . . . . . . 65
ライブ・セットを初期化する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 66
レイヤーをコピーする............................ 67
シンセ・トーンをエディットする                      68
各パーシャルのオン/オフと音量調節. . . . . . . . . . . . . . . . 69
シンセ・トーンを保存する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 70
トーンの保存をキャンセルする................. 70
SuperNATURAL シンセ・トーン/パーシャルを初期化
する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 71
パーシャルをコピーする. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 71
さらに便利な使いかた
73
USB メモリー・ソング・プレーヤー/レコーダーを使う     74
Song 画面の基本操作. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 74
再生する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 74
中央の音を小さくする(センター・キャンセル). . . . 75
再生する速さやピッチを変える................. 75
低音から高音までのバランスを調節する(イコライ
ザー). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 75
特定の時間をループ再生する. . . . . . . . . . . . . . . . . . 76
オーディオ・ファイルを連続して再生する(チェイ
ン・プレイ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 76
フォルダーを作る. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 77
オーディオ・ファイルやフォルダーを削除する. . . . . 77
オーディオ・ファイルやフォルダーの名前を変更する77
オーディオ・ファイルやフォルダーを移動する. . . . . 78
AudioRecStandby 画面の基本操作. . . . . . . . . . . . . . . . 79
録音する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79
オーディオ信号の流れ............................ 80
付属の USB メモリー・プロテクターの使いかた. . . . . . . . 80
設定の変更やその他の便利な機能を使う                 81
全体の設定を USB メモリーにバックアップする. . . . . . . . 81
USB メモリーにバックアップした設定を復元する
(リストア). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 82
USB メモリーのデータをパソコンにバックアップする. . . 82
パソコンにバックアップしたデータを USB メモ
リーに戻す. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 82
USB メモリーを初期化する(フォーマット). . . . . . . . . . . 83
レジストレーション・ボタンを無効にする. . . . . . . . . . . . 83
レジストレーション・セットを入れ替える. . . . . . . . . . . . 84
タッチ・パネルの調整をする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 84
JUPITER-80 のシステム設定をする                    85
システムの設定をする............................ 85
システム設定を保存する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85
システム・パラメーター. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85
SETUP. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85
LIVESET TONEBUTTONS. . . . . . . . . . . . . . . . 89
INFORMATION. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89
工場出荷時の状態に戻す(ファクトリー・リセット). . . . . 89
他の機器とつなぐ
91
USB でパソコンとつなぐ                            92
パソコンと JUPITER-80 をつなぐ . . . . . . . . . . . . . . 92
外部 MIDI 機器とつなぐ                             93
MIDI とは ? . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 93
MIDI 端子について. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 93
JUPITER-80 をマスター・キーボードにする(External
パートの設定). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 93
External パートの設定を有効にする. . . . . . . . . . . . . 93
送信チャンネルを設定する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 94
チャンネルごとに音色を設定する. . . . . . . . . . . . . . . 94
External パートの詳細を設定する . . . . . . . . . . . . . . 94
外部 MIDI 機器から JUPITER-80 を鳴らす. . . . . . . . . . . . 95
受信チャンネルを設定する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 95
音色切り替え情報の受信スイッチを設定する. . . . . . 95
外部 MIDI 機器と同期させる. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 96
映像をコントロールする                             97
VisualControl とは ?. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 97
VisualControl をオン/オフする . . . . . . . . . . . . . . . . . . 97
VisualControl の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 98
資料
99
エラー・メッセージ一覧                            100
トラブルシューティング                            101
主な仕様                                       103
MIDI インプリメンテーション・チャート               104
索引                                          105
10
はじめに 音を鳴らす 音を作る さらに便利な使いかた 他の機器とつなぐ 資料
12
主な特長
JUPITER-80 は、強力な SuperNATURAL サウンドと、抜群のリアルタイム性能を備えた、ローランドシンセサイザーの最上位モデルです。
BehaviorModelingTechnology によって作り出される最新の SuperNATURAL サウンドを多数搭載し、これまでにはない自然で豊かな
表現を提供します。
SuperNATURAL ?
