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EUROPOWER PMP6000/PMP4000/PMP1000 取扱説明書
2.4
(43) SURROUND コントローラーは、エフェクトの強
度を設定します。これはステレオパノラマを拡
大し、より透明感のある生き生きとしたサウン
ドを実現する内蔵エフェクトです。
(44) サ ラウンドエフェクトの 起 動 には XPQ TO MAIN キ ー を押してく
ださい。
(45) AFL (After-fader listening) スイッチを押すと、ソロ機能が起動しま
す。AFL がメイン セクションの 該 当チャンネル に対して 起 動し
ている場合は、このチャンネルからのみ信号が聞こえます。音
量はフェーダーで調節が可能です。AFL 機能をオンにしても、
フ ェ ー ダ ー を 動 か さ な い 限 り は 、メ イ ン ま た は モ ニ タ ー ミ ッ ク
スにエフェクトは加わりません。これによって、一つまたは複
数の信号を PHONES/CTRL 端子 (65) を 介してモニターすることが
可能となります。AFL が起動すると、該当コントローラー LED
が点 灯しま す。
◊ PMP1000AFL
(46) PMP1000: FX SEND フェー ダー
PMP4000: FX フェー ダー
PMP6000: FX 1/2 フェー ダー
こ れ は エ フェ クトプ ロ セ ッ サ ー お よ び FX SEND 出力 (64)
にルートされた信号用のマスターセンドフェーダーです
((11) および (12) 参照)。
(47) PMP1000: MON SEND フェー ダー
PMP4000/PMP6000: MON1/2 フェー ダー
これらのフェーダーは、モニター出力の音量調節用です
((9) および (10) 参照)。
(48) PMP1000: メインミックスではフェーダーを使ってメイン出力で
取り出される信号の全体音量を調節することができます。
PMP4000/PMP6000: MAIN 1 フェーダーは、EUROPOWER の全体音量
をコントロールします。メイン信号は MAIN 1 出力でも取り出せ
ます ((58) 参照) 。
(49) PMP4000/PMP6000: MONO フェー ダーは 、モノミックス信号をコン
トロールします ((63) 参照)。
(50) PMP6000: SUB FILTER は、選 択した設定を超える周波数をカット
します。これによって低周波数のみが MONO OUT (63) を 介してア
クティブスピーカーに流されます。このスイッチをオンにする
と 、フ ィ ル タ ー が 起 動 し ま す 。
(51) PMP6000: SUB FREQ コントローラーは、サブウーハ出力用のカ
ットオフ周波数を設定します。値は 30 ~ 200 Hz 間で調節可能
です。
(52) PHONS/CTRL R コントローラーは、ヘッドフォンもしくはコント
ロールルームの値を調節します ((65) 参照 ) 。
(53) PMP4000/PMP6000: MAIN 2 コントローラーで MAIN 2 出力で取り
込まれる信号のボリュームを調節します ((59) 参照•)。これは
MAIN1 と同じメイン信号となりますが、ここでは出力端子と独
立ボリュームコントローラーが装備されています。
(54) PMP4000/PMP6000: CD/TAPE IN コントローラーは、CD/TAPE INPUT
(55) で取り出されるライン信号の音量を調節します。信号のモ
ニターは PFL スイッチを押してください。
PMP1000: CD/TAPE RET フェーダーで、CD/TAPE INPUT (55) で取り出
されるライン信号の音量を調節します。チャンネルのミュート
には CD/TAPE MUTE スイッチを押してください。
2.4.1
(55) CD プレーヤーやテープデッキなどラインレベル信号の音源接
続には、この CD/TAPE INPUT 端子を (ピンプラグ) を使用してく
ださい。
(56) VOICE CANCELLER は、CD/TAPE INPUT 信号からボーカルパートの
周波数帯域をカットします。曲からボーカル部分だけを取り除
き、音楽に合わせて自分で歌うカラオケの使用に最適です。
(57) CD/TAPE OUTPUT には、例えば DAT レコーダー用に パ ワーミキサ
ーからのラインレベルステレオ信号を流すことができます。
◊ CD/TAPE OUT
CD/TAPE IN
CD/TAPE IN
CD/TAPE
(58) PMP1000: MAIN OUT 出 力 を 介 し て 、メ イ ン 信 号 を 外 部 ア ン プ に
接続することができます。これは装置のミキサー部分やエフェ
クトセクションのみを 使 用したい 場 合 にお 勧めで す。PMP4000
と PMP6000 には 2 つの独立操作可能なラインレベル MAIN
出力 (59) が備えられています (MAIN 1/2)。
(60) モニターパワーアンプまたはアクティブモニタースピーカーを
MON 1/2 SEND に接続すると、MON コントローラーで生成された
ミックス信号のモニターが行え、これをステージ上のミュージ
シャンに ル ートすること が 可 能 となりま す。
(61) PMP シリーズには、様々な用途に使用できる POWER AMP
INSERT コネクタが 装 備されています。このコネクタを使 用して
機器のパワーアンプを接続し、他のプリアンプの出力信号を増
幅することができます。用途例として、大きめのミキサーや楽
器アンプのプリアンプ出力 (ラインレベル) などの接続があげ
られます。この用途に使用する際には、最低アンバランス方式
の 6.3mm ジャックケーブル (モノ) を使用します。
さらに、POWER AMP INSERT を従来のシリアルループ (インサー
ト) として使用し、例えばコンプレッサーやグラフィカルイコ
ライザーを信号路へ挿入することができます。この際にはバ
ランス式 6.3 mm ジャックケーブル (ステレオ) が必要です。さ
らに先端およびリングは図 4.5 に従って割り当ててください
(4.2 章「オーディオ接 続」参照 ) 。この場 合、リング 端 子はい わ
ゆるセンドとして補助機器の入力と接続し、先端端子はいわ
ゆるリターンとして 補 助 機 器 の出 力と接 続します。
POWER AMP INSERT では機器ミキサー 部の出力信号を取り出す
こともでき、補助的な外部パワーアンプの使用を可能としてい
ます。この際、リング端子 (先端ではありません) を外部パワ
ーアンプの入力と接続するバランス式 6.3 mm ジャックケーブ
ル (ステレオ) が必要となります。内部パワーアンプと外部パ
ワーアンプを同時に接続する際には、リングと先端のプラグ端
子 を 接 続してください 。