Nissei Battery power driver(V Type) ユーザーマニュアル

  • こんにちは!ニッセイGTR-ARシリーズバッテリー電源タイプドライバの詳細取扱説明書を読みました。このドライバは、多様な制御方法や安全機能を備え、様々な用途に対応できる製品です。速度・トルク制御、配線方法、トラブルシューティングなど、このマニュアルに記載されているあらゆる内容についてご質問にお答えできます。
  • 内蔵トリマの設定変更はどうすれば良いですか?
    異常発生時の対応は?
    モータとの組み合わせは?
    入力電圧はどの範囲ですか?
    廃棄方法は?
バッテリー電源タイプドライバ
詳細取扱説明書
<本書を読んでから製品を使用してください。>
このたびは、GTR-ARシリーズをお買い上げいただきまして、まことにありがとうございました。
本取扱説明書に記載されている内容は、製品をご使用いただく前に必ず熟読、習熟し正しくご使用ください。
爆発性雰囲気中では使用しないでください。
爆発、引火、火災、感電、けが、装置破損の原因となります。
なお、「注意」に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能性があります。いずれも重要な内容を記載し
ていますので必ず守ってください。
︓△記号は「気を付けるべきこと」を意味しています。
 (左の例は感電注意)
︓○記号は「してはいけないこと」を意味しています。
 この記号の中の表⽰は、具体的な禁⽌内容です。(左の例は分解禁⽌)
︓●記号は「しなければいけないこと」を意味しています。
 この記号の中の表⽰は、具体的な指⽰内容です。(左の例はアース接続)
危険
人員輸送装置等の人体の危険に直接関係する用途にご使用になられる場合には、装置側に安全のた
の保護装置を設けてください。人身事故や、装置破損のおそれがあります。
昇降装置に使用される場合には、装置側に落下防⽌のための安全装置を設けてください。昇降体落下に
よる人身事故や、装置破損のおそれがあります。
注意
取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、中程度の傷害や軽傷を受ける可能性が
想定される場合
安全上のご注意
本取扱説明書では取り扱いを誤った場合、発⽣が予想される危害・損害の程度を、基本的に「危険」・「警告」・「注
意」のランクに分類して表⽰してあります。その定義と表⽰は次のとおりです。
危険
取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、死亡または重傷を受ける可能性があり、そ
の危険度が極めて⾼いことが想定される場合
警告
取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、死亡または重傷を受ける可能性が想定さ
れる場合
本ドライバが過電流などの異常時、即座に運転を停⽌し電源を遮断できるように、電源側にヒューズ、ブ
レーカ等を設置してください。火災、感電、機器破損、事故のおそれがあります。
通電中に配線の変更をしないでください。火災、感電、機器破損のおそれがあります。
本ドライバへの⼊⼒電圧は許容範囲内としてください。
許容範囲外で使用しますと、ドライバの故障、破損、事故のおそれがあります。
異常発⽣時や、保護機能により運転を停⽌した場合には、異常の原因を究明し対策処置を施すまでは
絶対に運転しないでください。機器破損、けが、火災、感電、やけどのおそれがあります。
注意
警告
設置、配管・配線、運転・操作、保守・点検の作業は、専門知識と技能を持った人が実施してください。
火災、感電、けが、装置破損のおそれがあります。
水のかかる場所や、腐食性の雰囲気、引火性のガスの雰囲気、可燃物の側では絶対に使用しないでくだ
さい。火災、事故発⽣の原因となります。
回⽣電⼒は本ドライバを通じ、電源装置へ供給されます。
回⽣電⼒を発⽣する負荷にご使用になる場合には、お客様にて電源装置にあわせた適切な処置を実施
してください。ドライバの故障、破損、事故のおそれがあります。
本ドライバは電源投⼊時の突⼊電流を抑⽌する機能はありません。1回/時間程度以上の頻度で電源投
