マウンティングブラケットが適していない場合は、ブラケットの設計および製造要件を付録A:取り付けハードウェアの設計で確認してください。一部のケース
では、ブラケット設計や固定セットアップにより形状が不正確になるために、指定された取り付け公差を達成できない場合があります。計測軸とXR20W
の軸の平行度の誤差が増加するにつれ、XR20Wの計測誤差も増加します。下の図は、特定の平行度公差に対して、XR20Wの計測から引き起こ
される誤差を示しています。注:この誤差の符号によっては、軸の計測誤差が実際よりも過度に表示されたり、過少表示されたりすることがあります。
干渉計の取り付け
各種工作機械用の光学部品構成の詳細については、光学部品のセットアップセクションに示しています。
テストする機械のタイプに応じて、マグネットベース/ピラー/干渉計を主軸/機械ベッドに取り付けます。最高の計測精度を得るには、使用するエクステン
ションバーをできるだけ少なくして、干渉計をできるだけしっかり固定します。
光学部品のアライメント
1. 前のセクションで説明した通りに、XL80、XR20W、干渉計を配置します。
2. レーザーの上に気泡管水準器を置き、三脚を調整して水平にします。
3. XR20Wが干渉計と最も近づく位置まで回転軸と直線軸を移動します。
4. 必要に応じてコンポーネントと軸の位置を調整して、衝突が起こらないようにします。
5. テストセットアップの全移動範囲で、直線軸に対してレーザーを位置合わせします。
6. 干渉計の面に対して平面鏡を固定し、ビームがレーザーの出力口に戻るように、干渉計を回転します。注:この時点ではレーザーが不安定な場合
があります。
7. 直線軸全体にわたってアライメントを再度チェックし、XL80または干渉計を平行移動して前の手順で引き起こされたミスアライメントを修正しま
す。
8. テストを行う回転軸の移動範囲の端に回転軸を配置します。
9. 干渉計がXR20Wと一致するように直線軸を移動し、信号強度が最高になっていることを確認します。
10. テストセットアップの移動範囲の反対側に機械を移動し、上の2つの手順を繰り返します。