CKD FS・FDシリーズ ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
SM-351463
SM-351463SM-351463
SM-351463
取扱説明書
取扱説明書取扱説明書
取扱説明書
直動形3・4方弁
直動形3・4方弁直動形3・4方弁
直動形3・4方弁
FS
FSFS
FS/
//
/FDシリー
FDシリーFDシリー
FDシリー
製品をお使いになる前に、この取扱説明書を必ずお読
みください。
特に安全に関する記述は、注意深くお読みください。
取扱説明書は必要な時にすぐ取り出してるよ
うに大切に保管しておいてください。
1
本製品を安全にご使用だくために
本製品を安全にご使用いただくためには材料、配管、電気、機構などを含めた空気圧機器に
関する基礎的な知識(ISO4414 *1 JIS B 8370 *2)を必要とします。
知識を持たない人や誤った取扱いが原因で引き起こされた事故に関して、当社は責任を負いか
ねます。
お客様によって使用される用途は多岐にわたるため、当社ではそれらを把握することができ
せん。ご使用条件によっては、性能が発揮できない場合や事故につながる場合がありますの
お客様が用途、用法に合わせて製品の仕様の確認よび使用法よく理解してから決定してく
ださい。
本製品には、さざまな安全策を実施していますが、お客様の誤った取扱いによって、事故に
つながる場合があります そのようなことがないたにも、必ず取
必ず取必ず取
必ず取扱説明書を熟読し内
扱説明書を熟読し内扱説明書を熟読し内
扱説明書を熟読し内
容を十分にご理解いただいえでご使用くさい。
容を十分にご理解いただいえでご使用くさい。容を十分にご理解いただいえでご使用くさい。
容を十分にご理解いただいえでご使用くさい。
本文中に記載してある取り扱い注意事項とあわせて下記項目についてもご注意ください
尚、注意事項は危害損害の大きさと発生の可能性の程度を明示するために「注意」「警告」
「危険」の三つに区分されています
*1) ISO 4414 : Pneumatic fluid power ・・・ Recommendations for the application
of equipment to transmission and control systems.
*2) JIS B 8370 : 空気圧システム通則
2
開梱 (3項)
配管実施寸前まで電磁弁包装袋、又は配管ポートのポート防塵
シールは外さないでください。
包装袋等を配管接続作業以前に外すと、配管ポートから異物が電
磁弁内部に入り、故障、誤作動などの原因になります。
据付け (4項)
指定仕様外での使用、特殊な用途の場合には、仕様についてご
相談ください。
設置環境 (4.1項)
a) 周囲に粉塵が多い場合は排気配管もご注意ください
電磁弁の排気ポートでは弁体作動により呼吸作用が発生し、排気
ポートの周辺の異物が吸入されたり、排気ポートが上向きの場合
には異が入とがあります。
サイレンサーを取付けるか、排気ポートを下向きに配管してくださ
い。
b) 水滴・切削油を直接かけでください。
水滴・切削油等が直接電磁弁にかかると漏電、ル焼けの原
となります。カバーやパネル内置するなどで保護してください。
シリンダのロッド部に切削油がかかる場合、シリンダを通し電磁
二次側配管内に切削油が浸入し誤動作の原因となりますので避
けてください。
c) コイルは放熱をします。
制御盤内に取付けたり、通電時間が長い場合には、通風など、放
熱を考慮してください。高温状態となります。
d) 腐蝕性、溶剤環境では使えません。
亜硫酸ガス等腐蝕性ガスおよび溶剤雰囲気での使用はしないでく
ださい
e) 振動・衝撃
振動50m/s2以上、衝撃300m/s2以上の使用は避けてください。
f) 多湿環境では温度変化により結露を生ずる場合がありますの
でお避けください。
g) 爆環境では使用できません。防爆用電磁弁をお選びくだ
い。
h) 海岸付近、雷の発生しやすい場所等、オゾンの濃度が高い場
所ではパッキン、ガスケットの劣化が早くなる場合があります。
3
据付け方法 (4.2項)
電磁弁の取付には、配管で支持する取付方法をとらないでくださ
い。
電磁弁本体を取付け固定してください。
FS1については、コイル部を上にした垂直姿勢又は水平姿勢で
付けてください
FS1以外の電磁弁については、水平姿勢で取付けてください。
配管方法 (4.3項)
a) 配管接続時には適正トルクで締付けてください
空気漏れ、ねじ破損防止が目的です。ねじ山にキズを付けないよ
うに、初めは手で締め込んでから、工具をご使用ください。
b) 配管接続部の結合部が装置の動き、振動、引張りなどによっ
てはずないように配管してください。
空気圧回路の排気側配管の離脱によりアクチュエータの速度制御
ができなくます。
チャック保持機構の場合にはチャック解放となり、危険な状態が生
じます。
c) 配管接続が完了して圧縮空気を供給する際、必ず配管接続部
分のすべての部分の空気漏れのなことを確認してください
d) 配管接続が完了して圧縮空気を供給する場合、急激に高い
力が掛からないように供給してください。
配管接続がはずれ、配管チューブが飛びはねて、事故が発生しま
す。
e) 磁弁の排気ポートは配管接続ポートの口径以下に絞らない
ようにしてください。
