Thermo Fisher Scientific SkanIt Software ユーザーマニュアル

  • SkanItソフトウェアユーザーマニュアルの内容を理解しました。マイクロプレートリーダーの制御、データ分析、レポート作成などの機能について、ご質問にお答えします。例えば、インストール方法、計算機能の種類、データエクスポートの方法など、お気軽にご質問ください。
  • SkanItソフトウェアのインストールに必要なものは?
    ソフトウェアの言語を変更するには?
    測定結果をExcelにエクスポートするには?
    計算機能にはどのようなものがありますか?
    レポートをどのような形式でエクスポートできますか?
Cat.No. N16711 Rev. 4.0 2021
Thermo Scientific
マイクロプレートリーダー用
SkanIt™
ソフトウェア
ユーザーマニュアル
ソフトウェアバージョン
7.0
© 2021 Thermo Fisher Scientific Inc. 無断複写・複製・転載を禁ず。
Varioskan、Fluoroskan、Multiskan および SkanIt は、Thermo Fisher Scientific Inc. および
その子会社の登録商標です。Excel、Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation
登録商標です。他のすべての商標および登録商標は、それぞれの所有者の財産です。
Thermo Fisher Scientific Inc. は製品を購入した顧客が製品操作時に使用することを目的
本文書を提供しています。本文書は著作権で保護されており、Thermo Fisher Scientific Inc.
の書面による同意なしで本文書の一部または全部を複製することを禁止しています。
本文書の内容は予告なしに変更することがあります。この文書に記載されているすべての技術
的な情報は、参照のみを目的としています。本文書に記載されているシステム構成や仕様は、
購入者が受け取ったすべての以前の情報に優先します。
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本文書はいかなる場合も販売条件を決定または修正するものではなく、すべての矛盾する情報
があれば、販売の契約条件が優先されます。
これらは、オリジナルの指示です。
研究用にのみ使用できます。診断には使用しないでください
Thermo Fisher Scientific Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア i
まえがき
本ガイドについて
マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェアは、マイクロプレートリーダーを
御するために使用されます。このガイドでは、ソフトウェアのインストール手順と操作
方法の概要を説明します。
関連文書
本ガイドに加えて、Thermo Fisher Scientific は、SkanIt ソフトウェアについて、以下
の電子文書を提供しています。
Thermo Scientific ™ SkanIt ™ Software for Microplate Readers Technical Manual
(Cat. No. N16046)
Thermo Scientific SkanIt Automation Interface User Manual (Cat. No. N19215)
SkanIt ソフトウェアの配信には、リリースノートが含まれています。ソフトウェアにも
ヘルプがあります。
安全と特別な注意
本ガイドに記載された注意事項に従ってください。安全とその他特別な注意がボックス
に表示されます。
安全と特別な注意には次が含まれます。
注意 人、物、環境への危険性を強調。各注意は、適切な注意記号を伴っています。
重要 ソフトウェアへの損傷、データ損失、無効なテスト結果を防ぐのに必要な
報、またはシステムの最適な動作に重要な情報を含むものをハイライト。
注意 一般的な興味のある情報をハイライト。
ヒント 作業を簡単にすることに役立つ情報をハイライト。
まえがき
ii Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア Thermo Fisher Scientific
連絡先
製品とサービスの最新情報は、下記 ウエブサイトをご覧ください。
www.thermofisher.com/platereaders
Thermo Fisher Scientific Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア iii
まえがき . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . i
本ガイドについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . i
関連文書 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . i
安全と特別な注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . i
連絡先 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ii
1 章 SkanIt ソフトウェアのインストール . . . . . . . . . . . . . . 1
SkanIt ソフトウェア . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
インストール概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
主な要素 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
アプリケーションメニュー . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
セッションツリー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
タスクリボン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
ソフトウェア言語の選択 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
