J-INFRA
図 1: J-INFRA ラウドスピーカー
J-INFRA は、J シリーズ用のカーディオイドインフラサブウーファーで、 J8、
J12 および J-SUB キャビネットの様々な組み合わせで構成される J シリーズシ
ステムの補強に使用することができます。これによって J シリーズシステムの周
波数特性は 27 Hz まで拡張されます。
J-INFRA のキャビネットは、グラウンドスタックによる一般的な L/R セットアッ
プでも、サブウーファーアレイの どちらの配置でも使用できます。1 台の J-
INFRA キャビネットで、2 台の J-SUB サブウーファーに更に低い周波数域のエ
ネルギーを追加して供給します。
J シリーズアレイのプランおよびデザインの詳細な説明は、J フライングフレー
ムおよび d&b ArrayCalc ソフトウェアとともに提供される「“TI 385 d&b Line
array design, ArrayCalc”」技術文書に記載されています。
J-INFRA キャビネットは、アクティブ駆動の 2 ウェイバスレフレックス設計
で、3 台の高偏位ネオジウム 21 インチドライバーを搭載しています。2 台は
キャビネットの前方に、1 台は後方に向かって放射しています。
前方および後方向きのドライバーは、それぞれ個別のアンプチャンネルで駆動
し、独立したバスレフレックスチャンバーで動作します。この設定から生み出
されるカーディオイド指向性パターンにより、システム後方への不必要なエネ
ルギーの回り込みを防止し、低域の残響音場を大幅に減少させ、極めて高精度
な低域再生を提供します。 J-INFRA キャビネットは、隣接するキャビネットと
の間隔を必ず 60 cm (2 ft)以上あけて設置してください。
J-INFRA キャビネットは船舶用合板製で、耐衝撃および耐候性 PCP(ポリウレア
キャビネットプロテクション)仕上げが施されています。ラウドスピーカー
キャビネットの前面および後面は頑丈な金属性グリルで保護されています。両
側面パネルには合計 8 つのハンドルが付いています。キャビネットには背面パ
ネルから前面パネルに渡って 2 本のランナーがあるため、底面パネルを擦り傷
から保護します。これに対して各キャビネットの上面パネルに 2 個の凹みが設
けられており、J-INFRA をスタックした際にキャビネットがずれることを防止し
ます。キャビネットの前面部には、オプションの移動用木製蓋 E7920 を固定す
るキャッチロック受けが 4 箇所に取り付けられています。
コネクター
1
2
3
4
5
Sense D riv e
図 2: コネクターの接続
J-INFRA キャビネットには、NLT4F コネクターが 1 つ取り付けられています。
フロントドライバーは、1+/1–のピン配列を使用し、リアドライバーは 2+/2
のピン配列を使用します。
J-INFRA は、オプションで EP5 または NL8 コネクターを選択することも可能で
す。 対応する NLT4F、EP5 のピンおよび NL8 コネクターは下の表に示していま
す。
LF +
フロント
LF –
フロント
LF +
リア
LF –
リア
SenseDrive
フロント
NLT4F
1+ 1– 2+ 2–
不可
EP5
1 2 3 4 5
NL8
1+ 1– 4+ 4– 3–
J-INFRA マニュアル (1.1 JP) ページ 4 of 8