Roland KC-110 取扱説明書

  • Roland KC-110 ステレオ・キーボード・アンプの取扱説明書を読みました。このアンプは、30Wの高出力、2電源方式、豊富な入出力端子など、様々な機能を備えています。KC-110に関するご質問があれば、お気軽にお尋ねください。
  • 電源が入らない場合はどうすればいいですか?
    音が出ない場合はどうすればいいですか?
    音が歪んだり、雑音が入る場合はどうすればいいですか?
    エフェクトのオン/オフはどうやって操作しますか?
    電池の寿命はどのくらいですか?
取扱説明書
一台でステレオ再生が可能な、小型・高効率 30W ステレオ・キーボード・アンプ
• 自宅での使用にも最適なコンパクト・サイズ。
• ステレオ仕様の高効率パワーアンプ 30W(15W+15W)を搭載(AC アダプター使用時)
• 6.5 インチ(16cm)スピーカー 2 本とツィーター 2 本を搭載しワイドレンジなステレオ・サウンドを表現。
3 電池 8 本と AC アダプターの 2 電源方式(P. 4)
• 演奏場所を選ばない 2 電源方式を採用。
電池駆動楽器と組み合わせれば、野外でのパフォーマンスも可能。
• 充電池(ニッケル水素充電池)にも対応。
アルカリ乾電池使用時は約 7 時間、ニッケル水素充電池は約 8 時間の演奏が可能。
ステレオ機器、マイク、携帯音楽プレーヤーなどに対応した豊富な入出力端子(P. 7)
• 1 系統のマイク/インストゥルメント入力と 2 系統のステレオ入力に加え、CD /携帯音楽プレーヤーを接続可能な AUX IN ジャッ
クを装備。さらに LINE OUT ジャックも装備。
キーボードの弾き語りや、小型ミキシングモニター/ PA として使用できます。
• 夜間での演奏や、サウンド・チェックに便利なヘッドホン 端子も装備(P. 6)
スピーカー・スタンドや、本体のアーム・スタンドによりさまざまな状況に対応(P. 9)
• 別売のスピーカー・スタンド (ST-A95) を使えば、簡易 PA や、モニターとして使用できます。
• 床置きでもモニターしやすい角度で設置できる「アーム・スタンド」を本体に装備。
高品位なステレオ・デジタル・エフェクト(P. 5)
• ステレオ・リバーブ、ステレオ・コーラスを搭載(P. 6)
コーラスは空間合成タイプです。ステレオならではのコーラス効果を発揮する「WIDE」モードも搭載し、包み込まれるような広が
り感が得られます。
• フット・スイッチ(別売)の接続により、足もとでエフェクトのオン/オフがコントロールできます(P. 7)
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P. 2)「使用上のご注意」(P. 3)をよくお読みください。ま
た、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見る
ことができるよう、手元に置いてください。
© 2009 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
Roland は、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の登録商標または商標です。
2
安全上のご注意
警告
この機器および AC アダプターを分解した
り、改造したりしないでください。
修理/部品の交換などで、取扱説明書に書
かれていないことは、絶対にしないでくだ
さい。必ずお買い上げ店またはローランド
お客様相談センターに相談してください。
次のような場所に設置しないでください。
• 温度が極端に高い場所(直射日光の
当たる場所、暖房機器の近く、発熱
する機器の上など)
• 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れ
た床など)や湿度の高い場所
• 湯気や油煙が当たる場所
• 塩害の恐れがある場所
• 雨に濡れる場所
• ほこりや砂ぼこりの多い場所・振動
や揺れの多い場所
この機器の設置には、ローランドが推奨す
るスタンド(型番:ST-A95)を使用して
ください(P. 9)
この機器の設置にスタンド(型番:ST-
A95)を使用する場合、ぐらつくような所
や傾いた所にスタンド(型番:ST-A95)
を設置しないでください。安定した水平な
所に設置してください。機器を単独で設置
する場合も、同様に安定した水平な所に設
置してください。
AC アダプターは、必ず付属のものを、
AC100V の電源で使用してください。
電源コードは、必ず付属のものを使用して
ください。また、付属の電源コードを他の
製品に使用しないでください。
電源コードを無理に曲げたり、電源コード
の上に重いものを載せたりしないでくださ
い。電源コードに傷がつき、ショートや断
線の結果、火災や感電の恐れがあります。
この機器を単独で、あるいはヘッドホン、
アンプ、スピーカーと組み合わせて使用し
た場合、設定によっては永久的な難聴にな
る程度の音量になります。大音量で、長時
間使用しないでください。万一、聴力低下
や耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて
専門の医師に相談してください。
この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、
針金など)や液体(水、ジュースなど)を
絶対に入れないでください。
警告
次のような場合は、直ちに電源を切って
AC アダプターをコンセントから外し、お
買い上げ店またはローランドお客様相談セ
ンターに修理を依頼してください。
• AC アダプター本体、電源コード、ま
たはプラグが破損したとき
• 煙が出たり、異臭がしたとき
• 異物が内部に入ったり、液体がこぼ
れたりしたとき
• 機器が(雨などで)濡れたとき
• 機器に異常や故障が生じたとき
お子様のいるご家庭で使用する場合、お子
様の取り扱いやいたずらに注意してくださ
い。必ず大人のかたが、監視/指導してあ
げてください。
この機器を落としたり、この機器に強い衝
撃を与えないでください。
電源は、タコ足配線などの無理な配線をし
ないでください。特に、電源タップを使用
している場合、電源タップの容量(ワット
/アンペア)を超えると発熱し、コードの
被覆が溶けることがあります。
外国で使用する場合は、お買い上げ店また
はローランドお客様相談センターに相談し
てください。
電池は、充電、加熱、分解したり、または
火や水の中に入れたりしないでください。
電源コードのアースを確実に取り付けてく
ださい。感電の恐れがあります(P. 4)
電池を、日光、炎、または同様の過度の熱
にさらさないでください。
注意
この機器と AC アダプターは、風通しのよ
い、正常な通気が保たれている場所に設置
して、使用してください。
本製品は当社製のスタンド(ST-A95)と
のみ、組み合わせて使用できるよう設計さ
れています。他のスタンドやカートと組み
合わせて使うと、不安定な状態となって落
下や転倒を引き起こし、けがをするおそれ
があります。
AC アダプターを機器本体やコンセントに
抜き差しするときは、必ずプラグを持って
ください。
注意
定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布
でプラグ部分のゴミやほこりを拭き取って
ください。また、長時間使用しないときは、
AC アダプターをコンセントから外してく
ださい。AC アダプターとコンセントの間
にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起
こして火災の原因になります。
接続したコードやケーブル類は、繁雑にな
らないように配慮してください。特に、コー
ドやケーブル類は、お子様の手が届かない
ように配慮してください。
この機器の上に乗ったり、機器の上に重い
ものを置かないでください。
濡れた手で AC アダプターのプラグを持っ
て、機器本体やコンセントに抜き差ししな
いでください。
この機器を移動するときは、AC アダプター
をコンセントから外し、外部機器との接続
を外してください。
お手入れをするときには、電源を切って
AC アダプターをコンセントから外してく
ださい(P. 4)
落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダ
プターをコンセントから外してください。
電池の使いかたを間違えると、破裂したり、
液漏れしたりします。次のことに注意して
ください(P. 4)
• 電池の + - を間違えないように、
指示どおり入れてください。
• 新しい電池と一度使用した電池や、
違う種類の電池を混ぜて使用しない
でください。
• 長時間使用しないときは、電池を取
り出しておいてください。
• 液漏れを起こした場合は、柔らかい
布で電池ケースについた液をよくふ
きとってから新しい電池を入れてく
ださい。また、漏れた液が身体につ
いた場合は、皮膚に炎症を起こす恐
れがあります。また眼に入ると危険
ですのですぐに水でよく洗い流して
ください。
• 電池を、金属性のボールペン、ネッ
クレス、ヘアピンなどと一緒に携帯
したり、保管したりしないでくださ
い。
使用済みの電池は、各市町村のゴミ分別収
集のしかたに従って、捨ててください。
3
使用上のご注意
電源、電池のセットや交換について
• 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのインバーター
制御の製品やモーターを使った電気製品が接続されているコンセ
ントと同じコンセントに接続しないでください。電気製品の使用
状況によっては、電源ノイズにより本機が誤動作したり、雑音が
発生する恐れがあります。電源コンセントを分けることが難しい
場合は、電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
• AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が多少発
熱しますが、故障ではありません。
• 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた
め、他の機器と接続する前にこの機器の電源を切った状態で行
なってください。