BehaviorModelingTechnology により、従来の音源では難易度の高かった「自然で豊か
な表現」を可能にしたローランド独自の音色群です。
Behavior Modeling Technology ?
楽器そのもののモデリングに加え、奏法における各楽器独特の振る舞いをもモデリングすることにより、リアルタイムに自然で豊か
な表現を可能にする音源技術です。
SuperNATURAL はの新いサ世界
唯一無二でルな SuperNATURAL 多数搭載
SuperNATURAL ース
アコースティック楽器のサウンドだけでなく、その演奏表現までをも実現できる SuperNATURAL アコースティック・トーンを搭載して
います。それぞれのトーンに最適な専用音源が、プレーヤーの演奏フレーズ、和音とメロディー演奏の違いなどを自動解析します。
SuperNATURAL アコースティック・トーンは生楽器の音色を再現するだけではなく、
BehaviorModelingTechnology によって楽器固有の「演奏に対する反応」までをモデリ
ングした、まったく新しい音源技術です。
今までの「音色波形そのもの」のみにリアルさを求める手法から大きくステップアップし、
楽器がそれぞれ持つ、演奏に対する出音の反応までを緻密にモデリングしています。
従来の物理モデリング音源が楽器の「構造」(共鳴胴の形や管の長さ、振動部の材質など)
をモデリングするのに対し、BehaviorModelingTechnology はそれらに加えてトリルや
ポルタメント、ビブラート、ダイナミクス表現など、演奏に対する楽器固有の「反応」や「動
作」をもモデリングしている点が異なります。
これにより単なる「音」の再現にとどまらず、楽器固有の「表現」や「動作」までをシン
セサイザーで表現することが可能になりました。
たとえば、SuperNATURAL アコースティック・トーンの「バイオリン」では、バイオリ
ニストが演奏しているかのようなリアルな表現のソロ・バイオリン・サウンドを、通常の
鍵盤演奏によって得ることができます。
さらにピッチベンドやモジュレーションレバー、アサイナブル・ボタン([S1][S2]
の操作でアコースティック楽器特有の表現力豊かな演奏を自由に再現することができます。
SuperNATURAL
ビンテージ・アナログ・シンセからデジタル・シンセまでをリアルに表現する
SuperNATURAL シンセトーンを搭載しています。アナログシンセならではのオシレー
ターやフィルターの振る舞いを解析し、その個性的なサウンドを再現しています。
1 つのシンセ・トーンは、OSC、FILTER、AMP、LFO 3 系統搭載し、強烈なシンセシ
スを 1 トーンで実現します。オシレーターにはビンテージ・シンセをイメージしたアナロ
グ波形に加え、個性的なデジタルシンセサウンドを継承する PCM 波形も収録しています。
画面いっぱいに広がるグラフィックにより、アナログからデジタルまで、あらゆるシンセ・
サウンドを直感的に作ることができます。
SuperNATURAL シンセ・トーン
パーシャル 2
OSC FILTER AMP
パーシャル 1
OSC FILTER AMP
パーシャル 3
OSC FILTER AMP
グリッサンド奏法
ビブラート
クレッシェンド
「表現」「動作」
主な特長
13
はじめに 音を鳴らす 音を作る さらに便利な使いかた 他の機器とつなぐ 資料
SuperNATURAL×4 構成にパワルな
JUPITER-80 では、SuperNATURAL トーンを最大4個重ねたものを「ライブ・セット」
として扱うことにより、荘厳で表現力豊かなサウンドによるパフォーマンスを実現してい
ます。さらに、ライブ・セットをアッパーとロワーにアサインし、スプリットやレイヤー
することが可能です。従来のシンセサイザー 1 台では難しかった分厚いスタック・サウン
ドを簡単に作ることができます。
4 パー構成のジスーシで幅広い演奏対応
パフォーマンスの要となるアッパー・パート、ロワー・パートに加え、トップ・ノートで
メロディーやソロ演奏が可能なソロ・パート、演奏に味付けできるパーカッション・パー
トも用意しました。これらの組み合わせをレジストレーション・ボタンで瞬時に呼び出す
ことができます。
充実のエルなサ
ライブ・セットには、定番サウンドから強力な音作りまで対応する 76 タイプのエフェク
トを選択可能なマルチエフェクト(MFX) 4 系統並列に搭載しています。さらに、リバー
