Roche uPath PD-L1 image analysis for NSCLC IVD Algorithm ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
非小細胞肺がん用uPath PD-L1 (SP263)
像分析アルゴリズムガイド
目次
はじ 1
アルリズ 2
使用目 3
使用目的 3
イド 3
上の意 4
の原 5
制約 6
データの 7
NSCLC用uPathPD-L1ー 8
うワクフ 9
PD-L1画像分析 12
PD -L1の 15
P D - L 1アルリズム 1 5
15
性能特 26
の比 26
病理再現調査 27
調査 28
ィン 2 9
参照文献 33
はじ
非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アル
ゴリズムを搭載したRocheuPathenterprisesoftware(uPath
enterprisesoftware)(NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析
アルゴリズム)は、ホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)の
正常組織·新生物組織から切除され免疫組織化学(IHC)的に
染色された組織構造切片で、タンパク質の発現を定量評価す
るのを支援するよう設計されています。
uPathenterprisesoftwareはネットワーク型のデジタル病理
学ソフトウェアソリューションで、病理標本のデジタル画像
の収集、管理、表示、分析、共有、報告作成を病理学ラボで
行うことができます。uPathenterprisesoftwareでは、さま
ざまな拡大率のデジタル画像表示、注釈の追加、組織切片の
測定、画像分析、レポートの作成を行うことができます。
注記:NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムは
補助的なコンピュータ支援ソフトウェアで、PD-L1タンパク
質の存在を確かめるためIHC染色された組織標本のスライド
ガラス顕微鏡画像を収集したり測定したりすることを目的と
します。画像分析スコアの妥当性を確保するには、VENTANA
PD-L1(SP263)RabbitMonoclonalPrimaryAntibody手法解
説シート(www.ventana.comで入手可)に記載の適切なコント
ロールを使用し、染色反応が一致することを、病理医の責任
で検証してください。
非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド 1
2 非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド
アルリズ
画像分析アプリケーションとしてuPathenterprisesoftware
を使用すると、関心領域(ROI)を1つ以上選択したり輪郭を設
定したりすることが可能で、さまざまな拡大率で個々のROI
を表示し、NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズ
ムで分析することができます。ターゲットの腫瘍細胞(TC)の
総数カウントが算出され、染色されたか否かでTCが階層化さ
れます。NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズム
により、TCの総数(染色·未染色)を分母、染色TCを分子とす
る数値が求められ、PD-L1TC陽性スコアが0~100%の尺度で
生成されます。NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴ
リズムは、特定のROIのスコアも、同じスライドで選択した
すべてのROIの総計スコアも生成することができます。アル
ゴリズムでは、非腫瘍細胞も分析全体の一部として検出さ
れますが、オーバーレイや出力の対象となるのは、TC陽性
スコアの計算に使用されたTCだけです。NSCLC用uPathPD-L1
(SP263)画像分析アルゴリズムで生成されたスコアは、受け
入れることも、別のスコアに置き換えることもできます。ど
のTCがアルゴリズムで陽性/陰性と判定されたかを慎重に見
直し、アルゴリズムが正しいことを確認します。誤ってい
る場合は手動で置き換える必要があります。NSCLC用uPath
PD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムの結果はそれだけでは
データとして不完全で、有資格の病理医が、適切なコントロ
ールを使用した上で、組織学的検査の結果や臨床情報ととも
に使用する必要があります。このアルゴリズムは、PD-L1の
発現率が50%あるかを評価するのを支援するツールとして設
計されています。
使用目
アルゴリズムガイドの目的
NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイドの
目的は下記のとおりです。
•N S C L Cu P at h PD -L1 (S P 2 63)析アルゴズム
、検 、制
•な材IT,データの ワーク要を明る。
•N S C L Cu P at h PD -L1 (S P 2 63)析アルゴズム
を順追って示
•N S C L Cu P at h PD -L1 (S P 2 63)析アルゴズム使
する
•V E N TA N APD -L1 (SP 2 6 3) Ass a y色されたF F PE N S C LC