排気がスムーズにされないと、アクチュエータが正常に作動しませ
ん。マニホールドの場合には排気が他の電磁弁の正常な作動を妨
げることがあります。
f) 異物の除去
配管内のさび等は動作不良・弁座漏れの原因となります。電磁弁
の直前には5μm以下のフィルタを入れてください
g) 給気
給気配管は絞らないでくさい。多連数動作時の圧力低下により
動作遅れ不具合が生ずることがあります。
4
配線方法 (4.4項)
電気配線を実施する場合には取扱説明書を熟読し、十分に理解
して分解、組立て作業を行っください。
電磁弁の構造と作動原理を理解して安全性が確保できる知識が
必要です。
a)電源の電圧、交流、直流を確認してら通電してださい。
b)FS5・FD5については、電源の周波数により使用する電線色
が異なります。
1)周波数をご確認後、配線を行ってくださ
(使用電線…50Hz:青・灰色、60z:青・黄色)
2)未使用の電線には絶縁処理を行ってください。
手動操作 (5.2項)
a) 手動操作装置を作動させた場合は必ず原点 (初期位置) に復
帰させてから、装置の運転をしてください
b) 動操作にあたっては、作動するシリンダの近くに人がいない
ことを確認して行ってください。
エアー質 (5.3項)
a) 圧縮空気以外は供給しないでください。
b) 圧縮空気には腐食性ガスを含まない清浄な空気をご使用くだ
さい。
c) 必ずルブリケータ等で、給油(タービン油1種(無添加)ISO
VG32)を行ってください。
a) 圧縮空気中には多量のドレン、酸化オイル、タール、異物、配
管のさびが含まれ作動不良や短寿命など故障の原因とな
す。また、排気は環境汚染にもますので、エアー質の改良
(クリーンエアー) を行ってください。
b) スピンドル油・マシン油はゴム部品の膨張等により作動不良を
おこしますので使用ないでください
5
定期点検 (6.1項)
メンテナンスを行う場合は、事前に電源を切り、供給圧縮空気
止め、残圧の無いことを確認してら行ってください。
安全確保に必要な条件です
メンテナンス管理が正しく実施されるように、日常点検、定期点検
を計画的に実施してください
メンテンスの管理が十分でない場合には製品の機能が著しく低
下して短寿命、破損誤作動などの不具合や事故を招きます。
分解・組立方法 (6.2項)
電磁弁の分解、組立を実施する場合には取扱説明書を熟読し、
十分に理解して分解、組立作業を行っください。
電磁弁の構造と作動原理を理解して安全性が確保できる知識が
必要です。
空気圧技能検定2級以上のレベルです。
作成 2004.11.17
6
FS1
FS2FS5
FD2FD5
FDC34FDO34
取扱説明書 No SM-351463
1. 製品各部の名称とはたらき ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
2. SI 単位系 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
3. 開梱 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
4. 据付け
4.1 設置環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
4.2 据付け方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
4.3 配管方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
4.4 配線方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
5. 適切な使用方法
5.1 動作説明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
5.2 手動操作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
5.3 エアー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
5.4 電気回路・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
6. 保守
6.1 定期点検・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
6.2 分解・組立方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
7. 故障と対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
8. 製品仕様および形番表示方法
8.1 製品仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27
8.2 形番表示方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
8.3 消耗部品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
7
1. 製品各部の名称とはたらき
FS1 FS2~FS5
FD2~FD
FDC3・4、FDO3・4
No.
