STIHL RG-KM コンビツールはコンエンジンと併せて、芝の刈払いなど、雑草の刈払いに使用します。ライダープレートとプロテクトカバーがブレードの取り付け部を保護し、安全に作業できます。付属の運搬用ガードを装着すれば、安全に持ち運ぶことができます。
STIHL RG-KM コンビツールはコンエンジンと併せて、芝の刈払いなど、雑草の刈払いに使用します。ライダープレートとプロテクトカバーがブレードの取り付け部を保護し、安全に作業できます。付属の運搬用ガードを装着すれば、安全に持ち運ぶことができます。
目次
1 ごあいさつ.................................................. 2
2 はじめに......................................................2
3 概要.............................................................2
4 安全に関する重要事項................................ 3
5 コンビツールの使用準備............................ 6
6 コンビツールの組み立て............................ 6
7 コンビツールの点検....................................7
8 コンビツールの使用....................................7
9 作業後......................................................... 7
10 運搬.............................................................7
11 保管.............................................................8
12 清掃.............................................................8
13 整備.............................................................8
14 修理.............................................................9
15 技術仕様......................................................9
16 使用が承認されているコンビエンジン.....10
17 スペアパーツおよびアクセサリー............ 10
18 廃棄...........................................................10
19 EC 適合証明書.......................................... 11
1 ごあいさつ
お客様各位
STIHL 製品をご購入いただき、誠にありがとうご
ざいます。弊社では、お客様のご要望を満たす高
品質の製品を開発し、製造しております。弊社の
製品は、極端な条件下においても高い信頼性が発
揮されるよう設計されております。
STIHL 社は上質なサービスでも定評があります。
弊社販売店は、お客様にご満足いただける助言や
商品説明だけでなく、広範なサービスサポートも
提供しております。
STIHL 社は天然資源を持続可能かつ責任ある方
法で利用することに尽力しており、この方針を明
示しています。本取扱説明書は、製品の長きに渡
る耐用年数において、お客様が STIHL 製品を安
全かつ環境に優しい方法で使用するのに役立つ
よう考えられています。
弊社をご愛顧いただきまして有難うございます。
今後とも STIHL 製品をご愛用いただきますよう
お願い申し上げます。
Dr. Nikolas Stihl
重要！初めて使用する前に取扱説明書をお読み
ください。取扱説明書は、必要なときに参照でき
るよう安全な場所に保管してください。
2 はじめに
2.1 適用文書
現地の安全規制が適用されます。
► 本取扱説明書の他に以下の文書をお読みいた
だき、理解し、保存/保管してください：
–
使用する STIHL コンビツールの取扱説明書
2.2 本書内の警告表示
警告
■ 重傷または死亡の原因となるおそれのある危
険を示しています。
► 記載されている対策を講じると、重傷また
は死亡事故を防ぐことができます。
注記
■ 物的損害の原因となるおそれのある危険を示
しています。
► 記載されている対策を講じると、物損事故
を防ぐことができます。
2.3 本文中の記号
この記号は、本取扱説明書の章を示します。
3 概要
3.1 コンビツール
5
4
2
1
8
7
9
10
11
3
6
0000-GXX-8731-A1
1 マシンサポート
コンビツールを地面に置くための台。
2 ブレード
雑草や芝草を刈払いします。
3 ライダープレート
ブレード取り付け部を覆う。
4 プロテクトキャップ
ドライブチューブ端部用カバー。
5 マーク
コンビツールをコンビエンジンに挿入する際
の深さを示す印。
6 ドライブチューブ
コンビツールをコンビエンジンに接続。
日本語
2 0458-811-4321-B
© ANDREAS STIHL AG & Co. KG 2021
0458-811-4321-B. VA0.B21.
