Dell Lifecycle Controller Integration for System Center Configuration Manager Version 1.3 ユーザーガイド
- タイプ
- ユーザーガイド
Dell Lifecycle Controller Integration for System Center Configuration Manager Version 1.3 は、Dell 製サーバーを Microsoft System Center Configuration Manager (ConfigMgr) でリモート管理するための統合ソリューションです。ConfigMgr を使用して、オペレーティングシステムをデプロイおよび管理したり、サーバーのライフサイクルを自動化したりすることで、サーバー管理を効率化できます。
この統合により、ConfigMgr から直接、サーバーのファームウェアアップデートや設定変更を実行したり、サーバーのハードウェア情報を収集したりすることが可能になります。また、ConfigMgr のレポート機能を利用して、サーバーのインベントリやコンプライアンス状況を把握することもできます。
Dell Lifecycle Controller Integration for System Center Configuration Manager Version 1.3 を使用することで、サーバー管理にかかる時間を削減し、サーバー環境のセキュリティと可用性を向上させることができます。
Dell Lifecycle Controller Integration for System Center Configuration Manager Version 1.3 は、Dell 製サーバーを Microsoft System Center Configuration Manager (ConfigMgr) でリモート管理するための統合ソリューションです。ConfigMgr を使用して、オペレーティングシステムをデプロイおよび管理したり、サーバーのライフサイクルを自動化したりすることで、サーバー管理を効率化できます。
この統合により、ConfigMgr から直接、サーバーのファームウェアアップデートや設定変更を実行したり、サーバーのハードウェア情報を収集したりすることが可能になります。また、ConfigMgr のレポート機能を利用して、サーバーのインベントリやコンプライアンス状況を把握することもできます。
Dell Lifecycle Controller Integration for System Center Configuration Manager Version 1.3 を使用することで、サーバー管理にかかる時間を削減し、サーバー環境のセキュリティと可用性を向上させることができます。
Microsoft System Center
Configuration Manager
用 Dell
Lifecycle Controller
Integration
バージョン 1.3
インストールガイド
メモ
メモ：
コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
____________________
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2011 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。
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®
、
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および Windows Vista
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は米国およびその他の国々における Microsoft
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の商標または登録商標です。Red Hat Enterprise Linux
®
および Enterprise Linux
®
は、米
国およびその他の国における
Red Hat, Inc. の登録商標です。
商標または製品の権利を主張する事業体を表すためにその他の商標および社名が使用されていること
があります。それらの商標や会社名は、一切
Dell Inc. に帰属するものではありません。
2011 - 11
目次
3
目次
1 はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
前提条件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
検出とハンドシェイクに使用するアカウントの
設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
ソフトウェアの前提条件と必要条件. . . . . . . . . . . . 8
コンポーネント固有の前提条件 . . . . . . . . . . . 9
ConfigMgr 用 DLCI のインストール . . . . . . . . . . . 13
両方のコンポーネントのインストール . . . . . . . 14
Dell Lifecycle Controller Utility のみの
インストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
Dell Provisioning Server のみのインストール . . . 16
ユーザーアカウントコントローラが有効となって
いるシステム上へのインストール . . . . . . . . 17
ConfigMgr 用 DLCI の以前のバージョンからの
アップグレード
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
アップグレードの前提条件 . . . . . . . . . . . . . 18
ConfigMgr 用 DLCI バージョン 1.3 への