1 系統も搭載。アッパー・パートとロワー・パートを同時使用すれば、最大で 8 系統の
エフェクトと 2 系統のリバーブを使用したパワフルなサウンドを生み出すことができます。
ソロ・パート、パーカッション・パートにもそれぞれ独立したコンプ、EQ、ディレイを設
定可能。加えてリバーブもソロパート、パーカッションパート用に 1 系統用意しています。
ーンダー機能
ライブ・セットには、4 つのトーンのレベル、パン、カット・オフ、MFX センドなど、複
数のパラメーターを一括して制御可能な新機能トーン・ブレンダー機能を搭載しました。
つまみや D ビームでライブ・セットに割り当てた 4 トーンの複数パラメーターを同時にコ
ントロールすることで、従来のシンセサイザーでは不可能だったパワフルな音色変化を簡
単に実現することができます(P.63)
た操作子
カラフルに色分けされたパネル レイアウト、TFT フルカラー・タッチ・スクリーン(感
圧式)の搭載により、サウンドの状態を瞬時に把握することができます。必要な機能に瞬
時にアクセス可能な各種専用ボタンを搭載し、ライブ・パフォーマンス時の直感操作を実
現しました。そのほか、各パートのボリュームをいつでも直接調整可能な LED メーター付
きの 4 本のスライダー、モジュレーション・レバーによるダイナミクス表現、[S1][S2]
ボタンによる演奏方法の変化、D ビーム・コントローラーによるパフォーマンス性能など、
すべてがリアルタイムなライブ演奏にフォーカスされています。
丈夫なボデ、おも付き 76 鍵盤
演奏で最も重要な鍵盤部は、ステージでも確かな演奏感を味わえるおもり付き鍵盤を採用
した 76 鍵盤仕様です。アルミ・パネルの丈夫なボディに加えて、繊細な表現まで余すこ
となく再現することができます。
USB オーヤー/ーダー機能
USB MIDI AUDIO 対応
思いついたフレーズや演奏を USB メモリーにすぐにオーディオ・ファイル(WAV)で録
音できるオーディオ・レコーダーを搭載。もちろん USB メモリー内のオーディオ・ファイ
ル(WAV、AIFF、MP3)の再生もできるので、パフォーマンスのバッキング・トラック
としても活用することができます。
また、パソコンと USBMIDI AUDIO による接続も可能です。制作現場でもライブ感あ
ふれるセッティングが実現します。
SuperNATURAL トーン
SuperNATURAL トーン
SuperNATURAL トーン
SuperNATURAL トーン
ライブ・セット
レイヤー 1
レイヤー 2
レイヤー 3
レイヤー 4
SuperNATURAL トーン ×4
SuperNATURAL トーン ×4
SuperNATURAL トーン ×1
SuperNATURAL トーン ×1
or
トーン(PERC)× 1
レジストレーション(パート)
アッパー
ロワー
ソロ
パーカッション
アッパー・パート
ロワー・パート
リバーブ
MFX 1
MFX 2
MFX 3
MFX 4
14
JUPITER-80 の概要
音源部の構成
音源は、トーン、ライブ・セット、レジストレーションという音色単位で構成されています。
JUPITER-80 音源部
ソロ・パート
トーン
レジストレーション
アッパー・パート
パーカッション・パート
トーン
ロワー・パート
トーン 1
トーン 2
トーン 3
トーン 4
ライブ・セット
トーン 1
トーン 2
トーン 3
トーン 4
ライブ・セット
MFX 1
MFX 1
MFX 2
MFX 2
MFX 3
MFX 3
MFX 4
MFX 4
リバーブコンプ
コンプ
イコライザー
イコライザー
ディレイ
ディレイ
リバーブ
MASTER
EQ
リバーブ
ハーモニー・
インテリジェンス
アルペジオ
音の流れ 演奏情報の流れ
ーン
トーンは JUPITER-80 の音色の最小単位ですが、SuperNATURAL サウンドによる強力な構成になっています。
「SuperNATURAL アコースティック・トーン」は、アコースティック楽器の音色を再現するだけではなく、プレーヤーの演奏フレーズ、
和音とメロディー演奏の違いなどを、選んだトーンに応じて JUPITER-80 が自動解析し、アコースティック楽器特有の表現力を得ること
ができます。SuperNATURAL ピアノをはじめ、これまでの製品の中で培ってきた音源技術を継承した、最高の表現力を持つサウンドを収
録しています。
「SuperNATURAL シンセ・トーン」は、ライブ・セットの要素として組み合わせられるだけではなく、トーンに対し緻密なエディットを
