Hilti POT 10 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
*2031644*
2031644
POT 10
Οδηγιες χρησεως el
Használati utasítás hu
Upute za uporabu hr
Navodila za uporabo sl
Ръководство за обслужване bg
Instrucţiuni de utilizare ro
Kulllanma Talimatı tr
ar
Інструкція з експлуатації uk
ja
ko
zh
cn
Printed: 28.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137767 / 000 / 01
1
Printed: 28.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137767 / 000 / 01
3 4







2
Printed: 28.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137767 / 000 / 01
C
C
D
D
B
B
5 6
B
B
C
D
D
C
C
C
D
D
B
B
7 8
9
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オリジナル取扱説明書
POT 10 経緯儀
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず本体と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、本体と取扱説明書
を一緒にお渡しください。
1 この数字は該当図を示しています。 図は取扱説明書
の冒頭にあります。
この取扱説明書で 「本体」 と呼ばれる工具は、 常に
POT 10 経緯儀を指しています。
ハウジング正面 1
@
電池収納部およびクロージングスクリュー
=
三脚支持台座ロック
/
水平軸マーキング
:
水平目盛盤ドライブクランピングスクリューおよび
ファインドライブ
·
三脚支持台座のフットスクリュー
$
三脚支持台座
£
鉛直ポイントレーザーハウジング
|
対物レンズ
¡
持ち手
ハウジング背面 2
;
三脚支持台座のフットスクリュー
%
インジケーター付き操作パネル
&
焦点ツマミ
(
接眼レンズ
)
水準器
+
ジオプター
§
鉛直目盛盤ドライブクランピングスクリューおよび
ファインドライブ
目次
1 一般的な注意 ............................................................. 196
1.1 安全に関する表示とその意味 .................................................... 196
1.2 記号の説明と注意事項 . . ....................................................... 196
2 製品の説明 ............................................................... 196
2.1 本体に関する説明 ............................................................ 196
2.2 本体標準セットの構成品 ....................................................... 196
3 本体に関する説明 ........................................................ 196
3.1 一般事項 ................................................................... 196
3.1.1 ................................................................... 196
3.1.2 .................................................................. 197
3.2 望遠鏡の位置 43 ........................................................... 198
3.3 事項とその説明 .............................................................. 198
3.4 角度測定システム ............................................................ 199
3.4.1 .................................................................. 199
3.4.2 1 軸補整器 5 .............................................................. 199
3.5 操作パネル . . ............................................................... 199
4 アクセサリー ............................................................. 201
5 製品仕様 .................................................................. 201
6 安全上の注意 ............................................................. 202