• 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必
ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
• この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機器
があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。この場合は、
この機器との間隔や方向を変えてください。
• テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ画面に
色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあります。この場
合は、この機器を遠ざけて使用してください。
• 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信時や発
信時、通話時に本機から雑音が出ることがあります。この場合は、
それらの機器を本機から遠ざけるか、もしくは電源を切ってくだ
さい。
• 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切った車内
などに放置しないでください。また、至近距離から照らす照明器
具(ピアノ・ライトなど)や強力なスポット・ライトで長時間同
じ位置を照射しないでください。変形、変色することがあります。
• 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく(結露)
ことがあります。そのまま使用すると故障の原因になりますので、
数時間放置し、結露がなくなってから使用してください。
• 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置しないでく
ださい。変形、変色することがあります。
• 本機にシールなどを貼らないでください。はがす際に外装の仕上
げを損なうことがあります。
• 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機のゴム足が、
設置した台などの表面を変色または変質させることがあります。
ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお使いいただ
けます。この場合、本機が滑って動いたりしないことを確認して
からお使いください。
お手入れについて
• 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布で
汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤を含
んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてくださ
い。
• 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアルコール類
は、使用しないでください。
• カーペット部の通常のお手入れには、毛の堅いブラシをお使いく
ださい。
修理について
• お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された場合、以
後の性能について保証できなくなります。また、修理をお断りす
る場合もあります。
• 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持するた
めに必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有しています。この部
品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。なお、保有
期間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能の場合があり
ますので、お買い上げ店、またはローランドお客様相談センター
にご相談ください。
その他の注意について
• 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子などに
過度の力を加えないでください。
• ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラグを持っ
てください。
• 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、
特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッドホンを使用す
れば、気がねなくお楽しみいただけます。
• 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダンボール
箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
• この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、各地域の