し保存することができます。1 つのシンセ・トーンに、オシレーター、フィルター、アンプ、LFO 3 系統搭載しているので、インパク
トのあるシンセシスを 1 トーンで実現します。オシレーターにはアナログ波形はもちろん、PCM 波形も収録してあり、グラフィック画面
を使った直感的な操作で、あらゆるシンセ・サウンドを作ることができます。
JUPITER-80 の音源部は、音色の最小単位に「トーン」があり、そのトーンは SuperNATURAL サウンドによって成り立っています。このトー
ンは最大 4 つ重ねることができ、表現力豊かなサウンドを実現しています。この組み合わせは「ライブセット」として保存され、アッパー
パートとロワー・パートでそれぞれ使うことができます。2 つのライブ・セットをレイヤーすることで、これまでの PCM シンセサイザー
1 台では難しかった分厚いスタック・サウンドを簡単に作り上げることができます。
このパワフルなトーンを組み合わせてライブ・セットをエディットすることが、JUPITER-80 での音作りの要となります。
ジス
アッパー・パート、ロワー・パート、ソロ・パート、パーカッション・パートに設定した音色の組み合わせや、JUPITER-80 のセッティン
グをまとめて保存することができます。レジストレーションは瞬時に呼び出すことができ、曲に応じて音色を切り替えることはもちろん、
ライブ・パフォーマンスのセッティングやスタジオ・レコーディングの設定も即座に対応することができます。
JUPITER-80 の概要
15
はじめに 音を鳴らす 音を作る さらに便利な使いかた 他の機器とつなぐ 資料
JUPITER-80 の音の最小単位を「トーン」と呼びます。
トーンには以下の 4 種類があり、レジストレーション(P.17)やライブ・セット(P.16)を構成する要素になります。
種類 説明
SuperNATURAL アコースティック・トーン
アコースティック系の SuperNATURAL 音色です。
BehaviorModelingTechnology によるリアルな音色が多数用意されています。また、LiveSet
ToneModify 画面(P.34、P.62)で、音色ごとに厳選されたパラメーターを調節することができます。
このトーンは、ライブセット(アッパーパート、ロワーパート)と、ソロパート、パーカッショ
ン・パートに割り当てることができます。
SuperNATURAL シンセ・トーン
パーシャル 2
OSC FILTER AMP
パーシャル 1
OSC FILTER AMP
パーシャル 3
OSC FILTER AMP
シンセサイザー系の SuperNATURAL 音色です。
アナログ・シンセサイザーのように、自由に音色が作れるトーンです(P.68)
1 トーンで、オシレーター(OSC)、フィルター(FILTER)、アンプ(AMP)を備えたシンセサイザー
3 台分の発音ができます。
また、オシレーター(OSC)には標準的なアナログ・タイプのシンセサイザー波形の他に、PCM 波形
も収録しています。
作ったトーンは、最大で 2,048 個保存しておくことができます(P.70)
このトーンは、ライブセット(アッパーパート、ロワーパート)と、ソロパート、パーカッショ
ン・パートに割り当てることができます。
マニュアル・パーカッション
打楽器や効果音の音色です。
押さえる鍵盤(ノート・ナンバー)によって、さまざまな打楽器や効果音が鳴ります。
これらのトーンは、パーカッション・パートのみに割り当てることができます。
ドラム/ SFX
エディットした SuperNATURAL シンセ・トーンは最大で 2,048 個保存しておくことができ、いつでも呼び出すことができます。
0001 2048
SuperNATURAL シンセ・トーン
パーシャル 2
OSC FILTER AMP
パーシャル 1
OSC FILTER AMP
パーシャル 3
OSC FILTER AMP
SuperNATURAL アコースティック・トーン、マニュアル・パーカッション、ドラム/ SFX を調節した結果は、レジストレーションや
ライブ・セットに保存することができます。
SuperNATURAL
BehaviorModelingTechnology により、従来の音源では難易度の高かった「自然で豊か
な表現」を可能にしたローランド独自の音色群です。
Behavior Modeling Technology ?
