Roland FRP-2-ACR は、アコースティック・ピアノのタッチ感や音色を再現した電子ピアノです。場所をとらず、ヘッドホンを使えば消音して演奏できるので、マンションなどでも気兼ねなく使えます。また、Bluetooth 機能を搭載しており、スマートフォンやタブレットと接続して、アプリを通して演奏を楽しんだり、内蔵曲の譜面を表示したりすることができます。さらに、外部スピーカーと接続して、より迫力のあるサウンドで演奏することも可能です。
Roland FRP-2-ACR は、アコースティック・ピアノのタッチ感や音色を再現した電子ピアノです。場所をとらず、ヘッドホンを使えば消音して演奏できるので、マンションなどでも気兼ねなく使えます。また、Bluetooth 機能を搭載しており、スマートフォンやタブレットと接続して、アプリを通して演奏を楽しんだり、内蔵曲の譜面を表示したりすることができます。さらに、外部スピーカーと接続して、より迫力のあるサウンドで演奏することも可能です。
リファレンス・マニュアル
デジタル・ピアノ
© 2023 Roland Corporation
01
+1+1
C8
押したまま押したまま
11
C7C6C5C3C2C1 C4 22
C1
音色を選ぶ音色を選ぶ &&P.5P.5
Piano 1Piano 1
Piano 2Piano 2
Piano 4Piano 4
ClavClav
Pipe OrganPipe Organ
Nylon GuitarNylon Guitar
Piano 3Piano 3
E. PianoE. Piano
WurlyWurly
Jazz OrganJazz Organ
StringsStrings PadPad
ChoirChoir
Bass+CymbalBass+Cymbal
C2
C3
C4
C5
C6
C7
C8
トーン・デモトーン・デモ
リスニングリスニング
-1-1
+1+1
－－
－－
-1-1
-1-1
-1-1
1曲1曲
前の曲前の曲
次の曲次の曲
初期値初期値
初期値初期値
初期値初期値
初期値初期値
初期値初期値
セパレ ートセパレ ート
軽い軽い
重い重い
オンオン
30 分30 分
440.0Hz440.0Hz
442.0Hz442.0Hz
オフオフ
オン／オフオン／オフ
内蔵曲のカテゴリーを選ぶ内蔵曲のカテゴリーを選ぶ &&P.6P.6
内蔵曲を再生／停止する内蔵曲を再生／停止する &&P.6P.6
別の内蔵曲に変える別の内蔵曲に変える &&P.6P.6
メトロノームをオン／オフにするメトロノームをオン／オフにする &&P.5P.5
テンポを変えるテンポを変える &&P.5P.5
拍子を変える拍子を変える &&P.5P.5
音の響きを調節する（アンビエンス）音の響きを調節する（アンビエンス）
&&P.6P.6
鍵盤を 2 つに分けて 2 人で演奏する鍵盤を 2 つに分けて 2 人で演奏する
（ツインピアノ）（ツインピアノ）&&P.7P.7
他の楽器と音の高さを合わせる他の楽器と音の高さを合わせる
（マスター・チューニング）（マスター・チューニング）&&P.7P.7
Bluetooth オン／オフBluetooth オン／オフ
120120
全曲全曲
1 曲目1 曲目
-10-10
+10+10
++
++
+1+1
+1+1
ペアペア
固定固定
とても軽いとても軽い
とても重いとても重い
-0.1Hz-0.1Hz
+0.1Hz+0.1Hz
普通普通
オフオフ
240 分240 分
10 分10 分
解除解除
メトロノームの音量を調節するメトロノームの音量を調節する &&P.5P.5
音の明るさを調節する（ブリリアンス）音の明るさを調節する（ブリリアンス）
&&P.6P.6
鍵盤のタッチ感を変える（キータッチ）鍵盤のタッチ感を変える（キータッチ）
&&P.7P.7
鍵盤の調を変える（トランスポーズ）鍵盤の調を変える（トランスポーズ）
&&P.8P.8
一定時間が経つと自動で電源が切れるように一定時間が経つと自動で電源が切れるように
する（オート・オフ）す る （オ ート・オフ ） &&P.4P.4
Jazz ScatJazz Scat
+1+1
22
演奏する前に
ス タ ンドに 設 置 す る
FP-10-ACR をスタンドに設置するときは、当社製のスタンド KSCFP10（KSCFP10 の取扱説明書をご覧ください）、KS-12、KS-20X、KS-10Z
をご使用ください。スタンドに設置するときは、指などをはさまないよう、十分にご注意ください。
KS-10Z
スタンドの幅を調節する
ピアノの前側のゴム足がスタンドの内
側になるように、スタンドの横幅を調
節する
上面図
安全のため、スタンドの高さ調
節の一番高い位置では使わない
でください。
注意 鍵盤側
ピアノの前面をスタンドの
前面と合わせる
KS-20X
ピアノとスタンドの中心を合わせる
スタンドの横幅が 700mm 以下にならないように調節する
ピアノの前面をスタンド
の前面と合わせる
ピアノが上に乗るよう
に、補助スリーブの位
置を調節する
KS-12
スタ ンドの 幅
を調節する
底面のゴム足が、スタンドのくぼみに
入るようにする
底面
スタンドへ設置するときの注意
取扱説明書の指示どおりに設置してください。
正しく設置しないと、不安定な状態となって落下や転倒を引き起こし、けがをする恐れがあります。
転倒に注意 !