アップグレード . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
インストーラの変更オプションの使用 . . . . . . . . . 19
インストーラの修復オプションの使用 . . . . . . . . . 20
ConfigMgr
用 DLCI のアンインストール . . . . . . . . . 21
Microsoft Windows Server 2003 の場合 . . . . . 21
Microsoft Windows Server 2008 の場合 . . . . . 21
2 トラブルシューティング . . . . . . . . . . . . 23
システムに DPS をインストール中のエラー. . . . . . . 23
4
目次
はじめに 5
はじめに
本書は、
Microsoft System Center Configuration Manager
（
ConfigMgr
）用
Dell Lifecycle Controller Integration
（
DLCI
）のセット
アップのためのソフトウェア前提条件およびその他の要件に関する情報を提供
します。このガイドでは、
ConfigMgr
用
DLCI
のインストール、アップグ
レードおよびアンインストールの手順を説明します。
前提条件
Microsoft System Center Configuration Manager
用
Dell Server
Deployment Pack
（
ConfigMgr
用
DSDP
）
バージョン
1.2
またはそれ以降
を使用した、オペレーティングシステムの導入方法についての知識が必要です。
詳細については、
support.dell.com/manuals
で入手できる『
Dell Server
Deployment Pack for Microsoft System Center Configuration Manager
User
’
s Guide
』（
Microsoft System Center Configuration Manager
用
Dell Server Deployment Pack
ユーザーズガイド）を参照してください。
ConfigMgr
用
DLCI
のインストール前に、以下を完了しておいてください。
1
検出とハンドシェイクに使うアカウントを設定します。詳細については、
検出とハンドシェイクに使用するアカウントの設定を参照してください。
2
ソフトウェア前提条件および必要条件が満たされていることを確認してくだ
さい。詳細については、
ソフトウェアの前提条件と必要条件を参照してくだ
さい。
3
コンポーネント固有の前提条件が満たされていることを確認してください。
詳細については、
コンポーネント固有の前提条件を参照してください。
検出とハンドシェイクに使用するアカウントの設定
ConfigMgr
サーバーへのアクセスに
Provisioning Server
の管理者アカウン
トを使用しない場合には、最低限のアクセス権を持ったユーザーアカウントを
作成します。
メモ：
Active Directory で認証されたユーザーの資格情報を提供することで、DLCI
をインストールし、その後 Active Directory 以外で認証されたユーザーの資格情報
を使ってターゲットシステムの検出とハンドシェイクを行う場合、検出とハンド
シェイクは失敗します。これを解決するには、
Active directory の資格情報を無効
化します。
6 はじめに
最低限のアクセス権限を持ったユーザーアカウントを作成するには、次の手順
を実行します。
1
Dell Provisioning Server
はデータ検出レコード（
DDR
）をサイトサー
バーの受信箱に書き込む際にこのアカウントを摸作するため、ドメインに
ユーザーアカウントを作成します。
2
ユーザーに次のアクセス権を付与します。
•
コレクション
—
読み取り、変更、および作成
•
サイト
—
読み取りおよびコンピュータ入力のインポート
3
Windows Management Instrumentation (WMI)
へのユーザーアクセス
を設定します。詳細については、
WMI
へのユーザーアクセスの設定を参照
してください。
4
DDR
受信箱にファイルを書き込むための共有とフォルダのアクセス権を付
与します。詳細については、
共有およびフォルダの権限の付与を参照してく
ださい。
WMI へのユーザーアクセスの設定
WMI
へユーザーがリモートでアクセスできるように設定するには、次の手順
を実行します。
メモ：
お使いのシステムのファイアウォールが WMI 接続をブロックしないことを
確認します。
1
リモートから
DCOMCNFG.exe
を使って、このシステムの
Distributed
Component Object Model (DCOM)
にアクセスするために必要な
Dell
Provisioning Server
のユーザー権限を付与します。詳細については、
DCOM
用のユーザー権限の付与を参照してください。
2
DCOMCNFG.exe
を使って、
DCOM Config Windows Management
and Integration (WMI)
コンポーネントに必要な
Dell Provisioning
Server
のユーザー権限を与えます。詳細については、
DCOM Config WMI
用のユーザー権限の付与を参照してください。
3
ネームスペースセキュリティを設定し、アクセス権を付与します。詳細につ
いては、
ネームスペースセキュリティの設定およびアクセス権の付与を参照
してください。
4
Dell Provisioning Server
から、このアカウントのユーザー権限を検証し
ます。詳細については、
プロビジョンサーバーからのユーザー権限の検証を
参照してください。
はじめに 7
DCOM 用のユーザー権限の付与
DCOM
用のユーザー権限を付与するには、以下の手順を実行します。
1
dcomcnfg.exe
を起動します。
2
Component Services
（コンポーネントサービス）コンソールの左ペイ
ンで、
Computers