⼊を繰り返される場合や、装置設備において突⼊電流が問題となる場合にはお客様にて突⼊電流対策を
していただく必要があります。ドライバの故障、装置破損、事故のおそれがあります。
本ドライバへの⼊⼒電圧のプラス・マイナスは正しく接続してください。
ドライバの故障、破損、事故のおそれがあります。
瞬停復帰後、突然再動作する可能性がありますので機器に近寄らないようにしてください。けがのおそれが
あります。
強い衝撃を与えないでください。製品が故障し、けがのおそれがあります。
⼊⼒電源及びモータ、ドライバへの配線は正しく確実に⾏ってください。機器の破損によるけがのおそれがあ
ります。
モータ回転部分には触れないようにしてください。けがのおそれがあります。
異常が発⽣した場合は直ちに運転を停⽌してください。けが、火災のおそれがあります。
製品の修理・分解・改造はしないでください。けが、火災、感電、やけどのおそれがあります。
モータとドライバは指定された組み合わせで使用してください。機器破損、火災のおそれがあります。
内蔵トリマの設定を変更する際は、樹脂製のマイナスドライバを使用してください。感電、やけどのおそれがあ
ります。
通電中や電源遮断後の暫くの間は、ドライバやモータは⾼熱になる場合がありますのでふれないでください。
やけど等のおそれがあります。
ぬれた⼿で作業を⾏わないでください。感電のおそれがあります。
昇降運転や減速時などの回⽣運転時に主電源(+)と制御電源(
)を接続した状態で、バッテリーから
切り離さないでください。ドライバの故障、破損、事故のおそれがあります。
ケーブルを傷つけたり、強く引っ張ったりしないでください。けが、火災、感電のおそれがあります。
ドライバに異物が混⼊しないようにしてください。火災、感電、ドライバの故障のおそれがあります。
周囲には通風を妨げるような障害物を置かないでください。冷却が疎外され、異常過熱によるやけど、火災
のおそれがあります。
上に乗ったり、重たいものを乗せたりしないようにしてください。けがのおそれがあります。
周囲には可燃物を絶対に置かないでください。火災のおそれがあります。
取扱説明書に定められた条件下で使用してください。機器破損、けがのおそれがあります。
本書の内容につきましては、万全を期してありますが、万⼀不可解な点や誤り、お気付きの点がございましたら、ご⼀報くださる
ようお願いします。
お願い
お知らせ
上記の注意に反したご使用により⽣じた障害につきましては当社は責任と保証を負いかねます。
本書の内容につきましては、将来予告なく変更されることがあります。
製品を廃棄する場合は、⼀般産業廃棄物として処理してください。ただし、各地域における法律・条例を優先し、適切な処
理を実施してください。
目次
はじめに
安全上の注意
1章 型式と機種構成
P.
2章 各部の名称
P.
3章 外形寸法
P.
4章 取り付け
P.
5章 相互配線図
P.
6章 外部I/F仕様
P.
7章 ⼊出⼒端⼦配線
7.1 制御⼊⼒
P.
7.2 制御出⼒
P.
7.3 外部アナログ⼊⼒
P.
8章 ユーザ定数
8.1 定数の設定方法
P.
8.2 定数⼀覧
P.
8.3 定数の説明
P.
9章 異常保護
9.1 ドライバ異常⼀覧と表⽰方法
P.
9.2 保護機能が働いた場合の要因と対策
P.
9.3 トラブルシューティング
P.
10章 仕様
P.
11章 付属品
P.
12章 海外規格対応(CE、KC)
P.
13章 保証
P.
42
36
37
38
39
40
41
16
16
18
18
23
17
14
6
7
9
10
11
1章 型式と機種構成
■型式の内容
型式の内容は以下のようになります。
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
■機種構成
電源電圧と容量の組み合わせは下記のとおりです。
① シリーズ
A
ARシリーズ
② モータVer
BL
モータバージョン名
③ モータ区分
CD
ブレーキなし・ブレーキ付 共用
④ 容量
005
50 W
010
0.1 kW
020
0.2 kW
040
0.4 kW
容量
50 W
A-BLCD005L1
A-BLCD005L2
⑤ 電源電圧
L1
12V
L2
24V
L4
48V
電源電圧
12V
24V
48V
⑥ 補助記号
空欄
