Roland TD-9KX2 取扱説明書

  • Roland V-Drums TD-9KX2 電子ドラムセットのセットアップガイドについてご質問にお答えします。このガイドでは、ドラムセットの組み立てから、各パッドやシンバルの接続、調整方法まで、図解を用いて分かりやすく説明されています。ハイハットやキックペダルの接続や調整方法なども詳しく解説されているので、安心してセットアップできます。どんなことでもお気軽にご質問ください。
  • キックペダルは付属していますか?
    ハイハットスタンドは付属していますか?
    パッドやシンバルの取り付けに特別な工具は必要ですか?
    接続ケーブルはどのように接続すれば良いですか?
    ハイハットの調整方法は?
* 5 1 0 0 0 1 7 0 4 7 - 0 1 *
01
スタンド
TD-9KX2 パーツ
02 03
接続の手順
04
01
05
張り具合を調節する
組み立ての手順
VH-11(ハイハット)
02
取り付け可能なハイハット・
スタンド
※
ださい。
1. ハイハット下側中心の金属部品とセンサー中心部先端との間隔 3mm
程度に調整し、クラッチ・スクリューを締めつけます。
2. ペダルのバネのテンションを、ハイハット・スタンドで調節します。
※スタンドによっては、調節できない場合もあります。
1. ッチ・ューて、ハトをン・
センサー・ユニットの上に自然に置いた状態にします。
2. TD-9 の[SETUP]ボタを押てから、[F1](TRIG)ボタ
ンを押します。
「TRIGGERTYPE」画面が表示されます。
3. [CURSOR]て、を「H」(HI-HAT)
合わせます。
4. [F3](ADVNCD)-[F3](HI-HAT)ボタンを押します。
以下の画面が表示されます。
5. 画面右側に表示されるメーターを見ながら、VH-11 VH オフセッ
調整ネジを回して調整します。
メーターに黒い
が表示されるように調整します。
T3
T2
CR1
SNR
KIK
TD-9
T1
RD
RDB
HH
HHC
同梱物を確認しよう
スタンド本体
(MDS-9)
ハイハット・マウント シンバル・マウント
× 2
ケーブル・タイ× 6
キック・パッド
(KD-9)
V ハイハット
(VH-11)
V パッドスネア用
(PD-105)
V パッドタム用
(PD-85 × 3)
ドラム音源(TD-9)
接続ケーブル
(TD-9 専用)
AC アダプター ドラム・キー
スタンドを組み立てよう 各パーツを取り付けよう
パッドとドラム音源を接続しよう
1. 接続ケーブルを図のように
TD-9 に接続します。
コネクターを奥まで差し込
み、つまみを回して固定し
てください。
3. AC
し、
コード・フックに固定し
ます。
2. ケーブルには、接続する
が貼られています。図を
い。
AC アダプターやスピーカー接続しよう
るように、ウイング・
ナットを締めます。
スネア(PD-105)とタム(PD-85)を取
り付ける
ハイハット(VH-11)を取り付ける
クラッシュ・シンバル(CY-12C)とライド・シンバル(CY-13R)を取り付ける
ドラム音源(TD-9)を取り付ける
1
3
4
2
5
6
1. 図の順番で、チューニング・ボルト 6 所す
べて指で締めます。
2. り具合は、アコスティック・ドラムの打
触とほぼ同じくらいが適切です。
3. 要に応じて、ドム・キーで張り具合を調
します。
1. ド・ブ(A、2
所)をゆるめて、図のよ
を開きます。
3. ド・ト(C、
4 カ所)を図のように調
整します。
2. ネア・イプ(B)
ド・め、
スネア・パイプを演奏者
側に引き出します。
PD-105
PD-85
PD-85
PD-85
CY-12C
CY-13R
KD-9
VH-11
TD-9
4. シンバルマウント(D、
2 カ所)を図のように取
り付けます。
オフセットを調整します。
※ハイットは正しいきがありす。「Roland」の文字演奏者か
見て奥側にしたときに、最適な感度が得られます。
各パーツの詳しい説明
※ ハイハット・スタンドは市販のものをお使いください。
これで組み立てと、接続が完了しました。
裏面へ
ボルトは、演奏者側から
見て右側になるように取
り付けます。
※ケーブルは、演奏のじゃまにならないように
の位置でケーブル
タイを使って固定してください。
※他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカ
などの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音
を絞った状態で電源を切ってください。
※AC アダプターのコードは図のようにコード・フックに固定してください。誤っ
てコドを引っ張ってしっても、プラグが抜けて源が切れてしまうとや、
AC アダプター端子に無理な力が加わることを防ぐことができます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用の前に「安全上のご注意」と「使用上のご注意」を
よくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよ
くお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
取扱説明書セット
セットアップ・ガイド(本書)
クイック・スタート
取扱説明書
ドラム・キー
取扱説明書
ローランド
ユーザー登録カード
保証書
ハイハットを調整します。
※ は、
TD-9KX2 の付属品箱に入っています。
V シンバル
クラッシュ用
(CY-12C)
V シンバル
ライド用(CY-13R)
VH-11 を使用するときは、接続した後に必ず TD-9 でオフセットとハイハットの調整をしてください。
オープン、クローズやペダルの動きを正しく検出するために必要です。
ケーブルの固定方法
クローズド・ハイハットの音が鳴らしづらい場合は、VH オフセット調
整ネジを「CLOSE」の方向へ回します。
オープン・ハイハットの音が鳴らしづらい場合は、「OPEN」の方向
回します。
※強打時に音が途切れるときは、VH オフセット調整ネジを「OPEN」
の方向へ回してください。
※間隔は、演奏しやすい距離に調節
できますが、狭すぎたり広すぎた
す。3mm が、最も自然な感じで
VH-11 を演奏できる間隔です。
※ご使用の年月とともに、パッドのゴム表面が変色することがありますが、使用上には影響ありません。
※ハイハット・クラッチをはずしてしまったときは、取扱説明書の「ハイハット・クラッチを取り外し
しまったときは」をご覧ください。
※図のうに、スタンド 135 以上には開かいで
ださい。または 1.2m 以上広げないでください。
キック(KD-9)を取り付ける
奥までしっかりはめ込み、
固定する
©2010ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
Roland、V-Drums、V-TOUR、V-CYMBALS、V-HI-HAT は、日本国およびその他の国におけるロー
ランド株式会社の商標または登録商標です。
※ハイハット・スタンドは市販のものをお使
いください。
※VH-11 接触することが
に、TD-9
調
ださい。
正面から見た図
つまみ
D:シンバル・マウン
C:パッド・マウント
B:スネア・パイプ
A:ハンド・ノブ
1.2 m
135˚
135˚
TD-9 ならではのさまざまな機能を知りたい場合は、「クイック・スタート」をご覧ください。
音がうまく鳴らないときやおかしいときは、取扱説明書の「音が鳴らないときは」をご覧ください。
ハイハット・マウント
の取り付けは必要あ
ません。
らつ
は、 ド・
をゆるめ高さ調
整してください。
パッケージを開けたら、すべてのものが入っているか確認してください。不足している場合は、お買い上げになった販売店にお問い合わせください。
※キック・ペダルは市販のものをお使いください。
ヘッド交換の手順
※ご使用になる前に、必ずヘッドの張り
具合を調節してください。
※ヘッドがゆるんだ状態でヘッドを叩く
と、センサーやヘッドを破損すること
があります。
※ヘッドの下にあるセンサーに無理な力
をかけないでください。打撃を正しく
感知できなくなったり、センサーを破
損することがあります。
※センサーの素材の質上、気温、湿度
の変化によってセンサーの感度が変わ
ることがあります。
※フープのゴム部品は特にリム・ショッ
ト演奏によって、使っている年月とと
もに消耗する消耗部品です。
消耗したゴム部分をリム・ショット演
奏すると誤動作することがあります。
このような場合、フープ・ゴムを交換
してください。フープ・ゴムの交換に
関しては、ローランドお客様相談セン
ターにご相談ください。
各パーツの詳しい説明
PD-85(タム)
PD-85 各部の名称 PD-105 各部の名称
1. すべてのチューニング・ボルトとワッシャーを取り外します。
※ロックブッシングがフレームから外れないように、ロックブッ
シングを指で押さえながらチューニング・ボルトを外してくださ
い。
※ロック・ブッシングは、リム・ショット演奏時などに、フープ
振動でチューニング・ボルトが回転し、ゆるんでしまうのを防ぐ
ための部品です。
2. フープを取り外します。
3. 古いヘッドを取り外します。
4. 新しいヘッドをフレームの上にのせます。
5. ヘッドの上にフープをのせます。
6. チューニング・ボルトにワッシャーを通し、フープ、フレームに取
り付けます。
7. ヘッドの張り具合を調節します。
詳しくは反対面の説明をご覧ください。
交換ク・シン外れ
まったときは、次の図のようにロック・ブッシングの十字の壁
の位置を合わせて、強く押し込んでください。
PD-105(スネア)
CY-12C
(クラッシュ)
CY-13R
(ライド)
※ご使用の年月とともに、パッドのゴム表面が変色することがありますが、使用上には影響ありません。
CY-12C 各部の名称
ケーブルの固定方法
(CY-12C CY-13R)
CY-13R 各部の名称
ケーブル・タイで
ケーブルを固定する
ケーブルにゆとり
をもたせる
突起を手前に
パイプに巻き、すべ
り落ちないように締