（コンピュータ）を展開し、プロビジョンサーバーコ
ンピュータを右クリックして
Properties
（プロパティ）を選択します。
3
COM Security
（
COM
セキュリティ）タブで次の操作を行います。
–
Access Permissions
（アクセス許可）で
Edit Limits
（制限の編
集）をクリックし、
Remote Access
（リモートアクセス）を選択し
ます。
–
Launch
and Activation Permission
（起動とアクティブ化のアク
セス許可）で
Edit Limits
（制限の編集）をクリックし、
Local
Launch
（ローカル起動）、
Remote Launch
（リモートからの起動）
と
Remote Activation
（リモートからのアクティブ化）を
選択します。
DCOM Config WMI 用のユーザー権限の付与
DCOM Config WMI
用のユーザー権限を付与するには、以下の手順を実行し
ます。
1
dcomcnfg.exe
を起動します。
2
My Computer
（マイコンピュータ）を展開して、
DCOM Config
を展
開します。
3
Windows Management and Integration
を右クリックして、
Properties
（プロパティ）を選択します。
4
Security
（セキュリティ）タブで、
Launch and Activation
Permission
（起動とアクティブ化のアクセス許可）から
Edit
（編集）を
クリックし、
Remote Launch
（リモートからの起動）と
Remote
Activation
（リモートからのアクティブ化）を選択します。
ネームスペースセキュリティの設定およびアクセス権の付与
ネームスペースセキュリティを設定し、アクセス権を付与するには、以下の手
順を実行します。
1
WMIMGMT.msc
を起動し、ネームスペースセキュリティを設定します。
2
WMI Control
（
WMI
コントロール）ペインで、
WMI Control
（
WMI
コントロール）を右クリックし、
Properties
（プロパティ）を選択して、
Security
（セキュリティ）タブを選択します。
3
ROOT¥SMS¥Site_
<
サイトコード
>
Namespace
に移動します。
8 はじめに
4
Execute Methods
（実行方法）、
Provide Write
（書き込み権限の提
供）、
Enable Account
（アカウントの有効化）、および
Remote
Enable
（リモートの有効化）の各権限を選択します
。
または、
ConfigMgr
で作成した
ConfigMgr
ユーザーは
SMS_Admin
グ
ループのメンバーになるため、このグループの既存の権限に
Remote
Enable
（リモートの有効化）を追加することもできます。
プロビジョンサーバーからのユーザー権限の検証
ユーザー権限を検証するには、次の手順を実行します。
1
WBEMTest
を使って、
WMI
経由で
Site Server
に接続できることを確認
します。
メモ：
Site_< サイトコード > Namespace に接続するときに、
Authentication level（認証レベル）グループボックスで Packet privacy
（パケットプライバシー）を必ず選択してください。
2
接続を確立した後、
Select*from SMS_Site
クエリを実行します。権
限が正しく割り当てられると、このコマンドはサイトコードを含むレコード
を返します。
共有およびフォルダの権限の付与
DDR
受信箱にファイルを書き込むための共有とフォルダのアクセス権を付与す
るには、次の手順を実行します。
1
ConfigMgr
コンソールの
Computer Management
（コンピュータ管
理）で、
S
MS_<
サイトコード
> share
への書き込みユーザー権限を付与
します。
2
ファイルエクスプローラ
を使って、共有場所
S
MS_<
サイトコード
> share
に移動し、
ddm.box
フォルダに移動します。ドメインユーザーにフルア
クセス権を与えます。
3
ユーザーの資格情報を使って
Dell Provisioning Server
から一時的にドラ
イブにマッピングすることでこれらの権限を確認し、新しいファイルを作
成、書込み、変更、および削除します。
ソフトウェアの前提条件と必要条件
ConfigMgr
用
DLCI
のインストール前に、以下の前提条件を完了します。
1
DLCI
をインストールするシステムに少なくとも
40 MB
の空きディスク容
量があることを確認してください。
2
Microsoft System Center Configuration Manager
（
ConfigMgr
）
2007 R2/SP2
または
ConfigMgr R3
をインストールします。
ConfigMgr
をダウンロードしてインストールする方法の詳細については、
Microsoft
TechNet
のサイト
technet.microsoft.com
を参照してください。
はじめに 9
3
ConfigMgr
用
Dell Server Deployment Pack
（
DSDP
）バージョン
1.2
をインストールします。
ConfigMgr
用
DSDP
のインストール方法の詳細に
ついては、
support.dell.com/manuals
の『
Dell Server Deployment
Pack for Microsoft System Center Configuration Manager User
’
s
Guide
』（
Microsoft System Center Configuration Manager
用
Dell
Server Deployment Pack
ユーザーズガイド）を参照してください。
4
Microsoft .NET
バージョン
3.5 SP1
をインストールします。
5
プロビジョンサーバーをインストールした
Microsoft Windows Server
2008
と
2008 R2
システムに、
Windows Remote Management
（
WinRM
