Nissei Battery power driver(SD Type) ユーザーマニュアル

  • こんにちは!ニッセイ バッテリー電源ドライバの詳細取扱説明書の内容を理解しました。このドライバは、バッテリー電源を使用し、様々な制御方法(アナログ入力、PWM、パルスなど)に対応しています。安全な使用方法やユーザー定数の設定方法、トラブルシューティングなどについて、ご質問にお答えしますので、お気軽にご相談ください。
  • モーターが回らない場合はどうすれば良いですか?
    ユーザー定数の設定方法は?
    保護機能が働いた場合、どうすれば良いですか?
    アナログ入力を使用して速度指令をするには?
<本書を読んでから製品を使⽤してください。>
バッテリー電源ドライバ SDタイプ
詳細取扱説明書
・ 本取扱説明書に記載されている内容は、製品をご使⽤いただく前に必ず熟読、習熟し正しくご使⽤ください。
■配線
通電中に配線の変更をしないでください。⽕災、感電、機器破損のおそれがあります。
本ドライバが過電流などの異常時、即座に運転を停⽌し電源を遮断できるように、電源側にヒューズ、
ブレーカ等を設置してください。⽕災、感電、機器破損、事故のおそれがあります。
はじめに
このたびは、当社製品をお買い上げいただきまして、まことにありがとうございました。
安全上のご注意
感電の危険があることを⽰します しなければいけないことを⽰します
警告
取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、
死亡または重傷を受ける可能性が想定される場合
注意
取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、
中程度の傷害や軽傷を受ける可能性が想定される場合
なお、「注意」に記載した事項でも、状況によっては重⼤な結果に結び付く可能性があります。いずれも重要な内容を
記載していますので必ず守ってください。
気をつけるべきことを⽰します してはいけないことを⽰します
■お守りいただく内容の種類を、次の絵記号で区分し説明しています。
■表⽰の説明
・ 本取扱説明書では取り扱いを誤った場合、発⽣が予想される危害・損害の程度を、「危険」・「警告」・「注意」
のランクに分類して表⽰してあります。その定義と表⽰は次のとおりです。
危険
取り扱いを誤った場合に、危険な状況が起こりえて、死亡または重傷を受ける可能性があり、
その危険度が極めて⾼いことが想定される場合
やけどの危険があることを⽰します 分解してはいけないことを⽰します
⼈員輸送装置等の⼈体の危険に直接関係する⽤途にご使⽤になられる場合には、装置側に安全のための
保護装置を設けてください。⼈⾝事故や、装置破損のおそれがあります。
昇降装置に使⽤される場合には、装置側に落下防⽌のための安全装置を設けてください。
昇降体落下による⼈⾝事故や、装置破損のおそれがあります。
爆発性雰囲気中では使⽤しないでください。
爆発、引⽕、⽕災、感電、けが、装置破損の原因となります。
⽕災の危険があることを⽰します アース線を接続することを⽰します
危険
■全般
⽔のかかる場所や、腐⾷性の雰囲気、引⽕性のガスの雰囲気、可燃物の側では絶対に使⽤しないでください。
⽕災、事故発⽣の原因となります。
警告
■全般
設置、配管・配線、運転・操作、保守・点検の作業は、専⾨知識と技能を持った⼈が実施してください。
⽕災、感電、けが、装置破損のおそれがあります。
製品の修理・分解・改造はしないでください。けが、⽕災、感電、やけどのおそれがあります。
■据え付け
銘板を取り外さないでください。
取扱説明書に定められた条件下で使⽤してください。機器破損、けがのおそれがあります。
強い衝撃を与えないでください。製品が故障し、けがのおそれがあります。
ドライバの表⾯温度は80℃を越えないようにしてください。
機器破損、やけどのおそれがあります。
注意
■全般
