Minelab Safari ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
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Minelab Safari 金属探知機をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
Metal detecting(金属探知機を使って探知をする)は、世界中で多くの皆様に感動と喜びを与えるアク
ティビ
ティとして楽しまれています。 ユーザー様は、Safari 金属探知機を使ってコイン、遺物、金やジュ
エリーなど
を発見し沢山の成功したディテクターの一人になれる可能性があります。
Safari は金、コイン、ジュエリーまた様々な種類の金属を発見することができます。
初心者から熟練者までどなたにでも簡単にご使用いただけます。
Safariには4種類の探知モードが予め設定されています。最初のうちは、その中のモードを選択し操
作に
慣れる事をお勧めします。これらのモードはほとんどの探知条件に適応します。
Safariはトレジャーハンティングの楽しみをユーザーの皆様にお届けします。
そのためにはこの取扱説明書を良くご理解 いただき、正しい知識のもとに探知機を組み立て、操作
し、管理
をしていただけますようお願い致します。
Minelab 社は Safari ユーザー皆様の成功をお祈り致します。
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目次
3 金属探知機の仕組み
4 Safariのテクノロジー
5 組み立て
8 使いやすい探知機の調節
10 電池パック
13 探知機の電源を入れる
14 コントロールパネルの説明
16 探知画面の説明
18 探知の基本
19 簡単な探知練習
21 探知モード
22 コインモード
22 コイン&ジュエリーモード
23 遺物モード
23 全金属モード
24 ピンポイント
25 メニュ
26 感度
26 ターゲット音量
27 閾値 バックグラウンド背景ハム音
27 ノイズキャンセ
28 コントラスト
28 ごみの密集
30 識別
30 識別 容認/却下のスケール
30 識別パターンの変更
32 ユーザーモードの作成と保存
33 技術仕様
34 工場プリセット/ユーザー編集情報
35 ターゲット回収
36 宝物の場所
37 探知機の取り扱いとお手入れ方
38 トラブル解決法
3
39 保証と修理
40 Safari クイックスタート イド
金属探知機の仕組み
金属探知機は、コイルの回りに電磁界(EM)
を作り、土中に電磁波が送られます。金属
の電気伝導性がこの電磁界に変化を及ぼし
ます。
探知機はこの変化をコイルを通して受け取
り、コントロールボックスへ信号を送り返
し、操作者へ知らせます。
金属探知機は、コイルの下の金属物のサイ
ズ、形、金属の構成状態を判断することが
できます。特にターゲットが大きければ大
きい程その判断は容易です。
金属探知機の電磁界から送られる電磁波は
kHzで表され、低周波数 (例えば1.5kHz)
土中を深く探査できますが小さなターゲッ
トの感度は低くなります。高周波数(例えば
65kHz) は浅い深度で小さなターゲットの感
度は高くなります。
Safari のマルチ周波数は深度及び感度にお
いて、 より有益なパフォーマンスをご提供
できます。
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のテクノロジ
Full Band Spectrum (FBS)
通常の金属探知機は単一または二重周波
(170kHz)での操作がほとんどです。
このテクノロジーは長年通用してきまし
たが探知機を使用する場所、土壌の鉱物
質、ごみの多さ、ターゲットのサイズ等
の様々な条件下では単一、二重周波数で
の操作では効果がでない可能性を
Minelabは見つけました。
FBS 特許技術はMinelab社のマルチ周波
BBS (Broad Band Spectrum) 技術と
強力で新しいマイクロプルセッサーを結
合させました。この結果次のことが可能
になりました。
卓越した探知深度
幅広いターゲットレンジに対して
の高感
電磁的妨害の減少
ターゲット識別の正確性の向上
FBS特許技術は自動的にマルチ周波数を
同時に送り出します。この増大された周
波数レンジはコイルから受け取る反応信
号の幅を広げ分析ができます。
これによりSafariは、ターゲットからよ
り多くの情報を分析し、 ターゲット識
別(ID)をより正確にします。
Minelab 社の FBC テクノロジーは高深
度、感 度の良い正確な探査が可能にな
ります。
識別力 Discrimination (Disc.)