）をインストールします。
コンポーネント固有のソフトウェア前提条件と必要条件については、
コンポー
ネント固有の前提条件
を参照してください。
コンポーネント固有の前提条件
ConfigMgr
用
DLCI
インストーラは、インストールの前に次の前提条件を確
認します。
初期スタートアップ中
•
Microsoft Windows Server 2003 SP1
またはそれ以降
•
Regsrv32.exe
•
Microsoft .NET
バージョン
3.5 SP1
•
WinRM
Dell Lifecycle Controller Utility（DLCU）関連
•
インストール先がプライマリサイトサーバーまたは
ConfigMgr Admin
Console
•
Dell Server Deployment Pack 1.2
またはそれ以降
•
Windows Automation Install Kit
（
Windows AIK
）
Dell Provisioning Server（DPS）関連
•
Microsoft Windows 2003 SP2
またはそれ以降
•
Internet Information Services
（
IIS
）
6
または
IIS7
•
IIS7
で
IIS WMI
互換性が有効になっている
•
IIS7
で
IIS6 WMI Metabase
互換性が有効になっている
•
icacls.exe
DPS
は、
ConfigMgr
および
DLCU
と同一のドメインに存在しています。
10 はじめに
対応 OS
表
1-1
では、
Site Server
、
Dell Provisioning Server
、および
ConfigMgr
管
理コンソールでサポートされるオペレーティングシステムの情報を示します。
この表にあるマトリクスは、
ConfigMgr
用
DLCI
のインストールでサポート
されるオペレーティングシステムを一覧表示しています。
ConfigMgr
でサポートされる設定に関する情報は、
technet.microsoft.com/en-us/library/cc161860.aspx
を参照してく
ださい。
表 1-1 Dell コンポーネント用サポートマトリクス
オペレーティングシステム
Dell Provisioning
Server
ConfigMgr Server
上の Dell Lifecycle
Controller
ユーティ
リティ（
DLCU）
SCCM 管理コン
ソール上の
DLCU
Windows Server 2003
SP1— Standard
および
Enterprise x86 Edition
Windows Server 2003
SP1— Standard
、
Enterprise、および
Datacenter x64 Edition
Windows Server 2003
SP2— Standard
および
Enterprise x86 Edition
Windows Server 2003
SP2— Standard
、
Enterprise、および
Datacenter x64 Edition
Windows Server 2003
R2 SP2 — Standard
、お
よび
Enterprise x86
Edition
Windows Server 2003
R2 SP2 — Standard
、
Enterprise、および
Datacenter x64 Edition
Windows Server 2008
— Standard
および
Enterprise x86 Edition
はじめに 11
Windows Server 2008
— Standard
、
Enterprise、および
Datacenter x64 Edition
Windows Server 2008
SP2— Standard and
Enterprise x86 Edition
Windows Server 2008
SP2— Standard
、
Enterprise、および
Datacenter x64 Edition
Windows Server 2008
R2— Standard
、
Enterprise、および
Datacenter Edition
Microsoft Windows XP
SP2 x86 Professional
Edition
Microsoft Windows XP
SP2 x64 Professional
Edition
Microsoft Windows XP
SP3 x86 Professional
Edition
Microsoft Windows XP
SP3 x64 Professional
Edition
Microsoft Windows XP
SP2 x86 Business Edition
Microsoft Windows XP
SP2 x64 Business Edition
Microsoft Windows XP
SP3 x86 Business Edition
表 1-1 Dell コンポーネント用サポートマトリクス （続き）
オペレーティングシステム
Dell Provisioning
Server
ConfigMgr Server
上の Dell Lifecycle
Controller
ユーティ
リティ（
DLCU）
SCCM 管理コン
ソール上の
DLCU
12 はじめに
サポートされる Microsoft .NET のバージョン
表
1-2
では、
ConfigMgr
用
DLCI
のインストールでサポートされる
.NET
の
バージョンを一覧表示します。
Microsoft Windows XP
SP3 x64 Business Edition
Microsoft Windows
Vista x86 Business
Edition
Microsoft Windows
Vista x64 Business
Edition
Microsoft Windows
Vista SP1 x86 Business
Edition
Microsoft Windows
Vista SP1 x64 Business
Edition
Microsoft Windows 7
x86 Edition
Microsoft Windows 7
