Poly RMX 1000 クイックスタートガイド

タイプ
クイックスタートガイド
2.1.0 | July 2009 | 3725-32798-002
Polycom
®
RMX 1000
システ
入門 &
© 2009 Polycom, Inc. All rights reserved.
Polycom, Inc.
4750 Willow Road
Pleasanton, CA 94588-2708
USA
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す。 め、 フ ト は、 他の著作権が物件 ( 例 : 本は録音物 ) 同様
り扱う
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るこありま
商標情報
Polycom® Polycom のロゴデザイン、 Polycom 社製品の製品名おは、 Polycom, Inc. の商標
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習法
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特許情報
付随製品は、 び諸外国の 1 つ以上の特許権 保護か、 Polycom, Inc. によ
特許申請中 保護
Regulatory Notices
United States Federal Communication
Commission (FCC)
Part 15: Class A Statement. This equipment has
been tested and found to comply with the limits for
a Class A digital device, pursuant to Part 15 of the
FCC Rules. Test limits are designed to provide
reasonable protection against harmful interference
when the equipment is operated in a commercial
environment. This equipment generates uses and
can radiate radio-frequency energy and, if not
installed and used in accordance with the
instruction manuals, may cause harmful
interference to radio communications. Operation of
this equipment in a residential area is likely to
cause harmful interference, in which case the user
will be required to correct the interference at his or
her own expense.
CE & UL Mark
Polycom Inc., declares that the Polycom
RMX 1000 is in conformity with the following
relevant harmonized standards:
EN 60950-1:2001+A11:2004
EN 55022:2006
EN 55024:1998/A1:2001/A2:2003
EN 61000-3-2:2006
EN 61000-3-3:1995/A1:2001/A2:2005
UL Listed (USA)
CUL Listed (Canada)
Following the provisions of the Council Directive
1999/CE on radio and telecommunication
terminal equipment and the recognition of its
conformity.
Compliant with European Battery Directive 2006/66/EC
To comply with the European Battery Directive 2006/66/EC, dispose of weak and worn out batteries in
accordance with local and national regulations.
i
目次
RMX 1000 V2.1 入門ガイド·········································································1
安全についてのご注意 ····································································1
ハードウェア仕様 ···········································································1