転倒防止のため、FP-10-ACR に無理な力を加えたり、絶対に上に乗ったりしないでください。
譜面立てを取り付ける
FP-10-ACR 本体上面のスリットに、譜面立てを差し込みます。
33
演奏する前に
機器をつなぐ（リア・パネル）
※ 他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。
DC IN 端子
付属の AC アダプターをつなぎます。
電 源コ ード
AC アダプターは、文字のある面が下になるよ
うに設置してください。
コンセントへ
PHONES 端子
ステレオ・ミニ・タイプのヘッ
ドホンやスピーカーをつなぎ
ます。
PEDAL 端子
付属のペダル・スイッチ、ま
たは別売のダンパー・ペダル
DP-10 をつなぎます。
USB COMPUTER 端子
パソコンで動く DAW（別売）や SMF をお持ちのかたは、市販の
USB ケーブルを使用して、FP-10-ACR の USB COMPUTER 端子とお
使いのパソコンの USB 端子をつなぐと、以下のことができます。
（DAW：音楽制作ソフトウェア、SMF：曲ファイル）
5DAW で再生した SMF を FP-10-ACR で鳴らすこ
とができます。
5DAW との間で MIDI 情報をやりとりして、より多
彩な音楽制作、編集などをすることができます。
USB FOR UPDATE 端子
将来的に機能の追加／拡張があった場合に、この端子を使
います。
※ 本体の電源を入れたまま、USB メモリーの抜き差しをし
ないでください。本体や USB メモリー内のデータが失
われる可能性があります。
44
演奏する前に
電源を入れる／切る
［L］（電源）ボタンを押すと、電源が入ります。
ま た 、［ L］（電源）ボタンを 1 秒以上押すと、電源が切れます。
一定時間が経つと自動で電源が切れるようにする（オート・オフ）
本機は、演奏や操作をやめてから一定時間経過すると自動的に電源が切れます（オート・オフ機能）。自動的に電源が切れないようにするには、
オート・オフ機能を解除してください。
押しながら押しながら 11
22
240 分240 分
10 分10 分
解除解除
C7
30 分30 分
オート・オフ 10 分、30 分、240 分、解除（オンのまま）（初期値：30 分）
5 電源が切れると編集中の設定は失われます。残しておきたい設定はあらかじめ保存しておいてください（P.9）。
5 電源を再びオンにするときは、電源を入れ直してください。
音量を調節する
2 つの［VOLUME］ボタンで音量を調節します。
［VOLUME］（右）ボタン 音量が大きくなります。
［VOLUME］（左）ボタン 音量が小さくなります。
本体スピーカーを使用するときは内蔵スピーカーの音量、ヘッドホンを接続するときはヘッドホンの音量を調節することができます。
※ 音量に応じて［VOLUME］ボタンの上にあるインジケーターの点灯する数が変化します。すべて点灯すると音量が最大になります。す
べて消灯すると音は鳴りません。
55
音色を選ぶ
押しながら押しながら
22
11
C1 C2
鍵盤 音色名
C1 Piano 1
C#1 Piano 2
D1 Piano 3
D#1 Piano 4
E1 E. Piano
F1 Wurly
F#1 Clav
G1 Jazz Organ
G#1 Pipe Organ
A1 Jazz Scat
A#1 Strings
B1 Pad
C2 Choir
C#2 Nylon Guitar
D2 Bass+Cymbal
5 2 つの鍵を同時に押すと、2 つの音色を同時に重ねて鳴らすこ
とができます。このような演奏を「デュアル演奏」と呼びます。
押しながら押しながら 11
C1 C2
22
5［PIANO］（［FUNCTION］）ボタンを押すと、Piano 1 になり