識別(Discrimination)とは探知したい
ターゲット(コイン、ジュエリー等)を
認識する能力そして探知したくない金属
(釘等)を排除する能力です。
Safari は探知したくないターゲットを
様々なタイプの土壌からいろいろな方法
で排除することをプログラムできます。
土壌補正 Ground Compensation
Safari は土壌含有鉱物から受ける影響
を精巧な対応で排除します。 デジタル
フィルタリングにより自動で土壌バラン
スを調節します。
5
組み立て
6
コイルを下部シャフトに取り付ける:
注意: コイルを下部シャフトに取り付ける
にコイルからナット、ボルトとワ
ッシャ
ーを取り除く。
1 下部シャフトの両サイドの穴にゴムワ
ャーを詰める。
2 下部シャフトの中にコイルケーブルを
向きに入れ、下部シャフトの上部に出る
まで送り入れる。
3 コイルを平面に置く。
4 コイル上部のブラケットに下部シャフト
滑り込ませる。
5 ボルトを下部シャフトとコイル上のブ
ケットに通す。
6 きつく締め過ぎてネジ山を潰さないよ
うに気をつけながらナットを締める。
コイルの角度を調整する時のために
きつく締めない。
注意: コイルケーブルはコイルに直
接続されています。コイルケー
ルを取り外すことは製品保証を
無効にします。
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下部シャフトと上部シャフトを接続する:
1 シャフトからレバーを引き、上部シャフ
のキャムロックを緩める。
2 コイルケーブルを上部シャフトの中を通
し入れる。キャムロック側が地面に
ている事を確認する
3 下部シャフトの上に上部シャフトを滑り
込ませ、コイルケーブルが上部に出る
ようにする。
シャフト部分とハンドル部分を接続す
る:
1 コントロールボックスのレバーを引
てキャムロックを緩める。
2 コントロールボックスの下側のソケ
トにコイルケーブルの結合部を正し
入れる。保持リングでしっかり締め
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アームストラップを取り付ける:
1 アームレストの外側に両方のバックル
クリップをで留める。
ヘッドフォンを接続する:
ンドル部分電池の端にある
ゴムシールのヘッドフォンジ
ックにソケットを差し込む。
コイルを外す:
1 “シャフト部分とハンドル部分を接続する”
“下部シャフトと上部シャフトを接続す
る”
“コイルを下部シャフトに取り付ける”
手順を逆にする。
2 下部シャフトの中からコイルケーブルを引き
出す。
: コイルケーブルが、コント
ールボックスに接続され
いる場合はシャフトを取
り外
さないように
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使いやすい探知機の調節
快適にディテクティングをするためには自
分にとって使いやすい探知機の正しい調節
が重要です。
探知機の持ち方:
腕を、アームレストとストラップに通しま
す。
探知機のハンドルを持ち、アームレストに
前腕を乗せます。
アームレストの正しい位置は、ハンドルを
持ちやすくします。肘が丁度アームレスト
後部上に
くるようにし、探知機が上腕の延長である
ように感じられる必要があります。
アームレスト ストラップの調節:
1 ストラップを緩めるためにはバックルの上端
けアームレストから外す。
2 マジックテープをはずし、バックルを外側
(自分の方向)へ引きストラップを緩める。
3 バックルを元に戻し、アームレストに腕がし
かり固定できるところでマジックテープを締
る。
アームレストのポジションの調節:
1 アームレストの中央にあるネジを、ねじ回
し又はコインなどを使って左回しに緩め
る。
2 探知機を持った状態で肘の下にアームレス
トがくるように移動させる。
3 アームレストの位置が決まったら、腕を
しネジを右回しで締める。
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シャフトの長さを調節する:
シャフトを正しい長さにすると、無理に伸
ばしたり、前屈みになったりすることなく
、コイルを地面上で動かす事ができます。
コイルが身体から離れ過ぎていると、バラ
ンスをとるのが難しく、探知中の取り扱い
が困難になります。
コイルが身体に近づき過ぎていると、自分
の穴掘り道具や身につけたり携帯している
その他の金属に反応して音の混乱を招きか
ねません。
下部シャフトを正しい長さに調節し、カム
ロックを固定して適切な位置で持ちます。
身長が高いユーザーのために長い下部シャ
フトも用意されています。(オプション)
コイルの角度を調節する:
1. 下部シャフトをコイルにつないでいる
ボルトを緩めます。コイルを調節できる程
度に緩める必要がありますが、コイルがそ
の位置を保つ事ができるように緩め過ぎな