6.1 基本的な安全情報 ............................................................ 202
6.2 誤った使用 . . ............................................................... 202
6.3 作業場の安全確保 ............................................................ 203
ja
194
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6.4 電磁波適合性 . ............................................................... 203
6.4.1 レーザー分類 .............................................................. 203
6.5 一般的な安全対策 ............................................................ 203
6.6 ...................................................................... 203
7 ご使用前に ............................................................... 203
7.1 電池の充電 . . ............................................................... 203
7.2 電池の挿入 6 ............................................................... 204
7.3 鉛直目盛盤の初期化 7 ......................................................... 204
7.4 機能点検 ................................................................... 204
7.5 本体の設置 . . ............................................................... 204
7.5.1 床面ポイントによる設置 ...................................................... 204
7.5.2 本体の設置 8 .............................................................. 204
7.5.3 鉛直ポイントレーザーによるパイプへの設置 9 ..................................... 205
8 ご使用方法 ............................................................... 205
8.1 水平目盛盤測定 .............................................................. 205
8.1.1 水平目盛盤の読みをゼロに設定する .............................................. 205
8.1.2 水平目盛盤角度測定の方向変更 . ................................................ 205
8.1.3 水平目盛盤表示の設定 . ....................................................... 206
8.2 鉛直目盛盤測定 .............................................................. 206
8.2.1 鉛直傾斜表示 .............................................................. 206
9 ...................................................................... 206
9.1 設定メニューの呼出し . . ....................................................... 206
9.2 方眼ごとの音響角度インジケーターの設定 . . ........................................ 207
9.3 角度単位 ................................................................... 207
9.4 天頂の設定 . . ............................................................... 208
9.5 自動遮断装置のオン/オフ ...................................................... 208
9.6 角度測定システの解像度インジケーターの設定 ....................................... 208
9.7 補整器のオン/オフ ........................................................... 209
9.8 鉛直目盛盤の校正/調整 ....................................................... 209
9.8.1 校正手順のスタート . . ....................................................... 209
10 校正と調整 ............................................................... 211
10.1 ヒルティ校正サービス . . ....................................................... 211
11 手入れと保守 ............................................................. 211
11.1 清掃および乾燥 .............................................................. 211
11.2 ...................................................................... 211
11.3 ...................................................................... 211
12 故障かな? と思った時................................................... 211
13 ...................................................................... 212
14 本体に関するメーカー保証 ............................................... 212
15 FCC 注意事項(米国用) IC 注意事項(カナダ用).................... 212
16 EU 規格の準拠証明(原本).............................................. 213
ja
195
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1 般的な注意
1.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
1.2 記号の説明と注意事項
略号
ご使用
前に取扱説
明書をお
読みくだ
さい
一般警告
事項
レーザークラス II /クラス 2 の略号
レーザーク
ラス 2
(EN 60825‑1:2003
拠)
レーザーク
ラス II
2 品の説明
2.1 本体に関する説明
ヒルティ POT 10 経緯儀は、 水平方向および鉛直方
向の角度測定、 90° の測定、 傾斜の測定 (測定単位
は%) 長い距離 (最大 200 m) における建設軸の位
置合わせ、 および建設軸の複数の階への移しのために設
計されたものです。
本体は、 デジタル分割機能付きの水平/鉛直目盛盤、
厳密な鉛直角のための電子水準器 (1 軸補整器) およ
び傾斜測定機能を備えています。
2.2 本体標準セットの構成品
1経
1 充電器用充電ケーブル付き電源アダプター
1充
1 電池タイプ Li-Ion 3.8 V 5200 mAh
1 調整セット
1 取扱説明書
1 本体ケース
3 体に関する説明
3.1 一般事
3.1.1 建設軸
一般に建設工事を開始する前に、 まず測量業者により工事現場内および工事現場周囲における水準点と建設軸をマー
キングしてください。
各建設軸に対して床面に 2 つの終端をマーキングします。
ja
196
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このマーキングに基づいて、 個々の構造物エレメントを配置します。 大きな建築物には多数の建設軸が存在します。
3.1.2 専門用語
本体軸
a視
b鉛
c水
水平目盛盤/水平角
一方の対象面に対し 70°、 他方の対象面に対して 40° で測定した水平目盛盤の読み値より、 包囲角 70° - 40° =
30° を求めることができます。
ja
197
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鉛直目盛盤/鉛直角
鉛直目盛盤を重力方向に対して または水平方向に対して に整準することができるので、 重力方向のおよそ
の角度が定まります。
3.2 望遠鏡の位置 43
水平目盛盤の読み値を正しく鉛直角に割り当てるために、望遠鏡の位置が問題になります、 すなわち望遠鏡の操作パ
ネルに対する方向によりどの 「位置」 で測定されたかを定めることができます。
本体をこの方向で見た場合、 この位置は 「望遠鏡の位置 1」 になります。 4
本体をこの方向で見た場合、 この位置は 「望遠鏡の位置 2」 になります。 3
3.3 事項とその説明
視準軸
十字線と対物レンズ中心とによるライン( 望遠鏡軸)
水平軸
望遠鏡の回転軸です。
鉛直軸
本体全体の回転軸です。
天頂
天頂は重力の上方へと向かう方向です。
水平線
水平線は重力に対して垂直な方向で、 一般に 「水平」 と呼ばれます。
天底
天底は重力の下方へと向かう方向です。
鉛直目盛盤 望遠鏡が上方または下方へと動いた時にその値が変化する角度目盛盤の
ことを鉛直目盛盤と呼びます。
鉛直方向 鉛直目盛盤の読みを鉛直方向と呼びます
鉛直角 (V)
鉛直角は鉛直目盛盤の読みによります。
鉛直目盛盤は大抵の場合補整器により重力の方向に位置合わせされてい
て、「読み値ゼロ」 が天頂に位置するようになっています。
高低角
高低角は水平線を 「ゼロ」 とし、 それより上方は正の値、 それより下
方は負の値となります。
水平目盛盤 本体が回転した時にその値が変化する角度目盛盤のことを水平目盛盤と
呼びます。
水平方向 水平目盛盤の読みを水平方向と呼びます
水平角 (Hz)
水平角は水平目盛盤の 2 つの読み値の差より生じますが、 目盛盤の 1
の読み値も角度と呼ばれることも稀ではありません。
ja
198
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アリダード アリダードは、 経緯儀の回転可能な中央部分です。
通常この部分に操作パネルと水平整準のための水準器があり、 内部に
は水平目盛盤があります。
三脚支持台座
本体は常に三脚支持台座、 例えば三脚に固定します。
三脚支持台座には調整スクリューにより垂直方向に調整可能な 3 つの支
持ポイントがあります。
本体位置
本体を設置する場所は、 大抵の場合マーキングされた床面ポイント上
方となります。
3.4 角度測定システム
鉛直方向および水平方向の目盛盤の読みは電子的に読み取られます。
3.4.1 測定原理
本体は目盛盤の読みを決定します。
包囲角は 2 つの目盛盤の読みの差により決定されます。
3.4.2 1 軸補整器 5
電子水準器 (補整器) により望遠鏡方向における本体傾斜を修正します。
これにより、 鉛直角と傾斜が常に確実に鉛直または水平に関連付けられます。
1 軸補整器は望遠鏡方向、 すなわち対象面方向における本体傾斜を高精度で測定します。
これにより、 残留傾斜が鉛直角測定または傾斜に影響を及ぼさないことが保証されます。
3.5 操作パネル
操作パネルには合計で 6 個のシンボル付きの照明ボタンと 1 個のインジケーターがあります。
ja
199
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本体をオン/オフします。
バックライトをオン/オフします。
水平目盛盤の角度測定方向を変更します
現在の水平目盛盤表示を維持します。
現在の水平角を 「0」 に設定します。
鉛直目盛盤表示の 「度」 「%」 を切り替えます。
充電状態を示す電池記号です。
充電状態は電池記号のバーが満杯に近いほど良好です。 電池がほとんど
空に近くなると、 最後のバーが消灯して電池記号全体が表示されなくな
ります。 この状態では、 測定のための電力はありません。
V 現在の鉛直目盛盤表示です。
H 現在の水平目盛盤表示です。
R または L 水平目盛盤の現在の測定方向が 「右または時計回り」 であるか、 あるい
「左または反時計回り」 であるかを表示します。
ja
200
Printed: 28.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137767 / 000 / 01
4 クセサリー
電源
名称
電池 POA 80
電源アダプター POA 81
充電器 POA 82
三脚
名称
三脚 PUA 35
5製
技術データは予告なく変更されることがあります。
望遠鏡
望遠鏡の拡大率
30x
最短照準距離
1.5 m(4.9 フィート)
望遠鏡視野
30' 2.6 m / 100 m(7.9 フィート 300 フィート)
対物レンズ開度
45 mm
補整器
タイプ
1軸
作動範囲
±3’
精度
5"
角度測定
POT 10 の測定精 (DIN 18723)
5"
角度捕捉システム
V(増分)
角度捕捉システム
Hz(絶対値)
ja
201
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鉛直ポイントレーザー
精度
1.5 m たり 1.5 mm(3 フィート当たり 1/16)
消費電力
<1mW
レーザークラス
クラス 2
表示
タイプ セグメント表示
ライト
1 ステッ
水準器
水準器
30 ンチ/ 2 mm
IP 絶縁クラ
クラス
IP 55
三脚取付ネジ
三脚支持台座ネジ
5/8 インチ
電池 POA 80
タイプ
Li-Ion
電源電圧
3.8 V
充電時間
4h
温度
動作温度
-20… +50°C (-4°F +122°F)
保管温度
-30… +70°C (-22°F +158°F)
寸法および重量
寸法
164 mm x 154 mm x 340 mm
重量
4.6 kg
角度単位
DMS、 GON
6 全上の注意
6.1 基本的な安全情報
この取扱説明書の各項に記された安全注意事項の外に、
下記事項を必ず守ってください。
6.2 誤った使用
本体および付属品の、未訓練作業者による誤使用、ある
いは規定外使用は危険です。
a) 本体は、 必ず所定の訓練を受けてから、 あるいは本
取扱説明書を読んでから使用してください
b) 安全機構を無効にしたり 意事項や警告事項のス
テッカーをはがしたりしないでください。
c) 修理は必ず、 ヒルティサービスセンターに依頼し
ください。 認定を受けていない人が本体を分解する
と、 クラス 2 を超えるレーザーが放射されること
があります。
d) 本体の加工や改造は許されません。
e) けがの可能性を防ぐため、 ヒルティ純正の付属品
アクセサリーのみを使用してください。
f) 本体は爆発の可能性がある場所で使用しないでくだ
さい。
g) 清掃には必ず清潔な柔らかい布を使用してくださ
い。 必要に応じて布をアルコールで軽く湿らすこと
ができます。
h) 本体を子供の手の届かない所に置いてください。
i) 本体をじかに太陽や高輝度の光源に向けないでくだ
さい。
j) 本体を水準器として使用しないでください。
ja
202
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k) 重要な測定の前には、 本体に転倒あるいはその他
の機械的な外力が加わることがないか確認してくだ
さい。
6.3 作業場の安全確保
a) 各国の定める事故防止規定に従ってください。
b) 本体への強い衝撃や強い震動の回避
c) 激しいい温度変化は対物レンズの損傷を招く危険が
あります。 このため、 本体は必ず周囲温度と同じ
になるまで待ってから使用してください。
d) 本体は長時間直射日光に曝さないでください。
e) 本体を長時間使用しない場合は電池を取り外してく
ださい。 電池/バッテリーから流れ出た液体で
本体に損傷を与える可能性があります。
f) 使用後は、 本体は乾燥した状態で本体ケースに保
管してください。
g) 水準器はカバーとともに定期的に点検し、 必要に
応じて調整してください。
6.4 電磁波適合性
本体は関連基準の厳しい要求事項を満たしてはいます
が、 れでもヒルティは本体が
- 他の装置 (例えば航空機の航法システム) に影響を
与えたり、 あるいは
- 強力な放射による影響を受けて誤作動する可能性を完
全に排除することはできません。
以上のような状況下で測定を行う場合は、 読取り値が
惑わされていないかチェックしてください。
6.4.1 レーザー分類
本体の鉛直ポイントレーザーは IEC825-1/EN60825-01
:2008 規格に準拠するレーザークラス 2、 および CFR
21 § 1040(FDA) に準拠するクラス II に準じてい
す。 万一レーザー光線を少しでも覗きんでしまっ
た場合、 まぶたが反射的に閉じることにより目を保護し
ます。 この反射動作は、 薬、 アルコール、 薬品によっ
て影響を受けますのでご注意ください。 本体の使用にあ
たっては特別な保護装置は必要ありません。 さらに、
太陽光線と同様、 光源を直接覗き込むようなことは避け
てください。 レーザー光線は人に向けてはなりません。
6.5 一般的な安全対策
a) 使用の前に本体に不具合がないか点検してくださ
い。 本体に損傷のある場合は、 ヒルティサービス
センターに修理を依頼してください。
b) もし本体が落下やその他の機械的な圧力を受けた場
合は、 本体の作動と精度を点検してください。
c) 極度に低温の場所から高温の場所に移す場合、 ある
いはその逆の場合は、 本体温度が周囲温度と同じに
なるまで待ってから使用してください。
d) 三脚を使用する場合は 体が確実に三脚に固定さ
れていて、 かつ三脚が確実に床面に据えられている
ことを確認してください。
e) 不正確な測定を避けるために、 レーザー照射窓は
常にきれいにしておいてください。
f) 本体は現場仕様に設計されていますが、 他の光学お
よび電子機器 (双眼鏡、 眼鏡、 カメラなど) と同
様、 り扱いには注意してください。
g) 本体は防湿になっていますが、 本体ケースに入れる
前に必ず水気を拭き取り、 乾いた状態で保管してく
ださい。
h) 安全のために、 以前の調整値や設定内容を点検し
ください。
i) 水準器を見ながら本体を設置する場合は、 本体の横
方向から見るなどしてレーザー光が目に入らないよ
うに注意してください。
j) 電池が落下したりあるいは接触して本体が意図せず
オフになりデータを損失することのないように、
電池収納部の蓋は確実にロックしてください。
6.6 搬送
本体を送付する場合は、 電池を絶縁するかあるいは本
体から取り外す必要があります。 電池/バッテリーか
ら流れ出た液体で、 本体に損傷を与える可能性がありま
す。
環境汚染を防止するために、 本体と電池は各国の該当基
準にしたがって廃棄してください。
ご不明な点はメーカーへお問い合わせください。
7 使用前に
7.1 電池の充電
本体を梱包から取り出したなら、 まず最初に電源装置、 充電ステーションおよび電池を容器から取り出してくださ
い。
電池を約 4 時間充電します。
ja
203
Printed: 28.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137767 / 000 / 01
名称
電池 POA 80
電源アダプター POA 81
充電器 POA 82
7.2 電池の挿入 6
充電した電池を、 電池コネクターを使用して上から本体へと挿入します。
電池収納部の蓋をロックします。
7.3 鉛直目盛盤の初期化 7
上述の手順により本体を設置した後には、 本体の鉛直目盛盤を初期化する必要があります。
鉛直測定の角度表示が現れるまで、 望遠鏡をゆっくりと水平軸 (c) を中心に回わします。
7.4 機能点
注意事項
本体をアリダードを中心にして回転させる前に クランピングスクリューが緩めてあることを確認してください。
水平および鉛直用のサイドドライブは、 予めロックされていなければならないファインドライブとして作動します。
初回使用時および定期的に以下の基準に従って本体機能を点検してください
1. クランピングスクリューを緩めます。
2. 手で慎重に本体を左右に回しまた望遠鏡を上下させて、 動作が精密であるかチェックします。
3. サイドドライブと鉛直ドライブをロックし、 水平および鉛直用サイドドライブを慎重に両方向に回します
4. 焦点ツマミをストップ位置まで左に回します。
5. 望遠鏡をのぞいて、 接眼レンズツマミにより十字線が鮮明に表示されるようにします。
6. 望遠鏡の 2 つのジオプターの方向が十字線の方向と一致しているか点検します。
7. グリップのネジが確実に取り付けられているか点検します。
8. 以下の章を参照してください 7.3 鉛直目盛盤の初期化 7
7.5 本体の設置
7.5.1 床面ポイントによる設置
本体は鉛直ポイントレーザーを備えていて、 本体がオンの時にバックライト用のボタンでオン/オフすることができ
ます。
7.5.2 本体の設置 8
1. 三脚を三脚ヘッドを中心にしておよその位置で床面ポイント上に設置します。
2. ネジで本体を三脚に固定します。
3. レーザー光線が床面のマーキングに当たるように 2 の三脚の足を手で動かします。
注意事項その際は、 三脚ヘッドがおよそ水平になるように注意してください。
4. 続いて三脚の足を床面に接触させます。
5. まだ残っているレーザーポイントと床面マーキングとのずれは、 フットスクリューで解消させます レーザー
ポイントが厳密に床面のマーキングに当たるようにする必要があります。
ja
204
Printed: 28.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137767 / 000 / 01
6. 三脚の足を伸ばして三脚支持台座の水準器を中心に動かします。
注意事項このためには 水準器の気泡の向かい側にある三脚の足を伸ばすかあるいは縮めて気泡を適切な方向
へ移動させます。 これは反復を要するプロセスで、 場合によっては数回繰り返す必要があります。
7. 水準器の気泡が中心位置になったなら、 本体を三脚受け皿上で動かして鉛直ポイントレーザーを厳密に床面ポ
イント中心に合わせます。
