Roland DJ-808 取扱説明書

本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』と『使用上のご注意』（『安全

上のご注意』チラシとスタートアップ・ガイド（P.12））をよくお読みください。

お読みになったあとは、すぐに見られるところに保管しておいてください。

はじめに

本書について

スタートアップ・ガイド（以下、本書と記載）は、DJ-808 を使用するために必要な

ソフトウェアの入手方法と設定、各部の機能について説明しています。

DJ-808 を使用する前に、取扱説明書もあわせてお読みください。取扱説明書の

入手方法については、「取扱説明書をダウンロードする」（P.2）に記載してい

ます。

付属品を確認する

DJ-808 には、以下のものが付属しています。パッケージを開けたら、付属品に不

足がないかご確認ください。

不足しているものがあったときは、お買い上げ店へご連絡ください。

スタートアップ・ガイド（本書）

AC アダプター

電源コード

USB ケーブル

保証書

ローランドユーザー登録カード

Serato DJ EXPANSION PACK VOUCHER

ご注意 !

Serato DJ EXPANSION PACK VOUCHER は再発行できません。拡張パッ

クをアクティベートするには、バウチャー・コードが必要です。紛失しないよう

十分ご注意ください。

取扱説明書をダウンロードする

取扱説明書は、PDF 形式で作成されています。取扱説明書を読むには、コンピュー

ターに PDF のリーダーがインストールされている必要があります。

DJ-808 の取扱説明書をダウンロードする

1.ブラウザーを起動し、下記のローランド・サポート・ページにアクセス

します。

http://www.roland.co.jp/support/

2.「DJ-808」を検索します。

3.取扱説明書の中から「DJ-808 取扱説明書」を探し、クリックします。

4.画面の指示に従って、ダウンロードします。

SeratoDJ の取扱説明書をダウンロードする

1.ブラウザーを起動し、下記の Serato DJ ページにアクセスします。

https://serato.com/dj/downloads

2.「Manuals and Quickstart Guides」をクリックします。

3.「More Manuals & Downloads」の中から、Serato DJ の取扱説明

書をダウンロードします。

はじめに.................................... 2

本書について

............................... 2

付属品を確認する

............................. 2

取扱説明書をダウンロードする

..................... 2

ソフトウェアのインストール ....................... 3

動作条件

.................................. 3

ソフトウェアのダウンロード

....................... 3

DJ-808 USBドライバーをダウンロードする

......... 3

Serato DJ ソフトウェアをダウンロードする

.......... 3

ソフトウェアのインストール

....................... 3

Mac OS X の場合

........................ 3

Windows の場合

......................... 3

各部の名称とはたらき ........................... 4

ブラウザー・セクション

.......................... 4

デッキ・セクション

............................. 5

エフェクト・セクション

.......................... 6

ミキサー・セクション

........................... 6

TR-S セクション

.............................. 7

V T セクション

............................... 7

フロント・パネル

............................. 8

リア・パネル（機器の接続）

....................... 8

Serato DJ の使いかた.......................... 10

Serato DJ の起動方法

.......................... 10

Serato DJ の基本操作

.......................... 10

曲のインポート

........................... 10

曲をロードする

........................... 10

曲を再生する

............................ 11

ヘッドホンで音をモニターする

.................. 11

Serato DJ の終了方法

.......................... 11

安全上のご注意............................... 12

使用上のご注意............................... 12

主な仕様....................................  12

ソフトウェアのインストール

動作条件

