Hilti PRA 90 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

Hilti PRA 90 は、回転レーザーを装着可能な自動三脚です。操作パネルまたはリモートコントロールユニットにより高さ方向に動かすことができます。三脚とその上に装着した回転レーザーにより、水平レーザー面を特定のターゲット高さに合わせること、メータースリットの写し、水平高さの整準あるいは点検が可能です。

Hilti PRA 90 の主な機能と利点は以下の通りです。

  • 自動整準機能:Hilti のPR 30­HVS, PR 35, PR 300­HV2S またはPRI 36 回転レーザーにより自動整準することができ、レーザーレベルは厳密に所定のポイントに自動整準されます。
  • リモートコントロールユニットによる操作:三脚の操作パネルまたはリモートコントロールユニットにより高さ方向に動かすことができます。
  • 耐久性のある構造:最大支持重量が

Hilti PRA 90 は、回転レーザーを装着可能な自動三脚です。操作パネルまたはリモートコントロールユニットにより高さ方向に動かすことができます。三脚とその上に装着した回転レーザーにより、水平レーザー面を特定のターゲット高さに合わせること、メータースリットの写し、水平高さの整準あるいは点検が可能です。

Hilti PRA 90 の主な機能と利点は以下の通りです。

  • 自動整準機能:Hilti のPR 30­HVS, PR 35, PR 300­HV2S またはPRI 36 回転レーザーにより自動整準することができ、レーザーレベルは厳密に所定のポイントに自動整準されます。
  • リモートコントロールユニットによる操作:三脚の操作パネルまたはリモートコントロールユニットにより高さ方向に動かすことができます。
  • 耐久性のある構造:最大支持重量が
PRA 90
日本語
Printed: 23.04.2018 | Doc-Nr: PUB / 5136598 / 000 / 03
Printed: 23.04.2018 | Doc-Nr: PUB / 5136598 / 000 / 03
日本語 1
1 文書について
1.1 本書について
ご使用前に本書をすべてお読みくださいこのことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条
件となります。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
取扱説明書は常に製品とともに保管し、の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡し
ください。
1.2 記号の説明
1.2.1 警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されていま
危険
危険
この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使われます。
警告
警告
この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すために使われます。
注意
注意
この表記は、軽傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。
1.2.2 本書の記号
本書では、以下の記号が使用されています
使用前に取扱説明書をお読みください
本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
リサイクル可能な部品の取扱い
工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりませ
1.2.3 図中の記号
図中では以下の記号が使用されています
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています
付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります
概要図には項目番号が付されていて、製品概要セクションの凡例の番号に対応していま
この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。
無線データ転送
1.3 製品により異なる記
1.3.1 製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されています
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2 日本語
屋内でのみ使用してください
1.4 製品情報
製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニング
された人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。
