VH-10

Roland VH-10 取扱説明書

  • Roland VH-10 Vハイハットの取扱説明書の内容を理解しました。このデバイスの機能、取り付け方、音源モジュールとの接続方法、トラブルシューティングなど、あらゆる質問にお答えします。お気軽にご質問ください。
  • VH-10をハイハット・スタンドに取り付ける手順を教えてください。
    オープン/クローズの音色がスムーズでない場合、どうすればよいですか?
    VH-10と音源モジュールを接続する方法は?
    ハイハットのゴム表面が白くなるのはなぜですか?
同梱物の確認
パッケージを開けたら、同梱物に不足がないか確認してください。
不足しているものがあったときは、購入した販売店へお問い合わ
せください。
ハイハット
モーション・センサー・
ユニット
ドラム・キーロック付きタイ防振プレート
• 取扱説明書
• 保証書
•『安全上のご注意』チラシ
※ハイハット・スタンドは別売です。
主な特長
アコステ・ハイハと同じうな
市販のハイハット・スタンドに取り付け可能な 1 枚シンバルのフ
ローティング構造のため、スティックの跳ね返りや叩いたときの
揺れ、ペダルの踏み込みによるシンバルの上下動作など、アコー
スティック・ハイハットと同じような演奏感が得られます。打面
には、消音効果のあるゴムを使用しています。
オープン/クローズ
ハイハット・スタンドのペダルの踏み込み具合により、オープン
からクローズまで音色が滑らかに変化します。フット・クローズ
(ペダルを踏み込んで鳴らす)やフット・スプラッシュ(ペダルを
踏み込んで瞬時にオープンして鳴らす)も可能です。ドラム音源
TD-50 TD-25 に接続すれば、クローズの状態で叩いて瞬時に
オープンしたときの音色変化も表現できます。
が可能
エッジ部にエッジ・センサーが内蔵されているので、ボウ部(上
面部)とエッジ部(端部)を叩き分けることが可能です。
奏法 説明
ボウ・ショット
ハイハットの打面を叩く奏法で
す。接続したトリガーインプッ
トのヘッド側の音色が鳴ります。
エッジ・ショット
エッジ・センサー
ハイハットのエッジ(端)をス
ティックのショルダー部で叩
く奏法です。図のエッジ・セン
サーの位置が叩かれたときに、
接続したトリガー・インプット
のリム側の音色が鳴ります。
ペダルの自然な踏み心地
ペダルの踏み込み具合やハイハット・スタンドのバネの強さを調
節することにより、好みの踏み心地が得られます。
ングする
ハイハ・スタンに取ける
1.
ハイハット・スタンドに付属しているクラッチをシン
バル・ロッドから取りはずします。
※ハイハット・スタンドに付属のクラッチは使いません。
※ハイハット・スタンドの、ボトム・シンバルを載せるシン
バル受け部分のフェルト部品(あるいはゴム部品)を取り
はずす必要はありません。
2.
シンバル・ロッドがしっかり締めつけら
れていることを確認します。
シンバル・ロッドの締めつけかたについては、
お使いのハイハット・スタンドの取扱説明書
をご覧ください。
※シンバル・ロッドがゆるむと、ハイハット
が振動したり回転したりして安定せず、誤
動作の原因になります。
3.
防振プレートをシンバルロッドに通してハイハット
スタンドのシンバル受け部分のフェルト部品(あるい
はゴム部品)の上に載せます。
防振プレートのスポンジ面を上側にします。
4.
モーション・センサー・ユニットをシンバル・ロッド
に通して防振プレートの上に載せます。
CONTROLOUT 端子を演奏者から見て奥側にします。
5.
クラッチスクリューをゆるめ、ハイハットをシンバル
ロッドに通してモーション・センサー・ユニットの上
に載せます。
ハイハットには正しい向きがあります。「Roland」の文字を演
奏者側から見て奥側にしたときに、最適な感度が得られます。
クラッチ・スクリュー
ハイハット
モーション・センサー・ユニット
CONTROL OUT 端子が演奏者
側から見て後方を向くように
「Roland」の文字を演奏者
側から見て奥側に
スポンジ面を上に
防振プレート
※本機を裏返すときは、破損を防ぐためクラッチ部やセン
サー部などを保護してください。また、落下や転倒を引き
起こさないよう取り扱いに注意してください。
音源モールの接続
他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべ
ての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。
1.
VH-10 TRIGGER OUTPUT 端子を音源の HI-
HAT 端子またはケーブルに、VH-10 CONTROL
OUTPUT 端子を音源の HH CTRL 端子またはケーブル
に接続します。
TRIGGER OUTPUT
端子
CONTROL OUTPUT
端子
音源の
TRIGGER INPUT
HI-HAT 端子へ
音源の
HH CTRL
端子へ
※ステレオ(TRS)・ケーブルで接続してください。モノ・
ケーブルをご使用になると、エッジ・ショットに対応でき
ません。
2.
