Dell /EMC AX4-5i ユーザーガイド

タイプ
ユーザーガイド
Dell™ PowerEdge™ クラスタ
システム
Dell PowerEdge 高可用
性クラスタにおける
Dell ブレードサーバー
の使い方
メモおよび注意
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明していま
す。
注意: 手順に従わない場合は、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能
性があることを示しています。
____________________
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2007 2010 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられていま
す。
本書に使用されている商標:DellDELL
ロゴ、PowerEdgePowerVaultEqualLogic
および
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EMC
Corporation の登録商標です。
MicrosoftWindows
および Windows Server は米国その他の国における Microsoft
Corporation の商標または登録商標です。
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ていることがあります。それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に帰属するものではあり
ません。
2010 4 Rev. A01
目次 3
目次
1 はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
サポートされている PowerEdge ブレードサーバ
ークラスタのコンポーネント
. . . . . . . . . . . . . . . . 6
PowerEdge サーバーエンクロージャ
. . . . . . . . . . 6
サポートされているクラスタ構成
. . . . . . . . . . . . . . 16
直接接続クラスタ
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
スイッチ接続クラスタ
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
ブレードサーバーの要件
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
クラスタノード
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
クラスタストレージ
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22
その他のマニュアル
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
2 ブレードクラスタハードウェアの
ケーブル接続
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25
パブリックネットワークとプライベートネット
ワーク用のクラスタのケーブル接続
. . . . . . . . . . . . 25
プライベートネットワークのケーブル接続
. . . . . 27
パブリックネットワークのケーブル接続
. . . . . . . 29
ストレージシステムのケーブル接続
. . . . . . . . . . . . 29
直接接続クラスタ
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
ネットワーク接続のクラスタ
. . . . . . . . . . . . . . 33
OS のインストールとクラスタの構成
. . . . . . . . . . . . 50
クラスタのメンテナンス
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50
4 目次
はじめに 5
はじめに
本書では、Dell PowerEdge クラスタシステムに Dell™ PowerEdge™
ブレードサーバーを取り付け、管理する方法と、サポートされている
Dell PowerVault™Dell EqualLogic™Dell/EMC ストレージシステ