製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用あるいは規定外の使用は危険です。
機種名および製造番号は銘板に表示されています。
製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせ
の際には、製品データが必要になります。
製品データ
自動三脚 PRA 90
製品世代 01
製造番号
1.5 適合宣言
当社は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な基準と標準規格に適合していることを宣言し
ます。適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, JA
1.6 型式審査
通知機関CSA Group Bayern番号1948 は、本体を審査し関連書類を評価し、以下の型式審査証書を発行し
ました:ZS 17 10 50140 007
2 安全
2.1 安全上の注意
この取扱説明書の個々の章の安全注意事項、またはご使用の回転レーザーの取扱説明書の安全注意事
項に加えて、必ず下記事項も遵守してください。
一般安全注意事項
安全機構を無効にしたり、注意事項や警告事項のステッカーをはがしたりしないでください。
作業場の安全確保
測定場所の安全を確保し、本体を設置するときは、ーザー光線が他人や自分に向いていないことを確
かめてください。
梯子や足場の上で作業を行うときは、不安定な態勢にならないように注意してください。足元を確かに
し、常にバランスを保ちながら作業してください。
本体は振動のないしっかりとした土台の上に据え付けてください。
本体は必ず決められた使用制限内で使用してください。
三脚の設置および操作時には、体のいかなる部分も三脚の下にないことを確認してください
三脚は踏み台代わりに使用しないでください。
本体は子供の手の届かない所に置いてください。作業場には関係者以外の人を立ち入らせないでくださ
い。
三脚を屋内に設置する際は床面に注意してください三脚が床面に傷をつけてしまう危険があります。
電磁波適合性
本体は厳しい規則に適合するように設計されていますが、Hilti としては強い電磁波の照射により障害を
受けて誤作動が発生する可能性を完全に排除することはできません。このような状況あるいはその他の
理由による誤作動が疑われる場合は、読取り値が惑わされていないかチェックしてください。またHilti
としては、本体が他の装置(航空機の航法システムなど)に影響を及ぼす可能性も完全に排除するこ
はできません。
一般的な安全対策
ご使用前に本体をチェックしてください。本体に損傷にある場合は、ヒルティサービスセンターに修理
を依頼してください
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PRA 90 のネジ付きロッドは、常に障害物や身体に接触したり、あるいは汚れが付着しないようにしてく
ださい。
三脚の足パイプあるいはその他の負傷の危険のある位置に、指またはその他の身体部分を差し込まない
でください。
本体は現場仕様に設計されていますが、他の電気機器と同様、取り扱いには注意してください。
本体は防湿になっていますが本体ケースに入れる前に必ず水気を拭き取り、乾いた状態で保管してく
ださい。
電源アダプターは必ず主電源に差し込んでください
本体と電源アダプターは邪魔にならない安全な場所に設置し、落下したり怪我したりすることがないよ
うにしてください。
作業場の採光に十分配慮してください。
延長コードを定期的に点検し損傷がある場合は交換してください。作業中に電源アダプターあるいは
延長コードが損傷した場合、電源アダプターには触れないでください。電源プラグをコンセントから抜
きます。損傷した電源コードや延長コードは感電の原因となり危険です。
パイプ、ジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてく
ださい。体が触れると感電の危険が大きくなります。
電源コードを火気、オイル、鋭利な刃物等に触れる場所に置かないでください。
電源アダプターは、決して濡れた状態や泥が付着したままの状態で使用しないでください。源アダプ
ター表面に導電性のある粉じんや水分が付着すると、時に感電の恐れがあります。たがって特に導電
性のある物質に対する作業を頻繁に行う場合は、定期的にHilti サービスセンターに本体の点検を依頼し
てください。
電気接点に触れないでください
PRA 90 使
PRA 90 搬送によご自あるは他方に負傷負わるこのないよに注してださい。
搬送の際には、特に足の先端の位置に注意してください。
PRA 90 の使用の後は、三脚の足をたたむ前にネジ付きロッドが最低位置まで下がっていることを必ず
確認してください。
バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
必ず本体用に許可されたバッテリーのみを使用してください。その他のバッテリーを使用したり、他の
目的でバッテリーを使用すると、火災や爆発の危険があります