RMX
1000 の開梱と設置 ·································································2
コンフィグレーションの準備 ·······························································2
ネットワーク情報の取得 ······························································2
製品アクティベーションキーの取得·················································3
初回のコンフィグレーション ·······························································4
PC RMX 1000 に接続···························································4
Web ユーザインターフェイスへのログイン ·······································4
デフォルト IP アドレスの変更 ······················································6
他のネットワークオプションの構成 (オプション) ·································7
システム時刻の同期 ································································ 11
RMX 1000 V2.1 リリースノート ··································································12
バージョン 2.1 - 新機能のリスト ······················································· 12
インターオペラビリティ
リスト ··························································· 13
アップグレードの手順 ···································································· 15
バージョン 1.1 からバージョン 2.1 へのアップグレード····················· 15
システムリカバリ ····································································· 15
アップグレードしたシステムのアクティベーション ······························ 18
修正された問題
(V1.1 との比較) ····················································· 20
RMX
1000 V2.1 の既知の制限························································ 22
未解決の問題 ············································································· 24
RMX 1000 V2.1 入門ガイド
1
RMX 1000 V2.1 入門ガイド
安全についてのご注意
システムを安全にご使用いただくため、以下のルールをお守りください。
Polycom RMX 1000 ユニットの周辺をきれいに整頓し、換気の良い状態に保ち
ます。
RMX 1000 が搭載されるラックを、アース付き電源コンセントに近い適切な場所
に設置します。
ラック下部にあるレベルアジャスタを床まで完全に届くようにして、ラックの全重
量をアジャスタが支えるようにします。ラックからシステムを引き出す場合は、
ラックが安定していることを確認してから行います。
ラックを 1 基だけ設置する場合は、ラックにスタビライザを取り付けます。複数
のラックを設置する場合は、ラック同士を連結します。
電源サージおよび電圧ノイズから RMX 1000 ユニットを保護し、停電時にも動
が続行できるよう、無停電電源装置 (UPS) を使用します。
システムの電源装置に触れる必要がある場合は、システムの電源をオフにし、電源
装置の温度が十分に下がってから行います。
ハードウェア仕様
パラメータ
説明
形状
3U 19 インチ ラック マウント
高さ
132 mm
430 mm
奥行
506 mm
重量
22 Kg
電源装置
温度制御 650W ATX AC 電源装置 PFC 付き
交流電圧
100240 VAC5060 Hz59 Amp
RMX 1000 V2.1 入門ガイド
2
RMX 1000 の開梱と設置
1 RMX1000 を、導入先の安定した場所に設置します。
2 RMX1000 デバイスをパッケージから慎重に取り出しますデバイスはラックまた
は平らな面に設置します。