2 章 SkanIt ソフトウェアの使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
セッション . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
セッション構造 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
プレートレイアウト . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8
プロトコル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
プロトコルアクション . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
測定開始 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
結果 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
計算 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
計算アクション . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
レポート . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
保存済みのセッション . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
既存のセッションを開く . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
目次
目次
iv Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア Thermo Fisher Scientific
Thermo Fisher Scientific Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア 1
1
SkanIt ソフトウェアのインストール
この章では、ソフトウェアのインストールプロセスと、ユーザーインターフェイスの主
な要素を紹介します。ソフトウェアの詳細情報については、
Thermo Scientific
SkanIt ™ Software for Microplate Readers Technical Manual
ソフトウェアは自動的に装置の構成を検出し、利用可能な機能のみを表示します。
SkanIt ソフトウェア
SkanIt ソフトウェアソフトウェアを使用して、次のことができます。
• 装置動作の制御。
• 測定セッションの作成と、測定開始。
• 測定結果を表示し、データ分析を行います。
• 総合的な結果レポートを作成します。
異なるファイル形式で結果レポートを印刷またはエクスポートします(Microsoft
Excel ™など)
すべての測定と計算データは、ファイルシステムに保存されます。
インストール概要
SkanIt ソフトウェアをインストールするには、次のものが必要です。
PC の管理者権限。
インストールソフトウェアは USB スティックにあります(またはインターネットに
アクセスし、当社のウェブサイトからダウンロードしインストールしてください)
PC が推奨要件を満たしていることを確認します。
注意 お持ちの装置は、このガイドで紹介されたすべての機能を搭載していないこと
があります。
1 SkanIt ソフトウェアのインストール
主な要素
2Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア Thermo Fisher Scientific
インストール手順
1. インストール USB スティックを USB ポートに挿入します。(または、インストール
ウェブサイトにアクセスします。
インストールウィンドウが自動的に開かない場合は、USB スティックから Setup ファ
イルを開いてください。
2. インストール手順に従ってください。
3. インストールが終了すると、「Application installed successfully!」メッセージ
が表示されます。
4. ソフトウェアを開くには、デスクトップの SkanIt ソフトウェアショートカットをク
リックします。
詳細なインストール手順については、
Thermo Scientific SkanIt Software for
Microplate Readers Technical Manual
を参照してください。
主な要素
ソフトウェアの主な要素は、アプリケーションメニュー、ッションツリー、タスクリ
ボンです。ソフトウェアを開くと、アプリケーションメニューが開きます。
アプリケーションメニュー
アプリケーションメニューは、一般的なタスク用です。これは新規セッション作成、保
存済みセッションを開く、装置設定にアクセスする場所です。
アプリケーションメニューから、SkanIt クラウドライブラリにアクセスアクセスするこ
ともできます。このライブラリでは、一般的に使用されるアッセイ用の既製のセッショ
ンを見つけることができます。詳細については、
Thermo Scientific SkanIt Software
for Microplate Readers Technical Manual
を参照してください。
表 1. PC の推奨要件
システム 推奨要件
オペレーティングシス
テム
64 ビット版 Microsoft ™ Windows ™ 10 または 11(Pro または
Enterprise 版)
ディスク容量 14 GB 容量
CPU クアッドコア(または、4 論理プロセッサー付きデュアルコ
ア)、2 GHz 以上
メモリー 8 GB RAM
使用可能な USB ポート 1 つ以上
モニタ 1920 x 1080 解像度のフル HD
注意 特に 15 万件を超える測定値、または、複雑な計算のあるセッションを処理す
る場合、推奨 PC 要件を満たすコンピュータ(特に RAM メモリ)を使用することを強
く推奨します。
1 SkanIt ソフトウェアのインストール
主な要素
Thermo Fisher Scientific Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア 3
図 1. アプリケーションメニュー。
他のビューからアプリケーションメニューにアクセスするには、メニューアイコンをク
リックします。
図 2. メニューアイコン。