電磁弁本体 直動式メタルスプール弁です。
手動装置 手動操作時に使用します。 ンロック及びロック式があります。
電線接続部 給電回路に結線します。
サブプレート 配管用プレートです。
配管ポート SP)は給気、E1R1)・E2R2)は排気、C1A)・C2Bは出力ポートです。
取付ねじ サブプレートに電磁弁本体を固定します。
⑤ ④
8
2. SI単位系
SI単位と従来単位の換算
本取扱説明書SI単位 (国際単位系) にて記載されております。
おもなSI単位と従来単位の換算について表の通りです。
SI単位換算表 (太字の単位がSI単位です)
●力
N dyn kgf
1 1×105 1.01972×10-1
1×10-5 1 1.01972×10-6
9.80665 9.80665×105 1
●応力
Pa又はN/m2 MPaN/mm2 kgf/mm2 kgf/cm2
1 1×10-6 1.01972×10-7 1.01972×10-5
1×106 1 1.01972×10-1 1.01972×10
9.80665×106 9.80665 1 1×102
9.80665×104 9.80665×10-2 1×10-2 1
注:1Pa=1N/m2, 1MPa=1N/mm2
●圧力
Pa kPa MPa bar kgf/cm2 atm mmH2O mmHgTorr
1 1×10-3 1×10-6 1×10-5 1.01972×10-5 9.86923×10-6 1.01972×10-1 7.50062×10-3
1×103 1 1×10-3 1×10-2 1.01972×10-2 9.86923×10-3 1.01972×102 7.50062
1×106 1×103 1 10 1.01972×10 9.86923 1.01972×105 7.50062×103
1×105 1×102 10-1 1 1.01972 9.86923×10-11.01972×104 7.50062×102
9.80665×104 9.80665×10 9.80665×10-2 9.80665×10-11 9.678410-11×104 7.35559×102
1.01325×105 1.01325×102 1.01325×10-1 1.01325 1.01323 1 1.03323×104 7.60000×102
9.80665 9.80665×10-3 9.80665×10-6 9.80665×10-5 1×10-4 9.678410-5 1 7.35559×10-2
1.33322×102 1.33322×10-1 1.33322×10-4 1.33322×10-3 1.35951×10-3 1.31579×10-3 1.35951×10 1
注:1Pa=1N/m2
換算例 (圧力の場合) 1kgf/cm2 0.
0.0.
0.0980665MPa
0980665MPa0980665MPa
0980665MPa
1MPa
1MPa1MPa
1MPa 1.01972×10kgf/cm2
SI 単位
9
3. 開梱
配管実施寸前まで電磁弁包装袋、又は配管ポートのポート防塵
シールは外さないでください。
包装袋等を配管接続作業以前に外すと、配管ポートから異物が電
磁弁内部に入り、故障、誤作動などの原因になります。
(1) ご注文の製品と製品に表示されている製品形番とが、同一であることを確認してください。
(2) 製品外部に損傷を受けていないか確認してください
(3) 製品に取扱注意書などが、添付されている場合は、この取扱説明書と合せよく読んでからご使用ください。
10
4. 据付け
指定仕様外での使用、特殊な用途の場合には、仕様についてご
相談ください。
4.1 設置環境
a) 周囲に粉塵が多い場合は排気配管もご注意ください
電磁弁の排気ポートでは弁体作動により呼吸作用が発生し、排気
ポートの周辺の異物が吸入されたり、排気ポートが上向きの場合
には異物が入ることがあります。
サイレンサーを取付けるか、排気ポートを下向きに配管してくださ
い。
b) 水滴・切削油を直接かけでください。
水滴・切削油等が直接電磁弁にかかると漏電、コイル焼けの原因
となります。カバーやパネル内に設置するなどで保護してください。
シリンダのロッド部に切削油がかかる場合、シリンダを通し電磁弁