標準仕様
X
特殊仕様追加認識記号
0.1 kW
A-BLCD010L1
A-BLCD010L2
A-BLCD010L4
0.2 kW
A-BLCD020L2
A-BLCD020L4
0.4 kW
A-BLCD040L2
A-BLCD040L4
シリーズ モータ
Ver
モータ
区分 容量 電源電圧 補助記号
A BL CD 010 L2 X
① ②③④⑤⑥
6
2章 各部の名称
■A-BLCD005L1 / 005L2 / 010L1 / 010L2 / 010L4 / 020L2 / 020L4 / 040L4
■A-BLCD040L2
■銘板の内容
内蔵スイッチ(SW1)
主回路端⼦台(M4)
内蔵トリマ1 (VR1)
通信用コネクタ (CN8)
制御信号用
コネクタ(CN1) 内蔵トリマ2 (VR2)
内蔵トリマ4 (VR4)
内蔵トリマ3 (VR3)
モータ信号用コネクタ (CN6)
取り付け穴
取り付け穴
放熱板銘板(側面貼り付け)
状態表⽰LED1~3(赤/⻩/緑)
取り付け穴
取り付け穴
冷却ファン
銘板(側面貼り付け)
主回路端⼦台(M5)
型式
出⼒仕様
シリアル
ソフトウェアVer
ハードウェアVer
⼊⼒仕様
海外規格
+
RD(U)
WT(V)
BK(W)
+
RD(U)
WT(V)
BK(W)
7
■状態表⽰LED
ドライバの状態をLEDにより表⽰する機能です。LEDの点灯仕様は以下の通りです。
■LEDの配置
■内蔵トリマ
ドライバには4つのトリマが内蔵されています。トリマを回すことで、以下の設定をすることが可能です。
■トリマの回転方向
記号
仕様
LED1 赤 アラーム発⽣時に点灯します。
LED2 過負荷運転時(モータ定格電流値を超えた運転時)に点灯し、過負荷状態が解除されると消灯します。
また、過負荷アラームを含めたアラーム発⽣時には消灯します。
LED3 制御電源が投⼊されている場合に点灯します。
また、アラーム発⽣時には点灯、または、点滅状態となり、点滅回数により、アラームの種類を表⽰します。
VR2 内蔵トリマ2
(加減速時間設定器)
トリマを右に回すと加減速時間が⻑くなります。
設定範囲︓0.00~5.00 [s]
トリマによる加・減速時間設定の基準速度はPn025により変更できます。
基準速度の初期値は2500 [r/min]です。
VR3
右 MAX
左 MAX
内蔵トリマ3
(トルク制限設定器)
トリマを右に回すとトルク制限値が大きくなります。
設定範囲︓0~200% 右 MAX
初期設定
内容
トリマを右に回すと指令速度が大きくなります。 ※1
設定範囲︓0~3000 [r/min]
トリマによる速度設定の最大値はPn040により変更できます。※2
機能名
VR1 内蔵トリマ1
(速度設定器)
記号
※2 トリマによる速度設定の最大値は5000[r/min]まで設定可能ですが、モータが回転可能な速度は3000[r/min]まで
です。
※1 出荷時は内蔵トリマ1の機能は無効となっています。内蔵トリマ1を有効にする場合は、ユーザ定数(Pn000)を「4」に変
更してください。初期設定は外部アナログ指令です。
VR4 内蔵トリマ4 未使用 -
LED1 (赤) アラーム
LED2 (⻩) 過負荷警告
LED3 (緑) 制御電源
CN1
CN8
8
3章 外形寸法
■A-BLCD005L1 / 005L2 / 010L1 / 010L2 / 010L4 / 020L2 / 020L4 / 040L4
概略質量=0.29kg
■A-BLCD040L2
概略質量=0.73kg
100
96
90
67.5
38
33
82 2-Φ4.5
4
112
64
92
130
149.5
110
60
68
3
4-Φ4.5
2-Φ4.5
102
25
5.5
5
5
5
5
10
9
4章 取り付け
■据え付け環境
-10~+50℃
95%RH以下(結露のないこと)
1000m以下
腐食性ガス、爆発性ガス、蒸気などのないこと、じんあいを含まない換気の良い場所であること。
2.0G以下
屋内
※ドライバを設置する際は異物の混⼊が無いよう、配電盤に⼊れるなど対策を施してください。
ドライバの取り付け姿勢に制限はありませんが、上下には30mm以上の間隔をあけてください。
■A-BLCD005L1 / 005L2 / 010L1 / 010L2
