FA-06

Roland FA-06, FA-06/FA-07/FA-08, FA-07, FA-08 取扱説明書

  • Roland FA-06/07/08 ワークステーション・シンセサイザーのクイックスタートガイドの内容を理解しています。SuperNATURAL音源、16パート・マルチティンバー、サンプルパッド、DAW連携など、このデバイスに関するご質問にお答えします。
  • PDFマニュアルはどこで入手できますか?
    本機にはどのような音源が搭載されていますか?
    サンプル・パッドとは何ですか?
    DAWとの連携はどのように行いますか?
紙マニアル
• クイック・スタート(本書)
基本的な操作方法について解説しています。
• 安全上のご注意(別紙)
最初に読んでください。本機を正しく使うための注意文を記載
しています。
PDF マニアル
(Web ンロ
PDF マニュアルは、用語を素早く検索したり、リンクをクリック
するだけで見たい項目を表示したりすることができます。
•リファレンス・マニュアル
本機のすべての機能について解説しています。
•パラメーター・ガイド
本機のパラメーターについて解説しています。
•サウンド・リスト
本機に収録されている音色のリストです。
•アプリケーション・ガイド
本機の具体的な演奏例や使いかたについて解説しています。
•MIDI インプリメンテーション
MIDI メッセージの詳細資料です。
PDF アルの入手方法
1.
パソコンなどで下記の URL を入力します。
http://roland.cm/om
     ▼
2.
製品名「FA-06」「FA-07」または「FA-08」
選んでください。
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』と『使用上のご注意』『安全上のご注意』チラシとクイック・スター
ト(P.27))をよくお読みください。また、本機の優れた機能を十分ご理解いただくためにもクイック・スタートをよくお読みください。
クイック・スタートは必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
©2017ローランド株式会社
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はじめに(開発者メッセージ) 2
主な特長 3
準備編 4
各部の名称とはたらき.............................4
本機の概要.....................................8
電源を入れる/切る ..............................9
デモ・ソングを再生する...........................9
基本操作......................................10
シンセサイザー編(演奏する) 11
トーンを選ぶ...................................11
演奏の設定をする...............................12
演奏の機能を使う...............................13
リアルタイムに音を変化させる.....................14
お気に入りの音色を登録/呼び出す(フェイバリット)...16
シンセサイザー編(エディットする) 17
スタジオ・セットをエディットする..................17
トーンをエディットする..........................17
エフェクトをエディットする.......................18
スタジオ・セット、トーン、ソングを保存する.........18
サンプラー編(録音する) 19
サンプルを再生する .............................19
サンプリングする...............................20
シーケンサー編(曲を作る) 21
ソングを選ぶ/再生する..........................21
演奏を録音する(リアルタイム・レコーディング)....... 22
DAW コントロール編 24
MIDI トラックを DAW ソフトウェアに取り込む........24
本機を DAW コントローラーとして使う..............25
設定編 26
各機能の詳細設定をする(Menu)...................26
ユーザー・データをバックアップする
(Backup Restore)............................26
工場出荷時の設定に戻す(FactoryReset)............26
安全上のご注意 27
使用上のご注意 27
ート
(開発者ジ)
*1 Axial は、ローランド・シンセサイザーの追加音色をダウンロードすることができる
音色ライブラリー・サイトです。
http://axialrolandcom/
「ゼら音楽生み出すいワン、FA-06/07/08」
ワークステーションは、ステージでの演奏やそのための楽曲制作など幅広いクリエイティブな活動で、多くのクリエーターやミュージ
シャンに使われています。
私たちは「時代や技術が変わっても、ただいろいろなことができる便利なモノというだけでなく、クリエイティビティーを最優先し
て新しい音楽を創り出すことを最大限サポートしたい。」という思いで、新たにワークステーションを再構築、開発しました。それが
FA-06/07/08 です。
FA-06/07/08 を開発するにあたり、まず考えたのが起動時間を短くすることです。弾きたいと思ったときや、フレーズのイメージがパっ
と湧いた瞬間に電源を入れたが、何分も待っているうちにイメージを忘れてしまった。この様な経験をお持ちのかたであれば、早い起
動時間がどれほど高い価値なのか、わかっていただけると思います。
サンプラーも、メモリーへのロード時間が不要となる、SD カードから読み出す方式を採用しました。パッドを叩くだけで発音するシン
プルな操作は、現代の多くの音楽シーンにマッチすると考えています。
フラッグシップ音源 INTEGRA-7 直系の高品質なサウンドは、ライブや制作で十分なクオリティーを発揮するだけでなく、普段の何気
ない演奏においてもインスピレーションを湧き起こす表現力を備えています。SuperNATURAL シンセ・トーンは INTEGRA-7 との互
換性を持ち、音色ライブラリー・サイト Axial にある多彩な種類の音色を追加することができます。また、本体の Wave メモリーをお
好みの音色に差し替えることもできます。膨大なライブラリーに対応することで、長年にわたってご活用いただける楽器を作ることを
目指しました。
トラックメイクの手順を極力減らすことで、イメージを途切れさせることなく作曲に没頭できるノンストップ・レコーディングは、現
代のワークステーションに欠かせないシーケンサーの機能と考えました。
作ったアイディア・フレーズをスムーズに DAW へ移行できるように、各 MIDI トラックを独立したオーディオ・データに書き出すマ
ルチトラック・エクスポート機能も準備しました。もちろん、2 ミックスでのエクスポートや SMF エクスポートにも対応しています。
また、DAW を活用した楽曲制作環境に対応するべく、シンプルにパソコンとつながり、音源、コントローラー、インターフェースとし
て使うことができる DAW コントロール機能を搭載しています。
何もないゼロの状態から新しい音楽を生み出していけるようにしたい。そのために、これまでの制作ワークフローを過去のものとし、
しいワークフローを DAW との連携も含め再構築しました。