RMX1000 をラックに搭載する場合は、ラックの製造元から提供されたブラ
ケットを、RMX 1000 を設置するラックの両側に取り付けます。RMX1000 を、
ラックの前面に 4 本のネジで固定します。
ラックに搭載しない場合は、RMX1000 を平らで安全な場所に設置します。
3 ケーブルを RMX 1000 のバックパネルに接続します。
電源ケーブルは、接触不良を防ぐために、プラグを電源ソケットにしっかり
挿入します。
LAN ケーブルは、RMX 1000 LAN1 ポートに接続します。
デバイスをシャットダウンする場合は、最初に電源スイッチをオフにしてください。供給電源を直接切断
したり、電源ケーブルを抜いたりしないでください。
コンフィグレーションの準備
ネットワーク情報の取得
初回のコンフィグレーションを行う前に、ネットワーク管理者から以下の取得しま
す。これにより、ローカルネットワーク上で RMX 1000 を構成することができます。
IP ネットワークタイプ (H.323SIPH.323 & SIP のいずれか) と関連するコン
フィグレーション情報の確認
RMX 1000 LAN ポートの IP アドレス、サブネットマスク、デフォルトゲー
トウェイの IP アドレス
DNS サーバアドレス (オプション)
ゲートキーパーの IP アドレス、RMX 1000 に割り当てる H.323 プリフィックス
E.164 番号 (ゲートキーパーを使用する場合)
SIP サーバアドレス (オプション)
RMX 1000 V2.1 入門ガイド
3
製品アクティベーションキーの取得
RMX 1000 を使用する前に、デバイスを登録してアクティベートする必要があります。
製品アクティベーションキーを取得するには、次の手順を実行します。電源をオンに
して RMX 1000 に初めてログインすると[
製品アクティベーション
] ダイアログ ボッ
クスが表示され、製品アクティベーションキーの入力を要求されます。
1 ブラウザのアドレスバーに「http://portal.polycom.com」と入力して、Polycom
Resource Center のログインページにアクセスします。
2 [Login] ボックスに Email アドレスとパスワードを入力して、[Login] をクリックし
ます。新規ユーザの場合は、[Register for An Account] リンクをクリックして登
録を行います。
3 インターフェイス上部のナビゲーションバーにある [Service & Support] –>
[Product Activation] -> [Overview] をクリックします。
4 [Activate Your Product] ページに移動します。[Single License Number] ペインに製品
ライセンス番号シリアル番号を入力し、[Generate] ボタンをクリックします。
製品のライセンス番号とシリアル番号は、RMX 1000 に付属するドキュメントに記
載されています。[
キーコード
] フィールドに表示されるアクティベーションキーを記
録します。
RMX 1000 V2.1 入門ガイド
4
初回のコンフィグレーション
PC RMX 1000 に接続
1 PC RMX 1000 LAN1 ポート (デフォルトで有効) をクロスケーブルで接続す
るか、PC RMX 1000 を、同一 LAN 上の同じスイッチに接続します。RMX
1000 の電源スイッチをオンにします。
2 RMX 1000 IP アドレスと同じネットワークセグメント上にある IP アドレス
PC に設定します
出荷前の RMX 1000 のデフォルトの IP アドレスは以下のとおりです。
LAN1 ポートの IP アドレス - 192.168.1.254
サブネットマスク - 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイの IP アドレス - 192.168.1.1
製品の現在のアドレス情報は、デバイスに付属する RMX 1000 Discover ツールを
使用して確認することもできます。
a. 製品に付属の CD に格納されてい RMX 1000Discover.exe ファイルを実
行します。
b. デバイスの現在のアドレス情報を表示するには、[Discover] ボタンをクリッ
クします。
RMX 1000 システムにシリアルケーブルを接続して HyperTerminal を使用することにより、RMX 1000
の初期 IP アドレスを表示して変更することもできます。詳細については、『RMX 1000 ユーザガイド』
の「付録 B: Telnet/端末コマンド」の項をご参照ください。
Web ユーザインターフェイスへのログイン
1 PC Web ブラウザを実行します。アドレスバーに「http://<RMX 1000 IP
address>」と入力してEnter キーを押します。
2 ドロップダウンメニューから Web インターフェイスの言語を選択します。選択
した言語が PC のブラウザまたは OS でサポートされていない場合、コンテンツ
は英語で表示されます。
