JBL 4429 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
12inch 3Way Studio Monitor
Model 4429
取り扱い説明書
MODEL4429 は、世界中のスタジオや放送局で活躍するJBLスタジオモニタースピーカーのニュ
ーフェースです。JBL のリファレンス・スタジオモニター
Model 4348
やフラッグシップ
Project Everest DD66000
の開発で培った先進テクノロジーの投入と、鮮やかな音像定位を実現す
るインライン・ユニットレイアウト、正確な音場を構築する新世代バイラジアルホーン、そしてこれ
らの技術を最大限に活かすキャビネット構造など、伝統と革新性の融合がおりなす独創的なシステ
ム・エンジニアリングを注ぎ込んでいます。ハイビット・ハイサンプリングを誇るデジタルソースの
モニタリングをフルスペックで可能にする、新世代のモニタースピーカーです。
Studio Monitor Model 4429
1:は じ め に
この度は JBL 3Way Studio Monitor Model 4429 をご購入頂きまして誠にありがとうございます。
本製品をより良く理解していただき正しくお使いいただくために、ご使用前にこの説明書を最後までお読
みください。
2:開 梱 に あ た っ て
外観、機能共に完全な状態でお届けされたことと存じますが、万一損傷や故障がみとめられた場合は直ち
にお買い上げ店にご連絡ください。
カートンボックス側面に保証書が添付されていますので内容をご確認の上、大切に保管してください。
オリジナル・カートンボックスは、緩衝材なども含め開梱後もそのままお手元に保管することをお勧めし
ます。修理などのため本体を輸送されるような場合、オリジナル・カートンボックス以外のもので行った
不完全な梱包により損傷が生じても、責任を負いかねますのでご注意ください。
3:保 障 に つ い て
保証書は製品に添付された保証書の規定に基づいて行われますので、保証書をよくご覧ください。
誤った使用に起因した故障などに伴うアフターサービスは、保障期間の有無にかかわらず有償となります。
また、送料はお客様負担となりますのでご了承ください。
4:設 置 に つ い て
当機は、発熱量の多いパワーアンプやストーブの近く、湿気やホコリの多い場所、直射日光のあたるとこ
ろなどを避け、堅いしっかりした台やスタンドの上に設置してください。
セッティング
明瞭な仮想センター・イメージを持つ録音ソースを使ってセットアップを開始してください。左右のスピ
ーカーから同距離の中央にポジションを取った時、明確なセンターイメージが得られるようリスニング・
ポジションとスピーカーとの距離、および左右のスピーカーの間隔
を調整してください。
当機は、左右のスピーカーとリスナーをつなぐ直線の内角が 40
~60 度の場合、最も正確なステレオ・サウンド・ステージが再生
できるよう設計されています。また、左右の壁からは、約 50cm
上の距離を確保することが理想です。
本機の音像定位の中心は、HF(中高域)用ホーン中心部にありま
す。HFユニットの位置が耳の高さに揃うようスピーカーを設置し
てください。また、床面との音響的干渉を避けるためにも、専用ス
ピーカースタンド(JS-350A:別売)等をご使用になることをお勧め
します。
5:接 続 に つ い て
※注意
スピーカーをアンプに接続する場合は、必ず電源を切ってから作業を行ってください。電源を入れたまま
接続を行うとアンプやスピーカーを破損する恐れがあります。
4429 2 組の入力端子は、バイワイヤリング接続、バイアンプ駆動に対応します。以下の説明に従いそれ
ぞれに合った接続方法を行ってください。
Ⅰ.1 組のスピーカーケーブルによるシングルワイヤー接続
付属の金メッキ・ショートバーを取り付けたまま、上下どちらかの端子に接続します。
Ⅱ.2 組のスピーカーケーブルを使用したバイワイヤー接続
付属の金メッキ・ショートバーを取り外し、高域用/低域用ケーブルをそれぞれの端子に接続します。
Ⅲ.内蔵ネットワークを使用し 2 組のパワーアンプを用いたバイアンプ駆動
付属の金メッキ・ショートバーを取り外し、高域用/低域用ア
ンプをそれぞれの端子に接続します。ご使用になる 2 組のパワ
ーアンプは同一である必要はありませんが、出力性能が近いも
のでゲイン(アンプの増幅率、利得)が同じもの、またはあら