いようにしなければなりません。
2. 探知するときのように探知機を持ちな
がら、コイルが地面に対して平ら/平行に
なるまでコイルを少し押します。コイルを
動かす高さ地面から25mmまで持ち上げる際
には平衡を保つ必要があります。
3. その位置を保つことができるようにボ
ルトを締めます。
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電池パック
バッテリーパックの取り外し方法:
1 バッテリーパックを取り外す前に探知機
の電源がOFFになっていることを確認し
てください。
2 平らな場所に探知機を置き、ヘッドフォ
を取り外す。
3 ハンドル部分の端にある電池収納部
ゴムシールを引き上げる。
4 黄色のつまみを上げ、バッテリーパック
が入っているスプリングをリリース
る。
5 バッテリー収納部から完全にバッテリー
パックを取り出す。
バッテリー収納部にバッテリーパッ
クを入れる:
1 ハンドル部分のゴムシールを引き上げ
る。
2 ハンドル部分に完全にバッテリーパック
がはめ込まれるように入れる。
3 バッテリー収納部のゴムシールをしっか
り閉じる。
Safari には標準アルカリ電池パックが付属
しています。 新しい高品質の1.5V AA単3
形アルカリ電池8個を使用すると連続使用
時間が14時間です。
オプションで NiMH 電池パックの用意もあ
ります。 NiMH 1600 mAh12.5時間の連続
使用、 NiMH 1800 mAh14時間の連続使用
が可能です。
NiCd電池と違って、NiMH電池パックは完全
に放電する前でも充電が可能です。長期間
探知機をしなかった場合は必ず充電を確認
してからご使用ください。バッテリーパッ
クを充電器内に残しておく制限時間はあり
ません。
注意: オプションバッテリーパックの取り
し方法はそれぞれのオプション
ック
に添付されています。
WARNING: NiMH バッテリーパックを絶対に
解をしないでください。
バッテリーパックは絶対
に焼却しな
いでください。
12
3 バッテリーパックの蓋をしっかり閉める。
高品質のアルカリ電池をご使用ください。
交換時は 8 本すべて新品電池のご使用をお勧めし
ます。
アルカリ充電池、NiMH 電池、NiCad 電池もご使用
にな
れますが、充電の際は必ず取り外してから充電し
てく
ださい。また種類によっては標準サイズではない
ものも
ありますので必ずご確認ください。
単3形電池の交換:
1 矢印の方向にバッテリーパックの蓋を滑
らせて開ける。
2 ラベルの指示に従い、+と−の電極を間
違えないように 8 のアルカリ電池をバ
テリーパックに入れる。
注意! WARNING
- 次の事に留意ください。
- Safariにはリチウムイオン充電池は絶対
に使用しないでください。探知機の故障
原因になることがあります。この故障は
証が無効になります。リチウムイオン充
池は13V以上の電圧になりSafariに使用
することはできません。.
- 液漏れをした電池を探知機の中に放置し
ないでください。
- オプションの充電式バッテリーパックは
22時間以上充電器に入れておいても損傷
することはありません。
- 充電器はアルカリ中電池 NiCad 充電池
には使用できません
- Minelab 社製の充電器以外を使用すると
バッテリーパックに損傷をあたえること
あります。その場合製品保証は無効にな
ります。
- NiCd 電池と違って、NiMH 電池パッ
クは完全に放電
する前でも充電が可能です。
- 45℃以上の気温のときは充電をし
ないでください。
- 0℃以下の気温のときは充電をしな
いでください。
- 高温になる場所(車内のダッシュボ
ードの上、後部窓など)や非常に低
温になる場所にバッテリーを放置し
ないでください。
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1600/1800mah NiMHバッテリーパックの充電
方法 (オプションアクセサリー)
オプションの NiMH バッテリーには必ず
Minelab 社製の充電器をご使用ください。他
の充電器を使用しての故障は製品保証を無
効にしますのでご注意ください。
充電器を使用してNiMHバッテリーパックを
充電する:
1 バッテリーパックを取り外す。
2 バッテリーパックの先細側の端にある
ケットに充電器ケーブルを差し込む。
3 壁コンセントに充電器をつなぎ、スイ
を入れる。
4 1600mAhパックの場合18時間、
1800mAhックは22時間充電して下さ
い。もし、完全に放電していない場合は
充電時間が短くなります
新しいバッテリーは数回、充電/放電の
サイクルを繰り返した後に充電が完全に
満たされます
5 充電が終わったらバッテリーパックか
電器プラグを抜く。
注意:充電中、充電池の先が温かくなるの
は異常ではありません。
車用充電器でNiMHッテリーパック を充電