セッションツリー
セッションツリーは、セッションを作成する、またはセッションを開くと表示されま
す。ここはメインエリアで、どのウェルを測定するか定義する、プロトコルを選択す
る、測定結果を表示する、計算を実行する、結果レポートを作成するための場所です。
図 3. プレートレイアウト選択済みのセッションツリー。
1 SkanIt ソフトウェアのインストール
ソフトウェア言語の選択
4Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア Thermo Fisher Scientific
タスクリボン
タスクリボンのアクションは、セッションツリーで選択したセクションにリンクされて
います。セッションツリープレートレイアウトプロトコル結果またはレポート
選択すると、関連するタスクリボンが開きます。タスクリボンは選択できるアクション
を示します。
図 4. プロトコルタスクリボン。
ソフトウェア言語の選択
デフォルト言語は英語です。言語はフランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、ポル
トガル語、ロシア語、簡体中国語、スペイン語に変更できます。
言語を変更するには:
1. アプリケーションメニュー設定をクリックします。
設定ウィンドウが開きます
2. 一般設定のドロップダウンリストから言語を選択します。
3. 新しい言語を設定するために、ソフトウェアを再起動します。
1 SkanIt ソフトウェアのインストール
ソフトウェア言語の選択
Thermo Fisher Scientific Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア 5
図 5. 設定ウィンドウ。
1 SkanIt ソフトウェアのインストール
ソフトウェア言語の選択
6Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア Thermo Fisher Scientific
Thermo Fisher Scientific Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア 7
2
SkanIt ソフトウェアの使用
この章では、ソフトウェアユーザーインターフェイスの主要部分であるセッションツ
リーについて説明します。セッションの作成方法、測定結果の表示とエクスポート、計
算の実行、データレポート作成方法についての情報が記載されています。
ソフトウェア使用についての一般的な概要は次のとおりです。
1. 新しいセッションを作成するか、既存のセッションを開きます。
2. プレートレイアウトとプロトコルを定義します。
3. セッションを開始します。
4. 結果を表示し、計算を実行します
5. 結果レポートを作成し、データをエクスポートします。
セッション
アッセイを設定し、実行するために必要な情報は
セッション
中に保存されています。
SkanIt ソフトウェアを使用すると、独自のアッセイ用のセッションを構築したり、既存
のセッションを実行または変更することができます。
セッション構造
セッションツリーは、ソフトウェアの主な使用領域です。ッションツリーは 5 つの主
要なセクションがあります。
1. ノート - セッションについてのメモを書きます。
2. プレートレイアウト - 使用するマイクロプレートの種類の選択や測定するウェルの
選択、それぞれのウェルの属性(ブランク・サンプル・スタンダードなど)を設定
します。
3. プロトコル - 装置が何をするのかを定義します(測定、振盪など
4. 結果 - 測定結果を表示し、計算方法を選択します。
5. レポート - 測定結果や解析結果のレポートを作成します。
2 SkanIt ソフトウェアの使用
プレートレイアウト
8Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア Thermo Fisher Scientific
図 6. セッションツリー。
セッションの作成と保存
1. [ アプリケーションメニュー ] タブをクリックします。
2. 最近のセッションにある新しセッションボタンをクリックします。
3. ホームリボンで、保存をクリックして、セッションを保存します。
4. セッションとして保存ウィンドウで、セッションを保存するフォルダーを選択します
5. セッションに名前を付けて、保存をクリックします。
初期保存の後、名前を付けて保存を選択して、すべてのプロトコルおよび測定データに
新しい名前を付けて保存できます新しいセッションとして保存を選択すると、プロト
コルは保存されますが、測定データは保存されません。
プレートレイアウト
ここでは、どのウェルを測定(または分注)するか、マイクロプレートにはどのような
種類のサンプルがあるかをソフトウェアで指定します。ピペット内容セクションでは、
サンプルの性質を定義します。仮想ピペットセクションでは、プレートにサンプルを追
加します。
プレートレイアウトを空のままにできます。そのときは、装置は自動的に全プレートを
測定します。
図 7. プレートレイアウト中のピペットの内容セクション(左)と仮想ピペットセ
クション(右)
2 SkanIt ソフトウェアの使用
プロトコル
Thermo Fisher Scientific Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア 9
プレートのサンプル定義
1. セッションツリープレートレイアウトをクリックします。
2. ドロップダウンリストからプレートテンプレートを選択します。
3. サンプルタイプを選択しサンプル名やレプリケート・濃度・希釈率などを設定しま
す。
4. 仮想ピペット(カーソル)でプレートのウェルをクリックして、サンプルを追加し
ます。
ウェルの消去または編集は、ウェルを右クリックします。
図 8. 例:2 つのレプリケートを並べて、スタンダードサンプルの希釈系列を追加す
るには(5、10、50、100、500 µl/ml)、以下に示すピペット内容パラメー
ターを選択し、仮想ピペットをウェルにペイントすることで、プレートにサ
ンプルを追加します。
プロトコル
ここでは装置が実行するアクションを定義します。装置はプロトコルで列挙された順番
にアクションを実行します。
ヒント ウェル間をピペットでドラッグすることで、一度に複数のサンプルを追
加することができます。
2 SkanIt ソフトウェアの使用
プロトコル
10 Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア Thermo Fisher Scientific