楽器そのもののモデリングに加え、奏法における各楽器独特の振る舞いをもモデリングすることにより、リアルタイムに自然で豊か
な表現を可能にする音源技術です。
JUPITER-80 の概要
16
ライブ・セットは、4 つのレイヤーに割り当てられたトーンと
4 系統の MFX、1 系統のリバーブで構成されています。
トーン 1
トーン 2
トーン 3
トーン 4
MFX 1
MFX 2
MFX 3
MFX 4
リバーブ
レイヤー 1
レイヤー 2
レイヤー 3
レイヤー 4
ライブ・セットはアッパー パートとロワー・パートの音色と
して選ぶことができます。
エディットしたライブ・セットは最大で 2,560 個保存するこ
とができ、いつでも呼び出すことができます。
ライブ・セット
0001 2560
ライブ・セット・パラメーターのエディットは、トーンに
対して値を相対的に増減させるため、トーン自体に直接の
変更はされません。
したがって、同じトーンが他のライブ・セットで使われて
いても、他方には影響を与えることなくエディットができ
ます。
パー
JUPITER-80 にはソロ、アッパー、ロワー、パーカッションの
4 つのパートがあります。各パートにトーンやライブ・セット
を割り当てて演奏します。
ソロ
アッパー
ロワー
パーカッション
ひとつの鍵盤ですべてのパートを鳴らしたり、スプリット機能
(P.41)鍵盤を分割し、それぞれにパートの音色を割り当てて
奏したりできます。
各パートの音色名が Registration 画面に表示されます。
各パートのスプリットの状態が表示されます。
されていない
ソロ
アッパー
ロワー
パーカッション
されている
ソロ
アッパー
ロワー
パーカッション
スプリットついて詳しく『スプリット演奏をする』(P.41)
をご覧ください。
JUPITER-80 の概要
17
はじめに 音を鳴らす 音を作る さらに便利な使いかた 他の機器とつなぐ 資料
ジス
レジストレーションは、4 つのパート(ソロ、アッパー、ロワー、パーカッション)をまとめたものです。
各パートで選ばれている音色や、ソロ・パート、パーカッション・パートに関する設定などは、レジストレーションに保存されます。
レジストレーションを切り替えると、それらの設定を一括で変更します(システム・パラメーターは除く)
ソロ・パート
トーン
ロワー・パート
ライブ・セット
ーシ
パーカッション・パート
トーン
アッパー・パート
ライブ・セット
リバーブコンプ
コンプ
イコライザー
イコライザー
ディレイ
ディレイ
ハーモニー・
インテリジェンス
アルペジオ
音の流れ 演奏情報の流れ
ジスンの構成
レジストレーションは、8 つ単位で「バンク」として管理します。さらにこのバンクは、4 つ単位で「セット」として管理します。セット
8 セットあるので、8 レジストレーション ×4 バンク ×8 セットで 256 個のレジストレーションがあります。
レジストレーション(1 8)
セット 1
セット 8
バンク
(A D)
レジストレーションに保存された音色や設定は、ボタンひとつで呼び出すことができます(P.43)