バッテリーは高温と火気を避けて保管してください爆発の恐れがあります。
バッテリーを分解したり、挟んだり、80 °C176°F)以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
これを守らないと、事、爆発、腐食の危険があります。
バッテリー内に湿気が入らないようにしてください。湿気が入り込むと、絡や化学反応を引き起こし
たり、火傷や火災が発生する可能性があります。
LiIon バッテリーの搬送、保管、作動については特別規定を守ってください。
バッテリーの端子を短絡させないでください。バッテリーを本体に装着する前に、バッテリーの接点と
本体の接点に異物が付いていないか確認してください。バッテリーの電気接点が短絡すると、火災や爆
発、腐食の恐れがあります。
損傷したバッテリー例えば亀裂や破損箇所があったり、電気接点が曲がっていたり、押し戻されてい
たり、引き抜かれているバッテリー)は、充電することも、そのまま使用を続けることもできません。
本体の作動とバッテリーの充電には、必ずPRA 85 電源アダプター、またはPRA 86. 自動車用バッテリー
プラグを使用してください。そうしないと本体を損傷する危険があります。
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3 製品の説明
3.1 製品概要
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日本語 7
@
レーザー受光 5/8"
;
三脚ヘッド
=
引き抜き可能なサポートレッグ
%
操作パネル
&
操作パネル充電状態表示
(
操作パネル高さ調整
)
操作パネル LED インジケーター
+
操作パネル ON/OFF ボタン
§
バッテリー収納部
/
PRA 92 リモートコントロールユニット(オ
プション)
:
PRA 92 LED インジケーター
PRA 92 ON/OFF ボタン
$
PRA 92 高さ調整
£
回転レーザー
3.2 正しい使用
本書で説明している製品は、回転レーザーを装着可能な自動三脚です。三脚は、操作パネルまたはリモート
コントロールユニットにより高さ方向に動かすことができます。三脚とその上に装着した回転レーザーによ
り、水平レーザー面を特定のターゲット高さに合わせること、メータースリットの写し、水平高さの整準あ
るいは点検が可能です。
三脚は  3 つの方法で操作できます:PRA 30 リモートコントロールユニット/レーザーレシーバー(自動
整準および監視のためPR 30HVS 回転レーザーと組み合わせて)による操作、リモートコントロールユニッ
トを使用しない操作およびPRA 92 リモートコントロールユニットによる操作。
本製品には、必ずHilti のPRA 84 LiIon バッテリーを使用してください。
このバッテリーには、必ずHilti のPRA 85 電源アダプターを使用してください。
3.3 自動整準
三脚はHilti PR 30HVS, PR 35, PR 300HV2S またはPRI 36 回転レーザーにより自動整準することが
できますHilti のPR 30HVS 回転レーーと共に使用になことをおめしす。の回レーザー
はPRA 90 専用に調整されていて、三脚、回転レーザーおよびそれに付属するPRA 30 リモートコントロール
ユニットの 3 つの装置間の通信が可能です。
これら 3 つの装置の連携により、レーザーレベルは厳密に所定のポイントに自動整準されます。ターゲット
の高さをPRA 30 により示すだけで、PRA 90 はPR 30HVS 回転レーザーのレーザーレベルを厳密に所定の
高さに合わせます。
他の回転レーザーを使用する場合には、脚を上下動させるためにPRA 92 リモートコントロールユニット
が必要になります。このため自動整準は不可能です。
3.4 充電状態インジケーター
本体での充電、動作中の充電
状態 意味
4 個の LED が点灯。 充電状態 100 %
3 個の LED が点灯、1 個の LED が点滅。 充電状態≥ 75 %
2 個の LED が点灯、1 個の LED が点滅。 充電状況≥ 50 %
1 個の LED が点灯、1 個の LED が点滅。 充電状況≥ 25 %
1 個の LED が点滅。 充電状況 < 25 %
本体外での充電中
状態 意味
バッテリーの赤い LED が点灯。 バッテリーを充電中
バッテリーの赤い LED が点灯しない。 充電状態 100 %
3.5 本体標準セット構成
PRA 90 自動三脚、PRA 84 Li-Ion バッテリー、PRA 85 電源アダプター、キャリーベルト取扱説明書、製造
証明書。
その他の本製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当またはHilti センターにお問い合わ
いただくか、あるいはwww.hilti.group でご確認ください。
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4 製品仕様