で、N S C L C u P a t h P D - L 1 (S P 2 6 3) ゴリズム
行うためのツールについ説明る。
•難しい示しN S C LCu Pat h PD -L1 (S P 2 63)
ゴリズムどのように使 するドラ
す。
•N S C L Cu P at h PD -L1 (S P 2 63)析アルゴズム
す。
製品の使用目的
NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムは、ホ
ルマリン固定パラフィン包埋のNSCLC組織のPD-L1タンパ
ク質の検出や半定量測定の支援として使用します。さら
に、VENTANAPD-L1(SP263)Assayと組み合わせて使用する
と、薬剤ラベルの治療承認基準に従い、NSCLCの患者を治療
の対象とするかについて、PD-L1TC陽性率が50%以上である
ことを判定基準として振り分けるために使用することもでき
ます。
注記:NSCLC用uPathPD-L1(SP263)「画像分析アルゴリズ
ム」は補助的なコンピュータ支援ソフトウェアで、PD-L1タ
ンパク質の存在を確かめるためIHC染色された組織標本の
スライドガラス顕微鏡画像を収集したり測定したりするこ
とを目的とします。画像分析スコアの妥当性を確保するに
は、VENTANAPD-L1(SP263)Assay手法解説シート(P/N741-
4905)に記載の適切なコントロールを使用し、染色反応が一
致することを病理医の責任で検証してください。
このアルゴリズムは体外診断(IVD)向けです。
非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド 3
上の
世界的に見て、肺がんは何十年の間もっとも診断数の多いが
んで、がん死の原因の1位を占めます。新たに見つかるがん
の12.9%に当たると推測され、世界で1年間におよそ176万人
が死亡、つまりがん関連死亡者のほぼ5人に1人に該当しま
す。NSCLCは肺がんの種類のなかでもっとも罹患数が多く、
肺がんのおよそ85%に当たります。NSCLCの病巣は患者の大
半で手術不能で、局所的な進行(ステージIIIB)または転移(
ステージIV)が見られ、どちらのステージでも治療に結び付
く選択肢は今のところありません。進行ステージと診断され
たNSCLCの5年相対生存率は4.7%です。
プログラム細胞死リガンド1(PD-L1)は、活性T細胞で発現
する膜内外タンパク質で、プログラム細胞死1(PD-1)と
B7-1(CD80)という2つの阻害受容体と結合し免疫反応を抑制
します。PD-L1がPD-1と結合すると、T細胞の増殖、サイト
カインの生産と活動が抑制され、T細胞の機能の不活性化や
枯渇につながります。PD-L1は抗原のCD80とも結合し、細胞
の活性化やサイトカインの生産の抑制といった、免疫反応
の抑制を細胞や活性T細胞にもたらします。PD-L1の発現は
免疫細胞やTCで見られます。TCでPD-L1が異常に発現する
と抗腫瘍免疫が妨げられ、免疫回避に陥ると報告されてい
ます。PD-L1やPD-1の経路を遮断する免疫治療の登場によ
り、NSCLCと診断された患者の生存率が向上することが明ら
かになりました。しかし、治療の予後はPD-L1の発現レベル
で左右されるため、免疫組織化学的染色によるPD-L1の定量
が必要です。
免疫組織化学を用いると、特定の抗原が組織検体に存在する
ことが検出できるので、腫瘍を診断したり予後を予測したり
する際の有効なツールとなります。VENTANAPD-L1(SP263)
Assayは、ラボ向けのウサギモノクローナル抗体で、FFPE
正常組織·新生物組織の切片にあるPD-L1タンパクを検出し半
定量するために使用します。組織学的に組織を調製すること
の利点は、無傷組織を用いることで患者検体のPD-L1の陽性
レベルの解釈に形態学を援用できることです。いずれの組織
学的検査も、NSCLC形態学や病理学の専門家が解釈する必要
があります。解釈の結果は形態学的研究や適切なコントロー
ルで補完し、他の臨床データやラボデータも考え合わせる必
要があります。
4 非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド
の原
NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムを搭載し
たuPathenterprisesoftwareは、各種の画像分析技術を用い
てTC陽性スコアを取得します。
NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムは、
事前設定されたパラメータを用いて、VENTANAPD-L1(SP263)
Assayで染色された組織画像のスコアを算出します。
画像分析の手順
• します。
•から胞を検出します
• T C す。
•色TCとTCを識
•V E N TA N APD -L1 (SP 2 6 3) Ass a yトに従
染色TCのTC総数TC陽性。
NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムでのTC
識別法とスコアの算出法
•N S C L Cu P at h PD -L1 (S P 2 63)析アルゴズムは
的な徴を用いTCを識
• されT Cを、V E N T A N A P D - L 1 (S P 2 6 3) A s s a y ート
従い細胞膜の染検出設定閾
•染色TCVENTANAPD-L1(SP263)
Assay手法解染色TCTC総数TC
す。
NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムでの空白