x64 Edition
表 1-2 DLCI コンポーネントでサポートされる .NET のバージョン
Microsoft .NET の
バージョン
Dell Provisioning
Server
ConfigMgr Server
上の Dell Lifecycle
Controller
ユーティ
リティ（
DLCU）
ConfigMgr 管理コン
ソール上の
DLCU
Microsoft .NET 3.5
Microsoft .NET 3.5
SP1
Microsoft .NET 4.0
表 1-1 Dell コンポーネント用サポートマトリクス （続き）
オペレーティングシステム
Dell Provisioning
Server
ConfigMgr Server
上の Dell Lifecycle
Controller
ユーティ
リティ（
DLCU）
SCCM 管理コン
ソール上の
DLCU
はじめに 13
ConfigMgr 用 DLCI のインストール
ConfigMgr
用
DLCI
のインストーラには、
Dell Lifecycle Controller Utility
（
DLCU
）および
Dell Provisioning Server
（
DPS
）の
２
つのコンポーネント
が含まれています。
DLCU
は、
ConfigMgr
用のプラグインです。サイトサーバーに
ConfigMgr
をインストールした場合は、このオプションを選択します。
DPS
は、
Dell Server
を
ConfigMgr
にプロビジョンするためのコンポーネン
トです。
DPS
用の前提条件に適合するシステムに
DPS
をインストールするこ
とができます。
ConfigMgr
のインストールは必要ありません。
両方のコンポーネントを一緒にインストールすることも、別々のシステムに個
別にインストールすることもできます。
ConfigMgr
用
DLCI
のインストール、アップグレード、またはアンインス
トールを行うときは、事前に
ConfigMgr
を閉じておくことをお勧めします。
ConfigMgr
用
DLCI
をインストールするには、次の手順を実行します。
1
support.dell.com
→
Drivers & Downloads
（ライバとダウンロー
ド）にアクセスします。
2
製品を選択します。
Dell PowerEdge yx1x
システムが最適です。
サーバー名の形式
yxxx
。
y
はアルファベット（たとえば
M
、
R
、
T
など）
で、
x
は数字を示します。
3
OS
を選択します。
4
Category
（カテゴリ）フィールドで
All
（すべて）を選択します。
5
表示されたリスト内の
Lifecycle Controller
をクリックします。
6
Dell Lifecycle Controller Integration
オプションの
Download
（ダウンロード）をクリックします。
7
DLCI_1.3.0_Axx.zip
をダウンロードして、お使いのシステム内のフォル
ダに内容を解凍します。
8
Dell_Lifecycle_Controller_Integration_1.3.0.xxx
.
msi
パッケー
ジをダブルクリックします。
Welcome
（ようこそ）画面が表示されます。
9
Next
（次へ）をクリックします。
ライセンス契約が表示されます。
10
ライセンス契約に同意し、
Next
（次へ）をクリックします。
Setup Type
（セットアップタイプ）画面が表示されます。
11
Dell Lifecycle Controller Utility
または
Dell Provisioning Server
、ある
いはその両方を選択してインストールします。
14 はじめに
両方のコンポーネントのインストール
ConfigMgr
用
DLCI
を
Site Server
または
管理コンソールにインストールす
るには、次の手順を実行します。
1
Custom
Setup
（カスタムセットアップ）画面から、
Dell Lifecycle
Controller Utility
および
Dell Provisioning Server
オプション
の
両方を選択して、
Next
（次へ）をクリックします。
両方のオプションを示すカスタムセットアップ設定の確認画面が表示
されます。
2
Next
（次へ）をクリックします。
Dell Provisioning Service User Credentials for ConfigMgr
Access
（
ConfigMgr
アクセス用
Dell Provisioning Service
ユーザー資
格情報）画面が表示されます。
3
次のいずれかの手順を実行します。
–
サイトサーバー上で、
Dell Provisioning
サービスが
ConfigMgr
にア
クセスするために使用する（必要な権限のある）アカウントを、新しく
検出された
iDRAC
搭載システムすべてに対して入力して、
Next
（次
へ）をクリックします。
–
IIS
搭載の
ConfigMgr
管理コンソール上で、プライマリサイトサー
バー名、ユーザー名、パスワードを入力して
Next
（次へ）をクリック
します。この情報は、新しく検出された
iDRAC
搭載システムすべてに
プロビジョニングされます。
Dell Lifecycle Controller Utility User Credentials for iDRAC
Access
（
iDRAC
アクセス用
Dell Lifecycle Controller Utility
ユーザー
資格情報）画面が開きます。
4
iDRAC
資格情報を入力して、
Next
（次へ）をクリックします。
Change Firewall Setting
（ファイアウォール設定の変更）画面が表示
されます。
5
Add Provision Web Site Port in the firewall exception list
（ファイアウォール例外リストにプロビジョンウェブサイトポートを追加す
る）オプションを選択します。これにより、プロビジョンサーバーはファイ
アウォールが有効であっても、ターゲットシステムを検出することがで
きます。
メモ：