ぬれた⼿で作業を⾏わないでください。感電のおそれがあります。
モータとドライバは指定された組み合わせで使⽤してください。機器破損、⽕災のおそれがあります。
■運転
瞬停復帰後、突然再動作する可能性がありますので機器に近寄らないようにしてください。
けがのおそれがあります。
本ドライバへの⼊⼒電圧のプラス・マイナスは正しく接続してください。
ドライバの故障、破損、事故のおそれがあります。
昇降運転や減速時などの回⽣運転時に主電源(+)と制御電源(⊕)を接続した状態で、バッテリーから
切り離さないでください。ドライバ故障、破損、事故のおそれがあります。
本ドライバは電源投⼊時の突⼊電流を抑⽌する機能はありません。1回/時間程度以上の頻度で電源投⼊を
繰り返される場合や、装置設備において突⼊電流が問題となる場合にはお客様にて突⼊電流対策を
していただく必要があります。ドライバの故障、装置破損、事故のおそれがあります。
■配線
内蔵トリマの設定を変更する際は、樹脂製のマイナスドライバを使⽤してください。
感電、やけどのおそれがあります。
本ドライバへの⼊⼒電圧は許容範囲内としてください。
許容範囲外で使⽤しますと、ドライバの故障、破損、事故のおそれがあります。
異常発⽣時や、保護機能により運転を停⽌した場合には、異常の原因を究明し対策処置を施すまでは
絶対に運転しないでください。機器破損、けが、⽕災、感電、やけどのおそれがあります。
回⽣電⼒は本ドライバを通じ、電源装置へ供給されます。回⽣電⼒を発⽣する負荷にご使⽤になる場合には、
お客様にて電源装置にあわせた適切な処置を実施してください。ドライバの故障、破損、事故の
おそれがあります。
本書の内容につきましては、予告なく変更されることがあります。
本書の内容につきましては、万全を期してありますが、万⼀不可解な点や誤り、お気付きの点がございましたら、
ご⼀報くださいますようお願いします。
ギアモータの回転部分には触れないようにしてください。けがのおそれがあります。
お願い
製品を廃棄する場合は、⼀般産業廃棄物として処理してください。ただし、各地域における法律・条例を優先し、適切な処理を
実施してください。
お知らせ
本書の注意に反したご使⽤により⽣じた障害につきましては当社は責任と保証を負いかねます。
⼊⼒電源及びモータ、ドライバへの配線は正しく確実に⾏ってください。機器の破損によるけがのおそれがあります。
■運転
異常が発⽣した場合は直ちに運転を停⽌してください。感電、けが、⽕災のおそれがあります。
通電中や電源遮断後しばらくの間は、ギアモータは⾼熱になる場合がありますのでふれないでください。
やけど等のおそれがあります
注意
■配線
ケーブルを傷つけたり、強く引っ張ったりしないでください。けが、⽕災、感電のおそれがあります。
周囲には可燃物を絶対に置かないでください。⽕災のおそれがあります。
周囲には通⾵を妨げるような障害物を置かないでください。冷却が阻害され、異常過熱によるやけど、
⽕災のおそれがあります。
ドライバに異物が混⼊しないようにしてください。やけど、⽕災、感電のおそれがあります。
上に乗ったり、重たいものを乗せたりしないでください。
けがのおそれがあります。
■据え付け
はじめに
安全上の注意
1. 型式と機種構成 P.6
2. 各部の名称 P.7
3. 外形⼨法 P.10
4. 据え付け P.11
5. 相互配線図 P.12
6. 外部I/F仕様 P.16
7. ⼊出⼒端⼦配線
7-1 制御⼊⼒ P.18
7-2 制御出⼒ P.19
7-3 外部アナログ⼊⼒ P.19
8. ユーザ定数
8-1 定数の設定⽅法 P.20
8-2 定数⼀覧 P.20
8-3 定数の説明 P.25
9. 異常保護
9-1 ドライバ異常⼀覧と表⽰⽅法 P.39
9-2 保護機能が働いた場合の要因と対策 P.40
9-3 トラブルシューティング P.41
10. 仕様 P.42
11. 付属品 P.43
12. 海外規格対応(CE、KC) P.44
