ユーザーマニュアル
Elo Touch Solutions
I-Series 2.0 (Android 用)
UM600225 Rev D、ページ 2 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
Copyright © 2018 Elo Touch Solutions, Inc. All Rights Reserv ed. （不許複製・禁無断転載）
本書のいかなる部分も、 Elo Touch Solutions, Inc. の書面による事前の許可なく、いかなる形式・手段 （電子的、磁気的、光学的、化学的、手動的、その他の手段を
含む） によっても、複製、送信、複写、検索システムへの記録、またはいかなる言語ある いはコンピューター言語への変換も行うことはできません。
免責事項
本書の内容は、将来予告なく変更されることがあります。 Elo Touch Solutions, Inc. およびその関係会社 (「Elo」と総称します ) は、本書の内容に関して何らの表明も保
証もいたしません。特に、本製品の商品性および特定目的への適合性について、いかなる暗示的保証もいたしません。Elo は、
他者に対する事前通知の義務を負うことなく、適宜、本書の内容を改定・変更する権利を有しています。
商標について
Elo、Elo (ロゴ)、Elo Touch、Elo Touch Solutions、EloView は、Elo およびその関連会社の商標です。
UM600225 Rev D、ページ 3 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
目次
1 章：はじめに ........................................................................................................................................................................................................................... 4
2 章：開封と操作........................................................................................................................................................................................................................ 5
3 章：オプションアクセサリ ......................................................................................................................................................................................................21
4 章：技術サポートとメンテナンス ............................................................................................................................................................................................37
5 章：規制情報 ..........................................................................................................................................................................................................................40
6 章：保証内容 ..........................................................................................................................................................................................................................47
UM600225 Rev D、ページ 4 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
1 章：はじめに
製品説明
新しい I シリーズ 2.0 インタラクティブサイネージシステムは、Elo の高信頼性にタッチスクリーン技術とディスプ
レイ設計における最新の開発内容を組み合わせています。こうした機能組み合わせを通じて、ユーザーと I シリーズ
2.0 システム間で自然な情報の流れが形成されます。
本 I シリーズ 2.0 システムは、アクティブマトリクス薄膜トランジスタと液晶パネルを搭載し、高品質なディスプレ
イ性能を提供しています。以下、システム機能を強化した機能を紹介します。
• 投影型静電容量式 (PCAP) タッチスクリーン
• プラグアンドプレイ準拠
• マイクロ HDMI 出力
• LAN/Wi-Fi/Bluetooth
• 内蔵マイクとスピーカー、およびオーディオ出力機能（オプションの USB ドングル経由）
• オプションの GPIO ケーブルを通じた汎用の入出力ヘッダー