新しくゼロから再生したワークステーション、それが FA-06/07/08 です。
ゼロから生まれたインスピレーションが、FA-06/07/08 と共に新しい音楽として生み出されることを願っています。
FA-06/07/08 開発チーム
2
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主な特長
モデルの音源を搭載
• 上位クラスの音源を搭載し、最新の SuperNATURALAcoustic、SuperNATURALSynth
PCM、Wave 込みの拡張音色スロットまで対応しています。
• SuperNATURAL シンセトーンは INTEGRA-7 と完全互換。トーンのインポートにも対応し、
音色ライブラリー・サイト Axial から供給される音色など、クラスを超えた膨大なサウンド・
ライブラリーを使用できます。
• SuperNATURAL アコースティックトーンは、ピアノ、エレピ、オルガン、ベース、ギター、ストリングス、ドラムを中心にセレクト。
最新の表現力をライブや音楽制作に活用できます。
全パー MFX の、強力なエ
• 自由にダイナミックな音色エディットを実現する MFX(マルチ・エフェクト)を全 16 パート
に搭載しています。
• 音の最終段には、DJFXLooper、Isolator など、パフォーマンスに最適なエフェクト「TFX」
(トータル・エフェクト)を搭載しています。
• SOUNDMODIFY つまみを使って、多彩なエフェクトをリアルタイムにコントロールできま
す。
歌、、ループなどのオーデオ素材サンプル
• 16 個のパッドで、オーディオ・サンプルを使った演奏ができます。
• 歌素材を使用したリミックスやオーディオ・ループをバックに演奏したり、ドラム、ギター、効果音
を演奏に活用したりと、ライブや楽曲制作の幅を大きく広げることができます。
• クリップ・ボードを使って、サンプル素材をライブごとに素早く並べ替えることができます。
• サンプルはシーケンサーからのトリガーにも対応しています。オーディオ素材を、演奏だけでなく音
楽制作にも活用できます。
• マイクやギターの音をサンプリングできます。サンプル・エディットにも対応し、サンプルの再生位
置やレベルをつまみで素早く調節することができます。
• WAV、AIFF、MP3 をインポートすることで、既存のオーディオ素材を活用することができます(エクスポートは WAV フォーマット
のみ対応)
• サンプルの再生以外にもいろいろな機能をコントロールできます。音源パートをミュートするパフォーマンスをしたり、数値入力に使っ
たりと、素早くて快適な操作子としても活用できます(PADUTILITY)
メージをれさいレングをするライブシーケンサ
• イメージが湧いた瞬間に、どの演奏状態でも録音ボタンを押して録音を開始できます。インス
ピレーションを逃さないレコーディング・システムです。
• ループ録音時の手順を最小限にしたノンストップ・レコーディングに対応しています。次々と
アイディア・フレーズを作り出すことができる、素早いトラック・メイクを実現しています。
• リバーブ、コーラス、コンプレッサーといったマスターエフェクトも搭載しています。本機だ
けで曲の完成に近い形にすることができます。
DAW 連携た楽曲制作。音源、コローラー、オーースータケー
• 本機で DAW をコントロールすることができます(DAW のコントロール・マップを搭載)
鍵盤やつまみを使った、ソフトウェア音源や本体音源の演奏にも対応しています。
• 本機で作った MIDI トラックを、DAW へ素早く移行できます。マルチトラック・エクスポートでトラックごとに
WAV 変換することができます。もちろん、2 ミックスでのエクスポートや SMF エクスポートもサポートしています。
• オーディオ・インターフェースとしても使うことができます。本機に接続したマイクやギターの音を DAW で録音でき
ます。
• DAW の音声再生にも対応しています。
3
準備編
番号 エリア 名称 説明 ページ
1
D-BEAM
D-BEAM コントローラー D-BEAM に手をかざして、音にいろいろな効果をかけます。
P.14
[SOLOSYNTH]ボタン
D-BEAM コントローラーにかざした手の動きにしたがって、モノフォニック
シンセサイザーを鳴らすことができます。
[EXPRESSION]ボタン D-BEAM コントローラーでボリュームをコントロールできます。
[ASSIGNABLE]ボタン
いろいろなパラメーターや機能を割り当てて、音色をリアルタイムに変化さ
せることができます。
2
SOUNDMODIFY
[1]〜[6]つまみ [SELECT]ボタンで選んだパラメーターをコントロールできます。
P.15
[SELECT]ボタン [1][6]つまみでコントロールするパラメーターのグループを選びます。
3
[PREVIEW]ボタン このボタンを押している間、現在選んでいるトーンを試聴できます。 P.11
[FAVORITE]ボタン
お気に入りのトーンやスタジオ・セットを、[0]〜[9]ボタンに登録する
ことができます。
P.16
FAVORITE[BANK]ボタン
トーン・ボタン
[0]〜[9]
トーンのカテゴリー・グループを選びます。
[FAVORITE]ボタンまたは[BANK]ボタンが点灯しているときは、[0][9]
ボタンとして機能します。
また、画面の下に表示された機能を実行するときは、ファンクション・ボタ
ン([2]〜[7]ボタン)として機能します。
P.11
4
ディスプレイ ディスプレイ 操作に応じていろいろな情報を表示します。
5
ダイヤル
値を変更します。
[SHIFT]ボタンを押しながらダイヤルを回すと、値が大きく変わります。
P.10
[MENU]ボタン 各機能の詳細設定をします。 P.26
[WRITE]ボタン スタジオ・セット、トーン、ソングを保存します。 P.18
[DEC][INC]ボタン
値を変更します。
片方のボタンを押しながら、もう一方のボタンを押すと値が速く変わります。
また、[SHIFT]ボタンを押しながらこのボタンを押すと、値が大きく変わ
ります。
P.10
[
][ ][ ][ ]ボタン カーソル位置を上下左右に移動します。 P.10
[SHIFT]ボタン 他のボタンと組み合わせて押すと、関連する設定画面を表示します。 P.10
[EXIT]ボタン 元の画面に戻ったり、開いているウィンドウを閉じたりします。 P.10
[ENTER]ボタン
値の確定、操作の実行、またはトーンのリストなどを表示するときに使います。
P.10
6
ARP/RHYTHM
[ARPEGGIO]ボタン アルペジオ機能をオン/オフします。 P.13
[CHORDMEMORY]ボタン コード・メモリー機能をオン/オフします。 P.13
[RHYTHMPATTERN]ボタン RHYTHMPATTERN 画面を表示します。 P.13
TEMPO インジケーター テンポを表示します。
P.13[TEMPO]つまみ テンポを変更します。
[TAP]ボタン ボタンを繰り返し押した間隔で、テンポを設定します。
9
10
1 2
11
各部の名称はた
パネル
4
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番号 エリア 名称 説明 ページ
7
SEQUENCER
[SEQUENCER]ボタン SEQUENCER 画面を表示します。 P.22
[SONGSELECT]ボタン ソングを選びます。 P.21
[LOOP]ボタン ソングのループ再生、オーバーダビングをします。 P.21
[
]ボタン
ソング・ポジションを先頭へ移動します。再生中に押すと、曲の先頭に戻っ
て停止します。
P.21
[