ムを使用して PowerEdge ブレードサーバーモジュールをクラスタ化す
る具体的な手順について説明します。サポートされている
Dell
PowerEdge クラスタソリューション用の『インストール & トラブル
シューティング』と本書を併用してください。本書は、クラスタソ
リューションの構成作業を担当する熟練の IT 専門家と、アップグレー
ドとメンテナンス作業を担当するサービス技術者向けのガイドです。
概要
クラスタリングは、特定のハードウェアやソフトウェアを使用して複数
のシステムを接続し、あたかも 1 つのシステムであるかのように機能
させることによって、ハードウェアやソフトウェア障害に対する自動的
なフェイルオーバーを可能にします。クラスタノード(「ノード」とも
呼ばれる)の 1 つに障害が発生すると、障害のあるシステム上で実行
中のリソースは、Microsoft
®
Windows Server
®
2003 Cluster Server
MSCSWindows Server 2008 フェイルオーバークラスタリング、
または Windows Server 2008 R2 フェイルオーバークラスタリングソフ
トウェアによって、同じクラスタ内の別の 1 つまたは複数のシステム
に移動されます。この処理を「フェイルオーバー」といいます。クラス
タノードは外部ストレージシステムへのアクセスを共有しますが、複数
のノードが同時に外部ストレージシステム内の仮想ディスクまたは
LUN を所有することはできません。共有ストレージシステムの各仮想
ディスクにどのノードがアクセスするかは、クラスタソフトウェアが制
御します。
メモ: 本書で MSCS という場合は、Microsoft Cluster Server または
Microsoft フェイルオーバークラスタリングのいずれかを指します。
障害のあるシステムが修復されてオンラインに復帰すると、MSCS の設
定に応じて、リソースは修復された元のシステムに自動的に再度転送
(フェイルバック)されるか、フェイルオーバーシステムに留まります。
MSCS
の詳細については、『インストール & トラブルシューティング』
を参照してください。
6 はじめに
サポートされている PowerEdge ブレード
サーバークラスタのコンポーネント
以下の項では、PowerEdge ブレードサーバーの構成でサポートされて
いるクラスタのさまざまなコンポーネントについて説明します。
PowerEdge サーバーエンクロージャ
Dell PowerEdge クラスタソリューションでは、Dell PowerEdge
レードサーバーエンクロージャがサポートされています。これらのシス
テムは、複数のクラスタとして構成可能な複数の PowerEdge サーバー
モジュール用のエンクロージャとして機能します。システムは内部の接
続とホットプラグ対応ハードウェアコンポーネントで構成され、これ
らは、個々のサーバーモジュール(プライベートネットワーク)、クラ
イアントネットワーク(パブリックネットワーク)、および追加の
PowerEdge サーバーエンクロージャの間に必要な通信リンクを提供し
ます。
複数の PowerEdge サーバーエンクロージャをクラスタ構成で接続で
きます。サポートされているクラスタ構成については、25 ページの
「ブレードクラスタハードウェアのケーブル接続」を参照してください。
1-1 は、PowerEdge 1855/1955 システムの正面および背面図です。
1-2 は、PowerEdge M1000e システムの正面および背面図です。
はじめに 7
1-1. PowerEdge 1855/1955 サーバーエンクロージャの概要
1
サーバーモジュール(10
8
電源ユニットモジュール(4
2
前面パネルインジケータ
9
ダミー(2
3
イーサネットスイッチモジュー
ルまたはイーサネットパスス
ルーモジュール(図外)2
10
イーサネットスイッチモジュール
2)またはイーサネットパスス
ルーモジュール(図外)2
4
I/O ベイ 1
11
I/O ベイ 4
5
I/O ベイ 3
12
I/O ベイ 2
6
KVM モジュール
13
ファンモジュール(2
7
DRAC/MC または CMC モジュール
背面図
正面図
1
13
3
10
8
6
7
34
1
2
9
2
11
12
4
5
8 はじめに
1-2. PowerEdge M1000e サーバーエンクロージャの概要
正面図
1
2
3
C2
B2
A2
A1
B1
C1
17
18
1919
20
21
22
23
0
17