3 [ログイン] 画面で、デフォルトのユーザ名 (POLYCOM) パスワード (POLYCOM)
を入力します。[ログイン] ボタンをクリックしてWeb
コンフィグレーション
イン
RMX 1000 V2.1 入門ガイド
5
ターフェイスにログインします。
4 [
製品アクティベーション
] ダイアログボックスが表示されます。[
アクティベー
ションキー
] ボックスに [
製品アクティベーションキーの取得
] で取得したアク
ティベーションキーを入力し、[保存] ボタンをクリックします。[閉じる] ボタン
をクリックします。
アクティベーションキー
がない場合は、[Polycom Resource Center] ボタンをクリック
して Polycom Web サイトの [Service & Support] ページにアクセスします。詳細につ
いては、「製品アクティベーションキの取得」の項をご参照ください。
5 システムを再起動するかどうか確認するメッセージが表示されます。[今すぐ再起
動する] をクリックして、アクティベーションを検証します。
6 システムが起動したら、Web インターフェイスから [管理] -> [ライセンス情]
、アクティベーシをチェックします。アクティベー
ションされた機能には
が付きます。アクティベーションされていない機能に
が付きます。
RMX 1000 V2.1 入門ガイド
6
デフォルト IP アドレスの変更
RMX 1000 Web コンフィグレーションインターフェイスにアクセスしたあと、
ローカルネットワークの設定に基づいてデバイスのデフォルトの IP アドレスを変更
することができます。
1 [RMX
管理
] ペインで、[IP ネットワーク サービス] をクリックします。
2 [IP
ネットワークサービス
] コンフィグレーションペインで、右クリックして
[LAN 1] -> [プロパティ] を選択します
3 [LAN1] の設定インターフェイスで、ネットワーク管理者から取得した IP アドレ
スを設定し、デバイスがローカルネットワーク上で使用できるように構成します。
RMX 1000 V2.1 入門ガイド
7
パラメータ
説明
LAN1
使用
ネットワークポートを有効または無効にします。
DHCP
ネットワークに DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) サーバ
が構成されている場合は、このオプションを選択して IP アドレスを自動
的に取得します。
静的 IP アドレスを使用する場合は、このオプションの選択を解除しま
す。この場合、以下の 3 つのパラメータを構成する必要があります。
IP
アドレス
ネットワークポートの IP アドレスを設定します。
サブネット
マスク
ネットワークポートのサブネットマスクを設定します。
ゲートウェイ
ネットワークポートのゲートウェイアドレスを設定します。
[
デフォルトに設定
]
オプションを選択した場合は、一致する静的ルートが見つからないと、デ
フォルトでこのゲートウェイを通してデバイスのパケットが送信されます。デ
ルトルートは、[IP ネットワークサービス] -> [ルータ] ペー表示さ
す。
NAT
NAT (Network Address Translation) 機能を使用すると、送信前にプラ
イベートネットワークの IP アドレスをパブリックネットワークの IP アドレ
スに変換することができます。NAT を有効にするには、このボックスを選
択し、外部に公開するパブリックネットワーク IP アドレスを入力します。
DNS
サーバアドレス
の自動取得
[DHCP] 組み合わ使用し[DHCP] チェックボックスが
選択さ場合、を選択すDNS サーバのアドレス
がネットワーク内の DHCP 自動的に取得さ
優先
DNS
サーバ
/
オルタネート
DNS
サーバ
[DNS サーバアドレスの自動取得] オプションを選択しない場合は、デバ
イスがドメイン名の解決に使用する優先 DNS サーバ/オルタネート
DNS サーバのアドレスを、ここに入力する必要があります。
LAN
速度
LAN ポートの速度/デュプレックスモードを設定します。サポートされてい
る速度/デュプレックスモードは、10M/100M の全二重モードまたは半二
重モードと 1000M ネットワークモードです。また、
[
自動
]
を選択して、ス
イッチポートとの自動ネゴシエーションを使用することもできます。
メモ
:
[LAN 速度] を設定する前に、スイッチのコンフィグレーションが
MCU ポートと一致していることをネットワーク管理者に確認しします。
MTU
サイズ
IP 通話と Web 通信で使用する MTU (Maximum Transmission Unit)
のサイズを指定します。ビデオ画像にブロックノイズが出たり、ネットワー
クエラーが発生する場合は、パケットのサイズが大きすぎる可能性があり
ます。この場合は MTU サイズを小さくします。不要なオーバーヘッドで
ネットワークに負荷がかかる場合、パケットのサイズが小さすぎる可能性
があります。この場合は MTU サイズを大きくします。
他のネットワークオプションの構成 (オプション)