I シリーズ互換のオプション周辺機器の一覧は、www.elotouch.com の製品ページに掲載されています。
本マニュアルは新しい I シリーズ 2.0 システムの操作方法（2 章および 3 章）と保守（4 章）を解説します。
UM600225 Rev D、ページ 5 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
2 章：開封と操作
同梱品
ボックスに以下が含まれていることを確認します:
•
I シリーズ 2.0 システム
•
クイックインストールガイド
•
電源アダプタ
•
北米用電源ケーブル
•
欧州用電源ケーブル
•
ネジ x 2
コネクタには、I シリーズ 2.0 システムの背面からケーブル安全カバーを取り外すことによりアクセスします。
UM600225 Rev D、ページ 6 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
Elo I シリーズ 2.0
注意：側面用周辺機器、マイクロ HDMI 出力、マイク及びウェブカムは I シリーズ バリュー SKU では利用できません
マイクロ HDMI 出
力
ホームボタン
電源ボタン
GPIO
周辺機器用ベイ
パワー・オーバー・
イーサネット
(P.O.E.)ドッキング
ベイ
マイクロ SD スロ
ット
周辺機器用ベイ
イーサネット
DC 電源入力
周辺機器用ベイ
USB タイプ A
周辺機器用ベイ
UM600225 Rev D、ページ 7 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
キオスクモード
/ 管理 OS
コンテンツ提供 /
再生
デバイス管理
自動供給
⚫ Android ナビゲーション、ステータ
スバー、デバイスボタンは無効
⚫ EloView が前面にてアプリまたはウ
ェブページを維持
⚫ システムポップアップは無効
⚫ 周辺機器対応機能を内蔵
⚫ セキュリティ機能のアップデート
⚫ Android アプリとウェブサイト (オ
ンライン / HTML キット) をライブ
ラリへアップロード
⚫ アプリを現場のデバイスへ遠隔操作
でバックグラウンド動作にてインス
トール
⚫ アプリを Elo プラットフォーム動作
用にリビルドする必要無し
⚫ 接続ステータス、スクリーンショッ
ト、デバイスパラメーターを閲覧可
能
⚫ 各種のデバイス設定を実行し、遠隔
操作で再起動とデータのリセットが
可能
⚫ OTA (over-the-air) アップグレード
を遠隔操作経由でバックグラウンド
動作にて実行
⚫ デバイスは開封後の初期セットアップ
直後からホームへアクセスして命令を
受信可能
⚫ アプリをセットアップして自動的にダ
ウンロード後にインストールし、接続
されたデバイスにて再生
⚫ サードパーティのデバイス管理または
コンテンツエージェントのセットアッ
プに使用可能
UM600225 Rev D、ページ 8 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
Elo パワー・オーバー・イーサネットモジュール (POE) の I シリーズ 2.0 へのインストー
ル
1. POE アダプタをインストールする前に、デバ
イスから全てのイーサネットおよび電源ケー
ブルを引き抜きます。これらケーブルを接続
した状態でアダプタをインストールすると、
デバイスが破損します。
2. ネジを外し、カバーを取り外します。
3. Elo パワー・オーバー・イーサネット (POE) アダ
プタを窪みへ差込み、アダプタ下端のコネクタを I
シリーズ 2.0 の背面コネクタに合致させます。
4. 同梱の m3x16 ネジ 2 本を使用して、I シリーズ 2.0
をアダプタへ固定します。
UM600225 Rev D、ページ 9 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
POE オプションスペーサーのインストール
POE のソースは UL / CUL 認証を受け
ている必要があり、認証済み機器であ
ることを示すマーキングが表示されて
いなければなりません。
POE のソースは POE+ (802.3at Type
2) 規格に準拠しなければなりませ
ん。
警告：POE を使用する際、POE モジュ
ールを接続する前にイーサネットケー
ブルを接続してはなりません。
壁掛けオプション：PoE をインストー
ルする際、標準の VESA マウントを使
用して I シリーズ 2.0 を壁掛けにて
設置することが可能です。
100x100mm VESA マウントを使用する場合は、オプションのスペー
サーをインストールしてください。VESA マウントブラケットを追加
する前に、アダプター上に取付けてください。
VESA マウントブラケット（同梱されていません）は、アダプタと I シリ
ーズ 2.0 VESA マウントのネジ孔を通過するだけの十分な長さを持つネジ
を使用して取り付けてください。Elo は M4x16mm ネジを推奨します。ネ
ジの正確な長さは、VESA マウントの厚みに依存します。
UM600225 Rev D、ページ 10 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
電源
DC 電源を初めてシステムに供給すると、システムは自動的にオンになります。
システムがオンの最中、電源ボタンを長押しすると、電源オフオプション画面が表示されます。
システムがフリーズして応答しない場合は、システムがオフになるまで、電源ボタンを押し続けます。システムが電源ボタンでオフにならない場合は、電源
コードをコンセントから外して、システムの電源を切る必要があります。