18
1919
20
21
22
23
0
背面図
13
4
5
12
11
10
8
6
7
9
はじめに 9
電源ユニットモジュール、ファンモジュール、Dell Remote Access
Controller/Modular ChassisDRAC/MCまたは Chassis Management
EnclosureCMC、および I/O モジュールは、シャーシ内のサーバーモ
ジュールの共有リソースです。システムにはオプションで外付け USB
ディスケットドライブや外付け USB CD ドライブを取り付けることも可
能です。これらのドライブを使って、サーバーモジュールのセットアッ
プや設定を行うことができます。
サポートされているクラスタ構成については、25 ページの「ブレード
クラスタハードウェアのケーブル接続」を参照してください。サポート
されているハードウェアとソフトウェアのコンポーネントのリストは、
dell.com で『Support Matrix(サポートマトリックス)を参照して
ください。
メモ: システムの正常な動作と冷却を助けるために、システムの電源を
入れる前にすべてのベイにサーバーモジュールまたはダミーを装着してお
く必要があります。
PowerEdge サーバーエンクロージャには、クラスタ構成用に以下の
ハードウェアコンポーネントが搭載されています。
サーバーモジュール
イーサネットスイッチモジュールまたはイーサネットパススルーモ
ジュール(構成による)
メモ: 本書でイーサネットスイッチモジュールという場合はギガビット
または 10 ギガビットイーサネットスイッチモジュールを、イーサネット
パススルーモジュールという場合はギガビットまたは 10 ギガビットイー
サネットパススルーモジュールを指します。
ファイバーチャネルスイッチモジュールまたはファイバーチャネル
パススルーモジュール(構成による)
DRAC/MC
または
CMC
1
サーバーモジュール
8
I/O ベイ A2
2
電源スイッチと KVM ポート
9
I/O ベイ B2
3
コントロールパネル
10
I/O ベイ C2
4
DRAC/MC または CMC モジュール
11
I/O ベイ C1
5
KVM モジュール
12
I/O ベイ B1
6
ファンモジュール
13
I/O ベイ A1
7
電源ユニットモジュール
10 はじめに
Dell Remote Access Controller/Modular Chassis または Chassis Management
Enclosure
Dell Remote Access Controller/Modular ChassisDRAC/MC)または
Chassis Management EnclosureCMC)はブレードサーバーのシステ
ムシャーシ背面にある管理モジュールで、シャーシの管理機能はすべて
このモジュールで処理されます。DRAC/MC または CMC には、シリア
ルおよび帯域外のイーサネット管理ポートがあり、シャーシおよび一部
の基本的なブレードの機能を管理できます。
DRAC/MC または CMC は以下の機能を備えています。お使いのシステ
ムに機能を追加するアップデートが入手可能な場合もあります。
support.dell.com Dell Remote Access Controller/Modular Chassis
または Chassis Management Controller の最新の『ユーザーズガイド』
を参照してください。
DRAC/MC
Web
ベース
GUI
、リアル接続、または
telnet
接続によ
るシステムのリモート管理と監視
シャーシのシステムイベントログ(
SEL
)および
DRAC/MC
または
CMC
のログへのアクセス
Dell OpenManage
IT Assistant
から
DRAC/MC
または
CMC
イン
タフェースの統合起動
DRAC/MC
または
CMC NIC
経由で電子メールメッセージまたは
SNMP
トラップを管理ステーションに送信することで、
DRAC/MC
たは
CMC
で発生する可能性のある問題を警告する機能
telnet
セッション、
Web
ベースのユーザーインタフェース、または
ターミナルセッション(たとえばハイパーターミナルのようなプロ
グラム)から
DRAC/MC
または
CMC
を設定して
DRAC/MC
または
CMC
ファームウェアをアップデートする機能
コントローラの構成、
I/O
モジュールの構成と設定を管理し、シャッ
トダウン、電源投入、およびリセットなどの電源管理操作を
telnet
セッションから実行する機能