二次側配管内に切削油が浸入し誤動作の原因となりまので
けてください。
c) コイルは放熱をします。
制御盤内に取付けたり、通電時間が長い場合には、通風など、放
熱を考慮してください。高温状態となります。
d) 腐蝕性、溶剤環境では使えません。
亜硫酸ガス等腐蝕性ガスおよび溶剤雰囲気での使用はしないでく
ださい
e) 振動・衝撃
振動50m/s2以上、衝撃300m/s2以上の使用は避けてください。
f) 多湿環境では温度変化により結露を生ずる場合がありますの
でお避けください。
g) 爆環境では使用できません。防爆用電磁弁をお選びくだ
い。
h) 海岸付近、雷の発生しやすい場所等、オゾンの濃度が高い場
所ではパッキン、ガスケットの劣化が早くなる場合があります。
11
4.2 据付け方法
電磁弁の取付には、配管で支持する取付方法をとらないでくださ
い。
電磁弁本体を取付け固定してください。
FS1については、コイル部を上にした垂直姿勢又は水平姿勢で
付けてください
FS1以外の電磁弁については、水平姿勢で取付けてください。
4.2.1 磁弁の周囲には取付け、取外し、配線、配管作業のためのスペースを確保してく
さい。
4.2.2 据付け方法
1) ダイレクト配管タイプ(FS1
4箇所の貫通穴又はねじ穴を使用してください。
2) サブプレート配管タイプ(F1以外)
4箇所の取付穴を使用してください。
4-M6(深さ 10 4-φ5.5
4-取付穴
形番 取付穴
FS/FD2
FS/FD3
FDC/FDO3
φ65
FS/FD4
FS/FD5
FDC/FDO4
φ9
12
4.3 配管方法
a) 配管接続時には適正トルクで締付けてください
空気漏れ、ねじ破損防止が目的です。ねじ山にキズを付けないよ
うに、初めは手で締め込んでから、工具をご使用ください。
b) 配管接続部の結合部が装置の動き、振動、引張りなどによっ
てはずないように配管してください。
空気圧回路の排気側配管の離脱によりアクチュエータの速度制御
ができなくます。
チャック保持機構の場合にはチャック解放となり、危険な状態が生
じます。
c) 配管接続が完了して圧縮空気を供給する際、必ず配管接続部
分のすべての部分の空気漏れのなことを確認してください
d) 配管接続が完了して圧縮空気を供給する場合、急激に高い
力が掛からないように供給してください。
配管接続がはずれ、配管チューブが飛びはねて、事故が発生しま
す。
e) 磁弁の排気ポートは配管接続ポートの口径以下に絞らない
ようにしてください。
排気がスムーズにされないと、アクチュエータが正常に作動しませ
ん。マニホールドの場合には排気が他の電磁弁の正常な作動を妨
げることがあります。
f) 異物の除去
配管内のさび等は動作不良・弁座漏れの原因となります。電磁弁
の直前には5μm以下のフィルタを入れてください
g) 給気
給気配管は絞らないでくさい。多連数動作時の圧力低下により
動作遅れ不具合が生ずることがあります。
適正締付トルク
接続ねじ 締付トルク Nm
Rc1/4 68
Rc3/8 13~15
Rc1/2 16~18
Rc3/4 1940
Rc1 41~70
13
4.3.1 シール剤
シール剤の使用については、配管内に入り込まないよう十分注意するとともに、外部漏れのないようにして
ください。
ねじ部にフッ素樹脂製のシールテープを巻く場合は、ねじの先端を12山残してシールテープを23
に巻きつけ、爪先で押さえてねじに密着さてください。液状のシール剤を使用するも、ねじの先端から1
2山残して多すぎないように注意しながら塗布してください。
めねじ側へ塗布しないようにしてください。
4.3.2 フラッシング
配管前には配管チューブ、電磁弁、関連機器などのフッシングを行い、異物を取り除いてください
4.3.3 排気ポートについて
排気エアーは極力絞られないように注意してください。シリンダの応答遅れを生ずる場合があります
リンダ・電磁弁間でスピード調整してください。
(正) (誤) (正 (誤)
●シ-ルテ-プ ●固形・液状シ-ル剤
固形
液状
シール剤
固形
液状
シール剤
据付
14
4.3.4 配管接続ついて
(1) 適用チューブ
ンタッチ継手には、当社指定のチューブをご使用ください。