ケーブルにゆとりをもたせた状態にして、ロック付き
タイで固定します。
1 回巻く
滑り落ちないように
締めつける
ケーブルにゆとりを
もたせる
折り返してケーブル
を固定する
TD-17 VH-10 の調整
ハイハットのオープン/クローズを正しく表現するために
は、VH-10 のオフセット調整が必要です。
ここでは、TD-17 と組み合わせて使用する場合の調整方
法を説明します。
1.
VH-10 TD-17 に正しく接続されていることを確認
します。
2.
ハイハットがモーション・センサー・ユニットから完
全に離れた状態で、TD-17 の電源を入れます。
※ハイハットがモーション・センサー・ユニットに触れた状
態で電源を入れると、正しく調整できません。
3.
クラッチスクリューをゆるめ、ハイハットをモーショ
ン・センサー・ユニットの上に自然に置いた状態にし
ます。
4.
[SETUP]ボタンを押します。
5.
ダイヤルで「Hi-Hat Settings」を選び、[ENTER]ボ
タンを押します。
6.
ダイヤルを回して、Pad Type「VH10」に設定します。
7.
画面に表示されるメーターを見ながら、VH のオフセッ
ト調整ネジを回して調整します。
メーターに[
JK
]が表示されるように調整します。
8.
必要に応じてその他のパラメーターを調節します。
その他の音源モールでの設定
1.
「Trigger Type」を「VH-11」に設定します。
2.
前項手順 7 のように、オフセット調整ネジを回して調
整します。
3.
必要に応じて、その他のパラメーターを調節します。
ット 調
クローズド・ハイハットの音が鳴らしづらい場合は、オフ
セット調整ネジを「CLOSE」の方向へ回します。オープン
ハイハットの音が鳴らしづらい場合は「OPEN」の方向へ
回します。
オフセット
調整ネジ
OPEN CLOSE
ご注意 !
強打時に音が途切れるときは、オフセット調整ネジを「OPEN」
の方向へ回してください。
ハイハ調
1.
ハイハット下側中心の成型部品とセンサー中心部先端
との間隔を 3mm 程度に調整し、クラッチスクリュー
を締めつけます。
3mm3mm
※間隔は、演奏しやすい距離に調節できますが、狭すぎたり
広すぎたりすると誤動作をし、思いどおりに演奏できない
ことがあります。3mm が最も自然な感じで VH-10 を演奏
できる間隔です。
2.
ペダルのバネのテンションを、ハイハット・スタンド
で調節します。
テンションの調節方法については、お使いのハイハッ
ト・スタンドの取扱説明書をご覧ください。
※バネのテンションが強すぎたり弱すぎたりすると、誤動作
を起こし、意図した演奏ができないことがあります。
※スタンドによっては、調節できない場合もあります。
ご注意 !
ハイハットには正しい向きがあります。「Roland」の文字を演
奏者側から見て奥側にしたときに、最適な感度が得られます。
ハイハチをはず
とき
誤ってハイハット・クラッチをハイハットからはずしてし
まった場合、以下の図のように組み立て/取り付けてくだ
さい。
ご注意 !
ハイハット・スタンドに付属のクラッチは、形状が異なるため
VH-10 では使用できません。必ず VH-10 専用クラッチをお使
いください。
クラッチ・トップ
ゴム・ワッシャー
演奏者側
まわり止め上部 向きに注意
ネジを手前に向ける
スプリング
まわり止め下部
オフセット調整ネジ
「Roland」の文字を演奏者
側から見て奥側に
※まわり止め上部の山の向きをハイハットの溝に合わせてく
ださい。
正しく組み立てられた状態
3 - 4mm
オフセット調整ネジをいっ
ぱいに締め込んだ状態
まわり止めの
ネジ・パイプ
の上端が見え
ている
演奏者側
主な仕様
ローランド VH-10:V ハイハット
サイズ 12 インチ
トリガー 2(ボウ、エッジ)
接続端子
TRIGGEROUTPUT 端子、CONTROL
OUTPUT 端子
外形寸法 314(幅)× 314(奥行)× 103(高さ)mm
質量 1.2kg(モーションセンサーユニットを除く)
付属品
取扱説明書、『安全上のご注意』チラシ、モーショ
ン・センサー・ユニット、防振プレート、ドラ
ム・キー、ロック付きタイ、保証書、接続ケー
ブル(単体販売のみ)
別売品 ノイズ・イーター(NE-10、NE-1)
※ハイハットのゴム表面が白くなることがありますが、使用
上は問題ありません。
※本書は、発行時点での製品仕様を説明しています。最新情
報についてはローランド・ホームページをご覧ください。
ローランド株式会社 〒 431-1304静岡県浜松市北区細江町中川 2036-1
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に別紙の『安全上のご注意』と『使用上のご注意』をよくお読みください。
お読みになったあとは、すぐに見られるところに保管しておいてください。
©2018ローランド株式会社
日本語
取扱説明書
シンバル・
ロッド
直径6.0 ~ 7.0mm
直径:最大 11.7mm
取り付け可能なスタンド
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