部判定
•自動的白部除外傷、
インクなど チファク しま
•ァルスカラレイいてアルゴリズム した
域が空白部かユザーがPD-L1画像
:ファルスカレイ くださ
NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムで、
TC陽性スコア出力を生成する基準
•N S C L Cu P at h PD -L1 (S P 2 63)析アルゴズムは
1 ( 4 .8 % ) します。
•スコアの四入や切り捨ては ません。たと「4.8 %」
して 5 % して
非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド 5
NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズム
は、VENTANAPD-L1(SP263)Assayを使用した場合に機能する
よう設計されています。検査結果に、画像を取得したIHCス
ライドや分析の対象とした二次画像を超える品質や精度は望
めません。
分析用uPathenterprisesoftwareにスライドの画像を取り込
む前に、PD-L1コントロールスライドの顕微鏡検査を手動で
行いVENTANAPD-L1(SP263)Assayの染色を検証し、期待どお
りの結果が得られることを確認する必要があります。
染色を行うたびに、全陽性·全陰性となる品質管理材料も含
めVENTANAPD-L1(SP263)Assay向けのメーカー推奨材料を使
用して検証してください。コントロールスライドが手動の顕
微鏡検査で許容できない場合、結果が許容できるまで組織を
染め直してください。
VENTANAPD-L1(SP263)Assayの解釈は、推奨内容に従う必要
があります。
VENTANAPD-L1(SP263)Assay手法解説シート(P/N1014258EN)
と解釈の手引き(P/N1015317EN)を参照してください。
(www.ventana.comで入手可)。
NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムは、適切
なコントロールを使用した上で組織学的検査、臨床情報とと
もに、有資格の病理医のみが使用するよう設計されていま
す。独立型のツールとして設計されていないため、有資格者
が分析工程に加わる必要があります。
取り込まれた画像に異常染色(核や細胞質など)が見られる
と、誤ったスコアがNSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析ア
ルゴリズムで生成されるおそれがあります。
細胞全体の形がどうであれ腫瘍の核が細長いと、NSCLC用
uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムにより拒絶されま
す。そのため、核が細長い細胞を多数含む腫瘍は手動で評価
する必要があるかもしれません。
制約
NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムは、
NSCLC組織検体を用いて、訓練、開発、検証を行いました。
ただし、家庭の個人用コンピュータ(PC)を使用してのNSCLC
用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズム、およびその安
全性と有効性は未検証です。
uPathPD-L1SP263画像分析アルゴリズムは、薬剤ラベルの
治療承認基準に従い、NSCLCの患者を治療の対象とするか
を、PD-L1TC陽性率が50%以上であることを判定基準として
振り分けるのを補助するために使用します。
NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムは、染色
度の弱い細胞質や細胞膜があると細胞を誤って識別する可能
性があります。また、染色度の強い免疫細胞が腫瘍セルの染
色に重なると、著しい混合にじみとなり、TCの細胞質が赤く
なり、それ以外の細胞の染色状態と同じになります。その結
果、TCが非TCと、非TCが陽性のTCと誤って識別されるおそれ
があります。
マクロファージは、分析領域から除外する必要があります
が、かならずしもすべてを除外できるわけではありません。
その結果、NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズ
ムで生成されたスコアが、分析対象のROIに存在するマクロ
ファージの影響を受けるおそれがあります。患者のスコアが
50%の判定基準の近辺にある場合、その影響は大きな問題で
す。
画像に細かい顆粒が見られる場合、細胞質の染色が広く拡
散することがあります。めったにありませんが、さまざま
な強度の点状染色が核周辺に見られることもあります。腫
瘍細胞膜の信号強度が合計で何パーセントかは目視で推定
し、PD-L1の発現レベルを生成するために使用されます。腫
瘍細胞の細胞質の染色状態は、PD-L1の発現判定で考慮され
ません。イソタイプ一致の負のコントロール抗体を使用し
て、検査検体でバックグラウンドが存在するかを評価し、
染色強度のベースラインを確定します。
6 非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド
タの
悪質なソフトウェアや機器への不正アクセスにより、データ
が損失したり機器が使用不能になったりするおそれがありま
す。
悪質なソフトウェアや機器への不正アクセス、機器の誤用を
回避するには、下記の推奨内容を守ることが重要です。