お使いのコンピューターが動作条件を満たしているかどうか確認してから、ソフト

ウェアのインストールを進めてください。

Mac OS Windows

対応 OS

Mac OS X 10.11

Mac OS X 10.10

Mac OS X 10.9

Windows 10

Windows 8.1

Windows 7 SP1

CPU ／クロック

インテル ® Core™ i7 1.07GHz

インテル ® Core™ i5 1.07GHz

インテル ® Core™ i3 1.07GHz

画面解像度 1280× 720

メモリー 4GB 以上

ハードディスクの空

き容量

5 ＧＢ以上

その他利用可能なＵＳＢ2.0 ポート×1

※ 最新の動作条件については、Serato DJ ページをご覧ください。

ソフトウェアのダウンロード

DJ-808 USBドライバーと Serato DJ は、パッケージに付属していません。ローラ

ンドまたは Serato のホームページからダウンロードします。

DJ-808 USBドライバーをダウンロードする

DJ-808 USBドライバーは、コンピューターから DJ-808 に音声を出力するための

ソフトウェアです。

MacOS の場合

1.ブラウザーを起動し、下記のローランド・サポート・ページにアクセス

します。

http://www.roland.co.jp/support/

2.「DJ-808」を検索します。

3.ダウンロードから「DJ-808 Driver for OS X **」を探し、クリックし

ます。

4.画面の指示に従って、ダウンロードします。

Windows10 の場合

1.インターネット接続されたパソコンと DJ-808 の USB 端子を接続し

ます。

2.DJ-808 の電源をオンにします。

3.画面の指示に従って、ダウンロードします。

Windows10 以外の場合

1.ブラウザーを起動し、下記のローランド・サポート・ページにアクセス

します。

http://www.roland.co.jp/support/

2.「DJ-808」を検索します。

3.ダウンロードから「DJ-808 Driver for Windows **」を探し、クリッ

クします。

4.画面の指示に従って、ダウンロードします。

Serato DJ ソフトウェアをダウンロードする

MacOS の場合

1.ブラウザーを起動し、下記の Serato DJ ページにアクセスします。

https://serato.com/dj/downloads

2.「Serato DJ Mac OS X installer」をクリックします。

3.メール・アドレスを入力して、「Continue」をクリックします。

4.パスワードと国を設定したら、「Continue」をクリックします。

指定したアドレスに、メールが届きます。

5.メールの指示に従って、「Download Serato DJ」をクリックします。

6.画面の指示に従って操作を進め、最後に「I use turntables, CDJs

or a Pro controller」をクリックします。

Windows の場合

1.ブラウザーを起動し、下記の Serato DJ ページにアクセスします。

https://serato.com/dj/downloads

2.「Serato DJ」または「Serato DJ Windows installer」をクリックし

ます。

3.メール・アドレスを入力して、「Continue」をクリックします。

4.パスワードと国を設定したら、「Continue」をクリックします。

指定したアドレスに、メールが届きます。

5.メールの指示に従って、「Download Serato DJ」をクリックします。

6.画面の指示に従って操作を進め、最後に「I use turntables, CDJs

or a Pro controller」をクリックします。

ソフトウェアのインストール

以下の手順で、ソフトウェアをインストールします。

Mac OS の場合

1.ダウンロードした DJ-808 USBドライバーのファイルを解凍します。

2.解凍されたフォルダーを開き、「DJ-808_USBDriver.pkg」をダブル

クリックします。

インストーラーが起動します。

3.画面の指示に従い、インストールします。

4.ダウンロードした Serato DJ ソフトウェアのファイルを解凍します。

5.解凍されたファイルをダブルクリックします。

インストーラーが起動します。

6.使用許諾契約を確認し、同意する場合は［Agree］をクリックします。

7.以下の画面が表示されたら、［Serato DJ］アイコンを Applications

フォルダーにドラッグ＆ドロップします。

以上でインストールは完了です。

Windows の場合

1.ダウンロードしたDJ-808 USBドライバーのフォルダーを右クリックし、

「すべて展開」を選びます。

フォルダーが解凍されます。

2.解凍されたフォルダーを開き、「Setup.exe」をダブルクリックします。

インストーラーが起動します。

3.画面の指示に従い、インストールします。

4.ダウンロードした Serato DJ ソフトウェアのフォルダーを右クリックし、

「すべて展開」を選びます。

フォルダーが解凍されます。

5.解凍されたファイルをダブルクリックします。

インストーラーが起動します。

6.使用許諾契約を確認し、同意する場合は［I agree to the license

terms and conditions］を選んで［Install］をクリックします。

インストールが始まります。