ゴミの分別基準に従って行ってください。
• 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機との接続に
は、抵抗入りのケーブルを使用しないでください。音が極端に小
さくなったり、まったく聞こえなくなる場合があります。抵抗の
入っていない接続ケーブル(ローランド:PCS シリーズなど)
をご使用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの仕様につ
きましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせください。
4
電源を接続する
この機器は AC アダプター、または電池で動作します。お使いになる環境に合わせて電源を準備してください。
ACアダプターを接続する
※AC アダプターは必ず付属のものを使用してください。
1
4
3
2
1.[POWER]スイッチがオフになっ
ていることを確認します。
2. 付属の電源コードを付属の AC アダ
プターに接続します。
3. AC アダプターを DC-IN ジャックに
接続します。
4. 電源コードを電源コンセントに差し
込みます。アースも取り付けます。
アースについて
感電を防ぐために付属の電源コードを使用し、アースを
確実に取り付けてください。
※アース接続は必ず、電源プラグをコンセントに挿し込む前に行っ
てください。
※アース接続をはずす場合は、必ず電源プラグをコンセントから抜
いてから行ってください。
※コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店に接地工事を
依頼してください。なお、接続方法がわからないときは、ローラ
ンドお客様相談センターにご相談ください。
N
L
ターミナル付き
コンセント
または 接地コンセント
アース接続
2P-3P 変換器
(付属)
2P-3P 変換器
電池を入れる
-
-
+
-
+
+
-
+
-
-
+
-
+
+
-
+
1. 2 カ所のネジをゆるめます。
2. 電池ブタをはずします。
3. 電池の向きに注意して電池
を入れます。
電池ケースを取り外す
電池ケースを付けたままでも電池交換はできますが、電池ケース
を取りはずすと電池の交換がしやすくなります。
1. 2 カ所のネジをゆるめます。
2. 電池ケースを取りはずします。
※AC アダプターを使用する場合でも電池を入れておくと、万一製品
本体から AC アダプターのコードが抜けても演奏が続けられます。
※電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた
め、他の機器と接続する前にこの機器の電源を切った状態で行っ
てください。
※電池ケースの端子に金属の異物があたらないようご注意くださ
い。電池がショートして電池ケースが発熱・発火する危険性があ
ります。
電池について
使用できる電池
3 形アルカリ乾電池または、単 3 形ニッケル水素充電池を 8
本使用します。
※KC-110 本体でニッケル水素充電池に充電することはできませ
ん。別途、市販の専用充電器を用意してください。
※ニッケル水素充電池を使用する場合、通常充電を繰り返すたびに、
電池の寿命が短くなりますので、ご注意ください。
電池に関するご注意
• 電池の + と−を間違えないように、指示どおり入れてください。
• 新しい電池と一度使用した電池や違う種類の電池を混ぜて使わないでください。
• 電池に記載されている注意文や電池の取扱説明書をよく読んでお使いください。
ニッケル水素充電池をお使いのときは、充電池/充電器は、必ずメーカーで指定された充電池と充電器の組み合わせでお使いください。
• 数カ月以上に渡り使用しないときは、電池を取り出しておいてください。
• 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池ケースについた液をよくふきとってから新しい電池を入れてください。また、漏れた液
が身体についた場合は、皮膚に炎症を起こす恐れがあります。また眼に入ると危険ですのですぐに水でよく洗い流してください。
• 電池を、金属性のボールペン、ネックレス、ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管したりしないでください。
5
音を出す
電源の入れかた/切りかた
正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。手
順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れ
があります。
1. すべての機器の電源がオフになっていることを確認します。
2. 外部機器を接続します。
3. KC-110 のすべてのレベルつまみと[VOLUME]
つまみを 0 にします。
4. CH 1 3、AUX IN ジャックに接続した外部機器の電源
を入れます。
5. KC-110 の電源を入れます。
6. LINE OUT ジャックに接続した機器の電源を入れます。
電源を切るときは逆の手順でおこないます。
!
• 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防
ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電源を切ってく
ださい。
• この機器は回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは動
作しません。
• 音量を絞ってから電源を入れてください。音量を絞っても、電源
を入れるときに音がすることがありますが、故障ではありません。
• 電池だけで使用する場合、電池が消耗してくると POWER イン
ジケーターが暗くなります。
さらに消耗してくると、POWER インジケーターが点滅します。
早めに電池を交換してください。
• 電池の消耗が著しいと音が歪みやすくなり、大音量時に音が途切
れることがありますが故障ではありません。電池を交換するか、
付属の AC アダプターを使用してください。
• 連続使用時の電池の寿命(使用状態によって異なります)
• アルカリ乾電池 約 7 時間
• ニッケル水素充電池 約 8 時間
• マイクとスピーカーの位置によっては、ハウリング音(キーンと
いう音)が出ることがあります。その場合は、以下のように対処
してください。
1. マイクの向きを変える
2. マイクをスピーカーから遠ざける
3. 音量を下げる
音量と音質の調整
1. 各チャンネルのレベルつまみを 5(中央)にします。
使用しないチャンネルのつまみは下げておきます。
2. マイクを使うときは CH 1 のレベルつまみを MIC の範囲
まで回します。
3. 接続した機器で音を出しながら[VOLUME]つまみを回
して、全体の音量を調節します。
4. 各チャンネルのレベルつまみで、接続した各機器の音量バ
ランスを整えます。
5.[VOLUME]つまみで全体の音量、[LOW](低音域)つ
まみや[HIGH](高音域)つまみで音質を整えます。
エフェクトをかける
1. [EFFECT]つまみで、エフェクトの効果と深さを調節します。
ワイド
コーラス
リバーブ
左側半分がリバーブ(P. 6)右側半分がコーラス(P. 6)です。右
いっぱいまで回すとワイド・コーラス(P. 6)になります。
それぞれの範囲で、つまみを右に回すほど効果が大きくなります。
※AUX IN ジャックに入力された信号にはエフェクトはかかりませ
ん。
6
CHANNEL CONTROL
1 2 3
レベルつまみ
各チャンネルに接続した機器の音量を調節します。
右に回すほど音量が大きくなります。
CH 1 はマイク接続に対応しています。
マイクを接続したときは、MIC と記された範囲につまみを設定し
ます。
※使用しないチャンネルのレベルつまみは 0 に設定しておきます。
MASTER CONTROL
4
[EFFECT]つまみ
つまみの位置により、3 種類のエフェクトを切り替えたり、効果
の度合いを調節することができます。
REVERB(リバーブ)
ホールで演奏しているような響きが得られるエフェクトです。
空間的な広がりのあるステレオ・タイプのリバーブです。
つまみの位置でリバーブの音量を調節します。
CH 1 に接続したマイクにも最適です。
CHORUS(コーラス)
音に厚みや広がりを与えるエフェクトです。
つまみの位置で効果の深さを調節します。
ストリングスなどの音色に最適です。
WIDE(ワイド)
音像が本体スピーカーの外側まで広がり、包み込まれるような効
果が得られるステレオ 3 バンドの帯域分割コーラスです。
低域はしっかりと中央に定位しながらも、中域から高域になるほ
ど、音が広がっていきます。
※AUX IN ジャックに入力された信号にはエフェクトはかかりませ
ん。
5 6
イコライザー
スピーカー出力、ヘッドホン出力の音質を調節します。
通常は 0 に合わせます。
※LINE OUT ジャックからの出力には効きません。
[LOW]つまみ
低音域の音質を調節します。
[HIGH]つまみ
高音域の音質を調節します。
7
VOLUME
[VOLUME]つまみ
本体スピーカーから出力される全体の音量を調節します。
ヘッドホンを接続したときは、ヘッドホンの音量を調節します。
※[VOLUME]つまみは、LINE OUT からの出力には効きません。
8
PHONES
[PHONES] ジャック
ステレオ・ヘッドホンを接続します。
※ヘッドホンを接続すると、スピーカーから音は出なくなります。
※必ず[VOLUME]つまみを 0 にしてからヘッドホンを接続して
ください。
9
POWER
[POWER]スイッチ
電源をオン/オフします(P. 5)
POWER インジケーター
電源をオンにすると点灯します。
※電池が消耗してくると POWER インジ
ケーターが暗くなります。
さらに消耗が著しい場合は、POWER
インジケーターが点滅します。
電池を新しいものに交換してください。
POWER インジケーター
各部の名称とはたらき(接続例)
コントロール・パネル
1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヘッドホン
7
ジャック・パネル
マイク
1234567
8
9
キーボード
リズム・マシン
CD プレーヤー
ミキサー
フット・スイッチ
AC アダプター
携帯オーディオ
プレーヤー
1 2 3
CH 1 〜 CH 3 入力
キーボードなどの電子楽器、CD プレーヤーなどの機器やマイク
(CH 1 のみ)を 3 つまで接続できます。
CH 1 BALANCED(XLR)インプット・コネクター
CH 1 インプット・ジャック
標準ジャックと、マイク接続に便利なバランス対応の XLR コネク
ターを装備しています。
マイク入力レベル(-50 dBu)からキーボードなどのライン入力
レベル(-20 dBu)までに対応しています。
本機はバランス(XLR)タイプ
の端子を装備しており、次のよ
うに配線されています。接続す
る機器の配線をご確認のうえ、
接続してください。
※ファンタム電源機能は搭載していません。
CH 2、3 インプット・ジャック
キーボードなどの電子楽器、CD プレーヤーなどの機器(-20dBu)
を接続します。
モノ出力の機器は、L/MONO ジャックに接続します。
4
AUX IN ジャック
CD /携帯音楽プレーヤーなどの機器(-10dBu)を接続します。
ジャックの形状は 2 種類(RCA ピンジャック、ステレオミニ
ジャック)あり、内部でミックスされます。
2 種類のジャックへ同時に接続することができますが、単独で使
用したときと比べて、音量が下がる場合があります。
※AUX IN ジャックに入力された信号にはエフェクトはかかりませ
ん。
5
AUX IN[LEVEL]つまみ
AUX IN ジャックからの入力レベルを調節します。
6
LINE OUT ジャック
ミキサーやレコーダーなどを接続します。
モノで出力する場合は、L/MONO ジャックを使用します。
イコライザー の各つまみと[VOLUME]つまみは、LINE OUT
には効きません。
7
FOOT SW ジャック
フット・スイッチを接続すると、内蔵エフェクトのオン/オフが
足もとでおこなえます。別売のモーメンタリー・タイプのフット・
スイッチ(別売:BOSS FS-5U)と、接続ケーブルが必要です。
ポラリティー・スイッチはジャック側に設定してください。
ポラリティー・スイッチ
8
DC IN ジャック
付属の AC アダプターを接続します(P. 4)
AC アダプターは必ず付属のものをお使いください。
9
盗難防止用ロック
  
SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続すること
ができます。
http://www.kensington.com/
※抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、インプット(CH 1 CH
3、AUX IN) に接続した機器の音量が小さくなることがあります。
このときは、抵抗の入っていない接続ケーブル(Roland:PCS
シリーズなど)をご使用ください。
1: GND2: HOT
3: COLD
8
さまざまな用途での使用例
キーボードで弾き語り
キーボードをステレオ接続して、弾き語りをすることができます。
マイクを CH 1 へ接続します。
KC-110 ST-A95 に取
り付けます(簡易 PA)
KC-110 のアーム・ス
タンドを使用(ステー
ジ・モニター)します。
キーボードを CH
2 へ接続します。
いろいろな楽器との組み合わせ
キーボードや電子ドラムなど、複数の楽器入力(最大 4 系統)を KC-110 でミキシングすることができます。
キーボードを CH 1
へ接続します。
携帯音楽プレーヤーを
AUX IN へ接続します。
V アコーディオンを
CH 3 へ接続します。
電子ドラムを CH 2
へ接続します。
9
別売のスピーカー・スタンド
(ST-A95)を使用する
KC-110 は、スピーカー・スタンド ST-A95(別売)を使用す
ることにより、モニターや簡易 PA として、最適な高さに設置す
ることができます。
スタンド ST-A95 への取り付けかた
※KC-110 をスピーカー・スタンドに取り付けたり、KC-110
取り付けたままスピーカー・スタンドの高さを調節したりすると
きは、必ず 2 人以上で作業してください。
※組み立てるときは、指をはさまないようにご注意ください。
上パイプ
ストッパー
高さ調整ノブ
三脚
三脚ノブ
1. 三脚ノブをゆるめ、三脚を開きます。
三脚を十分開いてから、三脚ノブを締めます。
※下図のように、三脚の先端の距離が 98cm になるまで開いてく
ださい。三脚の開き角度が狭いと安定性が悪くなります。
直径
112cm
脚幅 98cm
2. 高さ調節ノブをゆるめ、上パイプを伸ばします。
3. スタンドの高さが 145cm 以下で希望の高さになるよう、
ストッパーを上パイプに差し込みます。
ストッパー
※必ず、ストッパーを差し込んだ状態で使用してください。
4. 高さ調節ノブを締めます。
5. KC-110 を上パイプへ差し込んで取り付けます。
警告
• KC-110 は、ローランド製のスピーカー・
スタンド(ST-A95)とのみ、組み合わ
せて使用できるように設計されています。
他のスタンドは使用しないでください。
140cm 以下
98cm 以上
• スピーカー・スタンドは、下図のよう
に、高さ 140cm 以下、脚幅 98cm
以上に調整してから使用してください。
• スピーカー・スタンドを高さ 140 cm
以上、脚幅 98 cm 以下で使用すると、
転倒による傷害や機器の破損などの原因
になります。
• スピーカー・スタンドを使用して
KC-110 を設置するときには、ぐらつ
いたところや傾いたところに設置しないでください。必ず安定し
た水平なところに設置してください。
• KC-110 に接続したケーブル類は、つまずきなどによる事故のな
いよう、十分な余裕を持って配置してください。
• 落下による事故を防ぐため、スピーカー・スタンドに取り付けた
KC-110 の上にはものを載せないでください。
本体のアーム・スタンドを使用する
KC-110 を床などの低い位置で使用する場合、アーム・スタンド
を立てて使用すると、スピーカー音がより聞こえやすくなります。
※アーム・スタンドを使用するときは、本機を必ず水平な平面に設
置してください。
※アーム・スタンドを使用しないときは、アーム・スタンドを折り
たたんでください。
アーム・スタンド
※アーム・スタンドを持って、本体を持ち上げたり運んだりしない
でください。
※アーム・スタンド使用するときには、本体の上に物を置かないで
ください。また、乗ったり腰かけたりしないでください。
※アーム・スタンド収納するとき、指をはさまないように注意して
ください。
便利な使いかた
10
現象 原因 ページ
電源が入らない
AC アダプターと AC コードが正しく接続されていますか? P. 4
AC コードがコンセントに正しく接続されていますか? P. 4
電池が正しくセットされていますか?
また、電池が消耗していませんか?
P. 4
音が出ない
外部機器は正しく接続されていますか? P. 7
ヘッドホンが接続されていると、スピーカーからは音が出ません。 P. 6
各チャンネルのレベルつまみや[VOLUME]つまみは正しく調節されていますか? P. 5
AUX IN の[LEVEL]つまみは正しく調節されていますか? P. 7
電池が消耗していませんか?
電池が消耗してくると POWER インジケーターが暗くなります。さらに消耗すると、POWER インジケーターが点
滅します。電池を新しいものに交換してください。
P. 6
それでも音が出ない場合は、
ローランドお客様相談センター
にお問い合わせください。 P. 12
音が歪んだり、雑音が入る
各チャンネルのレベルつまみや[VOLUME]つまみが上がりすぎていませんか? P. 5
使用していないチャンネルのつまみはゼロになっていますか? P. 6
外部ミキサーに接続した機器からの入力レベルは適正ですか? P. 5
電池の消耗が著しいと音が歪みやすくなり、大音量時に音が途切れることがありますが故障ではありません。
電池を交換するか、付属の AC アダプターを使用してください。
P. 4
音が小さい
各チャンネルのレベルつまみや[VOLUME]つまみは正しく調節されていますか? P. 5
ミキサーに接続した機器からの信号入力レベルは適正ですか? P. 5
AUX IN ジャックに複数の機器を接続していませんか? P. 7
電池が消耗していませんか?