する方法:
1 バッテリーパックを取り外す。
2 車用充電器プラグを車のアクセサリー
ソケットへ入れる。
3 バッテリーパックの先細側の端にある
ケットに車用電器のプラグを差し込む
車用充電器の小さなライトが明るくなっ
ら充電器が作動しています。
4 1600mAhパックの場合は18時間、
1800mAhックは22時間充電してくださ
い。もし、完全に放電していない場合は
充電時間が短くなります。
5 ご使用の車種によっては始動スイッチ
入っていないと充電器の使用ができない
ものもあります。
6 18時間以上NiMHッテリーパックを充電
してもかまいませんが、車のバッテリー
が次第に放電する可能性があります。
注意: 車用充電器にはショートサーキット
プロテクションのためフィーズ
備え
てあります。充電器プラグの先
分のネジを緩めると取り出せま
す。
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探知機の電源を入れる
Safariの電源を入れる:
POWERボタンを押す事によって探知機の電源
On/Offになります。探知機を初めて使用
する
時は、初期設定Coin Modeコインモードにな
っていて探知が始められます。
探知機の電源を入れた時、設定は最後に探
知機を使用したときの設定になっています
クイックスタート Quick Start
- POWERボタンを押して電源を入れる。
- 探知機を初めて使用する時は、初期設定
Coin Modeコインモードになっていま
す。
- 違う設定済み探知モードを選択したいと
きは
充当するモードボタンを押してくださ
い。
- 探知機に設定済みのモードの隣に
表示されているモードが現在選択された
モードです。それぞれのモードには識別
パターンとオーディオ反応が設定済みで
す。
- ノイズキャンセルボタンを押し、20秒待
つと
一番安定したチャンネルが選択されます。
- ノイズキャンセルの一連の選択が終わる
探知を始める事ができます。
ノイズキャンセル(P. 27 )
:
ノイズキャンセルを行う時、探知機のコイ
ルを静止した状態にすることと、金属物
コイルに接近させないことが重要です。
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コントロールパネルの説明
Coin : これを押すとコインモードが起動する(P.22)
Coin & Jewellery : これを押すとコイン&ジュエリーモードが起動する(P.22)
Power : 電源 On/Off 5 秒間押し続けると工場プリセット設定に戻る(P.34)
Pinpoint : ピンポイント操作 On/Off (P.24) ターゲット位置確認
: メニューの設定、調節時に押す(P.25)
Menu : メニューにアクセスする。 いろいろな操作設定にアクセスする
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Relic これを押すと遺物モードが起動する(P.23)
All Metal : これを押すと全金属モードが起動する(P.23)
Noise Cancel 一番静かに操作できる周波数をスキャンする。スキャンに要する時間約 20
(P.27)
Accept/Reject : ーゲットの容認/却下の操作時に押す(P.30)
Legend Scale :ターゲットからの反応を金属の種類、それに近い反応をカテゴリー別に表示する。
ラフバーのアイコンが光る事によって反応した金属が属しているであろう
種類が
かる。但し、反応の確実性は土壌タイプ、ターゲットの伝導性、土中に埋
まって
た期間や深さ、形状、角度により異なる。
Note : 反応した金属がグラフバーに表示されたアイコンと異なる場合もあります。例えば年代
違う同種のコインが金属の含有量によって属するアイコンが変わったり、アルミのリング
プル
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などが同じような特徴の金属類に属することがあります。また、2種類の表示アイコンに
オーバーラップすることもあります
経験を積み重ねることによって、オーディオからの反応、画面に表示される情報を活用で
るようになります。
探知画面の説明
Depth Gauge 画面中央に位置する縦棒はターゲットの大凡の深さの予測を示します。
カーソルが上部の場合は浅い位置にターゲットがあります。カーソルが下部
ある場合は深いターゲットになります。
Target ID Number : ーゲットが探知されると、画面の左側にターゲットの特徴を認識した数値が
表示されますID 数値は、金属の種類により−10〜+40 で示されます。
Note : これらの ID 数値は識別パターンの設定(P.30)役立つ他、ターゲットの認識に役立ちます。