7.以下の画面が表示されたら、［Close］をクリックします。

以上でインストールは完了です。

各部の名称とはたらき

DJ-808 のトップ・パネルは、機能ごとに「ブラウザー」、「デッキ」、「ミキサー」、「エフェクト」、「TR-S」、「VT」の 6 セクションに分かれています。

また、フロント・サイドには、クロス・フェーダー・アサインやインプット・アサイン、リア・サイドには入出力の端子が配置されています。

各部の詳細については、DJ-808 取扱説明書と Serato DJ のマニュアルをご覧ください。

1

2

3

4

5

2

4

6

1

ブラウザー・セクション

2

デッキ・セクション

3

ミキサー・セクション

4

エフェクト・セクション

5

TR-S セクション

6

VT セクション

ブラウザー・セクション

Serato DJ の操作と曲のロードをします。

1 1 2 1 1

3 4

5

6

1

［LOAD］ボタン

Serato DJ で選んだ曲を、デッキにロードします。

［SHIFT］+［LOAD］

ライブラリーの曲を、「KEY」、

「BPM」、「SONG」、「ARTIST」

でソートします。

2

ロータリー・セレクター

このつまみを回すとカーソルが上下に動き、押すと

カーソルが下の階層に移動します。

3

［BACK］ボタン

カーソルが上の階層に移動します。

4

［ADDPREPARE］ボタン

「PREPARE」パネルに曲を追加します。

［SHIFT］+

［ADD PREPARE］

「PREPARE」パネルの表示を切り替

えます。

5

［PANEL］ボタン

ボタンを押すたびに、Serato DJ のパネル表示を切り

替えます。

パネル表示は、次の順番で切り替わります。

パネル表示

オフ

Flip

パネル

REC

パネル

Sampler

パネル

［SHIFT］+［PANEL］

Serato DJ のレイアウトを切り替え

ます。

6

［Q］（クォンタイズ）ボタン

クォンタイズをオン／オフします。

各部の名称とはたらき

デッキ・セクション

左右のデッキ・セクションで、4 つのデッキ（左側：デッキ 1、3、右側：デッキ 2、4）をコントロールします。

1

2

3

4

5

6

8

9

10

11

12

13

14

15

17

4

16

7

1

ジョグ・ダイヤル

スクラッチとピッチ・ベンド（再生スピードの調整）を

します。

天面を回す

VINYL MODE がオンのときは、

スクラッチ操作、オフのときは、ピッ

チ・ベンド操作ができます。

外周部を回すピッチ・ベンド操作ができます。

［SHIFT］+ 天面を

回す

再生位置を高速で移動

（高速サーチ）できます。

［SHIFT］+ 外周部を

回す

再生位置を移動（サーチ）できます。

2

TEMPO スライダー

曲の再生スピードを調整します。

3

KEY エリア

［KEY SYNC］ボタン

キー・シンク機能をオン／オフします。

［SHIFT］+［KEY

SYNC］

キー・ロック機能をオン／オフし

ます。

［UP］、［DOWN］ボタン

シンクするキーを設定します。

［SHIFT］+［UP］／

［DOWN］

キーをロックするレンジを設定し

ます。

4

テイクオーバー・インジケーター

［SYNC］ボタンがオフのときに、スライダー・ポジショ

ンとSerato DJ 上のテンポが一致していないと点灯し

ます。

5

LOOP エリア

［AUTO LOOP］ボタン

オート・ループをオン／オフします。

［SHIFT］+

［AUTO LOOP］

ループのアクティブ状態／非アク

ティブ状態を切り替えます。（ルー

プ・アクティブ）

［1/2X］、［2X］ボタン

ループ再生の長さを半分／ 2 倍にします。

［SHIFT］+［1/2X］

ループ再生中、ループがその長さ

分だけ左方向へ移動（ループ・シ

フト）します。

［SHIFT］+［2X］

ループ再生中、ループがその長さ

分だけ右方向へ移動（ループ・シ

フト）します。

［IN］、［OUT］ボタン

ループ・イン・ポイント、ループ・アウト・ポイントを

指定します。ループ・アウト・ポイントが指定されると、

ループ再生を始めます。

［SHIFT］+［IN］ループ・スロットが切り替わります。

［SHIFT］+［OUT］

ループ再生を解除し、前回設定し

たループ・イン・ポイントに戻って

ループ再生を再開します。

6

PARAMETER エリア

「ホット・キュー」、「ロール」、「スライサー」、「サンプ

ラー」などのパッド・モードのパラメーターを設定し

ます。

7

パッド・モード・セレクト

パフォーマンス・パッドでコントロールするモードを選

びます。

［HOT CUE］ボタン

ホット・キュー・モードに切り替えます。

［SHIFT］+

［HOT CUE］

キュー・ループ・モードにします。

［HOT CUE］を 2 回

押す

セーブド・フリップ・モードにします。

［ROLL］ボタン

ロール・モードに切り替えます。

［SHIFT］+［ROLL］スライサー・モードにします。

［ROLL］を 2 回押すセーブド・ループ・モードにします。

［SHIFT］+［ROLL］

を 2 回押す

スライサー・ループ・モードにし

ます。

［TR］ボタン

T R モードに切り替えます。

［SHIFT］+［TR］

パターン・モードにします。

TR-S のパターンを切り替えます。

［TR］を 2 回押す TR ベロシティー・モードにします。

［SAMPLER］ボタン

サンプラー・モードに切り替えます。

［SHIFT］+