必要に応じて、以下の手順に従って他のネットワークパラメータを構成することがで
きます。
1 [RMX
管理
] ペインで、[IP ネットワーク サービス] をクリックします。
2 [IP
ネットワークサービス
] コンフィギュレーションペインで、[LAN 1] をダブル
クリックまたは右クリックして、[プロパティ] を選択します。
3 [ルータ] タブをクリックし、ネットワークトポロジに従ってルーティングテーブ
ル情報を設定します。
RMX 1000 V2.1 入門ガイド
8
パラメータ
説明
ルータの
IP
アドレス
パケ送信の送信ルータ IP アドレスを設定します。
リモート
IP
アドレス
パケット送信の転送先のネットワークアドレスを設定します。
サブネット
マスク
転送先ネットワークのサブネットマスクを設定します。
4 IP ネットワークタイプが SIP のみの場合は、手順 7 に進みます。
5 システムをゲートキーパーに登録するには、[ゲートキーパー] タブをクリックし、
次ページの表に従って関連パラメータを構成します。
RMX 1000 V2.1 入門ガイド
9
パラメータ
説明
IP
ネットワークタイプ
RMX 1000 システムが通話を行うために必要な IP ネットワー
クタイプを設定します。RMX 1000 に接続されるエンドポイントで
使用される通話タイプに基づいて、以下のいずれかの IP ネット
ワークタイプを設定する必要があります。
H.323:
H.323 話のみがサポートされます。
SIP:
SIP 通話のみがサポートされます。
H.323 & SIP:
H.323 通話と SIP 通話が同時にサポートさ
れます。
ゲートキーパーに関連するパラメータは、H.323 ネットワークタイ
プが選択された場合にのみ設定することができます。
ゲートキーパー
(GK)
に登録
ゲートキーパーに登録するかどうかを設定します。以下のパラ
メータを設定する場合は、このオプションを選択する必要があり
ます。
プライマリ
GK (
オルタネート
GK)
デバイスがプライマリ GK (オルタネート GK) に登録されている
かどうかを示します。
ゲートキーパーの
IP
アドレス
プライマリ GK (オルタネート GK) IP アドレスを設定します。
ゲートキーパーのポート
プライマリ GK (オルタネート GK) のポート番号を設定します。
システムプリフィックス
/E164
システムの E.164 を設定します。
システム
H.323
エイリアス
システムの H.323 エイリアスを設定します。
6 IP ネットワークタイプが H.323 のみの場合は、手順 8 に進みます。
7 SIP サーバを構成するには[SIP サーバ] タブをクリックし、次ページの表に従っ
て関連パラメータを構成します。
RMX 1000 V2.1 入門ガイド
10
パラメータ
説明
IP
ネットワークタイプ
RMX 1000 システムが通話を行うために必要な IP ネットワークタイプを
設定します。RMX 1000 に接続されるエンドポイントで使用される通話タイ
プに基づいて、以下のいずれかの IP ネットワークタイプを設定する必要
があります。
H.323:
H.323 話のみがサポートされます。
SIP:
SIP 通話のみがサポートされます。
H.323 & SIP:
H.323 通話と SIP 通話が同時にポーれま
SIP サーバに関連するパラメータは、SIP ネットワークタイプが選択され
た場合にのみ設定することができます。
トランスポートタイプ
SIP サーバとの通信に使用されるトランスポートレイヤ プロトコルを設定
します。このプロトコルは、SIP サーバでサポートされるプロトコルと一致
する必要があります。
サーバへ登録
RMX 1000 を、指定された SIP サーバに登録するかどうかを指定します。
この機能を有効にした後に、SIP サーバ関連パラメータを設定する必要が
あります。
プライマリサーバ
/
オルタネートサーバ
SIP サーバの登録状態が表示されます。
プライマリサーバの登録に失敗すると、オルタネートサーバが現在使用中
SIP サーバとして機能します。
サーバアドレス
登録サービス用の SIP サーバの IP アドレスを指定します。
サーバのポート
登録サービス用の SIP サーバの接続ポートを指定します。
サーバのドメイン名
登録サービス用の SIP サーバのドメイン名を指定します。
ユーザ名
SIP サーバが、登録ユーザとして指定したユーザ名です。
パスワード
上記のユーザ名に対応するパスワードです。
送信プロキシサー
RMX 1000 システムを内部ネットワーク上に設置した場合に SIP サーバ
と通信するには、ファイアウォール/NAT 越えに、送信プロキシサーバが必
要です。この場合、送信プロキシサーバの IP アドレスとポート番号を設
定する必要があります。
8 [OK] ボタンをクリックして、コンフィグレーションを完了します。
RMX 1000 V2.1 入門ガイド
11
システム時刻の同期
RMX 1000 システムを使用して会議を開催するには、最初にシステム時刻の同期をと
り、会議スケジュールの時刻とローカル時刻とを一致させる必要があります。