4.1 製品仕様PRA 90
三脚の操作パネルの方向に対してのPRA 30 との通信可能距離
50 m
側方または三脚の操作パネルの反対方向に対してのPRA 30 との
通信可能距離
30 m
搬送長さ
94 cm
重量
8 kg
支持重量
5 kg
最大高さ(回転レーザーを含む)
1.95 m
最小高さ(回転レーザーを含む)
0.97 m
総移動距離
54 cm
最小移動距離
0.25 mm
動作温度
−20 60
保管温度
−25 60
保護等級
IP 56
三脚取付ネジ
⁵⁄₈" x 11 mm
ビーム出力
1.1 dBm
周波数
2,400 MHz 2,483.5 MHz
4.2 製品仕様PRA 84
電源電圧
7.2 V
動作時または動作中の充電時の最大電圧
13 V
32°C における充電時間
130 min
動作温度
−20 50
保管温度(乾燥)
−25 60
充電温度
0 40
重量
0.3 kg
4.3 製品仕様PRA 85
主電源
115 V 230 V
周波数
47 Hz 63 Hz
定格出力
36 W
定格電圧
12 V
動作温度
0 40
保管温度(乾燥)
−25 60
重量
0.23 kg
4.4 製品仕様PRA 92
通信方法赤外線
2.4 GHz
供給電源
3 アルカリ電池 2
動作温度
−20 50
保管温度
−25 60
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5 ご使用前に
5.1 バッテリーを充電す
この三脚は、必ずHilti のPRA 84 バッテリーを使用して作動させてください。
はじめてお使いになる前にはバッテリーをフル充電してください。
5.1.1 本体でのバッテリーの充電
警告
電流による危険。 液体の浸入により電源アダプターが短絡および爆発する可能性がありますその結果、
重傷や火傷を負う危険があります。
PRA 85 電源アダプターは屋内でのみ使用できます。
1. バッテリーパックをバッテリー収納部に挿入します。
2. ロックを回してください。バッテリーの充電ソケットが現れます
3. 電源アダプターのプラグまたは自動車用バッテリープラグをバッテリーに差し込みます。
4. 電源アダプターまたは自動車用バッテリープラグを電源に接続します。
電源をオンにした三脚のバッテリーインジケーターにより充電状態が表示されます。
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5.1.2 本体外でのバッテリーの充電
警告
電流による危険。 液体の浸入により電源アダプターが短絡および爆発する可能性がありますその結果、
重傷や火傷を負う危険があります。
PRA 85 電源アダプターは屋内でのみ使用できます。
1. 三脚からバッテリーを引き出し、電源アダプターのプラグまたは自動車用バッテリープラグを差し込み
ます。
2. 電源アダプターまたは自動車用バッテリープラグを電源に接続します。
充電中はバッテリーの赤い LED が点灯します。
5.1.3 本体動作中のバッテリーの充電
1. ロックを回してください。バッテリーの充電ソケットが現れます
2. 電源アダプターのプラグをバッテリーに差し込みます。
三脚は充電中も動作し、三脚の LED が充電状態を表示します。
5.2 バッテリーを装着す
装着の前に、バッテリーの電気接点および三脚の電気接点に異物の挟まっていないことを確認してく
ださい。
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1. バッテリーを三脚の収納部へ挿入します
2. ロックを時計回りに 2 ノッチ回してください。ロックマークが現れます。
5.3 バッテリーを取り外
1. ロックを反時計回り 2 ノッチ回してください。ロック解除マークが現れます。
2. 本体からバッテリーを抜き取ります。
6 ご使用方法
6.1 回転レーザーを三脚に装着する
装着できる装置の最大重量は 5kg(11lbs)です。
回転レーザーを三脚にネジ止めします。
6.2 三脚とPRA 92 リモートコントロールユニット(アクセサリー)を使用しての作業
リモートコントロールユニットを使用する前に、三脚とのペアリングが必要です、これは両装置の通
信を可能にするためのものです。
1. 三脚とリモートコントロールユニットの ON/OFF ボタンを同時に押して、3 秒以上押し続けます。
ペアリングに成功すると、両方の装置で同時に LED が点灯します。
2. 三脚の操作パネルをPRA 92 の方向に向けます。
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3. リモートコントロールユニットのキーボードで適切な矢印ボタンを押して、三脚を上昇または下降させ
ます。
多くの回転レーザーでは、三脚が動くと「衝撃」の表示が現れて再整準が行われるか、「衝撃」の表
示が現れてオフになります。
Hilti のPRE 3, PR 20,PR 2HVS, PR 25, PR 26 およびPRE 38 モデルでは、最初の数分は整準のみが