この画面は、インストーラで Dell Provisioning Server を選択した
場合のみ表示されます。
6
Next
（次へ）をクリックします。
Ready to Install the Program
（プログラムのインストール準備完了）
ウィンドウが表示されます。
はじめに 15
7
Install
（インストール）をクリックします。
プログレバーが表示されます。インストールが終わると、完了メッセージが
表示されます。
8
Next
（次へ）をクリックしたら、
Finish
（終了）をクリックします。
メモ：
インストール過程で、インターネット情報サービス（IIS）の下にプロビ
ジョニングウェブサイトが作成され、設定されます。
Dell Lifecycle Controller Utility のみのインストール
コンポーネント固有の要件については、
コンポーネント固有の前提条件
を参照し
てください。
メモ：
Admin Console 上で使用する前に、サイトサーバーに Dell Lifecycle
Controller Utility
を必ずインストールしてください。
Dell Lifecycle Controller Utility
のみをインストールするには、次の手順を
実行します。
1
Custom
Setup
（カスタムセットアップ）画面で、
Dell Lifecycle
Controller Utility
を選択し、かつ
Dell Provisioning Server
の選択
を解除して、
Next
（次へ）をクリックします。
2
Custom Setup Confirmation
（カスタムセットアップの確認）画面が
開いて、選択したコンポーネントが表示されます。
Next
（次へ）をクリッ
クします。
3
Dell Lifecycle Controller Utility User Credentials for iDRAC
Access
（
iDRAC
アクセス用
Dell Lifecycle Controller Utility
ユーザー
資格情報）画面で、帯域外コントローラ管理用のユーザー名とパスワードを
入力します。このアカウントは
iDRAC
にプロビジョニングされます。
4
Next
（次へ）をクリックします。
Ready to Install the Program
（プログラムのインストール準備完了）
メッセージが表示されます。
メモ：
この画面は、ConfigMgr 用 DLCI を Site Server にインストールする
ときにのみ表示されます。
5
Install
（インストール）をクリックします。
プログレバーが表示されます。インストールが終わると、完了メッセージが
表示されます。
6
Next
（次へ）をクリックしたら、
Finish
（終了）をクリックします。
16 はじめに
Dell Provisioning Server のみのインストール
コンポーネント固有の要件については、
コンポーネント固有の前提条件
を参照し
てください。
Dell Provisioning Server
のみをインストールするには、次の手順を実行
します。
1
Custom
Setup
（カスタムセットアップ）画面で、
Dell Provisioning
Server
を選択し、
Dell Lifecycle Controller Utility
の選択を解除
し
て、
Next
（次へ）をクリックします。
2
Custom Setup Confirmation
（カスタムセットアップの確認）画面が
開いて、選択したコンポーネントが表示されます。
Next
（次へ）をクリッ
クします。
3
Dell Provisioning Service User Credentials for ConfigMgr
Access
（
ConfigMgr
アクセス用
Dell Provisioning Service
ユーザー資
格情報）画面で、プライマリサイトサーバー名またはサーバーの
IP
アドレ
ス、ユーザー名、およびパスワードを入力して、
Next
（次へ）をクリック
します。
Change Firewall Setting
（ファイアウォール設定の変更）画面が表示
されます。
4
Add Provision Web Site Port in the firewall exception list
（ファイアウォール例外リストにプロビジョンウェブサイトポートを追加す
る）オプションを選択します。これにより、プロビジョンサーバーはファイ
アウォールが有効であっても、ターゲットシステムを検出することができま
す。
5
Next
（次へ）をクリックします。
Ready to Install the Program
（プログラムのインストール準備完了）
メッセージが表示されます。
6
Install
（インストール）をクリックします。
プログレバーが表示されます。インストールが終わると、完了メッセージが
表示されます。
7
Next
（次へ）をクリックしたら、
Finish
（終了）をクリックします。
はじめに 17
ユーザーアカウントコントローラが有効となっているシステム上へのイ
ンストール
サイトサーバー上で
Dell Lifecycle Controller Utility
機能をインストール
/
アンインストールするために最小限必要な権限は次のとおりです。
•
ローカルシステム管理者またはサーバードメイン管理者であること。
•
ユーザーアカウントコントローラ（
UAC
）が有効になっている
Microsoft
Windows Server 2008
オペレーティングシステムで
Run As
Administrator
（管理者として実行）を使ってコマンドプロンプトから
MSI
ファイルを起動します。
•
ConfigMgr
で最小限必要な権限：
–
サイト
=
読み取り
–
パッケージ
=
読み取り、削除、作成
UAC
対応システムに
ConfigMgr
用
DLCI
をインストールするには、次の手順
を実行します。
1
コマンドプロンプトを右クリックし、
Run As Administrator
（管理者
として実行）を選択します。
2
解凍先のフォルダから
Dell_Lifecycle_Controller_Integration_1.3.0.xxx
.
msi
ファイル
を実行します。
3
インストールウィザードに従って、システムに
DLCI
をインストールしま
す。
ConfigMgr 用 DLCI の以前のバージョンからの
アップグレード
メモ：
ConfigMgr 用 DLCI はバージョン 1.2 からバージョン 1.3 へのアップグ
レードのみをサポートしています。バージョン
1.0 またはバージョン 1.1 から 1.3
へアップグレードするには、まずバージョン 1.0 または 1.1 をアンインストールし
てからバージョン
1.3 をインストールする必要があります。バージョン 1.0 または
1.1
のアンインストールを行った場合、以前の設定は保持されませんので、バー
ジョン
1.3 のインストールを行った後で、ターゲットシステムの再検出を行う必要
があります。
18 はじめに
アップグレードの前提条件
ConfigMgr
用
DLCI
バージョン
1.3
にアップグレードする前に、次の順序で
ターゲットシステムのファームウェアをアップグレードする必要があります。
1
ターゲットシステムの
BIOS
を最新バージョンにアップグレードします。
2
ターゲットシステムの
Lifecycle Controller
をバージョン
1.5
またはそれ
以降にアップグレードします。詳細については、
support.dell.com/manuals
にある『
Dell Lifecycle Controller
USC/USC-LCE Version 1.5 User
’
s Guide
』（
Dell Lifecycle Controller
USC/USC-LCE
バージョン
1.5
ユーザーガイド）を参照してください。
Lifecycle Controller
をアップグレードするには、
ConfigMgr
バージョン
1.3
の
Firmware Upgrade Tool
を使用します。
3
ターゲットシステムの
iDRAC
を、バージョン
1.7
またはそれ以降（モノリ
シックシステムの場合）、または
iDRAC
バージョン
3.2
またはそれ以降
（モジュラーシステムの場合）にアップグレードします。詳細については、
support.dell.com/manuals
にある『
Integrated Dell Remote
Access Controller 6 (iDRAC6) Version 1.5 User
’
s Guide
』
（
Integrated Dell Remote Access Controller 6
（
iDRAC6
）バージョン
1.5
ユーザーガイド）および『
Integrated Dell Remote Access
Controller 6 (iDRAC6) Enterprise for Blade Servers Version
3.0
User’s Guide
』（
Integrated Dell Remote Access Controller 6
（
iDRAC6
）
Enterprise for Blade Servers
バージョン
3.0
ユーザーガイド）
を参照してください。
ConfigMgr 用 DLCI バージョン 1.3 へのアップグレード
ConfigMgr
用
DLCI
バージョン
1.3
へのアップグレードを行う際、インス
トーラはアップグレードを続行する前に、ターゲットシステムのファームウェ
アを最新バージョンにアップグレードするためのプロンプトを表示します。
ConfigMgr
用
DLCI
のアップグレードプロセスをそのまま続行し、ターゲッ
トシステムのファームウェアのアップデートを後から行うこともできます。
アップグレードプロセスの終了後に、検出されたターゲットシステムのファー
ムウェアのアップデートを行った場合には、
ConfigMgr
データベースにある
ターゲットシステムのファームウェア情報を更新する必要があります。詳細に
ついては、
support.dell.com/manuals
にある『
Dell Lifecycle
Controller Integration for Microsoft System Center Configuration
Manager User
’
s Guide
』（
Microsoft System Center Configuration
Manager
用
Dell Lifecycle Controller Integration
ユーザーズガイド）の
「
Using Import.exe to Update Target System Information
」
（
Import.exe
を使ってターゲットシステム情報をアップデートする）を参照し
てください。
はじめに 19
ConfigMgr
用
DLCI
をバージョン
1.2
からバージョン
1.3
にアップグレード
するには、以下の手順を実行します。
1
解凍先のフォルダから
Dell_Lifecycle_Controller_Integration_1.3.0.xxx
.
