2.1 製品説明
V8 は、広範囲におよぶサウンドリインフォースメントシ
ステムを 構成できるラインアレイラウドスピーカーです 。
V フライングフレームを 使用する場合には、水平方向に対
して 80°の定指向拡散パターンを生み出す最大 24 台まで
の垂直コラムを 構成することが可能です。
V12 ラインアレイモジュールは、V8 と音響的にも機械的
にも互換性を持っており 、120°の水平拡散を可能として
います。
V8 キャビネットは 、2 x 10 インチネオジミウム LF ドライ
バー、1 個の 8 インチホーンローデッド MF ドライバー 、
2 個の 1.4 インチスロート径の 2.5 インチコンプレッショ
ンドライバーが 専用のウェーブガイドに 取り付けられ、全
てパッシブクロスオーバーネットワークで 制御されてい
る 3 ウェイパッシブデザインです 。それぞれのキャビネ
ットの波形セグメントはギャップを生じることなく、コヒ
ーレントに連結されます。隣接するキャビネット 間のス
プレイアングルは 0° ~ 14°の間で調節可能です(1°単
位)。
全てのコンポーネントは、キャビネットの 中心軸を中心と
して 対称的に設置されており、完璧な分散パターンの実現
を可能としています 。このセットアップによって 、隣接す
る周波数帯域のオーバーラップを明確に定義したクロス
オーバー設計が可能となり、非常に一貫した正確な水平分
散が実現します。低域ドライバーを 双極状に配置してい
ることから、およそ 250 Hz までの水平分散コントロール
が維持されます。
周波数特性は 67 Hz から 18 Hz です。
V8/V12 キャビネットは 船舶用合板製で、耐衝撃・耐天候
塗装仕上げが施されており、ハンドル 2 個が取り付けら
れています。ラウドスピーカーキャビネットの 前面は、音
響透過性のある発泡フォームを 裏側に貼りつけた頑丈な
メタルグリルで保護されています。両側のパネルにはハ
ンドルが 1 個ずつ、キャビネット 後方の底面には 2 個の
グリップが装備されています。
V シリーズのリギングコンポーネントとアレイ
V シリーズは 、V8 と V12 ラウドスピーカーおよび(また
は)V-SUB カーディオイドサブウーファーと 組み合わせる
ことができます。
キャビネットは 、必要な時に引き出して 使用するキャビネ
ット前部両側にあるリギング金具とキャビネット 背面の
中央にある金具で機械的に連結することができます。必
要となるリギングコンポーネントは 全てキャビネットに
内蔵されており、使用時に開いて、または引き出して 使用
します。
V シリーズのリギングコンポーネントについての 詳細は、
V フライングフレームに 付属されている V シリーズリギ
ングマニュアルに 記載されています。
V アレイの設計および計画についての 詳細は、V フライン
グフレームに 同じく付属されている技術情報「TI 385 d&b
Line array design, d&b ArrayCalc」に記載されています。
d&b ArrayCalc アレイカリキュレーターは 、
www.dbaudio.com の d&b ウェブサイトでダウンロード 可
能です。
V8/V12 ラウドスピーカー
2 V8/V12 ラウドスピーカー
d&b V8/V12 マニュアル 1.7 ja 5