行われます。整準の間は、レーザー面は短時間目視できなくなります。
6.3 三脚とPRA 30 リモートコントロールユニットを使用しての作
リモートコントロールユニットを使用する前に、三脚とのペアリングが必要です、これは両装置の通
信を可能にするためのものです。
これとは別にPR 30HVS 回転レーザーも、PRA 30 とペアリングされていなければなりません。この
ようにして 3 装置がペアリングされた状態にします、これはレーザー面の自動整準の前提条件となる
ものです。
1. 三脚とリモートコントロールユニットの ON/OFF ボタンを同時に押して、3 秒以上押し続けます。
ペアリングに成功するとPRA 30 のディスプレイにチェーンの記号が表示され、PRA 90 ではすべて
LED が点滅します。この表示の後、両装置は自動的にオフになります。
2. PRA 90、PRA 30 およびPR 30HVS. ON/OFF ボタンを押します。
PRA 30 リモートコントロールユニットのディスプレイに回転レーザーと三脚が表示されます、無線
接続が有効であることが波の記号によって表示されます。
無線接続が有効でないと、ディスプレイには波に代わって警告三角形の記号が表示されます。
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6.4 PRA 90 自動三脚による整準
この機能は、PRA 90 自動三脚と組み合せてのみ使用できます。
最初に使用する際には、PRA 30 レーザーレシーバーと三脚をペアリングする必要があります。
オプションのPRA 90 自動三脚によりレーザーレベルの高さを手動あるいは自動で希望のレベルに
設定することができます。
1. 本体をPRA 90 自動三脚に取り付けます。
2. 回転レーザー、自動三脚およびレーザーレシーバーをオンにします。
3. 続いてレーザーレベルの高さを手動 13または自動 14で整準します。
6.4.1 手動整準
水平レベルを平行に上方または下方にずらすにはレーザーレシーバー「+」/「-」ボタンを押すか、
あるいはPRA 90 で矢印ボタンを押します
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6.4.2 自動整準
1. レーザーレシーバーの受光領域のある側をPRA 90 の操作パネルの方向に向けて、望の高さに保持しま
す。整準中はレーザーレシーバーを動かさないように保持し、ーザーレシーバーと本体間にレーザー
ビームを遮る障害物がないように注意してください。
2. レーザーレシーバーの自動整準ボタンをダブルクリックします。再度ダブルクリックすると整準が終了
します。
ダブルクリックによりレーザーレベルの整準プロセスがスタートし、三脚が上昇または下降します。
この動作中、シグナル音が継続して鳴ります。レーザービームがレーザーレシーバーの受光領域に達
すると、ビームは直ちにマーキング用切込み(センター表示)に移動します。指定の位置に達して本
体が整準されると、シグナル音が 5 秒間鳴ってプロセスの完了を知らせます。これにより、自動整
準」の記号は表示されなくなります。
3. 高さ設定をディスプレイで点検してください。
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4. レーザーレシーバーを取り外します。
自動整準プロセスに失敗した場合は、シグナル音が短く鳴って、「自動整準」の記号が消えます。
6.5 リモートコントロールユニットなしで三脚を使用しての作業
1. 三脚の ON/OFF ボタンを押します。
三脚がオンになります。
2. 三脚の操作パネルの適切な矢印ボタンを押して、三脚を上昇または下降させます。
7 手入れと保守
装置を車内に置く場合は、25 °C(-13 °F)...+60 °C(140 °F)の許容温度に注意してください
ネジ付きロッドは常に泥やコンクリート残渣が付着していない状態に保ってください。
必ず汚れていない柔らかい布で清掃してください。必要に応じて、純粋なアルコールまたは水で湿して
ください。プラスチック部分をいためる可能性がありますので、他の液体は使用しないでください。
8 搬送および保管
搬送
注意
搬送時の予期しない始動。 バッテリーが装着されていると、搬送時に本体が誤って作動して損傷する可能性
があります。
本体は常にバッテリーを装着していない状態で搬送してください。
使用後はネジ付きロッドは完全に下げてください。
バッテリーを取り外します。
この状態になるまで三脚の足を折り畳まないでください。
搬送や出荷の際はHilti の輸送用カートン、Hilti の搬送バッグを使用するか、あるいはこれらと同等の梱
包を施してください
長距離を搬送した後は、必ずご使用の前に精度をチェックしてください。
保管上の注意事項
注意
故障したバッテリーによる予期しない損傷。 バッテリーから流れ出た液体で本体に損傷を与える可能性が
あります。
本体は常にバッテリーを装着していない状態で保管してください。