無塩素漂白紙使用
印刷インクには植物油が使用され、紙はリサイクル可能です。
オリジナルの取扱説明書の翻訳
0000008769_003_J
7 スクリュー
ライダープレートをコンビツールに固定。
8 運搬用ガード
ユーザーをブレードとの接触から保護。
9 ブレード取り付け部
ブレードを固定。
10 ギアボックスを収める。
11 スクリュープラグ
STIHL ギアグリース注入口の栓。
3.2 記号
コンビツールに表示されている記号の意味：
この記号は、STIHL ギアグリース注入
口の位置を示しています。
XXXXX
ドライブチューブをコンビツールのカ
ップリングスリーブにあるマークの位
置まで押し込みます。
4 安全に関する重要事項
4.1 警告記号
コンビツールの警告標示の意味：
安全上の注意事項を順守し、必要な予
防措置を講じてください。
取扱説明書をよくお読みいただき、ご
理解ください。取扱説明書は必ず保管
してください。
保護メガネとイヤープロテクターを着
用してください。
安全靴を着用してください。
保護手袋を着用してください。
作動中のブレードに触れないでくださ
い。
5 m (17 ft)
安全な距離を維持してくださ
い。
高温の面に触れないでください。
4.2 用途
STIHL RG-KM コンビツールは STIHL コンビエ
ンジンと共に使用するよう設計されており、雑草
や芝草の刈払い用です。
警告
■
コンビツールを設計された目的以外に使用す
ると、重傷または致命傷や物的損害につながる
おそれがあります。
►
コンビツールは、本取扱説明書に従って使
用してください。
► コンビエンジンは、STIHL コンビエンジン
に付属する取扱説明書に従って使用してく
ださい。
4.3 作業者
警告
■ 指導を受けていない使用者は、コンビツールの
使用に伴う危険を認識/認知できません。使用
者または他の人員が重傷または致命傷を負う
おそれがあります。
► 取扱説明書をよくお読みいただき、
ご理解ください。また取扱説明書は
必ず保管してください。
► コンビツールを譲渡する場合：必ず取扱説
明書を一緒に手渡してください。
► 使用者が以下の必要条件を満たしているか
確認してください：
–
十分な休息をとっている。
–
コンビツールを使用するために適切な
身体的および精神的状態にある。使用
者の身体的、感覚的、または精神的機能
が制限されている場合、その使用者は責
任者の監督の下で、または責任者による
指導どおりにのみ作業することができ
ます。
–
コンビツールの使用に伴う危険を認識
し、評価することができる。
–
法定年齢に達しているか、国の規則や規
制に従い、監督下で職業訓練を受けた。
–
初めてコンビツールを使用する前に、
STIHL サービス店またはその他の経験
豊富な使用者から指導を受けている。
–
アルコールまたは薬物の影響を受けて
いない。
► ご不明な点があれば：STIHL サービス店に
サポートを依頼してください。
4.4 衣服と装備
警告
■
作業中は、物体が高速で飛散することがありま
す。それにより負傷するおそれがあります。
4 安全に関する重要事項 日本語
0458-811-4321-B 3
► 確実にフィットする保護メガネを着
用してください。欧州基準 EN 166
または日本の基準に従って試験さ
れ、ラベルが付けられている適切な
保護メガネが販売されています。
►
丈夫な素材の長ズボンを着用してくださ
い。
■ 操作中は騒音が発生します。騒音は聴力障害
の原因になるおそれがあります。
► イヤープロテクターを着用してくだ
さい。
■ 作業中は、粉塵が巻き上げられることがありま
す。巻き上げられた粉塵は気道を傷付け、アレ
ルギー反応を引き起こすおそれがあります。
►
粉塵が巻き上げられたり、周囲を漂ったり
している場合は、防塵マスクを着用してく
ださい。
■
不適切な衣服は木々や茂みまたはコンビツー
ルにからまる可能性があります。適切な衣服
を着用しないと、重傷を負うおそれがありま
す。
►
体にぴったりフィットする衣服を着用して
ください。
► スカーフや装身具は外してください。
■ 作業中、ブレードに接触することがあります。
それにより重傷を負うおそれがあります。
► つま先に鋼板の入った安全靴を着用
してください。
► 丈夫な素材の長ズボンを着用してくださ
い。
■ 清掃中または整備中にブレードに接触するお
それがあります。それにより負傷するおそれ
があります。
► 耐切創手袋を着用してください。
■ 不適切な履物を履くと、滑るおそれがありま
す。それにより負傷するおそれがあります。
► 靴底が滑らず、頑強な作りの、足が露出し
ない靴を着用してください。
4.5 作業エリアおよび周辺環境
警告
■
見物人、子供、動物は、コンビツールまたは飛