ソフトナイロン (F-1500シリーズ)
ウレタン (U-9500シリーズ)
(2) スパッタが飛散する雰囲気では、難燃性ューブ又は金属鋼管をご使用ください。
(3) 油空圧兼用配管は、油圧ホースをご使用ください。
スパイラルチューブに標準のワンタッチ継手を使用する場合は、チューブ根元をホースバンド固定し
ください。回転が発生し、保持能力が減少す。
高温雰囲気で締結継手をご使用ください。ワンタッチ継手は使用不可です。
(4) 一般市販チューブをご使用になる場合は外形寸法精度および肉厚、硬度にご注意ください。ウレタ
ューブの硬度93°以上 (ゴム硬度計) のものをご使用ださい
径精度、硬度を満足しないチューブの場合チャック力が低下し、抜けたり挿入しにくくなる場合がありま
す。
チューブ寸法
内径 mm
外径 mm ナイロン ウレタン
φ6 φ4 φ4
φ8 φ5.7 φ5
φ10 φ7.2 φ6.5
φ12 φ8.9 φ8
(5) チューブの曲げ半径
チューブの曲げ半径は最小曲げ半径以上とてください。抜けや漏れの原因になります
最小曲げ半径 mm
チューブ径 ナイロ ウレタ
φ6 20 20
φ8 30 30
φ10 40 40
φ12 55 50
(6) チューブの切断
チューブカッターを使用し、軸方向と垂直に切断してください。斜めに切られたチューブを挿入すると空
気漏れの原因になります。
(7) チューブ接続状態
継手の先端部から、使用チューブ外径分の長さの直線部を設け、継手挿入口での急な曲げ配管は避け
てください。横方向へのチューブ引張り力は40Nを超えないようご注意ください。
(8) 適用ブランクプラグ
ンタッチ継手には、当社指定のブランクプラグをご使用ください。
ブランクプラグ (GWP-Bシリー)
外径公差
ソフト・ハードナイロン ±0.1mm
ウレタ φ6 +0.1mm
-0.15mm
ウレタ φ8・10・12 +0.1mm
-0.2mm
15
4.4 配線方法
電気配線を実施する場合には取扱説明書を熟読し、十分に理解
して分解、組立て作業を行っください。
電磁弁の構造と作動原理を理解して安全性が確保できる知識が
必要です。
a)電源の電圧、交流、直流を確認してら通電してださい。
b)FS5・FD5については、電源の周波数により使用する電線色
が異なります。
1)周波数をご確認後、配線を行ってくださ
(使用電線…50Hz:青・灰色、60z:青・黄色)
2)未使用の電線には絶縁処理を行ってください。
1) 配線上の注意
(1) 電線は芯線0.75mm2以上の電線を使用してください。
(2) 電気回路保護用とて、容量3Aのューズ等を入れてください。
(3) 電気回路スィッチはできる、接点容量10A以上のスナップアクションのもの、又はリレーを使用して
ださい
(4) 電圧は定格電圧の±10%範囲内でご使用くだ
(5) 漏電防止のため、防湿・防滴に十分配慮してください。
2) 電線接続
名称 グロメットリード (標準) 丸形端子箱 丸形端子箱、グラン
オプション記号 無記号
シングダブル・3PO
G1/2 グランド
16
E1
(
R1
)
C1
(
A
)
S
(
P
)
C2
(
B
)
E2
(
R2
)
5. 適切な使用方法
5.1 動作説明
機種 動作図 動作説明
FS1 非通電時 (図示)
S
C E
SOL B 通電
S C
E
FS2~FS5 非通電時 (図示)
S(P) C1(A)
C2(B) E2(R2)
SOL B 通電
S(P) C2(B)
C1(A) E1(R1)
FD2~FD SOL A 通電時 (図示)
S(P) C1(A)
C2(B) E2(R2)
SOL B 通電
S(P) C2(B)
C1(A) E1(R1)
通電後、電気を切ってもその切換位置
を自己保持します。
FDC3・4
FDO3・4 ◎FDC3・4非通電時 (図示)
S(P)C1(A)・C2(B)E1(R1)E(R2)は閉
◎FDO3・4非通電時
S(P)
C1(A) E1(R1)
C2(B) E2(R2)
SOL A 又はSOL B 通電時
D2FD5を参照ください。
EC
S
E1
(
R1
)
C1
(
A
)
S
(
P
)
C2
(
B
)
E2
(
R2
)
E1
(
R1
)
C1
(
A