［SAMPLER］

ピッチ・プレイ・モードにします。

［SAMPLER］を 2 回

押す

ベロシティー・サンプラー・モード

にします。

8

パフォーマンス・パッド

「ホット・キュー」、「ロール」、「スライサー」、「TR」、「サ

ンプラー」などのパッド・モードで使います。

9

［SYNC］ボタン

複数の曲のテンポ（ピッチ）やビート・グリッドを、自

動的に合わせます。

［SHIFT］+［SYNC］ SYNC を解除します。

10

［CUE

］ボタン

テンポラリー・キュー・ポイントの指定、再生、ポイ

ントの呼び出しをします。

11

［

］ボタン

曲を再生／一時停止します。

［SHIFT］+［

］

テンポラリー・キュー・ポイントに

戻って、再生します。

12

［SHIFT］ボタン

このボタンを押しながら他のボタンを押すことで、別

の機能を呼び出します。

13

［DECK］ボタン

操作するデッキを切り替えます。

［SHIFT］+［DECK］

［DECK］ボタンを繰り返し叩いた

間隔で、トラックのテンポを設定す

ることができます。（タップ･テン

ポ機能）

14

［ADJ］ボタン

このボタンを押しながらジョグ・ダイヤルを回すと、

ビート・グリッドの間隔を調整できます。

［SHIFT］+［ADJ］ビート・マーカーを設定します。

15

［SLIDE］ボタン

［SLIDE］ボタンを押しながら、ジョグ・ダイヤルを回

すと、ビート・グリッド全体を移動することができます。

［SHIFT］+［SLIDE］ビート・マーカーを消去します。

16

［CENSOR］ボタン

このボタンを押している間、曲を逆再生します。離す

と通常再生に戻ります。

［SHIFT］+［CENSOR］

もう一度［SHIFT］ボタンと

［CENSOR］ボタンを押すまで、

曲を逆再生します。

17

［SLIP］ボタン

スリップ・モードをオン／オフします。

［SHIFT］+［SLIP］ VINYL モードをオン／オフします。

各部の名称とはたらき

ミキサー・セクション

4 チャンネル・ミキサーです。音の調整や音のつなぎ、ヘッドホン・キューのオン／オフをします。

エフェクト・セクション

それぞれが独立した 2 つのエフェクト・セクション（FX1、FX2）で、エフェクトの効果を調整します。

1

2

3

4

1

2

3

4

1

2

3

4

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6

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10

11

13

12

2

3

4

5

6

1

14



4 4

33

7

1

［1］、［2］アサイン・ボタン

エフェクト・セクションで設定したエフェクトを、オン

／オフします。

2

［TRIM］つまみ

音量を調整します。

3

［HI］、［MID］、［LOW］つまみ

高域、中域、低域の音量を増減させます。

4

チャンネル・レベル・インジケーター

各チャンネルの、チャンネル・フェーダーを通る前の

レベルを表示します。

5

［FX］つまみ

［CHANNEL FX］ボタンで選んだエフェクト効果を調

整します。

6

チャンネル［CUE］ボタン

チャンネルごとにキューをオン／オフします。［CUE］

ボタンを点灯させたチャンネルの音が、ヘッドホンか

ら出力されます。

［SHIFT］+［CUE］

選んだチャンネルのキー情報に

従って、VT セクションの AUTO

PITCH が動作します。

7

チャンネル・フェーダー

各チャンネルの出力レベルを調整します。

8

クロス・フェーダー

フロント・パネルの［CROSS FADER］アサイン・ス

イッチで割り当てられた音を出力します。

9

［MASTERLEVEL］つまみ

マスター出力のレベルを調整します。

10

マスター・レベル・インジケーター

マスター出力のレベルを表示します。

11

［CHANNELFX］ボタン

チャンネル・エフェクトの種類を選びます。

［DUB ECHO］遅れた音を付加します。

［JET］フランジャー効果を与えます。

［NOISE］ノイズを付加します。

［FILTER］フィルターをかけます。

12

TR/SAMPLER［CUE］ボタン

TR/SAMPLER 出力のキューをオン／オフします。

13

［TR/SAMPLER］レベル・フェーダー

TR セクションとサンプラーの出力レベルを調整し

ます。

14

［BOOTHMONITOR］つまみ

BOOTH OUT 端子の出力レベルを調整します。

1

エフェクト・パラメーターつまみ

設定されているエフェクトの効き具合を調整します。

［SHIFT］+

エフェクト・パラメー

ターつまみ

エフェクト・タイプを変更します。

2

［BEATS］つまみ

エフェクトのかかる時間を調整します。

3

エフェクト・ボタン

エフェクトをオン／オフします。

［SHIFT］+

エフェクト・ボタン

エフェクト・タイプを変更します。

4

［TAP］ボタン

エフェクトの基準となるテンポを、ボタンを叩いた間隔

（タップ・テンポ）で設定します。

ボタンを長押しすると、設定したテンポはリセットされ

ます。

［SHIFT］+［TAP］エフェクト・モードを切り替えます。

各部の名称とはたらき

TR-S セクション

16 ステップのシーケンサーです。ローランドのリズム・マシン TR-909 ／ TR-808 ／ TR-707 ／ TR-606 のサウンドでリズム・トラックを作ることや、パフォーマンス・パッ