1 Web インターフェイスで、[セットアップ] -> [RMX 時間] の順に選択して、シス
テム時刻のコンフィギュレーションインターフェイスを表示させます。
2 時刻の同期モードを、以下の中から選択します。
デバイスの時刻をネットワーク タイム サーバの時刻に合わせるには、[デバ
イス時間を時間サーバと同期] オプションを選択します。この場合、時間サー
バの IP アドレスまたはドメイン名を [時間サー] フィールドに入力します。
デバイス時刻をユーザの PC の時刻に合わせるには、[PC の日時と同期]
プションを選択して、デバイスの時刻を PC の時刻と同期させます。
3 [同期] ボタンをクリックし、同期処理を実行します。[閉じる] をクリックします。
これで、システムが使用できる状態になります。他のコンフィグレーションについて
は、RMX 1000 ユーザガイド』をご参照ください。
RMX 1000 V2.1 リリースノート
12
RMX 1000 V2.1 リリースノート
バージョン 2.1 - 新機能のリスト
項目
機能
説明
パーソナルスキンと UI
のカスタマイズ
バージョン 2.1 では、Web UI のための独自のロゴ、
ビデオレイアウトのスキン、ログイン画面に表示するカス
タマイズしたウェルカムメッセージをアップロードすること
ができます。
CMA ゲートキーパー/
LDAP アドレス帳との
統合
RMX 1000 のアドレス帳は、CMA サーバのグローバル
アドレス帳と同期して、各デバイスのプレゼンスを表示す
るように設定することができます。
カレンダー予約表示
バージョン 2.1 では、予約操作にカレンダー表示モード
が追加されたため、ユーザは Outlook と同様のインター
フェイスで会議をスケジュールすることができます。
会議間での移動
バージョン 2.1 では、Continuous Presence 会議間で
の参加者の移動がサポートされます。暗号化されていな
い会議と暗号化されている会議の間では移動はできま
せん。
会議参加者の
ショット
バージョン 2.1 では、管理者は、接続されている会議参
者からのビデオのスナップショットを見ることができます。
オンラインヘルプ
バージョン 2.1 ではオンラインヘルプが追加され、ユー
ザは Web UI を通じてアクセスすることができます。
オンラインヘルプは、日本語と英語に対応しています。
リソース使用状況バー
の改善
バージョン 2.1 では、リソース使用状況バーの改善に
よって、
リソース使用状況の
より詳細な情報が提供さ
れ、グラフ表示できるようになりました。
招待の改善
バージョン 2.1 では、ユーザは Ad Hoc 会議を生成し
リモコンを使用して他のエンドポイントをすぐに招待する
ことができます。
エコー除去
バージョン 2.1 では、エコーとキーボードノイズを抑制
するエコー除去テクノロジにより、音声性能が改善されま
した。
ステレオ IVR
バージョン 2.1 では、IVR メッセージのステレオ再生が
サポートされます。
使いやすさ
PCM (Personal Con-
ference Management)
の改善
バージョン 2.1 では PCM インターフェイスが強化さ
れ、グローバルアドレス帳経由での参加者の招待、チェ
アパーソン権限の要求、会議の録画などの機能が追加
されました。
RMX 1000 V2.1 リリースノート
13
項目
機能
説明
MTU サイズの設定
バージョン 2.1 では、LAN 接続の MTU サイズを設定
することができます。
レガシーエンドポイント
のコンテンツサポート
H.239 非対応のエンドポイントが、会議の人物ビデオの
代わりにビデオチャンネルでコンテンツを受信できるかど
うか選することが択できます。
SSL のサポート
バージョン 2.1 では、Web UI への SSL/Https 接続が
サポートされ、セキュリティが向上しました。
インターオペラ
ビリティ/セキュ
リティ
参加者が残り 1 拠点
になった場合の自動
終了
このオプションにより、接続されている参加者が 1 拠点
のみになったとき、会議を自動終了させることができます。
SIP のサポート バージョン 2.1 では SIP がサポートされます。
SNMP のサポート バージョン 2.1 では SNMP がサポートされます。
CMA のサポート
バージョン 2.1 では、CMA との完全な統合がサポート
されます。
録画インジケータ
RMX 1000 を設定して、会議が録画されているとき、会
議ビデオに録画アイコンを表示させ、会議参加者に、会
議が録画されていることを告知することができます。
VC2
G.719 のサポート バージョン 2.1 では G.719 がサポートされます。
新しいアルゴリ
ズム
Video Clarity
このアルゴリズムにより、低ビットレートまたは低解像度
で接続されているエンドポイントで、受信するビデオの画
質が改善されます。
インターオペラビリティ リスト
RMX 1000 V2.1 でテストされたデバイスのインターオペラビィティ リストを次ペー
ジに示します。
