セットアップユーティリティでシステム設定情報のコピーを作成します。プロセッサ速度をリセットした後に正しい設定に戻すには、書きとめてある
か、あるいはプリントアウトしたシステム設定情報を参照します。
4. コイン型システムバッテリを取り外します。
指か、プラスチックのネジ回しのように先のとがっていない非伝導性のものを使ってソケットからバッテリを外します(図12参照)。
5. システムバッテリをひっくり返し(プラス[+]のマークのついた方を下にして)再度取り付けなおします。
6. システムバッテリを取り外します。
7. システムバッテリをひっくり返し(プラス[+]のマークのついた方を上にして)再度取り付けなおします。
8. RTCRSTジャンパからジャンパシャントを取り外します。
9. システムのDOSディスケットを使ってシステムをDOSで起動します。
10. SuprFreqユーティリティを使ってプロセッサの周波数を正しく設定します(「SuprFreqユーティリティの実行」を参照)。
11. セットアップユーティリティを起動し、バッテリが正常に動作しているか確認します。
セットアップユーティリティのTimeとDateから、正しい時刻と日付を入力します。手順3で作成したコピーを使って、システム設定情報の正しい設定
に戻します。
12. システムを起動します。
システムのプロセッサコア周波数は、選択された速度オプションにリセットされています。
システムバッテリの交換
システム基板には 3.0V の CR2032 コイン型バッテリが取り付けられており、システム構成、日付、時刻の情報をメモリの専用領域に保存します。
バッテリの寿命は3年半まで延ばすことができますが、コンピュータを起動したときに日付や時刻が間違っていたり、次のメッセージが表示されたりしたら
バッテリを交換する必要があります。
Coin cell battery voltage is low
(コイン型バッテリの電圧が下がっています。)
または
Time-of-day not set - please run SETUP program
(日時が設定されていません。セットアップユーティリティを実行してください。)
または
Invalid configuration information -
please run SETUP program
(システム情報が間違っています。セットアップユーティリティを実行してください。)
または
Strike the F1 key to continue,
F2 to run the setup utility.
(作業を継続する場合は、<F1>キーを押してください。セットアップユーティリティを実行する場合は <F2>キーを押してください。)
バッテリの交換が必要かどうかはシステムを再起動して確かめます。バッテリが低下していれば、システムは再度警告メッセージを表示します。
バッテリがなくてもシステムは動作しますが、コンセントから電源プラグを抜いたり交流(AC)電源が切断されたりした場合、バッテリによって保存されて
いるシステム設定情報は消去されます。その場合、セットアップユーティリティを起動して、セットアップ項目を再設定しなければなりません。
システムバッテリを別のCR2032コイン型バッテリと交換するには、次の手順を実行します。
1. セットアップユーティリティのシステム設定情報のコピーを取ります。
バッテリ交換中にシステム設定情報が失われても、システム設定情報の手書きメモかプリントアウトを参照すれば、正しい設定を復元できます。
2. コンピュータカバーを取り外します。