ドを叩いてリズム・パフォーマンスをすることができます。

1

2

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4

5

6

7

8

9

10

11

12 13 14 15 16

17 18

19

V T セクション

マイク入力に、ボイス･エフェクトをかけることができます。

1

［VALUE］つまみ

テンポやパターンのスケール、シャッフルなどの設定

値を変更します。

2

［SCALE］ボタン

1 ステップの音の長さを、以下の 4 つから選びます。

8分3連符（）

3 ステップで 1 拍になります。

16分3連符（

）

6 ステップで 1 拍になります。

16 分音符（

）

4 ステップで 1 拍になります。

32 分音符（

）

8 ステップで 1 拍になります。

3

［SHUFFLE］ボタン

シャッフル（音の跳ね具合）を調整します。

4

［SYNC］ボタン

リズムのテンポを、Serato DJ のテンポに同期させ

ます。

5

［TRIM］つまみ

［BD］／［SD］／［CH］／［OH］ボタンで選んだ

インストの音量を調整します。

6

［ATTACK］つまみ

［BD］ボタンが選ばれているときはアタックの強さを、

［SD］ボタンが選ばれているときはスナッピーを調整

します。

※ ［CH］／［OH］ボタンが選ばれているときは、効

果がありません。

7

［TUNE］つまみ

［BD］／［SD］／［CH］／［OH］ボタンで選んだ

インストのチューニング（ピッチ）を調整します。

8

［DECAY］つまみ

［BD］／［SD］／［CH］／［OH］ボタンで選んだ

インストの余韻の長さを調整します。

9

［TR-REC］ボタン

パターンをステップ・レコーディングします。

［SHIFT］+［TR-REC］

パフォーマンス・パッドを使って、

パターンをリアルタイム・レコー

ディング（INST REC）します。

10

［PATTERN］ボタン

リズム・パターン 1 〜 16 が選べるようになります。

11

［SHIFT］ボタン

このボタンを押しながら他のボタンを押すことで、別

の機能を呼び出します。

12

FX［1］、［2］アサイン・ボタン

エフェクト・セクションで設定したエフェクトをオン／オ

フします。

13

［BD］、［SD］、［CH］、［OH］ボタン

TR-REC 時のインストを選びます。

［SHIFT］+［BD］ TR-909 のインストに設定します。

［SHIFT］+［SD］ TR-808 のインストに設定します。

［SHIFT］+［CH］ TR-707 のインストに設定します。

［SHIFT］+［OH］ TR-606 のインストに設定します。

14

［1］〜［8］ボタン

Serato DJ 上のサンプルを、インストに設定します。

［SHIFT］+［1］〜［4］

Serato DJ 上のサンプル・バンク

を切り替えます。

15

［ACC］ボタン

TR-REC 時、ステップにアクセントを付けます。

16

［CLEAR］ボタン

TR-REC で録音した内容をインストごとに消去したり、

パターンを削除したりします。

17

［START/STOP］ボタン

パターンを再生／停止します。

18

TR-S パッド［1］〜［16］

ステップのオン／オフや、パターン／インストの選択

に使用します。

19

フェーダー

インスト（バス・ドラム、スネア・ドラム、クローズド・

ハイハット、オープン・ハイハット）の出力レベルを

調整します

1

2

3

4

5



6

7

8

1

マイク・スイッチ

マイク入力のオン／オフ、ダッキング（マイク入力時

に、マイク以外の出力音量が下がる）を選びます。

2

PEAK インジケーター

マイクの入力レベルが大きすぎる場合に点灯します。

3

［LEVEL］つまみ

マイクの出力音量を調整します。

4

［HI］、［LOW］つまみ

高域、低域の音量を増減させます。

5

［AUTOPITCH］ボタン

オンにすると、ピッチが補正されたボイスになります。

［SHIFT］+［CUE］ボタンで選んだチャンネルのキー

情報に従って、ピッチが補正されます。

6

［PITCH］つまみ

声のピッチを調整します。

7

［FORMANT］つまみ

声のフォルマントを調整します。ー（マイナス）にす

るほど男性的な声質に、＋（プラス）にするほど女性

的な声質に変化します。

8

［REVERB］つまみ

リバーブの量を調整します。

各部の名称とはたらき

リア・パネル（機器の接続）

XLR タイプ

標準タイプ

TRS タイプ

MIDI 機器

オーディオ・プレーヤー

DJ プレーヤー

ターンテーブル

（アナログ）

ターンテーブル

（アナログ）

USB オーディオ

対応機器

パワード・スピーカー

パワード・スピーカー、アンプ

マイク

1 2 3 4 5 6

7 7

8

9 10 115

フロント・パネル

1 2 3 4 5

6

7 8

ヘッドホン

1

［PHONES］端子

ヘッドホンを接続します。

ステレオ標準（Ø6.3mm）とステレオ・ミニ（Ø3.5mm）に対応しています。

2

［VOLUME］つまみ

ヘッドホンの音量を調整します。

3

［MIXING］つまみ

チャンネル［CUE］ボタンを点灯させたチャンネルの音と、マスター出力のモニター

音量のバランスを調整します。

4

［MONOSPLIT/STEREO］スイッチ