msi
ファイル
を実行します。
2
他のバージョンの
ConfigMgr
用
DLCI
が検出されたというメッセージが
ダイアログボックスに表示されます。
Yes
（はい）をクリックして続行し
ます。
Welcome
（ようこそ）画面が表示されます。
3
Next
（次へ）をクリックします。
ライセンス契約が表示されます。
4
ライセンス契約に同意し、
Next
（次へ）をクリックします。
Custom Setup
（カスタムセットアップ）画面が表示されます。
5
1
つまたは両方のコンポーネントを選択します。
6
両方のコンポーネントのインストール、
Dell Lifecycle Controller Utility
のみのインストール、または
Dell Provisioning Server
のみのインストー
ルで示された手順に従います。
メモ：
インストールウィザードを閉じてもアップグレード処理を中止するこ
とはできません。インストールウィザードを閉じると、「
Are you sure you
want to cancel Dell Lifecycle Controller Integration v1.3
installation?
」（Dell Lifecycle Controller Integration v1.3 のインストールを
終了してもよろしいですか？）というメッセージが表示されますが、
このメッ
セージへの応答内容に関係なく、アップグレードプロセスは続行されます。
インストーラの変更オプションの使用
Dell DLCI
インストーラの
Modify
（変更）オプションを使用すると、インス
トールされているプログラム機能を変更することができます。このオプション
を使用すると、次のアクションを実行できます。
•
まだインストールしていない機能をインストールする。
•
すでにインストールした機能を削除する。
まだインストールしていない機能をインストールするには、次の手順を実行し
てください。
1
解凍先のフォルダから
Dell_Lifecycle_Controller_Integration_1.3.0.xxx
.
msi
ファイル
を実行します。
2
Next
（次へ）をクリックします。インストーラは、
3
つのオプションを表
示します。
20 はじめに
3
Modify
（変更）オプションを選択します。
Custom
Setup
（カスタムセットアップ）画面が表示されます。
4
Custom
Setup
（カスタムセットアップ）画面で、まだインストールして
いない機能を選択します。
5
Install
（インストール）をクリックして、選択した機能のインストールを
開始します。
インストールが完了したら、
Finish
（完了）をインストーラを終了します。
すでにインストールした機能を削除するには、次の手順を実行します。
1
上記手順の手順
1
～手順
3
を繰り返します。
2
Custom
（カスタム）画面で、削除したい機能を選択します。
3
その機能を選択し、
This feature will not be available
（この機能を
無効にする）オプションを選択して、
Next
（次へ）をクリックします。
4
Install
（インストール）をクリックします。インストーラによりその機能
が削除されます。
インストーラの修復オプションの使用
ConfigMgr
用
DLCI
のインストールを修復するには、次の手順を実行します。
1
最初に
ConfigMgr
用
DLCI
をインストールするときに使用した
.msi
パッ
ケージをダブルクリックします。
Welcome
（ようこそ）画面が表示されます。
2
Program Maintenance
（プログラムのメンテナンス）画面で
Repair
（修復）を選択し、
Next
（次へ）をクリックします。
Ready to Repair the Program
（プログラムインストールの準備完了）
画面が表示されます。
3
Install
（インストール）をクリックします。
画面にインストールの進行状況が表示されます。インストールが完了する
と、
InstallShield Wizard Completed
（
InstallShield
ウィザードの
完了）ウィンドウが表示されます。
4
Finish
（完了）をクリックします。
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Dell Lifecycle Controller Integration for System Center Configuration Manager Version 1.3 ユーザーガイド
- タイプ
- ユーザーガイド
Dell Lifecycle Controller Integration for System Center Configuration Manager Version 1.3 は、Dell 製サーバーを Microsoft System Center Configuration Manager (ConfigMgr) でリモート管理するための統合ソリューションです。ConfigMgr を使用して、オペレーティングシステムをデプロイおよび管理したり、サーバーのライフサイクルを自動化したりすることで、サーバー管理を効率化できます。
この統合により、ConfigMgr から直接、サーバーのファームウェアアップデートや設定変更を実行したり、サーバーのハードウェア情報を収集したりすることが可能になります。また、ConfigMgr のレポート機能を利用して、サーバーのインベントリやコンプライアンス状況を把握することもできます。
Dell Lifecycle Controller Integration for System Center Configuration Manager Version 1.3 を使用することで、サーバー管理にかかる時間を削減し、サーバー環境のセキュリティと可用性を向上させることができます。
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