13. 保管・保証 P.45
お問い合わせ窓⼝マッ
P.46
関連取扱説明書およびソフトウェア P.47
⽬次
■ドライバ型式
ドライバ型式の記号の意味は下記の通りです。ご注⽂通りの型式かご確認ください。
■機種構成
0.75kW DC48V A-SDNB080L4
1. 型式と機種構成
X
[6]  補助記号 標準仕様
特殊仕様追加認識記号
[3]
[4]
[5]
GTR-AR
ブラシレスモータ SDタイ
ブレーキなし・ブレーキ付 共⽤NB
空欄
080
L4
容量 電源電圧
0.75kW
DC48V
ドライバ型式
 モータ区分
 容量
 電源電圧
 シリー
 モータVe
r
[6]
補助記号
X
[5]
電源電圧
L4
[1]
[2]
[4]
容量
080
[2]
モータ
Ver
SD
[3]
モータ
区分
NB
A
SD
[1]
シリーズ
A
6
■銘板の内容
3 出⼒仕様 7 ハードウェアVe
r
4シ
1 型式 5 海外規格
2 ⼊⼒仕様 6 ソフトウェアVe
r
7 内蔵スイッチ(SW1) 14 冷却ファン
番号 内容 番号 内容
5 通信⽤コネクタ(CN8) 12 内蔵トリマ2(VR2)
6 モータ信号⽤コネクタ(CN6) 13 内蔵トリマ1(VR1)
3 制御信号⽤コネクタ(CN1) 10 内蔵トリマ3(VR3)
4 状態表⽰LED1~3(⾚/⻩/緑) 11 内蔵トリマ4(VR4)
1 主回路端⼦台(M5) 8 銘板(側⾯貼り付け)
2 取り付け⽳ 9 放熱板
名称 番号 名称番号
2. 各部の名称
7
■内蔵スイッチ
制御信号を⼊⼒する際、ドライバ内蔵の電源(+15V)を使⽤するか、
外部電源を使⽤するかを選択します。
【内蔵スイッチ(SW1)の設定】
■状態表⽰LED
ドライバの状態をLEDにより表⽰する機能です。LEDの点灯仕様は以下の通りです。
【LEDの配置】
記号 ⾊ 仕様
LED1 ⾚ アラーム発⽣時に点灯します。
LED2 過負荷運転時(モータ定格電流値を超えた運転時)に点灯し、過負荷状態が解除されると消灯します。
また、過負荷アラームを含めたアラーム発⽣時には消灯します。
LED3 制御電源が投⼊されている場合に点灯します。
また、アラーム発⽣時には点灯、または、点滅状態となり、点滅回数により、アラームの種類を表⽰します。
内容
ドライバ内蔵の電源と切り離されます。
各⼊⼒端⼦I1~I8に+15Vが加わります。
SW1
記号 設定
外部電源使⽤
(初期設定)
内蔵電源使⽤
LED1 (⾚) アラーム
LED2 (⻩) 過負荷警告
LED3 (緑) 制御電源
CN1
CN8
内蔵電源使⽤(I)
外部電源使⽤(O)
(初期i位置)
スイッチのレバー
8
■内蔵トリマ
ドライバには4つのトリマが内蔵されています。トリマを回すことで、以下の設定をすることが可能です。
【トリマの回転⽅向】
VR2 内蔵トリマ2
(加減速時間設定器)
トリマを右に回すと加減速時間が⻑くなります。
設定範囲︓0.00~5.00 [s]
トリマによる加・減速時間設定の基準速度はPn025により変更できます
基準速度の初期値は3000 [r/min]です
VR3
右 MAX
左 MAX
内蔵トリマ3
(トルク制限設定器)
トリマを右に回すとトルク制限値が⼤きくなります。
設定範囲︓0~200% 右 MAX
初期設定内容
トリマを右に回すと指令速度が⼤きくなります。 ※1
設定範囲︓0~4000 [r/min]
トリマによる速度設定の最⼤値はPn040により変更できます。※2
機能名
VR1 内蔵トリマ1
(速度設定器)
記号
VR4 内蔵トリマ4 未使⽤
※1 出荷時は内蔵トリマ1の機能は無効となっています。内蔵トリマ1を有効にする場合は、ユーザ定数(Pn000)を「4」に
    変更してください。初期設定は外部アナログ指令です。
※2 トリマによる速度設定の最⼤値は5000[r/min]まで設定可能ですが、モータが回転可能な速度は
4000[r/min]までです。
9
■A-SDNB080L4