ヘッドホンの出力を、モノ（MONO SPLIT）またはステレオ（STEREO）に切り替

えます。

MONO SPLIT にしたときは、チャンネル［CUE］ボタンを点灯させたチャンネル

の音が L 側から、マスター出力のモニターが R 側から聞こえます。

5

［CROSSFADERASSIGN］スイッチ

チャンネルの出力先を設定します。

A クロス・フェーダー A に出力します。

THRU クロス・フェーダーにアサインされません。

B クロス・フェーダー B に出力します。

6

［INPUTSELECT］スイッチ

チャンネルの入力ソースを選びます。

CH1、CH2

Serato DJ 上のデッキにロードした音をソースにします。

DVS を利用するときはこちらを選びます。

LINE ライン・レベルの入力をソースにします。

PHONO フォノ・レベル（MM 型カートリッジ）の入力をソースにします。

CH3、CH4

Serato DJ 上のデッキにロードした音をソースにします。

DVS を利用するときはこちらを選びます。

LINE ライン・レベルの入力をソースにします。

USB USB HOST 端子からの入力をソースにします。

7

［CROSSFADER］スイッチ

クロス・フェーダーのカーブ特性を切り替えます。

8

［CHFADER］スイッチ

チャンネル・フェーダーのカーブ特性を切り替えます。

各部の名称とはたらき

1

DCIN 端子

付属のアダプターを接続します。

※ AC アダプターは、インジケーター（図参照）のある面が上になるように設置

してください。

AC アダプターをコンセントに接続すると、インジケーターが点灯します。

電源コード

コンセントへ

インジケーター

※ AC アダプターのコードは、図のようにコード・フックに固定してください。誤っ

てコードを引っ張ってしまっても、プラグが抜けて電源が切れてしまうことや、

端子に無理な力がかかることを防ぐことができます。

2

［POWER］スイッチ

電源をオン／オフします。

※ 本機は、演奏や操作をやめてから一定時間経過すると自動的に電源が切れます

（Auto O󰮏 機能）。

自動的に電源が切れないようにするには、Auto O󰮏 機能を解除してください。

解除のしかたについては、取扱説明書（PDF）をご覧ください。

ご注意 !

電源が切れると編集中の設定は失われます。残しておきたい設定はあらか

じめ保存しておいてください。

電源を再びオンにするときは、電源を入れ直してください。

3

［MICSENS］つまみ

マイク入力の感度を調整します。

4

MICIN 端子

マイクを接続します。

3 つのタイプのプラグ（XLR、TRS、標準）が使えます。

※ MIC IN 端子のピン配置

1：G N D

2：H O T

3：COLD

GND（SLEEVE）

HOT

（TIP）

COLD（RING）

5

MASTEROUT1（L ／ R）、2（L ／ R）端子

パワード・スピーカーやパワー・アンプなどに接続します。

※ MASTER OUT 端子のピン配置

6

BOOTHOUT（L ／ R）端子

ブース・モニター用の出力端子です。

※ BOOTH OUT 端子のピン配置

7

INPUT（CH1 〜 CH4）端子

チャンネル 1 〜 4 に音を入力します。CH1 とCH2 の INPUT 端子は、MM 型カー

トリッジのフォノ入力に対応しています。

接続する機器に合わせて、［INPUT SELECT］スイッチを切り替えます。

8

PHONOGROUND 端子

INPUT 端子の CH1 または CH2 にターンテーブル（アナログ）を接続した場合

に、ターンテーブルのアース線と接続します。ターンテーブルからのノイズを抑

えます。

※ 設置条件によっては、本機や本機に接続した機器の金属部に触れると、ピリ

ピリとした感じがする場合があります。これは人体にまったく害のない極めて

微量の帯電によるものですが、気になるかたは PHONO GROUND 端子を

使って外部のアースか大地に接地してお使いください。このとき、わずかにハ

ム（うなり）が混じる場合があります。なお、接続方法がわからないときはロー

ランドお客様相談センターにご相談ください。

接続してはいけないところ

水道管（感電の原因になります）

ガス管（爆発や引火の原因になります）

電話線のアースや避雷針（落雷のとき危険です）

9

MIDIOUT 端子

MIDI クロックなどの MIDI 情報を出力します。

10

USBHOST 端子

USB オーディオ入力端子です。3、4 どちらの端子も、USB バス電源の供給が

可能です。

※ 接続可能な機器については、ローランド・ホームページをご覧ください。

11

PC 端子

付属の USB ケーブルで、パソコンと接続します。

パソコンと接続するには、USBドライバーをインストールする必要があります。

「ソフトウェアのインストール」（P.3）

コンピューター

※ USB ケーブルは、図のようにコード・フックに固定してください。プラグの抜

けや、端子に無理な力がかかることを防ぐことができます。

他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。

リア・パネル（機器の接続）

Serato DJの使いかた

本書では、Serato DJ の基本的な使いかたを説明します。ソフトウェアの詳細機能や使いかたについては、Serato DJ のソフトウェア・マニュアルをご覧ください。