8. その後水準器を 2 本のフットスクリューに対して平行な位置にして、 気泡を中心位置にします。
9. 本体を 90° 回して 3 本目のフットスクリューで中心位置にします その後本体をもう一度 90° 回し、 必要に
応じてフットスクリューにより水準器を後調整します。
7.5.3 鉛直ポイントレーザーによるパイプへの設置 9
床面ポイントはパイプでマーキングされることがよくあります。
この場合鉛直ポイントレーザーはパイプ内部へと照準を合わせ、 目視確認することができません。
パイプの上に紙、 フィルムあるいはその他の透過性の弱い物質を置いて、 レーザーポイントを目視確認できるよう
にします。
8 使用方法
8.1 水平目盛盤測定
8.1.1 水平目盛盤の読みをゼロに設定する
水平目盛盤の読みは、 0- SETボタンを押していつでもゼロに設定することができるので、 基準ポイントまたはゼロ
ポイントを水平目盛盤に設定することができます。
8.1.2 水平目盛盤角度測定の方向変更
水平角度測定の測定方向は、 R/L ボタンを押して 「右 時計回り」 「左 反時計回り」 を切り替えることがで
きます。
測定方向は、 インジケーターでは 「H」 の下に 「R」(右) たは 「L」(左) で表示されます。
標準設定では、 本体をオンにすると測定方向 「右または時計回り」 に設定されます。
ja
205
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8.1.3 水平目盛盤表示の設定
水平目盛盤の読みは、HOLDボタンを押して維持させることができます、 この場合には、 新しい対象面に照準を定め
てボタンをもう一度押すと目盛盤の読みは解除されます。
注意事項
目盛盤の読みが維持されている間、 インジケーターで 「H」 およびその下の 「RL」 の文字が点滅します。
8.2 鉛直目盛盤測定
8.2.1 鉛直傾斜表示
鉛直目盛盤の読みは、「度」 表示と 「パーセント (%) 表示を切り替えることができます。
注意事項
このインジケーターでは 「%」 表示が有効になっています。
これにより、 傾斜は 「% で測定または整準されます。
「%」 での傾斜測定は ± 100%の範囲でのみ有効です、 これは ± 45° に相当します。
これより上または下の範囲では測定は不可能で その場合には表示も消えます。
鉛直目盛盤表示の 「度」 表示と 「%」 表示を切り替えるには、 V% ボタンを押します。
9設
9.1 設定メニューの呼出し
設定メニューにアクセスするには本体がオフになっている必要があります。
ja
206
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Holdボタンと 0-Setボタンを同時に押して、 そのまま押し続けてください。
さらに電源 ON/OFF ボタンを押し、 全てのセグメントの表示が現れるまでこのボタンから指を放さないでください。
ピープ音が 4 回聞こえたら、 Holdおよび0-Setボタンから指を放します。
その後本体は設定を行えるモードになります。
種々の設定を切り替えるにはHoldボタンを押してください。
設定の個々のパラメーターを切り替えるには0-Setボタンを押してください。
実行した設定を確定して保存するため、 また設定モードを終了するにはV%ボタンを押してください。
その後本体は再び測定を行う作動モードになります。
9.2 方眼ごとの音響角度インジケーターの設定
方眼ごとまたは 90°/ 100 Gon との音響インジケーター
インジケーター
オン
90 bEEP の表示
オフ
NO bEEP の表示
9.3 角度単
目盛盤の読みの角度単位の変更
ja
207
Printed: 28.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137767 / 000 / 01
度(dms
360° ´ の表示
Gon
400 G の表示
9.4 天頂の設定
天頂または鉛直目盛盤の読みの基準位置の設定
天頂
0°(上) の場合
ZEN==0 表示
90°(後) の場合
ZEN==90 の表示
9.5 自動遮断装置のオン/オフ
本体の自動遮断装置をオンまたはオフにする
可能な設定
オフ
NO OFF の表示
30 分経過後の自動遮断装置
30 OFF の表示
9.6 角度測定システの解像度インジケーターの設定
ja
208
Printed: 28.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5137767 / 000 / 01
表示精度の設定
可能な設定
1″
dSP 1 の表示
5″
dSP 5 の表示
10″
dSP 10 の表示
9.7 補整器のオン/オフ
補整器をオンまたはオフにする
可能な設定
オン
TILT ON の表示
オフ
TILT OFF の表示
9.8 鉛直目盛盤の校正/調整
本体は納品時に正しく設定されています。
気温の変動、 輸送時の動きおよび経年変化により、 本体の設定値が時間の経過とともに変化する可能性があります。
このため本体には、 設定値を点検して必要に応じて現場での校正により修正する機能が備わっています
このためには本体を品質の高い三脚に確実に設置して、 70 ... 120 m 離れた水平線に対し ± 3 度の範囲内の良
好に目視できて明瞭に確認可能な対象面を使用します。
9.8.1 校正手順のスタート
校正をスタートさせるには、 本体がオンにされている必要があります。
1. R/LボタンとHoldボタンを押して さらON/OFFボタンを押します。
2. 全ての表示文字が現れるまでお待ちいただき、 その後まR/LおよびHoldボタンから指を放します。
ja
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Hilti POT 10 取扱説明書

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