Web
インタフェースのパスワードレベルのセキュリティ管理
さまざまなシステム管理タスクの許可を割り当てられる役割ベース
の権限
はじめに 11
サーバーモジュール
クラスタ用に選択する PowerEdge ブレードサーバーモジュールによ
って、使用可能な拡張ポートと DIMM の数は異なります。サポートさ
れている PowerEdge サーバーモジュールと PowerEdge サーバーエン
クロージャの詳細を 1-1 に示します。
Dell PowerEdge 高可用性クラスタ構成では、各サーバーモジュールに
少なくとも 1 枚の拡張カードが必要です。ファイバーチャネルまたは
イーサネット(iSCSI)用の拡張カードが使用でき、サーバーモジュー
ルはクラスタ用の共有ストレージシステムと通信できます。拡張カード
(別名ドーターカードまたはメザニンカード)がサーバーモジュールに
取り付けられており、拡張カードには I/O ポートが 2 個備わってい
ます。これらの I/O ポートは、サーバーエンクロージャ内の 2 個の別々
I/O モジュールに内部接続されています。2 個の別々の I/O モジュー
ルを取り付けることで、拡張カードは冗長パスを提供し、サーバーモ
ジュールから PowerEdge クラスタソリューションの共有ストレージシ
ステムへの I/O の負荷分散を行うことができます。サポートされている
各サーバーモジュールで使用可能な拡張カードの枚数を 1-1 に示し
ます。
1-1. PowerEdge ブレードサーバーの機能
サーバーエンクロージャ
1855/1955 M1000e
サポートされているブレー
ドサーバーモジュール
PowerEdge 1855
1955
サポートされているブ
レードサーバーのタイプ
については、
dell.com/ha
Support Matrix
(サポートマトリックス)
を参照してください。
サーバーエンクロージャあ
たりのサーバーモジュール
の最大台数
10 16
サーバーモジュールあたり
のメザニンカードスロット
の数
12
12 はじめに
各サーバーモジュールには、クラスタ相互接続用の追加のイーサネット
ポートが 2 個備わっています。これらは、サーバーモジュールの 2
の別々のイーサネットパススルーモジュールまたはイーサネットスイッ
チモジュールに内部接続されています。一部のサーバーモジュール
では、追加のイーサネットポートを設定して、クラスタパブリックネッ
トワーク上で NIC のチーム化を使用することも可能です。
ギガビットまたは 10 ギガビットイーサネット
以下は、構成に応じて設定可能なイーサネットネットワーク接続です。
サーバーモジュールからパブリックネットワークへのパブリック
接続
プライベートネットワーク用のサーバーモジュール間のプライベー
トノード間接続
サーバーモジュールとストレージシステムの間の
iSCSI
接続
詳細に
ついては、
16
ページの「サポートされているクラスタ構成」を参照
してください
サーバーモジュールには、2 枚の内蔵イーサネット NIC が搭載されてい
ます。各 PowerEdge クラスタソリューションに少なくとも 2 つのネッ
トワークを設定する必要があります。1 つのクラスタネットワークは
ハートビート通信(プライベートネットワーク)用に設定され、クラス
タ内のサーバーモジュールにのみアクセスできます。もう 1 つのクラ
スタネットワークはクライアントネットワーク(パブリックネットワー
ク)用に設定され、クライアントシステムにアクセスできます。クラス
タ内の役が同じである各ノードでは、同じネットワークインタフェー
スを設定することをお勧めします。たとえば、2 枚の内蔵 NIC を使用
して、プライベートおよびパブリックのクラスタネットワークを提供す
ることができます。この構成にすると、サーバーモジュール内の拡張
カードは、クラスタ内の共有ストレージシステムに I/O インタフェース
を提供することができます。iSCSI 共有ストレージシステムにはイーサ
ネット拡張カードを、ファイバーチャネル共有ストレージシステムには
ファイバーチャネル拡張カードを使用します。iSCSI およびファイバー
チャネルクラスタの詳細については、16 ページの「サポートされてい
るクラスタ構成」を参照してください。
はじめに 13
イーサネットスイッチモジュール
イーサネットスイッチモジュールは、各サーバーモジュールの内蔵 NIC
にスイッチ接続を提供します。システムシャーシ内で内部接続を使用す
ることで、イーサネットスイッチモジュールを使用しての構成が可能
になります。