ます。
メト ロノ ー ム を 鳴 ら す
メトロノ ー ム を オ ン ／ オ フ に す る
押しながら押しながら
オン／オフオン／オフ
C4
22
11
メトロノームの音量を調節する
押しながら押しながら
C4
-1-1
+1+1
初期値初期値
22
11
メト ロノ ー ム
の音量 1 ～ 10（初期値：5）
拍子を変える
押しながら押しながら 11
22
C4
－－
＋＋
初期値初期値
拍子
0/4（*1）、2/2、3/2、2/4、3/4、4/4、
5/4、6/4、7/4、3/8、6/8、8/8、9/8、
12/8（初期値：0/4）
*1 メトロノームを鳴らすと、すべての拍が同じ音で鳴ります。
テンポを変える
押しながら押しながら
-10-10
+10+10
120120
C4
-1-1
+1+1
22
11
テンポ 10 ～ 500
FP-10-ACR 本体で設定する
66
FP-10-ACR本体で設定する
内蔵曲を再生する
&「内蔵曲一覧」（P.13）
曲を再生／停止する
1. カテゴリーを選びます。
押しながら押しながら
トーン・デモトーン・デモ
C3
22
11
リスニングリスニング
カテゴリー リスニング、トーン・デモ（*1）（初期値：リスニング）
*1 内蔵音色の特徴を表現したデモ曲です。
2. カテゴリー内の曲を全曲再生、または1 曲再生します。
［FUNCTION］ボタンを押しながらもう一度同じ鍵を押すと、
停止します。
押しながら押しながら
1 曲 1 曲
C3
22
11
全曲全曲
他の曲に変える
押しながら押しながら
前の曲前の曲
次の曲次の曲
C3
22
11
1 曲目1 曲目
「トーン・デモ」カテゴリーの曲を選んでいる
とき
音色を選ぶ操作（P.5、［FUNCTION］ボタンを押しな
がら、C1 ～ D2 のいずれかを押す）をすることでも、他の
曲に変えることができます。
音の響きを調節する（アンビエンス）
音にコンサート・ホールで演奏しているような響きをつけます。
どのようなときに使う？
5 好みの音の響きにしたいとき
5 演奏環境に合わせた音の響きにしたいとき
押しながら押しながら
-1-1
+1+1
C4 C5
22
11
初期値初期値
アンビエンス 0 ～ 10（初期値：2）
音の明るさを調節する（ブリリアンス）
鍵盤を弾いたときや曲を再生したときの、音の明るさを調節します。
どのようなときに使う？
5 好みの音の明るさにしたいとき
5 演奏環境に合わせた音の明るさにしたいとき
押しながら押しながら
-1-1
+1+1
C4 C5
22
11
初期値初期値
ブリリア ンス -10 ～ 10（初期値：0）
77
FP-10-ACR本体で設定する
鍵盤を 2 つに分けて 2 人で演奏する
（ツインピアノ）
鍵盤を左右の領域に分けて、2 人で同じ音域で演奏することがで
きます 。 まるで 2 台 のピアノを演 奏 するように使 えます 。
どのようなときに使う？
先生のお手本に合わせて一緒に演奏をするとき
押しながら押しながら
ペアペア
セパレ ートセパレ ート
C5 C6
22
11
オフオフ
鍵盤が左右 2 つの領域に分かれて、それぞれの領域で通常の「中
央のド」を中心とした演奏ができます。
音の鳴りかたを 3 通りの中から選ぶことができます。
設定 説明
オフ（初期値） 領域を分ける設定を解除します。
ペア 右側領域の音は右スピーカーが大きく、左側領
域の音は左スピーカーが大きく鳴ります。
セパレート 右側領域の音は右スピーカーからのみ、左側領
域の音は左スピーカーからのみ鳴ります。
※ 左右は同じ音色（Piano 1）になります。
※ ダンパー・ペダルは右側領域のみに効きます。
鍵盤のタッチ感を変える（キータッチ）
鍵盤を弾いたときのタッチ感を設定します。
どのようなときに使う？
演奏する人の指の強さに合わせたいとき
押しながら押しながら
固定固定
とても軽いとても軽い
普通普通
とても重いとても重い
重い重い
C5 C6
22
11
軽い軽い
設定 説明
とても重い 「重い」よりさらに重い設定です。
重い
「普通」より強いタッチで弾かないとフォルティシ
モ（）が出せなくなるので、鍵盤タッチが重くなっ
たように感じられます。
普通（初期値）
「普通」のタッチ（アコースティック・ピアノに一
番近いタッチ）です。
軽い 「普通」より弱いタッチでフォルティシモ（）が出
せるので、鍵盤が軽くなったように感じられます。
とても軽い 「軽い」よりもさらに軽い設定です。
固定 鍵盤を弾く強さに関係なく、一定の強さで音を鳴
らします 。
他の楽器と音の高さを合わせる
（マスター・チューニング）
他の楽器とアンサンブルするときなど、本機の基準ピッチを他の楽
器に合わせることができます。
押しながら押しながら 11
22
+0.1Hz+0.1Hz
-0.1Hz-0.1Hz
C6 C7
440.0Hz440.0Hz
442.0Hz442.0Hz
基準ピッチとは、一般的に、中央 A（ラ）の鍵盤を弾いたときの
音の高さのことをいいます。他の楽器とアンサンブル演奏をする
ときには、きれいなアンサンブルにするためにお互いの基準ピッチ
を合わせます。他の楽器と基準ピッチを合わせることを「チューニ
ング」といいます。
マスター・
チューニング 415.3 ～ 466.2Hz（初期値：440.0Hz）
88
FP-10-ACR本体で設定する
鍵盤の調を変える（トランスポーズ）
鍵盤を半音単位で移調することができます。
どのようなときに使う？
5 楽譜（弾く位置）はそのままで、歌う人の声の高さに合わせて
演奏するとき
5 シャー プ（ ¾） や フ ラ ット （ ²）がたくさんついた難しい調の曲を、
自分の弾きやすい調に変えて演奏するとき
たとえば、ホ長調（E）の曲をハ長調（C）の鍵盤の位置で弾く場合は、
トランスポーズを「4」に設定します。
ドミソと弾くと→ミソ シと鳴る
押しながら押しながら 11
22
+1+1
-1-1
C6 C7
初期値初期値
トランスポーズ -6 ～ 5（初期値：0）
外部スピーカーと内蔵スピーカーの両
方から音を出す
お買い上げ時の状態では、PHONES 端子に外部スピーカー
（アンプ内蔵）を接続すると、内蔵スピーカーから音を出さないよ
うに設定されています。しかし、設定を変えることで、外部スピー
カーと内蔵スピーカーの両方から音を出すことができます。
※ 設定を変えると、外部スピーカーから出力される音の音質は変
わります。
1.
［VOLUME］（左）ボタンと［VOLUME］（右）ボタ
ンを押しながら、［FUNCTION］ボタンを押します。
11
押したまま
22
2.
［FUNCTION］ボタンを押して、設定を切り替えます。
PHONES 端子に外部スピーカーをつな
いでいるとき
VOLUME インジケー
ターの表示
外部スピーカーからのみ音が出る
外部スピーカー、内蔵スピーカーの両方
から音が出る
3. 操作を終了するときには、［VOLUME］（左）ボタン
または［VOLUME］（右）ボタンを押します。
VOLUME インジケーターの状態
消灯 点灯 点滅
99
FP-10-ACR本体で設定する
設定を保存する（メモリー・バックアップ）
電源を切ると、本機の設定は消えて初期設定に戻りますが、以下
の設定は電源を入れ直しても設定が変わらないように保存しておく
ことができます。この機能を「メモリー・バックアップ」といいます。
メモリー・バックアップ できる設定 ページ
メトロノーム（音量） P.5
アンビエンス P.6
ブリリア ンス P.6
キータッチ P.7
マスター・チューニング P.7
外部スピーカーと内部スピーカーの両方から音を出す P.8
1.
