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メンテナンス
メンテナンス
日常的なメンテナンス
SimMan 3G
患者シミュレータの寿命を長く保つために、以下の予防
措置が必要です。
IV
アーム
トレーニングが終わったら、システム内の液体を取り除くために、
IV
アームに空気を送り込みます。シリンジを
IV
カテーテルに接続し、
空気がオーバーフローチューブから出るまで
IV
アームに空気を送
り込みます。
液体システム
液体システムを使用したセッションが終わったら、内部液体リザー
バーを空にします。
「内部液体リザーバーを空にする」
を参照して
ください。
血液システム
当日のセッションが終わったら、創傷を取り付けたまま、蒸留水
または脱イオン水で血液システムを洗い流してください。これは、
血液システム内に残ったレールダル疑似血液を取り除いて、バルブ
やチューブを詰まらせないようにするためです。
患者シミュレータと
PC
の電源をオフにする
必要に応じてバッテリを充電します。
スキンの洗浄
湿った布でスキンを拭き、汚れを取ります。湿った布やリネンを外
します。創傷モジュールテープの接着剤の残りは、湿らした布で取
り除くことができます。
一般的なクリーニング
−
患者シミュレータと
PC
を元の状態に戻します。
− RFID
タグを全て回収し、次のセッション用に準備しておきます。
使い捨て部品
患者シミュレータの使用に応じて、消耗した、あるいは損傷を受け
たモジュールを交換します。
−
輪状甲状靭帯切開:輪状甲状靭帯テープ、頸部スキン
−
チェストドレーンモジュール胸膜
複数回使用可能な部品
−
液体フィルタ
−
静脈内カテーテルフィルター
− IV
カテーテル
−
気胸バルーン
− IO
モジュール(脛骨)
−
呼吸バルーン
−
肺バルーン
−
患者シミュレータスキン(身体、脚、腕)
保管および輸送時
IV
アーム
60%
~
70%
のイソプロパノールで
IV
アームを洗い流し、その後空気
を送り込みます。
「
IV
アームのクリーニング」
を参照してください。
液体と血液システム
保管する前に、シミュレータの液体と血液システムを
60%
~
70%
のイソプロパノールで洗い流し、システムにイソプロパノールが残
らないように乾燥させます。
「液体および血液システムのクリーニング」
の手順に従ってくだ
さい。
注:液体システムのいずれにもイソプロパノールや液体が入
ったままシミュレータを保管したり輸送したりしないでくだ
さい。
患者シミュレータの脚を上半身から外し、
「
SimMan 3G
の輸送」
の
図解に従い輸送ケースに詰めます。
液体および血液システムの定期的
なクリーニング
製品の適切なお手入れの一環として、液体および血液システムを
定期的にクリーニングされることをお勧めします。
1
ヶ月に
1
~
2
回、
液体および血液システムを確実にクリーニングしてください。
注:液体および血液システムに関するメンテナンス情報の詳細
については、「日常的なメンテナンス」を参照してください。
液体システム
液体システムを洗浄するには、以下の手順に従ってください。
システムの水分を取り除き空にする
1
シミュレータの電源がオンになっていることを確認します。
2
シミュレータの内部液体リザーバーが空になっていることを確認
します。
「内部液体リザーバーを空にする」
を参照してください。
3
注入パネルの注入ボタンを押します。注入ボタンのLEDインジ
ケータが点灯します。
4
空の注入ボトルを、注入パネルの液体および空気コネクタに
接続すると、内部リザーバーに空気が充填され始めます。
5
システムに空気を注入すると、残っていた水が噴き出す可能性が
あるため、シミュレータ頭部をタオルで覆うことを推奨します。
6
注入ボタンが有効になると、
LLEAP
の循環
&
分泌物タブが開くの
で、汗、耳、眼、鼻、口および尿(多尿)にチェックを入れます。
7
シミュレータからまったく液体が流れ出なくなるまで待ってから、
すべてのチェックを外します。
8
空の注入ボトルを外します。
イソプロパノールでシステムを洗浄する
9
イソプロパノールで満たした注入ボトルを、注入パネルの液体
および空気コネクタに接続すると、内部リザーバーにイソプロ
パノールが充填され始めます。
10 LLEAP
で、再度、汗、耳、眼、鼻、口および尿(多尿)にチェック
を入れます。
11
すべての排水口からイソプロパノールが流れ出なくなるまで待
ちます。
12
イソプロパノールでシステムが洗浄できたら、注入ボタンを
再度押してリザーバーへのイソプロパノールの注入を停止します。
これで注入ボタンの
LED
インジケータがオフになります。
13
イソプロパノール注入ボトルを約
30
秒間取り付けたままにして
おき、内部リザーバーを完全に空にします。
14 LLEAP
の分泌物ボックスのチェックをすべて外し、注入ボトル
を取り外します。
システムのイソプロパノールを取り除き空にする
15
空の注入ボトルを注入パネルに接続して上記の手順
3
~
7
を
繰り返し、空気を使って液体システムからイソプロパノールを
取り除きます。
16
再度注入ボタンを押すと、注入が停止するので(
LED
インジケー
ターがオフになる)、空の注入ボトルを取り外します。
注:液体システムにイソプロパノールなどの液体が充填された
ままシミュレータを保管しないでください。
血液システム
血液システムを洗浄するには、以下の手順に従ってください。
注:洗浄中に
LLEAP
ソフトウェア上で、タンクが空であると
警告表示されることがあります。洗浄中はこのメッセージを
無視してかまいません。
システムの水分を取り除き空にする
1
シミュレータの電源がオンになっていることを確認します。
2
シミュレータの内部血液リザーバーが空になっていることを確認
します。
「内部液体リザーバーを空にする」
を参照してください。
3
創傷キットを血液排出口に接続します。
「創傷キットの接続」
を参照してください。
4
注入パネルの注入ボタンを押します。注入ボタンの
LED
インジ
ケータが点灯します。
5
空の注入ボトルを、注入パネルの血液および空気コネクタに接続
すると、内部リザーバーに空気が充填され始めます。
6
注入ボタンが有効になると、
LLEAP
の循環
&
分泌物タブが開
きます。上部および下部ポートにチェックを入れ、隣のドロッ
プダウンメニューから動脈を選択します。出血率を最大にする
には、スライダーを右側に動かします。
7
シミュレータからまったく血液が流れ出なくなるまで待ってから、
すべてのチェックを外します。
8
空の注入ボトルを外します。
イソプロパノールでシステムを洗浄する
9
イソプロパノールで満たした注入ボトルを、注入パネルの血液
および空気コネクタに接続すると、内部リザーバーにイソプロ
パノールが充填され始めます。
10 LLEAP
で、上部および下部ポートに再度チェックをいれます
(動脈出血および最大血液量が選択されていることを確認します)。
11
透明な液体が排水口から流れ出るまで、血液システムを洗浄
します。
12
終了したら、注入ボタンを押して注入作業を停止します。注入
ボタンの
LED
インジケータがオフになります。
13
イソプロパノール注入ボトルを約
30
秒間取り付けたままにして
おき、内部リザーバーを完全に空にします。
14 LLEAP
で、すべてのボックスのチェックを外し、スライダーを
左端に移動させます。注入ボトルを外します。
システムのイソプロパノールを取り除き空にする
15
空の注入ボトルを注入パネルに接続して上記の手順
4
~
6
を繰
り返し、空気を使って血液システムからイソプロパノールを取
り除きます。
16
シミュレータから液体が出てこなくなるまで待ってから、注入
ボタンを一度押します。そうすると注入が停止します(
LED
インジケータがオフになります)。
17 LLEAP
ソフトウェアで、すべてのボックスのチェックを外し、
スライダーを左端に移動させます。注入ボトルと創傷を外します。
注:液体システムにイソプロパノールなどの液体が充填された
ままシミュレータを保管しないでください。
IV
アームの定期的なクリーニング
製品の適切なお手入れの一環として、
IV
アームシステムを定期的
にクリーニングされることをお勧めします。
1
ヶ月に
1
~
2
回、
IV
アームシステムを確実にクリーニングしてください。
注:
IV
液体システムがブロックしている場合は力を入れないで
ください。シミュレータの電源がオフになっている可能性があ
ります。
1
シミュレータの電源がオンになっているか、また
IV
アームが
正しく接続されているかを確認します。
「右腕の取り付け」
を
参照してください。
2 60%
~
70%
のイソプロパノールで満たしたシリンジを
IV
カテー
テルに接続し、
IV
アームシステムをイソプロパノールで洗い
流します。
3
空気を重点したシリンジを
IV
カテーテルに接続し、空気がオー
バーフローチューブから出るまで
IV
アームに空気を送り込み
ます。
注:
IV
アームシステムにイソプロパノールなどの液体が充填さ
れたままシミュレータを保管しないでください。
注意と警告機能セットアップメンテナンス消耗品 トラブルシューティング