散物の危険を認識していません。見物人、子
供、動物は重傷を負ったり、物的損害につなが
ったりするおそれがあります。
5 m (17 ft)
► 見物人、子供、動物は作業エ
リアから 5 m の範囲内に入
らせないでください。
► 器物から 3 m の間隔を維持してください。
► コンビツールを無人のまま放置しないでく
ださい。
► 子供がコンビツールで遊ぶことができない
よう配慮してください。
4.6 安全に関する条件
4.6.1 コンビツール
コンビツールは、以下の条件が満たされている場
合、安全な状態です：
–
コンビツールが損傷していない。
–
コンビツールが清潔な状態にある。
–
コンビツールが適切に装着されている。
–
本コンビツールモデル用に設計された STIHL
純正アクセサリーだけが取り付けられている。
–
アクセサリーが適切に取り付けられている。
警告
■ 安全な状態にない場合、部品が正常に作動しな
くなるか、安全装置が作動しなくなるおそれが
あります。重傷または致命傷を負うおそれが
あります。
►
コンビツールは必ず損傷のない状態で使用
してください。
► コンビツールが汚れた場合：コンビツール
を清掃します。
► コンビツールは改造しないでください。
► 本コンビツールモデル用に設計された
STIHL 純正アクセサリーを取り付けてくだ
さい。
►
本取扱説明書に従ってブレードを取り付け
てください。
► アクセサリーは、本取扱説明書またはアク
セサリーに付属する取扱説明書に従って装
着してください。
►
摩耗するか、損傷したラベルは交換してく
ださい。
► ご不明な点は、STIHL サービス店へお問い
合わせください。
4.6.2 ブレード
ブレードは、以下の条件が満たされている場合、
安全な状態です：
–
ブレードと取り付け用部品が損傷していない。
–
ブレードが変形していない。
–
ブレードが適切に取り付けられている。
–
ブレードにバリがない。
警告
■
安全な状態にないと、ブレードの部品が外れ、
高速で飛散するおそれがあります。それによ
り重傷を負うおそれがあります。
►
ブレードまたは取り付け用部品が損傷した
状態では、絶対に作業を行わないでくださ
い。
►
ブレードは適切に目立てしてください。
日本語 4 安全に関する重要事項
4 0458-811-4321-B
► 刃先のバリはヤスリで取り除いてくださ
い。
► ご不明な点があれば：STIHL サービス店に
サポートを依頼してください。
4.7 操作
警告
■ 特定の条件下では、使用者は作業に集中できな
くなることがあります。それにより転倒事故
や落下事故が生じたり、重傷を負ったりするお
それがあります。
►
冷静かつ慎重に作業を行ってください。
► 明るさと視界が不十分な場合：コンビツー
ルを使用しないでください。
► コンビツールは一人で操作してください。
► コンビツールは地面に近い位置で使用して
ください。
► 障害物に注意してください。
► 機械の操作中は地面に立ち、バランスを保
ってください。
► 疲れを感じたら：休憩をとってください。
■ 作動するブレードでケガをすることがありま
す。それにより重傷を負うおそれがあります。
► 作動中のブレードには触れないでく
ださい。
► ブレードが挟まったときは：コンビ
エンジンのスイッチを切ります。挟
まった障害物を取り除きます。
■
操作中にコンビツールの動作が変化するか、異
常を感じたときは、機器がもはや安全な状態に
ない可能性があります。それにより重傷を負
ったり、物的損害につながったりするおそれが
あります。
►
作業を中止し、STIHL サービス店にサポー
トを依頼してください。
■ 作業中、コンビツールは振動することがありま
す。
► 手袋を着用してください。
► 定期的に休憩をとってください。
► 血行不良の兆候が見られたときは：医師の
診察を受けてください。
■ 回転するブレードが硬い物体に接触すると、火
花が発生することがあります。引火しやすい
場所では、火花によって火災が生じるおそれが
あります。それにより重傷または致命傷や物
的損害につながるおそれがあります。
►
引火しやすい場所では、作業を行わないで
ください。
■ 切断性能が低下しているか、ブレードが頻繁に
挟まる場合は、物体が飛散する危険性が高まり
ます。それにより負傷するおそれがあります。
►
取扱説明書の説明に従ってブレードを目立
てしてください。
■ コンビエンジンのスロットルを放しても、ブレ
ードはしばらく作動し続ける点に注意してく
ださい。それにより重傷を負うおそれがあり
ます。
►
ブレードが完全に停止するまで待ちます。
危険
■ 通電中の電線の近くで作業を行うと、ブレード
を誤ってケーブルに接触させ、損傷させてしま