][ ]ボタン ソング・ポジションを 1 小節前/次の小節の 1 拍目に移動します。
[
]ボタン ソングの再生や録音を停止します。
[
]ボタン ソングを再生します。
[
]ボタン 録音待機状態になります。 P.22
8
SAMPLER
[PADUTILITY]ボタン
サンプルの状態表示、エディット、インポートをします。
また、サンプラー以外の機能を設定することもできます。
P.19
[SAMPLING]ボタン サンプリングします。 P.20
[CLIPBOARD]ボタン サンプルをパッドからパッドへ移動したり、コピーしたりできます。
P.19
[BANK]ボタン パッドのバンクを切り替えます。
[HOLD]ボタン サンプルを再生し続けることができます。
パッド[1]〜[16] パッドに割り当てられているサンプルを再生します。
9
[VOLUME]つまみ MAINOUTPUT 端子、PHONES 端子から出力する音量を調節します。 P.9
10
KEYBOARD
[DAWCONTROL]ボタン DAW のコントローラーとして使うことができます。 P.25
[SPLIT]ボタン スプリット機能をオン/オフします。 P.12
[DUAL]ボタン デュアル機能をオン/オフします。 P.12
[TRANSPOSE]ボタン
このボタンを押しながら OCTAVE[DOWN][UP]ボタンを押すと、鍵
域を半音単位で上げ下げできます。
P.12
OCTAVE[DOWN][UP]
ボタン
鍵域をオクターブ単位で上げ下げできます。 P.12
11
コントローラー
[S1][S2]ボタン
いろいろなパラメーターや機能を割り当てることができます。
[SHIFT]ボタンを押しながらこのボタンを押すと、機能を割り当てる画面
が表示されます。
P.14
ピッチ・ベンド/
モジュレーション・レバー
ピッチ(音の高さ)を変化させたり、ビブラートをかけたりします。
3 5 6 7 84
各部の名称はた
パネル
5
準備編
FOOT PEDAL 端子
※他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。
※抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、AUDIOINPUT 端子に接続した機器の音量が小さくなることがあります。抵抗の入っていない接続ケーブルを使用し
てください。
MIDI 端子
MIDI 機器を接続します。
S D ット
工場出荷時には、付属の SD カードが挿さっ
た状態で SD カード・プロテクターがネジで
固定されています。SD カードを取り出す場
合は、ネジをはずしてください。
SD カードには、本機の各種データ(設定、
色、サンプルなど)が保存されます。
USB COMPUTER 端子
本機とパソコンを市販の USB2.0
ケーブルで接続します。
USB FOR UPDATE 端子
USB メモリーを接続して、システムプログラムなどをアッ
プデートすることができます。
※市販の USB メモリーまたはローランドが販売している
USB メモリーをお使いください。ただし、市販されて
いる USB メモリーすべての動作を保証するものではあ
りません。
CTRL 1、CTRL 2 端子
エクスプレッション・ペダル(別売:EV-5)やペ
ダルスイッチ(別売DP シリーズ)を接続して、
いろいろなパラメーターや機能をコントロールす
ることができます。
※エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のも
の(別売:EV-5)をお使いください。他社製品
を接続すると、本体の故障の原因になる場合が
あります。
HOLD 端子
ペダル・スイッチ(別売:DP
シリーズ)を接続して、ホー
ルド・ペダルとして使います。
パネ(機器を接続す
6
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接地端子
設置条件によっては、本機や本機に接続した機器(マイ
クやギターなど)の金属部に触れると、ピリピリとした
感じがする場合があります。これは人体にまったく害の
ない極めて微量の帯電によるものですが、気になるかた
は接地端子(図参照)を使って外部のアースか大地に接
地してお使いください。このとき、わずかにハム(うなり)
が混じる場合があります。なお、接続方法がわからない
ときはローランドお客様相談センターにご相談ください。
接続してはいけない
• 水道管(感電の原因になります)
• ガス管(爆発や引火の原因になります)
• 電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)
AUDIO INPUT 端子
SUB OUTPUT 端子
別売のヘッドホンやスピーカーを接続します。
メトロノームや各パートなどを個別に設定して出力できます。
バンドなどで他のメンバーとテンポを同期して演奏することができ
ます。
※トップパネルの[VOLUME]つまみでは、音量調節はできません。
MAIN OUTPUT 端子
スピーカーを接続します。モノラルで出力すると
きには L/MONO 端子に接続してください。
※本機はバランス(TRS)タイプの端子を装備し
ており、図のように配線されています。接続す
る機器の配線をご確認のうえ、接続してくださ
い。
PHONES 端子
ヘッドホン(別売)を接続します。
DC IN 端子、コ
付属の AC アダプターを接続します。
※AC アダプターのコードは、図のようにコード・フックに固定してください。誤ってコードを
引っ張ってしまっても、プラグが抜けて電源が切れてしまうことや、DCIN 端子に無理な力
がかかることを防ぐことができます。
※AC アダプターは、インジケーター(図参照)のある面が上になるように設置してください。
AC アダプターをコンセントに接続すると、インジケーターが点灯します。
[POWER]
電源をオン/オフします。
GUITAR/MIC 端子
ギターまたはマイクを接続します。
ギターを接続したときは
「GUITAR」に、マイクを接続し
たときは「MIC」に設定します。
入力レベルは[LEVEL]つまみで
調節します。
LINE 端子
デジタル・オーディオ・プ
レーヤーやオーディオ機器
を接続します。
接続には、ステレオミニ
プラグのケーブル(市販品)
を使用します。音量は接続
した機器側で調節してくだ
さい。
1: GND2: HOT
3: COLD
1: GND 2: HOT
3: COLD
TIP: HOT
RING: COLD
SLEEVE: GND
パネ(機器を接続す
インジケーター
コンセントへ
7
本機の概要
本機は大きく分けて、「シンセサイザー」「シーケンサー」「サンプラー」の 3 つで構成されています。
サンプラーシーケンサーシンセサイザー
シンセ
本機には、複数のトーンを同時に鳴らすための、16 個のパートが用意
されています。これらを 1 つのセットにまとめたものを「スタジオセッ
ト」といいます。スタジオ・セットの各パートに 1 つのトーンを割り当
てて使います。
通常は、パート 1 のトーンを使って演奏します(シングル演奏)
シーケンサーで曲を作るときは、スタジオ・セットの 16 パート全体を
使います(マルチ・パート演奏)
さらに、パート 1 とパート 2 のトーンを使って、デュアル演奏やスプリッ
ト演奏ができます。
は?
本機で鳴らすことができる 1 1 つの音色のことを「トーン」とい
います。トーン・ボタンを押すと、トーンが選ばれます。
シーケンサ
16 トラックの MIDI シーケンサーを使って、ソ
ング(曲)を作ることができます。
スタジオセットの16 パートのトーンを使って、
そのまま 16 トラックで録音できます。
は?
