KTM シリーズEB7 UNIBODYフローティングバルブ 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
1 保管
バルブボール、シート、エンドフランジは、
損傷を防ぐよう適切に保護する必要がありま
す。エンドフランジの保護カバーは設置する
まで外さないでください。
ボールバルブの長期保管について、メーカー
では以下の手順を採用するよう推奨します。
炭素鋼バルブの保護のため、バルブ内面に
WD-40 またはそれと同種のものをスプレー
してください。これをするにはバルブを半
開にして、バルブキャビティの内部にスプ
レーします。バルブの反対側も同様に繰り
返します。
稼働中の炭素鋼バルブおよびステンレスバ
ルブは、3ヶ月に1回開閉の操作を行ってく
ださい。開閉操作とは、全閉にしてから次
に全開にすることです。
保管するバルブは、必ず全開の状態で保存
してください。エンドフランジの保護キャ
ップまたはカバーは、常にバルブに取り付
けておく必要があります。
注意
ボールバルブはボールを全開にして出荷して
おり、保管もその状態を保ってください。長
い間、ボールをそれ以外の状態または半開の
状態にしておくと、シート漏れの原因となり
ます。
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KTMシリーズEB7 UNIBODYフローティングバルブ
設置および取扱説明書
1.1 パイプの互換性
KTM ボールバルブは大半の配管システムでの
設置に適しています。標準的な接続部:
フランジ接続ANSI クラス 150 およびクラ
300
1.2 セレクション
バルブ構造材料および銘板に表示されている
圧力/温度の限界が、流体の使用条件に適し
ていることを確認してください。疑問があれ
ばメーカーにご連絡ください。
1.3 開梱
受領したら、ボルト等の緩み、損傷した部品
がないか点検し、問題があれば速やかにご連
絡ください。バルブはパレットかシールされ
たケースに入れて出荷されます。終端の保護
カバーは設置準備ができるまでバルブから外
さないでください。
スプリングリターンアクチュエーター付きバ
ルブは、アクチュエーターの作動特性に基づ
き、「開」または「閉」にして出荷されま
す。カバーをして保存する必要があります。
湿気、汚れ、砂、異物が入らないよう注意す
る必要があります。バルブは決して「開」「
閉」の中間状態のままにしないでください。
VCIOM-00201-JA 18/03
注記
生作動タイプのスプリングリターン式アク
チュエーターは、バルブを全閉の状態で保
管したときは、開閉操作を繰り返す前にボ
ールの表面にホコリその他の汚れがないよ
うにしてください。
梱包されたを直接地面に置かないでくださ
い。
梱包されたを風雨や直射日光にさらさない
でください。
屋外で保管できるのは、短期間で、更に
は、バルブが適切に梱包されている場合だ
けです(ケースが風雨やほこり等から保護
するビニールシートで覆われ、中身がポリ
袋等で十分に保護されていること)。
乾燥し十分な換気のある状態で保管してく
ださい。
保管が長期化すると予想される場合は、乾
燥剤(同梱されているとき)を6ヶ月ごとに
交換する必要があります。
2
KTMシリーズEB7 UNIBODYフローティングバルブ
設置および取扱説明書
2.1 ライン設置
設置中にバルブシーリング機構を損傷させな
いよう、注意する必要があります。正しい
設置手順に従うには、以下の手順が役立ち
ます。
警告
安全上の理由で、バルブを使用する前に以下
の予防措置を取ることが重要です。
1. バルブの調整をする要員は、バルブを設置
する場所で通常使用する器具を使用し、
通常着用する衣服を着用する必要がありま
す。
2. バルブを設置する前には必ず、ラインの圧
力を抜き、さらに空にし、換気してくださ
い。
3. すべてのバルブ、オペレーター、アクチュ
エーターの操作と設置は、設置技術および
手動/自動操作技術のすべての訓練を受け
た要員が行ってください。
4. 銘板に示すバルブの圧力/温度限界が、使
用する条件以上であることを確認してくだ
さい。
5. 液体に使用する二重枚シートのバルブは、
閉止ポジションで急速に温度が上昇するこ
とがあり、過剰なキャビティ圧力を強制的
に解放することが必要です。詳細について
はメーカーにご連絡ください。
2.2 取付方向
バルブは双方向でどちらに取り付けることも
できます。流れが主として一方向であると
きは、一体型 Unibody フランジ付きバルブは
キャップ側を上流にして設置するお薦めしま
す。フルボアバルブには、流れに対して特に
決められた方向はありません。
2.3 長期保管
開状態で保管されていたバルブは、設置当時
の状態にシートが落ち着くまで、時間がかか
る可能性があります。保管していた後、確実
に閉止できるように、以下の手順に従ってく