■A-BLCD040L2(冷却ファン付)
010L4 / 020L2 / 020L4 / 040L4
ドライバを複数台並べて取り付ける場合は、60mm以上の間隔をあけてください。
【設置場所】
【周囲温度】
【周囲湿度】
【⾼度】
【雰囲気】
【振動】
30mm
30mm
60mm
30mm
30mm
10
5章 相互配線図
■シンク接続例(内蔵電源を使用する場合)
内蔵電源を使用する場合は、ドライバの内蔵スイッチ(SW1)を右図のようにしてください。
※1 回⽣運転時に主電源(+)と制御電源(
⊕)
を接続した状態で、バッテリーから切り離さないでください。
運転中にやむを得ず電源を切る際は、主電源(+)のみ切断してください。
※2 安全のため、初期状態は極性を反転しております。
※3 アナログ電圧の基準は-端⼦(主電源(-))から取ってください。
BK(W)
19
20
21
22
10
11
12
13
14
15
16
17
30V以下
2
3
4
5
6
7
8
9
1
主電源(+)
主電源(-)
制御電源( )
I1
I2
I3
I4
マルチファンクション⼊⼒1
マルチファンクション⼊⼒2
マルチファンクション⼊⼒3
マルチファンクション⼊⼒4
I5
I6
I7
I8
マルチファンクション⼊⼒5
マルチファンクション⼊⼒6
マルチファンクション⼊⼒7※2
マルチファンクション⼊⼒8
C1
E1
マルチファンクション出⼒1※2
IN-COM
C2
E2
マルチファンクション出⼒2
C3
E3
マルチファンクション出⼒3
C4
E4
マルチファンクション出⼒4
⼊⼒コモン
+5V 外部アナログ 5V電源
AIN 外部アナログ⼊⼒
AOUT アナログ出⼒
TGND 外部設定器用グランド※3
RD(U)
WT(V)
モータ駆動出⼒ W相
モータ駆動出⼒ V相
モータ駆動出⼒ U相
モータ信号線
CN6
Ry
CN1
CN8
パソコン
(RS-232C)
(正転駆動指令)
(逆転駆動指令)
(速度指令選択1)
(速度指令選択2)
(加・減速時間選択)
(トルク制限値選択)
(アラームリセット/非常停⽌)
(パルス周波数速度指令)
(異常検出)
(運転中)
(回転パルス)
(定格トルクオーバー)
M
内蔵スイッチ(SW1)
内蔵電源使用
外部電源使用
Ry
バリスタ
※1
11
■シンク接続例(外部電源を使用する場合)
外部電源を使用する場合は、ドライバの内蔵スイッチ(SW1)を右図のようにしてください。
※1 回⽣運転時に主電源(+)と制御電源(
⊕)
を接続した状態で、バッテリーから切り離さないでください。
運転中にやむを得ず電源を切る際は、主電源(+)のみ切断してください。
※2 安全のため、初期状態は極性を反転しております。
※3 アナログ電圧の基準は-端⼦(主電源(-))から取ってください。
BK(W)
内蔵電源使用
外部電源使用
内蔵スイッチ(SW1)
12V〜24V
19
20
21
22
10
11
12
13
14
15
16
17
30V以下
2
3
4
5
6
7
8
9
1
主電源(+)
主電源(-)
制御電源( )
I1
I2
I3
I4
マルチファンクション⼊⼒1
マルチファンクション⼊⼒2
マルチファンクション⼊⼒3
マルチファンクション⼊⼒4
I5
I6
I7
I8
マルチファンクション⼊⼒5
マルチファンクション⼊⼒6
マルチファンクション⼊⼒7※2
マルチファンクション⼊⼒8
C1
E1
IN-COM
C2
E2
マルチファンクション出⼒2
C3
E3
マルチファンクション出⼒3
C4
E4
マルチファンクション出⼒4
⼊⼒コモン
+5V 外部アナログ 5V電源
AIN 外部アナログ⼊⼒
AOUT アナログ出⼒
TGND 外部設定器用グランド※3
RD(U)
WT(V)
モータ駆動出⼒ W相
モータ駆動出⼒ V相
モータ駆動出⼒ U相
モータ信号線
CN6
Ry
CN1
CN8
パソコン
(RS-232C)
(正転駆動指令)
(逆転駆動指令)
(速度指令選択1)
(速度指令選択2)
(加・減速時間選択)
(トルク制限値選択)
(アラームリセット/非常停⽌)
(パルス周波数速度指令)
(異常検出)
(運転中)
(回転パルス)
(定格トルクオーバー)
M
Ry
バリスタ
※1