JUPITER-80 の概要
18
ーの概要
音色などの設定を保存する場所をメモリーと呼びます。メモリーを機能別に整理すると「一時的なメモリー(テンポラリーエリア)「書
き換えができるメモリー」「書き換えができないメモリー」の 3 つに分けられます。
USB メモリー
ROLAND フォルダー
SuperNATURAL
シンセ・トーン(2048 個)
レジストレーション(256 個)
ライブ・セット(2560 個)
ユーザーアルペジオスタイル(128 個)
システム
設定
JUPITER-80
書き換えができないメモリー
SuperNATURAL
アコースティック・トーン
マニュアル・パーカッション
ドラム/ SFX
プリセット・アルペジオ・スタイル
テンポラリー・エリア
書き換えができるメモリー
SuperNATURAL
シンセ・トーン(2048 個)
レジストレーション(256 個)
ライブ・セット(2560 個)
ユーザーアルペジオスタイル(128 個)
システム
設定
選択
選択 保存
復元
(リストア)
バックアップ
一時的なポラア)
選んだ音色データが呼び出されます。
鍵盤で演奏する音は、テンポラリー・エリアの設定で音が鳴り
ます。また、音色のエディットをするときもテンポラリー・エ
リアのデータに対してエディットされます。
テンポラリー・エリアの設定は一時的なもので、電源を切った
り、他の設定を呼び出したりすると失われます。テンポラリー
エリアの設定を残しておきたいときは、書き換えができるメモ
リーに保存します。
SMF(スタンダード MIDI ファイル)をユーザー・アルペ
ジオスタイルとしてインポート(P.47)する場合は、テンポ
ラリー・エリアを介さずに、書き換えができるメモリーに
直接書き込まれます。
き換えが
レジストレーション、ライブ・セット、SuperNATURAL シン
セ・トーン、ユーザー・アルペジオ・スタイル、システムの設
定(システム・パラメーター)を保存することができます。
き換えがきな
SuperNATURAL アコースティックトーン、マニュアルパー
カッション、ドラム/ SFX、プリセット・アルペジオ・スタイ
ルのデータが入っています。これらのデータは直接書き換える
ことができませんが、調節した結果をレジストレーションやラ
イブ・セットなどに保存することができます。
USB
書き換えができるメモリーに保存されたデータを、バックアッ
プすることができま(P.81USBメモリーは、1セットのバッ
クアップができます。
JUPITER-80 の概要
19
はじめに 音を鳴らす 音を作る さらに便利な使いかた 他の機器とつなぐ 資料
USB ヤー/コーダー
USB メモリー・ソング・プレーヤー/レコーダーは、USB メモリーにコピーしたパソコンのオーディオ・ファイル(WAV、MP3、
AIFF)を再生します。
USB メモリーにコピー
USB メモリーを挿す
MP3、WAV、AIFF
また、JUPITER-80 の演奏を録音して、USB メモリーに WAV ファイルとして保存することができます。
意 !