ださい。
1. エンドフランジの保護カバーをバルブから
外します。
2. 清潔な布で内部ボアを拭い、ほこりなどを
取り除いてください。
3. バルブを閉状態まで回転させ、閉状態で 24
時間そのままにします。
4. 設置前にバルブを開きます。
2.4 フランジ付きバルブ
適合する材質のガスケットを合わせ、フラン
ジ上にセットし、ボルトを入れてナットを締
めます。フランジの向かい合ったナットを交
互に、規定トルクで締め付けます。
2 安全上の予防措置
バルブをパイプラインに設置したり取り外し
たりする場合、ラインに圧力が加わっておら
ず、危険物質がパイプ内にないことを必ず確
認してください。
ゆっくりバルブを何回か開閉しキャビティ部
分を開放し、開状態のままにしてください。
設置前に、シートとボディの圧力レーティン
グが用途に適しているかをチェックしてくだ
さい。また、これらのレーティングを超えな
いで使用してください。
一般
Unibody バルブは、どちらの方向の流れに対
応できるバルブです。水平または垂直など、
どのような位置にでも設置できます。ガスケ
ットはバルブフランジとパイプラインの間に
取り付ける必要があります。また、ガスケッ
トが使用に適しているかチェックしてくださ
い。
設置前にエンドフランジにある保護キャップ
を外します。できればほこりのない環境で行
ってください。ガスケットの面は清浄な溶剤
で拭い、きれいにしておく必要があります。
設置中は、支えのないパイプラインのエンド
フランジとバルブを支える堅固なサポートが
必要です。サポートしないとバルブボディに
大きなストレスが加わり、漏れたり損傷した
りする可能性があります。
可能であれば、すべての取り付け作業が完了
し、パイプラインを洗浄し、プラントの運転
準備ができるまで、バルブを「開」のままに
してください。バルブはいかなるときにも「
開」と「閉」の状態として、中間開度のまま
にしてはいけません。耐久性のあるシーティ
イング材に回復不能の損傷が生じることがあ
ります。
3
KTMシリーズEB7 UNIBODYフローティングバルブ
設置および取扱説明書
3 保守
唯一必要とする決められた保守は、グランド
部の定期点検と調整です。初回は3,000サイク
ル、以降は5,000サイクルごとに、グランドナ
ットの増締めを行うことで、スラストベディ
ングおよびグランドシールを復帰させ、リー
クのない操作を確保します。
グラントナットを締めるときは、推奨トルク
を超えないようにしてください。裏側の表を
参照してください。グランドナットの推奨ト
ルクに達したら、ナット面上すれすれまで引
き上げます。この位置でロックワッシャーを
ナット上に曲げます。バルブにアクチュエー
ターを取り付ける場合は、取付キット同梱の
取付説明に従ってください。
2.7 操作法
開閉はバルブシステムを 4 分の 1 回転するだ
けで簡単にできます。
バブルステムは二面加工しており、バルブポ
ートと並行しております。
「全開」から「全閉」になると「閉止」しま
す。バルブにギアオペレーターまたはアクチ
ュエーターが付属しているときは、そのユニ
ットの「閉止位置」は工場で調整してあり、
ボールバルブの「閉止」と同期しています。
ギアオペレーターまたはアクチュエーターを
現場で取り付ける場合は、「閉止位置」調整
をチェックし、バルブの「閉止」と同期して
いるか確認してください。
2.5 低温用バルブ
低温用ボールバルブには、バルブエンドフラ
ンジ保護キャップまたはカバーが付いていま
す。これらの保護カバーは設置までバルブか
ら外さないでください。ほこり、砂、湿気は
バルブ動作と密閉性能に影響するので、でき
るだけのことをして、湿気を含めた悪条件か
らバルブを保護する必要があります。
2.6 設置の試験
パイプラインや容器の設置を試験する場合、
ボールバルブはすべて「開」にしてくださ
い。パイプラインや容器を試験するとき、シ
ーリング機構が異物により大きく損傷するこ
とがあるので、ボールバルブをブロックバル
ブとして使用しないでください。バルブを上
述のような試験に使用した場合、バルブのシ
ーリング機構に影響し、いかなる損傷につい
てもメーカーでは責任を負わず、保証は無効
とします。ユーザーがバルブを「閉」にして
上記のような設置試験をする場合、バルブシ
ートの設計上の最大操作圧力を超えた差圧
が、シーリング機構にかからないよう注意す
る必要があります。
運転速度をお客様の仕様要求に合わせられる
ため、流速コントロールが工場設定された状
態で、アクチュエーターおよびその他のアク
セサリーを、バルブに取り付ける場合があり
ます。設置する際にゆっくりした操作を希望
するときは、開閉両方の操作速度のコントロ
ーラーを御希望の速度に調整できます。速度
コントロールの詳細については、該当する電
気空気圧回路図を参照してください。
バルブはすべて工場にて試験済みです。した