うことがあります。その結果、重傷または致命
傷を負うおそれがあります。
►
通電中の電線の付近では作業を行わないで
ください。
► 埋設されているケーブルにも注意してくだ
さい。
4.8 運搬
警告
■ ギアハウジングは作業中に高温になることが
あります。火傷を負う危険性があります。
► 高温のギアハウジングには触れない
でください。
■ コンビツールは運搬中に倒れたり、ずれたりす
るおそれがあります。その結果、負傷したり、
物的損害につながったりするおそれがありま
す。
►
運搬用ガードを取り付けます。
► 転倒したり、ずれたりしないよう、固定ス
トラップまたはネットでコンビツールを固
定します。
4.9 保管
警告
■
子供はコンビツールの危険の認識や評価がで
きず、重傷を負うおそれがあります。
► 運搬用ガードを取り付けます。
► コンビツールは子供の手の届かないところ
に保管してください。
■ コンビツールの金属部品は、湿気や水分で腐食
することがあります。コンビツールが損傷す
るおそれがあります。
►
コンビツールは、清潔な乾いた状態で保管
してください。
4.10 清掃、整備、修理
警告
■
ギアハウジングは作業中に高温になることが
あります。火傷を負う危険性があります。
4 安全に関する重要事項 日本語
0458-811-4321-B 5
► 高温のギアハウジングには触れない
でください。
■ 強力な洗剤、高圧洗浄機、または尖った物体を
使用して清掃すると、コンビツールが損傷する
おそれがあります。コンビツールを適切な方
法で清掃しないと、部品が正常に作動しなくな
るか、安全装置が作動しなくなるおそれがあり
ます。それにより重傷を負うことがあります。
►
コンビツールは、本取扱説明書に従って清
掃してください。
■ コンビツールを適切な方法で整備または修理
しないと、部品が正常に作動しなくなるか、安
全装置が作動しなくなるおそれがあります。
重傷または致命傷を負うおそれがあります。
►
コンビツールは自身で修理しないでくださ
い。
► コンビツールに修理が必要なときは：STIHL
サービス店にサポートを依頼してくださ
い。
►
コンビツールは本取扱説明書に従って整備
してください。
■ ブレードの清掃または整備中に、鋭利な刃先で
ケガをする場合があります。それにより負傷
するおそれがあります。
► 耐切創手袋を着用してください。
5 コンビツールの使用準備
5.1 コンビツールの使用準備
作業開始前に次の作業を行ってください：
► 以下の部品が安全な状態になっているか確認
してください：
–
コンビツール、 4.6.1。
–
コンビエンジン、取扱説明書を参照。
►
コンビツールを清掃します、 12.1。
► ドライブチューブをギアボックスに接続しま
す、 6.1。
► コンビツールをコンビエンジンに取り付けま
す、 6.2.1。
► ループハンドル付きコンビエンジン使用時：コ
ンビエンジンの取扱説明書に従ってバリアバ
ーを取り付けてください。
►
キャリングシステムを使用してください、
8.1。
► 上記の作業を行うことができない場合は：コン
ビツールを使用しないでください。STIHL サ
ービス店にサポートを依頼してください。
6 コンビツールの組み立て
6.1 ドライブチューブをギヤボック
スに接続する
6
2
4
5
31
2
1
0000-GXX-8735-A1
► ドライブチューブ (2) の両端からプロテクト
キャップ (1) を外します。
► スクリュー (6) を緩めます。
► ドライブチューブ (2) をギアハウジング (5) に
押し込み、回転させてギアシャフト (4) をかみ
合わせます。
► スクリュー (6) をゆるく締めます。
► 突起 (3) が上を向くようにドライブチューブ
(2) を位置決めします。
► スクリュー (6) をしっかりと締め付けます。
ドライブチューブを再び取り外す必要はありま
せん。
6.2 コンビツールの取り付けと取り
外し
6.2.1 コンビツールの取り付け
2
4
1
5
3
6
1
2
0000-GXX-4689-A0
► ウイングスクリュー (1) を緩めます。
► 突起 (4) とスロット (3) を合わせます。
► ドライブチューブ (5) をカップリングスリー
ブ (2) に止まるまで押し込みます。
赤線 (6) がカップリングスリーブ (2) と面一に
なる位置まで差し込んでください。
► ウイングスクリュー (1) をしっかりと締め付
けます。
6.2.2 コンビツールの取り外し
► 運搬用ガードを取り付けます。
► コンビツールのウイングスクリューを緩めま
す。
► ドライブチューブをコンビツールから引き抜
きます。
日本語 5 コンビツールの使用準備
6 0458-811-4321-B