ローランドが販売している USB メモリーを使用してください。それ以外の製品を使用したときの動作は保証できません。
再生可能なーデ
MP3
フォーマット MPEG-1audiolayer3
サンプリング周波数 44.1kHz
ビット・レート 32k、40k、48k、56k、64k、80k、96k、112k、128k、160k、192k、224k、256k、320kbps、VBR(VariableBitRate)
WAV、AIFF
サンプリング周波数 44.1kHz、48kHz、96kHz
ビット数 8、16、24 ビット
ファイル名やフォルダー名には半角の英数字(1 バイト)を使ってください。
録音ーデ
WAV
サンプリング周波数 44.1kHz
ビット数 16 ビット
USB ー内保存さデー
USB メモリーにはオーディオ・ファイル、ユーザー・アルペジオ・スタイルとしてインポートしたい MIDI ファイルや、JUPITER-80
本体メモリーをバックアップしたデータが入っています。
USB
ROLAND フォルダー
オーディオ・ファイル
MIDI ファイル
バックアップ(P.81)をすると作られるフォルダーです。
JUPITER-80 の本体メモリーのバックアップ・ファイルが入っています。
USB メモリー・ソング・プレーヤー/レコーダーで録音した WAV ファ
イルや、パソコンからコピーしたオーディオ・ファイル、MIDI ファイル
を保存します。
オーディオ・ファイル(WAV、MP3、AIFF)は USB メモリーのルート・フォルダー(一番上の階層)
または USB メモリーにフォルダーを作成してその中にコピーしてください。
•ファイル名やフォルダー名には半角の英数字(1 バイト)を使ってください。
•1 つのフォルダーにつき最大 200 ファイルまで認識します。
20
パネル
1
3
12
10
13
9
84 75 6
2
11
番号 エリア 名称 説明 ページ
1
USBMEMORY USBMEMORY 端子 USB メモリー(別売)をつなぎます。 P.19
2
VOLUME [VOLUME]つまみ
MAINOUT 端子、PHONES 端子から出力する音量を
調節します。
P.25
3
DBEAM
D ビーム・コントローラー
D ビームに手をかざして、音にいろいろな効果をかけま
す。
P.49
[PITCH]ボタン
オンにすると、D ビーム・コントローラーでピッチをコ
ントロールできます。
[VOLUME]ボタン
オンにすると、D ビーム・コントローラーでボリューム
をコントロールできます。
[ASSIGNABLE]ボタン
オンにすると、D ビーム・コントローラーに割り当てた
機能が使えます。
4
CONTROL
[HOLD]ボタン アルペジオのホールド機能をオン/オフします。
P.45
ARPEGGIO[LOWERON/OFF]ボタン
オンにすると、アルペジオ機能をロワー・パートにかけ
ます。
ARPEGGIO[UPPERON/OFF]ボタン
オンにすると、アルペジオ機能をアッパー・パートにか
けます。
[TEMPO]ボタン テンポ画面を表示します。
[VISUALCONTROL]ボタン
ビジュアル・コントロール機能のオン/オフを切り替え
ます。ボタンを押してオンにすると、設定画面が表示さ
れます。
P.97
[HARMONYINTELLIGENCE]ボタン
ハーモニー・インテリジェンス機能のオン/オフを切り
替えます。
P.48
[TRANSPOSE]ボタン
[TRANSPOSE]ボタンを押しながら[−][+]ボタン
を押すと、鍵域が半音単位で変わります。
P.52
OCTAVE[DOWN]ボタン 鍵域をオクターブ単位で下げます。
P.52
OCTAVE[UP]ボタン 鍵域をオクターブ単位で上げます。
5
PARTBALANCE
[LEVEL]スライダー
各パートの音量、ライブ・セットのレイヤーの音量を調
節します。また、SuperNATURAL シンセトーンのパー
シャルの AMP レベルを調節します。
P.39P.60
P.69
PART[PERC]ボタン
パーカッション・パート、ライブ・セット・レイヤー 1、
SuperNATURAL シンセ・トーンのパーシャル 1 のオン
/オフをします。
P.39P.60
P.69
PART[LOWER]ボタン
ロワー・パート、ライブ・セット・レイヤー 2、
SuperNATURAL シンセ・トーンのパーシャル 2 のオン
/オフをします。
PART[UPPER]ボタン
アッパー・パート、ライブ・セット・レイヤー 3、
SuperNATURAL シンセ・トーンのパーシャル 3 のオン
/オフをします。
PART[SOLO]ボタン
ソロ・パート、ライブ・セット・レイヤー 4 のオン/オ
フをします。
各部の名称
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Roland JUPITER-80 取扱説明書

タイプ
取扱説明書