Roland AC-40 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

Roland AC-40 アコースティックギターアンプの取扱説明書です。35W(17.5W+17.5W)の高出力、カスタム6.5インチスピーカー2本搭載で豊かなサウンドを実現します。ギターとマイク/ラインを同時使用可能な2チャンネル、コーラス/リバーブエフェクト、アンチフィードバック機能など、多彩な機能を搭載しています。弾き語り、ギターデュオなど様々な演奏シーンに対応します。

Roland AC-40 アコースティックギターアンプの取扱説明書です。35W(17.5W+17.5W)の高出力、カスタム6.5インチスピーカー2本搭載で豊かなサウンドを実現します。ギターとマイク/ラインを同時使用可能な2チャンネル、コーラス/リバーブエフェクト、アンチフィードバック機能など、多彩な機能を搭載しています。弾き語り、ギターデュオなど様々な演奏シーンに対応します。

豊かな響忠実再現す、スオ仕様のアコーター
ステレオ仕様、高効率パワー・アンプ 35W(17.5W+17.5W)を搭載しています。
カスタムの 6.5 インチ(16cm)スピーカー 2 本を搭載し、アコースティック楽器に最適なサウンドを表現します。
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2)と「使用上のご注意」(P.3)をよくお読みください。また、
本機の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることが
できるよう、手元に置いてください。
© 2013 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
取扱説明書
アコーステギタ・アンプ
ター/ラを同時に使 2 ネル構成(P.4)
ギター・デュオや弾き語りなど、いろいろな使いかたができます(P.8)
ギターチャンネル、マイク/ラインチャンネルそれぞれに、コーラスとリバーブを搭載しています。エフェクトのかかり具合をチャ
ンネルごとに調節することができます。
なシで使入出力端子を装備(P.5)
CD /デジタル・オーディオ・プレーヤーを接続できる AUX IN 端子を装備しています。
• L INE OUT 端子を外部 PA と接続して、本体をライブ・モニターとして使用することができます。
夜間の演奏や、サウンド・チェックに便利なヘッドホン端子を装備しています。
FOOT SW 端子に別売のフットスイッチ(BOSS FS-5U、FS-6)を接続すれば、エフェクトのオン/オフを足もとでコントロール
することができます。
機能を搭載(P.7)
スイッチをオンにするだけで、自動でハウリングの発生を抑えることができます。
2
安全上のご注意
警告
完全に電源を切るときは、コンセントから
プラグを抜く
電源スイッチを切っても、本機は主
電源から完全に遮断されてはいませ
ん。完全に電源を切る必要があると
きは、本機の電源スイッチを切った
あと、コンセントからプラグを抜い
てください。そのため、電源コードのプラグを差
し込むコンセントは、本機にできるだけ近い、す
ぐ手の届くところのものを使用してください。
分解や改造をしない
本機または AC アダプターを分解した
り、改造したりしないでください。
個人で修理や部品交換はしない
修理/部品の交換などで、取扱説明書
に書かれていないことは、絶対にしな
いでください。必ずお買い上げ店また
はローランドお客様相談センターに相
談してください。
次のような場所で使用や保管はしない
温度が極端に高い場所(直射日光
の当たる場所、暖房機器の近く、
発熱する機器の上など)
水気の近く(風呂場、洗面台、濡
れた床など)や湿度の高い場所
湯気や油煙が当たる場所
塩害の恐れがある場所
雨に濡れる場所
ほこりや砂ぼこりの多い場所
振動や揺れの多い場所
不安定な場所に設置しない
本機を、ぐらつく台の上や傾いた場所
に設置しないでください。必ず安定し
た水平な場所に設置してください。
付属の AC アダプターを AC100V で使用
する
AC アダプターは、必ず付属のものを、
AC100V の電源で使用してください。
付属の電源コードを使用する
電源コードは、必ず付属のものを使
用してください。また、付属の電源
コードを他の製品に使用しないでくだ
さい。
警告
電源コードを傷つけない
電源コードを無理に曲げたり、電源
コードの上に重いものを載せたりしな
いでください。電源コードに傷がつき、
ショートや断線の結果、火災や感電の
恐れがあります。
大音量で長時間使用しない
本機を単独で、あるいはヘッドホン、
アンプ、スピーカーと組み合わせて使
用した場合、設定によっては永久的な
難聴になる程度の音量になります。大
音量で、長時間使用しないでください。
万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使用
をやめて専門の医師に相談してください。
異物や液体を入れない、液体の入った容器
を置かない
本機に、異物(燃えやすいもの、硬貨、
針金など)や液体(水、ジュースな
ど)を絶対に入れないでください。ま
た、この機器の上に液体の入った容器
(花びんなど)を置かないでください。
ショートや誤動作など、故障の原因と
なることがあります。
異常や故障が生じたときは電源を切る
次のような場合は、直ちに電源を切っ
AC アダプターをコンセントから
抜き、お買い上げ店またはローラン
ドお客様相談センターに修理を依頼
してください。
AC アダプター本体、電源コード、またはプラ
グが破損したとき
煙が出たり、異臭がしたりしたとき
異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
機器が(雨などで)濡れたとき
機器に異常や故障が生じたとき
お子様が取り扱うときの注意
お子様のいる場所で使用する場合、
ず大人のかたが、監視/指導してあ
げてください。
落としたり、強い衝撃を与えたりしない
本機を落としたり、本機に強い衝撃を
与えたりしないでください。
警告
タコ足配線はしない
電源は、タコ足配線などの無理な配線
をしないでください。特に、電源タッ
プを使用している場合、電源タップの
容量(ワット/アンペア)を超えると
発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
海外でそのまま使用しない
海外で使用する場合は、お買い上げ
店またはローランドお客様相談セン
ターに相談してください。
電源コードのアースを確実に取り付ける
電源コードのアースを確実に取り付け
てください。感電の恐れがあります
(P.5)
注意
風通しのよい場所に設置する
本機と AC アダプターは、風通しの
よい、正常な通気が保たれている場
所に設置して、使用してください。
AC アダプターはプラグを持って抜く
断線を防ぐため、AC アダプターを機
器本体やコンセントから抜くときは、
必ずプラグを持ってください。
AC アダプターのプラグを定期的に掃除す
定期的に AC アダプターを抜き、乾い
た布でプラグ部分のゴミやほこりを拭
き取ってください。また、長時間使用
しないときは、AC アダプターをコン
セントから抜いてください。AC アダ
プターとコンセントの間にゴミやほこりがたまる
と、絶縁不良を起こして火災の原因になります。
コードやケーブルは煩雑にならないように
配線する
接続したコードやケーブル類は、煩
雑にならないように配慮してくださ
い。特に、コードやケーブル類は、
お子様の手が届かないように配慮し
てください。
上に乗ったり、重いものを置いたりしない
本機の上に乗ったり、機器の上に重い
ものを置いたりしないでください。
濡れた手 AC アダプターを抜き差ししな
濡れた手で AC アダプターのプラグを
持って、機器本体やコンセントに抜き
差ししないでください。
移動するときはすべての接続をはずす
本機を移動するときは、AC アダプター
をコンセントから抜き、外部機器との
接続をはずしてください。
使用上のご注意
3
使用上のご注意
注意
お手入れするときは AC アダプターをコン
セントから抜く
お手入れをするときには、電源を切っ
AC アダプターをコンセントから抜
いてください(P.5)
注意
落雷の恐れがあるときは AC アダプターを
コンセントから抜く
落雷の恐れがあるときは、早めに AC
アダプターをコンセントから抜いてく
ださい。
注意
指などをはさまないように注意する
下記の可動部を操作するときは、指な
どをはさまないように注意してくださ
い。お子様が使用されるときは、大人
のかたが監視/指導してください。
アーム・スタンド(P.7)
電源について
本機を、インバーター制御の製品やモーターを
使った電気製品(冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、
エアコンなど)と同じコンセントに接続しない
でください。電気製品の使用状況によっては、
電源ノイズによって本機が誤動作したり雑音が
発生したりすることがあります。電源コンセン
トを分けることが難しい場合は、電源ノイズ・
フィルターを取り付けてください。
AC アダプターは長時間使用すると多少発熱し
ますが、故障ではありません。
接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必
ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
本機の近くにパワー・アンプなどの大型トラン
スを持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導
することがあります。この場合は、本機との間
隔や方向を変えてください。
本機をテレビやラジオの近くで動作させると、
テレビ画面に色ムラが出たりラジオから雑音が
出たりすることがあります。この場合は、本機
を遠ざけて使用してください。
本機の近くで携帯電話などの無線機器を使用す
ると、着信時や発信時、通話時に本機から雑音
が出ることがあります。この場合は、無線機器
を本機から遠ざけるか、電源を切ってください。
直射日光の当たる場所や発熱する機器の近く、
閉め切った車内などに放置しないでください。
また、至近距離から照らす照明器具(ピアノ・
ライトなど)や強力なスポット・ライトで長時
間同じ場所を照らさないでください。変形、変
色することがあります。
極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に
水滴がつく(結露する)ことがあります。その
まま使用すると故障の原因になります。数時間
放置して、結露がなくなってから使用してくだ
さい。
本機の上にゴム製品やビニール製品を長時間放
置しないでください。変形、変色することがあ
ります。
本機にシールなどを貼らないでください。はが
す際に外装の仕上げを損なうことがあります。
設置条件(設置面の材質、温度など)によっては、
本機のゴム足が設置した台などの表面を変色ま
たは変質させることがあります。ゴム足の下に
フェルトなどの布を敷くと、安心してお使いい
ただけます。この場合、本機が滑って動いたり
しないことを確認してからお使いください。
本機の上に液体の入った容器などを置かないで
ください。また、表面に付着した液体は、速や
かに乾いた柔らかい布で拭き取ってください。
お手入れについて
通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、
固く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚
れが激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れ
を拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてく
ださい。
変色や変形の原因となる、ベンジン、シンナー、
アルコール類は使用しないでください。
修理について
お客様が本機または AC アダプターを分解、改
造された場合、以後の性能について保証できな
くなります。また、修理をお断りする場合もあ
ります。
当社では、本機の補修用性能部品(製品の機能
を維持するために必要な部品)を、製造打切後
6 年間保有しています。この部品保有期間を修
理可能の期間とさせていただきます。なお、保
有期間を過ぎたあとでも、故障箇所によっては
修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、
またはローランドお客様相談センターにご相談
ください。
その他の注意について
故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、
入出力端子などに過度の力を加えないでくだ
さい。
ケーブルを抜くときは、ショートや断線を防ぐ
ため、プラグ部分を持って引き抜いてください。
周囲に迷惑がかからないように、音量に十分注
意してください。
輸送や引っ越しをするときは、本機が入ってい
た箱と緩衝材、または同等品で梱包してくだ
さい。
本機が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄すると
きは、各地域のゴミの分別基準に従ってくだ
さい。
接続ケーブルには抵抗入りのものがあります。
抵抗入りのケーブルを使用すると音が極端に小
さくなったり、まったく聞こえなくなったりす
る場合があります。抵抗の入っていない接続
ケーブルをお使いください。
他社製の接続ケーブルを使用する場合、仕様に
ついてはケーブルのメーカーにお問い合わせく
ださい。
アーム・スタンドを立てる/収納するときは、
可動部と本体の間に指を挟まないように注意し
てください。お子様のいる場所で使用する場合
は、必ず大人のかたが監視/指導してください。
ライセンス/商標について
MMP(Moore Microprocessor Portfolio)
はマイクロプロセッサーのアーキテクチャー
に関する TPL(Technology Properties
Limited)社の特許ポートフォリオです。当社は、
TPL 社よりライセンスを得ています。
Roland、BOSS は、日本国およびその他の国
におけるローランド株式会社の商標または登録
商標です。
文中記載の会社名及び製品名は、各社の登録商
標または商標です。
4
各部の名称
ロールネル(ギー/マつな
3
[MASTER]まみ
全体の音量を調節します。
LINE OUT は調節できません。
2
INPUT 端子
マイクやライン機器を接続します。
3 つのタイプのプラグ(XLR、TRS、標準)
が使えます。
ピックアップを搭載していて、さらにプ
リアンプを内蔵しているギターを接続す
ることができます。
本機はバランス(XLR TRS)タイプの
入力端子を装備しており、次のように配
線されています。接続する機器の配線を
ご確認の上、接続してください。
1: GND
2: HOT
3: COLD
GND (SLEEVE)
HOT
(TIP)
COLD (RING)
ファンタム電源は供給されません。
[VOLUME]まみ
マイク/ライン・チャンネルの音量を調節
します。
マイクを使うときは、MIC の位置に合わせ
ます。
[BASS]まみ
低音域の音量を調節します。
[MIDDLE]まみ
中音域の音量を調節します。
[TREBLE]まみ
高音域の音量を調節します。
[CHORUS]
コーラスの種類を選びます(P.6)
[REVERB]まみ
リバーブのかかり具合を調節します(P.6)
1
INPUT 端子
ギターを接続します。
[VOLUME]まみ
ギター・チャンネルの音量を調節します。
[BASS]まみ
低音域の音量を調節します。
[MIDDLE]まみ
中音域の音量を調節します。
[TREBLE]まみ
高音域の音量を調節します。
[CHORUS]
コーラスの種類を選びます(P.6)
[REVERB]まみ
リバーブのかかり具合を調節します(P.6)
1 3
2 4 5 6
XLR タイプ
標準タイプ
TRS タイプ
4
[ANTI-FEEDBACK]
オンにすると、ハウリングの発生を抑え
ることができます(P.7)
スイッチをオンにすると、ハウリング
ポイントを自動検出します。
電源を入れ直すと、自動検出したハウ
リング・ポイントの設定はリセットさ
れます。
5
POWER ジケータ
電源をオンにすると点灯します。
6
[POWER]
電源をオン/オフします。
!
他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。
抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、インプット(GUITAR CHANNEL、MIC/LINE CHANNEL、AUX IN)に接続した機器の音量が
小さくなることがあります。抵抗の入っていない接続ケーブルを使用してください。
GUITAR CHANNEL(ギターンネル)
MIC/LINE CHANNEL(マ/ラネル)
各部の名称
5
電源コーの接続
感電を防ぐために付属の電源コードを使用し、アースを
確実に取り付けてください。また、アースを取り付ける
ことにより不要なノイズを除去できます。
アース接続は必ず、電源プラグをコンセントに挿し込む前に行っ
てください。
アース接続をはずす場合は、必ず電源プラグをコンセントから
抜いてから行ってください。
コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店に接地工事
を依頼してください。なお、接続方法がわからないときは、ロー
ランドお客様相談センターにご相談ください。
ターミナル付き
コンセント
接地コンセント
2P–3P 変換器
2P–3P 変換器
(付属)
アース接続
または
8
パネル(機器つな
7 8 9 10 11
11
FOOT SW 端子
フットスイッチをつなぐと、コーラスとリ
バーブのオン/オフが足もとでできるように
なります。
モーメンタリー・タイプのフットスイッチ
(別売:BOSS FS-5U または FS-6)が必
要です。
コーラスのオン/オフとリバーブのオン/
オフは、GUITAR CHANNEL、MIC/LINE
CHANNEL に共通の動作になります。
[CHORUS]スイッチが「OFF」のときや、
[REVERB]つまみが 0 のときは、フット
イッチを操作してもコーラスやリバーブ
オン/オフを切り替えることはできません。
標準プラグ(モノ)の接続ケーブルでフッ
トスイッチを 1 つだけ接続したときは、
コーラスのオン/オフだけになります。
7
DC IN 端子
付属の AC アダプターを接続します。
AC アダプターは必ず付属のものをお使いください。
PHONES 端子
ステレオ・ミニ・プラグ
のヘッドホンをつなぎ
ます。
9
LINE OUT 端子
ミキサーやレコーダーをつなぎ
ます。
モノで出力するときは L/MONO
に接続します。
LINE OUT 端子からの出力には、[MASTER]つ
まみは効きません。
10
AUX IN 端子/[LEVEL]つ
デジタル・オーディオ・プレーヤー、CD
プレーヤーなどを、ステレオ・ミニ・プラ
グのケーブルでつなぎます。
[LEVEL]つまみで、音量を調節できます。
AUX IN 端子からの入力には、コーラ
ス/リバーブはかかりません。
フットスイッチのポラリティー・スイッチ
を図のように設定してください。
モード/ポラリティー・スイッチ
B A
BOSS FS-6
BOSS FS-5U
(RING)
BOSS FS-5U BOSS FS-6
または
ポラリティー・スイッチ
ケーブル:
ステレオ
標準プラグ
ステレオ
標準プラグ
ケーブル:
ステレオ
標準プラグ
標準プラグ
× 2
リバーブ
オン/オフ
コーラス
オン/オフ
リバーブ
オン/オフ
コーラス
オン/オフ
(TIP)
6
使い
6
電源入れ/切
正しく接続したら(P.4 P.5)必ず次の手順で電源を入れてく
ださい。手順を間違えると、誤動作をしたり故障したりするこ
とがあります。
1.
すべての機器の電源がオフになっていることを確認し
ます。
2.
本機のすべての[VOLUME]つまみと[MASTER]つ
まみの位置を 0 にします。
3.
AUX IN 端子に接続した外部機器の電源を入れます。
4.
本機の電源を入れます。
本機は回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは動作
しません。
5.
LINE OUT 端子に接続した機器の電源を入れます。
6.
電源を切るときは、本機と接続機器の音量を絞ってから、
電源を入れるときと逆の手順で電源を切ります。
電源を入れる/切るときは、音量を絞ってください。音量を絞っ
ても電源を入れる/切るときに音がすることがありますが、故
障ではありません。
を使
ギターチャンネル、マイク/ラインチャンネルそれぞれに、
コーラスとリバーブを搭載しています。
エフェクトのかかり具合を、チャンネルごとに調節することが
できます
ーラ
1.
[CHORUS]スイッチを、「WIDE」または「SPACE」
の位置に合わせます。
WIDE
ステレオ 3 バンドの帯域分割コーラスです。
低音域/中音域/高音域の 3 つの帯域で、それぞれの帯域
に適したコーラスをかけることにより、アコースティック
ギターのサウンドに最適な奥深い広がり感が得られます。
低域はしっかりと中央に定位し、中域から高域になるほど、
音が広がっていきます。
SPACE
空間合成コーラスです。
空間合成とはステレオ仕様ならではの方式で、本機ではエ
フェクト音を向かって右側のスピーカーから、ダイレク
ト音を向かって左側のスピーカーから出力し、左右スピー
カーの音を空間でミックスすることでコーラス効果を生み
出しています。
あらかじめ電気的にミックスした場合に比べて左右の広が
りが拡大し、より自然な広がり感が得られます。
OFF コーラスはかかりません。
[CHORUS]スイッチが「OFF」のときは、フットスイッチ
を操作してもコーラスのオン/オフを切り替えることはできま
せん。
バーブを
アコースティック楽器専用に開発された、空間的広がりとナ
チュラルな質感が得られるステレオ・リバーブです。
1.
[REVERB]つまみで、かかり具合を調節します。
[REVERB]つまみが 0 のときは、フットスイッチを操作して
もリバーブのオン/オフを切り替えることはできません。
使いか
77
機能使
?
スピーカーの出力信号が再びマイクやピックアップに入力され、
さらに増幅されてスピーカーから出力されることで不快な発振
音(キーンまたはブーという音)を引き起こす現象です。
マイクをスピーカーに向けたり、音を大きくしたりすると発生
します。
音が回り続けて
ハウリングを起こす
機能 ?
ギターやマイクとアンプ間で発生するハウリングやフィード
バックを低減する機能です。原因となる周波数の音を減衰させ
ることによってハウリングやフィードバックを抑えます。
アンチ・フィードバック機能を使うと、自動設定でハウリング
やフィードバックを抑えることができます。
1.
[ANTI-FEEDBACK]スイッチを「ON」にします。
ON にすると、ハウリング・ポイント(周波数)を自動検出し
ます。
GUITAR CHANNEL MIC/LINE CHANNEL の入力に接続し
たマイクやギターにアンチフィードバック機能がかかります。
演奏途中のハウリングやフィードバックを防止するために、
演奏前にアンチ・フィードバックを ON にしておくことを
お勧めします。
!
電源を入れ直すと、自動検出したハウリング・ポイントの
設定はリセットされます。
アンチ・フィードバック機能だけでハウリングやフィード
バックが抑えられない場合は、以下のように対処してくだ
さい。
ギターやマイクの向きを変える
ギターやマイクをスピーカーから遠ざける
音量を下げる
の使いか
AC-40 を床などの低い位置で使用する場合、アーム・スタン
ドを立てて使用すると、スピーカーの音がより聴きやすくなり
ます。
アーム・スタンド
!
アームスタンド使うときは、以下の点に注意してください。
本機を必ず水平な平面に設置してください。
本体の上に物を置かないでください。また、乗ったり腰
かけたりしないでください。
アーム・スタンドを持って、本体を持ち上げたり運んだ
りしないでください。
アーム・スタンドを使わないときは、アーム・スタンドを
折りたたんでください。
アーム・スタンドを立てる/収納するときは、可動部と本
体の間に指を挟まないように注意してください。お子様の
いる場所で使用する場合は、必ず大人のかたが監視/指導
してください。
8
ター伴奏に合わせながです。
ギターを GUITAR CHANNEL へ接続します。
マイクを MIC/LINE CHANNEL へ接続します。
ギター
マイク
で音
プのない楽器の音をで拾ができ
す。
マイクを MIC/LINE CHANNEL へ接続します。
マイクを楽器に向けます。
マイク
本機はファンタム電源に対応していないため、ファンタム電源
の必要なコンデンサー・マイクは使えません。
ター 2 本で合わせて演奏でます
ギター 1 GUITAR CHANNEL へ接続します。
ギター 2(プリアンプ内蔵)を MIC/LINE CHANNEL へ接
続します。
ギター 1
ギター 2
2 種類のプの音を
1 のギター 2 種類のプを搭載き、
出力をて演奏すがです。
サウンドホールに取り付けたピックアップからの出力を
GUITAR CHANNEL へ入力します。
ギター本体のピックアップ(プリアンプ内蔵)からの出力
MIC/LINE CHANNEL へ入力します。
内蔵ピックアップ
(プリアンプあり)
後付けピックアップ
内蔵ピックアップ
後付けピックアップ
使用例
9
思ったように動作しないときは、まず以下の点をチェックしてください。チェックしても原因がわからないときは、ローランドお客様相談
センターにお問い合わせください。
問題 確認事項 対処 ページ
電源が入らない 指定の AC アダプターが正しく接続されていますか?
接続をもう一度確認してください。指定以外の AC
ダプターは絶対に使用しないでください。
P.5
音が出ない/小さい
外部機器は正しく接続されていますか? 接続をもう一度確認してください。
ヘッドホンを接続していませんか?
ヘッドホンを接続していると、スピーカーから音は出
ません。
[MASTER]つまみは正しく調節されていますか?
適切な音量に調節してください。
P.4
各チャンネルの[VOLUME]つまみは正しく調節されて
いますか?
AUX IN [LEVEL]つまみは正しく調節されていますか? P.5
ファンタム電源の必要なコンデンサー・マイクを接続し
ていませんか?
本機はファンタム電源に対応していないため、ファン
タム電源の必要なコンデンサー・マイクは使えません。
音が歪む
各チャンネルの[VOLUME]つまみが上がりすぎていま
せんか?
各[VOLUME]つまみを左に回して適切な音量に調節
してください。
P.4
INPUT、AUX IN 端子に
接続した音が小さい
抵抗入りのケーブルを使用していませんか? 抵抗の入っていない接続ケーブルをご使用ください。
コーラス/リバーブがか
からない
[CHORUS]スイッチを「OFF」にしていませんか?
[CHORUS]スイッチを「WIDE」または「SPACE」
に合わせてください。
P.6
[REVERB]つまみが 0 になっていませんか?
[REVERB]つまみを右に回して、かかり具合を調節し
てください。
フットスイッチで、コーラス/リバーブをオフにしてい
ませんか?
フットスイッチを操作して、コーラス/リバーブをオ
ンにしてください。
P.5
AUX IN 端子からの入力には、コーラス/リバーブをかけることができません。
AUX IN
(STEREO)
LEVEL
LINE OUT
L/R
VOLUME
MUTE
ANTI-
FEEDBACK
POWER AMP
POWER AMP
SPEAKER R
SPEAKER L
PHONES
(STEREO)
R
L
MIC/LINE INPUT
GUITAR INPUT
STEREO EFFECTS
CHORUS
REVERB
CHORUS
REVERB
MIC/LINE CHANNEL
TREBLEMIDDLEBASSVOLUME
GUITAR CHANNEL
TREBLEMIDDLEBASSVOLUME
REVERB ON/OFF
CHORUS ON/OFF
FOOT SW
EFFECTS
故障
10
ロー AC-40ースギター・
定格出力 35W(17.5W 17.5W)
規定入力レベル(1kHz)
GUITAR CHANNEL:
MIC/LINE CHANNEL:
AUX IN:
-10dBu
-50dBu -20dBu
-10dBu
規定出力レベル(1kHz) LINE OUT: -10dBu
スピーカー 16cm(6.5 インチ)× 2
コントロール
GUITAR CHANNEL:
VOLUME つまみ、BASS つまみ、MIDDLE つまみ、TREBLE つまみ、
CHORUS スイッチ(OFF、SPACE、WIDE)、REVERB つまみ
MIC/LINE CHANNEL:
VOLUME つまみ、BASS つまみ、MIDDLE つまみ、TREBLE つまみ、
CHORUS スイッチ(OFF、SPACE、WIDE)、REVERB つまみ
ANTI-FEEDBACK: ON OFF スイッチ
AUX IN: LEVEL つまみ
その他: MASTER つまみ、POWER スイッチ
インジケーター POWER
接続端子
GUITAR CHANNEL INPUT 端子: 標準タイプ
MIC/LINE CHANNEL INPUT 端子: XLR タイプ、TRS 標準タイプ
AUX IN 端子: ステレオ・ミニ・タイプ
LINE OUT(L/MONO、R)端子: 標準タイプ
PHONES 端子: ステレオ・ミニ・タイプ
FOOT SW 端子: TRS 標準タイプ
DC IN 端子
電源 AC アダプター
消費電流 480mA
外形寸法 362(幅)×241(奥行)×265(高さ)mm
質量 5.3kg
付属品 取扱説明書、AC アダプター、電源コード、2P-3P 変換器、保証書、ローランド・ユーザー登録カード
別売品 フットスイッチ:BOSS FS-5U、FS-6
0dBu 0.775Vrms
製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
主な仕様
11
* 5 1 0 0 0 3 3 1 6 3 - 0 1 *
ローランド株式会社
431-1304 静岡県浜松市北区細江町中川 2036-1
  • Page 1 1
  • Page 2 2
  • Page 3 3
  • Page 4 4
  • Page 5 5
  • Page 6 6
  • Page 7 7
  • Page 8 8
  • Page 9 9
  • Page 10 10
  • Page 11 11
  • Page 12 12

Roland AC-40 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

Roland AC-40 アコースティックギターアンプの取扱説明書です。35W(17.5W+17.5W)の高出力、カスタム6.5インチスピーカー2本搭載で豊かなサウンドを実現します。ギターとマイク/ラインを同時使用可能な2チャンネル、コーラス/リバーブエフェクト、アンチフィードバック機能など、多彩な機能を搭載しています。弾き語り、ギターデュオなど様々な演奏シーンに対応します。