Serato DJ の起動方法

※ 正しく接続したら（P.8）、必ず次の手順で電源を入れてください。手順を間違えると、誤動作をしたり故障したりすることがあります。

※ 電源を入れる／切るときは、音量を絞ってください。音量を絞っても電源を入れる／切るときに音がすることがありますが、故障ではありません。

Serato DJ の基本操作

ブラウザー・ビューに表示された曲をデッキ部へインポートし、DJ-808 でコントロールします。

1

デッキ部

2

ウェーブフォーム・パネル

3

crate パネル

4

ライブラリー

1 2

3 4

1

曲のインポート

曲をインポートする代表的な操作方法について説明します。

※ Serato DJ には、さまざまなインポート方法があります。詳細については、

Serato DJ のソフトウェア・マニュアルをご覧ください。

※ Serato 社の DJ ソフトウェア（Scratch Live、ITCH、Serato DJ Intro）をお

使いの方で、曲のライブラリーを作成されている場合は、作成したライブラリー

をそのまま使うことができます。

※ Serato DJ Intro をお使いの方で、曲のライブラリーを作成されている場合は、

曲の再解析が必要になる場合があります。

1.Serato DJ の［Files］キーをクリックします。

［Files］パネルが開き、お使いのコンピューターとコンピューターに接続されて

いる周辺機器のファイルが表示されます。

2.［Files］パネルで、ライブラリーに加えたい曲が含まれているフォル

ダーをクリックしします。

3.選んだフォルダーを create パネルにドラッグ &ドロップします。

crate が作成され、ライブラリーに楽曲が追加されます。

曲をロードする

曲をロードして、出力できるようにします。

1.DJ-808 の［BACK］ボタンを押して、create パネルにカーソルを移

動させます。

2.DJ-808 のロータリー・セレクターを回して、ロードする曲が含まれて

いるフォルダーに移動し、ロータリー・セレクターを押します。

カーソルがライブラリーに移動します。

3.ロータリー・セレクターを回して、ロードする曲に移動します。

4.DJ-808 で、曲をロードしたいデッキの［LOAD］ボタンを押します。

1.［POWER］スイッチを押して、DJ-808 の電源をオンにします。

2.DJ-808 に接続した機器の電源をオンにします。

3.Serato DJ を起動します。

MacOS

Finder で［アプリケーション］フォルダーを開き、［Serato DJ］のアイコンを

クリックする。

Windows7

［スタート］メニューから、［すべてのプログラム］

［Serato］

［Serato DJ］

［Serato DJ］のアイコンをクリックする。

Windows8.1

［アプリビュー］から［Serato DJ］のアイコンをクリックする。

Windows10

［スタート］画面または［アプリビュー］から［Serato DJ］のアイコンをクリッ

クする。

SeratoDJの使いかた

曲を再生する

1.DJ-808 のつまみやスイッチを、以下のように設定します。

［MASTER LEVEL］つまみ

左に回しきった位置

［TRIM］つまみ

［HI］、［MID］、［LOW］つまみ

中心位置

［FX］つまみ

チャンネル・フェーダー一番下の位置

［CROSS FADER ASSIGN］スイッチ「THRU」の位置

［INPUT SELECT］スイッチ「PC」の位置

2.［

］ボタンを押して、ロードした曲を再生します。

3.チャンネル・フェーダーを上に動かし、［TRIM］つまみを右に回して、

音量を調整します。

ピーク・レベルが、チャンネル・レベル・インジケーターのオレンジ色の部分で

点灯するように調整します。

4.［MASTER LEVEL］つまみを右に回して、スピーカーのレベルを調整

します。

ヘッドホンで音をモニターする

1.DJ-808 のつまみを以下のように設定します。

［MIXING］つまみ

左に回しきった位置

［VOLUME］つまみ

2.モニターするチャンネルの、チャンネル［CUE］ボタンを押します。

3.［VOLUME］つまみを右に回して、ヘッドホンのレベルを調整します。

Serato DJ の終了方法

1.Serato DJ の画面を閉じます。

MacOS

Serato DJ の画面左上にある［

］（赤：閉じる）ボタンをクリックします。

Windows

Serato DJ の画面右上にある［×］ボタンをクリックします。

確認画面が表示されます。

2.［はい］をクリックして、Serato DJ を終了します。

3.DJ-808 に接続した機器の電源をオフにします。

4.［POWER］スイッチを押して、DJ-808 の電源をオフにします。

ローランド DJ-808：DJ コントローラー

電源 AC アダプター

消費電流 2,000mA

外形寸法 666（幅）× 427（奥行）×84（高さ）mm

質量 6.8kg（AC アダプターを除く）

付属品

スタートアップ・ガイド