がって、追加試験を現場でする必要はありま
せん。
2.8 試運転用の推奨保守部品
設置に当りタイコの指示にすべて従っていれ
ば、試運転用保守部品は必要ありません。推
奨している保守部品の用意は、通常 10% です
が設置ベースにより変わります。
予備部品キットはタイコフローコントロール
の営業所から入手できます。
4
314
300
258
206
213
023
001
501
500
204
217
004
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002
200
201
202
101
100
101026
003
501
301
223
251
235
641
641
Pentair
KTMシリーズEB7 UNIBODYフローティングバルブ
設置および取扱説明書
4 DN 15 40 (NPS ½ 1½) 分解法
1. フランジのボルトを外して、パイプライン
からバルブを取り外し、フランジの使用済
みガスケットを処分します。バルブ内に有
害物質がないことを確認します。可能性が
ある場合、分解前にバルブの有害物質を除
去してくだい。
2. ボールの開度を閉に回してバルブボディ
(001) を確実に保持し、ボディインサート
(002) の六角レンチ凹みに合うツールで、
ボディインサートを引き抜きます。インサ
ートは反時計方向に回転させるとネジが外
れます。
3. 尖ったスクレッパーで、PTFE インサート
シール (003) およびグラファイト防火シー
(026) を剥がし、バルブボディ内から取
り除きます。これで、挿入してあるエンド
シート (101) を取り除くことができます。
4. ボール (100) を取り出せる状態になりまし
た。このときバルブを回転させる必要が生
ずることもあり、その際にはボール面を凹
ませないようバルブを柔らかなもので軽く
叩きます。バルブからボールが落下し損傷
しないよう注意してください。
注記:DN 25 (NPS 1) バルブ の図
サイズ - DN 40 のみ サイズ
- DN 15
- DN 20
- DN 25
5. これにより他のボディ シート (101) をボデ
ィから外すことができます。これをすると
きには、ファイヤーセーフ用バルブのファ
イヤーセーフエッジを損傷させないよう注
意してください。
6. ナット (301) を外してレンチ (300) を取り外
すと、ハンドルが外せるようになります。
7. ロックワッシャー (258) を平らにし、グラ
ンドナット (207) を外します。
8. ステムからステムスプリング (206) とグラ
ンド (213) を外し、次にステム全体を取り
外すため、バルブボディに押し込みます。
9. DN 1525 バルブの場合はステム シール
(201&202) 、グランドパッキン (217) および
スラストワッシャー (204) DN 40 バルブ
の場合はウェザーシール (251) および補助
ステムシール (235) を、ステムボアを通し
てバルブボディから取り外せますが、加工
面を損傷しないよう注意してください。
10. これで部品の洗浄、および摩耗と損傷のチ
ェックが可能になります。シートおよび
ステムシールキット以外の交換部品を必要
とするときは、部品番号をお知らせいただ
き、エマソンの営業所に在庫を確認してく
ださい。
5
314
300
258
206
213
023
001
501
500
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101
100
101026
003
501
301
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251
235
641
641
Pentair
½ 106 1416
¾ 266 2655
1 266 3098
354 3540
15 12 160
20 30 300
25 30 350
40 40 400
KTMシリーズEB7 UNIBODYフローティングバルブ
設置および取扱説明書
5 DN 15 40 (NPS ½ 1½) 組立説明
1. すべての部品が洗浄されているか、および
組み立て直したバルブ動作に、影響するよ
うな損傷がないかを確認してください。フ
ァイヤーセーフバルブについては、ファイ
ヤーセーフリップに切り傷および他の不具
合がないか、特に注意して点検する必要が
あります。使用条件に適合する潤滑剤を、
ボールの外側とシール密閉面に塗布してく
ださい。
2. シート (101) をバルブのキャビティに挿入
してください。
3. プライマリーステムシール (201) およびフ
ァイヤーセーフステムシール (202) を、ス
テム (200) の基部にセットします。ステム
(200) をバルブボアの中から、バルブボデ
(001) に挿入します。