マルチファンクション出⼒1※2
12
■ソース接続例(外部電源を使用する場合)
外部電源を使用する場合は、ドライバの内蔵スイッチ(SW1)を右図のようにしてください。
※1 回⽣運転時に主電源(+)と制御電源(
⊕)
を接続した状態で、バッテリーから切り離さないでください。
運転中にやむを得ず電源を切る際は、主電源(+)のみ切断してください。
※2 安全のため、初期状態は極性を反転しております。
※3 アナログ電圧の基準は-端⼦(主電源(-))から取ってください。
BK(W)
内蔵電源使用
外部電源使用
内蔵スイッチ(SW1)
19
20
21
22
10
11
12
13
14
15
16
17
30V以下
2
3
4
5
6
7
8
9
1
主電源(+)
主電源(-)
制御電源( )
I1
I2
I3
I4
マルチファンクション⼊⼒1
マルチファンクション⼊⼒2
マルチファンクション⼊⼒3
マルチファンクション⼊⼒4
I5
I6
I7
I8
マルチファンクション⼊⼒5
マルチファンクション⼊⼒6
マルチファンクション⼊⼒7※2
マルチファンクション⼊⼒8
C1
E1
IN-COM
C2
E2
マルチファンクション出⼒2
C3
E3
マルチファンクション出⼒3
C4
E4
マルチファンクション出⼒4
⼊⼒コモン
+5V 外部アナログ 5V電源
AIN 外部アナログ⼊⼒
AOUT アナログ出⼒
TGND 外部設定器用グランド※3
RD(U)
WT(V)
モータ駆動出⼒ W相
モータ駆動出⼒ V相
モータ駆動出⼒ U相
モータ信号線
CN6
Ry
CN1
CN8
パソコン
(RS-232C)
(正転駆動指令)
(逆転駆動指令)
(速度指令選択1)
(速度指令選択2)
(加・減速時間選択)
(トルク制限値選択)
(アラームリセット/非常停⽌)
(パルス周波数速度指令)
(異常検出)
(運転中)
(回転パルス)
(定格トルクオーバー)
M
Ry
バリスタ
12V〜24V
※1
マルチファンクション出⼒1※2
13
6章 外部I/F仕様
I/Fは主電源と絶縁はされておりませんので、配線時にはご注意ください。
■各種コネクタ仕様
■端⼦台配列
※ モータ駆動出⼒は結線場所に注意してください。結線を間違えるとモータは駆動しません。
■⼊出⼒コネクタ配列(CN1)
※1 内蔵スイッチを内蔵電源を使用する設定にした場合、内部でグランドと短絡されます。
内蔵電源を使用する場合は、他の端⼦と接続しないでください。
※2 初期設定では⼊出⼒極性が反転しています。
※3 マルチファンクション出⼒3、4は⾼速パルス出⼒に対応しています。出⼒機能の回転パルス、正転パルス、逆転パルスを
選択する場合はマルチファンクション出⼒3、4に機能を割り付けてください。
※4 電源出⼒端⼦となっております。外部から電源を接続しないでください。
※5 外部設定器を使用する場合にのみ接続します。外部設定器を使用しない場合は、他の端⼦と接続しないでください。
1.6~2.0 N・m(M5)
CN1 日本圧着端⼦製造 S22B-PUDSS-1
適合ハウジング︓PUDP-22V-S
適合圧着端⼦︓SPUD-001T-P0.5
記号
メーカ
型式
備考
端⼦台
(TM1~6) - -
締め付けトルク︓
0.8~1.2 N・m(M4)
端⼦記号
機能名
内容
制御電源(+)
制御電源のプラス側です。
CN6 日本圧着端⼦製造 S05B-XASK-1
適合ハウジング︓XAP-05V-1
適合圧着端⼦︓SXA-001T-P0.6
CN8 日本圧着端⼦製造 S4B-XH-A
適合ハウジング︓XHP-4
適合圧着端⼦︓SXH-001T-P0.6N
RD(U)
モータ駆動出⼒ U相
モータと接続します。※
WT(V)
モータ駆動出⼒ V相
BK(W)
モータ駆動出⼒ W相
- 主電源(-)
主電源のマイナス側です。
制御電源のマイナスと共通です。
主電源(+)
主電源のプラス側です。
2
I1
マルチファンクション⼊⼒1
正転駆動指令
3
I2
マルチファンクション⼊⼒2
逆転駆動指令
端⼦番号
端⼦名
機能名
初期設定
1
IN_COM
⼊⼒コモン※1
6
I5
マルチファンクション⼊⼒5
加減速時間選択
7
I6
マルチファンクション⼊⼒6
トルク制限値選択1
4
I3
マルチファンクション⼊⼒3
速度指令選択1
5
I4