図 9. この例では、装置は最初にウェルに液体を分注し、次にプレートを揺らし、
そして蛍光を測定します。
プロトコルの定義:
1. セッションツリープロトコルをクリックします。
2. プロトコルリボンからステップを選択します。セッションツリーにアクションが表
示されます。
3. 測定波長など、アクションパラメーターを定義します。
4. ステップの順番を変更するには、移動するステップをクリックし、小さな矢印をク
リックして上下に移動させます。
図 10. ステップを上下に移動させるには、矢印アイコンをクリックします。ステッ
プを削除するには、X マークをクリックします。
5. アクションをコピーするには、セッションツリーでコピーするアクションを右ク
リックします。
ポップアップメニューが開きます
2 SkanIt ソフトウェアの使用
プロトコル
Thermo Fisher Scientific Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア 11
図 11. セッションツリーでプロトコルアクションを右クリックして、ポップアップ
メニューを開きます。
6. ポップアップメニューでコピーを選択します。
7. コピーしたアクションを追加するアクションを右クリックします。
8. ポップアップメニューで貼り付けを選択します。
アクションとそのサブステップは、元のアクションと同じパラメーターでコピーさ
れます。必要に応じて、パラメーターを変更できます。
プロトコルアクション
プロトコルリボンからプロトコルアクションを選択します。
図 12. アクション追加のためのプロトコルリボン。
ヒント 一般的なコンピューターコマンド Control+c および Control+v を使用して、
アクションをコピーして貼り付けることもできます。
注意 ソフトウェアは自動的に装置構成を検出し、利用可能なステップのみを表示
ます。
表 2. プロトコルアクションと説明。
アクション 説明
吸光度 サンプルの吸光度を測定します。
吸光度スペクトル 波長範囲の吸光スペクトルを測定します。
比濁 サンプル中の粒子または他のコンポーネントによる光の散乱
を測定します。
蛍光 蛍光強度の測定。
蛍光スペクトル 波長範囲の蛍光スペクトルを測定します。
2 SkanIt ソフトウェアの使用
測定開始
12 Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア Thermo Fisher Scientific
図 13. カイネティック発光測定の例。
測定開始
1. 開始ボタンをクリックします。
インキュベート温度を設定する場合は、温度計の絵と温度が表示されたアイコンを
クリックしてください。
発光 発光の測定。
発光スペクトル 波長範囲の発光スペクトルを測定します。
AlphaScreen® AlphaScreen®/AlphaLISA®/AlphaPlex® 信号を測定します。
TRF 時間分解蛍光の測定。
蛍光 波長範囲の時間分解蛍光スペクトルを測定します。
カイネティックループ カイネティック測定では、定義された時間間隔で複数回サブ
ステップを実行します。
ウェルループ 選択したウェルの数だけ、同時に複数のウェルでサブステッ
プを実行します。
測定ウェルの選択 プレートレイアウトで定義された一部のウェルでのみ、サブ
ステップを実行します。プレートレイアウトで定義されたす
べてのウェルを測定する場合には、エリア設定は不要です。
シェイク ウェル内の液体を混合するために、マイクロプレートをシ
イクします。
分注 所定の量の液体をウェルに分注します。
一時停止 プロトコルを一時停止します。
プレートアウト / イン 機器のプレートの挿入または取り出しを実行します。
ヒント カイネティック測定を実行するには、カイネティックループのサブステップ
として測定ステップを追加します。
表 2. プロトコルアクションと説明。
アクション 説明
2 SkanIt ソフトウェアの使用
結果
Thermo Fisher Scientific Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア 13
図 14. 温度および開始ボタン
2. ファイル名フィールドにセッションの名前を書きます。
既にホームリボンからセッションを保存している場合は、この手順はスキップされ
ます。
3. 保存をクリックして、測定を開始します。ソフトウェアは実行中のステップを矢印
で示します。
図 15. 実行中のステップは矢印で示されます。
4. 結果からステップをクリックすると、測定中の結果を見ることができます。
実行を停止する必要があれば中止をクリックします。その時点までに測定された
結果は保存されています。
図 16. 中止ボタン
結果
ここでは測定結果を表示し、計算を実行できます。SkanIt ソフトウェア以外で使用する
ために、測定と計算データをエクスポートすることも可能です
結果を表示する
1. セッションツリー結果から測定ステップをクリックします。
2. 結果を表示するにはプレートまたはリストタブをクリックします。
重要 測定中は測定チャンバーの扉を開けないでください。
2 SkanIt ソフトウェアの使用
計算
14 Thermo Scientific マイクロプレートリーダー用 SkanIt ™ソフトウェア Thermo Fisher Scientific
図 17. 発光測定の結果と、プレート表示が開かれた状態。
Excel に結果をエクスポート
1. 結果ビューで、Excel にエクスポートタブをクリックします。
2. データを保存します。
計算
ソフトウェアには測定データを解析するための計算機能が備わっています。測定の実行
前または実行後であっても計算機能を追加することができます。測定およびネスト計算
にもいくつかの計算を追加することができます。
セッションツリーで真上にある結果データを計算に使用します。
計算の追加
1. セッションツリーで計算のソースデータとして使用する結果のステップを選択しま
す。
2. 結果リボンで計算アクションをクリックします。セッションツリーに計算アクショ
ンが表示されます。
3. 計算パラメーターを設定します(必要な場合)
4. 計算結果を表示するにはレートまたはリストタブをクリックします。
5. 保存をクリックします。
ヒント レポートを作成することで、同じファイルに複数ステップのデータをエクス
ポートできます。結果レポートは、Excel、PDF、XML、TXT 形式で作成できます。
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