1 曲分の演奏データのことを「ソング」と
いいます。
ソングには、演奏のデータやテンポの情報、
使用したスタジオ・セットなどが記録され
ます。また、サンプル・バンクもソング単
位で記録されます。
サンプラー
サンプラー部では、鍵盤の演奏や、オーディオ機器やマイクなどの入力
音を、SD カードにオーディオ録音(サンプリング)します。
SD カードにサンプリング
されたサンプルは、パッドを押して再生する
ことができます。
は?
サンプルとは、サンプリングした音にループなどの
設定を加え、16 個のパッドに割り当てたものです。
11 ページ
ット
パート 3
パート 4
パート 1
パート 16
パート 2
通常はパート 1
トーンで演奏
パート 10
※パート 10 はドラム・トーン専用のトラックです。
21 ページ
ット
パート 3
パート 4
パート 1
パート 16
パート 2
パート 10
ソン
トラック 3
トラック 4
トラック 1
トラック 16
トラック 2
トラック 10
19 ページ
準備編
は『マニアル(PDF)
本機の概要について、詳しくは『リファレンス・マニュアル』(PDF)の『概要編』をご覧ください。
8
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電源を入れる
※電源を入れる/切るときは、音量を絞ってください。音量
を絞っても電源を入れる/切るときに音がすることがあり
ますが、故障ではありません。
1.
本機→接続した機器の順番で、電源を入れます。
オン
オフ
2.
[VOLUME]つまみを回して、音量を調節します。
電源を切る
1.
接続した機器→本機の順番で、電源を切ります。
・オフ
本機は、演奏や操作をやめてから一定時間経過すると自
動的に電源が切れます(AutoO󰮏 機能)。自動的に電源
が切れないようにするには、AutoO󰮏 機能を解除して
ください。
•電源が切れると編集中の設定は失われます。残して
おきたい設定はあらかじめ保存しておいてくださ
い。
•電源をオンにするときは、電源を入れ直してくださ
い。
一定時間が経つ自動で電源が切れるにする
(Auto O󰮏)
1.
[MENU]ボタンを押します。
2.
カーソルボタンで「System」を選び、[ENTER]
ボタンを押します。
3.
カーソル[ ]ボタンで、「General」タ
ブを選びます。
4.
「Auto O󰮏」にカーソルを合わせ、ダイヤルで設
定値を変更します。
設定値 説明
OFF AutoO󰮏 機能を使用しません。
30[min]
演奏や操作をやめてから 30 分後に電源
が切れます。
240[min]
(工場出荷時)
演奏や操作をやめてから 4 時間後に電
源が切れます。
5.
[6](System Write)ボタンを押します。
設定は本体に保存され、次回電源オン時は保存された設
定になります。
モ・ングをする
付属の SD カードには、デモ・ソングが収録されています。
1.
]ボタンを押します。
デモ・ソングの再生が始まります。
2.
]ボタンを押すと、停止します。
メモ
デモ・ソングの選びかたについて、詳しくは『ソングを選
ぶ/再生する』(P.21)をご覧ください。
※デモ・ソングを個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用
することは、法律で禁じられています。
源を入れる切る
正しく接続したら(P.6)、必ず次の手順で電源を入れてください。手順を間違えると、誤動作をしたり故障したりすることがあり
ます。
9
[SHIFT]ボタ
[SHIFT]ボタンを押しながら他のボタンを押すと、押
したボタンに関する設定画面に移動することができます
(ショート・カット)
ション
通常はトーン・ボタンとしてはたらきますが、画
面によっては、機能を実行するファンクション・
ボタン[2][7]ボタン)としてはたらきます。
画面の下部に機能名が表示されます。
また、[SHIFT]ボタンを押すと異なる機能が表示
される画面もあります。
準備編
[EXIT]ボタ
元の画面に戻ったり、開いているウィンドウを閉じたり
します。
[MENU]ボタ
本機全体の設定など、各機能の詳細設定をします
(P.26)
[ENTER]ボタ
値の確定や操作の実行に使います。
メモ
トーンやパラメーターにカーソルを合わせて
[ENTER]ボタンを押すと、リストを表示して設
定を変更できます。
基本操作
本機を操作するための、ボタンやダイヤルの基本的な使いかたを紹介します。
カーソル・ボタン
1 つの画面やウィンドウには、複数のパラメーター(設定
項目)や選択項目が表示されています。パラメーターの設
定を変更する場合は、その対象となるパラメーターの値に
カーソルを移動します。
カーソル・ボタンを押し続けると、カーソルは連続して移
動します。
ある方向のカーソル・ボタンを押しながら反対方向のカー
ソル・ボタンを押すと、カーソルの移動が速くなります。
カーソル
値を変更
カーソルで反転表示された値を変更するには、ダイヤルま
たは[DEC][INC]ボタンを使います。
また、[SHIFT]ボタンを押しながら操作すると、値の変
化が大きくなります。
ダイヤ
ダイヤルを右に回すと値が大きくなり、左に回すと小さく
なります。
[DEC][INC]ボ
値を大きくするときは[INC]ボタンを押し、小さくする
ときは[DEC]ボタンを押します。
片方のボタンを押しながら、もう一方のボタンを押すと値
が速く変わります。
10
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トー
サイザー編(演奏す
1.
トーン・ボタンを押します。
2.