め付ける
ケーブルに巻き付ける
突起に穴を
引っ掛けて固定
01
KD-9(キック)
ータ位置 KD-9 面中に当
に調し、ク・ペ KD-9
実に固定します。
ク・で、
を安定させます。
アンカー・ボルトを調整します。
じゅうたんやドラム・マット(TDMシリー
ズ)の上でキック・ペダルを使用する場合
ベースに付いている滑り止めテープによっ
KD-9 が固定されます
それだけでは安定しないときは、アンカー
ボルトの先端をベースから出して使うと、
らに KD-9 が固定され、演奏しやすくなりま
す。
KD-9 各部の名称
※ キック・ペダルは市販のものをお使いください。
キック・ペダルを取り付けます。
KD-9 ースク・ダル地し
いることを確認してください。
ツイン・ペダルを使う場合
図のように、左右のビーターがパッドの中心から等しい距離になる
ようにセットしてください。ビーターの位置がずれると、片方のペ
ダルの音が小さくなったり、正しく発音しなかったりすることがあ
ります。
また、ツイン・ペダルを使用した場合、シングル・ペダルに比べて、
感度が低くなります。音源側の感度を上げてください。
詳しくは取扱説明書の「パッドの感度を設定する[F2](BASIC)
をご覧ください。
※KD-9 ク・ペ
取り付けてください。
※指を挟まいよう、十分に注意
てください。
※
カー・ルトを使用すと、床
傷つける恐れがあります。
※アンカー・ルトの先端はとが
ていますで、取り扱いに注意
てください。
ビーター
奥までしっかりはめ込み、
固定する
02
03
 警 告
• この機器を分解したり、改造したり
しないでください。
• 修理/部品の交換などで、取扱説明
書に書かれていないことは、絶対に
しないでください。必ずお買い上げ
店またはローランドお客様相談セン
ターに相談してください。
• 次のような場所に設置しないでくだ
さい。
• 温度が極端に高い場所(直射日光の
当たる場所、暖房機器の近く、発熱
する機器の上など)
• 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れ
た床など)や湿度の高い場所
• 湯気や油煙が当たる場所
• 塩害の恐れがある場所
• 雨に濡れる場所
• ほこりや砂ぼこりの多い場所
• 振動や揺れの多い場所
• この機器の設置には、ローランドが
推奨するスタンド(MDS シリーズ)
を使用してください。
• この機器の設置にスタンド(MDS
シリーズ)を使用する場合、ぐらつ
くような所や傾いた所にスタンド
(MDS シリーズ)を設置しないでく
ださい。安定した水平な所に設置し
てください。機器を単独で設置する
場合も、同様に安定した水平な所に
設置してください。
 警 告
• この機器に、異物(燃えやすいもの、
硬貨、針金など)や液体(水、ジュー
スなど)を絶対に入れないでくださ
い。また、この機器の上に液体の入っ
た容器を置かないでください。ショー
トや誤動作など、故障となることが
あります。
• お子様のいるご家庭で使用する場合、
お子様の取り扱いやいたずらに注意
してください。必ず大人のかたが、
監視/指導してあげてください。
• この機器を落としたり、この機器に
強い衝撃を与えないでください。
 注 意
• 接続したコードやケーブル類は、繁
雑にならないように配慮してくださ
い。特に、コードやケーブル類は、
お子様の手が届かないように配慮し
てください。
• この機器の上に乗ったり、機器の上
に重いものを置かないでください。
• 取り外したナット、ワッシャー類、
ネジ類、アンカー・ボルトは、小さ
なお子様が誤って飲み込んだりする
ことのないようお子様の手の届かな
いところへ保管してください。
設置について
• 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、
閉め切った車内などに放置しないでください。変
形、変色することがあります。
• 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水
滴がつく(結露)ことがあります。そのまま使用
すると故障の原因になりますので、数時間放置し、
結露がなくなってから使用してください。
• 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間
放置しないでください。変形、変色することがあ
ります。
お手入れについて
• 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、
堅く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れ
が激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭
き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてください。
(KD-9)
打面部分のお手入れは、柔らかい布で乾拭きして
ください。
• 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよ
びアルコール類は、使用しないでください。
修理について
• お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後
の性能について保証できなくなります。また、修
理をお断りする場合もあります。
• 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機
能を維持するために必要な部品)を、製造打切後
6 年間保有しています。この部品保有期間を修理
可能の期間とさせていただきます。なお、保有期
間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能
の場合がありますので、お買い上げ店、またはロー
ランドお客様相談センターにご相談ください。
その他の注意について
• 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入
出力端子などに過度の力を加えないでください。
• ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐた
め、プラグを持ってください。
• 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかか
らないように、特に夜間は、音量に十分注意して
ください。ヘッドホンを使用すれば、気がねなく
お楽しみいただけます。
• 本機は、演奏時の打撃音を小さくする設計になっ
ていますが、床や壁を通じての振動は意外によく
伝わります。特にヘッドホン使用時の演奏は、隣
近所に迷惑がかからないように注意しましょう。
• 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入って
いたダンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包
してください。
• この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する
場合、各地域のゴミの分別基準に従って行ってく
ださい。
• 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。
本機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用し
ないでください。音が極端に小さくなったり、まっ
たく聞こえなくなる場合があります。抵抗の入っ
ていない接続ケーブルをご使用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケー
ブルの仕様につきましては、ケーブルのメーカー
にお問い合わせください。
• 打面部のゴム部品には、性能維持のために劣化防
止剤などを塗布してあります。時間経過に伴い、
これらの添加剤が表面に現れて、白く汚れたよう
に見えたり、製品検査時のスティック痕が見えた
りする場合がありますが、製品の性能や機能には
影響ありませんので、安心してお使いください。
• ご使用の年月とともに、パッドのゴム表面が変色
することがありますが、使用上影響はありません。
• ハイハット・スタンドは三脚によって支えられて
います。転倒を防ぐため、設置時には三脚を十分
に開いてご使用ください。
• VH-11 専用クラッチをハイハットから取り外し
たり、分解したりしないでください。
• 長期間使用しないときは、モーションセンサー
ユニットに力がかからないよう、ハイハットを開
いた状態にして保管してください。
• モーション・センサー・ユニットの、下図の矢印
で示した部分には高精度のセンサーが内蔵されて
います。強い衝撃を加えたり、すきまから異物が
入ったりしないよう注意してください。
• モーション・センサー・ユニットのハイハットに
接する部分(ダンパー)は、ご使用の年月ととも
に上図の矢印で示したように摩耗することがあり
ます。ダンパーが摩耗すると、オフセット調整を
正しく行えなくなったり、ハイハットの揺れが不
自然になったりすることがあります。このような
場合、ダンパーを交換してください。ダンパーの
交換に関しては、ローランドお客様相談センター
にご相談ください。
• 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変
更することがあります。
使用上のご注意
床に接地していることを確認する
ボルト
※使用状況によっては、ペ
ダル取り付けプレートの
ボルトがゆるみ、演奏時
にペダルががたつくこと
す。
は、市販の工具を使って
ボルトを締め付けてくだ
さい。
ヘッドは、使っている年月とともに性能が劣化する消耗部品です。ヘッドの張り具合を正しく調節してもヘッド面にたるみが残る場合は、
ヘッドを交換してください。
※交換用ヘッドについては、ローランドお客様相談センターにご相談ください。
ベース
ム・
マットの上に設置
床に設置
打面
アンカー・ボルト
ベース
OUTPUT 端子
プレート
滑り止め
テープ
/