7 コンビツールの点検
7.1 ブレードの点検
► コンビエンジンのスイッチを切ります。
a
b
c
0000-GXX-8740-A0
► ブレードの以下の寸法を測定します：
–
長さ a
–
幅 b
–
角度 c
►
測定値を比較します、 15.2。
► 最低長が規定値に満たない場合：ブレードをず
らします、 13.4。
► 最低幅が規定値に満たない場合：ブレードを交
換してください、 13.3。
► 目立て角度が不適切な場合：ブレードを目立て
してください 13.5。
► ご不明な点があれば：STIHL サービス店にサポ
ートを依頼してください。
8 コンビツールの使用
8.1 コンビツールの保持とコントロ
ール
2
1
0000-GXX-7807-A0
► コンビエンジンの吊り下げ用リング (2) をキ
ャリングシステムのカラビナ (1) に接続しま
す。
ループハンドル付きコンビエンジン
0000-GXX-4644-A0
► 右手でコントロールハンドルを握り、コンビエ
ンジンを保持します - コントロールハンドル
に親指をかけてください。
► 左手でループハンドルを握り、コンビエンジン
を保持します - ループハンドルに親指をかけ
てください。
バイクハンドル付きコンビエンジン
0000-GXX-7850-A0
► 右手でコントロールハンドルを握り、コンビエ
ンジンを保持します - コントロールハンドル
に親指をかけてください。
► 左手でハンドルを握り、コンビエンジンを保持
します - ハンドルに親指をかけてください。
8.2 雑草と芝草の刈払い
刈払い高さは、地面からブレードまでの距離によ
って決まります。
0000-GXX-8737-A0
► コンビツールを前後に弧を描くように動かし
ます。
► 一定のペースでゆっくりと前進します。
9 作業後
9.1 作業後
► コンビエンジンのスイッチを切ります。
► コンビツールが濡れている場合：コンビツール
を乾かしてください。
► コンビツールを清掃します。
► 運搬用ガードを取り付けます。
10 運搬
10.1 コンビツールの運搬
► コンビエンジンを切ります。
► 運搬用ガードを取り付けます。
7 コンビツールの点検 日本語
0458-811-4321-B 7
コンビツールの運搬
► 片手でドライブチューブを持ってコンビツー
ルを運搬します。
コンビツールの車両輸送
► 倒れたり、ずれたりしないようコンビツールを
固定してください。
11 保管
11.1 コンビツールの保管
► コンビエンジンのスイッチを切ります。
► 運搬用ガードを取り付けます。
► コンビツールを保管するときは、以下の点を遵
守してください：
–
コンビツールを子供の手の届かない場所に
保管する。
–
コンビツールを清潔かつ乾燥した状態にす
る。
12 清掃
12.1 コンビツールの清掃
► コンビエンジンのスイッチを切ります。
► ギアハウジングを冷まします。
► コンビツールを湿らせた布で拭き、清掃しま
す。
12.2 ブレードの清掃
► コンビエンジンのスイッチを切ります。
► ブレードに STIHL 樹脂溶剤を吹き付けます。
► コンビエンジンを 5 秒間作動させます。
ブレードが作動します。STIHL 樹脂溶剤が均
等に行き渡ります。
13 整備
13.1 整備間隔
整備間隔は、環境と作業条件によって異なりま
す。STIHL 社では次の間隔による整備をお勧め
しています：
25 運転時間毎
► ギアボックスに注油します。
13.2 ギアボックスの潤滑
► コンビエンジンのスイッチを切ります。
2
1
0000-GXX-8739-A0
► スクリュープラグ (2) を取り外します。
► スクリュープラグ (2) の端にグリースが見え
ない場合：
► STIHL ギアグリースのチューブ (1) を注入
口に差し込みます。
► 10 g の STIHL ギアグリースをギアハウジン
グに注入します。
► STIHL ギアグリースのチューブ (1) を注入
口から外します。
► スクリュープラグ (2) を取り付け、しっかり
と締め付けます。
► コンビエンジンを 1 分間作動させます。
STIHL ギアグリースが均等に行き渡ります。
13.3 ブレードの取り外しと取り付け
13.3.1 ブレードの取り外し
警告
■ ブレードの刃先は非常に鋭利です。切傷を負
う危険性があります。
► 丈夫な素材の手袋を着用してください。
► コンビエンジンのスイッチを切ります。
2
1
6
4
3
5
0000-GXX-8733-A0
► スクリュー (1) を時計回りにまわし、取り外
します。
► ライダープレート (2) を取り外します。
► スクリュー (3) を反時計回りにまわし、取り外
します。
► ブレード (4) を取り外します。