かじめ入力調整により同一ゲインに設定したものをご使用くだ
さい。
当機の入力端子は、赤いリングの取り付けられた端子が+、黒いリ
ングが取り付けられた端子が-です。極性を間違えないよう確実に
接続してください。+端子に+の信号が加わった際、ウーファーが
前方へ動作するよう設計されています(正相動作)
金メッキショートバーを使用する際は、バーと導線がそれぞれ確
実に端子に締め付けられていることをご確認ください。また、ケー
ブルの導線が他のショートバーに触れてショートしないよう、十分
ご注意ください。安全確実に接続するため、ケーブル端末には Y
型端子またはバナナプラグの使用をお勧めします。
バナナプラグを使用する場合は入力端子のキャップを一旦取り外
し、埋め込まれている赤/黒の絶縁ピンを抜き取り、端子をしっか
り締めなおしてから空いた穴に接続して下さい。
6:ア ッ テ ネ ー タ ー の 調 整
当機にはウーファーに対する、HF(中高域)、UHF(超高域)の各レベルをユニット毎に調整できる独立・
連続可変型のアッテネーターを採用しています。各ボリュームつまみの 0dB のポジションは、響きの少な
い実験室におけるフラットレベルのポジションを示します。実際にご使用になる部屋の響きや好みに合わ
せて、アッテネーターを調整してください。一般にスピーカーは、使用開始後 1~2 ヶ月の間にユニットの
振動系がこなれ、レベル、音質が安定してきます。この間、使用時間の経過とともにレベルバランスが変
化しますので、レベルの変化に伴い再度調整することをお勧めします。
7:グ リ ル の 取 り 付 け
当機は出荷時にグリルが装着されております。
グリルの目的はユニット等の保護です。必要によって取り外し、取り付けをおこなってください。
8: 保 守
●お手入れの際には、乾いた布でキャビネット表面を掃くようにしてホコリを取り除いてください。湿っ
た布やクリーニング・ペーパーなどを使用するとキャビネット表面のツヤが落ちることがあります。
ンジン、シンナー、アルコールなどの揮発性の液体で拭いたり、近くで殺虫剤を散布したりしないでくだ
さい。
●グリルネットにホコリなどが付着した場合は、電気掃除機を使用してホコリを吸い取ってください。
その際、強く吸いすぎないよう掃除機の強さを調整してください。また、グリルを水洗いしないでくだ
さい。グリルに色むらやたるみが発生する場合があります。
●スピーカーのユニット表面にホコリが付いたときは、柔らかく乾いた筆や刷毛などを利用して丁寧にホ
コリを払ってください。濡れた雑巾などは絶対に使用しないでください。
●スピーカーシステムは耐久消費財です。特にコーン紙のはげしい動きを支えるウーファーのエッジ部に
は多くのストレスがかかるため、その実用対応年数には限りがあります。また、温度、湿度、紫外線な
どの影響で寿命を縮める恐れがありますので、照明器具の強い光や直射日光を避け、エアコンの吹き出
し口やストーブなどの近くを避けてご使用ください。
Studio Monitor Model 4429
9:規 格
形式 3 ウェイ・ブックシェルフ型
使用ユニット
30cm 径ケブラーコンポジット・コーン・ウーファー <1200FE-8>
50mm 径ピュアチタン・コンプレッションドライバー<175Nd-3>
19mm 径ピュアチタン・コンプレッションドライバー<138ND>
インピーダンス
許容入力 200W(RMS)
出力音圧レベル 91dB(2.83V/1m)
周波数特性 38Hz~45kHz(-6dB)
クロスオーバー周波数 800Hz,7kHz
寸法(幅×高さ×奥行き) 400×635×335mm
重量 32.3kg
商品に関するお問い合わせは、弊社企画部 03(3836)5660 まで
※修理に関するお問い合わせは、下記東京サービスセンターまでご連絡ください。
東京サービスセンター :〒135-0033 東京都江東区深 1-6-29 結城運輸倉庫㈱内 ☎ 03 (5639) 3011
本社営業部 :〒110-0005 東京都台東区上野 5-7-7 公徳堂ビル 03 (3836) 5641
大阪営業部 :〒532-0011 大阪市淀川区西中島 5-12-15 双葉ビル 602 ☎ 06 (6301) 1396
福岡営業部 :〒816-0844 福岡県春日市上白水 4-40 092 (573) 2023
企画 2K9.08.
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