Elo I シリーズ 2.0 の電源ボタンには、次のようにシステムの電源ステータスを示す LED が装備されています:
電 源ステータス
LEDス テータス
オフ (コンセントから切り離されています )
オフ
オフ (コンセントに接続されています)
赤色 (点灯)
スリープ
白色 (点滅)
オン
白色 (点灯)
システムが SLEEP（スリープ）および OFF（オフ）モードの時はシステムの電力消費量が低くなります。電力消費の仕様詳細については、Elo ウェブサイト
(http://www.elotouch.com) の技術仕様を参照してください。
システムをスリープ/スタンバイモードから解除するには、電源ボタンを 1 回押します。システムがスリープモードに入っている場合は、画面に触れるとシ
ステムが起動します。
長時間使用しない場合は、Elo I シリーズ 2.0 の電源をオフにして電力を節約してください。
システムの最大電圧、周波数および電流は、以下の電源定格表に記載されています。
製品
動 作電圧範囲
動 作周波数範囲
動 作電流
10.1in
AC 100 ～ 240 V
50 – 60 Hz
1.8A
15.6in
AC 100 ～ 240 V
50 – 60 Hz
2.0A
21.5in
AC 100 ～ 240 V
50 – 60 Hz
2.5A
UM600225 Rev D、ページ 11 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
OS
システムには Android 7.1 が予め搭載されています。
タッチ技術
I シリーズ 2.0 は投影型静電容量式タッチスクリーンを用いており、一度に 10 の同時タッチに対応可能です。
画像のジェスチャー操作
デ ュアルタッチジェスチャーおよび機能:
スワイプ – ススクリーン上で指を動かす動作です。
スワイプにより、画像を別な画像に切り替えたり、アイコンをドラッグしたります
ピンチ-ズーム – 画像をズームします
- スクリーン上に 2 本の指を置き、指を近づけることでズームインします。また、指を離すことでズームアウトします。
ズーム前 ズーム後
UM600225 Rev D、ページ 12 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
ビデオ
液晶パネルのネイティブ解像度はその幅と高さがピクセル数で測定されます。
ほとんどすべての場合、液晶パネルに表示される画像は、画像の解像度が液晶パネルのネイティブ解像度に一致するとき、最も見やすくなります。
10.1” は 1280 x 800、15.6” と 21.5” は 1920 x 1080 にて動作します。
オーディオ
イヤホン出力とオーディオ入力はドングル経由 (Vantec NBA-120U または類似製品) にて USB ポートにて対応できます。
Wi-Fi + Bluetooth
Wi-Fi および Bluetooth 機能は、次のプロトコルをサポートしています。
• Bluetooth 4.1+ BLE、A2DP/ HID (キーボード / マウス)/ バーコードスキャナー対応
• IEEE 802.11b/g/n/ac; WEP/WPA/WPA2 対応
HDMI 出力
I シリーズ 2.0 はマイクロ HDMI ポートを搭載しており、HDMI (1920 x 1080 @ 60) 入力の第二モニターを接続可能です。Elo タッチモニターを第二ディスプ
レイとして使用する際、I シリーズ 3.0 タイプ A USB ポートへ USB ケーブルを接続してタッチ機能を有効にできます。
注: この機能はバリュー SKU では利用できません。
UM600225 Rev D、ページ 13 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
汎用入出力 (GPIO) 対応
i シリーズ 2.0 は GPIO に対応しており、以下の条件で使用可能です。
• 最大電流: 200 mA
• 2 つの入力コネクタと 1 つの出力コネクタがあります。
ピン 1 → 5V 出力接続
ピン 2 → 入力接続 1
ピン 3 → 入力接続 2
ピン 4 およびピン 5 は、アースに接続されます
Elo には、ユーザーが独自の周辺機器を接続しやすくなるようにGPIO 接続を延長するオプションの GPIO ケーブル (PN # E086398) が用意されています。
G センサー
全ての I シリーズ 2.0 ユニットには G センサーが搭載されており、デバイスの向きに応じてビデオを回転させます。
UM600225 Rev D、ページ 14 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
パワー・オーバー・イーサネット (PoE、Elo PN: E615169)
I シリーズ 2.0 デバイスは Elo のパワー・オーバー・イーサネット (PoE) 周辺機器に対応しています。
注意： PoE が接続されている場合、利用可能な機能を最大限に保つために、一部の機能は無効になります。
PoE にて利用可能な機能については、以下の表を参照してください。
10.1 バリュー
POE 付
15.6 バリュー
POE 付
10.1 標準 POE 付
15.6 標準 POE 付
21.5 標準 POE 付
マイクロ SD カード
利用可能
利用可能
利用可能
利用可能
利用可能
WiFi
利用不能
利用不能
利用不能
利用不能
利用不能
Bluetooth
利用可能
利用可能
利用可能
利用可能
利用可能
カメラ
利用不能
利用不能
利用可能
利用可能
利用可能
タッチ
利用可能
利用可能
利用可能
利用可能
利用可能
オーディオ
利用可能*
利用可能*
利用可能*
利用可能*
利用可能*
イーサネット
利用可能
利用可能
利用可能
利用可能
利用可能
USB 周辺機器ポート