ダイヤルを回して、好みのトーンを選びます。
鍵盤を弾いてみましょう。
メモ
•[PREVIEW]ボタンを押している間、選ばれたトーンに
最適なフレーズを本機がデモ演奏します。
•[ENTER]ボタンを押すと、TONELIST 画面が表示され
ます。リストからトーンを選ぶことができます。
トーンのイプ
本機のトーンには、SuperNATURAL トーンと PCM トーン
があります。
SuperNATURAL
タイプ 説明
SuperNATURAL
アコースティック
トーン(
アコースティック楽器の音色を再現するだけで
なく、プレーヤーの演奏フレーズ、和音とメロ
ディー演奏の違いなど、アコースティック楽器
特有の表現力を得ることができます。
SuperNATURAL
シンセ・トーン
1 つのトーンに「OSC(オシレーター)「FILTER
(フィルター)「AMP(アンプ)」を 3 系統搭
載しています。強力なシンセサウンドを 1 トー
ンで実現します。
SuperNATURAL
ドラム・キット
弱打から強打までの自然な音色変化、連打に対
するナチュラルな反応などを追求したドラム音
色です。
PCM
タイプ 説明
PCM シンセ・
トーン(
過去のローランドシンセサイザーで「パッチ」
と呼ばれていた音色を、本機用にチューニング
したものです。1 つの PCM シンセ・トーンに、
4 つまでのパーシャル(ウェーブ)を組み合わ
せることができます。
PCM ドラム・
キット(
過去のローランドシンセサイザーで「リズム
セット」と呼ばれていた音色を、本機用にチュー
ニングしたものです。ドラム・キットは、押さ
える鍵盤(ノート・ナンバー)によって異なっ
た打楽器音が鳴るように、複数の打楽器音を集
めたグループです。
画面について
7
3
5
4
6
1
2
8
番号 説明
1
エフェクトの情報または状態
2
ソングの情報
3
スタジオ・セットのバンク、ナンバー、ネーム
4
トーン・ナンバー、ネーム
5
トーンのタイプ、バンク
6
トーン・レベル
7
カテゴリー・ネーム
8
キーボードの状態(発音域、デュアル、スプリットなど)
ょう
選んだトーンは一時的なものです。電源を切ったり、他
のスタジオ・セットを選んだりすると、トーンを選択し
た状態は消えてしまいます。トーンの選択を記憶させて
おきたいときは、スタジオ・セットを保存してください
(P.18)
こと
音色ライブラリー・サイト Axial にある多彩な種類のトーンを、本機に追加することができます。
詳しくは、Axial サイトをご覧ください。
http://axialrolandcom/
カテゴリー・グループ 説明
DRUMS/PERCUSSION リズム楽器
A PIANO/E PIANO ピアノ
KEYBOARD/ORGAN キーボード/オルガン
BASS/SYNTH BASS ベース
GUITAR/PLUCKED ギター
STRINGS/ORCHESTRA ストリングス/オーケストラ
BRASS/WIND 金管/木管楽器
VOCAL/CHOIR ボーカル/クワイヤ
SYNTH/PAD シンセサイザー/パッド
FX/OTHER 効果音/その他
11
セサザー編(演奏す
演奏の設定
鍵域を半音単位で高/低
(ト
1.
[TRANSPOSE]ボタンを押しながら、[−]ボタ
ンまたは[+]ボタンを押します。
メモ
-5 +6 半音まで設定できます。
鍵域をターブ高/低
(オターブ)
1.
OCTAVE[DOWN]ボタンまたは[UP]ボタン
を押します。
メモ
•最大± 3 オクターブまで設定できます。
•元に戻すときは、OCTAVE[DOWN]ボタンと[UP]
ボタンを同時に押します。
手と違うトーンを鳴らすプリト)
1.
[SPLIT]ボタンを押して、点灯させます。
スプリット画面が表示されます。
スプリットポイントを境に、鍵盤右手側はアッパートー
ン、鍵盤左手側はロワー・トーンが鳴ります。
アッパー・トーンロワー・トーン
スプリット・ポイント
2.
スプリットを解除するときは、[SPLIT]ボタンを
押して、ボタンを消灯させます。
トーンを
1.
変更するトーンにカーソルを合わせ、ダイヤルで
トーンを変更します。
メモ
トーン・ボタンを押して選ぶこともできます。
音域の分かれる位置を変える(スプ・ポト)
1.
[SPLIT]ボタンを押しながらスプリット・ポイン
トにする鍵を押します。
押した鍵がスプリット・ポイントになります。
スプリット・ポイントの鍵は、アッパー側に含まれます。
2 つのーンを重ねて鳴(デアル
1.
[DUAL]ボタンを押して、点灯させます。
デュアル画面が表示されます。
アッパー・トーン、ロワー・トーンが重なって鳴ります。
アッパー・トーン
ロワー・トーン
2.
デュアルを解除するときは、[DUAL]ボタンを押
して、ボタンを消灯させます。
トーンを
1.
変更するトーンにカーソルを合わせ、ダイヤルで
トーンを変更します。
メモ
トーン・ボタンを押して選ぶこともできます。
12
Deutsch Français Italiano Español Português NederlandsEnglish
の機能を使
ズムパターンを選ぶ/鳴
本機では、リズム・パターンを鳴らしながら演奏するこ
とができます。
1.
[RHYTHM PATTERN]ボタンを押して、
RHYTHM PATTERN 画面を表示させます。
2.
リズム・グループとドラム・キットを選びます。
1 カーソルを「RHYTHM GROUP」または「DRUM
KIT」に合わせます。
2 ダイヤルを回して、ドラム・キットまたはリズム・グ
ループを選びます。
3.
[2](Intro)〜[7](Ending)ボタンを押して、
鳴らすリズム・パターンを選びます。
リズム・パターンが鳴ります。
メモ
停止するときは、鳴っているリズム・パターンのボタ
ンを押します。
アルペジオ演奏をする
アルペジオは、押さえたキーにしたがって、自動的にア
ルペジオ演奏する機能です。
1.
[ARPEGGIO]ボタンを押して、点灯させます。
2.
鍵盤で和音を弾きます。
押さえた和音の構成音にしたがって、アルペジオ演奏が
始まります。
3.
オフにするときは、もう一度[ARPEGGIO]ボタ
ンを押して、ボタンを消灯させます。
メモ
コード・メモリー機能と一緒に使うと、指一本で多彩
なアルペジオ・サウンドを簡単に演奏できます。
ード ード
コード・メモリーは、鍵盤のキーを 1 つ弾くだけで、あ
らかじめ登録されているコード・フォームにしたがって
和音を鳴らすことができる機能です。
1.
[CHORD MEMORY]ボタンを押して、点灯させ
ます。
2.
鍵盤を弾きます。
そのとき選ばれているコード・フォームにしたがって、
和音が鳴ります。
3.
オフにするときは、もう一度[CHORD
MEMORY]ボタンを押して消灯させます
テンポする
アルペジオやリズム・パターンのテンポを変更すること
ができます。
1.
[TEMPO]つまみを回します。
メモ
•[TAP]ボタンを押すタイミングでテンポを設定する
ことができます(タップ・テンポ)。設定したいテン
ポの 4 分音符のタイミングで 3 回以上押してくださ
い。
•[TAP]ボタンを押すと、Tempo ウィンドウが表示
されます。この状態で[SHIFT]ボタンを押しながら
ダイヤルを回すと、小数点以下の値を設定することが
できます。
13
セサザー編(演奏す
さをタイムにせる
ンド
1.
ピッチ・ベンド/モジュレーションレバーを左
右に動かします。
鍵盤を弾きながらレバーを左に倒すとピッチ(音程)
が下がり、右に倒すとピッチが上がります。
当てた機能で音色を変化[S1][S2]ボタン)
1.