［FUNCTION］ボタンを押しながら［VOLUME］（右）
ボタンを押します。
22
押したまま
11
2. 設定を保存するときは、［VOLUME］（右）ボタンを
押します。
キャンセルするときは、［VOLUME］（左）ボタンまたは
［FUNCTION］ボタンを押します。
メモリー・バックアップ実行中は、VOLUME インジケーターは
以下のように表示されます。このときは、電源を切らないでく
ださい。
完了すると、以下のように表示されます。
お買い上げ時の状態に戻す
（ ファ クト リ ー ・ リ セ ット ）
本機の設定を、お買い上げ時の状態に戻すことができます。この
機能を「ファクトリー・リセット」といいます。
注意
「ファクトリー・リセット」をすると、すべての設定は初期化され
ます。
1. FP-10-ACR の電源をオフにします。
2.
［VOLUME］（右）ボタンと［FUNCTION］ボタン
を押しながら［L］（電源）ボタンを押し、そのまま
［VOLUME］（右）ボタンと［FUNCTION］ボタン
を押したままにします。
電源オン
11
押したまま 押したまま
22
3. VOLUME インジケーターが以下のように表示された
ら、［VOLUME］（右）ボタンと［FUNCTION］ボ
タンから指を離します。
4. ファクトリー・リセットを実行するときは、［VOLUME］
（右）ボタンを押します。
キャンセルするときは、［VOLUME］（左）ボタンまたは
［FUNCTION］ボタンを押します。
ファクトリー・リセット実行中は、VOLUME インジケーターは
以下のように表示されます。このときは、電源を切らないでく
ださい。
完了すると、以下のように表示されます。
5. 完了したら、FP-10-ACR の電源を入れ直します。
VOLUME インジケーターの状態
消灯 点灯 点滅
1010
モバイル機器で動くアプリと接続する
Roland Piano App と接続する
Roland Piano App は iOS や Android に対応したローランド製ア
プリです。
iPad などのタブレットと FP-10-ACR をつないで、ピアノの楽しさ
を広げることができます。
FP-10-ACR 本体の内蔵曲を譜面表示したり、音あてゲームで楽し
く基礎力を身に付けたりすることができます。タブレットの大きな
画面を使うので操作も簡単です。
詳しくは以下をご覧ください。
https://www.roland.com/global/products/
roland_piano_app/
1. モバイル機器の Bluetooth 機能を、いったんオフに
します。
2. Roland Piano Appをインストールしたモバイル機器
を、FP-10-ACR 周辺に置きます。
メモ
FP-10-ACR を複数台お持ちの場合、ペアリングする機器のみ
電源を入れてください（他の機器の電源は切ってください）。
3. FP-10-ACR の電源を入れます。
4. モバイル機器の Bluetooth 機能をオンにします。
5. モバイル機器にインストールしたRoland Piano App
を起動します。
※ Roland Piano App を最初に起動するときは、お使いのモバイ
ル機器がインターネットに接続できる環境で設定してください。
インターネットに接続できないと、設定が完了しません。
6. アプリ画面上部の「接続状態」をタップし、「ピアノ
と接続する」をタップします。
アプリ画面に「FP-10」が表示されます。
7.
「FP-10」をタップします。
「Bluetooth ペアリングの要求」が表示された場合は、「ペアリ
ング 」をタップします 。
ペアリングが成功すると、FP-10-ACR の内蔵曲情報やその他
の情報をインターネット経由でお使いのモバイル機器にダウン
ロ ードしま す 。
※ インターネットに接続できる環境でなければ、完了しません。
スマートフォンやタブレットといったモバイル機器にアプリをインストールして、Bluetooth 機能で接続することにより、アプリを通して
FP-10-ACR の状況をモバイル機器の大きな画面で確認したり、操作したりすることができます。
Bluetooth 機能で接続すると、［FUNCTION］ボタンが点灯します。
ここでは、FP-10-ACR の楽しさを広げるアプリ Roland Piano App の初期設定のしかたを紹介します。
例として、iPad を使った設定方法について説明します。
Android 機器をお使いの場合、Bluetooth 機能の設定のしかたについてはお使いの製品の取扱説明書をご覧ください。
1111
モバイル機器で動くアプリと接続する
Bluetooth 接続ができないときは？
5 Android をお使いのときは、位置情報をオンにします。
5 以下の手順で、接続をやり直します。
1 ピアノの Bluetooth 機能が「オン」になっているか確
認する。
1.［FUNCTION］ボタンを押しながら、「C#7」の鍵盤
を押します。
ピアノの Bluetooth 機能がオンになります。
2 モバイル機器のすべてのアプリを終了する。
ホーム画面の下部から上にスワイプし、画面の中ほどでそ
のまま指を止めます。その後、アプリ画面を上にスワイプ
します。
※ モバイル機器によっては、
アプリの終了方法が異な
る場合があります。お使
いのモバイル機器の操作
方法に従って終了させて
ください。
3 ペアリングされている場合は一度解除し、Bluetooth
機能をオフにする。
1. モバイル機器画面の「接続済み」横にある「i」をタッ
プして、「このデバイスの登録を解除」をタップします。
2. Bluetooth スイッチをオフにします。
4「Roland Piano App と接続する」（P.10）を参考に、
接続をやり直す。
1212
故 障 か な？と 思 っ た ら
症状 確認事項 対策 ページ
ヘ ッド ホ ン を 使 っ て 消 音 し て
も、鍵盤を弾くと打鍵音がカ
タカタ鳴る
このピアノの鍵盤は、アコースティック・ピアノの構造をシミュレートして設計されています。アコースティッ
ク・ピアノの場合でも、鍵盤を押したときに打鍵音が実際に出ています。打鍵音がカタカタ鳴っていても
故障ではありません。
–
電源が勝手に切れる オートオフの設定が「解除」以外になっ
ていませんか？
自動で電源を切る必要がない場合は、オートオフの設定を「解除」
にしてくださ い 。 P.4
電源が入らない AC アダプターが正しくつながれていますか？ –
ペダルが効かない、または効
きっぱなしになる
ペダルが正しくつながれていますか？ –
本機の電源を入れたまま、ペダル・コー
ドを抜き差ししていませんか？
本機の電源を切ってから、ペダル・コードを抜き差ししてくだ
さい。 –
ツインピアノが「ペア」か「セパレート」になっていませんか？
ツインピアノを「ペア」か「セパレート」にすると、ダンパー・ペダルは右側鍵盤のみに効くようになります。 P.7
外部機器から「ブーン」という
音が鳴る
外部機器の電源を複数のコンセントに
つないでいませんか？ 外部機器の電源は、必ず同じコンセントにつないでください。 –
音が鳴らない
アンプやスピーカー、ヘッドホンなどが正しくつながれていますか？ P.3
音量が小さくなっていませんか？ P.4
PHONES 端子にヘッドホンや変換プラグを挿していませんか？
内蔵スピーカーから音を出力しない設定にしているときは、音が出力されません。
P.3
P.8
PHONES 端子にヘッドホンを
挿しても音が出力される 内蔵スピーカーから音が出力される設定になっていませんか？ P.8
音が正しく鳴らない
鍵盤や曲の音程、ピッチがず
れている
トランスポーズの設定をしていませんか？ P.8
マスター・チューニングの設定は適切ですか？ P.7
弾いた音が途切れる ダンパー・ペダルを踏んで、多くの音を鳴らしていませんか？
また、デュアル演奏をしたり、曲と一緒に演奏したりしていませんか？ –
鍵盤を弾くと、2 つの音が鳴
る
デュアル演奏の状態になっていません
か？
［FUNCTION］ボタンを押しながら C1 鍵を押してデュアル演
奏を解除してください。 P.5
外部シーケンサー等につなげていませ
ん か？