概略質量=0.73k
g
3. 外形⼨法
10
■据え付け環境
※ドライバを設置する際は異物の混⼊が無いよう、配電盤に⼊れるなど対策を施してください。
■取り付け⽅向
ドライバの取り付け姿勢に制限はありませんが、上下には30mm以上の間隔をあけてください。
振動
設置場所
2.0G以下
屋内
4. 据え付け
周囲温度
周囲湿度
⾼度
雰囲気
-10~50℃
95%RH以下(結露のなきこと)
1000m以下
腐⾷性ガス・爆発性ガス・蒸気などのないこと。
じんあいを含まない換気の良い場所であること。
30mm以上
30mm以上
11
■シンク接続例(外部電源を使⽤する場合)
外部電源を使⽤する場合は、ドライバの内蔵スイッチ(SW1)を右図のようにしてください。
※1 昇降運転や減速時などの回⽣運転時に主電源
(
+
)
と制御電源
(
を接続した状態で、バッテリーから
切り離さないでください。運転中にやむを得ず電源を切る際は、主電源
(
+
)
のみ切断してください。
※2 安全のため、初期状態は極性を反転しております。
※3 P15「■配線時の注意事項」を参照して配線してください。
※4 ブレーキを使うときの配線例です。
5. 相互配線図
内蔵スイッチ(SW1)
内蔵電源使⽤(I)
外部電源使⽤(O)
BK(W)
12V〜24V
2
3
4
5
6
7
8
9
1
主電源(+)
主電源(-)
制御電源(⊕)
I1
I2
I3
I4
マルチファンクション⼊⼒1
マルチファンクション⼊⼒2
マルチファンクション⼊⼒3
マルチファンクション⼊⼒4
I5
I6
I7
I8
マルチファンクション⼊⼒5
マルチファンクション⼊⼒6
マルチファンクション⼊⼒7 ※2
マルチファンクション⼊⼒8
IN-COM ⼊⼒コモン
RD(U)
WT(V)
モータ駆動出⼒ W相
モータ駆動出⼒ V相
モータ駆動出⼒ U相
モータ信号線
CN6
Ry
CN1
CN8
パソコン
(RS-232C)
(正転駆動指令)
(逆転駆動指令)
(速度指令選択1)
(速度指令選択2)
(加・減速時間選択)
(トルク制限値選択)
(アラームリセット/⾮常停⽌)
(パルス周波数速度指令)
M
バリスタ
19
20
21
22
10
11
12
13
14
15
16
17
30V以下
C1
E1
マルチファンクション出⼒1 ※2
C2
E2
マルチファンクション出⼒2
C3
E3
マルチファンクション出⼒3
C4
E4
マルチファンクション出⼒4
+5V 外部アナログ 5V電源
AIN 外部アナログ⼊⼒
AOUT アナログ出⼒
TGND 制御⽤グランド ※3
(異常検出)
(運転中)
(回転パルス)
(定格トルクオーバー)
Ry
※4
※1
12
■ソース接続例(外部電源を使⽤する場合)
外部電源を使⽤する場合は、ドライバの内蔵スイッチ(SW1)を右図のようにしてください。
※1 昇降運転や減速時などの回⽣運転時に主電源
(
+
)
と制御電源
(
を接続した状態で、バッテリーから
切り離さないでください。運転中にやむを得ず電源を切る際は、主電源
(
+
)
のみ切断してください。
※2 安全のため、初期状態は極性を反転しております。
※3 P15「■配線時の注意事項」を参照して配線してください。
※4 ブレーキを使うときの配線例です。
内蔵スイッチ(SW1)
内蔵電源使⽤(I)
外部電源使⽤(O)
10
11
12
13
14
15
16
17
30V以下
Ry
BK(W)
2
3
4
5
6
7
8
9
1
主電源(+)
主電源(-)
制御電源(⊕)
I1
I2
I3
I4
マルチファンクション⼊⼒1
マルチファンクション⼊⼒2
マルチファンクション⼊⼒3
マルチファンクション⼊⼒4
I5
I6
I7
I8
マルチファンクション⼊⼒5
マルチファンクション⼊⼒6
マルチファンクション⼊⼒7 ※2
マルチファンクション⼊⼒8
IN-COM ⼊⼒コモン
RD(U)
WT(V)
モータ駆動出⼒ W相
モータ駆動出⼒ V相
