はじめに 11
ユーザーの操作またはシステムの復元のいずれかによって
Windows
ファ
イアウォールの設定がデフォルト値に戻された場合、クラスタのセット
アップを正常に行うには、ファイアウォールポート例外をリセットする必
要があります。デルでは、
PowerVault NX1950
クラスタソリューション
を導入、管理、使用するために必要なポート例外を設定するバッチファイ
ルを提供しています。バッチファイルをダウンロードして実行する手順に
ついては、
Dell PowerVault NX1950
システムの『導入ガイド』を参照し
てください。
注意:システムの障害を避けるために、Dell PowerVault NX1950 システム
の『導入ガイド』で説明されている手順を必ず守ってください。
設定ツール
ストレージアレイと
Dell PowerVault NX1950
ストレージシステムを
1
つ
のクラスタとして動作するように設定するために、次のツールが役に立ち
ます。
•
Dell
ストレージ初期化ウィザードはストレージアレイと通信し、
セットアップが完了したことを確認します。
•
Microsoft Windows Unified Data Storage Server 2003, Enterprise x64
Edition
には以下のツールが用意されています。
–
PowerVault NX1950 Initial Configuration Tasks
(
PowerVault
NX1950
初期設定タスク)ウィザード
―
PowerVault NX1950
ス
トレージシステムをクラスタの一部として設定するために使用し
ます。
–
OS
には、クラスタの管理とトラブルシューティングのために、
グラフィカルユーザーインタフェース(
GUI
)ツールの
クラス
タアドミニストレータ(別名 Cluadmin.exe)
とコマンドライン
インタフェース(
CLI
)ツールの
cluster.exe
が用意されていま
す。これらのツールの詳細については、
12
ページの「クラスタ
の管理」を参照してください。
–
Microsoft Cluster Setup
ツール
―
Windows Unified Data Storage
Server 2003, Enterprise x64 Edition
には、上級ユーザー用にクラ
スタの設定と管理のためのツールが用意されています。これらの
ツールの機能については本書では扱いません。これらのツールの
機能の詳細については、
Microsoft
のサポートサイト
support.microsoft.com
を参照してください。