クライアントネットワークへのスイッチ接続(パブリックネット
ワーク)
クラスタ構成の
1
台または複数のサーバーモジュールへのネット
ワーク接続(プライベートネットワーク)
サーバーモジュールとストレージシステムの間の
iSCSI
接続
詳細に
ついては、
16
ページの「サポートされているクラスタ構成」を参照
してください
イーサネットパススルーモジュール
イーサネットパススルーモジュールは、サーバーモジュールと外付け
イーサネットデバイスとの間にスイッチ接続を提供します。
サポートされているイーサネットモジュールの構成を 1-2 にまと
ます。
1-2. サポートされているイーサネットモジュール構成
iSCSI 用のイーサネットスイッチモ
ジュール
iSCSI 用のイーサネットパススルーモ
ジュール
サポートされている
Dell/EMC
また
PowerVault iSCSI
ストレージシ
ステム
4
台、または
PS
シリーズの
グループ
1
つに対するスイッチ接
続構成
Dell/EMC
または
PowerVault iSCSI
トレージシステムに対する直接接続
構成
サポートされている
Dell/EMC
また
PowerVault iSCSI
ストレージシ
ステム
4
台まで、または
PS
シリー
ズのグループ
1
つを使用した外付
iSCSI
ネットワークに対するス
イッチ接続構成
サポートされている
Dell/EMC
または
PowerVault iSCSI
ストレージシステム
4
台まで、または
PS
シリーズのグルー
1
つを使用した外付け
iSCSI
ネット
ワークに対するスイッチ接続構成
14 はじめに
ガビットイーサネット対応のケーブルタイプは以下のとおりです。
LC
コネクタ付き光ケーブル
RJ45
コネクタ付き
CAT5e
ケーブル
RJ45
コネクタ付き
CAT6
ケーブル
10 ガビットイーサネット対応のケーブルタイプは以下のとおりです。
LC
コネクタ付き光ケーブル
RJ45
コネクタ付き
CAT6
ケーブル
SFP+
直接接続ケーブル
メモ: ブレードシャーシから外付けスイッチまたはストレージシステム
への接続に使用可能なケーブルタイプについては、スイッチのマニュアル
を参照してください。
ファイバーチャネルモジュール
PowerEdge 1855/1955 システムにホットプラグ対応ファイバーチャネ
ルスイッチモジュール 2 台を取り付けるか、または PowerEdge
M1000e システムに最 4 台のホットプラグ対応ファイバーチャネルス
イッチ / パススルーモジュールを取り付けてサーバーモジュールとスト
レージシステムの間にファイバーチャネル接続を提供し、PowerEdge
ブレードクラスタを構成することができます。
ファイバーチャネルモジュールの詳細については、Dell PowerEdge
ステムのマニュアルを参照してください。
ファイバーチャネルスイッチモジュール
ファイバーチャネルスイッチモジュールにより、サーバーモジュール内
のファイバーチャネルドーターカードとサポートされているファイバー
チャネルデバイスの間にスイッチ接続がえられます。スイッチモ
ジュールはディレクタとして機能し、相互接続されたデバイス間で要
と応のマッングを行います。
さらに、ファイバーチャネルスイッチモジュールには、DRAC/MC また
CMC モジュールと通信する内蔵シリアルポートが付いています。
はじめに 15
ファイバーチャネルスイッチモジュールは、以下の構成をサポートして
います。
サポートされている
2
台までの
Dell/EMC
ストレージシステムを使用
したスイッチ接続構成
サポートされている
4
台までの
Dell/EMC
ストレージシステムを用い
た外付けストレージエリアネットワーク(
SAN
)に対するスイッチ
接続構成
ファイバーチャネルパススルーモジュール
ファイバーチャネルパススルーモジュールにより、サーバーモジュール
内のファイバーチャネルドーターカードとサポートされているファイ
バーチャネルデバイスの間に接接続がえられますパススルーモ
ジュールは、サーバーモジュールとパススルーモジュール上の特定の
ポートの間の専用リンクとして機能します。
パススルーモジュールは、以下の構成をサポートしています。
サポートされている
Dell/EMC
ストレージシステムに対する直接接続
構成
サポートされている
4
台までの
Dell/EMC
ストレージシステムを用い
た外付け
SAN
に対するスイッチ接続構成
サポートされているファイバーチャネルモジュールの構成を 1-3
まとます。
1-3. サポートされているファイバーチャネルモジュールの構成
