Dell PowerVault 715N (Rackmount NAS Appliance) ユーザーガイド

タイプ
ユーザーガイド
Dell™ PowerVault™ 715N
システム
ユーザーズガイド
特徴およびその他の情報
正面パネルの特徴
背面パネルの特徴
システムカバー
サポートブラケット
システムの特徴
ソフトウェアの特徴
起動時のオプション
パワープロテクションデバイス
その他のマニュアル
困ったときは
BIOS セットアップユーティリティの使い方
BIOS セットアップユーティリティの起動
BIOS セットアップ項目
BIOS の更新
パスワードを忘れたとき
仕様
I/O ポートおよびコネクタ
シリアルポート
内蔵 NIC コネクタ
用語集
メモ、注意、警告
メモ: メモには、操作上知っておくと便利な情報が記載されています。
注意: 注意は、ハードウェアの破損またはデータの損失の可能性があることを示します。また、その問題を回避するための方法も示
されています。
警告: 警告は、物的損害、けが、または死亡の可能性があることを示します。
このマニュアルの内容は予告なく変更されることがあります。
© 2001 Dell Computer Corporation. All rights reserved.
Dell Computer Corporation からの書面による許可なしには、いかなる方法においてもこのマニュアルの複写、転載を禁じます。
このマニュアルに使用されている商標について : DellDELL のロゴ、Dell ActiveArchiveDell OpenManage、および PowerVault は、Dell Computer
Corporation の商標です。Intel および Pentium は、Intel Corporation の登録商標です。MicrosoftWindowsWindows NT、および MS-DOS
は、Microsoft Corporation の登録商標です。Novell および NetWare は、Novell Inc. の登録商標です。VERITAS および Backup Exec は、VERITAS
Software Corporation の商標です。Computer Associates および ARCserve は、Computer Associates International, Inc. の登録商標です。UNIX
は、Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。
このマニュアルでは、上記以外の商標や会社名が使用されている場合があります。これらの商標や会社名は、一切 Dell Computer Corporation に所属するものでは
ありません。
2001 9
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特徴およびその他の情報
Dell™ PowerVault™ 715N システム ユーザーズガイド
正面パネルの特徴
背面パネルの特徴
システムカバー
サポートブラケット
システムの特徴
ソフトウェアの特徴
起動時のオプション
パワープロテクションデバイス
その他のマニュアル
困ったときは
Dell™ PowerVault™ 715N NAS (network attached storage) アプライアンスを使用すると、ワークグループ、小規模なオフィス、ま
たは小規模なビジネスネットワークにストレージを簡単に追加でき、サーバにかかるファイル管理の負荷を軽減することができます このシ
ステムは、「ヘッドレス」デバイスであるため、キーボード、マウス、モニタは付いていませんが、ネットワーク経由か、シリアル接続に
よるコンソールリダイレクションを利用して管理することが可能です。汎用サーバの持つデータセキュリティ機能も実現しています。
このマニュアルでは、システムの特徴および仕様に関する基本的な情報について説明します。 システムのインストール、保守、および管理
の詳細については、「その他のマニュアル」に記載されたマニュアルを参照してください。
正面パネルの特徴
この項では、システムの正面パネルの特徴について概要を説明します。1-2 に、システムの正面パネルの特徴を示します。
ベゼル
このシステムの前面ベゼルには、電源ボタンが付いており、ハードドライブごとに LED (発光ダイオード) の透明マークがあります。正面
パネルの LED の詳細については、以降の項を参照してください。ハードドライブを取り外しまたは交換する際には、ベゼルを外します。
ベゼルを外すには、リリースラッチを内側に押してベゼルを引っ張ります (1-1 を参照)
1-1. 前面ベゼルの取り外し
電源ボタン
電源ボタンを押すと、システムの電源が入ります。
ハードドライブ
このシステムには、IDE (integrated drive electronics) ハードドライブが 4 台搭載されています。 各ドライブは、4 つのハードドライ
ブベイのいずれかにはめ込まれたキャリアに取り付けられています。
メモ: ハードドライブは、ホットスワップ対応ではありません。 そのため、ハードドライブを交換する前に、システムをシャット
ダウンして電源を切る必要があります。
1-2. 正面パネルのインジケータ
電源 LED
緑色に点灯している場合、電源がオンになっており、動作中です。
消えている場合、電源はオフになっています。
警告 LED
黄色に点灯している場合、システムに障害が発生しています。
消えている場合、正常に動作しています。
LAN 1 LED
緑色に点灯している場合、システムは LAN 1 ポート経由でネットワークに接続されています。
緑色に点滅している場合、ネットワーク上の他のデバイスとシステムとのアクティビティを示しています。
消えている場合、システムがネットワークに接続されていないか、LAN 1 ポートが正常に動作していません。
LAN 2 LED
緑色に点灯している場合、システムは LAN 2 ポート経由でネットワークに接続されています。
緑色に点滅している場合、ネットワーク上の他のデバイスとシステムとのアクティビティを示しています。
消えている場合、システムがネットワークに接続されていないか、LAN 2 ポートが正常に動作していません。
ハードライブ LED
各ハードドライブには、2 つの LED があります。ベゼルをシステムの正面に取り付けておくと、LED ははっきりと確認できます。 LED
からは、各ハードドライブに関する以下の情報を読み取ることができます。
左側の LED が緑色に点灯している場合、ハードドライブがドライブベイに取り付けられており、動作中です。 この LED が黄色に
点灯している場合、ハードドライブがドライブベイに取り付けられてはいるが、正常に動作していません。
右側の LED が黄色に点滅している場合、ハードドライブがアクティブです。
背面パネルの特徴
この項では、システムの背面パネルの特徴について概要を説明します。1-3 に、システムの背面パネルの特徴を示します。
電源コネクタ
このコネクタには、電源ケーブルを差し込みます。
LAN コネクタ
2 つの LAN ポートは、RJ-45 コネクタ LAN ケーブルを介してシステムと Ethernet ネットワークとを接続します。
シリアルポート
シリアルポートを使うと、コンソールリダイレクションまたは RAS (遠隔接続機能) を利用して本装置に接続できます。
メモ: デフォルトでは、コンソールリダイレクションは有効になっています。ただし、BIOS セットアップユーティリティで無効に
した場合、システム基板上のコンソールリダイレクションボタンを押さなければ再び有効にすることはできません。コンソールリダ
イレクションを有効にする方法の詳細については、『インストール & トラブルシューティング』を参照してください。
1-3. 背面パネルの特徴
システムカバー
システムハードウェアに設定を行う必要はありませんが、ハードウェアのトラブルシューティングや部品の交換の際、必要に応じてカバー
を取り外すことができます。 カバーを外すには、カバーのラッチを内側に押し、カバーの両側をつかんで後方に 23 cm ずらしてから、
慎重に持ち上げます (1-4 を参照)
システムカバーを元に戻すには、カバーをシャーシの両側に合わせ、カバー後部を軽く押しながら、カチッとはまるまで前方にずらしま
す。
1-4. システムカバーの取り外し
サポートブラケット
このシステムには、両側に取り付けられるプラスチック製のブラケットが付属しています (1-5 を参照)。システムをラックに設置しない
場合は、このオプションを使用します。システムどうしを重ねて設置する場合にも、このブラケットが使用できます。システムをラックに
設置する場合は、『ラックインストールガイド』を参照してください。
1-5. サポートブラケット
システムの特徴
このシステムには、以下のような特徴があります。
1-U シャーシ
Intelマイクロプロセッサ
64 ビットの DIMM (デュアルインラインメモリモジュール) スロット× 2。それぞれ 128 MB (メガバイト) 以上の SDRAM
(synchronous dynamic random-access memory) に対応
IDE ハードドライブ× 4。ソフトウェア RAID 構成を採用した 4 つの IDE マスタチャネルに接続
162 ワットの電源装置
システム冷却ファン× 1 および電源装置冷却ファン× 2
コンソールリダイレクション用シリアルポート
RJ-45 Ethernet ポートを備えた Intel 10/100 NIC (ネットワークインタフェースコントローラ) × 2
32 ビット、33 MHz ロープロファイル PCI (peripheral component interconnect) スロット× 1
ソフトウェアの特徴
このシステムには、以下のソフトウェアが付属しています。
Microsoft Windows Powered Operating System with Service Pack 2
Microsoft Server Appliance (SA) Kit
UNIXNovell NetWare、および Macintosh の用のサービス (Microsoft Windows Powered Operating System に組み込み)
TCP/IP DHCP (クライアント対応) DNS (クライアント対応) NIS (クライアント対応)IPX IPV6 対応のプロトコル
DHCPDell OpenManage™ Kick-Start、または RAS シリアル接続による初期設定に対応 ( DHCP 環境ではシリアル接続によ
る設定)
Dell OpenManage Array Manager によるディスク管理
VERITAS™ Backup Exec™ バージョン 8.5 以降および Computer Associates ARCserve 2000 のネットワークバックアップ対
VERITAS Backup Exec バージョン 8.5 以降および Windows NT/2000 Backup のローカルバックアップ対応
Dell ActiveArchive™ スナップショットソフトウェア
システム構成情報を迅速に表示および変更可能な BIOS セットアップユーティリティ。 このプログラムの詳細については、「BIOS
セットアップユーティリティの使い方」を参照してください
システムのコンポーネントやデバイスをチェックする診断プログラム。 システム診断プログラムの使用方法の詳細については、
『インストール & トラブルシューティング』を参照してください
起動時のオプション
システムは通常、他の介入を受けずに単独で起動します。 ただし、BIOS を更新または変更する場合、診断プログラムを実行する場合、ま
たはシステムイメージを再インストールする場合は、Function Select メニューを利用できます。 Function Select メニューを利用す
るには、コンソールリダイレクションを使ってクライアントシステムを本装置に接続する必要があります。 コンソールリダイレクションの
詳細については、『Administrator's Guide』を参照してください。 本装置の起動中、画面に以下のメッセージが表示されている間に
F2 キー (Service Pack 2 よりも前の Windows 2000 の場合は Esc><2) を押します。
Press F2 to enter the Function Select Menu
以下の項目が利用可能です。
Normal Boot -- ディスク 0 および 1 から起動するよう設定します (デフォルト)
Recovery Boot -- ディスク 2 および 3 から起動します。プリインストールのデフォルト設定では、ミラーリングされたオペ
レーティングシステムのイメージがディスク 2 および 3 に格納されています。復元されたイメージは、システム導入時のデフォル
ト設定を使用します。 修復起動の実行方法の詳細については、『Administrator's Guide』を参照してください。
Reinstallation -- クライアントシステムにインストールされた、本装置の再インストールコンソールから起動します。この操作
を行うと、システム内にあるオペレーティングシステムのデータがすべて失われます。 この種の修復作業を行うには、クロスオー
バケーブルおよびヌルモデムシリアルケーブルを使って、ネットワーク上にはないシステムに直接接続します。この種の再インス
トールの詳細については、『System Administrator's Guide』を参照してください。
System Diagnostics -- システム診断プログラムを実行します。 システム診断プログラムの詳細については、『インストール &
トラブルシューティング』を参照してください。
Update BIOS Flash ROM -- システムの BIOS を更新します。 BIOS の更新方法の詳細については、「特徴およびその他の情
」の「BIOS の更新」を参照してください。
Enter BIOS Setup Utility -- BIOS セットアップユーティリティを起動します。システムの設定を変更することができます。
BIOS セットアップユーティリティの使用方法の詳細については、「BIOS セットアップ項目」を参照してください。
Exit -- Function Select メニューを終了し、通常の起動プロセスを再開します。
パワープロテクションデバイス
電源サージ、過度電流、停電などの電源に関する問題に対処するためのさまざまな装置があります。以降では、これらの装置のいくつかに
ついて説明します。
サージプロテクタ
サージプロテクタにはさまざまな種類があり、一般に価格によって保護のレベルが異なります。サージプロテクタは、雷雨のときなどに発
生する電圧スパイクがコンセントを通じてシステムに流入するのを防ぎます。ただし、サージプロテクタでは、ブラウンアウト (電圧が通
常の AC ライン電圧レベルよりも 20% 以上低下) からはシステムを保護できません。
ラインコンディショナ
ラインコンディショナ (回線調整装置) は、過電圧に対する保護に関しては、サージプロテクタよりも優れています。システムの AC 電源
電圧を一定のレベルに保ち、ブラウンアウトからもシステムを保護します。このような保護機能が付加されているため、サージプロテクタ
よりも高価 (5 万円前後) です。ただし、これらのデバイスは完全な停電からはコンピュータを保護できません。
無停電電源装置
UPS システムは、AC 電源が停止した場合には、バッテリから電力を供給してシステムの動作を継続させるので、電圧変動に対して最も高
度な保護を提供します。バッテリは AC 電源が利用可能なときに充電されます。そのため、AC 電源が停止しても、一定時間 (使用してい
UPS システムにより 15 分から 1 時間程度) システムに電力を供給することができます。
UPS システムの価格は数万円から数十万円します。価格の高い UPS を使うほど、AC 電源が停電した際により大規模なシステムをより長
時間稼動させることができます。5 分間しかバッテリ電力を供給できない UPS システムでは、システムの通常のシャットダウンはできま
すが、継続して稼動させることはできません。 サージプロテクタは UPS システムと併用し、UPS システムは UL (Underwriters
Laboratories) の安全認可を受けたもののみを使用してください。
その他のマニュアル
このシステムでは、『ユーザーズガイド』のほかにも、以下のマニュアルが提供されています。
『インストール & トラブルシューティング』では、システムの設置およびトラブルシューティングに関する情報を提供
System Administrator's Guide』では、システムの操作と管理に関する情報を提供
Dell PowerVault NAS Manager のオンラインヘルプ
『システム情報ガイド』では、安全、認可機関、および保証に関する情報を提供
『ラックインストールガイド』では、ラックへのシステムの設置に関する情報を提供
Microsoft Windows Powered ヘルプ
以下のようなマニュアルもあります。
メモ: システムまたはソフトウェアの変更について説明したマニュアルのアップデート版が、システムに同梱されていることがあり
ます。最新の情報が記載されていることが多いので、他のマニュアルの前にこのアップデート版をお読みください。
このシステムとは別にオプションを購入した場合は通常、そのオプションを Dell のシステムにインストールして設定するのに必要なマ
ニュアルが付属しています。
システムへの技術的な変更に関する出荷直前のアップデートや、経験豊富なユーザや技術者向けの高度な技術情報を提供する技術情報ファ
イル (「リードミー」とも呼ばれます) が、ハードドライブにインストールされている場合があります。
困ったときは
本書で説明されている手順がわからないときや、システムが思いどおりに動作しないときのために、Dell は各種のヘルプツールを提供して
います。 ヘルプツールの詳細については、『インストール & トラブルシューティング』の「困ったときは」を参照してください。
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BIOS セットアップユーティリティの使い方
Dell™ PowerVault™ 715N システム ユーザーズガイド
BIOS セットアップユーティリティの起動
BIOS セットアップ項目
BIOS の更新
パスワードを忘れたとき
BIOS セットアップユーティリティは、以下の場合に使用できます。
システムに対してハードウェアの追加、変更、または取り外しを行った後に、システム設定情報を変更する場合
システムの時刻や日付など、ユーザが選択可能な項目を設定または変更する場合
システムの内蔵デバイスを有効または無効にする場合
システムの設定が終了したら、システム設定情報およびオプション設定に慣れておくため、BIOS セットアップユーティリティを実行しま
す。後で参照できるように、情報を記録しておくことをお勧めします。
メモ: BIOS セットアップユーティリティを実行するには、シリアルポートのコンソールリダイレクション機能を使用する必要があ
ります。 コンソールリダイレクションを利用してシステムに接続する方法の詳細については、「BIOS セットアップユーティリ
ティの起動」を参照してください。
BIOS セットアップユーティリティの起動
BIOS セットアップユーティリティを起動するには、以下の手順を実行します。
111 ヌルモデムシリアルケーブルを使って、クライアントシステムを本装置に接続します。
111 クライアントシステムの電源を入れ、ハイパーターミナル接続を設定します。
111 [スタート] ボタンをクリックして、[プログラム] -> [アクセサリ] -> [ハイパーターミナル] -> [ハイパーターミナ
]をポイントします。
111 [最高速度] には [115200][データ ビット] には [8][パリティ] には [なし][ストップ ビット] には [1][
ロー制御を使う] には [ソフトウェア (XON/XOFF)] を選択します。
111 本装置を再起動します。
111 次のメッセージが表示されたら、<F2 キーを素早く押します。
Press F2to enter the Function Select menu
メモ: Service Pack 2 よりも前のバージョンの Microsoft(R) Windows(R) 2000 を使用している場合、ファンクション
キーは動作しません。その場合は、<Esc><2 キーを押します。
時間が経過して、オペレーティングシステムがメモリにロードされ始めた場合は、ロード処理を完了させてから本装置をシャットダ
ウンし、もう一度実行します。
111 Function Select メニューが表示されたら、[6] を押して BIOS セットアップユーティリティを起動します。
エラーメッセージへの対応
システムの起動中に画面にエラーメッセージが表示された場合は、そのメッセージをメモしておきます。 次回 BIOS セットアップユー
ティリティを起動するまでに、『インストール & トラブルシューティング』の「システムビープコード」および「システムメッセージ」を
参照して、メッセージの意味やエラーの修正方法を調べておいてください。
BIOS セットアップユーティリティの操作
2-1 に、画面上で情報を表示または変更したり、プログラムを終了したりするときに使用する標準的なキーの一覧を示します。 本装置の
画面上で操作に使用するキーは、コンソールリダイレクション用のクライアントシステムにインストールされているオペレーティングシス
テムのバージョンによって異なります。
ANSI の制限により、すべてのキーがコンソールリダイレクションに使用できるわけではありません。2-2 に、クライアントシステムの
Windows のバージョンによって使用できるキーの組み合わせを示します。
2-1. BIOS セットアップ操作キー (通常操作)
キー 操作
下矢印 次のフィールドに移動します。
上矢印 前のフィールドに移動します。
スペース フィールドの設定を順に切り替えます。多くのフィールドでは、対応する値を入力することもできます。
Esc BIOS セットアップユーティリティを終了します。変更が行われた場合にはシステムを再起動します。 ほとんどの項目で
は、変更内容が自動的に記録されますが、実際に有効になるのはシステムの再起動後です。 項目によっては (ヘルプ領域に
記載)、変更がすぐに有効になるものもあります。
2-2. コンソールリダイレクションキー
通常のキー (キーボード上のキーを
そのまま使用)
Service Pack 2 よりも前の Windows
2000 で使用するキー
その他の Windows オペレーティングシステ
ムで使用するキー
Home
ESC><h ESC><h
End
ESC><k ESC><k
Insert
ESC><+ ESC><+
Delete
Esc><- Esc><-
Page Up
ESC><? Page Up
Page Down
Esc></ Page Down
F1
ESC><1 F1
F2
ESC><2 F2
F3
ESC><3 F3
F4
ESC><4 F4
F5
ESC><5 ESC><5
F6
ESC><6 ESC><6
F7
ESC><7 ESC><7
F8
ESC><8 ESC><8
F9
ESC><9 ESC><9
F10
ESC><0 ESC><0
F11
Esc><! Esc><!
F12
Esc><@ Esc><@
上矢印 ESC><w 上矢印
右矢印 ESC><a 右矢印
左矢印 ESC><d 左矢印
下矢印 ESC><x 下矢印
Ctrl><Alt><Del Esc><Shift><r Esc><r Esc
Shift><r
または
Esc><Shift><r Esc><r Esc
Shift><r
または
Esc><shift><b Esc><shift><b
BIOS セットアップ項目
この項では、BIOS セットアップユーティリティを使って、システムのデフォルト設定を変更する方法について説明します。
メイン画面
BIOS セットアップユーティリティが起動すると、メインプログラム画面が表示されます。以下の項目または情報フィールドが、メインの
BIOS Setup 画面上に表示されます。
Standard CMOS Setup -- 日付と時刻、IDE デバイス、ディスケットドライブなどに関する基本的な情報を設定します。
Advanced CMOS Setup -- プライマリおよびセカンダリ起動デバイスや、パスワードチェックなど、システムの基本動作を変
更できます。
Advanced Chipset Setup -- SDRAMDRAM、およびメモリ容量に詳細な変更を加えることができます。
Power Management Setup -- 電源管理機能のパラメータを設定します。
PCI/Plug and Play Setup -- プラグアンドプレイ対応デバイスや PCI バス対応デバイスの制御方法を設定します。
Peripheral Setup -- システムの周辺機器のパラメータを設定します。
Hardware Monitor Setup -- ハードウェア監視パラメータを設定します。限界値として定めたパラメータを上回った場合、シ
ステムが警告を発します。この画面では、システムの管理タグも表示できます。
Change Supervisor Password -- スーパバイザパスワードを設定できます。詳細については、「BIOS の更新」を参照してく
ださい。
Auto Configuration with Default Settings -- BIOS セットアップユーティリティの全項目に対して、最適な設定を自動的
に割り当てます。
Save Changes and Exit -- 変更内容をすべて保存し、BIOS セットアップユーティリティを終了します。
Exit Without Saving -- 変更内容を保存せずに、BIOS セットアップユーティリティを終了します。
Standard CMOS Setup 画面
日付、時刻、プライマリまたはセカンダリドライブなどに関する基本的な情報を表示および設定するには、この画面を使用します。
Date and Time -- システムの日付と時刻を設定します。
Primary/Secondary Master/Slave -- 最初の 2 つのドライブである IDE 0 および IDE 1 の特徴を表示します。メインメ
ニューの Auto-Detect Hard Disks 項目を使うと、システムが最新のハードドライブを自動的に検出します。 この機能の詳細
については、後の「Advanced CMOS Setup 画面」を参照してください。
システムによってドライブが自動的に検出されない場合は、1 46 のあらかじめ設定されたタイプの中から、お使いのハードドラ
イブに適したものを選択してください。適したものがない場合は、タイプを [User] に設定し、指定された列にドライブの特徴を入
力します。
Boot Sector Virus Protection -- ハードドライブの起動セクタに侵入したウィルスからシステムを保護します。
Base/Extd Memory -- システムに搭載されたベースメモリおよび拡張メモリの合計容量を表示します。このフィールドでは、
表示のみ行います。
Advanced CMOS Setup 画面
システムの基本動作を変更するには、この画面を使用します。
Clear DMI event logs -- [Yes] に設定すると、システムイベントのログである DMI イベントログがクリアされます。
Event Logging -- DMI イベントログを有効にします。
Mark DMI events as read -- イベントログ中のイベントを開くと、そのイベントに開封済みの印が付きます。
Memory Test -- この項目を有効にすると、起動時にシステムのメモリ容量がチェックされます。
1st/ 2nd/3rd/4th Boot Device -- システムの起動時に起動可能オペレーティングシステムを検索する場所および順序を指定
します。
Advanced Chipset Setup 画面
システムのメモリ設定を変更するには、この画面を使用します。
DRAM Integrity Mode -- この項目を有効にすると、BIOS によるパリティ/ECC チェックが POST メモリテストで行われま
す。
Power Management Setup 画面
システムの電源管理機能のパラメータを設定するには、この画面を使用します。
Power Management/APM -- APM (advanced power management) に対応したオペレーティングシステムがシステムの電
源管理機能の一部を制御できるようにします。
System Thermal -- この項目を有効にすると、Thermal Active Temperature に示された限界値 (75 ) を超えた場合にシス
テムはシャットダウンします。
Thermal Active Temperature -- System Thermal が有効になっている場合にシステムが自動的にシャットダウンする温
度です。 このフィールドは、表示のみです。
Restore on AC/Power Loss -- AC 電源に予測外の停電が発生してシャットダウンが行われた後の電源状態について設定しま
す。[ON] に設定すると、再びシステムの電源が入ります。[OFF] に設定すると、停電後はシステムの電源は切れたままで
す。[KEEP LAST] に設定すると、システムは直前の電源状態に戻ります。
PCI/Plug and Play Setup 画面
プラグアンドプレイ対応デバイスや PCI バス対応デバイスの制御方法を設定するには、この画面を使用します。
Clear NVRAM -- この項目を [Yes] に設定すると、プラグアンドプレイ対応デバイスに関する設定情報が NVRAM (不揮発性
RAM) 内から消去されます。 次回起動時に、新しい設定情報が作成されます。
PCI Latency Timer (PCI Clocks) -- チップセットが、32 ビットの内蔵ポスティング書き込みバッファを利用して、時間設定
された遅延処理サイクルをサポートします。
Peripheral Setup 画面
システムの周辺機器のパラメータを設定するには、この画面を使用します。
Onboard Serial Port 1 and Serial Port 2 -- シリアルポートを無効にしたり、ポートアドレスやポート名をポートに割り当
てたりします。 ポートアドレスやポート名がシステムによって動的に割り当てられるように、この項目は [Auto] に設定しておく
ことをお勧めします。
Onboard IDE -- システム基板に設置されたプライマリおよびセカンダリ IDE チャネルを有効または無効にします。
Console Redirect -- コンソールリダイレクション用のシリアルポートを有効にし、選択します。 シリアルポートに特定のボー
レートを設定するには、[C.R. Baud Rate] を指定します。POST またはランタイムモードでのみ動作するコンソールリダイレク
ション機能を設定するには、[C.R. Mode] を指定します。
メモ: デフォルトでは、コンソールリダイレクションは有効になっています。ただし、BIOS セットアップユーティリティで
無効にした場合、システム基板上のコンソールリダイレクションボタンを押さなければ再び有効にすることはできません。コ
ンソールリダイレクションを有効にする方法の詳細については、『インストール & トラブルシューティング』を参照してく
ださい。
Hardware Monitor Setup 画面
この画面は表示のみで、ハードウェア監視パラメータや、システムの管理タグおよびサービスタグナンバーを表示します。 監視パラメータ
を上回った場合、システムが警告を発します。
Change Supervisor Password 画面
BIOS セットアップユーティリティのスーパバイザパスワードを設定するには、この画面を使用します。 スーパバイザは、BIOS セット
アップユーティリティの全機能を利用できます。
メモ: デフォルトでは、スーパバイザパスワードは無効になっています。 BIOS セットアップユーティリティを起動するにはこのパ
スワードが必要なので、セキュリティを重視する場合を除き、有効にはしないでください。
スーパバイザパスワードを変更にするには、以下の手順を実行します。
111 [Change Supervisor Password] をハイライト表示させて、<Enter キーを押します。
111 表示されたダイアログボックスにパスワードを入力します。
6 字以下の文字または数字を入力できます。
111 Enter キーを押します。
111 確認のため、表示されたダイアログボックスにパスワードを再度入力します。
111 Enter キーを押します。
システムの起動時や、BIOS セットアップユーティリティの起動時には、このパスワードが必要となります。
Auto Configuration With Default Settings 画面
BIOS セットアップユーティリティの全機能にデフォルト設定を割り当てるには、このメニュー項目をハイライト表示させてから、
Enter キーを押します。 BIOS セットアップユーティリティの全項目をデフォルト設定にするかどうかたずねられたら、<Y キーを
押し、次に Enter キーを押すと、設定が割り当てられます。
Save Changes and Exit 画面
変更内容をすべて保存し、BIOS セットアップユーティリティを終了するには、この項目をハイライト表示させてから、<Enter キーを
押します。 変更内容を保存するかどうかたずねられたら、変更内容を保存して終了する場合は、<Y キーを押します。メインメニューに
戻る場合は、<N キーを押します。
Exit Without Saving 画面
変更内容をすべて破棄し、BIOS セットアップユーティリティを終了するには、この項目をハイライト表示させてから、<Enter キーを
押します。 変更内容を破棄するかどうかたずねられたら、変更内容を破棄して終了する場合は、<Y キーを押します。メインメニューに
戻る場合は、<N キーを押します。
BIOS の更新
http://support.dell.com に時折アクセスして、このシステム用の最新の BIOS が入手可能であるかどうか確認してください。
BIOS を更新するには、以下の手順を実行します。
111 http://support.dell.com から最新の BIOS をダウンロードします。
111 ヌルモデムシリアルケーブルを使って、クライアントシステムを本装置に接続します。
111 クライアントシステムの電源を入れ、ハイパーターミナル接続を設定します。
111 [スタート] ボタンをクリックして、[プログラム] -> [アクセサリ] -> [ハイパーターミナル] -> [ハイパーターミナル]
をポイントします。
111 [最高速度] には [115200][データ ビット] には [8][パリティ] には [なし][ストップ ビット] には [1][
ロー制御を使う] には [ソフトウェア (XON/XOFF)] を選択します。
111 本装置を再起動します。
111 次のメッセージが表示されたら、<F2 キーを素早く押します。
Press F2 to enter the Function Select menu
メモ: Service Pack 2 よりも前のバージョンの Windows 2000 を使用している場合、ファンクションキーは動作しませ
ん。その場合は、<Esc><2 キーを押します。
時間が経過して、オペレーティングシステムがメモリにロードされ始めた場合は、ロード処理を完了させてからシステムをシャット
ダウンし、もう一度実行します。
111 Function Select メニューが表示されたら、[5] を押して BIOS フラッシュ ROM を更新します。
111 BIOS を更新するかどうかたずねるメッセージが表示されたら、<y キーを押します。
111 ハイパーターミナル ウィンドウに Flash System BIOS というメッセージが表示されたら、[転送] をクリックしてから [ファイル
の送信] を選択します。
111 ファイルの送信ダイアログボックスが表示されたら、[参照] をクリックして、ダウンロード済みの BIOS ファイルを選択します。
11
11 [プロトコル] メニューから [Xmodem] を選択して、[送信] をクリックします。
クライアントシステムによってファイルが本装置に送信されて、BIOS が自動的に更新されます。 ビープ音を 4 回鳴らしてから、
本装置が再起動します。
パスワードを忘れたとき
スーパバイザパスワードを忘れると、訓練を受けたサービス技術者がシステムシャーシを開け、パスワードジャンパの設定を変更してパス
ワードを無効にしてから、既存のパスワードを消去するまでは、システムを操作したり、BIOS セットアップユーティリティの設定を変更
したりすることができません。
忘れてしまったパスワードを無効にするには、以下の手順を実行します。
警告: System Information』マニュアル中の¢安全にお使いいただくための注意£の 「静電気障害への対処」を参照してく
ださい。
111 システムと周辺機器の電源を切り、電源コードをコンセントから抜きます。
111 カバーを外してから、バッテリを取り外します。
バッテリの取り外し方の詳細については、『インストール & トラブルシューティング』を参照してください。
111 ジャンパプラグをジャンパ 1 および 2 から外し、5 秒間以上ジャンパ 2 および 3 に取り付けておきます。
上記のジャンパは、バッテリの隣にあります。バッテリに最も近いのがジャンパ 1 で、最も離れているのがジャンパ 3 です。
111 ジャンパプラグをジャンパ 1 および 2 に戻します。
111 バッテリおよびシステムカバーを取り付けます。
111 本装置をコンセントおよびクライアントシステムに接続します。
111 本装置の電源を入れます。
ビープ音が 2 回鳴れば、パスワードはクリアされています。
111 必要であれば、新しいスーパバイザパスワードを入力します。
パスワードの設定方法の詳細については、「Change Supervisor Password
画面」を参照してください
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仕様
Dell™ PowerVault™ 715N システム ユーザーズガイド
電源
マイクロプロセッサ
拡張バス
メモリ
ドライブ
ポートおよびコネクタ
サイズと重量
環境
マイクロプロセッサ
マイクロプロセッサのタイプ Intelマイクロプロセッサ
拡張バス
バスのタイプ
PCI
拡張スロット 32 ビット、33 MHz スロット× 1
メモリ
アーキテクチャ 2 1 でインターリーブされた ECC PC-133
SDRAM
メモリモジュールソケット DIMM ソケット× 2
メモリモジュール容量 128 MB 以上の容量の SDRAM DIMM
最小 RAM
256 MB
ドライブ
IDE ドライブ 1 インチ内蔵ハードドライブ× 4。それぞれ容
量は 40 GB 以上
ポートおよびコネクタ
外部アクセス用 :
シリアルポート 9 ピンコネクタ× 1UART 6550 互換
NIC
内蔵 10/100 NIC RJ-45 コネクタ× 2
電源
DC 電源装置
ワット数 162 ワット (有効ワット数)
電圧 100 240 V 47 63 Hz
システムバッテリ 3 V コイン型リチウムイオン電池
サイズと重量
高さ
4.2 cm
42.5 cm
奥行
46.3 cm
重量
9.5 kg
環境
温度 :
動作時 10 35 (海抜約 3,000 )
10 40 (海抜 0 )
保管時 -40 65
相対湿度
動作時 20 80% (ただし結露しないこと)
保管時 5 95% (ただし結露しないこと)
メモ: この表で使用されている略語の正式名については、「用語集」を参照してください。
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I/O ポートおよびコネクタ
Dell™ PowerVault™ 715N システム ユーザーズガイド
シリアルポート
内蔵 NIC コネクタ
システムの背面パネルにある I/O ポートとコネクタは、システムがネットワークと通信をするためのゲートウェイです。B-1 に、I/O
ポートとコネクタの位置を示します。
B-1. I/O ポートおよびコネクタ
シリアルポート
背面パネル上の 9 ピン D サブミニチュアコネクタが、シリアルポートとして使用されています。 ほとんどのソフトウェアでは、シリアル
ポートを指定するのに、COM (通信の意) という語と番号を使用しています (COM1 など)
コンソールリダイレクションまたは RAS 接続を利用するには、COM1 を使ってサーバに接続します。 コンソールリダイレクションおよび
RAS の詳細については、『System Administrator's Guide』を参照してください。
シリアルポートコネクタ
ハードウェアを再構成する場合は、シリアルポートコネクタのピン番号およびシグナル情報が必要となります。B-2 には、シリアルポー
トコネクタのピン番号、B-1 には、シリアルポートコネクタのピン割り当てと、インタフェースシグナルの定義を示します。
B-2. シリアルポートコネクタのピン番号
B-1. シリアルポートコネクタのピン番号
ピン シグナル
I/O
定義
1 DCD I
データキャリア検出
2 SIN I
シリアル入力
3 SOUT O
シリアル出力
4 DTR O
データ端末準備完了
5 GND N/A
信号接地
6 DSR I
データセット準備完了
7 RTS O
送信要求
8 CTS I
送信クリア
9 RI I
リングインジケータ
シェル
N/A N/A
シャーシ接地
内蔵 NIC コネクタ
このシステムには、内蔵 10/100 Mbps (メガビット/) NIC 2 枚搭載されています。この NIC は、分離式ネットワーク拡張カードが
持つ機能をすべて提供しており、10BASE-T 100BASE-TX の双方の Ethernet 規格に対応しています。
ネットワークケーブルの要件
このシステムの RJ-45 NIC コネクタは、標準 RJ-45 互換プラグ付きの UTP (シールドなしツイストペア) Ethernet ケーブルを接続でき
るように設計されています。UTP ケーブルの一方の端を NIC コネクタの所定の位置にカチッと鳴るまで押し入れ、しっかりと接続しま
す。 ケーブルの他端を、ネットワーク構成に応じて、RJ-45 ジャック壁面プレートか、UTP 集線装置またはハブ上の RJ-45 ポートに接
続します。10BASE-T および 100BASE-TX ネットワークの場合は、以下のケーブル制限を守ってください。
注意: 回線障害を防ぐため、音声とデータの回線はそれぞれ別のシースに格納します。
10BASE-T ネットワークの場合、カテゴリ 5 以上のケーブルおよびコネクタを使用します。
100BASE-TX ネットワークの場合も、カテゴリ 5 以上のケーブルおよびコネクタを使用します。
ケーブルの最大長 (ワークステーションから集線装置まで) は、100 m です。
10BASE-T ネットワークの場合、ネットワークセグメント上でディジーチェーン接続が可能な集線装置の最大数は 4 です。
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Dell PowerVault 715N (Rackmount NAS Appliance) ユーザーガイド

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