本体は、乾燥している場所に、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してくださ
い。
本体が濡れた場合はケースに入れないでください。本体、本体ケース、アクセサリーは 40 °C(104 °F)
以下の温度で乾燥させ、清掃してください。
本体は完全に乾燥した状態になってから本体ケースに収納して保管してください
長期間にわたり保管した後は、必ずご使用の前に精度をチェックしてください。
バッテリーはできるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。
バッテリーを太陽の直射下、ラジエーターの上、窓際等で保管しないでください。
9 故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業
担当またはHilti サービスセンターにご連絡ください
9.1 故障時のヒント
故障 考えられる原因 解決策
三脚が反応しない。 三脚がオンになっていない。 三脚をオンにする。
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故障 考えられる原因 解決策
三脚が反応しない。 三脚がペアリングされていない。 リモートコントロールユニット
と三脚をペアリングする。
PRA 92 のバッテリーが空。 バッテリーを交換する。
三脚をオンにできない。 バッテリーが完全装着されてい
ない、あるいはバッテリーが空。
バッテリーをカチッとロック音
がするまで装着するか、あるい
はバッテリーを充電する。
自動整準に失敗。 希望の高さが可能設定高さの範
囲外。
設定高さをチェックする。
外部要因による過大な振動。 三脚の足を完全に開き、実な
設置に注意する。
三脚が無線到達範囲外。 リモートコントロールユニット
を三脚に近づけ、らに/また
は三脚の操作パネルをリモート
コントロールユニットの方向に
向ける。
監視モードの設定に失敗。 希望の高さが可能設定高さの範
囲外。
設定高さをチェックする。
外部要因による過大な振動。 三脚の足を完全に開き、実な
設置に注意する。
三脚が無線到達範囲外。 リモートコントロールユニット
を三脚に近づけ、らに/また
は三脚の操作パネルをリモート
コントロールユニットの方向に
向ける。
10 RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン)
下記のリンクより、有害物質を記載した表を確認できます:qr.hilti.com/r56543。
本書の最終ページに RoHS 表にリンクした QR コードがあります。
11 廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されな
ければなりません。多くの国でHilti は、古い電動工具をリサイクルのために回収しています。詳細について
は弊社営業担当またHilti 代理店・販売店にお尋ねください。
バッテリーを廃棄す
バッテリーを誤った方法で廃棄すると、漏出するガスあるいはバッテリー液により健康を損なう危険があり
ます。
損傷したバッテリーを送付しないでください!
短絡を防止するために接続部を非導電性のもので覆ってください。
バッテリーは子供が手を触れることのないように廃棄してください。
バッテリーの廃棄は、最寄りのHilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。
電動工具、電子機器およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません!
12 メーカー保証
保証条件に関するご質問は、最寄りのHilti 代理店・販売店までお問い合わせください
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Hilti PRA 90 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

Hilti PRA 90 は、回転レーザーを装着可能な自動三脚です。操作パネルまたはリモートコントロールユニットにより高さ方向に動かすことができます。三脚とその上に装着した回転レーザーにより、水平レーザー面を特定のターゲット高さに合わせること、メータースリットの写し、水平高さの整準あるいは点検が可能です。

Hilti PRA 90 の主な機能と利点は以下の通りです。

  • 自動整準機能:Hilti のPR 30­HVS, PR 35, PR 300­HV2S またはPRI 36 回転レーザーにより自動整準することができ、レーザーレベルは厳密に所定のポイントに自動整準されます。
  • リモートコントロールユニットによる操作:三脚の操作パネルまたはリモートコントロールユニットにより高さ方向に動かすことができます。
  • 耐久性のある構造:最大支持重量が

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