4. ステムを保持しながら、グランドパッキン
(217) および上部スラストワッシャー (204)
を取付けます。DN 40 バルブの場合、補助
ステムシール (235) およびウェザーシール
(251) を使用します。
5. グランド (213) およびスプリングワッシャ
(206) を取り付けます。
6. ロックワッシャー (258) を取り付けてく
ださい。ネジ部分に固着防止の潤滑剤を塗
布し、グランドナット (207) を手で締め付
けます。
注記:DN 25 (NPS 1) バルブ の図
トルク値 (メートル法)
バルブ サ
イズ グランド トルク
ボディ インサー
トトルク
(DN) (Nm)* (Nm)
トルク値 (ヤードポンド法)
バルブ サ
イズ グランド トルク
ボディ インサー
トトルク
(NPS) (In/Lb)*
(In/Lb)
サイズ - DN 40 のみ サイズ
- DN 15
- DN 20
- DN 25
注記
*適正なトルクで締め付けたら、ナット面上すれすれ
まで引き上げます。
7. ステム (200) が閉状態であることを確認
し、ボール (100) をバルブボディ (001) の定
位置に滑らせて入れます。注:ファイヤー
バルブでは、ボールを入れるときに帯電防
止スプリング (531) が取り付けられている
か、を確認してください。
8. 他のシート (101) を定位置に取り付け、ボ
ディシール (003) をボディの窪みにはめ込
みます。窪みに挿入シールをセットするの
に、マイナスドライバーが役立ちます。
9. 補助ボディシール (026) をフランジ表面の
窪みにセットします。補助ボディシール
は柔らかな炭素素材で作られているため損
傷しやすいので、扱いを慎重にしてくださ
い。
10. ボディインサートのネジ部に、銅を基材と
するグリースを潤滑剤として塗布します。
11. ボディインサートを時計回りにねじ込ん
で、推奨トルクまで締めます。
12. ステムナットを推奨トルクまで締めて、ロ
ックワッシャーのタブと平行になるまで
戻します。この位置でナットをロックする
ため、ロックワッシャーを上方向に曲げま
す。
13. ハンドル (300) およびハンドルナット (301)
を元のように取り付けます。
14. バルブを操作して点検し、可能であればベ
ンチで圧力試験を行い、バルブが正しく組
み立て直されたか確認します。
6
Pentair
001
501
500
004
004
641
002
003
207
258
206
223
235
251
532
101
100
200
201
202
300
641
501
101
6 DN 50 200 (NPS 2 8) 分解法
1. フランジのボルトを外して、パイプライン
からバルブを外し、フランジの使用済みガ
スケットを処分します。バルブ内に有害物
質がないことを確認します。可能性がある
場合、分解前にバルブの有害物質を除去し
てくだい。
2. ボールの開度を閉に回してバルブボディ
(001) を確実に保持し、ボディインサート
(002) の溝に合うツールで、ボディインサ
ートを引き抜きます。インサートは反時計
方向に回転させるとネジが外れます。イン
サートをボディインサートシール (003)
よびシート/シートアセンブリー (101)
共に、完全に取り出します。
3. ボール (100) を取り出せる状態になりまし
た。このときバルブのハンドルを回転させ
る必要が生ずることもあり、その際にはボ
ール面を凹ませないよう柔らかなものでボ
ールを軽く叩きます。バルブからボールが
落下し損傷しないよう注意してください。
4. その他のシート/シートアセンブリー (101)
をボディから取り外すことができます。こ
れをするときには、ファイヤーセーフバル
ブのファイヤーセーフエッジを損傷させな
いよう注意してください。
KTMシリーズEB7 UNIBODYフローティングバルブ
設置および取扱説明書
注記:DN 50 (NPS 2) バルブの図
5. ハンドル (300) を取り出せる状態になりま
した。
a) DN 50 までのバルブサイズでは、これに
よりナット (301) を外し、レンチ(300)
外すことが可能になります。
b) サイズ DN 80 以上では、レンチ保持ボ
ルト (301) を外す必要があり、その後で
レンチヘッド (303) の取り外しが可能に
なります。
6. ロックワッシャー (258) (DN 50 バルブのみ)
を平らにし、グランドナット (207) を外し
ます。
7. ステムからステムスプリング (206) とグラ
ンド (213) またはステムシールフォロワー
(223) を外し、次にステム全体を取り外す
ため、バルブボディに押し込みます。
8. ステム シール (201)/(202)、補助ステムシー
(235)、およびステムスラストワッシャ
(204) は、ステムボアを通してバルブボ