電池が消耗してくると POWER インジケーターが暗くなります。さらに消耗すると、POWER インジケーターが点
滅します。電池を新しいものに交換してください。
P. 6
エフェクトがかからない
[EFFECT]つまみは正しく調節されていますか? P. 5
フット・スイッチでエフェクトをオフにしていませんか? P. 7
AUX IN には EFFECT をかけることができません。 P. 7
主な仕様
ブロック図
EQUALIZEREFFECT
CH1
BALANCED
CH1
CH2
L/R
CH3
L/R
CH 1
CH 2
LOW
HIGH
VOLUME
CH 3
AUX
L/R
AUX IN
AUX
(STEREO)
LEVEL
FOOT SW
ON/OFF
LINE OUT
L/R
PHONES
(STEREO)
POWER AMP
TWEETER R
WOOFER R
HPF
MUTE
TWEETER L
WOOFER L
R
L
HPF
故障かな?と思ったときは
思ったように動作しないときは、まず以下の点をチェックしてください。チェックしても原因がわからないときは、ローランドお客様相談
センター(P. 12) へお問い合わせください。
11
主な仕様
KC-110:バッテリー駆動ステレオ・キーボード・アンプ
定格出力 30W(15W 15W)(AC アダプター使用時)
20W(10W 10W)(アルカリ乾電池使用時)
規定入力レベル(1kHz) インプット チャンネル1(マイク/ライン) -50 -20dBu
チャンネル 2、3(ライン) -20dBu
AUX IN -10dBu
規定出力レベル ライン・アウト -10dBu
スピーカー 16cm(6.5 インチ)×2
ツィーター ×2
コントロール チャンネル 1(マイク/ライン)レベルつまみ
チャンネル 2(ライン)レベルつまみ
チャンネル 3(ライン)レベルつまみ
エフェクトつまみ
イコライザー:ローつまみ、ハイつまみ
ボリュームつまみ
AUX IN レベルつまみ
電源スイッチ
インジケーター POWER
接続端子 チャンネル 1 インプット・ジャック(XLR タイプ、標準タイプ)
チャンネル 2 インプット(L/MONO、R)ジャック(標準タイプ)
チャンネル 3 インプット(L/MONO、R)ジャック(標準タイプ)
AUX IN ジャック(RCA ピン・タイプ、ステレオ・ミニ・タイプ)
ライン・アウト(L/MONO、R)ジャック(標準ジャック)
ヘッドホン・ジャック(ステレオ標準タイプ)
フットスイッチ・ジャック(標準タイプ)
DC IN ジャック
電源 DC13V:付属 AC アダプターまたは単 3 乾電池 ×8
消費電流 550mA
連続電池使用時の電池の寿命
(使用状態によって異なります)
アルカリ乾電池 7 時間
ニッケル水素充電池 8 時間
外形寸法 420(幅)×244(奥行)×320(高さ)mm
質量 7.3kg(電池を除く)
付属品 取扱説明書、AC アダプター、AC コード、2P-3P 変換器、保証書、ローランド・ユーザー登録カード
別売品 スピーカー・スタンド:ST-A95
フット・スイッチ:BOSS FS-5U
※0dBu 0.775Vrms
※製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
* 5 1 0 0 0 1 0 6 4 3 - 0 2 *
KC-110 取扱説明書 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
安全上のご注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
使用上のご注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
電源を接続する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
AC アダプターを接続する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
電池を入れる . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
音を出す . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
電源の入れかた/切りかた . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
音量と音質の調整 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
エフェクトをかける . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
各部の名称とはたらき(接続例) . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
コントロール・パネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
ジャック・パネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
さまざまな用途での使用例 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
キーボードで弾き語り . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
いろいろな楽器との組み合わせ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
便利な使いかた . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
別売のスピーカー・スタンド
(ST-A95)を使用する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
本体のアーム・スタンドを使用する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
故障かな?と思ったときは . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
ブロック図 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
主な仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .11
お問い合わせの窓口 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .12
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