► スクリュー (5) を反時計回りにまわし、取り外
します。
► ブレード (6) を取り外します。
13.3.2 ブレードの取り付け
警告
■ ブレードの刃先は非常に鋭利です。切傷を負
う危険性があります。
► 丈夫な素材の手袋を着用してください。
► コンビエンジンのスイッチを切ります。
日本語 11 保管
8 0458-811-4321-B
5
6
3
4
1
2
0000-GXX-8734-A0
► ブレード (1) を取り付けます。
► スクリュー (2) を挿入し、時計回りにまわして
しっかりと締め付けます。
► ブレード (3) を取り付けます。
► スクリュー (4) を挿入し、時計回りにまわして
しっかりと締め付けます。
► ライダープレート (5) を取り付けます。
► スクリュー (6) を取り付け、反時計回りに確実
に締め付けます。
13.4 ブレードのオフセット
警告
■ ブレードの刃先は非常に鋭利です。切傷を負
う危険性があります。
► 丈夫な素材の手袋を着用してください。
► コンビエンジンのスイッチを切ります。
► ブレードを取り外します。
120°
0000-GXX-8741-A0
► ブレードを 120°ずらします。
► ブレードをすでに 2 回ずらした場合：ブレード
を交換してください。
► ご不明な点があれば：STIHL サービス店にサポ
ートを依頼してください。
13.5 ブレードの目立て
警告
■ ブレードの刃先は非常に鋭利です。切傷を負
う危険性があります。
► 丈夫な素材の手袋を着用してください。
► コンビエンジンのスイッチを切ります。
► ブレードを取り外します。
1
2
0000-GXX-8742-A0
► STIHL クロスカット平ヤスリを使用し、刃先
(2) を目立てします。ヤスリは前方に押したと
きだけ研磨します。規定の目立て角度を維持
してください、 15.2。
► 残りの刃先を目立てします。
► ブレードを取り付けます。
► ご不明な点があれば：STIHL サービス店にサポ
ートを依頼してください。
14 修理
14.1 コンビツールの修理
ユーザーがコンビツールを修理することはでき
ません。
► コンビツールが損傷した場合：コンビツールを
使用しないでください。STIHL サービス店に
連絡してください。
15 技術仕様
15.1 STIHL RG-KM コンビツール
–
重量 (ブレードを含む)：2.5 kg
15.2 ブレード
–
厚さ：1.25 mm
–
最低幅(刃)：5 mm
–
最低長(刃):10 mm
–
目立て角度：45°
15.3 音圧・音響・振動レベル
騒音の音圧レベルの K 値は、2 dB(A) です。騒音
の音響出力レベルの K 値は、2 dB(A) です。振動
レベルの K 値は、2 m/s² です。
RG-KM (KM 94 R に装着)
–
ISO 22868 に準拠して反射面で測定した音圧
レベル L
peq
：93 dB(A)
–
ISO 22868 に準拠して反射面で測定した音響
出力レベル L
weq
：107 dB(A)
–
ISO 22867 に準拠して測定した振動レベル
a
hv, eq
–
コントロールハンドル：6.1 m/s²
–
ループハンドル：5.9 m/s²
14 修理 日本語
0458-811-4321-B 9
RG-KM (KM 111 R に装着)
–
ISO 22868 に準拠して反射面で測定した音圧
レベル L
peq
：96 dB(A)
–
ISO 22868 に準拠して反射面で測定した音響
出力レベル L
weq
：108 dB(A)
–
ISO 22867 に準拠して測定した振動レベル
a
hv, eq
–
コントロールハンドル：5.4 m/s²
–
ループハンドル：5.8 m/s²
RG-KM (KM 131 に装着)
–
ISO 22868 に準拠して反射面で測定した音圧
レベル L
peq
：98 dB(A)
–
ISO 22868 に準拠して反射面で測定した音響
出力レベル L
weq
：109 dB(A)
–
ISO 22867 に準拠して測定した振動レベル
a
hv, eq
–
コントロールハンドル：4.5 m/s²
–
左ハンドル：5.0 m/s²
RG-KM (KM 131 R に装着)
–
ISO 22868 に準拠して反射面で測定した音圧
レベル L
peq
：98 dB(A)
–
ISO 22868 に準拠して反射面で測定した音響
出力レベル L
weq
：109 dB(A)
–
ISO 22867 に準拠して測定した振動レベル
a
hv, eq
–
コントロールハンドル：5.6 m/s²
–
ループハンドル：6.1 m/s²
RG-KM (KMA 130 R に装着)
–
ISO 22868 に準拠して反射面で測定した音圧