ディから取り外せますが、加工面を損傷し
ないよう注意してください。
9. これで部品の洗浄、および摩耗と損傷のチ
ェックが可能になります。シートおよび
ステムシールキット以外の交換部品を必要
とするときは、部品番号をお知らせいただ
き、エマソンの営業所に在庫を確認してく
ださい。
7
002
001
235
100
101
207
206
223
251
532
532
003
101
641
200
201
202
300
304
300
304
207
500 501
641
501
205
004
2 354 3540
3 841 5310
4 841 6196
6 1328 7966
8 1328 11506
50 40 400
80 95 600
100 95 700
150 150 900
200 150 1300
KTMシリーズEB7 UNIBODYフローティングバルブ
設置および取扱説明書
7 DN 50 200 (NPS 2 8) 組立法
1. すべての部品が洗浄されているか、および
組み立て直したバルブ動作に、影響するよ
うな損傷がないかを確認してください。フ
ァイヤーセーフバルブについては、ファイ
ヤーセーフリップに切り傷および他の不具
合がないか、特に注意して点検する必要が
あります。使用条件に適合する潤滑剤を、
ボールの外側とシール密閉面に塗布してく
ださい。
2. カンチレバーシートアセンブリー。各シー
トポケットボディ (001) およびボディイン
サート (002) 内にシート (001) をセットしま
す。
3. ステムシール (201) およびファイヤーセー
フステムシール (202) をステム (200) の基部
に取り付けます。ステム (200) をバルブボ
アの中からバルブボディ (001) に挿入しま
す。
4. ステムを所定の位置に保持しながら、補
助ステムシール (235)、ウェザーシール
(251)、ステムシールフォロワー (223)、ス
トッププレート (205) を取り付けてくださ
い。
5. ステムスプリング (206) を取付けます。
6. ロックワッシャー (258) を取付けます (DN
50 バルブのみ)。ネジ部分に固着防止の潤
滑剤を塗布し、ステムナット (207) を手で
締め付けます。
トルク値 (メートル法)
バルブ サ
イズ グランド トルク
ボディ インサー
ト トルク
(DN) (Nm)* Nm)
トルク値 (ヤードポンド法)
バルブ サ
イズ グランド トルク
ボディ インサー
ト トルク
(NPS) (In/Lb)* (In/Lb)
注記
*適正なトルクで締め付けたら、ナット面上すれすれ
まで引き上げます。
注記:DN 150 (NPS 6) バルブ の図
7. ステム (200) が閉状態にあることを確認
し、ボール (100) をバルブボディ (001) の定
位置に入れます。
注:DN 50 バルブでは、ボールを入れると
きに帯電防止デバイス (532) が取り付けら
れていることを確認してください。
8. その他のシート/シートアセンブリーを所
定の位置にセットし、ボディインサートシ
ール (003) をボディキャビティ内に取り付
けます。
9. ボディインサートのネジ部に銅を基材とす
るグリースを潤滑剤として塗布します。
10. ボディインサート (002) をねじ込んで推奨
トルク(表参照)まで、またはインサート
がフランジ面と同じ高さになるまで締めま
すが、0.25 mm を超えて押し込まないでく
ださい。
11. DN 50 バルブでは、ステムナット (207)
推奨トルクまで締め、ロックワッシャー
(258) のタブと平行になるまで戻します。
この位置でナットをロックするため、ロッ
クワッシャーを上方向に曲げます。
12. DN 80 以上のバルブでは、ステムスプリン
グが完全に圧縮されるまでステムに圧力を
かけてから、4 分の 1 回転戻し、上部ステ
ムナットで所定の位置にロックします。
13. レンチアセンブリーを再び取り付けます。
14. バルブを動かして、開閉サイクル操作中滑
らかでガタがないか点検してください。可
能であれば圧力試験を行い、バルブが正し
く組み立て直されたか確認します。
8
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ではありません 。製品の適切な選択、使用およびメンテナンスの責任は、購入者およびエンドユーザーにあります。
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ョン・ソリューションズ、エマソン、およびエマソンのロゴはエマソン・エレクトリックの商標とサービスマークです。他のすべてのマークはその各所有者の財産
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タイプ
取扱説明書