AC アダプター

電源コード

USB ケーブル

保証書

ローランドユーザー登録カード

Serato DJ EXPANSION PACK VOUCHER

※ 本書は、発行時点での製品仕様を説明しています。最新情報についてはロー

ランド・ホームページをご覧ください。

安全上のご注意

使用上のご注意

警告

Auto O󰮏 機能について

本機は、演奏や操作をやめてから一定時間経過する

と自動的に電源が切れます（Auto O󰮏 機能）。自動

的に電源が切れないようにするには、Auto O󰮏 機能

を解除してください。

解除のしかたについては、取扱説明書（PDF）をご覧ください。

付属の AC アダプターを AC100V で使用

する

AC アダプターは、必ず付属のものを、AC100V の

電源で使用してください。

警告

付属の電源コードを使用する

電源コードは、必ず付属のものを使用してください。

また、付属の電源コードを他の製品に使用しないでく

ださい。

注意

PHONO GROUND 端子の取り扱いに注

意する

PHONO GROUND 端子ネジは、お子様が誤って飲

み込んだりすることのないよう取りはずした状態で放

置しないでください。再度ネジを取り付ける際は、ゆ

るんではずれないように確実に取り付けてください。

設置について

• 設置条件（設置面の材質、温度など）によっては、本機

のゴム足が設置した台などの表面を変色または変質させる

ことがあります。

修理について

• 修理を依頼されるときは、事前に記憶内容をバックアップ

するか、メモしておいてください。修理するときには記憶

内容の保存に細心の注意を払っておりますが、メモリー

部の故障などで記憶内容が復元できない場合もあります。

失われた記憶内容の修復に関しましては、補償も含めご容

赦願います。

• 当社では、本機の補修用性能部品（製品の機能を維持す

るために必要な部品）を、製造打切後 6 年間保有してい

ます。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていた

だきます。なお、保有期間を過ぎたあとでも、故障箇所

によっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ

店、またはローランドお客様相談センターにご相談くだ

さい。

その他の注意について

• 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などによって失

われることがあります。失っても困らないように、大切な

記憶内容はバックアップしておいてください。

• 失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含めご容

赦願います。

• ご使用の年月とともに、パッドのゴム表面が変色すること

がありますが、使用上影響はありません。

• 抵抗入りの接続ケーブルは使用しないでください。

知的財産権について

• 第三者の著作物（音楽作品、映像作品、放送、実演、そ

の他）の一部または全部を、権利者に無断で録音、録画、

複製あるいは改変し、配布、販売、貸与、上演、放送な

どを行うことは法律で禁じられています。

• 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本製品を

使用しないでください。お客様が本製品を用いて他者の

著作権を侵害しても、当社は一切責任を負いません。

• 製品に内蔵、付属されたコンテンツ（音色波形データ、ス

タイル・データ、伴奏パターン、フレーズ・データ、オー

ディオ・ループ、画像データなど）の著作権は当社が保有

しています。

• 製品に内蔵、付属されたコンテンツ（ただしデモ曲などの

楽曲データは除く）を素材として、お客様が新たな作品を

制作、演奏、録音、配布をすることに関しては、当社の

許諾を必要としません。

• 製品に内蔵、付属されたコンテンツを、そのまま、もしく

は酷似した形態で取り出し、別の記録媒体に固定して配布

したり、コンピューター・ネットワークを通じて公開したり

することはできません。

• MMP（Moore Microprocessor Portfolio）はマ

イクロプロセッサーのアーキテクチャーに関する TPL

（Technology Properties Limited）社の特許ポートフォ

リオです。当社は、TPL 社よりライセンスを得ています。

• ASIO は、Steinberg Media Technologies GmbH の

商標およびソフトウェアです。

• 本製品には、イーソル株式会社のソフトウェアプラット

フォーム「eParts™」が搭載されています。

• Roland、SLICER は、日本国およびその他の国における

ローランド株式会社の登録商標または商標です。

• 文中記載の会社名および製品名は、各社の登録商標また

は商標です。

主な仕様

ローランド株式会社

〒431-1304 静岡県浜松市北区細江町中川 2036-1

Roland DJ-808 取扱説明書

関連論文

その他の書類