)
S
(
P
)
C2
(
B
)
E2
(
R2
)
使用方法
17
5.2 手動操作
a) 手動操作装置を作動させた場合は必ず原点 (初期位置) に復
帰させてから、装置の運転をしてください
b) 動操作にあたっては、作動するシリンダの近くに人がいない
ことを確認して行ってください。
ノンロック式手動装置 ロック式手動装置
オプション記号 無記号
1) 手動装置
長期放置された場合は、始動前に手動にて作動確認を行ってくだ
2) ノンロック式手動装置
ノンロック手動装置はソレノイド組立側面のゴムキャップを取り外した後、ドライバー等でソレノイド組立内の
プランジャが突き当たるまで押してください。
シングルソレノイド・3位置タイプでは手動装置を押している間バルブは通電時と同じ状態になり、離す
帰します。
ダブルソレノイドでは()側の手動装置を押すと、A()電時と同じ状態に切替わり、手動装置を離して
も、スプールはその状態を保持します。復帰させるには、B()の手動装置を操作します。
手動操作終了後は、ゴムキャップを付けてください。
3) ロック式手動装置
ロック式手動装置はマイナスドライバーで押した後90°程度回すとバルブは通電時と同じ状態になりロック
されます。(回転方向は左右どちらでも回ります。
ロックされた状態から更90°回転又は戻すとロック解除となります。
ロック式手動装置は平常運転開始前は必ずロック解除してください。
ゴムキャップ
使用方法
OFF
ON
ON
手動装置
18
5.3 エアー質
a) 圧縮空気以外は供給しないでください。
d) 圧縮空気には腐食性ガスを含まない清浄な空気をご使用くだ
さい。
e) 必ずルブリケータ等で、給油(タービン油1種(無添加)ISO
VG32)を行ってください。
a) 圧縮空気中には多量のドレン、酸化オイル、タール、異物、配
管のさびが含まれ作動不良や短寿命など故障の原因とな
す。また、排気は環境汚染にもますので、エアー質の改良
(クリーンエアー) を行ってください。
b) スピンドル油・マシン油はゴム部品の膨張等により作動不良を
おこしますので使用ないでください
5.3.1 給油
FS/FDシリーズは給油が必要です。必ずルブリケータ等で、給油(タービン油1種(無添加)ISO VG32)
を行ってください。
5.3.2 ドレン
(1) 空気圧配管内、空気圧機器の内部で温度降下するとドレンが生じます。
(2) ドレンは空気圧機器内部の空気流路に入り、流路を瞬間的に閉塞させて作動不良の原因となります
(3) ドレンによりさびが発生し、空気圧機器の故障の原因となります。
5.3.3 混入異物
1) 空気圧縮機の酸化油分やタール、カーボなどが存在しない圧縮空気を使用してくだ
(1) 気圧機器内部に酸化油分やタール、カーボンなどが入り固着して摺動部分の抵抗を増大させ、作動
不良の原因となり
(2) 酸化油分やタール、カーボンなどに給油した潤滑油が混ざり、空気圧機器の摺動部分を磨耗させます。
2) 固形異物が存在しない圧縮空気を使用てください。
(1) 圧縮空気の固形異物は空気圧機器内部に入り、摺動部分の磨耗、固着現象を引き起こしす。
5.3.4 エアー質の改良
圧縮空気中には多量のドレン (水、酸化オイル、タール、異物) が含まれています。これらは空気圧縮機器
の故障原因となりすの、アフタークーラー・ドライヤによる除湿、エアーフィルタによる異物除去、タール除
去用エアーフィルタによるタール除去等により、ー質の改良 (リーンエアー) を行ってください。
使用方法
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5.4 電気回路
(1) ブルソレノイ・3位置タイプについては、同時通電はコイル焼損の原因となります。
同時通電にならないような電気回路とてください。
(2) 連続通電される場合はソレノイドの表面温度が上昇します。
異常ではありませんが通風や放熱を考慮してくだい。
使用方法
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CKD FS・FDシリーズ ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル