Cougar

R82 Cougar ユーザーマニュアル

  • R82 Cougar 車椅子の取扱説明書の内容を理解しました。車椅子の機能、使用方法、メンテナンス方法など、あらゆる質問にお答えします。例えば、ガスダンパーの調整方法、車輪の着脱方法、ブレーキレバーの調整方法など、具体的な手順についてもご説明できますので、お気軽にご質問ください。
  • ガスダンパーの調整方法は?
    車輪の着脱方法は?
    ブレーキレバーの調整方法は?
    シートの高さを調節するには?
    定期的なメンテナンスは必要ですか?
cougar
TM
© 2011 R82 A/S. All rights reserved.
The R82 logo and the Cougar chairs are registered trademarks of R82 A/S.
01.2021 - Rev. 7.0
Norwegian Design Reg. No. 80196
取扱説明書
輸入代理店
テクノグリーン株式会社
〒530-0015 大阪市北区中崎西1丁目4番22号 梅田東ビル
TEL(06)6371-0104 FAX(06)6371-6400
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目次
使用目的 - 準拠の宣言 - 廃棄........................................ 3
安全性.............................................................. 4
サービス情報........................................................ 5
付属品.............................................................. 6
ご使用前の準備について.............................................. 8
車いすの乗り降りについて............................................ 9
ガスダンパーの調整................................................. 10
クイックリリース機構............................................... 11
座面(ティルト)&背もたれリクライニング機構....................... 12
プッシュブレス取付方法............................................. 13
プッシュブレス調節................................................. 13
転倒防止バー....................................................... 14
ランバーサポート調節............................................... 14
レッグレスト&フットプレート....................................... 15
シート高さ調節..................................................... 16
スライドバー調節機構............................................... 16
座面奥行き調節..................................................... 17
ブレーキレバー..................................................... 18
ドラムブレーキ .................................................... 19
前・後輪車輪の組合せ............................................... 19
重心位置の変更..................................................... 20
各種背もたれ....................................................... 21
泥よけ............................................................. 21
サイドプレート付アームレスト&アームレスト延長部................... 22
スポークカバー..................................................... 23
フットサポート取付................................................. 23
レッグサポート..................................................... 24
杖ホルダー ........................................................ 25
呼吸器搭載台....................................................... 25
テーブル .......................................................... 25
内転パット ........................................................ 26
ヒップサポート..................................................... 26
ヘッドサポート..................................................... 27
ベスト&ベルト..................................................... 27
フィックスロック .................................................. 28
製品識別........................................................... 29
寸法表............................................................. 30
製品安全性......................................................... 31
テクニカルデーター................................................. 32
製造者............................................................. 32
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R82社の新製品をお選びいただきありがとうございま
す。R82社は、特別なニーズのある方々のための補助器具
および補助製品のワールドワイドサプライヤーです。
製品に用意されているオプションのメリットを最大限にご
活用いただくため、ご使用前にこのユーザーガイドをお
読みいただき、必要な場合に備えて保管しておいてくださ
い。
使用目的
この器具は、障害のある子どもと成人のための車椅子で
す。
適応
この器具は、座位を維持したり、補助器具を使用しないと
移動することができない、障害のある子どもと成人に使用
することができます。 したがって、この器具の使用対象
者は、特定の健康状態や年齢ではなく機能的能力に基づい
て決まります。
ユーザーとは本製品に座る人のことです。 介助者とは、
本製品を操作する人のことです。 本製品を使用する場合
は、必ず介助者が付き添ってください。 介助者による常
時監督が必要です。
本製品の使用が中断されるのは、日中の方が多くなりま
す。その間は、ユーザーが横になったり、別の補助器具や
従来型の製品で立ったり、座ったりするからです。
本製品は、22 kgから指定最大体重までの小児および成人
の移動用に適しています。
禁忌
既知の禁忌はありません
使用上の注意
次の機能に制限があるユーザーに関しては、製品の構成と
付属品の使用について特別な注意が必要です。
感覚機能と痛みの感覚に関しては、機器本体および付
属品のサポートにより生じる圧力について追加のチェ
ックを検討してください。
運動機能(不随意運動がある等)に関しては、可動式の
バックレストを備えた機器の使用を検討してください。
着座位置を維持したい場合は、機器本体と共に付属品
(サイドサポート、ベスト、ベルト、またはアームサ
ポート、トレイなど)をご利用ください。
頭部の位置を維持する能力 - 付属品の使用を検討す
るか、頭部の位置固定をサポートする製品の使用を検
討してください。
適用領域
本製品は屋内、屋外で使用するためのものです
付属工具:
4mm 5mmレンチと
13 mmスパナ
準拠の宣言
本製品は、医療機器規制(2017/745)の要件に準拠していま
す。 製品の修理、他社製品との併用、または純正のR82予
備部品や付属品以外を使用する場合、CEマークを表示する
ことはできません。 さらに、本製品は、次の要件に準拠
しています:
EN 12183
CEマークは以下の場合には取り外さなければなりません。
製品を再構築する場合
意図された目的と適合宣言の範囲外での製品を使用す
る場合
正規のR82予備部品および付属品以外を使用する場合
デバイスを他の製品と組み合わせて使用する場合、その組
み合わせにより製品に意図された目的が変更されてはいけ
ません。また、適用される要件への準拠が影響を受けるよ
うな方法で、製品を改造してはいけません。 製品の組み
合わせに責任を負う担当者/会社は、適用される要件を確
実に満たすようにする必要があります。
適用される要件の例:
シートとベースの組み合わせに対するユーザー重量/質
量の調整、両製品の陸上輸送に関する承認(シートは
ISO16840-4およびベースはISO7176 -19)
物質の安全性(生体適合性、可燃性)、機械的安全性
(安定性、圧迫の危険、相互接続)、電気的安全性
廃棄
廃棄される場合、それぞれの部品を材料別に区分し、リサ
イクルと廃棄物に適切に分類してください。各材料の正確
な情報は、販売店にお問い合わせください。リサイクルに
関する情報は、自治体にお問い合わせください。
アクセサリー・各種部品
R82社製品には、個々のご利用者様のニーズに応じた様々
なアクセサリーをご用意しております。部品も必要に応
じご注文いただけます。詳しくは、Webサイトで検索する
か、販売店にお問い合わせください。
etac 保証
フレームは製造上の不良に対して2年間、溶接の不良によ
り発生したメタルフレームの破損に対しては5年間の品質
保証がなされております。この保証は、本取扱説明書に記
載されている正しいご使用方法をお守りいただき、(お客
様の責任において)定期的なメンテナンスを受けられてい
ることを前提としております。(消耗品は対象外となりま
す)
規定に基づいた保守メンテナンスが行われた場合の標準的
耐用年数は8年です。この器具は製品寿命内であれば、他
のユーザーに再利用することができます
保証は、製品を購入した国においてのみ、適用されます。
使用かつ製造番号の確認がとれた場合のみ保証が有効とな
ります。またこの品質保証は、本製品の構成部品の修理又
は交換に限定されるもので、その欠陥に付随して起こる又
は結果として起こる損害を担保とするものではありませ
ん。これは最初の原購入者に限定されます。万一、この保
証に基づいて構成部品に欠陥が発見された時は、弊社の選
択によりその部品を修理するか交換するかを決定し、無償
にてこれを行います。
この保証はR82社製の純正部品が使用されている場合のみ
有効で、認定の受けていない業者による修理等で起きた損
害や怪我は保証の対象外です。弊社は保証同意前に、その
製品又は関連する書類を検査する権利を有しております。
事前販売情報
www.etac.com
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安全性
本製品に配置されている、サイン、記号、説明は隠した
り、取除いたりせず常に見える状態に保ってください。判
読できない、損傷した場合は、すぐに交換又は修復してく
ださい。詳しくはお買い求めいただいた販売店にご相談く
ださい。
デバイスに関連して有害事象が生じた場合、そのインシデ
ントは地元のディーラーおよび国の所轄当局に適時に報告
する必要があります。地元のディーラーはその情報をメー
カーに転送します。
製品の安全に関するお知らせやリコールに関する情報、お
近くの販売店の情報は、etac.com をご覧ください。
介助者
ご使用前に本取扱説明書を良くお読みいただき、大切に
保管してください。誤ったご使用方法はお怪我の原因に
なります。
製品またはアクセサリーの設定と調整を行う前に、必
ず、ユーザーガイドをお読みになった上で、製品アドバ
イザーから必要な指示を受けてください。
本製品には、所定位置から取り外された場合に窒息の危
険性を引き起こす可能性がある小さな部品が含まれて
います。
持上げる際は、正しい方法で行ってください。
本製品使用中は絶対に、ユーザーを一人にしないでくだ
さい。 必ず介護者が付き添ってください
調整する前に最大マークの表示に注意してください
修理/交換の際は、R82社製純正部品をご使用ください。
安全性の不明な点や、部品に不具合が生じた場合は、
直ちにご使用をお止めいただき、販売店にご相談くだ
さい。
可動部品の調節時には、身体部分が挟み込まれないよう
に注意してください
サポート/アクセサリー取り付け口に、何も引っかかっ
ていないかを確認してください。
輸送については、本製品に付属する文書「自動車による
輸送」を参照してください
走行能力については、本製品に付属する文書「走行能
力」を参照してください
ご利用者様
ユーザーが搭乗する前に、製品の表面温度を確認してく
ださい。ユーザーの皮膚が無感覚であり、熱を感じるこ
とができないときは、特に注意してください。表面温度
が41°Cを超えるときは、製品の温度が下がってから使
用してください。
本製品は障害物のない平地でご使用ください. 滑りやす
い道路では操作性が損なう可能性がありますのでご注意
ください。
傾斜面でご使用される場合(寸法表ご参照) 
ご利用者様
ご利用者様の体重が製品の耐荷重に近い、又は多動な
場合は、大きいサイズ又はR82社製の他製品をご利用く
ださい。
製品
ご使用前に、製品・付属品の位置調整を行い、プッシ
ュブレス、ネジ、バックル等が全て安全に固定されて
いるか確認してください。工具はお子様の手が届かな
い場所に保管してください。
工具を使わずに取り外し可能なパーツ:ホイール、フ
ットサポート、クッション。 取り外すと装置に悪影響
を及ぼします
移乗される前には、必ずブレーキをセットしてくださ
い。
坂道でご使用される場合は必ず転倒防止バーをセット
してください。
座面、背もたれリクライニングされる前に転倒防止バ
ーをセットしてください。
強制的に100mm以上の力を加えたときのアンチチップを
無効にする
移乗される前には、製品が安定した状態にあるか確認
しください。
上記事項につきましては、販売店様がご利用者様に納
品される際お知らせください。
ご使用前に、車輪が完全に機能し、安全であることを
確認してください。
正しいタイヤ空気圧はタイヤケーシングに印刷され、
タイヤの技術データの項に記載されています。
タイヤがパンクした場合は、修理が終わるまで製品を
使用しないでください。
車両へのアクセスおよび操縦の容易さは、装置の大き
さおよび旋回半径によって大きく影響を受けることが
あります。また一般的に、旋回半径が短い装置ほど、
または装置が小さいほど、前方を向いた前向位置の車
両へのアクセスおよび操縦が容易になります。 本製品
はISO 7176-19 附属書Dに従って、車両に取り付けられ
た骨盤ベルトおよび肩ベルトに対応する能力に関する
評価を受けています。 装置は「Good」(良)の総合評
価を受けています。
未使用の装置は陸上輸送および空輸が可能です
追加の荷重を加えると、安定性に悪影響を及ぼすこと
があります。 追加の荷重をかけるためのポイント位置
は、付属品のセクションで参照される関連する取り付
けガイドに記載されています。
ガスダンパーを高気圧・高温の場所に置かないでくだ
さい。また穴を開けないでください。
ご使用前に、製品と全ての付属品を点検し、磨耗して
いる部品は交換してください。
本装置は、ISO 7176-8(静的、衝撃及び疲労強度の要
求事項及び試験方法)に準拠しています
本製品は、EN 1021-2 および ISO 7176-16 に基づく非
引火性レベルに対して、耐引火性テストが行なわれて
います
純正のR82以外を使用すると、本製品の耐火性能が失わ
れることがあります: クッション
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サービス情報
医療機器のメンテナンスは所有者の責任において行ってく
ださい。規定のメンテナンスが行われないと、保証が無効
になる場合があります。また、適切なメンテナンスが行わ
れない場合、ご利用者様・介助者の方の安全性が損なわれ
る可能性があります。
装置のセットアップ、使用、保守に関しては、必要に応
じ、最寄りの販売店にお問い合わせください。
ご使用初日
ご使用前に本取扱説明書を良くお読みいただき、大切に
保管してください。誤ったご使用方法はお怪我の原因に
なります。
付属工具は大切に保管してください。
毎日
乾いた布を使用して製品を拭いてください
目視で点検をしてください。損傷や摩耗した部品を修理
または交換してください
すべての留め具が適切な場所に正しく設置されているか
確認してください
すべての留め金とバックルに摩耗の症状があるか確認し
てください
調整する前に最大マークの表示に注意してください
毎週
全てのキャスターが自在に動き、ホイールロック/ブレ
ーキが機能するか確認してください。
布を、温かい水と、塩素を含まない中性洗剤/石けんに
浸してから絞ります。この布を使い、製品から残留物や
汚れを拭き取り、使用前に乾かします。
タイヤ: 自転車ショップ等で月に1度は空気圧(推
奨:55PSI/3.8bar/380kPa)と溝をチェックしてくださ
い。
毎月
安全にご 使用いただくために、車輪とブレーキの間は
8mm-10mm開いていることを確認してください。
本製品の全てのナット・ボルトがしっかり固定されてい
るか確認してください。
開閉部分に潤滑油をふってください。専用の潤滑油をお
勧めします。
毎年
フレームのひびや磨耗部品を点検してください。標準以
下や不具合のある製品は絶対に使用しないでください。
洗濯
布地は、中性洗剤を使用して、60度の温度で洗濯機で洗う
ことができます。
発泡性インサートは洗濯機で、中性洗剤を使用し、40°の
温度で洗浄することができます。
フォーム部分の洗浄中と洗浄後は、変形につながるため曲
げたり、押し潰したり絞らないでください。
器具洗浄機
本製品は、医療機器用に設計された洗浄機で、クロリンを
含まない消毒液または中性洗剤を使って、60度で15~20分
間洗浄することができます
殺菌
プロダクトは 70% の消毒液を使用して殺菌できます。殺
菌する前に塩素を含まない中性洗剤/石鹸と温水の溶液を
含ませた布で残留物やプロダクト材料の汚れを拭き取り、
乾燥させることをお勧めします。
メンテナンス時期
製品の詳細な点検は、12か月ごと(使用頻度や使用時間
により6か月ごと)、長期間使用しなかった場合(4か月以
上)は再使用時に必ず行ってください。 点検は、製品の
使用に関するトレーニングを受けた、技術的資格を持った
者が行う必要があります。
サービスチェックリスト:
用途に従って、以下の機能について点検と調節を行いま
す。損傷または損耗のある部品は、修理または交換しま
す。以下を点検します:
ホイールが自由に可動し、ホイールロック/ブレーキ