マルチファンクション⼊⼒4
速度指令選択2
10
C1
マルチファンクション出⼒1 異常検出 ※2
11
E1
8
I7
マルチファンクション⼊⼒7
アラームリセット/非常停⽌※2
9
I8
マルチファンクション⼊⼒8
パルス周波数速度指令
14
C3
マルチファンクション出⼒3
(⾼速パルス出⼒対応※3 回転パルス
15
E3
12
C2
マルチファンクション出⼒2 運転中
13
E2
18
-
未使用
19
+5V
外部アナログ 5V電源※4
16
C4
マルチファンクション出⼒4
(⾼速パルス出⼒対応※3 定格トルクオーバー
17
E4
20
AIN
外部アナログ⼊⼒
速度指令
21
AOUT
アナログ出⼒
速度(モータ実速度を出⼒)
22
TGND
外部設定器用グランド※5
14
■モータ信号コネクタ配列(CN6)※1
※1 最大延⻑は5mとなります。
※2 主電源(-)と接続しないでください。
■通信コネクタ配列(CN8)
※ 主電源(-)と接続しないでください。
端⼦番号
端⼦名
機能名
1
+15V
電源 15V
2
HALL_U
ホールセンサ⼊⼒ U相
5
GND
グランド※2
端⼦番号
端⼦名
機能名
3
HALL_V
ホールセンサ⼊⼒ V相
4
HALL_W
ホールセンサ⼊⼒ W相
3
RxD
データ受信
4
GND
グランド※
1
+5V
電源 5V
2
TxD
データ送信
1番端⼦切⽋き
基板
2
21
22
CN
15
7章 ⼊出⼒端⼦配線
7.1 制御⼊⼒
■内蔵電源使用時(SW1をCN1側に設定)
【シンク接続】
※内蔵スイッチの設定
※上記のようにCN1-1(IN-COM)は使用しないでください
■外部電源使用時(SW1をCN1の反対側に設定)
【シンク接続】
【ソース接続】
7.2 制御出⼒
■制御出⼒最大定格
【シンク接続】
【ソース接続】
C-E間 最大電圧
30V
最大電流
C1/E1, C2/E2
100mA
C3/E3, C4/E4
50mA
外部電源
+12〜24V
外部電源
+12〜24V
ドライバ
2〜9
5.1kΩ
2kΩ
+15V
SW1
IN-COM
I1〜I8
ドライバ
2〜9
5.1kΩ
2kΩ
+15V
SW1
IN-COM
I1〜I8
ドライバ
E1〜E4
10,12,14,16
11,13,15,17
0V
C1〜C4
外部電源
ドライバ
E1
E4
10,12,14,16
11,13,15,17
0V
C1
C4
外部電源
ドライバ
内蔵電源使用
外部電源使用
スイッチのレバー
2〜9
5.1kΩ
2kΩ
+15V
SW1
IN-COM
I1〜I8
主電源
(-)
16
7.3 外部アナログ⼊⼒
AIN端⼦(外部アナログ⼊⼒端⼦) に直流電圧を⼊⼒することで、速度指令値またはトルク制限値の指令が可能です。
※直流電圧の基準は外部速度設定器と直流電圧制御で異なります。以下の配線例を参考に接続してください。
■外部速度設定器配線例
外部速度設定器はオプションでご用意しております。
お客様でご用意される場合は1k~20kΩの範囲で選定してください。
TGNDは外部速度設定器1番端⼦以外には接続しないでください。
■直流電圧制御配線例
アナログ出⼒ユニット等を使用する場合は、出⼒が絶縁されているものを推奨します。
アナログ出⼒ユニットの-出⼒端⼦は、ドライバ主電源(-)へ
直接接続してください。
19
20
21
22
+5V
AIN
AOUT
TGND
32
1
1k~20kΩ
外部速度設定器
CN1
19
20
21
22
+5V
AIN
AOUT
TGND
DC0~+5V
または
DC0~+10V
絶縁型アナログ出⼒ユニット
CN1
主電源(-)
バッテリーの-端⼦へ
17
8章 ユーザ定数
8.1 定数の設定方法
ユーザ定数はコンピュータ(以下PCと表記)用のソフト「ACD-PSTool」により変更が可能です。
※「ACD-PSTool」は当社ホームページより無償でダウンロードできます。
※PC(RS-232C)とドライバの通信ケーブルはオプション品(別売)となります。
■「ACD-PSTool」は以下のOSで動作確認を⾏っております。
Windows7
®
、Windows8
®
、Windows8.1
®
、及びWindows10
®
8.2 定数一覧
■属性について