モータ駆動出⼒ U相
モータ信号線
CN6
Ry
CN1
CN8
パソコン
(RS-232C)
(正転駆動指令)
(逆転駆動指令)
(速度指令選択1)
(速度指令選択2)
(加・減速時間選択)
(トルク制限値選択)
(アラームリセット/⾮常停⽌)
(パルス周波数速度指令)
M
バリスタ
12V〜24V
19
20
21
22
C1
E1
マルチファンクション出⼒1 ※2
C2
E2
マルチファンクション出⼒2
C3
E3
マルチファンクション出⼒3
C4
E4
マルチファンクション出⼒4
+5V 外部アナログ 5V電源
AIN 外部アナログ⼊⼒
AOUT アナログ出⼒
TGND 制御⽤グランド ※3
(異常検出)
(運転中)
(回転パルス)
(定格トルクオーバー)
※4
※1
13
■シンク接続例(内蔵電源を使⽤する場合)
内蔵電源を使⽤する場合は、ドライバの内蔵スイッチ(SW1)を右図のようにしてください。
※1 昇降運転や減速時などの回⽣運転時に主電源
(
+
)
と制御電源
(
を接続した状態で、バッテリーから
切り離さないでください。運転中にやむを得ず電源を切る際は、主電源
(
+
)
のみ切断してください。
※2 安全のため、初期状態は極性を反転しております。
※3 P15「■配線時の注意事項」を参照して配線してください。
※4 ブレーキを使うときの配線例です。
内蔵スイッチ(SW1)
内蔵電源使⽤(I)
外部電源使⽤(O)
BK(W)
19
20
21
22
10
11
12
13
14
15
16
17
2
3
4
5
6
7
8
9
1
主電源(+)
主電源(-)
制御電源(⊕)
I1
I2
I3
I4
マルチファンクション⼊⼒1
マルチファンクション⼊⼒2
マルチファンクション⼊⼒3
マルチファンクション⼊⼒4
I5
I6
I7
I8
マルチファンクション⼊⼒5
マルチファンクション⼊⼒6
マルチファンクション⼊⼒7 ※2
マルチファンクション⼊⼒8
C1
E1
マルチファンクション出⼒1 ※2
IN-COM
C2
E2
マルチファンクション出⼒2
C3
E3
マルチファンクション出⼒3
C4
E4
マルチファンクション出⼒4
⼊⼒コモン
+5V 外部アナログ 5V電源
AIN 外部アナログ⼊⼒
AOUT アナログ出⼒
TGND 制御⽤グランド ※3
RD(U)
WT(V)
モータ駆動出⼒ W相
モータ駆動出⼒ V相
モータ駆動出⼒ U相
モータ信号線
CN6
Ry
CN1
CN8
パソコン
(RS-232C)
(正転駆動指令)
(逆転駆動指令)
(速度指令選択1)
(速度指令選択2)
(加・減速時間選択)
(トルク制限値選択)
(アラームリセット/⾮常停⽌)
(パルス周波数速度指令)
(異常検出)
(運転中)
(回転パルス)
(定格トルクオーバー)
M
バリスタ
30V以下
Ry
※4
※1
14
■配線時の注意事項
TGNDと主電源
(
-
)
がドライバの外部で接続される場合、配線の抵抗によって主電源
(
-
)
に流れる電流がTGND側に分流し、
TGND側に2A以上の電流が流れた場合、ドライバ、制御機器が破損するおそれがあります。以下の条件で配線してください。
TGNDに接続する電線︓直径0.4mm
(
AWG26
)
以下
主電源
(
-
)
に接続する電線︓直径1.6mm
(
AWG14
)
以上
制御機器 22
TGND
CN1
主電源(-)
TGND配線⻑
主電源(-)配線⻑
TGND配線⻑≧主電源(-)配線⻑
15
I/Fは主電源と絶縁はされておりませんので、配線時にはご注意ください。
■各種コネクタ仕様
■端⼦台配列
※ モータ駆動出⼒は結線場所に注意してください。結線を間違えるとモータは駆動しません。
■⼊出⼒コネクタ配列(CN1)
※1 初期設定では⼊出⼒極性が反転しています。
※2 マルチファンクション出⼒3、4は⾼速パルス出⼒に対応しています。出⼒機能の回転パルス、正転パルス、逆転パルスを
選択する場合はマルチファンクション出⼒3、4に機能を割り付けてください。
※3 電源出⼒端⼦となっております。外部から電源を接続しないでください。
※4 P15「■配線時の注意事項」を参照して配線してください。
記号 メーカー 型式 備考
端⼦台
(TM1~6) 締め付けトルク︓1.6~2.0 N・m (M5)
適合圧着端⼦︓SXA-001T-P0.6
CN8 ⽇本圧着端⼦製造 S4B-XH-A 適合ハウジング︓XHP-4
適合圧着端⼦︓SXH-001T-P0.6N
CN1 ⽇本圧着端⼦製造 S22B-PUDSS-1 適合ハウジング︓PUDP-22V-S
適合圧着端⼦︓SPUD-001T-P0.5
2 I1 マルチファンクション⼊⼒1 正転駆動指令
3 I2 マルチファンクション⼊⼒2 逆転駆動指令
端⼦番号 端⼦名 機能名 初期設定
1 IN_COM ⼊⼒コモン -
6 I5 マルチファンクション⼊⼒5 加減速時間選択
7 I6 マルチファンクション⼊⼒6 トルク制限値選択1
4 I3 マルチファンクション⼊⼒3 速度指令選択1
5 I4 マルチファンクション⼊⼒4 速度指令選択2
10 C1 マルチファンクション出⼒1 異常検出 ※1
11 E1
8 I7 マルチファンクション⼊⼒7 アラームリセット/⾮常停⽌ ※1
9 I8 マルチファンクション⼊⼒8 パルス周波数速度指令
14 C3 マルチファンクション出⼒3
(⾼速パルス出⼒対応 ※2 回転パルス
15 E3
12 C2 マルチファンクション出⼒2 運転中
13 E2
18
未使⽤
19 +5V 外部アナログ 5V電源 ※3
16 C4 マルチファンクション出⼒4
(⾼速パルス出⼒対応 ※2 定格トルクオーバー
17 E4
22 TGND 制御⽤グランド ※4
20 AIN 外部アナログ⼊⼒ 速度指令
21 AOUT アナログ出⼒ 速度(モータ実速度を出⼒)
6. 外部I/F仕様
端⼦記号
RD(U)
WT(V)
BK(W)
機能名
制御電源(+)
主電源(-)
主電源(+)
モータ駆動出⼒ U相
モータ駆動出⼒ V相
モータ駆動出⼒ W相
内容
制御電源のプラス側です。
制御電源/主電源のマイナス側です。
主電源のプラス側です。
モータと接続します。※
CN6 ⽇本圧着端⼦製造 S05B-XASK-1 適合ハウジング︓XAP-05V-1
16
■⼊出⼒コネクタピン配置(CN1)
■モータ信号コネクタ配列(CN6)※1
※1 最⼤延⻑は5mです。
※2 主電源(-)と接続しないでください。
■通信コネクタ配列(CN8)
※ 主電源(-)と接続しないでください。
端⼦番号 端⼦名 機能名
1 +15V 電源 15V
2 HALL_U ホールセンサ⼊⼒ U相
3 HALL_V ホールセンサ⼊⼒ V相
4 HALL_W ホールセンサ⼊⼒ W相
5GND 2
3 RxD データ受信
4GND グ
端⼦番号 端⼦名 機能名
1 +5V 電源 5V
2 TxD データ送信
1番端⼦切⽋き
基板
CN1
22
21
2
1
17
■外部電源使⽤時(SW1をO側に設定・初期位置 ※1)
【シンク接続】 【ソース接続】
■内蔵電源使⽤時(SW1をI側に設定 ※1)
【シンク接続】 ※1 内蔵スイッチ(SW1)の設定
※2 内蔵電源使⽤時はIN-COMは使⽤しません
※3 P15「配線時の注意事項」を参照して配線してください。
7. ⼊出⼒端⼦配線
7-1 制御⼊⼒
外部電源
+12〜24V
外部電源
+12〜24V
ドライバ
2〜9 5.1kΩ
2kΩ
+15V
SW1
IN-COM
I1〜I8
ドライバ
2〜9 5.1kΩ
2kΩ
+15V
SW1
IN-COM
I1〜I8
ドライバ
内蔵電源使⽤(I)
外部電源使⽤(O)
(初期位置)
スイッチのレバー
2〜9 5.1kΩ
2kΩ
+15V
SW1
IN-COM
I1〜I8
TGND
22
※2
※3
18
■制御出⼒最⼤定格
【シンク接続】 【ソース接続】
AIN端⼦(外部アナログ⼊⼒端⼦) に直流電圧を⼊⼒することで、速度指令値またはトルク制限値の指令が可能です。
※直流電圧の基準は外部速度設定器と直流電圧制御で異なります。以下の配線例を参考に接続してください。
■外部速度設定器配線例
外部速度設定器はオプションでご⽤意しております。
お客様でご⽤意される場合は1k~20kΩの範囲で選定してください。
■直流電圧制御配線例
アナログ出⼒ユニット等を使⽤する場合は、出⼒が絶縁されているものを推奨します。
7-2 制御出⼒
7-3 外部アナログ⼊⼒
C-E間 最⼤電圧 30V
最⼤電流 C1/E1, C2/E2 100mA
C3/E3, C4/E4 50mA
E1〜E4
10,12,14,16
11
,
13
,
15
,
17
0V
C1〜C4
外部電源
ドライバ
E1〜E4
10,12,14,16
11
,
13
,
15
,
17
0V
C1〜C4
外部電源
ドライバ
19
20
21
22
+5V
AIN
AOUT
TGND
32
1
1k~20kΩ
外部速度設定器
CN1
19
20
21
22
+5V
AIN
AOUT
TGND
DC0~+5V
または
DC0~+10V
絶縁型アナログ出⼒ユニット
CN1
負荷
負荷
19
ユーザ定数はコンピュータ(以下PCと表記)⽤のソフト「ACD-PSTool」により変更が可能です。
※「ACD-PSTool」は当社ホームページより無償でダウンロードできます。
※PC(RS-232C)とドライバの通信ケーブルはオプション品(別売)となります。
■「ACD-PSTool」は以下のOSで動作確認を⾏っております。
Windows7®、Windows8®、Windows8.1®、及びWindows10®
■属性について
各定数には属性があります。以下の説明をご覧ください。
■指令定数︓指令設定に関する定数
属性 S:モータ停⽌時or電源再投⼊時に変更適応  D:常時変更適応
8. ユーザ定数
8-1 定数の設定⽅法
8-2 定数⼀覧
内容
定数変更を⾏った際、電源再投⼊後に設定が有効になります。
電源再投⼊を⾏うまでは変更前の設定が有効となります。
定数変更を⾏った際、モータ停⽌、または、電源再投⼊後に設定が有効になります。
モータ運転中は変更前の設定が有効となります。
定数変更を⾏うと、すぐに設定が有効になります。
0.1 D
Pn021 加速時間1 0[r/min]から加減速時間基準速度(Pn025)
までの加速時間1を設定します。 s 0.00~5.00 0.1 D
Pn022 減速時間1 加減速時間基準速度(Pn025)から0[r/min]
までの減速時間1を設定します。 0.00~5.00
3000 D
速度指令6を設定します。 r/min 80~4000 3000 D
― 1~2 1 S
速度指令8を設定します。 r/min 80~4000 3000 D
80~4000
D
Pn005 速度指令5 速度指令5を設定します。 r/min 80~4000 3000 D
3000 D
設定範囲 初期値 属性
Pn001 速度指令1 速度指令1を設定します。 r/min 80~4000 3000 D
1S
Pn003 速度指令3 速度指令3を設定します。 r/min 80~4000 3000 D
3000
単位
r/min
Pn008 速度指令8
s
番号 名称 内容
Pn007 速度指令7 速度指令7を設定します。
Pn020 加・減速時間指令元
選択
加・減速時間の指令⽅法を選択します。
1 : 内蔵トリマ2
2 : 加速時間1, 減速時間1
Pn000 速度指令元選択
速度指令の指令⽅法を選択します。
1 : 外部アナログ指令
2 : PWM速度指令
3 : パルス周波数速度指令
4 : 内蔵トリマ1
5 : 速度指令1(Pn001)
Pn006 速度指令6
1~5
Pn002 速度指令2 速度指令2を設定します。 r/min 80~4000
Pn004 速度指令4 速度指令4を設定します。 r/min 80~4000
属性
D
P
S
20
/