が簡単に作動できるか確認します。必要であれば、調
整します。
クイックリリースホイールは、取り外しや交換が可能
です
転倒防止装置は、動作位置・静止位置で固定できます
タイヤ圧力
スポークカードは、ひび割れがなく、各ガードに取り
付けられたクリップでホイールに固定されています
保存の前に: 必ず、ホイールロック/ブレーキを解除
してください
製品のナットとボルトが締められている
開閉部分に潤滑油を振ってくださ開閉部分に潤滑油を
ふってください。
製品にヒビや部品の損耗がない
製品の全ラベルが問題なく表示されている
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付属品
インストール手順
9996097144
ページを見る 22
ページを見る 23
ページを見る 23
ページを見る 24
ページを見る 25
ページを見る 26
ページを見る 26
ページを見る 28
ページを見る 21
ページを見る 25
インストール手順
9996097133
インストール手順
9996097244
インストール手順
9996097143
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インストール手順
9996097248
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<ご使用前の準備に
ついて>
持ち運びの際、コンパクトに収納することが
可能です。
下記の手順にて、ご準備ください。
1) 所定の位置にセットするために、シートを
後ろへ引いてください。
2) (A)のストラップを後ろへ引いて、背もた
れを垂直にセッティングしてください。
3) (B)のピンを引きガスダンパーを所定の位
置に合わせて、ピンを戻してください。 そ
の際、”カチッ”と音が鳴りしっかり固定
されているか確認してください。
4) プッシュ・ブレスの両サイドのレバーを回し
て、ご希望の位置で固定してください。(C)
以上で、お使いいただける状態になります。
座面(ティルト)リクライニングを後方
に倒す際、ストラップ(A)の両端、ガス
ダンパーのピン(B)が所定の位置に確
実にセットされているか確認してくださ
い。(セットの際、”カチッ”と音が鳴
ります)
<T型工具>
T型工具(A)は、サイド・サポート等の取付けや
調節の際、センターバーの溝にある固定プレー
トが動かないよう補助するための工具です。
工具を溝に挿し、90度回転させてプレートが落
ちないよう下げてください。
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<車いすの乗り降り
について>
Cougarのシートにお座りになる前に、必ずブ
レーキを規定の位置でロックしてください。
ご利用者様をシートに乗せ、快適な姿勢になる
ように、アクセサリーを調節してください。
リフト(スリングシート)でCougarに乗り降
りされる場合は、レッグレストを外す必要は
ありません。
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<ガスダンパーの調
整>
ガスダンパーの調整が必要な際は、下記の手
順に従って行ってください。 (調整は下記の
時のみ必要です。)
- ガスダンパーが自然に下がってくる。(
ティルト角度が自然に下がってくる)
- ガスダンパーが全く動かない。(ティル
ト角度の調節ができない)
ガスダンパーが自然に下がってくる(ティル
ト角度が自然に下がってくる)場合 17mm
のスパナでナット(B)を緩め、バイスプラ
イヤー等でピストン棒(A)を座面側から見
て反時計回りに回してください。 再び、ナッ
ト(B)を締めてください。
ガスダンパーが全く動かない(ティルト角度
が調節できない)場合 17mmのスパナでナット
(B)を緩め、バイスプライヤー等でピストン
棒(A)を座面側から見て時計回りに回してく
ださい。 再びナット(B)を締めてください。
ガスダンパーに圧をかけたり、高温にさらした
り、穴をあけたりしないでください。
ピストン棒を傷つけないでください。ガスダンパ
ーを調整する際は、布などをお使いください。
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<クイックリリース
機構>
Cougar後輪車輪は、クイックリリース機構(標
準装備)により、ワンタッチで車輪が脱着でき
ます。(A) 車輪中央の脱着ボタンを押しなが
ら車輪の取外しを行ってください。
車輪中央の脱着ボタン(A)を押してください。
シャフトをスライドさせて、車いすから離して
ください。
車輪を戻す際は、リリースピンの頭を押
しながらロックを外し、確実に戻してく
ださい。
ロックが正しい位置に戻り、車輪が固定
されているか(外れないか)確認してく
ださい。
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<座面(ティルト)
&背もたれリクライ
ニング機構>
座面(ティルト)リクライニング機構
プッシュブレスについている左のレバー(A)を
握ると座面の角度調節が行えます。
Cougarはガスダンパーの有無にかかわらず、
背もたれのリクライニングが可能です。 下記
の手順に従って、背もたれの角度を調節して
ください。
背もたれリクラニンング機構(ガスダンパー
付)
プッシュブレスについている右のレバー(B)
を握ると、背もたれの角度調節が行えます。
背もたれリクライニング機構(手動)
背もたれサイドレールにハンドル(C)を取付け
てください。
その場合、リクライニング角度調節は車いすに
乗ったままでも簡単に行えます。
背もたれリクライニング機構(固定バー付)
ネジ(D)を5mmの六角レンチで緩め、クロスバ
ーの高さを調節いただくと、自動的に背もたれ
の角度が変わります。ご希望の位置でネジを締
めてください。
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<プッシュブレス調
節>
介助者の身長に合わせ、プッシュブレスの角度
を変えることができます。
特に階段において、プッシュブレスで車
いすを引いたり、持ち上げたりしないで
ください。
<プッシュブレス取
付方法>
下記の手順に従って、プッシュブレスを取付け
てください。
1) フレーム上部のキャップ(A)を外してくだ
さい。
2) プッシュブレスをサイドレールにスライドさ
せ、両側2箇所づつネジで締めてください。
プッシュブレスが動かない様しっかり固
定するために、サイドレール内に溝があ
ります。上側の固定ネジをその溝まで締
めてください。
3) 最後にキャップ(A)を取付けてください。
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<転倒防止バー>
転倒防止バーは標準装備されております。フレ
ーム後方にあります。
足でバーを下げ(A)、180°回転させてセッテ
ィングしてください。
シートをリクライニングさせた時は必ず
転倒防止バーをセッティングしてくださ
い。
定期的に、転倒防止バーが適切に作動す
るかチェックしてください。
<ランバーサポート
調節>
* カバーを外してください。
* ランバーサポートをご希望の位置に合わせ、
背もたれクッションのマジック部分に付けて
ください。
* 最後にカバーをかけてください。
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<レッグレスト&フ
ットプレート>
下記の手順に従って、レッグレストを取付け
てください。
1) レッグレストの取付:
サイドレール先端部分のキャップ(A)をドラ
イバーで外してください。 取付部品を付属
の5mmレンチで留め、キャップ(A)を取付け
てください。 レッグレストを取付部品にセ
ットしてください。 リリースボタン(B)を
押して、取付け/取外しを行ってください。
取付けの際は、”カチッ”と音が鳴る位置ま
で押してください。
2) ”開閉”機構:
リリースボタン(B)を押しながら、レッグ
レストを少し引上げると横へ開くことがで
ご使用の際、レッグレストを戻
される場合は、リリースボタン(B)が”カ
チッ”と音が鳴る位置にセットしてくださ
い。
3) レッグレストの角度調節:
レバー(C)を下へ押し、レッグレストをご
希望の角度に調節してください。
4) フットプレートの高さ調節:
付属の5mmレンチで、ネジ(D)を外してく
ださい。 フットプレートの高さを調節し、
固定してください。
5) フットプレート角度調節:
付属の5mmレンチで、ネジ(E)を緩めて
ください。 左右別々にご希望の角度に調節
し、固定してください。
6) ヒールストップの取付:
ヒールストップをフットプレートに置き、
取付穴に付属のネジで固定してください。
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シート高さ調節
下記の手順に従って、シートの高さ調節を行っ
てください。
1) ノブネジ(A)を緩め、フレームからボルト
を抜いてください。
2) ご希望の位置に高さを調節してください。
3) 再度、ボルトで固定してください。
シートの高さは左右対称にしてください。
シートの高さ調節の際は、座面角度が変
わりますのでご注意ください。
高さ調節を行っている間は、椅子に乗ら
ないでください。
スライドバー調節機構
プッシュブレスについている右のレバー(A)を
握り、背もたれ裏のガスダンパーをリリースし
てください。
初期設定のために、シートを後方に引いてく
ださい。
下記の手順に従って、スライドバーを調節し
てください。
1) ガスダンパーの下部のピン(B)を外してくだ
さい。
2) 座面裏ネジ(C)を緩め、ご希望の位置に調節
後、ネジを締めてください。
3) ネジ(D)を緩めてください。 ガスダンパー
の下の部分が元の位置に戻せる高さにスラ
イドバーを調節し、ネジ(D)をしっかり締
めてください。
座面裏の取付けは、フレームの左右同じ位
置で取付けてください。
スライドバーは、左右同じ高さでセッテ
ィングしてください。
座面角度の調節の間は、椅子に乗らない
でください。
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座面奥行き調節
プッシュブレスについている右のレバーを握
り、背もたれ裏のガスダンパーをリリースし
てください。
初期設定のために、シートを後方に引いてく
ださい。
座面奥行きは10cm調節可能です。 下記の手
順に従って、調節を行ってください。
1) 座面を後傾させ、レッグレストを外すと、座
面プレート(木製)が調節しやすくなりま
す。
2) 付属の5mmレンチで、ネジ(A)(B)を外
してください。
3) プレートをご希望の位置へ動かしてくださ
い。(5cm間隔で穴が開いています)
4) ネジ(A)(B)をしっかり締めてください。
5) ネジ(C)(D)を緩め、レールを前後に動か
してください。
6) ご希望の位置でネジ(C)(D)を締めてくだ
さい。
上記の調節を行っている間は、シート角
度調節用のレバーを動かさないでくださ
い。
背もたれのスライドバーは左右で同じ位
置になるようにセットしてください。
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ブレーキレバー
ブレーキレバーはフレームの下方に装備されて
いますので、ご利用者、介助者の方とも操作す
ることが可能です。
* ハンドルを前方に押すとロックがかかりま
す。
* ハンドルを後方に引くとロックが解除され
ます。
ブレーキレバーは前後に動かすことができます
ので、車輪サイズやお好みにより効き具合を調
節してください。 ブレーキレバーを後方にセ
ットすると効きが強くなり、前方にセットす
ると弱くなります。
調節は、付属の4mmレンチでネジ(A)を緩
め、ご希望の位置でしっかり締めてください。
ブレーキレバーの性能を維持するため
に、後輪車輪の空気圧を適正に保たれる
ことをお薦め致します。
55PSI/3,8bar/380kPa
安全にご使用いただくために、車輪とブ
レーキレバーの間は8~10mmあけて
ください。
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ドラムブレーキ
ドラムブレーキはプッシュブレスに装備され
ておりますので、介助者の方が操作してくだ
さい。
* レバーを握るとブレーキがかかります。
* 赤いレバーを引くと、ブレーキが解除され
ます。
前・後輪車輪の組合
推奨されます前・後輪車輪の組合せは以下の
通りです。
シートの高さ調節をご希望される場合は、P17
<シートの高さ調節>をご参照ください。
車輪の組合せ:
車輪のサイズを変更される場合、フロントフ
ォークの角度がとても重要です。 車輪の回転
性を適切に保つために、左右両方のフロント
フォークを同じ角度に保ち、地面に対し垂直
にセッティングしてください。
転倒防止バー設定:(ショート:短設定 ロング:長
設定)
12½" 20" 22" 24"
6" √ √
8" - √ √
12½" 20" 22" 24"
6" ショート ショート ロング ロング
8" ショート - ロング ロング
JP
JP
20
A
A B C
A B C
E
F
C
C
D
B
J
P
重心位置の変更
座面と車輪の位置を変更することで、重心重心
移動(ウェイトシフト)が可能です。
座面位置:
1) 後輪車輪を外してください。
2) フレーム両サイドの4つのネジ(A)を緩め
てください。
3) 高さ調節部(B)を外してください。
4) フレームを両側に少し引き、シートを前後に
動かしてください。(A、B又はCの位置に)
取付部(C)が所定の位置(”カチッ”と音が
鳴ります)にセッティングされているか確認
してください。
車輪位置:
1) 高さ調節部(D)を外してください。
2) フレーム両サイドのサスペンション(E)を
外してください。
3) フレームからシートユニットを外し、プラ
スティック部(F)から7つのネジを外して
ください。 外側のカバープレートが外せる
ようになりますので、フレームの内側の穴
から小さいプラスティックの栓を抜いてく
ださい。
4) クロスバー上のサスペンションがご希望の位
置に動かせるようになっております。(A,B,
又はCの位置へ) ご希望の位置にサスペンシ
ョンを合わせ、”カチッ”と音が鳴り、しっ
かり固定されているか確認してください。
5) ネジとカバープレートを再度締めてくださ
い。 プラスティックの栓を座面の穴に取付
け、サスペンションと後輪をセッティング
してください。
車輪位置変更の際、ブレーキレバーは前後に調
節する必要があります。
24インチ車輪がAの位置で設定された場合
は、ドラムブレーキが必要になります。
座面位置調節はお買い上げいただいた販
売店にご相談ください。
全てのネジがしっかり締まっている事が
重要です。特に重心の位置調節を行った
後は必ず点検してください。
重心位置調節のために椅子を前に出した場
合は、必ず転倒防止バーをセッティングし
てください。
JP
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