ファイバーチャネルスイッチモジ
ュール
ファイバーチャネルパススルーモ
ジュール
内蔵ファイバーチャネルスイッチモ
ジュールを使用したサポートされている
1
台または
2
台の
Dell/EMC
ファイバー
チャネルストレージシステムに対する
ネットワーク接続構成
Dell/EMC
ファイバーチャネルスト
レージシステムに対する直接接続構成
サポートされている
4
台までの
Dell/EMC
ファイバーチャネルストレー
ジシステムを用いた外付け
SAN
に対す
スイッチ
接続構成
サポートされている
4
台までの
Dell/EMC
ファイバーチャネルスト
レージシステムを用いた外付け
SAN
に対する
スイッチ
接続構成
16 はじめに
サポートされているクラスタ構成
PowerEdge ブレードサーバーは、ファイバーチャネルメザニンカード
またはイーサネットメザニンカードのどらかを使用し、接接続また
スイッチ
接続環境のいれかにおいて対応する共有ストレージシステ
ムに接続して、ファイバーチャネルクラスタ構成および iSCSI クラスタ
構成の方をサポートします。
直接接続クラスタ
接接続のクラスタ構成では、クラスタノードが一のストレージシス
テムにイレクトに接続しています。ノード内の HBA(メザニンカー
/ ドーターカード)は、パススルーモジュールに内部接続されてい
ます。パススルーモジュールは、ストレージシステム上の RAID コント
ローラ(またはストレージプロセッサ)に接ケーブルで接続されてい
ます。
接接続クラスタ構成の理コンポーネントを 1-3 に示します。
1-3. 直接接続クラスタ
パブリックネットワーク
クラスタ
ノード
クラスタ
ノード
パススルーモジュール
プライベートネットワーク
シャーシ接続
ストレージシステム
はじめに 17
スイッチ接続クラスタ
スイッチ
接続クラスタは、構成の柔軟性、拡張性、およびパフーマン
スにれています。
スイッチ
接続クラスタでは、ノード(サーバーモ
ジュール)のすべてが冗長スイッチファブリックに接続されています。
スイッチ
接続クラスタは、以下の構成をサポートしています。
外付けファイバーチャネルスイッチなしで内蔵ファイバーチャネル
スイッチモジュールを使用したストレージシステムを
2
台まで
外付けファイバーチャネルスイッチに接続された内蔵ファイバー
チャネル(スイッチまたはパススルー)モジュール、またはイーサ
ネットスイッチモジュールを使用したストレージシステムを
4
まで
スイッチモジュールを使用して外付け SAN に接続したスイッチ接続ク
ラスタを 1-4 に示します。
内蔵パススルーモジュールを使用して外付け SAN に接続したスイッチ
接続クラスタを 1-5 に示します。
内蔵スイッチモジュールを使用して外付け SAN に接続したスイッチ接
続クラスタを 1-6 に示します。
メモ 1-4 から 1-6 は接続の関係を示しただけの図です。クラスタ接続
の一部(下図)は、PowerEdge サーバーエンクロージャを通じて内部配線が
なされています。
18 はじめに
1-4. 内蔵スイッチモジュールを使用して外付け SAN に接続したスイッチ接
続クラスタ
クラスタ
ノード
クラスタ
ノード
プライベートネットワーク
ストレージシステム
内蔵スイッチ
モジュール
内蔵スイッチ
モジュール
パブリックネットワーク
はじめに 19
1-5. 内蔵パススルーモジュールを使用して外付け SAN に接続したスイッチ
接続クラスタ
クラスタノード
クラスタ
ノード
プライベートネットワーク
ストレージシステム
内蔵パススルー
モジュール
パブリックネットワーク
外付けスイッチ
内蔵パススルー
モジュール
外付けスイッチ
20 はじめに
1-6. 内蔵スイッチモジュールを使用して外付け SAN に接続したスイッチ接
続クラスタ
メモ: ファイバーチャネルストレージシステムを使用したクラスタの場
合は、図 1-6 に示すようにペアのインタースイッチリンク(ISL)を設定す
ることをお勧めします。iSCSI クラスタ構成では、イーサネットスイッチ
の機能によっては、内蔵スイッチモジュールと外付けスイッチの間に複数
の接続を行うことは実用的ではありません。
クラスタノード
クラスタ
ノード
プライベートネットワーク
ストレージシステム
内蔵スイッチ
モジュール
パブリックネットワーク
外付けス
イッチ
内蔵スイッチ
モジュール
外付けス
イッチ
インタース
イッチリンク
インタース
イッチリンク
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