Mode Indicator : 探知モードの隣に表示される は工場プリセットモードが選択された印です。
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探知モードが変更されたが保存されていない印です。
ユーザーモードの中の一つが選択された印です。
Battery Power Icon : 電池の残量を表します。黒い部分が多いほど残量があります
Target Icon : ターゲットが属するタイプのアイコンを表示します。
2種類のアイコンが表示されることもあります
Note : ターゲットアイコンは探知モードが Coin または Coin&Jewellery モードのときに表示され
す。
Graphic Identification Bar : 画面下の水平グラフバーはいろいろな情報を表します。
識別パターンの設定
黒いバーは、必要のないターゲット反応の却下
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明るいバーは容認した反応してほしい種類のターゲット
ターゲットから反応を得ると、画面の ID 数値と関連して、三角印のカーソルがカーソルボ
ックスの上で3度光ります。
コイルを動か
コイルが常に地面に近く平行に動かされる
時に最適なパフォーマンスが得られます。
このことで探知の深さが増加し、小さい物
質に対する反応が向上します。地面にコイ
ルを過剰にブラッシングすることは避けて
ください。コイルの組み立て部品は固く耐
久性がありますが、突然のショックや叩き
付けによって一貫性のないシグナルや不正
確なターゲット ID、さらに過剰な摩滅が生
じる可能性があります。注意深く動かすこ
とによってコイルのパフォーマンス を常に
最適に保つことができます。
注意: コイルの動かし方が悪いと偽シグナ
ルが発生したりターゲットをミスす
るこ
とに繋がります
コイルを地面上で左右に交互に動かしなが
ら、各動きの最後にゆっくりと前進する動
きを練習しましょう。地面をくまなくカバ
ーする為に前の動きの範囲に少し重なるよ
うに動かすと良いでしょう。平均的な動き
の速度は左、右、左で4秒です。
ターゲット Targets
金属物質はターゲットとみなされます。
ターゲットは鉄化金属で構成されているも
のと非鉄化のものがあります。鉄化金属は
鉄を含んでいるものです。スチール、釘、
数種類のコインなどが該当します。非鉄化
金属とは磁気のないものです。金、銀、銅
、ブロンズやアルミニウムなどが該当しま
す。
一定範囲に及ぶ鉄化ターゲットや非鉄化タ
ーゲットの両方を見つけたい場合があるか
と思います。
一般的なターゲットの例:
鉄を多く含む望ましいターゲット-戦争
の遺品
鉄を多く含む望ましくないターゲット–
鉄の釘
鉄を含まない好ましいターゲット–金の
コイン
鉄を含まない好ましくないターゲット–
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簡単な探知練習
実際のターゲットの回収を試みる前に、探
知機の音声シグナルと視覚シグナルの解釈
の仕方を理解することが重要です。
多種多様な金属物(様々なコイン、金や銀
のジュエリー、釘、リングプル、真鍮のボ
タン、アルミホイル等)を集めます。
屋外の自分の知る限りの電磁干渉(EMI)
金属物から離れた場所に探知機を持ち出し
ます。
下記の図を参考にして、集めた金属物を一
列に並べます。その際にコイルがそれらの
間を通る事ができるように十分な間隔を空
けます。
探知機の音
探知機の電源を入れます。
探知機は、地面上にない場合やコイルを動
かさないでいると偽シグナル(ノイズ)を
生成する可能性があります。これらはター
ゲットシグナルではなく、周辺の電磁干渉
EMI)である可能性があります。
偽シグナルは、Noise Cancel (p. 27),を実
行したり、 Sensitivity感度 (p. 26) を低
くすることによって減少させることが可能
です。一般的には感度を下げる手段に頼る
前に、ノイズキャンセルの調節をする方は
良いでしょう。
探知機が発するバックグラウンドでの“ハ
ム音”は、 Threshold (p. 27). 閾値と呼
ばれます。
閾値の差別化によって、非常に小さく深い
ターゲットを聞く事が可能になります。望
ましいターゲットと望ましくないターゲッ
トの区別をするためにも利用されます。
コイルがターゲット上を横切る動きは一度
に一回にします。LCD画面を観察して、探知
機がそれぞれの物質上を横切る際の音を聞
きます。LCD画面及び反応音がターゲットID
に関する詳細な情報を提供します。
注意: 地面上に金属物が見えない場所であ
るのに反応音を得ている場合は、金属物
埋まっていない事が確認できる場所へ移
して練習をしましょう。
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タイプ
ユーザーマニュアル