各定数には属性があります。以下の説明をご覧ください。
S:モータ停⽌時or電源再投⼊時に変更適応
D:常時変更適応
Pn025 加減速時間
基準速度
加減速時間の基準速度を設定します。
加速時間︓0[r/min]から本定数までの時間
減速時間︓本定数から0[r/min]までの時間
r/min 1000
~5000 2500 S
s 0.00~5.00 0.1 D
Pn023 加速時間2 0[r/min]から加減速時間基準速度(Pn025)
までの加速時間2を設定します。 s 0.00~5.00 0.1 D
s 0.00~5.00 0.1 D
Pn021 加速時間1 0[r/min]から加減速時間基準速度(Pn025)
までの加速時間1を設定します。 s 0.00~5.00 0.1 D
- 1~2 1 S
Pn008
速度指令8
速度指令8を設定します。
r/min
100~3000
2500
D
r/min
100~3000
2500
D
速度指令6を設定します。
r/min
100~3000
2500
D
2500
D
Pn005
速度指令5
速度指令5を設定します。
r/min
100~3000
2500
D
2500
D
単位
設定範囲
初期値
属性
Pn001
速度指令1
速度指令1を設定します。
r/min
100~3000
2500
D
1 S
Pn003
速度指令3
速度指令3を設定します。
r/min
100~3000
2500
D
速度指令6
番号
名称
内容
Pn007
速度指令7
速度指令7を設定します。
Pn020 加・減速時間指令元
選択
加・減速時間の指令方法を選択します。
1 : 内蔵トリマ2
2 : 加速時間1, 減速時間1
Pn022 減速時間1 加減速時間基準速度(Pn025)から0[r/min]
までの減速時間1を設定します。
Pn024 減速時間2 加減速時間基準速度(Pn025)から0[r/min]
までの減速時間2を設定します。
Pn000 速度指令元選択
速度指令の指令方法を選択します。
1 : 外部アナログ指令
2 : PWM速度指令
3 : パルス周波数速度指令
4 : 内蔵トリマ1
5 : 速度指令1(Pn001)
- 1~5
Pn002
速度指令2
速度指令2を設定します。
r/min
100~3000
Pn004
速度指令4
速度指令4を設定します。
r/min
100~3000
Pn006
属性
D
内容
定数変更を⾏うと、すぐに設定が有効になります。
P
S
定数変更を⾏った際、電源再投⼊後に設定が有効になります。
電源再投⼊を⾏うまでは変更前の設定が有効となります。
定数変更を⾏った際、モータ停⽌、または、電源再投⼊後に設定が有効になります。
モータ運転中は変更前の設定が有効となります。
18
S:モータ停⽌時or電源再投⼊時に変更適応
D:常時変更適応
※10〜1000Hzのときは1Hz単位で設定可能です。1000〜100000Hzのとき10Hzで設定してください。
Pn062 アナログ出⼒オフセット アナログ出⼒のオフセットを設定します。 V 0.00~5.00 0.00 D
Pn061 アナログ出⼒ゲイン アナログ出⼒の傾きを設定します。
V/(r/min)
or
V/%
-99.99
~99.99 1.00 D
Pn060 アナログ出⼒選択
アナログ出⼒で出⼒する機能を設定します。
1 : 速度(モータの実速度を出⼒)
2 : 負荷率(モータの負荷率を出⼒)
3 : 指令速度(ドライバの指令速度を出⼒)
- 1~3 1 D
Pn052 アナログ⼊⼒オフセット 外部アナログ指令のオフセットを設定します。
r/min
or
V
0~9999 0 S
Pn051 アナログ⼊⼒ゲイン 外部アナログ指令の傾きを設定します。
(r/min)/V
or
%/V
-9.99
~9.99 0.6 S
Pn050 外部アナログ
⼊⼒レベル
外部アナログ⼊⼒の電圧レベルを設定します。
1 : 0~10V
2 : 0~5V
- 1~2 2 S
Pn042 パルス周波数速度
指令用 基準速度
パルス周波数速度指令の基準速度を設定しま
す。 r/min 1~5000 2500 S
Pn043 PWM速度指令
周波数 ⼊⼒するPWM信号の周波数を設定します。 Hz 10〜
1000001000 S
Pn041 パルス周波数速度
指令用 周波数設定
パルス周波数速度指令の基準速度(Pn042)
時の周波数を設定します。 ×10Hz 1~9999 2500 S
Pn040 内蔵トリマ1・PWM速
度指令基準速度
内蔵トリマ及びPWM速度指令(Duty100%)
の基準速度を設定します。 r/min 100~5000 3000 S
Pn034
トルク制限値4
トルク制限値4を設定します。
%
0~200
150
D
Pn033
トルク制限値3
トルク制限値3を設定します。
%
0~200
150
D
%
0~200
150
D
Pn031
トルク制限値1
トルク制限値1を設定します。
%
0~200
150
D
Pn032
トルク制限値2
トルク制限値2を設定します。
トルク制限値の指令方法を選択します。
1 : 外部アナログ指令
2 : 内蔵トリマ3
3 : トルク制限値1
- 1~3 2 S
番号
名称
内容
単位
設定範囲
初期値
属性
Pn030 トルク制限値指令元
選択
19
P:電源再投⼊時に変更適応
⼊⼒端⼦機能⼀覧
出⼒端⼦機能⼀覧
11
直流ロック
10
12
13
14
負荷慣性切り替え
PWM速度指令
パルス周波数速度指令
7
8
9
10
11
ブレーキ制御信号
電圧低下警告
定格トルクオーバー
指定トルクオーバー
9
トルク制限値選択1
トルク制限値選択2
アラームリセット/非常停⽌
ブレーキ制御信号
強制ON指令
回転中
8
設定
1
2
3
4
機能
正転駆動指令
逆転駆動指令
回転方向
正転パルス
逆転パルス
5
6
速度指令選択1
速度指令選択2
速度指令選択3
加減速時間選択
P
Pn128
C4-E4出⼒極性選択
出⼒端⼦4の極性を選択します。
-
0~1
0
P
Pn127
C3-E3出⼒極性選択
出⼒端⼦3の極性を選択します。
-
0~1
0
P
Pn126
C2-E2出⼒極性選択
出⼒端⼦2の極性を選択します。
-
0~1
0
P
Pn125
C1-E1出⼒極性選択
出⼒端⼦1の極性を選択します。
-
0~1
1
P
Pn123
C4-E4出⼒機能選択
出⼒端⼦4の機能を選択します。
-
1~11
8
P
Pn122
C3-E3出⼒機能選択
出⼒端⼦3の機能を選択します。
-
1~11
3
P
Pn121
C2-E2出⼒機能選択
出⼒端⼦2の機能を選択します。
-
1~11
2
P
Pn120
C1-E1出⼒機能選択
出⼒端⼦1の機能を選択します。
-
1~11
1
P
Pn117
I8⼊⼒極性選択
⼊⼒端⼦8の極性を選択します。
-
0~1
0
P
Pn116
I7⼊⼒極性選択
⼊⼒端⼦7の極性を選択します。
-
0~1
1
P
Pn115
I6⼊⼒極性選択
⼊⼒端⼦6の極性を選択します。
-
0~1
0
P
Pn114
I5⼊⼒極性選択
⼊⼒端⼦5の極性を選択します。
-
0~1
0
P
Pn113
I4⼊⼒極性選択
⼊⼒端⼦4の極性を選択します。
-
0~1
0
P
Pn112
I3⼊⼒極性選択
⼊⼒端⼦3の極性を選択します。
-
0~1
0
P
Pn111
I2⼊⼒極性選択
⼊⼒端⼦2の極性を選択します。
-
0~1
0
P
Pn110
I1⼊⼒極性選択
⼊⼒端⼦1の極性を選択します。
-
0~1
0
P
Pn107
I8⼊⼒機能選択
⼊⼒端⼦8の機能を選択します。
-
1~14
14
P
Pn106
I7⼊⼒機能選択
⼊⼒端⼦7の機能を選択します。
-
1~12
9
P
Pn105
I6⼊⼒機能選択
⼊⼒端⼦6の機能を選択します。
-
1~12
7
P
Pn104
I5⼊⼒機能選択
⼊⼒端⼦5の機能を選択します。
-
1~12
6
P
Pn103
I4⼊⼒機能選択
⼊⼒端⼦4の機能を選択します。
-
1~12
4
P
Pn102
I3⼊⼒機能選択
⼊⼒端⼦3の機能を選択します。
-
1~12
3
P
Pn101
I2⼊⼒機能選択
⼊⼒端⼦2の機能を選択します。
-
1~12
2
P
Pn100
I1⼊⼒機能選択
⼊⼒端⼦1の機能を選択します。
-
1~12
1
番号
名称
内容
単位
設定範囲
初期値
属性
運転中
回転パルス
機能
異常検出
2
3
4
5
6
7
設定
1
※ブレーキ制御信号はソフトウェアVer0004より使用可能です。
Ver0003以前のドライバは絶対に使用しないでください。
20
/