鍵盤を弾きながら、[S1][S2]ボタンを押します。
[S1][S2]ボタンに割り当てられた機能にしたがって、音色が変化します。
ビブラーダイナをつける
モジレーシン)
1.
ピッチ・ベンド/モジュレーションレバーを向
こう側に倒します。
レバーを向こう側に倒すと、ビブラートまたはダイナ
ミクスがつきます。
手をて音色を変化させ(D-BEAM ローラー)
1.
ボタンを押して D-BEAM コントローラーの効果を選びます。
ボタン 説明
[SOLO SYNTH]
D-BEAM コントローラーにかざした手の動きにしたがって、モノフォニック・シンセサ
イザーを鳴らすことができます。
[EXPRESSION] D-BEAM コントローラーでボリュームをコントロールできます。
[ASSIGNABLE]
いろいろなパラメーターや機能を割り当てることができます。
各トーンに最適な効果がかかります。
[SHIFT]ボタンを押しながらこのボタンを押すと、機能を割り当てる画面が表示され
ます。
[ASSIGNABLE]ボタンを押しながら、SOUNDMODIFY つまみを回したりパッドを
押したりすることで、対応するパラメーターを割り当てることもできます。
2.
鍵盤を弾きながら、D-BEAM コントローラーに手をかざします。
押したボタンに応じた効果がかかります。
タイムにせる
14
Deutsch Français Italiano Español Português NederlandsEnglish
SOUND MODIFY つまみで音色変化
SOUNDMODIFY つまみを使って、リアルタイムに音色をコントロールすることができます。
4 つのグループに各 6 種類、合計 24 種類のパラメーターをコントロールすることができます。
コントロールするグループ(点灯)
1.
[SELECT]ボタンを押して、コントロールするパラメーターのグループを選びます。
2.
[1]〜[6]つまみを回します。
回したつまみに応じて、音色が変化します。
パー音質を変える(CUTOFF、RESONANCE)
フィルターは、音の鳴りかたや特徴を決めているパラメー
ターのひとつです。
音の成分を周波数によって削ったり強調したりすること
で音質を変えることができます。
パー音量変化のかたを変
(ATTACK、RELEASE)
鍵盤を押さえてから、音が立ち上がるまでの時間や、鍵
盤を離してから、音が消えるまでの時間を変えることが
できます。
パー音の定位を変る(PAN)
パートのパン(音の定位)を変えることができます。
パー音量を調節する(LEVEL)
パートの音量を調節することができます。
音の高域/中域/低域のレベルを変える(EQ)
全体の音にかかるイコライザー(EQ)を調節します。
入力音量を調節する(INPUT LEVEL)
AUDIOINPUT 端子の入力音量を調節することができま
す。
機能を割当てて使(ASSIGN)
ASSIGN1 6 には、いろいろなパラメーターを割り当
てることができます。
効果的にをかける(GLOBAL CONTROL)
本機では、「グローバル・コントロール」により、効果的
にエフェクトをかけることができます。
「グローバル・コントロール」とは、つまみひとつで、エ
フェクトを構成する複数のパラメーターを最適化するこ
とができる技術です。
つまみ 説明
[1](COMPRESSOR)
つまみを左に回しきると、コンプレッ
サー効果がかかっていない状態になりま
す。
つまみを右に回すほど、全体の音量のバ
ラツキが抑えられ、粒立ちのよい音にな
ります。
[2](TONE)
つまみを左に回すほど中域が強調され、
音抜けがよくなります。バンド演奏に適
しています。
右に回すほど低域と高域が強調され、派
手な音になります。ソロ演奏に適してい
ます。
[3](CHORUS)
つまみを左に回しきると、効果がかかっ
ていない状態になります。つまみを右に
回すほど、コーラスが深くかかります。
[4](REVERB)
つまみを左に回しきると、効果がかかっ
ていない状態になります。つまみを右に
回すほど、リバーブが深くかかります。
[5](TFX SELECT)
トータル・エフェクトのタイプを選びま
す。
トータル・エフェクトは、29 種類の中
から 1 つのエフェクトを選んで、効果を
かけることができます。
[6](TFX CTRL)
選んだトータル・エフェクトのパラメー
ターをコントロールします。
タイムにせる
メモ
•SOUNDMODIFY つまみの使いかたについて、詳しくは『リファレンス・マニュアル』(PDF)の『SOUNDMODIFY
つまみで音色を変化させる』をご覧ください。
•トータル・エフェクトのパラメーターについて、詳しくは『パラメーター・ガイド』(PDF)をご覧ください。
15
セサザー編(演奏す
お気に入の音色登録/呼び出
ライブ演奏で頻繁に使う音色(トーンまたはスタジオ・セッ
ト)を「フェイバリット」に登録しておくと、即座に呼び出
して使うことができます。
1 つのバンクに、音色を 10 個登録することができます。さ
らにこのバンクを 10 個(0 9)作成することができます。
たとえば、ライブで演奏する曲の音色を、曲の流れにしたがっ
て順番に登録しておく、といった使いかたができます。
バンク 0
バンク 9
フェイバリット 9
フェイバリット 0
色をフイバに登する
音色をフェイバリットに登録します。
1.
登録したい音色(トーンまたはスタジオ・セット)を
選びます。
2.
[FAVORITE]ボタンを押して、点灯させます。
3.
登録するバンクを選びます。
1 FAVORITE[BANK]ボタンを押します。
2 バンクナンバーに対応するボタン([0]〜[9]ボタン)
を押します。
4.
[FAVORITE]ボタンを押しながら、登録先のナンバー
に対応するボタン([0]〜[9]ボタン)を押します。
音色が登録されます。
メモ
フェイバリットは、演奏の状態によって、登録される内容
が異なります。
演奏 登録される内容
シングル演奏 パート 1 のトーン
デュアル演奏
スタジオ・セットスプリット演奏
マルチ・パート演奏
ット
[FAVORITE]ボタンをオンにしておくと、[0]〜[9]ボタ
ンを押すことで、連続してフェイバリットを切り替えて演奏
できます。
1.
[FAVORITE]ボタンを押して、点灯させます。
[0][9]ボタンで、フェイバリットを選べるようになります。
2.
呼び出すバンクを選びます。
1 FAVORITE[BANK]ボタンを押します。
2 バンクナンバーに対応するボタン([0]〜[9]ボタン)
を押します。
メモ
フェイバリット・バンクは、[FAVORITE]ボタンがオフ
でも変更できます。
3.
[0]〜[9]ボタンでフェイバリットを選びます。
フェイバリットが呼び出されます。
イバする
登録したフェイバリットを削除します。
1.
[SHIFT]ボタンを押しながら[FAVORITE]ボタン
を押します。
FAVORITELIST 画面が表示されます。
フェイバリット・ナンバー バンク・ナンバー
2.
カーソル[ ]ボタンで、バンクを選びます。
3.
カーソル[ ]ボタンまたは[DEC][INC]
ボタンで、フェイバリットを選びます。
4.
[SHIFT]ボタンを押しながら[2](Remove)ボタ
ンを押します。
フェイバリットが削除されます。
16
Deutsch Français Italiano Español Português NederlandsEnglish
サイザー編
ット ット
スタジオ・セットをエディットします。
全体の設定
スタジオ・セット全体の設定をします。
1.
[SHIFT]ボタンを押しながら[5](Studio Common)
ボタンを押します。
STUDIOSETCOMMON 画面が表示されます。
メモ
メニューから STUDIOSETCOMMON 画面に入ること
もできます(P.26)
2.
カーソル・ボタンで項目を選び、ダイヤルで設定を変
更します。
[SHIFT]ボタンを押しながらカーソル[ ][ ]ボタン
を押すと、タブを切り替えることができます。
パーの設定を変更
スタジオ・セットは 16 パートあり、パートごとに音量
(Level)、イコライザー(EQ)、キー・レンジ(KBD)など
の設定ができます。
1.
[SHIFT]ボタンを押しながら[4](Part View)ボタ
ンを押します。
PARTVIEW 画面が表示されます。
メモ
メニューから PARTVIEW 画面に入ることもできます
P.26
)。
2.
カーソル・ボタンでパラメーターを選び、ダイヤルで
設定値を変更します。
[SHIFT]ボタンを押しながらカーソル[ ][ ]ボタン
を押すと、タブを切り替えることができます。
ット
トーンをエディットします。
1.
[SHIFT]ボタンを押しながら[2](Tone Edit)ボタ
ンを押します。
TONEEDIT 画面が表示されます。
メモ
•トーンの種類によって、TONEEDIT 画面が異なります。
•メニューから TONEEDIT 画面に入ることもで
きます
P.26
)。
2.
カーソル・ボタンでパラメーターを選び、ダイヤルで
設定値を変更します。
[SHIFT]ボタンを押しながらカーソル[ ][ ]ボタン
を押すと、タブを切り替えることができます。
ご注意 !
エディットしたトーンは一時的なものです。電源を切った
り、他のトーンを選んだりすると消えてしまいます。設
定を残しておきたいときは、トーンを保存してください
(P.18)
メモ
トーンパラメーターについて、詳しくは『パラメーター
ガイド』(PDF)をご覧ください。
ご注意 !
エディットしたスタジオセットは一時的なものです。電源を切ったり、他のスタジオセットを選んだりすると消えてしまいます。
設定を残しておきたいときは、スタジオ・セットを保存してください(P.18)
メモ
パラメーターについて、詳しくは『パラメーター・ガイド』(PDF)をご覧ください。
17
1.
[SHIFT]ボタンを押しながら[3](E󰮏ects Edit)ボ
タンを押します。
EFFECTSEDIT 画面が表示されます。
トーンのエフェクト スタジオ・セットのエフェクト
エフェクト・スイッチ
本機全体にかかるエフェクト
(システム・エフェクト)
メモ
メニューから EFFECTSEDIT 画面に入ることもできます
(P.26)
クト
1.
カーソル・ボタンでエフェクト・スイッチを選び、ダ
イヤルでオン/オフを切り替えます。
エフトのパラメーターを設定する
1.
ファンクション・ボタンを押して、各エフェクトの設
定画面に入ります。
2.
カーソル・ボタンでパラメーターを選び、ダイヤルで
設定値を変更します。
EFFECTSEDIT 画面に戻るときは、[EXIT]ボタンを押します。
ご注意 !
エディットした各種エフェクトは一時的なものです。電源
を切ったり、他のスタジオ・セット、トーンを選んだりす
ると消えてしまいます。設定を残しておきたいときは、トー
ン、スタジオ・セット、またはシステム設定をそれぞれ保
存してください。
メモ
パラメーターについて、詳しくは『パラメーターガイド』
(PDF)をご覧ください。
セサザー編(エ
ット
エフェクトをエディットします。
スタオ・ト、トーソング
エディットしたスタジオ・セットやトーン、録音したソングは一時的なものです。電源を切ったり、他のスタジオ・セット、トーン、
またはソングを選んだりすると消えてしまいます。エディットした内容や録音したソングを残したい場合は、保存操作をしてください。
保存したスタジオ・セットやトーンは本機のメモリーに、ソングは SD カードに保存されます。
ご注意 !
•保存操作をすると、保存先にあったデータは上書きされます。
•ソングは、演奏データ以外にスタジオ・セットの情報も記録します。そのため、ソングで使っているスタジオ・セットやトーンを
エディットすると、ソングの鳴りかたが変わってしまいます。
1.
[WRITE]ボタンを押します。
2.
カーソル・ボタンで保存する項目を選び、[ENTER]
ボタンを押します。
3.
[2](Rename)ボタンを押して、名前を付けます。
操作子 説明
ダイヤルまたは
[DEC][INC]
入力する文字を指定します。
カーソルを移動します。
アルファベットの大文字、小文字を切り替え
ます。
[4](Delete) カーソル位置の文字を削除します。
[5](Insert) カーソル位置にスペース(空白)を挿入します。
[6](Cancel)
入力を途中で止めて、名前を付ける画面を抜
けます。
[7](OK) 名前を確定します。
4.
[7](OK)ボタンを押します。
5.
ダイヤルまたは[DEC][INC]ボタンで、保存先を
選びます。
6.
[7](Write)ボタンを押します。
確認のメッセージが表示されます。
中止するときは[7](Cancel)ボタンを押します。
7.
[6](OK)ボタンを押します。
データが保存されます。
は『リンス・マニアル
(PDF)
データは本機のメモリーまたは SD カードに保存されま
す。
本機のメモリー構成について、詳しくは『リファレンス
マニュアル』(PDF)の『概要編』をご覧ください。
システム・エフ
エディットしたシステム・エフェクトは、電源を切る
と消えてしまいます。設定を残しておきたいときは、
以下の手順で保存してください。
1.
システムエフェクトの設定画面で、[6](System
Write)ボタンを押します。
18
Deutsch Français Italiano Español Português NederlandsEnglish
1.