これらのデバイスは、最新バージョンにアップグレードして使用されることをお勧め
いたします。H.323 または SIP をサポートする他のタイプのデバイスについても、で
きるかぎり調査および情報の提供に努力いたします。
RMX 1000 V2.1 リリースノート
14
製品タイプ
メーカ
モデル
バージョン
(
下記バージョンまたはそれ以降
)
HDX シリーズ
2.0.2 - 2461
VSX シリーズ
9.0.1
QDX 6000 3.0
V500 9.0.5
ViewStation FX 6.0.5
VS 4000 6.0.5
ViewStation EX 6.0.5
ViewStation SP 7.5.4.1
ViewStation 512 7.5.4.1
iPower 9000 6.2.0
PVX 8.0.4
CMA Desktop 4.1.0
DST B5 2.0.0
Polycom
DST K60 2.0.1
MXP 770/990
F4.0
1700 MXP F8.0
Edge95 MXP F8.0
Tandberg
880 E E5.3
Aethra Vega Star Gold 6.0.49
PCS1 3.2.2
Sony
PCS-G70 2.63
エンドポイント
LifeSize Room system 1_4.1(17)
RMX 2000 2.0
MCU Polycom
MGC 8.0
CMA 5000 4.0.1
SE 200 2.1
ゲートキーパー
Polycom
PathNavigator 7.0.11
Polycom VVX 1500 3.1.2
VoIP 電話
Polycom
SoundPoint
IP670
3.1.2
レコーダ
Polycom RSS 2000 4.0
RMX 1000 V2.1 リリースノート
15
アップグレードの手順
バージョン 1.1 からバージョ 2.1 へのアップグレード
必要な 2 つのパッケージが RMX 1000 に正常にアップロードされるまでは、システムを再起動しない
でください。アップロードが完了する前にシステムを再起動すると、アップグレードが失敗し、Web イン
ターフェイスが使用できなくなります。この問題が発生した場合、デバイスに付属する RMX 1000
Rescue ユーティリティを使ってアップグレードを復元することができます。詳細については、システム
リカバリ」の項をご参照ください。
1 Polycom Web サイトから、必要なソフトウェアバージョン 2.1 (xx-File Sys-
tems-xx.ppm xx-Kernel Systems-xx.ppm) をダウンロードします。
2 [システムのアップグレード] ページで、ソフトウェアバージョン 2.1 2 つの
アップグレードパッケージをインストールします。
3
ライセンス契約の内容
を確認し、使用条件を承諾する場合は [ライセンス契約(右
のリンク)の内容を確認しました。契約に同意します。「ライセンス契約」] を選
択します。
4 [開く] をクリックし、バージョン 2.1 のファイルが保存されているフォルダ内の
Kernel Systems パッケージ (.ppm) を選択して、[ァイルのアップロード] をク
リックします。
5 「ソフトウェアのアップロードに成功しました - システムをリブートして、新し
いバージョンを今すぐにアクティベートしますか、それとも後でアクティベートし
ますか?と表示されたら、[後で再起動] をクリックします。システムはまだ再起
動しないでください
6 引き続き、手順 4 にしたがって、File Systems パッケージ (.ppm) をアップロー
ドします。
7 システムを再起動するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[今すぐ再
起動する] をクリックしてシステムを再起動します。
このアップグレードでは、アップグレードのアクティベーションキーをインストール
する必要があります。システムの再起動が完了したら、Web インターフェイスにログ
インしてシステムをアクティベートします。操作の詳細については、
アップグレード
したシステムのアクティベーション
」の項をご参照ください。
2 つのパッケージのアップロードが完了する前に誤ってシステムを再起動したため、
アップグレードに失敗した場合、以下の手順にしたがって、システムの修復を行います。
システムリカバリ
Polycom サポートチームと RMA または DOA のプロセスを開始する前に、以下の手順で修復を試
みます。
2 つのアップグレードファイルのアップロード中に誤ってシステムがリセットされた
などの理由により、万が一アップグレードに失敗した場合、以下の手順に従ってアッ
プグレードを復元することができます。
1 Hyperterminal を使って RMX 1000 システムをレスキューモードで起動します。
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Poly RMX 1000 クイックスタートガイド

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