利用不能
利用不能
1 ポートはユーザー選択可能
**
1 ポートはユーザー選択可能
**
1 ポートはユーザー選択可能
**
USB 3.0 タイプ A
利用可能
利用可能
利用不能
利用不能
利用不能
HDMI 出力
利用不能
利用不能
利用不能
利用不能
利用不能
GPIO
利用可能
利用可能
利用可能***
利用可能***
利用可能***
* オーディオ – 有効の場合、50% のボリュームに制限されます
** USB 周辺機器ポート – 側面の周辺機器ポートが 1 つ、有効にできます
*** PoE を使用する場合、5V 電源ピンは無効になります
注: 21.5 i-series と共に PoE を使用する場合、輝度は 70% に制限されます。
UM600225 Rev D、ページ 16 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
USB 制御
I シリーズ 2.0 では各 USB ポートを個別に制御できます。いかなる USB ポートも、有効または無効にできます。
EloView にて：
有効または無効にしたいポートを選択します。ロックが緑色の場合、 USB ポートは有効となっています。ロックが赤色の場合、ポートは無効です。
UM600225 Rev D、ページ 17 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
Android Settings （Android 設定）→ USB port （USB ポート）にて：
UM600225 Rev D、ページ 18 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
Android デバッグブリッジ (ADB) 制御
I シリーズ 2.0 は Wi-Fi/ イーサネットまたはタイプ A USB ポートを使用したデバッグに対応しています。
Android Settings （Android 設定）→ Android Tablet （Android タブレット）→にて、Build Number （ビルド番号）を7回タップすると開発者モ
ードに入ります。設定に戻ると、「Developer Options」（開発者用オプション）が表示されています。ここから、「USB debugging」（ USB デバッグ
）と呼ばれるオプションを有効にします。
Wi-Fi を通じて接続する場合、I シリーズ 2.0 はオンラインであり、ファイアウォールで保護されていないようにしてください。 IP アドレス (Settings
（設定）→ About Phone （電話情報）→ Status （ステータス）→ IP Address （IP アドレス）にて IP アドレスが見つかります）。ホストコ
ンピューターにて、「adb connect <IP アドレス>」コマンドを使用すると、ADB 作業を行なえます。
イーサネット経由で接続する場合、開発者モードに入り、「 Ethernet debugging with static IP」（固定 IP を用いたイーサネットデバッグ）オプショ
ンを有効にします。イーサネットケーブルを接続し、「adb connect 192.168.1.5」コマンドを実行してデバイスへ接続します。
タイプ A USB ポート経由で接続する場合、以下のステップに従ってください。
• USB ケーブル (タイプ A) が I シリーズ 2.0 に接続されていないようにしてください。
• 設定メニューから、「Developers Options」（開発者用オプション）に入ります
• 「Enable USB Debugging」（ USB デバッグを有効にする）オプションをオンにします
• 「Switch USB to device mode」（ USB デバイスモードへ切り替える）オプションをオンにします。
このオプションを有効にすると、
USB
周辺機器ポートとの通信は中断されることにご注意ください。
• USB ケーブルを タイプ A USB ポートへ接続します。
• ホスト PC 入力にて、「adb devices」と入力し、I シリーズ 2.0 のシリアル番号が出現することを確かめてください。出現すれば、接続
は成功しています。
注
: USB
ポート経由で
ADB
に接続すると、全ての外部
USB
ポートは無効となります。
UM600225 Rev D、ページ 19 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
インテリジェントな輝度制御
パネルの寿命を延ばすために、Elo はインテリジェントな輝度制御を採用し、システムが使用されていない時間はパネルのバックライトをオフにします。
この機能は、EloView アカウントから全て設定できます。設定に入り、Display Timer（ディスプレイタイマー）に関連するドロップダウンメニューを使用し
ます。
本機能のデフォルトはオンであり、12:00 AM～6:00 AM の間、毎日バックライトを消灯します。
UM600225 Rev D、ページ 20 / 48
ユーザーマニュアル – I シリーズ 2.0
セキュアデジタルカード (SD カード)
I シリーズ 2.0 は最大 128GB の SD カードに対応します。
カメラとマイク（標準モデルのみ）
I シリーズ 2.0 は、横向きで表示させた状態でのデバイス下端にマイクを内蔵しています。
また、横向きで表示させた状態でのデバイス上端付近にカメラを内蔵しています。
カメラは最大 1080p @30hz、自動画像制御、自動露出、自動ホワイトバランス、自動ゲイン制御に対応しています。
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
ページを読み込んでいます...
/