レベル L
peq
：84 dB(A)
–
ISO 22868 に準拠して反射面で測定した音響
出力レベル L
weq
：94 dB(A)
–
ISO 22867 に準拠して測定した振動レベル
a
hv, eq
–
コントロールハンドル：4.1 m/s²
–
ループハンドル：4.4 m/s²
RG-KM (KMA 135 R に装着)
–
ISO 22868 に準拠して反射面で測定した音圧
レベル L
peq
：80.5 dB(A)
–
ISO 22868 に準拠して反射面で測定した音響
出力レベル L
weq
：92.8 dB(A)
–
ISO 22867 に準拠して測定した振動レベル
a
hv, eq
–
コントロールハンドル：3.7 m/s²
–
ループハンドル：4.3 m/s²
振動に関する事業主への指令 2002/44/EC の遵
守に関しては、www.stihl.com/vib をご覧くださ
い。
15.4 REACH
REACH は EC の規定で、化学物質 (Chemical
substances) の登録 (Registration)、評価
(Evaluation)、認可 (Authorisation)規制を意味しま
す。
REACH 規定の遵守に関する詳細については、
www.stihl.com/reach をご覧ください。
16 使用が承認されているコン
ビエンジン
16.1 STIHL RG-KM
本コンビツールは以下のコンビエンジンに装着
することができます：
–
STIHL KM 94 R
–
STIHL KM 111 R
–
STIHL KM 131
–
STIHL KM 131 R
–
STIHL KMA 130 R
–
STIHL KMA 135 R
17 スペアパーツおよびアクセ
サリー
17.1 スペアパーツおよびアクセサリ
ー
これらの記号は、STIHL 純正のスペア
パーツと STIHL 純正のアクセサリーに
付けられています。
STIHL 社では、STIHL 純正の交換部品とアクセサ
リーの使用をお勧めしています。
STIHL 社は市場に出回っている商品を継続的に
調査しておりますが、他社製スペアパーツとアク
セサリーの信頼性、安全性、適性を判断すること
はできません。そのため、STIHL 社はそうした部
品の使用を許可しておりません。
STIHL 純正の交換部品と STIHL 純正のアクセサ
リーは、STIHL サービス店から入手することがで
きます。
18 廃棄
18.1 コンビツールの廃棄
廃棄に関する情報は、STIHL サービス店から入手
することができます。
► コンビツール、ブレード、アクセサリー、パッ
ケージは、地域の規制と環境要件に従って処分
してください。
日本語 16 使用が承認されているコンビエンジン
10 0458-811-4321-B
19 EC 適合証明書
19.1 STIHL RG-KM コンビツール
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
Badstraße 115
D-71336 Waiblingen
Germany (ドイツ)
は、独占的な責任下で下記の製品が
–
製品名：除草機コンビツール
–
メーカー：STIHL
–
型式：RG-KM
–
機械番号：4180
指令 2006/42/EC の関連する条項に適合してお
り、製造の時点で有効であった次の規格のバージ
ョンに準拠して開発および製造されたことを保
証いたします：
EN ISO 12100 (指定された KM モデルに関連し
て)。
EN ISO 12100、EN 60335-1、EN 50636-2-91 (指
定された KMA モデルに関連して)。
技術資料の保管場所：ANDREAS STIHL AG &
Co. KG Produktzulassung
製造年は、コンビツールに記載されています。
Waiblingen にて発行、2020 年 07 月 03 日
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
代理人
Dr. Jürgen Hoffmann、Head of Product Data,
Regulations and Licensing (製品データ・規制・
認可部長)
19 EC 適合証明書 日本語
0458-811-4321-B 11
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STIHL RG-KM コンビツールはコンエンジンと併せて、芝の刈払いなど、雑草の刈払いに使用します。ライダープレートとプロテクトカバーがブレードの取り付け部を保護し、安全に作業できます。付属の運搬用ガードを装着すれば、安全に持ち運ぶことができます。