別の音源から鳴らないようにするには、DAW のソフト・スルー
の設定を「オフ」にしてください。 –
アンビエンス効果をオフにして
も残響音がする アンビエンス効果をオフにしても、アコースティック・ピアノ本来の響きが残ります。 P.6
高音部で、ある鍵盤から音が
急に変わる
アコースティック・ピアノの特徴を再現しているためで、故障ではありません。
鍵あたりの弦の本数や、巻線／単線の境目では音色が変わります。 –
「キーン」という音がする
ヘッドホンからは聞こえないとき：本機に何らかの問題があると考えられます。お買い上げ店またはロー
ランドお客様相談センターにお問い合わせください。
ヘッドホンからも聞こえるとき：「キーン」という金属的な響きを少なくするには、「アンビエンス」の設定
を調節してください。
P.6
低音がおかしい／ビリビリと共
鳴する
音量を最大にしていませんか？ 音量を小さくしてください。 P.4
ヘッドホンからも聞こえるとき：本機に何らかの問題があると考えられます。お買い上げ店またはローラン
ドお客様相談センターにお問い合わせください。
ヘッドホンからは聞こえないとき：スピーカーから出力される音が大きいために、本機周辺のものが共鳴
しています。共鳴を抑えるには、次のことにご注意ください。
• 本機を壁などから 10 ～ 15cm 離して設置する。
• 音量を控える。
• 共鳴している器具などから遠ざける。
–
1313
内蔵曲一覧
カ テゴ リー：リス ニ ン グ
No. 曲名 作曲者
1舟歌 ショパ ン
2ひばり グリンカ、バラキレフ編曲
3ワルツ 作品 34-1 ショパ ン
4英雄ポロネーズ ショパ ン
5ノクターン 第 20 番 ショパ ン
6ます シューベルト、リスト編曲
7水の反映 ドビュッシ ー
8亜麻色の髪の乙女 ドビュッシ ー
9ラ・カンパネラ リスト
10 スケルツォ 第2番 ショパ ン
11 愛の夢 第 3 番 リスト
12 別れの曲 ショパ ン
13 おまえが欲しい サ ティ
14 幻想即興曲 ショパ ン
15 月の光 ドビ ュッシ ー
16 ノクターン 第 2 番 ショパ ン
17 エリーゼのために ベートーベン
カ テ ゴ リ ー ：ト ー ン ・ デ モ
内蔵音色（P.5）の特徴を表現したデモ曲です。
No. 音色のデモ曲
1Piano 1
2Piano 2
3Piano 3
4Piano 4
5E.Piano
6Wurly
7Clav
8Jazz Organ
9Pipe Organ
10 Jazz Scat
11 Strings
12 Pad
13 Choir
14 Nylon Guitar
15 Bass+Cymbal
1414
主な仕様
ローランド FP-10-ACR：デジタル・ピアノ
音源 ピアノ音 スーパーナチュラル・ピアノ音源
鍵盤 88 鍵（PHA-4 スタンダード鍵盤：エスケープメント付き、象牙調）
電源 AC アダプター
消費電力
4W（3 ～ 6W）
4W ボリュームを中央にしてピアノ演奏したときの消費電力の目安
3W 電源投入後、音を鳴らしていない状態の消費電力
6W 定格消費電力
外形寸法
譜面立てをはずした場合 1,284（幅）×258（奥行）× 140（高さ）mm
譜面立てを付けた場合 1,284（幅）× 298（奥行）×326（高さ）mm
譜面立てと専用スタンド KSCFP10 を
付けた場合 1,284（幅）× 298（奥行）×931（高さ）mm
譜面立てをはずし専用スタンド
KSCFP10 を付けた場合で、転倒防止
部品を含む
1,292（幅）×343（奥行）×745（高さ）mm
質量
譜面立てをはずした場合 12.6kg
譜面立てと専用スタンド KSCFP10 を
付けた場合 20.0kg
付属品 取扱説明書、譜面立て、AC アダプター、電源コード（AC アダプター接続用）、ペダル・スイッチ
別売品 専用スタンド（KSCFP10）、スタンド（KS-12、KS-20X、KS-10Z）、ダンパー・ペダル（DP-10）、キャリングケース
（CB-88RL、CB-76RL）
※ 本書は、発行時点での製品仕様を説明しています。
'22. 02. 01 現在
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Roland FRP-2-ACR は、アコースティック・ピアノのタッチ感や音色を再現した電子ピアノです。場所をとらず、ヘッドホンを使えば消音して演奏できるので、マンションなどでも気兼ねなく使えます。また、Bluetooth 機能を搭載しており、スマートフォンやタブレットと接続して、アプリを通して演奏を楽しんだり、内蔵曲の譜面を表示したりすることができます。さらに、外部スピーカーと接続して、より迫力のあるサウンドで演奏することも可能です。