パッド[1]〜[16]を押します。
サンプルを再生している間、
そのパッドが点滅します。
複数のパッドを同時に押して
再生することもできます。
サンプルが再生されます。
サンプルを再ける(ホール
1.
パッドを押している間に[HOLD]ボタンを押します。
パッドから手を離してもサンプルの再生が続きます。
サンプルを停止するときは、もう一度パッドを押します。
クをり替
バンクとは、パッドに割り当てた 16 個のサンプル・セット
のことです。本機には 1 4 4 個のバンクがあります。
1.
[BANK]ボタンを押します。
2.
パッド[1]〜[4]を押して、バンクを選びます。
プル移動/ピーす
サンプルを別のパッドに移動したりコピーしたりすることが
できます。
サンプルを移動する
1.
移動したいサンプルがあるパッドを押しながら、[CLIP
BOARD]ボタンを押します。
2.
[CLIP BOARD]ボタンを押しながら、移動先のパッ
ドを押します。
サンプルが移動します。
※移動先のパッドにサンプルがある場合は、「Overwrite
OK?」とメッセージが出ます。上書きする場合は[ENTER]
ボタン、キャンセルする場合は[EXIT]ボタンを押します。
サンプルをピーする
1.
コピーしたいサンプルがあるパッドと[SHIFT]ボタ
ンを押しながら、[CLIP BOARD]ボタンを押します。
2.
[CLIP BOARD]ボタンを押しながら、コピー先のパッ
ドを押します。
サンプルがコピーされます。
※コピー先のパッドにサンプルがある場合は、「Overwrite
OK?」とメッセージが出ます。上書きする場合は[ENTER]
ボタン、キャンセルする場合は[EXIT]ボタンを押します。
に便利な機能を割てる
(PAD UTILITY)
サンプルの再生以外に、テンキーとして使ったり、パー
トをミュートしたりすることができます。
1.
[PAD UTILITY]ボタンを押します。
2.
[6](Pad Mode)ボタンを押します。
3.
パッド[1]〜[7]を押して、機能を選びます。
選んだ機能に応じて、設定画面が表示されます。
パッド 機能 説明
[1] SAMPLEPAD サンプルを再生します。
[2] PARTSELECT パートを選びます。
[3] PARTMUTE
パートのミュートをオン/オフ
をします。
[4] PARTSOLO
パートのソロをオン/オフをし
ます。
[5] NUMERIC
パッドがテンキーとして動作し
ます。
[6] PARTIALSW/SEL
パーシャルの選択やオン/オフ
をします。
[7] KBDSW
キーボード・スイッチをオン/
オフをします。
メモ
各機能について、詳しくは『リファレンス・マニュアル』
(PDF)の『パッドを使う』をご覧ください。
まらくなったとき
[HOLD]ボタンを素早く 4 回連続で押してください。
パッドで鳴らしているすべての音を止めることができま
す。
ー編(録音す
サンルを再生
本機では、パッド[1]〜[16]に割り当てられたサンプルを再生することができます。
19
1.
AUDIO INPUT 端子にサンプリングする機器(オー
ディオ機器やマイク)を接続します。
メモ
接続について、詳しくは『リアパネル(機器を接続する)
(P.6)をご覧ください。
2.
[SAMPLING]ボタンを押して、点灯させます。
サンプルが入っていないパッドが点滅します。
ご注意 !
サンプルの入っているパッドでサンプリングすると、入っ
ていたサンプルは上書きされます。
3.
サンプリング先のパッドを押して、パッドを点灯させ
ます。
SAMPLINGSTANDBY 画面が表示されます。
4.
ダイヤルを回して、サンプリングモードを選びます。
パラメーター 説明
KBD+INPUT
鍵盤と AUDIOINPUT 端子からの入力音をサ
ンプリングします。
KBD 鍵盤の演奏をサンプリングします。
INPUT
AUDIOINPUT 端子からの入力音をサンプリン
グします。
5.
サンプリングする音量を調節します。
レベル・メーターが振り切れない範囲で、なるべく大きくな
るように音量を調節します。
サンプリングする
機器
説明
オーディオ機器 オーディオ機器側で調節します。
マイクまたは
ギター
リアパネルの[LEVEL]つまみで調節します。
レベル・メーター
6.
サンプリングの設定をします。
カーソル・ボタンでパラメーターを選び、ダイヤルで設定値
を変更します。
パラメーター 設定値 説明
STEREO SW
MONO、
STEREO
マイクやギターなど、モノラルでサ
ンプリングするときは「MONO」
に設定します。
オーディオ機器など、ステレオでサ
ンプリングするときは「STEREO」
に設定します。
AUTO
TRIGGER
LEVEL
0〜15
AutoTrig を「ON」に設定すると、
ここで設定した以上の信号が入力さ
れたらサンプリングが始まります。
Auto Trig OFF、ON
「ON」にすると、AUTOTRIGGER
LEVEL の設定以上の信号が入力され
たらサンプリングが始まります。
「OFF」に設定すると、[7](Start)
ボタンを押したらすぐにサンプリン
グが始まります。
7.
本機に接続した機器を鳴らし、サンプリングを開始す
るタイミングで[7](Start)ボタンを押します。
サンプリング中は「NOWSAMPLING!」と表示されます。
手順 6 Auto Trig を「OFF」に設定しているとき
[7](Start)ボタンを押すと、サンプリングが始まります。
本機に接続した機器を鳴らします。
手順 6 Auto Trig を「ON」に設定しているとき
本機に接続した機器を鳴らして、AUTOTRIGGERLEVEL
設定した以上の信号が入力されると、サンプリングが始まり
ます。
8.
サンプリングを終了するタイミングで、[6](Stop)
ボタンを押します。
サンプリングが停止し、サンプリング先のパッドへ保存され
ます。
メモ
•サンプルのデータは、SD カードに保存されます。
•パソコンの WAV、AIFF、MP3 のデータをサンプルとし
て読み込むことができます。詳しくは『リファレンス・マ
ニュアル』(PDF)の『サンプルをエディットする』をご
覧ください。
プル削除す(Delete)
サンプルを削除します。
1.
[PAD UTILITY]ボタンを押します。
2.
パッドを押して、削除するサンプルを選びます。
3.
[4](Sample Delete)ボタンを押します。
確認のメッセージが表示されます。
中止するときは[7](Cancel)ボタンを押します。
4.
[6](OK)ボタンを押します。
サンプルが削除されます。
プラー編(録音す
ンプングする
本機は、以下の音をサンプリングすることができます。サンプリングしたサンプルは、パッドで再生できます。
•鍵盤の演奏
•AUDIOINPUT 端子からの入力音(オーディオ機器、マイク、ギター)
20
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