•ソフトウェアを にインスしたり したりいで
くださ
•なソフトウアやスにし、トワーのコ
ンピュタや スに するようにし
ださいたとえば、ラボ システム( L I S ) アーイブ
、バ
• エリアネッ キュリティ ウェ
アや らシスムを するは、 になります
ファイアウォなど ネットワ
クから切り離すのも一また
から悪コードを確るこも選のひとつです
•器及の付属IT(ー、
ブルネットワ など) なアクセスを
くださ
• ックファイルとアイブ ファイル なアクセ
や災害から保ているこ認しい。モートの格
ックファイル
す。
• ファイアウォ使 ネットワ
てく
•U S Bドライブ使 らか バックアップ
することできますU S Bドライブを不
損失や機器の誤動原因
• スト スト U S B
使 してく
•USBデ11か使用USB
、他 U S B
•U S B 、W i n d o w s
さい
•ーバーのオペレーシス(OS)のデフト設 は変
はいけませ ると、 O S します
•uPathenterprisesoftwareの感染機器
のUSBのみを使い。ータ外を機
U S Bドライブ しないでください
非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド 7
N S C L C u P a t h P D - L 1 アルリズム
必要な材料
•u Pat h ent e r p r is e s oft w a r e
•NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像ム
•B e n c h M a r k U LT R A を用V E N TA N A P D -L1 (SP 2 6 3) A ss ay(O ptiView D A B IH C D et e ctio n K itを使 )でれたN SC L C のス
イド
•V E N TA N AD P 2 0 0ライドスャナ
ワークフロー
1.NSCLC組織検BenchMarkULTRA機てVENTANAPD-L1(SP263)Assay染色。
2.( イド ) Z 2 0 x V E N T A N A D P 2 0 0 イド
3.が収集されるV EN TAN ADP200スャナーに接続しータから中央バーの画理シ(IM S)
す。
4.ーバ u P a t h e n t e r p r i s e s oft w a r e されま ガラスのスライのバーコードラベル又
uPathenterprisesoftwareに入力別情報(織の類、一次抗体)用い情報(LIS)を介自動的
行ううにます(u Pa t h e nter pr is e soft w a reユード(P N 1018943JA)を参)。
5.NS C L Cu P at h PD -L1 (S P 2 6 3)画析アンストールさてい(u P at h e nt e r p r is e so ft w a r eIM Sとは別ーバ
必要)適切染料組織の種類画像20x収集uPathenterprisesoftware
体の分析(WSA)自動的に
6.スキャ W S A に分 されま
7.W SA終了するとu P ath e n t e r prise s o ft w a r eに[a na lysis is co m plet e(分了)]と表 示されますこのスコ 象とす
る特定のROIを選択でROIはも複数で意ので選可能で数のROIを選択すROI
コア なく R O I コアも され
染色
• 調 V E N TA N A P D -L1 (S P 2 6 3)A s s ayトの に従う必 があります
•ールすべてを使用し 察しV E N TA N A PD -L1 (S P 2 6 3)A ss ayトにとめラインに
、ス
• を染 色し分するにはN S C L Cu P at h PD -L1 (S P 2 6 3)画析アルゴリムにV E N TA N A PD -L1 (S P 2 6 3) Ass a y使用しV E N TA N A
PD-L1(SP263)Assay手法解説記載追加材支給使用必要BenchMarkULTRA機OptiView
DABIHCDetectionKit染色FFPENSCLC組織PD-L1VENTANAPD-L1(SP263)Assay検出VENTANA
PD-L1(SP263)Assay3機種BenchMarkULTRA機染色FFPENSCLC組織PD-L1検出NSCLC
u Pat h PD -L1 (S P 2 6 3)画析アルゴムの には、B e n ch M a rk U LT R A器で色されたO ptiVie w DA B I H C D et e ction Kitを用
いまし
画像の取込み
スライドをスキャンするにはVENTANADP200スライドスキャナーが必要です。画像は、20xの倍率でスキャンする必要があり
ます。画像の大部分が焦点から外れている場合、スライドを再スキャンするようお勧めします。スキャンの詳細は、VENTANA
DP200スライドスキャナーユーザーマニュアル(PN1017149JA)を参照してください。
uPathenterprisesoftware全般の操作方法
uPathenterprisesoftwareは、個人や施設のニーズに応じてレポート構成やユーザーインターフェースをカスタマイズでき
るよう設計されています。このアルゴリズムガイドは、NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムに必要なツールに
的を絞って説明しています。本ガイド以外のuPathenterprisesoftwareに関する情報は、uPathenterprisesoftwareユーザ
ーガイドを参照してください。
8 非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド
病理医が行うワークフロー
症例の開始
VENTANAPD-L1(SP263)Assayで染色されたNSCLC組g織の画像は、症例をダブルクリックするか、症例を選択しuPath
enterprisesoftwareの[Viewer(ビューワー)]タブを押すかしてアクセスすることができます(図1)
症例に関連する画像がすべて画面に表示されます(図2)。
図2
図1
非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド 9
VENTANAPD-L1(SP263)Assayで染色されたガラスのスライドが、20xの倍率でVENTANADP200スライドスキャナーでスキャン
されると、画像がuPathenterprisesoftwareにインポートされ症例に関連付けられます。NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分
析アルゴリズムでWSAが自動的に起動します。WSAの事前計算に必要な時間は、サーバーの仕様、画像のサイズ、待ち行列に入
っている画像数により異なります。[waitingtostartauto-analysis(自動分析開始の待機中)]と表示された場合、画像が
ち行列に入っていてまだ分析されていないことを意味し、WSAの実行中は[analyzing(分析中)]と表示されます(図3と図4)。
uPath
enterprisesoftwareのWSAで画像の分析が完了すると、uPathenterprisesoftwareのビューワー内のスライド画像下部に
[analysissuccessful(分析成功)]と表示されます(図5)。画像のスコアは、WSAが正常に終了しないと生成されません。
腫瘍全体を囲むROIの描画:腫瘍領域の選択
ROIドロップダウンメニューの[Freehand(フリーハンド)]ツールボタン(図6)を使用し、分析対象のIHCスライド画像で腫瘍領
域を選択してください。図7は、ROIをひとつ描画した状態の画像です。ROIをさらに描画し追加することができます。
領域を選択するごとに、ROIが[SlidePanel(スライドパネル)](図8)に表示されます。
図6 図7
図8
図5
図4
図3
10 非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド
腫瘍全体を囲むROIの描画:領域の除外
ROIを描画する際、ある領域を除外する必要があるかもしれません。避けたり除外したりする特定の領域は、例示の画像以
外でも、染色特性表示部で下図のように処理されます。[Exclusion(エクスクルージョン)]ドロップダウンメニュー(図9)の
[Freehand(フリーハンド)]除外ツールを使用し、特定の領域を除外してください(図10)。画像の大部分がぼやけていたり焦点
が合っていない場合は、スライドを再スキャンしてください。
除外した領域はアルゴリズムで分析されず、その領域にあるTCは、染色·非染色に関係なく分析領域全域から除外されま
す。ROIの分析完了後に除外を行うとROIの再分析が必要になり、オーバーレイとスコアが適宜更新されます。
多数の除外領域を描画した場合([Freehand(フリーハンド)]で複雑に描画した場合は特に)、A時間がかかりワークフローの効率
に悪影響を及ぼすわりに、最終スコアへの影響は微々たるものです。症例で多数の領域除外が必要な場合、下記のように
処理してください。
•ROI画しスコア対外とる部分をから[E xclu sion(外)]すツール使用を必どめる。
•外す限し、スコアを手置き換る。
腫瘍全体を囲むROIの描画:削除
腫瘍全体を囲む選択したROIが最適でない場合、ROIを削除することができます。画像でROIの中心をクリックして腫瘍全体を
囲むROIを選択し、[SlidePanel(スライドパネル)](図11)又はROIの近くにあるスライド画像内の[Delete(デリート)]ボタン
をクリックしてください(図12)。確定ウィンドウが表示されます。選択したROIを削除するには[Confirm(コンファーム)]を選
択してください。ROIを維持するには[Cancel(キャンセル)]を選択してください。
図10図9
図11 図12
非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド 11
腫瘍全体を囲むROIや除外領域を描画すれば、画像分析の準備完了です。分析対象のROIの中心をクリックするか、[Slide
Panel(スライドパネル)]にあるROIをクリックするかして、腫瘍全体を囲むROIを選択してください。ROIごとに、[Slide
Panel(スライドパネル)](図}13)又はROIの隣(図14)にある[ImageAnalysis(画像分析)]ボタンを選択してください。
PD-L1分析が完了すると、結果が[SlidePanel(スライドパネル)]の2か所([SlideScore(スライドスコア)]下部、ROIの隣)に
表示されます(図15)。[SlideScore(スライドスコア)]は、選択したすべてのROIを合算した陽性腫瘍細胞率で、この数値がレ
ポートに表示されます。
PD-L1画像分析
図15
詳細情報は、フリップアウトアイコン(図16)をクリックすると、[SlideScore(スライドスコア)]のフリップアウトや[ROI
Details(ロイディーテイル)]フリップアウトに表示されます。[SlideScore(スライドスコア)]のフリップアウトが表示され
ます(図17)。同じフリップアウトアイコンをもう一度クリックすると、情報が非表示になります。
図17
図16
図13 図14
12 非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド
PD-L1画像分析:ファルスカラーオーバーレイ
ROIを選択し[Analysis(アナリシス)]ボタンを押し組織が分析されると、カラーのオーバーレイがROIに表示されます。下に示
す画像(図18)で、赤い丸は染色でPD-L1陽性と判定された細胞を、青い丸は染色でPD-L1陰性と判定された細胞を表します。
画像をつかむと(マウスを左クリックし画像を移動)、オーバーレイが非表示になります(図19)。マウスボタンを放すと、オー
バーレイが再表示されます(図18)。
図18
図19
非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド 13
スライドスコアを手動入力で置き換える
[SlideScore(スライドスコア)]のフリップアウトアイコンをクリックすると、[SlideScore(スライドスコア)]の隣の[Slide
Panel(スライドパネル)]でスコアを手動で置き換えることができます(図16)。[SlideScore(スライドスコア)]のフリップ
アウトが表示されます(図20)。[SlideScore(スライドスコア)]のフリップアウトで[EDIT(エディット)]ボタン(図20)を選
択すると、別のスコアを手動で入力することができます(図21)。症例に関する注記や、自動取得スコアを置き換えた理由を
[Comments(コメント)]欄に追加することができます。PD-L1では、0~100%の範囲でスコアを手動入力できます。手動でスコア
を置き換えたら[CONFIRM(コンファーム)]を選択してください(図22)。確認のためメッセージが表示されたら、[Yes(イエス)]
を選択してください。
手動で置き換えたスコアが[SlidePanel(スライドパネル)]内に表示されます。ROIの隣に表示されていた画像分析スコアは、
もう存在しません(図23)。棒グラフのボタンを押すと、画像を再分析することができます(図13、図14)。
図21 図22
図20
図23
14 非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド
VENTANAPD-L1(SP263)Assay手法解説シートと解釈の手引きをご覧ください。
PD-L1の評価
VENTANAPD-L1(SP263)Assayで標識を付けたNSCLC新生物細胞は、強度を問わず細胞膜が染色されたTCが何パーセントあるか
について評価されます。NSCLCは、細胞膜や細胞質が免疫組織化学的に染色され、染色状態は新生物全体で均一な場合も不均
一な場合もあります。腫瘍細胞の細胞質が染色されていても、TC陽性スコアの計算から除外されます。細胞膜の染色は、断続
していたり円周形だったり基底外側に見られたりします。イソタイプ一致の負のコントロール抗体を使用して、検査検体でバ
ックグラウンドが存在するかを評価します。
PD-L1アルゴリズムの染色評価
NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムを行うには、VENTANAPD-L1(SP263)Assayでスコアをマニュアルで求め
る方法を十分に理解する必要があります。[Freehand(フリーハンド)]ツールを用いて腫瘍全体を囲む必要があります。NSCLC用
uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムを行う前に、分析に必要なH&E染色と陰性コントロールスライド染色を行い、結果
を参照する必要があります。分析対象の領域を選択する際、制約及び除外すべき領域の節に記載の制約事項を考慮に入れてく
ださい。NSCLC用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムが生成したスコアに同意しない場合、別のスコアと置き換える必
要があります。
腫瘍の生存能力が不十分、形態が不適格、バックグラウンド干渉があるなどに該当する症例は受け入れられません。TCの生存
能力が十分にあるNSCLC症例(病理医がスコアで判断)でPD-L1IHCスライドで干渉バックグラウンドが見られない場合、評価の
対象として受け入れ可能です。
色特性
非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド 15
図24:uPath enterprise softwareに取り込まれた、NSCLCのIHC染色組織画像のスキャン画像。上が分析前、下が分
析後。赤いオーバーレイは、染色陽性TCと判定された細胞を、青いオーバーレイは、染色陰性TCと判定された細胞を
表す。
下図(図24、図25)に、さまざまな染色パターンとPD-L1の発現レベルを示します。TCのPD-L1発現はパーセント(0~100)で報告
されます。
16 非小細胞肺がん(NSCLC)用uPathPD-L1(SP263)画像分析アルゴリズムガイド
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Roche uPath PD-L1 image analysis for NSCLC IVD Algorithm ユーザーマニュアル

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